JP3759184B2 - 超音波血流表示方法および装置 - Google Patents

超音波血流表示方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3759184B2
JP3759184B2 JP31811094A JP31811094A JP3759184B2 JP 3759184 B2 JP3759184 B2 JP 3759184B2 JP 31811094 A JP31811094 A JP 31811094A JP 31811094 A JP31811094 A JP 31811094A JP 3759184 B2 JP3759184 B2 JP 3759184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood flow
image
signal
mode
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP31811094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08173428A (ja
Inventor
慎一 雨宮
太宝 李
隆夫 地挽
Original Assignee
ジーイー横河メディカルシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26569248&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3759184(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ジーイー横河メディカルシステム株式会社 filed Critical ジーイー横河メディカルシステム株式会社
Priority to JP31811094A priority Critical patent/JP3759184B2/ja
Priority to US08/541,539 priority patent/US5584294A/en
Priority to EP95118641A priority patent/EP0717956B1/en
Priority to DE69520066T priority patent/DE69520066T2/de
Priority to KR1019950051357A priority patent/KR0156055B1/ko
Priority to CN95120967A priority patent/CN1106826C/zh
Publication of JPH08173428A publication Critical patent/JPH08173428A/ja
Publication of JP3759184B2 publication Critical patent/JP3759184B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8906Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
    • G01S15/8979Combined Doppler and pulse-echo imaging systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
    • G01S7/52017Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
    • G01S7/52053Display arrangements
    • G01S7/52057Cathode ray tube displays
    • G01S7/5206Two-dimensional coordinated display of distance and direction; B-scan display
    • G01S7/52063Sector scan display
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/52Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
    • G01S7/52017Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
    • G01S7/52053Display arrangements
    • G01S7/52057Cathode ray tube displays
    • G01S7/52071Multicolour displays; using colour coding; Optimising colour or information content in displays, e.g. parametric imaging

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、超音波血流表示方法および装置に関する。さらに詳しくは、本発明は、超音波により、パワードプラ・モード(Power Doppler mode) で血流像をBモード像表示領域の一部に表示するに当たり、血流表示領域の移動中は血流像の代わりにBモード像を表示し、血流表示領域が止まっている時に血流像を表示するようにした超音波血流表示方法および装置である。
【0002】
【従来の技術】
医用超音波映像機器において、被検体内に超音波を照射し、ドプラ(Doppler) 信号のパワー(power)によって血流の2次元分布をカラー画像で表示することが行なわれる。ドプラ信号のパワーによって血流を表示する方法は、ドプラ信号の周波数によって血流を表示する方法とは違って、血流の方向や速度あるいは速度分散等を表示することはできないが、血流の所在とその強さを高感度かつ高S/N比で表示できるという独特の機能に鑑み、有益な血流表示方法の1つになっている。
