JP3757604B2 - 主軸装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は工作機械における主軸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の主軸装置では、例えば図3に示すように、ビルトインモ−タ53が組込まれたハウジング51内に設置された主軸50内には、工具ホルダ56が着脱されるクランプユニット54が前端部に装着されたドロ−バ−52と、前後ばね押え57,58間に挟持されて軸方向へ並んだ状態でドロ−バ−52に嵌装された1群の皿ばね55とが装入されている。
【0003】
そして、主軸50は、その前部がスチ−ルボ−ル転動子を備えたフロントベアリング59によって支持され、その後部がスラスト荷重の吸収が可能なスチ−ルロ−ラ転動子を備えたリヤベアリング60によって支持された状態でビルトインモ−タ53によって回転駆動される。
【0004】
また、ドロ−バ−52,皿ばね55,皿ばね押え57,58を備えたドロ−バ−アセンブリを主軸50内にセットするに際し、主軸50の外部で皿ばね55群をドロ−バ−52に嵌装して所定の圧縮状態で前後皿ばね押え57,58間に挟み込み、後皿ばね押え58の後端面に当接するナット62をドロ−バ−52の後端に形成されたねじ部52aにねじ込んで固定した後、ドロ−バ−アセンブリを主軸50内にその後方から挿入して主軸50内にセットしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
工作機械では、その加工能率を向上させ、サイクルタイムを短縮する目的で主軸の高速化が要請されており、主軸を支持するベアリングをスチ−ル製の転動子を備えたスチ−ルベアリングから軽量で耐熱性が優れたセラミック製の転動子を備えたセラミックベアリングに切換えて主軸の高速化を図っている。
図3に示す従来の主軸装置では、フロントベアリング59をセラミックボ−ルベアリングとし、リヤベアリング60をセラミックロ−ラベアリングとすることによって主軸50の高速化を図ることはできるが、セラミックロ−ラベアリングはセラミックボ−ルベアリングの10倍以上にコスト高となる問題点がある。
【0006】
また、ベアリング60をロ−ラベアリングに比して高速回転時の発熱量が少いボ−ルベアリング(スチ−ル製若しくはセラミック製)に変えた場合には、そのボ−ルベアリングの外側にストロ−クボ−ルベアリング等を外嵌して高速回転時の熱や遠心力による主軸の変形(膨張,収縮)や軸方向のスラスト荷重を吸収する二重軸受構造が必要となり、主軸装置が複雑化してコスト高となる問題点がある。
【0007】
さらに、リヤベアリング60としてセラミックボ−ルベアリングを使用した場合には、フロントベアリング59およびリヤベアリング60が共にセラミックベアリングとなって何れも絶縁体となり、主軸の内部に帯電した静電気を逃す経路が遮断されて工具と工作物との間でスパ−クが発生するので、この静電気を逃すためにア−ス手段等の放電手段が必要となって主軸装置の構造が複雑となる問題点がある。
【0008】
主軸の高速化に際し、リアベアリング60によって支持される主軸50の後部の外径口を小さくして主軸50の外周面の周速度を遅くすることによってロ−ラベアリングの使用が可能となり、主軸の高速化が可能となるが、従来の主軸装置では、主軸50の後部に皿ばね55および皿ばね押え58が外嵌されており、主軸50の後部の外径Dを皿ばね55の外径D'より大きくする必要があるので、従来の主軸装置では主軸50の後部の外径口を縮小してロ−ラベアリングの使用が可能となるまで主軸の後部の外周面の周速度を遅くすることは不能となっていた。
