JP3758877B2 - 電子部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、チップコンデンサやチップ抵抗器等からなるチップ部品を、回路基板上に実装させるために、これを一列に整列させながらマウンタに供給する電子部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電子部品供給装置として、特開平10−163682号公報に記載のものが知られている。この電子部品供給装置は、チップ部品をベルト搬送するタイプのバルクカセットであり、多数のチップ部品をバラの状態でストックするホッパー形状の部品ストッカと、部品ストッカの底部からチップ部品を一列に整列させた状態で間欠的に送り出す部品整列機構と、部品整列機構から受け取ったチップ部品をピックアップ部に向かって間欠搬送する搬送ベルトとを備えている。
部品整列機構は、部品ストッカの底部開口とチップ搬送路の上流端とを結ぶ導入パイプ(送出パイプ)と、導入パイプを囲繞するように配設した突上げ筒(突上げ部材)と、部品ストッカの底部開口を縁取ると共に突上げ筒を囲繞するように配設したブシュと、突上げ筒を上下動させる突上げアームとを有している。突上げアームは、マウンタを駆動源として回動し、突上げ筒を上下動させる。突上げ筒は、内周面を導入パイプに、且つ外周面をブシュに案内されて上下動し、導入パイプの周囲に存在するバラのチップ部品を突き上げて、導入パイプに1つずつ送り込んでゆく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電子部品供給装置では、部品ストッカ内のチップ部品が部品供給に伴って擦れ合うことにより、その電極に塗着した半田が削れ落ちて、いわゆる半田かすを生ずる。この半田かすは、ステンレスなどの金属で構成された導入パイプ、突上げ筒およびブシュの相互の摺接面に入り込んでこびり着き、蓄積してやがて突上げ筒の円滑な上下動を阻害する。このため、突上げ筒の突上げ動作が緩慢になり、チップ部品の供給不良が発生する不具合があった。この場合半田かすは、部品ストッカの斜面に沿って底部開口に導かれ、最初にブシュの部分に達するため、特にブシュの摺接面にこびり着き易く、且つブシュ自体は、導入パイプや突上げ筒と異なり、部品ストッカに固着されているため、清掃し難い問題があった。また、清掃において、摺接面にこびり着いた半田かすは、摺動動作により強くこびり着くため、取り除き難く、この点でも清掃し難い問題があった。
【0004】
本発明は、半田かすが付着したブシュを簡単に交換することができる電子部品供給装置を、また送出パイプ、突上げ部材およびブシュの相互の摺接面に対し、半田かすの付着を抑制することができる電子部品供給装置を提供することをその目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の部品供給装置は、部品ストッカに貯留する多数のチップ部品を、部品ストッカのホッパー状に形成した底部から、一列に整列させながら送り出してゆく電子部品供給装置において、上端にチップ導入口を有し、チップ導入口を部品ストッカの底部開口に臨ませた筒状の送出パイプと、内周面が送出パイプの外周面に摺動自在に係合すると共に部品ストッカの底部開口に臨んで、チップ導入口の周囲に存在するチップ部品を突き上げる筒状の突上げ部材と、底部開口を構成する部品ストッカの開口縁部を縁取ると共に、内周面に突上げ部材の外周面が摺動自在に係合するブシュとを備え、ブシュは、部品ストッカの開口縁部に固定された外側の外ブシュと、突上げ部材が摺接する内側の内ブシュとを有し、内ブシュは、外ブシュに対して着脱自在に構成されていることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、部品ストッカ内に生じた半田かすが特に付着し易い内ブシュを、外ブシュに対して着脱自在に構成しているため、内ブシュに半田かすが付着しても、内ブシュのみを交換することで、突上げ部材は円滑な突上げ動作を維持することができる。また、交換した内ブシュも、単体として清掃し易いものとなる。さらに、内ブシュを外ブシュに対して着脱するようにしているため、これらの相互間において、着脱構造の自由度を高めることができる。
【0015】
この場合、突上げ部材は、突上げ動作の下動端位置においてその上端がブシュの上端とほぼ面一に配設されていることが好ましい
【0016】
