JP3757713B2 - 印刷テープのラミネート方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷テープに印刷を行った後、これにラミネートテープを貼着する印刷テープのラミネート方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
印刷テープに貼着されるラミネートテープは、印刷テープと同幅に形成されており、幅方向にずれないように貼着する必要がある。特に、貼着開始時点で、僅かでも印刷テープに対しラミネートテープが角度ずれして貼着されると、貼着が進むにしたがって、末端では印刷テープとラミネートテープとが、幅方向に大きくずれてしまう。
そこで、従来の印刷テープのラミネート方法では、単一のカートリッジに印刷テープとラミネートテープとを搭載し、且つ印刷テープとラミネートテープの繰出し端部同士を、工場において精度良く貼着しておくようにしている。また、印刷およびラミネートが完了した時点で、貼着部分を残して印刷テープを切断し、常に両者の貼着開始部分か貼着状態になっているようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のラミネート方法では、印刷テープとラミネートテープとを単一のカートリッジに搭載しておく必要があり、ユーザーが好みに応じて、各種の印刷テープに自由にラミネート処理を行うことは不可能であった。
【0004】
本発明は、印刷テープとラミネートテープの繰出し端部を非貼着状態とし、この状態で両者を案内しながら貼着送りすることで、印刷テープにラミネートテープが精度良く貼着されることに着目して為されたものであり、各種の印刷テープに自由に且つ精度良くラミネート処理を行うことができる印刷テープのラミネート方法を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープ印刷方法は、テープ送り経路に沿って印刷テープを送りながら且つ送り方向の前後に切断代を存して印刷テープに印刷を行う印刷工程と、印刷テープの印刷済み部分を後側切断代の部分で切り離すテープ切離し工程と、印刷済み部分の前側切断代に、テープ送り経路に臨ませたラミネートテープの前端部を押し当てるラミネート開始工程と、印刷済み部分とラミネートテープとを同時に送りしながら、印刷済み部分にラミネートテープを連続的に貼着してゆくラミネート工程と、ラミネート工程の後、ラミネートテープの貼着済み部分と印刷済み部分とを後側切断代の部分で切り離す後部切断工程とを、備えたことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、先ず、印刷テープに印刷を行い、その印刷済み部分を後側切断代の部分で切り離す。次に、印刷済み部分の前側切断代にラミネートテープの前端部を押し当ててから、印刷済み部分とラミネートテープと貼着送りする。そして最後に、ラミネートテープの貼着済み部分と印刷済み部分とを後側切断代の部分で切り離す。
貼着済み部分と印刷済み部分とを後側切断代の部分で切り離すと、ラミネートテープ側には後側切断代の一部が貼着されたまま残る。すると、次のラミネート処理では、印刷済み部分の前側切断代にラミネートテープの前端部を押し当てるときに、この前端部が非貼着部分(貼着されたまま残った後側切断代の一部)として前側切断代に押し当てられる。したがって、この状態で両者を案内しながら貼着送りすると、印刷済み部分にラミネートテープが精度良く貼着される。なお、新品のラミネートテープには、その繰出し端部(前端部)にテープ片を貼着しておいて、予め非貼着部分を構成しておく。
【0007】
この場合、ラミネート開始工程の後、印刷済み部分とラミネートテープとを貼着しながらわずかに送って、印刷済み部分とラミネートテープの貼着済み部分とを前側切断代の部分で切断する前部切断工程を、更に備えることが好ましい。
【0008】
この構成によれば、ラミネート処理されて切り離された印刷済み部分には、上記の非貼着部分が残っているが、切り離す前に、印刷済み部分とラミネートテープの貼着済み部分とを前側切断代の部分で切断することで、完璧にラミネート処理された印刷済み部分(ラベル)を作成することができる。
【0009】
これらの場合、テープ切離し工程で切り離した印刷済み部分を逆送りする逆送り工程と、テープ送り経路に、印刷テープに代えてラミネートテープを臨ませるテープ交換工程とを、更に備えることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、印刷テープへの印刷およびラミネート処理を、テープ送り経路に臨む同一の位置で行うことができる。このため、印刷テープを印刷送りする手段と、印刷済み部分とラミネートテープを貼着送りする手段とを兼用することができると共に、前側切断代を切断する装置と後側切断代を切断する手段とを兼用することができる。
【0011】
この場合、ラミネート開始工程では、印刷ヘッドを移動させて印刷済み部分の前側切断代に、ラミネートテープの前端部を押し当てることが、好ましい。
【0012】
この構成によれば、印刷テープに印刷を行うための印刷ヘッドを利用して、印刷済み部分の前側切断代に、ラミネートテープの前端部を押し当てることができ、装置構成を単純化することができる。
【0013】
これらの場合、印刷テープおよびラミネートテープは、それぞれテープカートリッジおよびラミネートカートリッジに収容され、且つテープカートリッジおよびラミネートカートリッジは、同一装置内に装着されており、テープ交換工程は、テープカートリッジをテープ送り経路に臨む印字位置から装着位置まで搬送するカートリッジ除去工程と、カートリッジ除去工程の後、ラミネートカートリッジを装着位置から印字位置に搬送するカートリッジセット工程と、を有することが好ましい。
【0014】
この構成によれば、同一装置内にテープカートリッジおよびラミネートカートリッジに収容しているため、カートリッジ交換の手間を省くことができる。
【0015】
この場合、テープカートリッジには、印刷テープに加えフルカラーのインクリボンが収容されており、印刷工程では、印刷テープを正逆送りを繰り返して、印刷テープにインクリボンを介してカラー印刷が為されることが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、カラー印刷された印刷テープの印刷済み部分に、適切にラミネート処理を行うことができる。特に、フルカラーのインクリボンによるカラー印刷は、インクが磨滅し易いため、ラミネート処理は有効に作用する。なお、フルカラーのインクリボンに限らず、インクの磨滅し易いインクリボンを用いた印刷には、ラミネート処理を行うことが好ましい。
【0017】
これらの場合、ラミネートカートリッジは、逆送り工程において、逆送りされた印刷済み部分を巻き込むように収容することが、好ましい。
【0018】
この構成によれば、逆送りされた印刷済み部分が、ラミネートカートリッジに適切に収容されるため、逆送りに伴う印刷済み部分のジャミング等を有効に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る印刷テープのラミネート方法を、テープ印刷装置に適用した場合について説明する。このテープ印刷装置は、キー入力により印刷テープに所望の印刷を行うと共に、印刷テープの印刷済み部分を切断する機能を有しており、切断された印刷テープは書類ファイルなどに貼着するラベルとして用いられる。そして、このラベル作成に際し、通常印刷の他、多色印刷およびカラー印刷が可能であり、且つラベルのラミネート処理も可能となっている。
【0020】