本発明は主軸装置において、主軸を支持する支持機構のコストを節減して主軸の高速化を可能にすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の主軸装置は、軸方向の一端にクランプユニットを設けた丸棒状のドローバーと、前記ドローバーが同軸状に挿通される主軸と、ハウジングとを備えた主軸装置であって、前記主軸は、前記ハウジング内に、クランプユニット側がフロントベアリングによって回転可能に支持され、前記クランプユニット側の反対側がリヤベアリングによって回転可能に支持されている。
前記軸方向に並んで前記ドローバーに嵌装されて前記ドローバーを前記クランプユニット側の反対側に付勢するばね列を、前記ばね列の前記クランプユニット側に設けた円筒状のばね押えと、前記ばね列の前記クランプユニット側の反対側に設けたばね受けにて挟み込む構造を有し、前記ばね受けを、前記ドローバーにおける前記軸方向の中央部付近に、環状に突出形成し、前記ばね受けの位置に対して前記クランプユニット側の反対側における前記ドローバーの部分を、前記主軸にて密嵌状に支持し、突出形成した前記ばね受けの外径より小径の前記ドローバー部分を密嵌状に支持している主軸の外径を、突出形成したばね受け部分の主軸の外径より小径に形成し、小径に形成した小径部を、スチールローラ転動子を備えた前記リヤベアリングによって支持する。
また、前記ドローバーが同軸状に挿通される前記主軸には、孔径が一方の端部から他方の端部に向かって段階的に縮小された軸孔が縦貫状に形成されている。
そして、前記クランプユニットと前記ばね押えと前記ばね列とが前記ドローバーに組付けられたドローバーアセンブリを、前記ドローバーアセンブリにおける前記クランプユニット側の反対側から、前記主軸の前記軸孔の一方の端部から嵌め込み、前記ばね押えを抜け止めする拘束部材と、前記拘束部材に結合されて前記主軸の前記クランプユニット側の先端に締結されるキャップ体とを、前記主軸の前記クランプユニット側の先端に結合することで、前記ドローバーアセンブリを前記主軸の内部に組み込むことが可能な構造を有する。
【0010】
請求項1の発明では、ばね受けを、ドローバーにおける軸方向の中央部付近に、環状に突出形成し、ばね受けの位置に対してクランプ側の反対側におけるドローバー部分を、主軸にて密嵌状に支持する。そして、突出形成した前記ばね受けの外径より小径の前記ドローバー部分を密嵌状に支持している主軸の外径を、突出形成したばね受け部分の主軸の外径より小径に形成し、小径に形成した小径部の外周面の回転時の周速度を遅くし、スラスト荷重の吸収が可能なスチ−ルロ−ラ転動子を備えたリアベアリングによる高速回転時の小径部の支持を可能にする。
そして、孔径が一方の端部から他方の端部に向かって段階的に縮小する軸孔を主軸の中心部に形成し、クランプユニットとばね押えとばね列とをドロ−バ−に組付けてドロ−バ−アセンブリを組立て、このドロ−バ−アセンブリを、当該ドローバーアセンブリにおけるクランプユニット側の反対側から、主軸の軸孔の一方の端部から嵌め込んで主軸内に装填する。また、軸孔の他方の端部の孔径を最小にして前記小径部の外径の縮小を可能にする。
そして、ばね押えを抜け止めする拘束部材と、当該拘束部材に結合されて主軸のクランプユニット側の先端に締結されるキャップ体とを、主軸のクランプユニット側の先端に結合することで、ドローバーアセンブリを主軸の内部に組み込むことが可能な構造を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の1形態を図1,図2にしたがって説明する。
工作機械の主軸ヘッドを構成する主軸装置において、NC制御によってX軸,Y軸,Z軸方向へ移動制御されるハウジング1内には、その中心部に回転可能に設置された段付き円筒状の主軸2と、この主軸2が中心部に貫挿された状態で設置されて主軸2を回転駆動するビルトインモ−タ4とが装入されている。
【0012】
主軸2の中心部には孔径が前から後へ漸次段階的に縮小された軸孔3が縦貫状に形成されている。
【0013】