この構成によれば、突上げ部材は、突上げ動作の下動端位置においてその上端がブシュの上端とほぼ面一に配設されているため、突上げ部材が下動端位置に移動した状態で、ブシュと送出パイプとの間にチップ部品が入り込むことがなく、ブシュと送出パイプとの間でチップ部品が動きを規制された状態で、突上げ部材がこれを突き上げることがない。このため、突上げ部材がチップ部品を突き上げる際にチップ部品の半田部分を削り取るのを抑制することができ、部品ストッカ内における半田かすの発生を、極力少なくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る電子部品供給装置について説明する。この電子部品供給装置は、電子部品装着装置(マウンタ)のセットテーブルに装着される、いわゆるバルクカセットであり、装着装置本体にチップ部品を連続的に供給するものである。図1はセットテーブルに装着したバルクカセットの側面図である。同図に示すように、バルクカセット1は、フレーム2の後部に配設したリフトアップグリップ3とロックレバー4とを把持して、セットテーブルAに搬入した後、セットテーブルAの前後の位置決め孔Aaに位置決めした状態で、ロックレバー4を離すことにより、ロックレバー4のフック5がセットテーブルAの係止ブロックAbに掛け止めされて、セットされる。
【0020】
フレーム2の前寄りの部分には、これに支持させてバルクカセット1の主要な構成部品が配設されている。この構成部品は、チップ部品Bを多量にストックする部品ストッカ11と、部品ストッカ11内のチップ部品Bを1列に整列させながら下方に送り出す部品整列機構12と、部品整列機構12から鉛直方向に送り出されたチップ部品Bを水平方向に経路変更して搬送するベルト搬送機構13と、ベルト搬送手段13の上側に配設されチップ部品Bの搬送を案内するチップ搬送路14と、チップ搬送路14の出口近傍に配設されたピックアップ部15と、ピックアップ部15に配設され吸着されるチップ部品Bと次のチップ部品Bbとを分離する分離機構16と、ピックアップ部15に進退自在に臨むシャッタ機構17とを備えている。
【0021】
一方、これらの機構を作動させる駆動源は、装着装置本体(図示省略)に備える搬送系駆動レバーCと供給系駆動レバーDとで構成されている。搬送系駆動レバーCは部品ストッカ11の脇に位置して上下方向に往復動し、また供給系駆動レバーDはフレーム2の前部下側に位置して水平方向に往復動する。そして、部品整列機構12およびベルト搬送機構13は、搬送系駆動レバーCにより回動する第1アーム19から動力を入力して作動し、分離機構16およびシャッタ機構18は、供給系駆動レバーDにより回動する第2アーム20から動力を入力して作動する。また、第1アーム19および第2アーム20は、フレーム2に回動自在に支持されている。なお、チップ部品Bは、ピックアップ部15において、装着装置本体が備える吸着ノズルEにより吸着(ピックアップ)される。
【0022】
バラの状態で部品ストッカ11にストックされているチップコンデンサやチップ抵抗器等のチップ部品Bは、第1アーム19から動力を入力して作動する部品整列機構12により、1列に整列されながらチップ搬送路14に向かって送り出されてゆく。チップ搬送路14の上流部に達したチップ部品Bは、チップ搬送路14に案内されながら、第1アーム19から動力を入力して間欠回転する爪車21を介して走行するベルト搬送機構13の搬送ベルト22により、ピックアップ部15に向かって間欠送りされてゆく。ピックアップ部15に達したチップ部品Bは、分離機構16により1つずつに分離された後、シャッタ機構17によりチップ部品Bの上側空間が開放されると同時に、吸着ノズルEにより吸着される。
【0023】
ここで、図1および図2を参照して、部品ストッカ11および部品整列機構12について詳細に説明する。部品ストッカ11は、下部を側面視、ホッパー状に形成した薄手のケースであり、チップ部品Bがバラの状態でストックされている。部品ストッカ11の上端部には開閉蓋31が取り付けられ、下端部には円形断面の底部開口32が形成されている。チップ部品Bは、開閉蓋31を開放して部品ストッカ11の内部に投入され、その自重によりホッパー状の下部に沿って、底部開口32から部品整列機構12に導かれる。
【0024】
部品整列機構12は、上記の底部開口32とチップ搬送路14の上流端とを結ぶ導入パイプ(送出パイプ)41と、導入パイプ41を囲繞するように配設した突上げ筒(突上げ部材)42と、突上げ筒42を上下動させる突上げアーム43と、底部開口32成する部品ストッカ11の開口縁部33を縁取ると共に突上げ筒42を囲繞するように配設したブシュ44とを有している。この場合、ブシュ44の内周面44aに突上げ筒42の外周面42aが摺接し、導入パイプ41の外周面41aに突上げ筒42の内周面42bが摺接することで、突上げ筒42の上下動が案内されるようになっている。
【0025】