図1に示すように、このテープ印刷装置1は、上下2分割の装置ケース3によりその装置本体2の外殻が形成され、前部にキーボード4が、右前部に液晶ディプレイ5が、そして右後部にカートリッジ装着部6を開閉する開閉蓋7が配設されている。また、装置本体2の上面の左中間部には、印刷テープTを装置外部に排出するテープ排出口8が配設されている。この場合、キーボード4および液晶ディプレイ5は、それぞれ折畳み自在に構成されており、使用状態から液晶ディプレイ5を折り畳み、且つこれに重ねるようにキーボード4を折り畳むことにより、装置本体2は方形箱状の外観となる。
【0021】
図2は、装置本体2の内部構造を表した模式図であり、同図に示すように、装置本体2の内部は、複数のカートリッジCが装着可能なカートリッジ装着部6と、印刷テープTに印刷を行うプリンタ部10と、カートリッジCをカートリッジ装着部6からプリンタ部10に搬送するカートリッジ搬送部11と、装置本体2を統括制御する制御部12とで構成されている。カートリッジ装着部6は、装置ケース3に作り込まれ、プリンタ部10およびカートリッジ搬送部11は、装置ケース3に内接するように設けた「U」字状の装置フレーム14に、支持されるようにして組み込まれている。
【0022】
このテープ印刷装置1によりラベルを作成する場合には、先ず開閉蓋7を開放し、所望のカートリッジCを複数、カートリッジ装着部6に装着する。次に、液晶ディプレイ5を見ながらキーボード4を操作して、所望のキャラクタの入力を行う。液晶ディプレイ5で入力が確認できたら、さらにキーボード4を操作して印刷動作を指令する。
【0023】
印刷動作が指令されると、カートリッジ搬送部11が駆動し、所望のカートリッジCをカートリッジ装着部6から引き抜いて、プリンタ部10に搬送する。カートリッジCがプリンタ部10にセットされると、プリンタ部10が駆動し、カートリッジCから印刷テープTを繰り出してこれに所望の印刷を行う。印刷が行われた印刷テープTは、テープ排出口8から装置外部に送り出されてゆく。印刷が完了すると、余白部分用の送りが行われた後、印刷テープTの印刷済み部分(テープ片)Ttが切り離される。
【0024】
一方、多色印刷が行われる場合には、上記のように印刷済み部分Ttを切り離した後、カートリッジCを交換搬送して所望のインクリボンRをプリンタ部10に導入し、いったん印刷済み部分Ttを逆送りしてから、新たなインクリボンRで印刷を行う。また、印刷済み部分Ttにラミネート処理を行う場合には、印刷済み部分Ttを切り離なした後、カートリッジCを交換搬送してラミネートテープLをプリンタ部10に導入し、いったん印刷済み部分Ttを逆送りしてから、印刷済み部分TtにラミネートテープLを貼着し、且つその貼着済み部分Llを切り離す。
【0025】
次に、各部の構成について詳細に説明するが、その前に実施形態のテープ印刷装置1に装着可能な各種のカートリッジCについて説明する。このテープ印刷装置1に用いられる各種のカートリッジCには、図3に略図で示すように、大別して、印刷テープTおよびインクリボンRを搭載したテープカートリッジ(同図(a))Tcと、インクリボンRのみを搭載したリボンカートリッジ(同図(b))と、ラミネートテープLのみを搭載したラミネートカートリッジ(同図(c))Lcとが用意されている。そして、これら各種のカートリッジCには、搭載するテープに応じて複数種の厚みのものが用意されているが、その平面形状は同一のものが用意されている。
【0026】
カートリッジCの外殻を構成するカートリッジケース21は、その内部に、印刷テープTが収容されるテープ収容部22と、インクリボンRが収容されるリボン収容部23とを有しており、リボン収容部23の片側には、テープ収容部22に対して突出した突出ケース部24が形成されている。また、カートリッジケース21の突出ケース部24側の側面には、カートリッジCの種別を表示する被検出部としての、バーコード様のシール25が貼着されている(詳細は後述する)。
【0027】
テープ収容部22には、その中心位置に、印刷テープTをロール状に巻回したテープコアが装着される筒状突起26が設けられている。リボン収容部23には、装置本体2の印刷ヘッド75が臨む開口部27が形成され、また開口部27の近傍にはプラテン28が装着されている。また、リボン収容部23には、インクリボンRを繰り出す繰出しコア29およびインクリボンRを巻き取る巻取りコア30が回転自在に設けられている。繰出しコア29から繰り出されたインクリボンRは、開口部27の周壁部分を半周して巻取りコア30に巻き取られる。また、後述するラミネートテープLでは、繰出しコア29に相当する部分に、ラミネートテープLを繰り出すラミネートコア31が回転自在に設けられている。
【0028】
同図(a)に示すテープカートリッジTcには、白色の印刷テープTと黒色のインクリボンRを搭載した標準カートリッジ(SRカート)の他に、白色の印刷テープTとフルカラーのインクリボンRを搭載したカラーカートリッジと、黒色の印刷テープTと金箔のインクリボンRおよび金へアラインの印刷テープTと黒色のインクリボンRの組み合わせから成る銘板カートリッジが用意されている。また、標準カートリッジには、テープ色が白色ではなく、例えば淡いピンクやイエローなどの、いわゆるカラーの各種印刷テープTも用意されている。
【0029】
この場合、標準カートリッジには、テープ幅6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mmおよび46mmの7種類のものが、またカラーカートリッジには、テープ幅18mmおよび46mmの2種類のものが、さらに銘板カートリッジには、46mmのものが、それぞれ用意されている。なお、カラーカートリッジを用いる印刷では、YMCインク(フルカラーリボン)の交互印刷となるため、印刷テープTには正逆送りを3回繰り返すことになる。
【0030】
同図(b)に示すリボンカートリッジ(カラーリボン)Rcには、青色のインクリボンRを搭載したものと、赤色ののインクリボンRを搭載したものとが用意されており、それぞれについてテープ幅24mmおよび46mmの2種類のものが用意されている。テープ幅24mmのリボンカートリッジRcは、テープ幅6mm、9mm、12mm、18mmおよび24mmの印刷テープ(標準カートリッジ)Tに使用可能となっており、テープ幅46mmのリボンカートリッジRcは、テープ幅36mmおよび46mmの印刷テープ(標準カートリッジ)Tに使用可能となっている。
【0031】
例えば、テープ幅12mmの標準カートリッジを用いて黒および赤の多色印刷を行う場合には、標準カートリッジの印刷テープTに印刷(黒色)を行った後、この標準カートリッジとテープ幅24mmのリボンカートリッジRcとを交換し、このリボンカートリッジRcのインクリボン(赤色)Rを用いて再印刷(部分印刷)を行うようにする。
【0032】
同図(c)に示すラミネートカートリッジLcは、カラーカートリッジおよび銘板カートリッジとそれぞれ組み合わせて用いられる。カラーカートリッジおよび銘板カートリッジに搭載したインクリボンRは、そのインクが磨滅し易いため、印刷後の印刷テープTにラミネート処理することが好ましい。そこで、本実施形態では、カートリッジホルダ33を用いて同一テープ幅のラミネートカートリッジLcとカラーカートリッジTccとを、また同一テープ幅のラミネートカートリッジLcと銘板カートリッジTcmとをユニット化して、カートリッジ装着部6に装着するようにしている(図4参照)。
【0033】
このため、ラミネートカートリッジLcとカラーカートリッジTccとをユニット化したフルカラーユニット(フルカラー)は、テープ幅18mmおよび46mmの2種類のものが用意されている。同様に、ラミネートカートリッジLcと銘板カートリッジTcmとをユニット化した銘板ユニット(銘板)は、テープ幅46mmのものが用意されている。
【0034】
例えば、フルカラーの印刷を行う場合には、カートリッジ装着部6にフルカラーユニットを装着し、カラーカートリッジTccを用いて印刷テープTにフルカラーの印刷を行った後、カラーカートリッジTccとラミネートカートリッジLcとを交換し、印刷テープTの印刷済み部分TtにラミネートテープLを貼着する。