主軸2の軸孔3は、主軸2の前端に設置されて軸孔3のうち最大の孔径d1を有する第1軸孔部3aと、この第1軸孔部3aの後端に連接されて孔径d2が第1軸孔部3aの孔径d1より縮小された第2軸孔部3bと、この第2軸孔部3bの後端に連接されて孔径d3が第2軸孔部3bの孔径d2より若干縮小された第3軸孔部3cと、この第3軸孔部3cの後端に連接されて孔径d4が第3軸孔部3cの孔径d3より縮小された第4軸孔部3dと、この第4軸孔部3dの後端に連接されて孔径d5が第4軸孔部3dの孔径d4より僅かに縮小された第5軸孔3eとによって形成され、第1軸孔部3a〜第5軸孔部3eは、孔径がd1>d2>d3>d4>d5となった状態で前から順に配列されている。
【0014】
主軸2の前端面には、回転工具を把持する工具ホルダ5の後部の結合部5aが内部に嵌め込まれるキャップ体17がねじによって締結されている。
【0015】
キャップ体17の後端面には、中心部および後部が主軸2の第1軸孔部3aおよび第2軸孔部3bに嵌め込まれた拘束部材6がねじによって結合され、この拘束部材6の前部には工具ホルダ5の結合部5a内に挿入される円筒状のガイド部6aが形成されている。
【0016】
主軸2の中心部には、主軸2の第2軸孔部3bと第3軸孔部3cと第4軸孔部3dと第5軸孔部3eとに挿通された段付き丸棒状のドロ−バ−7が同心状で回転および軸方向への移動可能に装入されている。
【0017】
ドロ−バ−7の後部は主軸2の軸孔3のうちの第5軸孔部3eに密嵌状に嵌挿されている。
【0018】
主軸2の後部で第5軸孔部3eの回りには、ドロ−バ−4の挿通および支持が可能な限度内、すなわち、ドロ−バ−4を挿通および支持するために必要な強度の保持が可能な限度内で縮小された外径Dを有する小径部8が、この小径部8の外周面の周速度を遅くする目的で形成されている。
【0019】
ドロ−バ−7の前端部には工具ホルダ5が解離可能にクランプされるクランプユニット9が装着されている。
【0020】
クランプユニット9は、ドロ−バ−7の前端に形成されたねじ部7aにねじ込まれた状態でドロ−バ−7の前端に結合されたクランプ部材10と、このクランプ部材10の前部に凹設された係合凹部10aに脱出可能に係合されて工具ホルダ4とクランプ部材10とを解離可能に結合する複数個の球体11とを備えている。
【0021】
クランプユニット9の各球体11は、拘束部材6のガイド部6aによってクランプ部材10の軸方向への移動が不能で周方向への移動が可能となった状態でクランプ部材10の軸心の回りに配列されている。
【0022】
ドロ−バ−7の前端には、有底円筒状のばね押え12が、このばね押え12内にドロ−バ−7の前端が挿入された状態で組付けられている。
【0023】
このばね押え12は、主軸2の第2軸孔部3bに嵌め込まれて拘束部材6によって抜け止めされ、クランプ部材10の後部が内部に嵌め込まれた状態で設置されている。
【0024】
ドロ−バ−7の中央部付近には、ドロ−バ−7のうち、主軸2の小径部8内に挿通された部位からその前方へ離れた部位に配設されたばね受け13が環状に突出形成されている。
【0025】
ドロ−バ−7には、このドロ−バ−7に外嵌された状態でドロ−バ−7の軸方向へ並んだ多数個のリング状の皿ばね15aによって形成されたばね列15が、ドロ−バ−7を後方へ付勢する目的で組付けられている。
【0026】
ばね列15は、ばね押え12とばね受け13との間に挟み込まれ、ばね押え12によって撓み量を調整されて圧縮された状態でドロ−バ−7にその前部から中央部付近にわたって嵌装されている。
ドロ−バ−7は、ばね列15とばね押え12とばね受け13とによって構成された付勢機構によって後方へ付勢された状態で保持される。
【0027】
主軸2の小径部8は、ばね列15を有する付勢機構からその後方へ離れた部位に形成され、小径部8の外径Dは、付勢機構の最大外径(ばね押え12の外径)以下で付勢機構による制限を受けずに縮小されている。
【0028】