突上げアーム43は、長手方向の中間位置でフレーム2に回動自在に支持され、一端を第1アーム19の下面に当接すると共に、他端を突上げ筒42の下端に当接して、これを支持している。搬送係駆動レバーCにより第1アーム19が支点を中心に上下方向に回動すると、これに伴って、突上げアーム43が支点を中心に上下方向に回動し、突上げ筒42を繰り返し突き上げてこれに上下方向の突上げ動作を行わせる。
【0026】
突上げ筒42は、ステンレスなどで構成された厚肉の円筒体であり、上端面が皿状に形成されている。突上げ筒42の中間部には、フランジ状のストッパー片46が形成されており、このストッパー片46で後述する上下両コイルスプリング48a,48bを受けるようになっている。また、突上げ筒42の下端部には、リング47が固定されており、このリング47の下端が、チップ搬送路14の上流端部分を形成した支持ブロック23に当接することで、突上げ筒42の突上げ下動端位置が規制されている。
【0027】
一方、リング47の上側には、突上げアーム43の先端部が着座しており、この突上げアーム43の先端部とストッパー片46との間には、下コイルスプリング48bが介設され、さらにストッパー片46とブシュ44との間には、上コイルスプリング48aが介設されている。上コイルスプリング48aおよび下コイルスプリング48bは、いずれも突上げ筒42を下動方向に付勢しており、突上げアーム43が、図示の反時計廻り回動すると、上コイルスプリング48aおよび下コイルスプリング48bが収縮すると共に、下コイルスプリング48bがストッパー片46を押し上げ、突上げ筒42が上動する。逆に、突上げアーム43が、図示の時計廻り回動すると、上コイルスプリング48aおよび下コイルスプリング48bが伸張し、突上げ筒42が下動する。
【0028】
突上げ筒42の上端部は、突上げ動作により、上記の底部開口32から部品ストッカ11の内部に出没するように臨んでおり、突上げアーム43と上下両コイルスプリング48a、48bとにより、突上げ筒42が突上げ動作(上下動)を繰り返すと、バラの状態でストックされている多数のチップ部品Bは、ブリッジ状態を壊されながら皿状に形成した上端面に導かれて、導入パイプ41のチップ導入口49に1個づつ投入されてゆく。
【0029】
導入パイプ41は、ステンレスなどで構成された円筒体であり、上端部が上記の底部開口32に臨んだ状態で、下端部でチップ搬送路14の上流端部分を形成した支持ブロック23に固定されている。導入パイプ41の内径は、1個のチップ部品Bの通過を許容する大きさに形成され、そのチップ導入口49から多数のチップ部品Bを1列に整列させながら受け入れ、これをチップ搬送路14に送り出す。
【0030】
ブシュ44は、ステンレスなどで構成され、底部開口32を構成する開口縁部33を縁取るように部品ストッカ11に固着されている。ブシュ44の上面は、部品ストッカ11の底面(開口縁部33)の傾斜に倣って皿状に形成され、チップ部品Bを導入パイプ41のチップ導入口49に向かって円滑に導く。また、ブシュ44の下端部は、ブシュ44を部品ストッカ11の開口縁部33に位置決めできるようにフランジ状に突出形成されている。
【0031】
ところで、部品ストッカ11に収容した多数のチップ部品Bは、部品供給に従って徐々に目減りしてゆくが、その際、相互に擦れ合って、その電極に塗着した半田が削れ落ちて、いわゆる半田かすを生ずる。そして、この半田かすは、部品ストッカ11の底部開口32に送り込まれて、導入パイプ41、突上げ筒42およびブシュ44の相互の摺接面(41a、42a、42b、44a)に付着し、突上げ筒42の円滑な上下動を阻害する。そこで、本実施形態では、導入パイプ41、突上げ筒42およびブシュ44に表面処理を施し、これら部品への半田かすの付着を阻止するようにしている。
【0032】
具体的には、最も半田かすが付着し易いブシュ44は、その内周面44aを研磨して鏡面仕上げとすると共に、全体をダイヤモンドライクカーボン(DLC)でコーティングしている。同様に、導入パイプ41および突上げ筒42も、全体をダイヤモンドライクカーボン(DLC)でコーティングにしている。ダイヤモンドライクカーボンは、3000〜5000HVの硬さを有し、十分な耐摩耗性を有するコーティング膜を形成する。この場合、ブシュ44を鏡面仕上げすることなくコーティング処理するだけでもよし、或いは内周面44aの鏡面仕上げだけでもよい。また、導入パイプ41および突上げ筒42についても、その摺接面(41a、42a、42b)を鏡面仕上げした状態でコーティングしてもよい。
【0033】
以上のように、部品整列機構12を構成する導入パイプ41、突上げ筒42およびブシュ44にダイヤモンドライクカーボンでコーティングを施すと共に、半田かすが付着し易いブシュ44の内周面44aを鏡面仕上げとしているため、突上げ筒42の突上げ動作に伴って、金属同士の摺動面となる導入パイプ41の外周面41a、突上げ筒42の内外周面42a、42bおよびブシュ44の内周面44aに、半田かすがこびり着くことがない。このため、こびり着いた半田かすが蓄積して、突上げ筒42の突上げ動作が動作不良となることがなく、部品供給の信頼性を高めることができる。