【0035】
ここで、図29を参照して、ラミネートカートリッジLcの他の実施形態について説明する。この実施形態では、テープ収容部22に形成した円形ガイド22aの開口端部分には、ガイドレバー32が取り付けられている。ガイドレバー32は、印刷ヘッド75側に弱いばね力で付勢された(ばねは省略)状態で、その基部をカートリッジケース21に回動自在に取り付けられている。ラミネートテープLの繰出し端部(非粘着部La:後述する)は、ガイドレバー32と印刷ヘッド75との間に挟持されており、切断された印刷テープTの印刷済み部分Ttが逆送りされてくると、印刷済み部分Ttは、ガイドレバー32により円形ガイド22aに向かって導かれる(詳細は後述する)。
【0036】
次に、図5、図6および図7を参照して、カートリッジ装着部6、プリンタ部10およびカートリッジ搬送部11の各部に構成について、詳細に説明する。カートリッジ装着部6は、複数のカートリッジCをその厚み方向に列設した状態で、個々に装着可能に構成されている。この場合、カートリッジ装着部6は所定の収容幅を有しており、この収容幅に収まる限りにおいて、各種のカートリッジCを適宜、組み合わせて装着することが可能である。この場合、各カートリッジCは、その突出ケース部24を下にし且つ上記のシール25をカートリッジ搬送部11側に向けて装着される。
【0037】
図8は、各種のカートリッジCの組み合わせ例を示している。例−1は、標準的なものであり、テープ幅6mm〜24mmまでの5種類の標準カートリッジ(SRカート)を組み合わせたものである。このカートリッジ構成では、予めキャラクタと共に文字サイズを入力しておけば、自動で適合するテープ幅の印刷テープTに印刷を行うことができると共に、テープ幅を指定して所望のテープ幅の印刷テープTに印刷を行うことができる。例−2は、テープ幅24mmから46mmの3種類の標準カートリッジを組み合わせたものである。このカートリッジ構成では、幅広のラベルを得ることができる。なお、テープ幅に関しては、上記の文字サイズ指定の他、例えば、文字の行数指定、レイアウト指定、ラベルとしての用途指定等の属性指定に基づいて、テープ幅を自動選定することも可能である。
【0038】
例−3は、テープ幅12mm〜24mmまでの3種類の標準カートリッジと、テープ幅24mmのリボンカートリッジ(カラーリボン)とを組み合わせたものである。このカートリッジ構成では、使用頻度の高い印刷テープTを用意しておくと共に、これら印刷テープTに多色印刷が可能となる。以下、例−4は、テープ幅46mmの標準カートリッジとテープ幅46mmのリボンカートリッジとの組み合わせたもの、例−5は、テープ幅18mmおよび24mmの2種類の標準カートリッジと、テープ幅18mmのフルカラーユニット(フルカラー)との組み合わせたもの、例−6は、テープ幅46mmのフルカラーユニットのみの組み合わせである。また、このフルカラーユニットに代えて、テープ幅46mmの銘板ユニット(銘板)のみの組み合わせとしてもよい。この場合には、金箔文字等の銘板的なラベルを得ることができる。
【0039】
次に、図5、図6、図7および図9を参照して、カートリッジ搬送部11について詳細に説明する。カートリッジ搬送部11は、カートリッジ装着部6に装着されている複数のカートリッジCから任意の1のカートリッジCを引き抜くX軸移動機構(第1移動機構)41と、引き抜いたカートリッジCをプリンタ部10まで移動させるY軸移動機構(第2移動機構)42とを備えている。X軸移動機構41は、カートリッジ装着部6におけるカートリッジCの装着位置と移動途中位置との間でカートリッジCをX軸方向に往復動させ、Y軸移動機構42は、この移動途中位置とカートリッジCがプリンタ部10にセットされる印刷位置との間でカートリッジCをY軸方向に往復動させる。
【0040】
Y軸移動機構42は、カートリッジCを内包して搬送するキャリッジ44と、キャリッジ44を基部側で支持すると共にその移動を案内するガイドロッド45と、キャリッジ44をガイドロッド45に沿って移動させる歯車移動機構46と、歯車移動機構46を作動させる駆動モータ74とで構成されている。ガイドロッド45は、両外端部を装置フレーム14に支持されると共に、キャリッジ44のロッド受け部48を軸方向にスライド自在に支持している。
【0041】
キャリッジ44は、基部支持板50と、基部支持板50からカートリッジ装着部6側に延びる側板51と、底板52とで構成されており、基部支持板50に設けたロッド受け部48でガイドロッド45に支持されている。底板52上には、後述するX軸移動機構41のフック部材61がスライドするスライド部53が形成され、カートリッジCはフック部材61によりこのスライド部53上に取り込まれる。側板51の外面には、キャリッジ44のホーム位置を検出するキャリッジ検出スイッチ54が組み込まれており(図9参照)、キャリッジ44がY軸方向に移動し、そのキャリッジ検出スイッチ54が装置フレーム14に当接してONすることで、キャリッジ44のホーム位置が検出される。詳細は後述するが、装置本体2の電源がONすると、キャリッジ44がホーム位置に移動して待機状態となる。
【0042】
また、側板51のカートリッジ装着部6側の端面には、反射型フォトインタラプタなどで構成されたカートリッジ検出センサ(検出部)55が組み込まれている(図9参照)。一方、各カートリッジCの端面には、上述したように、カートリッジCの種別等の情報を印刷したバーコード様のシール(被検出部)25が貼着されている。カートリッジ検出センサ55は、シール25に対峙する位置に取り付けられており、カートリッジ装着部6に横並びに装着された複数のカートリッジCに対し、キャリッジ44がY軸方向に移動することにより、カートリッジ検出センサ55がシール25を読み取って、各カートリッジCの種別およびその位置を検出する。
【0043】
さらに、キャリッジ44には、図示しないが、キャリッジ44に搭載したカートリッジCの種別を検出するカートリッジ検出スイッチが取り付けられている。このカートリッジ検出スイッチにより、カートリッジ装着部6から引き抜いたカートリッジCが目的のカートリッジCであるか否かが照合される。なお、これらのスイッチやセンサの検出結果は制御部12に出力される
【0044】
歯車移動機構46は、両端がキャリッジ44に係合したねじ歯車57と、ねじ歯車57を軸方向にスライド自在に支持するキャリッジ駆動軸58と、ねじ歯車57が噛み合うラック59とで構成されている。キャリッジ駆動軸58は、スプライン軸などで構成されており、両外端部を装置フレーム14に回転自在に支持されている。また、ラック59は、両外端部を装置フレーム14に固定されている。キャリッジ駆動軸58のプリンタ部10側の端部には、主減速歯車列77を介して駆動モータ74が連結されており(図10参照)、駆動モータ74が正逆回転すると、キャリッジ駆動軸58を介してねじ歯車57が正逆回転し、ラック59から反力を受けてねじ歯車57と共にキャリッジ44がY軸方向に往復動する。
【0045】
X軸移動機構41は、主要部がキャリッジ44に組み込まれており、カートリッジCの突出ケース部24に係合してこれをカートリッジ装着部6に対し抜き差しするフック部材61と、フック部材61によってキャリッジ44内に取り込んだカートリッジCをキャリッジ44の側板51との間で倒れないように保持する保持プレート62と、フック部材61をX軸方向に進退させるフック移動機構63と、フック移動機構63を作動させるフック駆動軸64と、フック駆動軸64を回転させる上記の駆動モータ74とで構成されている。この場合、駆動モータ74は、X軸移動機構41およびY軸移動機構42の動力源を兼ねており、上記の主減速歯車列77に組み込んだクラッチ(図示省略)の切り替えにより、X軸移動機構41およびY軸移動機構42を選択的に駆動させる。
【0046】