【0003】
この種の装置においては、文献 Diagnostic Imaging, December 1993, p.66-69 に述べられているように、Bモード像表示領域の一部に血流表示領域を設けて、そこに血流像を表示するようになっている。血流表示領域は、操作器によってBモード像表示領域中で自由に移動できるようになっており、それによって、所望の関心領域の血流像を表示させることができる。
【0004】
血流像はドプラ信号のパワーに対応した色で表示され、パワーの昇順に、例えば、紫、赤、橙、黄とされる。そして、血流が無い部分はそれらとは違う色、例えば青で表示され、血流がある部分とは明瞭に区別できるようになっている。ドプラ信号のパワーによる血流像はS/N比が良いので、血流が無い部分は一様な青で塗り潰される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、例えば図6に示すように、画像表示器の表示面81上で、Bモード像表示領域82に腫瘍像83が表示されているとき、血流表示領域84をこの腫瘍像83のある部位に移動させて、その部分の血流を表示させようとする場合、移動の途中で、図7のように、血流表示領域84が腫瘍像83に重なると、腫瘍像83が隠れて見えなくなり、目標の確認ができなくなる。
【0006】
一般に、超音波の送受波器例えば超音波プローブは、操作者によって被検体に当接されるものであるから、方向が変わり易い。このため、画面を見ながら送受波器の方向のずれを直して、常に腫瘍像83が表示面81に出ているようにしなければならないが、上記のように目標が途中で見えなくなると、送受波器の向きがずれても修正できなくなる。従って、血流表示領域84に表示されている血流が間違いなく所望の部位の血流であるか、不確かになってまう。
【0007】
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、その目的は、血流表示領域を移動させている間でも、目標のBモード像を捕捉し易い超音波血流表示方法および装置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する第1の手段は、超音波ドプラ信号のパワーによる血流像をBモード像表示領域内で移動可能な血流表示領域に表示する方法において、血流表示領域の移動中は前記血流表示領域内にBモード像を表示することを特徴とする超音波血流表示方法である。
【0009】
前記の課題を解決する第2の手段は、超音波エコー信号に基づいてBモード像を形成するBモード像形成手段と、超音波ドプラ信号のパワーに基づいて血流像を形成する血流像形成手段と、前記Bモード像形成手段が形成したBモード像を表示するとともに、Bモード像表示領域内に形成される血流表示領域に前記血流像形成手段が形成した血流像を表示する表示手段と、前記血流表示領域を移動させる移動手段とを有する超音波血流表示装置において、前記血流表示領域が移動中であるときは前記血流表示領域内にBモード像を表示する表示変更手段を具備することを特徴とする超音波血流表示装置である。
【0010】
【作用】
課題を解決する第1の手段では、血流表示領域には、その移動中はBモード像が表示され、移動が止まったら血流像が表示される。
【0011】
課題を解決する第2の手段では、表示変更手段により、血流表示領域の移動中は血流表示領域にBモード像が表示され、移動が止まったら血流像が表示される。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明実施例の装置の要部の構成を示すブロック図、図2は全体構成を示すブロック図である。なお、本発明実施例の方法は、本発明実施例の装置の動作で示される。
【0013】
先ず、全体構成について説明すれば、図2において、1は送受波器、2は送受信回路、3はBモード信号処理回路、4はBモード像記憶回路、5はドプラ信号処理回路、6はCFM像記憶回路、7はRGB回路、8は画像表示器、9は制御回路、10は操作器、101はトラックボールである。
【0014】
送受波器1は、例えば超音波プローブであって、図示しない被検体に当接され、制御回路9による制御の下、送受信回路2から与えられる駆動信号に従って超音波を被検体内に照射し、被検体内から返ってくるエコー(echo)信号を検出するものである。送受信回路2は、送受波器1に駆動信号を与えると共に、検出されたエコー信号を受信および増幅し、Bモード信号処理回路3およびドプラ信号処理回路5にそれぞれ入力するものである。
【0015】
Bモード信号処理回路3は、制御回路9による制御の下、送受信回路2から与えられるエコー信号を処理して、Bモード像表示用の画像データを作成し、Bモード像記憶回路4に書き込むものであり、本実施例では、このBモード信号処理回路3が本発明のBモード像形成手段に相当する。
【0016】
ドプラ信号処理回路5は、制御回路9による制御の下、送受信回路2から与えられるエコー信号をパルスドプラ(Pulse Doppler)法により処理して、血流動態に関するCFM(Color Flow Mapping)像を表示するための画像データ、即ち、血流の速度、ドプラ信号のパワー、血流速度の分散等を表すそれぞれの画像データ(CFMデータ)を作成し、CFM像記憶回路6に書き込むものである。本実施例では、このドプラ信号処理回路5が本発明の血流像形成手段に相当する。
【0017】
