JP3758659B2 - 農用作業車両 - Google Patents
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Description
前記後輪ブレーキを作動させるブレーキ操作軸(42a)にブレーキアーム(42b)を回動自在に一体構成し、同ブレーキアーム(42b)に前記左右のブレーキペダル(24)の踏み込み動作を伝達するブレーキロッド(42c)と、前記旋回操作時に圧油が供給されることによりピストン(41a)がブレーキアーム(42b)に接当して該アーム(42b)を操作軸(42a)回りに回動させるブレーキ油圧シリンダ(41)と、前記ブレーキペダル(24)の踏み込み操作の解除または前記ハンドル(16)の直進復帰操作でブレーキ油圧シリンダ(41)のピストン(41a)の突出動作が解除されると前記ブレーキアーム(42b)を非作動状態に復帰させるリターンスプリング(42d)とを設け、
更に前記作業機昇降制御装置では、前記ハンドル(16)操作に伴って非作業姿勢に上昇した作業機を、作業高さと非作業高さの間で昇降させる指操作式の昇降レバー(18)または操作位置に応じた高さへ上げ下げするポジションレバー(25)の操作で下降する構成としたことを特徴とする農用作業車両とした。
図1に示すトラクタ1は、前後四輪駆動車両であって、機体の四隅部に前輪2,2と後輪3,3を備えている。前輪2,2の車軸を支持する前車軸ケース5は前フレーム7の下側に取り付けられ、後輪3,3を支持する後車軸ケース6,6は、ミッションケース8の後部側面に取り付けられている。前車軸ケース5はその左右方向中央部で前フレーム7に固定の前後方向に向く軸心回りに左右揺動自在に軸着され、地面の凹凸により前輪2,2が上下動するようになっている。
エンジン10の回転動力は、ミッションケース8に入力される。ミッションケース8の入り口部には主クラッチ30が設けられ、伝動を入り切りするようになっている。主クラッチ30を経た動力は、前輪及び後輪を駆動する走行駆動力と外部動力取出のPTO駆動力の二系統に伝動分岐される。
後輪ブレーキ装置の操作部の構造は、図4のようになっている。すなわち、ブレーキ操作軸42aに一体形成したブレーキアーム42bの先端部と、ブレーキペダル24に連動するブレーキロッド42cの後端部とが連結され、ブレーキペダル24を踏み込むと、ブレーキアーム42bが前側(図4では右側)に回動し、後輪ブレーキがかかるようになっている。また、ブレーキ油圧シリンダ41のピストン41aの先端がブレーキアーム42bの先端部後面に接当しており、ピストン41aが突出すると、ブレーキアーム42bが前側に回動して後輪ブレーキがかかるようになっている。ブレーキペダル24の踏み込み動作及びピストン41aの突出動作が解除されると、リターンスプリング42dの作用でブレーキアーム42bが後側に引き戻され、後輪ブレーキが非作動状態になる。
4WD切替スイッチ19がONスイッチ19bを押して「ON」になっていて、且つ切れ角センサ17の検出値より機体旋回を開始したと判断されると(図13のA時点)、直進時の判定(説明省略)に基づいて、旋回内側後輪の制動力を設定し、また好ましい駆動形態を選択する。図13では「前輪増速四駆」を選択している。
例えば乾田や未耕地の畑地等の地面が硬い圃場を旋回している時は、変動回転比SLPn ≦0.3となり、この場合、ブレーキ圧Pn を「強(実施例では20kgf/cm2 )」に設定し、駆動形態を「後輪二駆(2WD)」にする。よって、前輪の回転が抵抗とならな状態で圃場を荒らさずに旋回し、旋回内側後輪の制動力を強めにして、旋回半径の小さい素早い旋回が行える。
(1)作業機が上昇した後、20秒以内であること。畦際で作業を中断した場合、再開時に後輪が片ブレーキ状態となっていると危険であるので、これを防止するためである。
(2)ハンドルが中立位置から約1.2回転で作動する(図19参照)。耕耘作業時にロータリ耕耘装置が土中から抜ける時間を考慮している。
(3)一方向の出力がOFFした後、反対方向への出力は10秒間は行わない。作業開始直後や旋回終了直後に進路を作業条に合わせる条合わせのためハンドルを大きく操作することがあるので、その時に後輪片ブレーキ状態とならないようにする。
(4)後進時には自動後輪ブレーキが作動しない。枕地での方向転換がオペレータの意志に合わなくなるのを防止する。
ここで、
θ:ハンドルの直進状態からの切れ角[deg]
Pn :ブレーキ圧[kgf/cm2]
Pmax :最大ブレーキ圧(20[kgf/cm2])
Δθ:ハンドル操作速度[deg/100msec]
Δθ=(現在のハンドル切れ角θ)−(100msec前のハンドル切れ角θ′)
θAL:リフトアップ強制作動するハンドル切角
具体的には、θAL=360°(+0.2°,−0°)とする。この値は不慣れなオペレータが直進時にふらついてハンドルを大きく切ってしまった場合や、湿田や凹凸の激しい圃場でハンドルを取られて素早くハンドルを戻してしまった場合に、旋回時自動上昇が作動しないようにするために適切な値であり、実験により好ましい値として設定された値である。