フック部材61は、キャリッジ44底面のスライド部53に進退自在に載置されており、フック本体66と、フック本体66の前後両端部に立設した一対の突起67,67とで構成されている。一対の突起67,67は、カートリッジCの突出ケース部24に嵌り込む距離を存して対峙しており、Y軸移動機構42によるキャリッジ44の移動に伴って、カートリッジCの並び方向から突出ケース部24に係合する。フック本体66の側端部上面には、フック移動機構63の摩擦ローラ68が転接しており、摩擦ローラ68の回転により、フック部材61はキャリッジ44の底面上を進退する。なお、フック部材61の作動は時間で制御され、フック部材61が前後の端位置に達すると、摩擦ローラ68はスリップ回転する。
【0047】
フック駆動軸64は、キャリッジ駆動軸58と同様にスプライン軸などで構成され、両外端部を装置フレーム14に回転自在に支持されている。フック駆動軸64のプリンタ部10側の端部には、上記の主減速歯車列77を介して駆動モータ74が連結されており、駆動モータ74が正逆回転すると、フック駆動軸64が正逆回転し、その回転動力がフック移動機構63に入力する。
【0048】
フック移動機構63は、X軸方向に等間隔に配設した3つの摩擦ローラ68,68,68と、3つの摩擦ローラ68,68,68に動力を伝達する複数の中間ローラ或いは複数の中間ギヤ(いずれも図示省略)とを有している。3つの摩擦ローラ68,68,68のうち、キャリッジ44の基部側に配設した摩擦ローラ68は、軸方向にスライド自在にフック駆動軸64に取り付けられており、フック駆動軸64が正逆回転すると、この摩擦ローラ68と共に他の摩擦ローラ68,68も一斉に正逆回転する。これにより、3つの摩擦ローラ68,68,68が順次、フック部材61のフック本体66に転接し、これを順送りしながらX軸方向に進退させる。
【0049】
保持プレート62は、キャリッジ44に対しY軸方向に進退自在に構成されており、図示しないが、保持プレート62とキャリッジ44との間には、保持プレート44を位置規制する位置規制機構が組み込まれている。位置規制機構は、例えば保持プレート62をキャリッジ44側にわずかに押圧すると位置規制状態が解かれ、且つキャリッジ44が離れると取り残され、次にキャリッジ44が近づくと段階的に位置規制状態となる、構成を有している。したがって、この実施形態では、カートリッジCの搬送に先立ち、先ずキャリッジ44をプリンタ部10側に移動させてプリンタ部10に突き当てることで位置規制を解き、いったんキャリッジ44を離してから、保持プレート62とキャリッジ44の側板51とが、搬送するカートリッジCの幅に相当する離間距離になるように、キャリッジ44を再び近づけて保持プレート62を位置規制する。
【0050】
ここで、カートリッジ搬送部11の一連の動きを順を追って説明する。図5の状態から装置本体2の電源がONされると、キャリッジ44がホーム位置にリセットされた後、プリンタ部10側に移動して、そのカートリッジ検出センサ55により、各カートリッジCの種別およびその装置位置を検出する。検出が完了すると、再度ホーム位置に移動して待機状態となる。ここで、キーボード4からの入力が行われて印刷が指令されると、ホーム位置にあるキャリッジ44が、いったんプリンタ部10まで往復して保持プレート62を所望の離間幅に位置規制する。
【0051】
キャリッジ44がホーム位置に戻るとこんどはフック部材61が前進し、カートリッジC群の側方に臨む。次に、キャリッジ44がプリンタ部10側に移動し、フック部材61を所望のカートリッジCの位置まで移動させる。この移動では、フック部材61は、各カートリッジCの突出ケース部24に添って移動し、所望のカートリッジCの突出ケース部24を抱え込んで停止する。ここで、フック部材61が後退し、所望のカートリッジCをカートリッジC群の中から引き抜いて、キャリッジ44に載せ込む。キャリッジ44に受け取られたカートリッジCは、キャリッジ44の側板51と保持プレート62との間に挟まれた状態で、プリンタ部10に向かって搬送され、そのままプリンタ部10にセットされる(図6の状態)。
【0052】
ここで、プリンタ部10が駆動し、カートリッジCから印刷テープTを繰り出して所望の印刷を行うと共に、印刷テープTの印刷済み部分Ttを切り離す。このような一連の印刷動作が完了すると、上記と逆の手順で、カートリッジCが逆搬送され、元の位置に戻される。そして、キャリッジ44はホーム位置に戻って、待機状態となる。
【0053】
次に、図5、図6、図7および図10を参照して、プリンタ部10について説明する。プリンタ部10は、カートリッジ搬送部11によりセットされたカートリッジCから、印刷テープTを繰り出して先方に送ると共に、カートリッジC内のインクリボンRを印刷テープTに重ねて送るテープ送り機構71と、印刷テープTおよびインクリボンRに臨んで、印刷テープTに熱転写による印刷を行うテープ印刷機構72と、印刷テープTの印刷済み部分Ttを切り離すテープ切断機構73とを備えており、これら各機構71,72,73は、装置フレーム14に支持されている。また、これら各機構71,72,73は、制御部12により統括制御される。
【0054】
上述したように、駆動モータ74は、X軸移動機構41およびY軸移動機構42の動力源を兼ねており、且つ上記のテープ送り機構71およびテープ印刷機構72の印刷ヘッド75の回動のための駆動源も兼ねている(図10参照)。また、テープ切断機構73の動力源となるカッタモータ76は、駆動モータ74で駆動される各機構への動力切り換えを為すクラッチの切替え機構(図示省略)の動力源も兼ねている。そして、駆動モータ74の回転動力は、クラッチを組み込んだ主減速歯車列77を介して各機構に選択的に伝達され、またカッタモータ76の回転動力は、副減速歯車列78を介してテープ切断機構73およびクラッチの切替え機構に選択的に伝達される。このように、実施形態では、各機構の作動タイミングを考慮し、重複して作動することない機構をできる限り単一の駆動源(駆動モータ)で作動させるようにしている。
【0055】
テープ送り機構71は、印刷テープTを正逆送りするピンチローラ80と、印刷ヘッド75に対峙するプラテン28と、プラテン28に係合するプラテン軸81と、カートリッジCの巻取りコア30と、この巻取りコア30に係合する巻取り軸82とを備えている。ピンチローラ80は、テープ排出口8の近傍にあって、テープ送り経路83に臨むように配設され、駆動モータ74に連なる駆動ローラ84と、駆動ローラ84側に付勢された押圧ローラ(フリーローラ)85とで構成されている。印刷テープTは、駆動ローラ84と押圧ローラ85との間に挟持された状態で、駆動ローラ84が回転することで、送られる。
【0056】
プラテン28は、上述したようにカートリッジCに搭載されており、カートリッジCがプリンタ部10にセットされることで、プラテン軸81に係合する。プラテン軸81は、図示しないギヤを介してピンチローラ80に接続されており、ピンチローラ80と同期して回転する。この場合、ピンチローラ80をテープ送りの主体とすべく、プラテン28を回転させるプラテン軸81は滑り軸となっている。
【0057】
また、巻取り軸82は、後述する印刷ヘッド75の下側に配設され、上記の主減速歯車列77を介して駆動モータ74により回転する。カートリッジCがプリンタ部10にセットされると、この巻取り軸82がインクリボンRの巻取りコア30に係合し、インクリボンRの巻き取りが可能となる。したがって、巻取り軸82と上記のプラテン軸81は、駆動モータ74により同期して回転する。
【0058】