Bモード像記憶回路4およびCFM像記憶回路6にそれぞれ書き込まれた画像データは、制御回路9による制御の下に読み出され、RGB回路7でカラー表示用の複数の色要素信号、例えばRGB(Red, Green, Blue)信号に変換されて、画像表示器8に与えられ、画像として表示されるようになっている。本実施例では、これらRGB回路7および画像表示器8が本発明の表示手段に相当する。
【0018】
操作器10は、それによって制御回路9を操作することにより、本実施例の装置の動作を制御するものである。操作器10には、画像表示器8の表示面上でカーソル等を動かすためのトラックボール101が備えられる。トラックボール101は、血流表示領域を動かすときにも操作されるものである。本実施例では、このトラックボール101を有する操作器10が本発明の移動手段に相当する。
【0019】
図1は、RGB回路7の詳細ブロック図である。図1において、71はBモードデータRGB変換回路、72はCFMデータRGB変換回路、73はRGB係数発生回路、701、702および703は、それぞれR信号発生回路、G信号発生回路およびB信号発生回路である。
【0020】
BモードデータRGB変換回路71は、Bモード像記憶回路4から読み出されたBモードデータをRGB信号に変換するもの、CFMデータRGB変換回路72は、CFM像記憶回路6から読み出されたCFMデータをRGB信号に変換するものである。
【0021】
RGB係数発生回路73は、BモードデータとCFMデータについてのRGB信号の係数をそれぞれ発生するものである。BモードデータのRGB信号の係数はaR ,aG ,aB 、CFMデータのRGB信号の係数はbR ,bG ,bB である。これらの係数の値は0〜1の範囲で定められる。
【0022】
これらの係数の発生は、Bモードデータ、CFMデータ、閾値Bmax 、閾値CFMTHおよびモード信号に従い、例えば下記の(1)、(2)、(3)の論理によって決められる。なお、閾値Bmax 、閾値CFMTHおよびモード信号は制御回路9から与えられるものである。
【0023】
(1)Bモードデータの値が所定の閾値Bmax を越えるときは、係数aR ,aG ,aB を全て1、係数bR ,bG ,bB を全て0とする。なお、閾値Bmax は、被検体組織の動き、即ちクラッタ(clutter) 成分に対して血流表示がなされることを防ぎ、アーチファクト(artifact)を生じさせないために設けられる。閾値Bmax は制御回路9によって調節される。
【0024】
(2)Bモードデータの値が所定の閾値Bmax 以下で、かつ、CFMデータが表すパワー値がが所定の閾値CFMTH以上であるときは、係数aR ,aG ,aB を全て0、係数bR ,bG ,bB を全て1とする。なお、パワー表示における閾値CFMTHは、信号処理中の部位が、主に血流領域(CFMTH以上)であるか、組織領域(CFMTH未満)であるかを識別するために設けられる。閾値CFMTHは制御回路9によって調節される。
【0025】
(3)それ以外のときは、Bモード像主体表示、CFM像主体表示または折衷像表示のいずれにするかに応じて、それぞれ、例えば、(aR =aG =aB =1,bR =bG =bB =0)、(aR =aG =aB =0,bR =bG =bB =1)、(aR =aG =aB =0.6,bR =bG =bB =0.3)とする。いずれの表示にするかは予め指定される。
【0026】
このような(1)、(2)、(3)の論理と画像表示との関係については、後の動作説明のところで詳しく説明する。なお、上記(1)、(2)、(3)の論理機能を有するRGB係数発生回路73は、ハードウェア(hardware)の論理回路で構成するのが動作速度を高速化できる点で好ましい。しかし、同じ機能をマイクロコンピュータ(micro computer)等のプログラムで実現することもできる。その場合は、変更や改訂等への対応が容易になる利点がある。
【0027】
R信号発生回路701は、掛算器74,75、加算器76、切換器77,78および切換制御回路79によって構成される。
掛算器74は、BモードデータRGB変換回路71から出力されるBモードデータのR信号RB に、切換器77を通じて与えられる、RGB係数発生回路73の出力係数aR または固定の係数1を掛算するものである。
【0028】
掛算器75は、切換器78を通じて与えられる、CFMデータRGB変換回路72からのCFMデータのR信号RC または固定のデータ0に、RGB係数発生回路73の出力係数bR を掛算するものである。
【0029】
加算器76は、これら掛算器74,75の出力信号を加算し、その結果を表示用のR信号として画像表示器8に与えるものである。
切換制御回路79は切換器77,78の切り換えを制御するものである。切り換えの制御は、制御回路9から与えられるモード信号と移動信号に従って行なわれる。なお、移動信号とは、血流表示領域が移動中であることを示す信号である。
【0030】
モード信号は、例えば、2ビットで4種類のモード、即ち、Bモード、速度モード、パワーモードおよび分散モードを表す信号であり、移動信号は1ビットで血流表示領域が移動中か否かを表す信号である。
【0031】
切換制御回路79は、これらの信号に基づき、下記の(4)、(5)、(6)の論理に従って切換器77,78の切り換えを制御するものである。
(4)モード信号がBモードを示しているときは、切換器77,78を接点B側に切り換える。
【0032】
(5)モード信号がパワーモードを示しているときで、かつ、移動信号が「移動中」を示しているときは、切換器77,78を接点B側に切り換える。
(6)それ以外のときは、切換器77,78を接点A側に切り換える。
【0033】
このような切換制御回路79の入力信号と出力信号の関係を表1に示す。
【0034】
【表1】
Figure 0003759184
【0035】
表1は、モードを表す2ビットの入力信号X,Yと、血流表示領域の移動を表す1ビットの入力信号Zの論理値に対する、切換制御回路79の出力信号Qの論理値を示すものである。なお、Q=0が接点A側への切り換え信号、Q=1が接点B側への切り換え信号である。