ドロ−バ−7の後側には、ドロ−バ−7をばね列15の弾発力に抗して前方へ押動して工具ホルダ5がクランプユニット9によってクランプされた状態を解離するアンクランプシリンダのピストンロッド16が設置されている。
【0029】
アンクランプシリンダのピストンロッド16は、ドロ−バ−7の後端にねじ込まれている。
【0030】
ドロ−バ−7がばね列15によつて後方へ付勢されて後退端に保持され、クランプユニット9のクランプユニット10が後退し、各球体11がクランプ部材10の各係合凹部10aから脱出してその前方に保持され、工具ホルダ5がクランプユニット9によってクランプされた状態で、アンクランプシリンダのピストンロッド16を前進させると、ドロ−バ−7がばね列15の弾発力に抗して前方へ押動されてクランプ部材10とともに前進し、各球体11がクランプ部材10の各係合凹部10aに係合して工具ホルダ5の結合部5aが解放され、工具ホルダ5のクランプ状態が解離される。
【0031】
主軸2の前部は、ハウジング1の前部と主軸2の前部との間に主軸2の軸方向へ並んで介装され、セラミックボ−ル転動子を備えた複数個のセラミックボ−ルベアリングのフロントベアリング21によって回転可能に支持されている。
【0032】
主軸2の後部に形成された小径部8は、この小径部8に外嵌されてスラスト方向への摺動可能なスチ−ルロ−ラ転動子を備えたスチ−ルロ−ラベアリングのリヤベアリング22によって回転可能に支持されている。
【0033】
ドロ−バ−7を、このドロ−バ−7に組付けられるクランプユニット9,ばね押え12,ばね列15等とともに主軸2の内部に装填するに際し、主軸2の外部ではばね列15をドロ−バ−7に嵌装し、クランプユニット9およびばね押え12をドロ−バ−7の前端に組付け、ばね列15をばね押え12とばね受け13との間に圧縮状態で挟み込んでドロ−バ−7にセットし、クランプユニット9,ばね押え12,ばね列15がドロ−バ−7に組付けられたドロ−バ−アセンブリ20を主軸2の外部で組立てる。
【0034】
次に、主軸2の前端からキャップ体17および拘束部材6を取外した状態で、ドロ−バ−アセンブリ20を主軸2の軸孔3内にその前方から嵌め込み、ドロ−バ−7を軸孔3の第2〜第5軸孔部3b,3c,3d,3eに挿通してドロ−バ−アセンブリ20を主軸1内の中心部にセットする。
【0035】
この状態で、キャップ体17および拘束部材6を主軸2の前端に結合すると、ドロ−バ−アセンブリ20を主軸2の内部に組込むことができる。
【0036】
上記した実施の形態によれば、主軸2の小径部8がばね押え12,ばね受け13、ばね列15を有する付勢機構を避けた部位に形成され、小径部8の外径Dを付勢機構とは無関係に設定することができるので、小径部8の外径Dを可及的に縮小して小径部8の外周面の周速度が遅くなるように小径部8を細くすることができる。
【0037】
従って、主軸2の後部を、高速回転時の熱や遠心力による主軸2の変形挙動の吸収が可能で安価なスチ−ルロ−ラベアリングによって支持することが可能となり、主軸2の高速回転を可能にして主軸2を支持する支持機構のコストアップを抑制することができる。
【0038】
また、主軸2に加わるスラスト荷重を吸収するための特別な機構や、セラミックベアリングを使用したときのア−ス機構が不要となる。
【0039】
さらに、ドロ−バ−アセンブリ20を主軸2内に装填して主軸2に組付ける組付け作業を簡易化することができるとともに、主軸2の軸孔3の後部の孔径を最小にして主軸2の小径部8を可及的に細くすることができ、小径部8の支持に使用するリヤベアリング22を小型にして主軸2の後部の支持機構をコンパクト化することができる。
【0040】