テープ印刷機構72は、ピンチローラ80の直下にあって、テープ送り経路83に臨むように配設されており、熱転写方式の印刷ヘッド75と、上記のプラテン28とを備えている。印刷ヘッド75は、ヘッド本体87とヘッドホルダ88とから成り、ヘッドホルダ88の部分で装置フレーム14に回動自在に支持されている。ヘッドホルダ88の基部は、上記の駆動モータ74に連なる偏心カム89に係合しており、駆動モータ74の回転により、偏心カム89を介してプラテン28に当接する当接位置とプラテン28から離間する退避位置との間で、回動する。印刷ヘッド75は、常時は退避位置にあり、カートリッジCがプリンタ部10にセットされると当接位置に回動して、印刷待機状態となる。
【0059】
また、詳細は後述するが、印刷ヘッド75は、ラミネートテープLを印刷テープ(印刷済み部分Tt)Tに貼着する際に、ラミネートテープLの先端部を印刷済み部分Ttに押しつける押圧部材(初期貼着手段)を兼ねている。すなわち、上記のピンチローラ80により、印刷テープTとラミネートテープLとを貼着送りする際、印刷ヘッド75は当接位置に回動し、ラミネートテープLの先端部を印刷済み部分Ttに押しつけて、貼着開始可能状態にする。
【0060】
テープ切断装置73は、ピンチローラ80と印刷ヘッド75との間に配設されており、印刷テープTを切り離すハサミ形式のカッタ91と、カッタ91を切断動作させるクランク円板92とを備えている。カッタ91は、固定プレード93と、可動プレード94と、これらを連結する支軸95とで構成されており、テープ送り経路83に臨んだ状態で、装置フレーム14に取り付けられている。可動プレード94のアーム部94aには、クランク円板92のクランクピン92aが係合しており、カッタモータ76の回転を受けてクランク円板92が回転すると、固定プレード93に対し可動プレード94が切断動作する。
【0061】
ここで、図11を参照しながら、プリンタ部10の動作を説明する。上述したように、このテープ印刷装置1では、印刷テープTに通常の印刷を行う他、多色印刷およびラミネート処理が可能となっている。通常の印刷では、テープカートリッジTcがプリンタ部10にセットされると、テープカートリッジTcのプラテン28にプラテン軸81が、巻取りコア30に巻取り軸82が係合する。また、印刷ヘッド75がテープカートリッジTcの開口部27に入り込んで、プラテン28と対峙する。
【0062】
印刷指令が発令されると、印刷ヘッド75が回動して、プラテン28との間に印刷テープTとインクリボンRとが挟み込まれる。続いて、ピンチローラ80、プラテン28および巻取りコア30が回転し、印刷テープTおよびインクリボンRが同時に送られると共に、印刷ヘッド75が駆動し、インクリボンRを介して印刷テープTに印刷を行う。その際、印刷テープTはテープ送り経路83に沿って、テープ排出口8から装置外部に送り出されてゆく。一方、インクリボンRは、繰出しコア29から繰り出され、開口部27でUターンして巻取りコア30に巻き取られる。
【0063】
印刷が完了すると、余白部分含めた送りが行われてから印刷テープTの送りが停止する。ここで、カッタ91が切断動作して、印刷テープTの印刷済み部分(余白部分を含む)Ttが切り離され、続いて印刷ヘッド75が退避位置に回動すると共に、テープカートリッジTcがカートリッジ装着部6に戻される。そして、この印刷済み部分Ttがテープ排出口8から送り出される。なお、印刷テープTにカラー印刷を行う場合には、YMCの3色インクを転写すべく、印刷テープTを3往復させて印刷を行った後、印刷済み部分Ttが切り離される。
【0064】
一方、多色印刷およびラミネート処理が行われる場合には、カッタ91により切り離された印刷済み部分Ttが、いったん逆送りされるが、両者は類似の動作となるため、ここではラミネート処理を中心に説明を進める。図12に示すようにラミネート処理では、印刷テープTへの印刷において、予め前後に前側切断代Taおよび後側切断代Tbを見越してキャラクタの印刷が為され(同図(a))、その印刷済み部分Ttが後側切断代Taで切り離される(同図(b))。この状態では、印刷済み部分Ttがピンチローラ80に保持されており、続いて、カートリッジ搬送部11が駆動して、テープカートリッジTcをカートリッジ装着部6に戻し、これに代えてラミネートカートリッジLcを、カートリッジ装着部6からプリンタ部10に搬送しこれにセットする。
【0065】
ラミネートカートリッジLcがセットされると、印刷済み部分Ttが逆送りされ、印刷済み部分Ttは、ラミネートカートリッジLc内に入り込んでいって、印刷テープ収容部22に輪を描くように収容される(同図(c))。ここで、印刷ヘッド75が当接位置に回動して、ラミネートテープLの先端部に設けた非貼着部Laを、印刷済み部分Ttの前側切断代Ttに押し付ける。この状態で、プラテン28を回転させて印刷済み部分TtおよびラミネートテープLを、その先端部がピンチローラ80に咬む位置までわずかに送り、印刷済み部分Ttと共にラミネートテープLの非貼着部Laを切り離す(同図(d))。
【0066】
続いて、プラテン28と印刷ヘッド75とにより、印刷済み部分TtとラミネートテープLとを重ねながら、且つピンチローラ80で両者を強く挟みながら、貼着送りする。そして、印刷済み部分Ttの後側切断代Tbがカッタ91の位置に達したら送りを停止して、印刷済み部分TtとラミネートテープLを後側切断代Tbの部分で切断する(同図(e))。この状態では、ラミネートカートリッジLcに残っているラミネートテープLの先端部には、後側切断代Tbの一部が貼着した状態で残っており、この部分が次のラミネート処理の際の非貼着部Laとなる。そして、上記と同様に、印刷ヘッド75が退避位置に回動する(同図(f))と共に、ラミネートカートリッジLcがカートリッジ装着部6に戻される。また、このラミネートされた印刷済み部分Ttがテープ排出口8から装置外部に送り出される。
【0067】
なお、多色印刷の場合には、同図(b)の状態で、カートリッジ装着部6からプリンタ部10にリボンカートリッジRcを搬送してセットし、印刷済み部分TtをリボンカートリッジRc内に逆送りする。そして、印刷ヘッド75を当接位置に回動させてから、印刷済み部分TtにリボンカートリッジRcのインクリボンRによる再印刷を行う。
【0068】
図13はテープ印刷装置1の制御系のブロック図であり、基本的な構成として、キーボード4や液晶ディスプレイ5を有してユーザとのインタフェースを行う操作部300、カートリッジ装着部(6)500、プリンタ部(10)700、カートリッジ搬送部(11)600、各種検出を行う検出部800、各部に電力を供給する電源部290、各種ドライバを有して各部回路を駆動する駆動部(DRV)270、および、テープ印刷装置1内の各部を制御する制御部(12)200を備えている。このため、装置本体2の内部には、カートリッジ装着部500、カートリッジ搬送部600、プリンタ部700、検出部800の各種センサやスイッチなどの他、図外の回路基板が収納されている。この回路基板には、検出部800、電源部900、DRV270、制御部200のための各回路などが搭載されている。
【0069】
なお、図13では、制御系の説明の便宜上、検出部800が、前述のキャリッジ検出スイッチ54、カートリッジ検出センサ55、カートリッジ検出スイッチなどを備えているものとしている。そして、検出部800は、これらからの各種検出信号を制御部200に報告する。DRV270は、それぞれディスプレイ4、印刷ヘッド75および駆動モータ74等を制御部200の指示に従って駆動するディスプレイドライバ、ヘッドドライバおよびモータドライバを備えるほか、可動部制御ドライバを備えている。可動部制御ドライバには、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成された論理回路等が組み込まれ、カートリッジ装着部500、カートリッジ搬送部600、プリンタ部700などにおける可動部を、制御部200の指示に従って、切換制御する。
【0070】