【0036】
表1を満足する出力信号Qの論理式は式1で示される。
【0037】
【数1】
Figure 0003759184
【0038】
G信号発生回路702およびB信号発生回路703も、R信号発生回路701と同様の構成を持つものであり、同様に、それぞれ表示用のG信号およびB信号を発生して画像表示器8に与える。
【0039】
このようなR信号発生回路701、G信号発生回路702およびB信号発生回路703は、ハードウェア(hardware)の論理回路で構成するのが、動作速度を高速化できる点で好ましいが、掛算器74,75、加算器76、切換器77,78および切換制御回路79と同じ機能をマイクロコンピュータ(micro computer)等のプログラムで実現することもできる。その場合は、変更、改訂等への対応が容易になる利点がある。
【0040】
このように構成された装置の操作を次に説明する。図3〜図5は、本発明実施例の装置による画像表示の一例を示す図である。なお、これらの図は、本発明実施例の方法による画像表示の一例をも示す。
【0041】
先ず、図3のように、画像表示器8の表示面81において、Bモード像表示領域82にBモード像を表示し、かつ、血流表示領域84にパワーモードの血流表示を行う状態について説明する。なお、血流表示領域84はその輪郭線によって画面上に明示される。
【0042】
図3の状態はパワーモードであるが、血流表示領域84が止まっているときは、RGB回路7のR信号発生回路701において、切換制御回路79により切換器77、78が接点A側に切り換えられている。
【0043】
このため、掛算器74により、BモードデータRGB変換回路71の出力信号RB が、RGB係数発生回路73の出力係数aR と掛算され、また、掛算器75により、CFMデータRGB変換回路72の出力信号RC が、RGB係数発生回路73の出力係数bR と掛算され、これら2つの掛算器74、75の出力信号が加算器76で加算されて、表示用のR信号として画像表示器8に与えられる。
【0044】
G信号発生回路702およびB信号発生回路703も、同様な動作状態になっており、それぞれ表示用のG信号およびB信号を形成して画像表示器8に与える。
【0045】
RGB係数発生回路73は、前記(1)〜(3)の論理に従って係数aR ,aG ,aB および係数bR ,bG ,bB を発生するから、画像表示器8には次のようなRGB信号が与えられる。
【0046】
即ち、
(1)’Bモードデータの値が閾値Bmax を越えるときは、係数aR ,aG ,aB が全て1、係数bR ,bG ,bB が全て0であるから、R信号発生回路701においては、掛算器74でBモードデータRGB変換回路71の出力信号RB に1が掛けられ、掛算器75でCFMデータRGB変換回路72の出力信号RC に0が掛けられる。この結果、加算器76の出力信号はBモードデータだけのR信号になる。G信号発生回路702およびB信号発生回路703も、同様にして、それぞれBモードデータだけのG信号およびB信号を出力する。従って、これによって画像表示器8にはBモード画像が表示される。
【0047】
(2)’Bモードデータの値が閾値Bmax 以下で、かつ、CFMデータが表す血流のパワー値が閾値CFMTH以上であるときは、係数aR ,aG ,aB が全て0、係数bR ,bG ,bB が全て1であるから、R信号発生回路701においては、掛算器74でBモードデータRGB変換回路71の出力信号RB に0が掛けられ、掛算器75でCFMデータRGB変換回路72の出力信号RC に1が掛けられる。この結果、加算器76の出力信号はCFMデータだけのR信号になる。G信号発生回路702およびB信号発生回路703も、同様にして、それぞれCFMデータだけのG信号およびB信号を出力する。従って、これによって画像表示器8には血流像が表示される。
【0048】
(3)’Bモードデータの値が閾値Bmax 以下で、CFMデータが表す血流のパワー値がCFMTHに満たないときは、Bモード像主体表示、CFM像主体表示または折衷像表示のいずれであるかに応じて、各係数はそれぞれ、例えば、(aR =aG =aB =1,bR =bG =bB =0)、(aR =aG =aB =0,bR =bG =bB =1)、(aR =aG =aB =0.6,bR =bG =bB =0.3)となる。従って、画像表示器8には、Bモード像主体表示ではBモード像だけが表示され、CFM像主体表示では血流像だけが表示され、折衷像表示ではBモード像画像と血流像が半透明状に重なり合って表示される。
【0049】
このように、BモードデータのRGB信号とCFMデータのRGB信号が、RGB係数発生回路73の出力係数付きで加算されて、画像表示用のRGB信号となることにより、それによって表示される画像は、図3のように、Bモード像表示領域82に腫瘍像83を含むBモード像を表示し、血流表示領域84に血流像を表示するものとなる。
【0050】
次に、トラックボール101を操作して、血流表示領域84を腫瘍像83の部位に移動させ、その部位の血流を表示させる場合について説明する。
血流表示領域84を移動させると、その移動中は、移動信号が「移動中」を示すから、切り換え制御回路79が切換器77、78を接点B側に切り換える。これによって、掛算器74はBモードデータRGB変換回路71の出力RB に固定係数1を掛ける状態となり、掛算器75は固定データ0に係数bR を掛ける状態となるので、加算器76の出力信号はBモード像のR信号だけになる。G信号発生回路702およびB信号発生回路703でも同様な動作が行なわれ、それぞれBモード像のG信号およびB信号が出力される。
【0051】