【0034】
次に、第3図および第4図を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この実施形態では、ブシュ44或いはその一部が交換可能に構成されており、図3(a)はその第1変形例を、図3(b)はその第2変形例を、図3(c)はその第3変形例を、図4(d)はその第4変形例を、そして図4(e)はその第5変形例を、それぞれ表している。
【0035】
第1変形例では、ブシュ44が、底部開口32を構成する部品ストッカ11の開口縁部33に対し着脱可能に、且つねじ51により固定可能に構成されている。ブシュ44を、部品ストッカ11の底部開口32に装着してねじ51を螺合することにより、ブシュ44は開口縁部33に固定され、ねじ51を緩めてブシュ44を引き抜くことにより、ブシュ44は開口縁部33から離脱する。したがって、ブシュ44の内周面44aに半田かすが付着・堆積したときには、ブシュ44を新しいものと交換するようにする。或いは定期的に交換するようにする。これにより、円滑且つ安定な部品供給が可能になる。
【0036】
第2変形例では、ブシュ44が、内ブシュ52と外ブシュ53との2部材で構成されている。外ブシュ53は、部品ストッカ11の開口縁部33に固着され、内ブシュ52は、外ブシュ53に対し下側から着脱可能に嵌合し且つ外ブシュ53を貫通して螺合したねじ54により固定可能に構成されている。これにより、内周面52aに半田かすが付着する内ブシュ52のみを交換できるようになっている。なお、内ブシュ52は、そのフランジ部52bで外ブシュ53に位置決めされている。
【0037】
同様に、第3変形例も、ブシュ44が内ブシュ52と外ブシュ53とで構成されている。この場合には、内ブシュ52は外ブシュ53に嵌合した状態で、上記の上コイルスプリング48aにより外ブシュ53に押圧されている。このため、内ブシュ52を外ブシュ53に固定する部材を省略することができると共に、上コイルスプリング48aを外すことで、内ブシュ52の交換が可能になる。
【0038】
第4変形例も、ブシュ44が内ブシュ52と外ブシュ53とで構成されている。この場合には、外ブシュ53の下部内側に環状の板ばね55が収容され、この板ばね55により、内ブシュ52が外ブシュ53に押圧されている。同様に、第5変形例も、ブシュ44が内ブシュ52と外ブシュ53とで構成されている。この場合には、外ブシュ53の下部内側に環状の座板56が収容され、この座板56の上側に装着した平型のOリング57により、内ブシュ52が外ブシュ53に押圧されている。第4変形例では板ばね55を取り外すことで、第5変形例では、座板56およびOリング57を取り外すことで、内ブシュ52の交換が可能になる。
【0039】
このように、内ブシュ52が交換が可能に構成されているため、内ブシュ52の内周面52aに半田かすが付着・堆積したときには、内ブシュ52のみを新しいものと交換するようにする。或いは定期的に交換するようにする。これにより、円滑且つ安定な部品供給が可能になり、部品供給の信頼性を高めることができる。
【0040】
以上の実施形態では、部品ストッカ11内に半田かすが生ずることを前提としているが、半田かすの発生は、上述のチップ部品B同士が擦れ合って生ずる場合の他に、突上げ筒42が上動するときに突上げ筒42の上端縁が、チップ部品Bと擦れることで生ずることも考えられる。すなわち、突上げ筒42が下動したときに、導入パイプ41とブシュ44との間にチップ部品Bが入り込み、この状態で突上げ筒42が上動すると、皿状に形成された突上げ筒42の上端縁の鋭利な部分が、導入パイプ41とブシュ44との間で動きを規制されたチップ部品Bを突き上げることになり、このとき、チップ部品Bの半田が削り取られることが考えられる。また、突上げ筒42の側周面と上端の為す角度が図2に示すように鋭角である場合には、突上げられた部品Bに内側に回転する力が働き、導入パイプ41と回転する部品Bとの擦れ、部品B同士の擦れが多く発生するため、半田かすが多く生ずると考えられる。
【0041】
そこで、上記の突上げ筒42により半田かすが生じないように構成した第3実施形態、第4実施形態および第5実施形態について説明する。先ず、図5を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この実施形態では、突上げ筒42の上端が浅い角度で皿状(穴明きの皿状)に形成されている。すなわち、突上げ筒42の上端は、突上げ筒42の側周面と上端との為す角度がほぼ90度になるように形成されている。これにより、突上げ筒42がチップ部品Bを突き上げたときに、チップ部品Bの半田が削り取られ難くなり、半田かすの発生が抑制される。なお、突上げ筒42の上端は平坦であってもよい。