また、操作部800の液晶ディスプレイ5は、表示画面上で、キーボードう4からの入力したキャラクタを編集したり、その結果等を視認したりする際などに用いられる。キーボード3には、文字キー群や数字キー群等の他、各種の動作モードなどを指定するための機能キー群などが配列されている。機能キー群には、電源キー(電源スイッチ)や印刷開始を指示するための印刷キー(印刷スイッチ)、各種モードの選択指示のための選択キー、2色印刷・ラミネート印刷などの印刷の種別を選択するための印刷種別指示キー、文字サイズを含む各種スタイルを設定するためのスタイルキーなどが含まれる。同図に示すように、キーボード4は、上述のような種々の指令およびデータを制御部200に入力する。
【0071】
制御部200は、CPU210、ROM220、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)230、RAM240、入出力制御回路(IOC)250を備え、互いに内部バス260により接続されている。ROM220は、CPU210で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域の他、仮名漢字変換テーブル(辞書)などを含む制御データを記憶する制御データ領域を有している。CG−ROM230は、テープ印刷装置1に用意されている文字等のフォントデータを記憶していて、文字等を特定するコードデータが与えられたときに、対応するフォントデータを出力する。RAM240は、電源がオフのときのバックアップがなされていて、各種レジスタ群、テキストデータ領域、表示画像データ領域、印刷画像データ領域、各種バッファ領域などの領域を有し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0072】
IOC250には、CPU210の機能を補うとともに各種周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、組み込まれている。例えば、種々の計時を行うタイマなどもIOC250内の機能として組み込まれている。このため、IOC250は、検出部800やキーボード4と接続され、検出部800からの各種検出信号およびキーボード3からの各種指令や入力データなどをそのままあるいは加工して内部バス260に取り込むとともに、CPU210と連動して、CPU210等から内部バス260に出力されたデータや制御信号を、そのままあるいは加工してDRV270に出力する。
【0073】
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムに従って、IOC250を介してテープ印刷装置1内の各部から各種信号・データ等を入力し、CG−ROM230からのフォントデータ、RAM240内の各種データ等を処理し、IOC250を介してテープ印刷装置1内の各部に各種信号・データ等を出力することにより、印刷のための各種位置制御、駆動制御、表示画面の表示制御等を行うとともに、印刷ヘッド75を制御して所定の印刷条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体を制御している。
【0074】
次に、テープ印刷装置1の制御全体の処理フローについて、図14を参照して詳細に説明する。電源キーを押すこと(電源オン)により処理が開始すると、同図に示すように、まず、テープ印刷装置1を、前回の電源オフ時の状態に戻すために、初期設定を行い(S1)、次に、前回の表示画面を初期画面として表示する(S2)。その後の処理、すなわちキー入力か否かの判断分岐(S3)および各種割込処理(S4)は、概念的に示した処理である。実際には、テープ印刷装置1では、初期画面表示(S2)が終了すると、キー入力割込を許可し、キー入力割込が発生するまでは、各種状態検出処理(S5)をしつつ、そのままの状態を維持し(S3:No)、キー入力割込が発生すると(S3:Yes)、それぞれの割込処理に移行して(S4)、その割込処理が終了すると、再度、その状態を維持する(S3:No)。
【0075】
上述のように、テープ印刷装置1では、主な処理を割込処理により行うので、印刷画像作成・印刷の準備ができていれば、ユーザが任意の時点で印刷キーを押すことにより、印刷処理割込が発生して、印刷処理が起動され、印刷画像データに基づいて印刷画像の印刷ができる。すなわち、印刷に至るまでの操作手順は、ユーザが任意に選択できる。
【0076】
一方、テープ印刷装置1では、上記のようなキー入力割込以外に、各種検出信号により優先的に許可される割込処理が設定されている。例えば上述の状態検出処理(S5)は、図15に示すように、電源キーによる電源オフ以外に、タイマによるオートパワーオフ時間の経過、開閉蓋8の開放(オープン)の検出により起動され、電源キーによる電源オフ(S51:Yes)やオートパワーオフ時間経過検出(S52:Yes)によって起動されたときには、カートリッジ返却処理(S54:図16で後述のS17と同じ)の後、開閉蓋オープン検出(S53:Yes)により起動されたときにはその直後に、電源をオフする(S55)。
【0077】
ところで、上記の開閉蓋オープン検出のように、後処理をしないで電源オフにする場合があり得るので、次に、電源をオンしたときの状態が一定ではなくなる。ここで、電源オン時のキャリッジの状態としては、図18に示すように、▲1▼初期位置、▲2▼キャリッジ移動途中(カートリッジなし)、▲3▼キャリッジ移動途中(カートリッジあり)、▲4▼プリンタの中、▲5▼カートリッジ取出し途中、▲6▼カートリッジ取出し位置へ移動中、の状態が考えられる。▲1▼は最初から目的の位置なので問題はないが、他については下記のように対処している。すなわち、前述の初期設定処理(S1)では、図16に示すように、まず、機構部初期設定を行う(S11)。
【0078】
この機構部初期設定処理(S11)では、印刷途中で電源オフにより停止した場合に対処するため(図12(a)参照)、カット動作を行ってからカッタを開いた状態(カッタオープン)で停止させる(S111)。続いて、プリンタ部(以下単に「プリンタ」)700内で停止している場合に対処するため、印刷ヘッド7が印刷テープTを押圧している状態を(当接位置から退避位置へ)解除する(ヘッドオープンにする:S112)。これにより、▲4▼の状態からキャリッジをホーム位置(初期位置)に移動可能になる。
【0079】
続いて、カートリッジ返却のために、キャリッジのフック部材を(外端側に)前進動作させる(S113)。これにより、フック部材が各カートリッジの突出ケース部より外端側になるので、上記の▲5▼の状態から初期位置に移動可能な状態に変わる。この場合、▲6▼の状態からではフック部材の内側のフックが、また、▲2▼や▲3▼の状態からでは逆に外側のフックが、カートリッジ装着部のカートリッジの内側に突き当たって、もとの移動可能な状態を維持する。これらのため、フック部材の前進動作の処理を終了した時点で、キャリッジは初期位置に移動可能な状態となる(S113)。そこで、次にキャリッジを初期位置に移動させて静止させ(S114)、続いてフック部材をリセット位置(カートリッジを搭載して移動可能な位置)に移動させて静止させ(S115)、機構部初期設定処理(S11)を終了する(S116)。なお、この機構部初期設定処理(S11)を終了後のキャリッジの状態は、図18に示すようになる。
【0080】
機構部初期設定処理(S11)を終了すると、図16に示すように、次に、カートリッジ検出スイッチにより、キャリッジ上のカートリッジ種を読み取り(S12)、続いて、カートリッジ検出センサにより、カートリッジ装着部500の各種カートリッジの種別や位置を検出する(S13)。そして、これらの検出結果により、キャリッジ上にカートリッジが有り(S14:Yes)、返却スペースがないとき(S15:No)には、カートリッジ返却不可メッセージを表示する(S16)。一方、それ以外のとき(S14:NoまたはS15:Yes)には、カートリッジ返却処理(S17:図15のS54と同じ)の後、退避していた各制御フラグを復旧するなどの他の初期設定を行ってから(S18)、初期設定処理(S1)を終了する(S19)。