このため、血流の表示が禁止され、血流表示領域84にもBモード像が表示される状態になる。従って、図4のように、移動中の血流表示領域84が腫瘍像83に掛かっても、腫瘍像83は見えているので、目標を見失うことがない。即ち、血流表示領域84を移動させている間でも、目標のBモード像を捕捉し易いという効果が得られる。
【0052】
また、仮に、途中で送受波器1の方向がずれて、腫瘍像83が消えたとしても、画面を見ながら方向を探ることにより、目標の腫瘍像83を再度映し出すことができる。即ち、血流表示領域84を移動させている間、送受波器1の正しい向きを確保し易いという効果が得られる。
【0053】
目標の腫瘍像83を完全に血流表示領域84に入れたら、そこでトラックボール101の操作をやめて、領域の移動を止める。これによって、移動信号が「移動中でない」となるので、切換制御回路79は、切換器77、78を接点A側に戻し、BモードデータとCFMデータに基づくR信号が画像表示器8に与えられるようにする。G信号発生回路702およびB信号発生回路703においても同様なことが行なわれる。
【0054】
この結果、図5に示すように、血流表示領域84には確実に腫瘍部83と分かっている部位の血流が表示される。即ち、確実に所望の部位の血流を表示することができるという効果が得られる。
【0055】
なお、表示手段は、実施例のように、RGB信号によって画像をカラー表示するものに限らず、別な複数の色要素信号によってカラー表示をするものであってよく、さらには、カラーによらずにモノクローム(monochrome)の階調あるいは特定のパターン(ハッチング等)で血流を表示するものであっても、本発明における表示手段の範囲に属する。
【0056】
また、移動手段は、実施例のように、トラックボールに限るものではなく、マウス、ジョイスティック、カーソルキー、タッチパネル等、図形移動のための各種操作具は、本発明における移動手段の範囲に含まれる。
【0057】
また、表示変更手段は、実施例のような切換器77、78および切換制御回路からなるハードウェア若しくは同じ機能のソフトウェアを持つマイクロコンピュータ等に限定されない。表示変更手段は、要するに、血流表示領域の移動中は画面の表示モードをBモード表示にするものであればよく、この機能を持つものは、本発明における表示変更手段の範囲に含まれる。
【0058】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、血流表示領域の移動中は前記血流表示領域内にBモード像を表示するようにしたので、血流表示領域には、その移動中はBモード像が表示され、移動が止まったら血流像が表示される。このため、血流表示領域を移動させている間でも、目標のBモード像を捕捉し易いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明実施例の装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明実施例の装置の動作説明図である。
【図4】本発明実施例の装置の動作説明図である。
【図5】本発明実施例の装置の動作説明図である。
【図6】従来例の装置の動作説明図である。
【図7】従来例の装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 送受波器
2 送受信回路
3 Bモード信号処理回路
4 Bモード像記憶回路
5 ドプラ信号処理回路
6 CFM像記憶回路
7 RGB回路
8 画像表示器
9 制御回路
10 操作器
101 トラックボール
71 BモードデータRGB変換回路
72 CFMデータRGB変換回路
73 RGB係数発生回路
74,75 掛算器
76 加算器
77,78 切換器
79 切換制御回路
701 R信号発生回路
702 G信号発生回路
703 B信号発生回路
81 表示面
82 Bモード像表示領域
83 腫瘍像
84 血流表示領域

Claims (4)

  1. 超音波ドプラ信号のパワーによる血流像をBモード像表示領域内で移動可能な血流表示領域に表示する方法において、
    血流表示領域の移動中は前記血流表示領域内に前記血流像に換えてBモード像を表示することを特徴とする超音波血流表示方法。
  2. 請求項1に記載の超音波血流表示方法において、前記血流表示領域の移動中は前記血流表示領域の輪郭線を表示するとともに該輪郭線の内側の領域にはBモード像を表示することを特徴とする超音波血流表示方法。
  3. 超音波エコー信号に基づいてBモード像を形成するBモード像形成手段と、
    超音波ドプラ信号のパワーに基づいて血流像を形成する血流像形成手段と、
    前記Bモード像形成手段が形成したBモード像を表示するとともに、Bモード像表示領域内に形成される血流表示領域に前記血流像形成手段が形成した血流像を表示する表示手段と、
    前記血流表示領域を移動させる移動手段とを有する超音波血流表示装置において、
    前記血流表示領域が移動中であるときは前記血流表示領域内に前記血流像に換えてBモード像を表示する表示変更手段を具備することを特徴とする超音波血流表示装置。
  4. 前記表示変更手段は、前記血流表示領域が移動中であるときは、前記血流表示領域の輪郭線を表示するとともに該輪郭線の内側の領域にはBモード像を表示することを特徴とする請求項3に記載の超音波血流表示装置。
JP31811094A 1994-12-21 1994-12-21 超音波血流表示方法および装置 Expired - Lifetime JP3759184B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31811094A JP3759184B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 超音波血流表示方法および装置