また、上記した実施の形態では、主軸2の前部を耐熱性が優れたセラミックボ−ルベアリングによって支持し、主軸2の後部を小型でスラスト荷重の吸収が可能なスチ−ルロ−ラベアリングによって支持してあるので、主軸2の高速化を可能にして高速回転時の主軸2の支持状態を安定化させることができる。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、小径部が主軸のうち、トロ−バ−を付勢する付勢機構を避けた部位に形成され、小径部の外径を付勢機構とは無関係に設定することができるので、小径部の外径を可及的に縮小して小径部の外周面の周速度が遅くなるように小径部を細くすることができる。
【0042】
従って、主軸の後部を、高速回転時の熱や遠心力による主軸の変形挙動の吸収が可能で安価なスチ−ルロ−ラベアリングによって支持することが可能となり、主軸の高速回転を可能にして主軸を支持する支持機構のコストアップを抑制することができる。
【0043】
また、主軸に加わるスラスト荷重を吸収するための特別な機構や、セラミックベアリングを使用したときのア−ス機構が不要となる。
【0044】
また、請求項1の発明によれば、ドロ−バ−アセンブリを主軸内に装填して主軸に組付ける組付け作業を簡易化することができるとともに、主軸の軸孔の後部の孔径を最小にして主軸の小径部を可及的に細くすることができ、小径部の支持に使用するリヤベアリングを小型にして主軸後部の支持機構をコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1形態を示す主軸装置の側断面図である。
【図2】 同じく、ドロ−バ−アセンブリを主軸内に装填する前の状態を示す主軸装置の分解側断面図である。
【図3】 従来の主軸装置の側断面図である。
【符号の説明】
2 主軸
3 軸孔
7 ドロ−バ−
8 小径部
9 クランプユニット
12 ばね押え
13 ばね受け
15 ばね列
20 ドロ−バ−アセンブリ
21 フロントベアリング
22 リヤベアリング

Claims (1)

  1. 軸方向の一端にクランプユニットを設けた丸棒状のドローバーと、前記ドローバーが同軸状に挿通される主軸と、ハウジングとを備えた主軸装置であって、
    前記主軸は、前記ハウジング内に、クランプユニット側がフロントベアリングによって回転可能に支持され、前記クランプユニット側の反対側がリヤベアリングによって回転可能に支持され、
    前記軸方向に並んで前記ドローバーに嵌装されて前記ドローバーを前記クランプユニット側の反対側に付勢するばね列を、前記ばね列の前記クランプユニット側に設けた円筒状のばね押えと、前記ばね列の前記クランプユニット側の反対側に設けたばね受けにて挟み込む構造を有し、
    前記ばね受けを、前記ドローバーにおける前記軸方向の中央部付近に、環状に突出形成し、
    前記ばね受けの位置に対して前記クランプユニット側の反対側におけるドローバー部分を、前記主軸にて密嵌状に支持し、
    突出形成した前記ばね受けの外径より小径の前記ドローバー部分を密嵌状に支持している主軸の外径を、突出形成したばね受け部分の主軸の外径より小径に形成し、小径に形成した小径部を、スチールローラ転動子を備えた前記リヤベアリングによって支持し、
    前記ドローバーが同軸状に挿通される前記主軸には、孔径が一方の端部から他方の端部に向かって段階的に縮小された軸孔が縦貫状に形成されており、
    前記クランプユニットと前記ばね押えと前記ばね列とが前記ドローバーに組付けられたドローバーアセンブリを、前記ドローバーアセンブリにおける前記クランプユニット側の反対側から、前記主軸の前記軸孔の一方の端部から嵌め込み、
    前記ばね押えを抜け止めする拘束部材と、前記拘束部材に結合されて前記主軸の前記クランプユニット側の先端に締結されるキャップ体とを、前記主軸の前記クランプユニット側の先端に結合することで、前記ドローバーアセンブリを前記主軸の内部に組み込むことが可能な構造を有する主軸装置。
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