【0081】
ここで、図15と図16に共通(以下、他の処理フローでも使用)するカートリッジ返却処理(S17)では、図19に示すように、キャリッジを初期位置で静止させ(S171)、キャリッジ検出スイッチにより確認し(S172)、その初期位置からカートリッジの返却位置に移動させて静止させる(S173)。次に、その位置で、カートリッジを返却し(S174)、フック部材をリセット位置まで戻してから、キャリッジを初期位置に戻して静止させ(S175)、カートリッジ返却処理(S17)を終了する(S176)。
【0082】
ところで、図14で前述のキー入力割込待ちの状態(S3)で、印刷の準備ができた時点で、印刷キーを操作することにより印刷を実行できる。印刷キーの操作により印刷処理割込が発生して、印刷処理(S6)が起動されると、図20に示すように、まず、2色印刷か否かを判別し(S61)、2色印刷のとき(S61:Yes)には、次に、通常印刷処理を行う(S62)。この通常印刷処理(S62)では、図21に示すように、まず、テープカートリッジTCをプリンタ700にセットする(S621)。
【0083】
このテープカートリッジのプリンタへのセット処理(S621)では、図22に示すように、まず、カートリッジ検出スイッチにより、キャリッジ上のカートリッジ種を読み取り(S6211)、カートリッジの有無を判別する(S6212)。カートリッジが有り(S6212:No)、このテープカートリッジTCが前回と異なるか否かを判別して(S6213)、同じであれば(S6213:No)、そのまま処理(S621)を終了する(S6216)。一方、前回と異なるときには(S6213:Yes)、カートリッジ返却処理(S6214:前述の図19の処理)を行った後、テープカートリッジ取出し・セット処理を行ってから(S6215)、処理(S621)を終了する(S6216)。また、カートリッジが無いとき(S6212:Yes)も同様に、テープカートリッジ取出し・セット処理を行ってから(S6215)、処理(S621)を終了する(S6216)。
【0084】
ここで、テープカートリッジ取出し・セット処理(S6215)では、図23に示すように、まず、カートリッジ装着部検出処理を行う(S62151)。この処理(S62151)では、図24に示すように、まず、キャリッジを初期位置に移動して静止させ(S621511)、キャリッジは同一の駆動源(駆動モータ)からの駆動力を切り替えて使用するため、動作開始時には、キャリッジ検出スイッチによりその基準となる初期位置を確認する(S621512)。続いて、カートリッジ検出センサにより、各カートリッジの種別や位置を検出する(S621513)。続いて、再度、キャリッジを初期位置に移動して静止させ(S621514)、処理(S62151)を終了する(S621515)。
【0085】
カートリッジ装着部検出処理(S62151)が終了すると、図23に示すように、キャリッジ検出スイッチにより、再度、初期位置を確認後(S62152)、フック部材を前進動作させ(S62153)、さらに初期位置を確認後(S62154)、キャリッジの幅設定を行う。すなわち保持プレートをカートリッジの幅に合わせた位置に設定する(S62155)。続いてキャリッジをカートリッジの取出し位置に移動して静止させて(S62156)、フック移動機構によりそのカートリッジを取り出す(S62157)。このとき、駆動をフック移動機構に切り替えるため、続いてキャリッジの初期位置を再確認してから(S62158)、カートリッジを搭載した状態で、キャリッジを移動させてプリンタ700に搬送してセットし(S62159)、処理(S6215)を終了し(S62160)、図22に示すように、テープカートリッジのプリンタへのセット処理(S621)を終了する(S6216)。
【0086】
なお、テープカートリッジが前回と同じときに(S6213:No)、図22に点線で示すように、テープカートリッジ再セット処理(S6217)を行っても良い。この場合、図25に示すように、まず、キャリッジを初期位置に移動させて(S62171)、キャリッジ検出スイッチによりキャリッジの初期位置を再確認してから(S62172)、キャリッジをプリンタ700に搬送し(S62173)、処理(S6217)を終了し(S62174)、図22に示すように、テープカートリッジのプリンタへのセット処理(S621)を終了する(S6216)。
【0087】
テープカートリッジのプリンタへのセット処理(S621)が終了すると、図21に示すように、次に、テープ印刷・切断処理を行う(S622)。このテープ印刷・切断処理(S622)では、図26に示すように、まず、印刷ヘッド7を当接位置に回動させ(ヘッドクローズさせ:S6221)、続いてテープをピンチローラまで送り(S6222)、印刷およびそれに伴うテープ送りを行う(S6223:図12(a)参照)。次に、後続のテープ排出、多色印刷処理、ラミネート処理等のために、カッタにより印刷テープをカットし(S6224)、印刷ヘッド7を退避位置に回動させ(ヘッドオープンさせ:S6225)、キャリッジを初期位置に移動させて(S6226)、処理(S622)を終了し(S6227)、図21に示すように、通常印刷処理(S62)を終了する(S623:図12(b)参照)。
【0088】
2色印刷のとき(S61:Yes)に、通常印刷処理(S62)が終了すると、図20に示すように、次に、多色印刷処理を行う(S63)。この多色印刷処理(S63)では、図27に示すように、まず、カートリッジ返却処理(S631:図19で前述の処理と同じ)によりテープカートリッジをカートリッジ装着部500に返却した後、リボンカートリッジを、プリンタ700にセットする(S632)。
【0089】
この状態から、次に、印刷済み部分のリボンカートリッジ内への送り込みを行う(S633:図12(c)参照)。次に、印刷済み部分への印刷(多色印刷)を行い(S634)、カートリッジ返却処理(S635:図19で前述の処理と同じ)により、リボンカートリッジをカートリッジ装着部500に返却して(S635)、処理(S63)を終了する(636)。多色印刷処理(S63)が終了すると、図20に示すように、次に、印刷結果のテープTをテープ排出口10から排出して(S64)、印刷処理(S6)を終了する(S65)。
【0090】
一方、印刷処理(S6)のおいて、2色印刷か否かを判別し(S61)、2色印刷でないとき(S61:No)には、次に、ラミネート印刷か否かを判別し(S66)、ラミネート印刷でもないとき(S66:No)には、通常印刷処理(S67:図21で前述の処理と同じ)のみを行った後、印刷結果のテープTをテープ排出口10から排出して(S64)、印刷処理(S6)を終了する(S65)。
【0091】
そして、ラミネート印刷のとき(S66:Yes)には、次に、通常印刷処理を行い(S68:図21で前述の処理と同じ)、続いて、ラミネート処理を行う(S69)。このラミネート処理(S69)では、図28に示すように、まず、カートリッジ返却処理(S691:図19で前述の処理と同じ)によりテープカートリッジをカートリッジ装着部500に返却し、ラミネートカートリッジを、プリンタ700にセットする(S692)。
【0092】
この状態から、次に、印刷済み部分をラミネートカートリッジ内への送り込みを行う(S693:図12(c)参照)。次に、ラミネートを開始する(S694:図2(d)参照)が、ここでは、印刷ヘッド7を回動してラミネートを開始し、ラミネートされた先端部がカット位置に至った時点で先端部を切断(カット)し(S695)、続いてラミネートを継続する(S696)。印刷済み部分の後側切断代がカット位置に達したら、この部分で印刷済み部分カットし(S697:図12(f)参照)、カートリッジ返却処理(S698:図19で前述の処理と同じ)によりラミネートカートリッジをカートリッジ装着部500に返却して、処理(S69)を終了する(S699)。なお、ラミネート処理(S69)が終了すると、図20に示すように、前述の2色印刷等と同様に、印刷済み部分をテープ排出口10から排出して(S64)、印刷処理(S6)を終了する(S65)。