US08/541,539 US5584294A (en) 1994-12-21 1995-10-10 Method and apparatus for ultrasonic blood flow display
EP95118641A EP0717956B1 (en) 1994-12-21 1995-11-27 Method and apparatus for ultrasonic blood flow display
DE69520066T DE69520066T2 (de) 1994-12-21 1995-11-27 Verfahren und Gerät zur Anzeige der Blutströmung mittels Ultraschall
KR1019950051357A KR0156055B1 (ko) 1994-12-21 1995-12-18 초음파 혈류 표시 방법 및 장치
CN95120967A CN1106826C (zh) 1994-12-21 1995-12-19 超声血流量显示设备

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31811094A JP3759184B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 超音波血流表示方法および装置
US08/541,539 US5584294A (en) 1994-12-21 1995-10-10 Method and apparatus for ultrasonic blood flow display

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08173428A JPH08173428A (ja) 1996-07-09
JP3759184B2 true JP3759184B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=26569248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31811094A Expired - Lifetime JP3759184B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 超音波血流表示方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5584294A (ja)
EP (1) EP0717956B1 (ja)
JP (1) JP3759184B2 (ja)
CN (1) CN1106826C (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3095713B2 (ja) * 1997-06-24 2000-10-10 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 超音波診断装置
US6135958A (en) * 1998-08-06 2000-10-24 Acuson Corporation Ultrasound imaging system with touch-pad pointing device
JP2003010182A (ja) * 2001-06-19 2003-01-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波撮影方法および超音波撮影装置
JP3847124B2 (ja) 2001-09-17 2006-11-15 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー ドップラ信号処理方法および装置並びに超音波診断装置
JP3984810B2 (ja) 2001-09-21 2007-10-03 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波診断装置
US6589176B2 (en) 2001-12-05 2003-07-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Ultrasonic image stabilization system and method
JP2003319939A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波撮影装置
JP3932482B2 (ja) * 2002-10-18 2007-06-20 株式会社日立メディコ 超音波診断装置
JP3691825B2 (ja) * 2003-05-20 2005-09-07 オリンパス株式会社 超音波診断装置
JP4488726B2 (ja) * 2003-12-08 2010-06-23 株式会社東芝 超音波ドプラ診断装置
JP4700926B2 (ja) * 2004-05-17 2011-06-15 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波撮像装置
EP2082262B1 (en) * 2006-10-13 2012-12-12 Koninklijke Philips Electronics N.V. 3d ultrasonic color flow imaging with grayscale invert
JP4309936B2 (ja) * 2007-01-05 2009-08-05 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置
AU2008200011B2 (en) 2007-01-05 2012-08-23 Olympus Medical Systems Corp. Ultrasonic diagnostic equipment and method for processing signal of ultrasonic diagnostic equipment