【0042】
次に、図6を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。この実施形態では、突上げ動作の下動端位置において、突上げ筒42の上端とブシュ44の上端とがほぼ面一に配設されている。この構成では、突上げ筒42が下動端位置に下降したときに、導入パイプ41とブシュ44との間にチップ部品Bが入り込む余地がないため、この部分にチップ部品Bが落ち込むことがない。このため、突上げ筒42がチップ部品Bを突き上げても、チップ部品Bは自由に動き、チップ部品Bの半田が削り取られ難くなる。
【0043】
次に、図7を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。この実施形態では、ブシュ44が硬質のゴムや軟質の樹脂などの弾性材料で構成されている。この構成によれば、導入パイプ41とブシュ44との間に入り込んだチップ部品Bを、突上げ筒42が突き上げる際に、ブシュ44がチップ部品の動きを規制することがないため、チップ部品Bの半田が削り取られ難くなり、半田かすの発生が抑制される。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明の電子部品供給装置によれば、内ブシュが着脱自在に構成されているため、内ブッシュに半田かすが付着しても、内ブッシュを交換するだけで突上げ部材の円滑な突上げ動作を維持することができる。したがって、装置の信頼性を向上させることができる。
また、交換した内ブシュも、単体として清掃し易いものとなる。さらに、内ブシュを外ブシュに対して着脱するようにしているため、これらの相互間において、着脱構造の自由度を高めることができる。
【0046】
また、本発明の電子部品供給装置によれば、部品ストッカ内における半田かすの発生が抑制されるため、経時的に突上げ部材の円滑な突上げ動作が阻害され難く、装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品供給装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】第1実施形態に係る電子部品供給装置の部品整列機構廻りの拡大断面図である。
【図3】第2実施形態に係る電子部品供給装置の部品整列機構廻りの第1、第2および第3変形例の拡大断面図である。
【図4】第2実施形態に係る電子部品供給装置の部品整列機構廻りの第4および第5変形例の拡大断面図である。
【図5】第3実施形態に係る電子部品供給装置の部品整列機構廻りの拡大断面図である。
【図6】第4実施形態に係る電子部品供給装置の部品整列機構廻りの拡大断面図である。
【図7】第5実施形態に係る電子部品供給装置の部品整列機構廻りの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 バルクカセット
2 フレーム
11 部品ストッカ
12 部品整列機構
32 底部開口
33 開口縁部
41 導入パイプ
41a 外周面
42 突上げ筒
42a 外周面
42b 内周面
43 突上げアーム
44 ブシュ
44a 内周面
49 チップ導入口
52 内ブシュ
52a 内周面
53 外ブシュ
B チップ部品

Claims (2)

  1. 部品ストッカに貯留する多数のチップ部品を、当該部品ストッカのホッパー状に形成した底部から、一列に整列させながら送り出してゆく電子部品供給装置において、
    上端にチップ導入口を有し、当該チップ導入口を前記部品ストッカの底部開口に臨ませた筒状の送出パイプと、
    内周面が前記送出パイプの外周面に摺動自在に係合すると共に前記部品ストッカの底部開口に臨んで、前記チップ導入口の周囲に存在するチップ部品を突き上げる筒状の突上げ部材と、
    前記底部開口を構成する前記部品ストッカの開口縁部を縁取ると共に、内周面に前記突上げ部材の外周面が摺動自在に係合するブシュとを備え、
    前記ブシュは、前記部品ストッカの開口縁部に固定された外側の外ブシュと、前記突上げ部材が摺接する内側の内ブシュとを有し、
    前記内ブシュは、前記外ブシュに対して着脱自在に構成されていることを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 前記突上げ部材は、突上げ動作の下動端位置においてその上端が前記ブシュの上端とほぼ面一に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
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