【0093】
以上のように、本実施形態によれば、カートリッジ装着部6にテープカートリッジTc、リボンカートリッジRcおよびラミネートカートリッジLcの複数本を適宜装着し、これをプリンタ部10に個々に搬送して印刷処理やラミネート処理を行うようにしているため、複数種のテープ幅、複数種のテープ色或いは特殊な印刷テープに、自在に所望の印刷を行うことができると共に、多色印刷やラミネート処理を自在に行うことができる。その際、装置本体2に対し、カートリッジCの出し入れを極力少なくすることができると共に、装置本体2に複数本のカートリッジCを適切に保管しておくことができる。
【0094】
特に、ラミネート処理では、印刷テープTの繰出し端部とラミネートテープLの繰出し端部とを、予め貼着しておかなくても、ラミネートテープLに印刷テープTを精度良く貼着することができる。
【0095】
【発明の効果】
以上のように本発明の印刷テープのラミネート方法によれば、貼着済み部分と印刷済み部分とを後側切断代の部分で切り離すしたときに、ラミネートテープに残った後側切断代の一部を、次のラミネート処理の貼着開始部分における非貼着部分として活用することができるため、印刷テープとラミネートテープの前端部同士を常に貼着しておく必要がなくなる。このため、印刷テープとラミネートテープとを単一のカートカートリッジに搭載しておく必要がなく、各種の印刷テープに対し、自由に且つ精度良くラミネート処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】テープ印刷装置の内部の装置構成を模式的に表した平面図である。
【図3】各種カートリッジの内部構造を模式的に表した内部構造図である。
【図4】各種カートリッジユニットの外観斜視図である。
【図5】テープ印刷装置(印刷待機状態)の上ケースを取り去った状態の斜視図である。
【図6】テープ印刷装置(印刷状態)の上ケースを取り去った状態の斜視図である。
【図7】テープ印刷装置(印刷待機状態)の上ケースを取り去った状態の平面図である。
【図8】カートリッジ装着部に装着可能な複数のカートリッジの組み合わせ例を示す図である。
【図9】テープ印刷装置のカートリッジ搬送部の側面図である。
【図10】テープ印刷装置のプリンタ部の内側面図である。
【図11】テープ印刷装置のプリンタ部にカートリッジが装着された状態の内側面図である。
【図12】ラミネート処理の手順を説明する説明図である。
【図13】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図14】制御全体の処理フローを示すフローチャートである。
【図15】各種状態処理のフローチャートである。
【図16】機構部初期設定処理(1)のフローチャートである。
【図17】機構部初期設定処理(2)のフローチャートである。
【図18】電源ON時のキャリッジの状態とその初期設定処理を表した図である。
【図19】カートリッジ返却処理のフローチャートである。
【図20】印刷処理のフローチャートである。
【図21】通常印刷処理のフローチャートである。
【図22】テープカートリッジのプリンタ部へのセット処理のフローチャートである。
【図23】テープカートリッジ取出し・セット処理のフローチャートである。
【図24】カートリッジ装着部検出処理のフローチャートである。
【図25】カートリッジ再セット処理のフローチャートである。
【図26】テープ印刷・切断処理のフローチャートである。
【図27】多色印刷処理のフローチャートである。
【図28】ラミネート処理のフローチャートである。
【図29】他の実施形態に係るラミネートカートリッジの内部構造を模式的に表した内部構造図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
2 装置本体
4 キーボード
6 カートリッジ装着部
10 プリンタ部
11 カートリッジ搬送部
12 制御部
21 カートリッジケース
24 突出ケース部
25 シール
28 プラテン
33 カートリッジホルダ
41 X軸移動機構
42 Y軸移動機構
44 キャリッジ
55 カートリッジセンサ
61 フック部材
71 テープ送り機構
72 テープ印刷機構
73 テープ切断機構
74 駆動モータ
75 印刷ヘッド
76 カッタモータ
80 ピンチローラ
84 駆動ローラ
85 押圧ローラ
91 カッタ
C カートリッジ
Tc テープカートリッジ
Rc リボンカートリッジ
Lc ラミネートカートリッジ
T 印刷テープ
Tt 印刷済み部分
Ta 前側切断代
Tb 後側切断代
R インクリボン
L ラミネートテープ
Ll 貼着済み部分
La 非貼着部
Claims (7)
- テープ送り経路に沿って印刷テープを送りながら且つ送り方向の前後に切断代を存して当該印刷テープに印刷を行う印刷工程と、
前記印刷テープの印刷済み部分を後側切断代の部分で切り離すテープ切離し工程と、
前記印刷済み部分の前側切断代に、前記テープ送り経路に臨ませた前記ラミネートテープの前端部を押し当てるラミネート開始工程と、
前記印刷済み部分と前記ラミネートテープとを同時に送りしながら、前記印刷済み部分に前記ラミネートテープを連続的に貼着してゆくラミネート工程と、
前記ラミネート工程の後、前記ラミネートテープの貼着済み部分と前記印刷済み部分とを後側切断代の部分で切り離す後部切断工程とを、備えたことを特徴とする印刷テープのラミネート方法。 - 前記ラミネート開始工程の後、前記印刷済み部分と前記ラミネートテープとを貼着しながらわずかに送って、当該印刷済み部分と当該ラミネートテープの貼着済み部分とを前側切断代の部分で切断する前部切断工程を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷テープのラミネート方法。
- 前記テープ切離し工程で切り離した前記印刷済み部分を逆送りする逆送り工程と、
前記テープ送り経路に、前記印刷テープに代えて前記ラミネートテープを臨ませるテープ交換工程とを、更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷テープのラミネート方法。 - 前記ラミネート開始工程では、印刷ヘッドを移動させて前記印刷済み部分の前側切断代に、前記ラミネートテープの前端部を押し当てることを特徴とする請求項3に記載の印刷テープのラミネート方法。
- 前記印刷テープおよび前記ラミネートテープは、それぞれテープカートリッジおよびラミネートカートリッジに収容され、且つ前記テープカートリッジおよび前記ラミネートカートリッジは、同一装置内に装着されており、
前記テープ交換工程は、前記テープカートリッジを前記テープ送り経路に臨む印字位置から装着位置まで搬送するカートリッジ除去工程と、
前記カートリッジ除去工程の後、前記ラミネートカートリッジを装着位置から印字位置に搬送するカートリッジセット工程と、を有することを特徴とする請求項3または4に記載の印刷テープのラミネート方法。 - 前記テープカートリッジには、前記印刷テープに加えフルカラーのインクリボンが収容されており、
前記印刷工程では、前記印刷テープを正逆送りを繰り返して、当該印刷テープに前記インクリボンを介してカラー印刷が為されることを特徴とする請求項5に記載の印刷テープのラミネート方法。 - 前記ラミネートカートリッジは、前記逆送り工程において、逆送りされた前記印刷済み部分を巻き込むように収容することを特徴とする請求項5または6に記載の印刷テープのラミネート方法。
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