JP5231828B2 (ja) * 2008-02-04 2013-07-10 株式会社東芝 超音波診断装置、超音波画像処理装置および超音波画像処理プログラム
US20160310110A1 (en) * 2015-04-23 2016-10-27 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Acquisition control for mixed mode ultrasound imaging
US10564272B2 (en) * 2015-06-15 2020-02-18 Bk Medical Aps Display of imaging data in a moving viewport

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4448200A (en) * 1978-03-27 1984-05-15 University Of Southern California System and method for dynamic background subtraction
CN85103558B (zh) * 1985-05-07 1988-08-24 复旦大学 超声多普勒测量血流的方法及仪器
JPS62114539A (ja) * 1985-11-14 1987-05-26 富士通株式会社 超音波利用の流動表示装置
JPH0614934B2 (ja) * 1988-10-05 1994-03-02 株式会社東芝 超音波診断装置
JPH03224552A (ja) * 1990-01-31 1991-10-03 Toshiba Corp 超音波診断装置
FR2662813B1 (fr) * 1990-05-29 1992-08-14 Traitement Synthese Image Procede d'acquisition d'images d'echographie.
CN2135336Y (zh) * 1992-07-14 1993-06-09 西安交通大学 数字化超声血流量定量测量仪
US5285788A (en) * 1992-10-16 1994-02-15 Acuson Corporation Ultrasonic tissue imaging method and apparatus with doppler velocity and acceleration processing

Also Published As

Publication number Publication date
CN1106826C (zh) 2003-04-30
EP0717956A3 (en) 1998-12-02
EP0717956A2 (en) 1996-06-26
JPH08173428A (ja) 1996-07-09
CN1130499A (zh) 1996-09-11
EP0717956B1 (en) 2001-02-07
US5584294A (en) 1996-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3759184B2 (ja) 超音波血流表示方法および装置
US5908390A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
US5931784A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
US6263094B1 (en) Acoustic data acquisition/playback system and method
CN101292879B (zh) 超声波诊断装置及其控制方法
US11406362B2 (en) Providing user interface in ultrasound system
CN1736337B (zh) 超声波图像显示方法以及超声波诊断设备
JPH03224552A (ja) 超音波診断装置
CN101574269B (zh) 超声波观测装置
JPS6290144A (ja) 超音波診断装置
JPH11151240A (ja) 投影画像表示方法、投影画像生成方法および装置並びに医用画像装置
US20020028996A1 (en) Ultrasonic imaging system and display device
JPH10328180A (ja) 超音波診断装置
KR0156055B1 (ko) 초음파 혈류 표시 방법 및 장치
JP3715745B2 (ja) 超音波撮像装置
KR102227873B1 (ko) 초음파 영상의 화질을 조절하는 초음파 시스템 및 방법
JPH0417548B2 (ja)
JP4490739B2 (ja) 超音波診断装置
US20230233188A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus and ultrasonic diagnostic method
JPH07303646A (ja) 超音波診断装置
JP2000157540A (ja) 投影画像表示方法および装置並びに超音波撮像装置
JPH11206766A (ja) 超音波撮像方法および装置
JP3532129B2 (ja) 超音波診断装置
JPH048354A (ja) 超音波血流イメージング装置
JPH0221262B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140113

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term