(3)旋回時上昇中には、ポジションレバー25又は昇降レバー18によって作業機を下げ操作しても、作業機は下降しない。これは、ポジションレバー25又は昇降レバー18の誤操作による作業機の下降を防止するためである。特に、昇降レバー18はハンドル16の近傍に設けられているので、旋回時に誤操作が生じやすいのである。
このように、旋回開始から旋回終了するまでの間、オペレータはハンドル操作するだけでよく、他の旋回に必要な動作はすべて自動的に行われるので、操縦が極めて簡単である。旋回終了時にはオペレータが操作して作業機を下降させるが、これは作業機が誤動作で下降するのを防止するためと、作業機下降のタイミングをオペレータの意志で決定するために必要な操作である。この作業機下降操作は、昇降レバー18にて行えば、指先を軽く動かすだけであるので、両手でハンドルを握ったままで操作でき、何ら負担となるものではない。
2 前輪
3 後輪
16 ハンドル
17 切れ角センサ
18 昇降レバー
40 後輪ブレーキ装置
44 4WD切替装置
45 後輪回転センサ
46 前輪回転センサ
61a 4WDソレノイド
61b 前輪増速ソレノイド
62a ブレーキソレノイド
70A 走行コントローラ
71 CPU(回転比算出手段、制御手段)
Claims (1)
- 左右一対のブレーキペダル(24,24)の個別操作、またはハンドル(16)の旋回操作に伴って旋回内側の後輪3にブレーキをかける後輪ブレーキ装置と、旋回操作に伴って機体に連結する作業機を作業姿勢から非作業姿勢に上昇させる作業機昇降制御装置とを備える農用作業車両であって、
前記後輪ブレーキを作動させるブレーキ操作軸(42a)にブレーキアーム(42b)を回動自在に一体構成し、同ブレーキアーム(42b)に前記左右のブレーキペダル(24)の踏み込み動作を伝達するブレーキロッド(42c)と、前記旋回操作時に圧油が供給されることによりピストン(41a)がブレーキアーム(42b)に接当して該アーム(42b)を操作軸(42a)回りに回動させるブレーキ油圧シリンダ(41)と、前記ブレーキペダル(24)の踏み込み操作の解除または前記ハンドル(16)の直進復帰操作でブレーキ油圧シリンダ(41)のピストン(41a)の突出動作が解除されると前記ブレーキアーム(42b)を非作動状態に復帰させるリターンスプリング(42d)とを設け、
更に前記作業機昇降制御装置では、前記ハンドル(16)操作に伴って非作業姿勢に上昇した作業機を、作業高さと非作業高さの間で昇降させる指操作式の昇降レバー(18)または操作位置に応じた高さへ上げ下げするポジションレバー(25)の操作で下降する構成としたことを特徴とする農用作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003378567A JP3758659B2 (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 農用作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003378567A JP3758659B2 (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 農用作業車両 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20207898A Division JP3582367B2 (ja) | 1995-07-28 | 1998-07-16 | 農用作業車両 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004133008A Division JP3823985B2 (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 農用作業車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004041238A JP2004041238A (ja) | 2004-02-12 |
JP3758659B2 true JP3758659B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003378567A Expired - Fee Related JP3758659B2 (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 農用作業車両 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3758659B2 (ja) |
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2003
- 2003-11-07 JP JP2003378567A patent/JP3758659B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2004041238A (ja) | 2004-02-12 |
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