JP3757139B2 - 避難用梯子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスビルやマンション、一般住宅家屋等の建物のベランダや外壁高所、屋上等に設置され、火災等の緊急避難時に建物の高所から避難する際に使用する避難用梯子に係り、不使用時には短縮状態で収納されていると共に、使用時には伸長垂下状態になる伸縮式の避難用梯子の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、オフィスビルやマンション、一般住宅家屋等の建物のベランダや外壁高所等には、火災等の緊急避難時に建物の高所から低所へ避難することができる各種構造の避難用梯子が設置されている。
【0003】
従来、この種の避難用梯子としては、例えば実公昭61−29920号公報や実公平6−16158号公報等に開示されたテレスコープ式の伸縮柱体を用いた伸縮式の避難用梯子が知られている。
【0004】
前記伸縮式の避難用梯子は、図示していないが、直径の異なる複数本の金属パイプ製の柱材を摺動自在に嵌挿して成るテレスコープ状の伸縮自在な左右の伸縮柱体と、左右の伸縮柱体間に長手方向に沿って一定間隔毎に配設され、両端部が対向する左右の柱材に夫々固定された複数本の横桟と、上下に隣接する横桟の両端部同士を連結する折り畳み自在なリンク製の連結材等から成り、不使用時には短縮状態になると共に、使用時には自重により伸長降下して伸長垂下状態になるように構成されている。
【0005】
この避難用梯子は、使用時に伸縮柱体が伸長して建物の壁面に代わる支持部材となるため、避難用梯子が建築物の壁面を利用できない場所に設置されていても、伸長垂下状態に於ける避難用梯子の前後左右方向の撓みや揺動を防止することができ、避難者が避難用梯子を伝って安全且つ円滑に避難することができるようになっている。
【0006】
ところで、テレスコープ式の伸縮柱体を用いた避難用梯子に於いては、直径の異なる複数本の金属パイプ製の柱材を摺動自在に嵌挿して伸縮柱体を形成するようにしているため、伸縮柱体を形成する柱材が数種類(多いときには十数種類)必要となり、柱材の種類が必然的に多くなってコスト高になると云う問題があった。然も、伸縮柱体は、下端部に行くに従って柱材の直径が順次細くなっているため、上端部側と下端部側とでは機械的強度に大きな差が生じることになり、伸長垂下状態の避難用梯子の下部側に避難者の荷重が掛かったときに伸縮柱体が前後方向へ撓み易くなると云う問題もあった。
【0007】
そこで、本件出願人は、上述した問題を解決するために新たな伸縮柱体を用いた伸縮式の避難用梯子を開発し、これを実用新案登録第3069071号として公開している。
【0008】
即ち、前記避難用梯子30は、図18に示す如く、横断面が同一の形状及び大きさに形成された複数枚の縦長板状の柱材31を前後方向へ重ね合わせて長手方向へ摺動自在とした伸縮式の左右の伸縮柱体32と、左右の伸縮柱体32間に長手方向に沿って一定間隔毎に配設され、両端部が対向する左右の柱材31の上端部に夫々取り付けられた複数本の横桟33と、左右の伸縮柱体32の各柱材31を長手方向へ伸縮自在に連結すると共に、伸長状態になった伸縮柱体32の各柱材31が長手方向へ抜けるのを防止するガイド孔34a、丸ネジ34b及び丸ナット34cから成る連結機構34とから構成されている。
又、左右の伸縮柱体32の各柱材31は、図19に示す如く、横桟33が取り付けられる縦長板状の前側耳部31aと、前側耳部31aの一側端に後方へ傾斜する姿勢で連設された縦長板状の傾斜部31bと、傾斜部31bの後端に連設され、前側耳部31aに対して平行な縦長板状の後側耳部31cとを備えた一定長さの金属製の押出し型材により形成されており、各柱材31を前後方向へ重ね合わせたときに前側耳部同士31a、傾斜部31b同士及び後側耳部31c同士が夫々重ね合わされると共に、各前側耳部31aの端面及び各後側耳部31cの端面が夫々面一になるように構成されている。
【0009】
この避難用梯子30は、横断面が同一の形状及び大きさに形成された複数枚の縦長板状の柱材31(金属製の押出し型材)により伸縮柱体32を形成するようにしているため、伸縮柱体32を形成する柱材31の種類が一種類で済むうえ、伸縮柱体32の上端部側と下端部側の太さが同じになり、伸縮柱体32全体の強度を均一化できると云う利点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、上述した伸縮式の避難用梯子30は、伸縮柱体32の各柱材31の前面(前側耳部31a)に横桟33の端部を取り付けているため、避難用梯子30の前後方向の幅が伸縮柱体32の前後方向の幅と横桟33の幅を合わせたものとなり、避難用梯子30を短縮状態にしたときに避難用梯子30自体が大型化すると云う問題があった。
又、この避難用梯子30は、伸縮柱体32を形成する各柱材31にガイド孔34aを形成し、このガイド孔34aに丸ネジ34bを挿通してその先端部に抜け止め用の丸ナット34cを螺着することによって、伸縮柱体32の各柱材31が長手方向へ抜けるのを防止しているため、各柱材31にプレス加工によってガイド孔34aを形成しなければなせず、加工工程が増えてコスト高になると云う問題があった。
更に、この避難用梯子30は、伸長状態の伸縮柱体32が折れ曲がらないように伸縮柱体32の各柱材31に直ぐ後側に位置する柱材31へ摺動自在に係止される係止片35を取り付けているため、部品点数が増えて組立が煩雑化すると云う問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は避難用梯子自体のコンパクト化を図れると共に、加工工程や部品点数が少なくて済み、コストの低減や組立の簡略化を図れるようにした伸縮式の避難用梯子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明の請求項1の発明は、横断面が同一の形状及び大きさに形成された複数枚の縦長板状の柱材7を前後方向へ重ね合わせて長手方向へ摺動自在とした伸縮式の左右の伸縮柱体2と、左右の伸縮柱体2間に長手方向に一定間隔毎に配設され、両端部が対向する左右の柱材7の一端部に夫々取り付けられた複数本の横桟3と、左右の伸縮柱体2の各柱材7を長手方向へ伸縮自在に連結すると共に、伸長状態になった伸縮柱体2の各柱材7が長手方向へ抜けるのを防止する連結機構4と、左右の伸縮柱体2の柱材7に後方へ突出する姿勢で取り付けられ、建物の壁面に当接し得る突子5とを具備した伸縮式の避難用梯子1に於いて、前記左右の伸縮柱体2の各柱材7は、横桟3の前面及び後面に平行で且つ横桟3の端部が取り付けられる縦長板状の取付け部7aと、取付け部7aの外側端に前方へ傾斜する姿勢で連設されて横桟3の端面に対向する縦長板状の外側耳部7bと、取付け部7aの内側端に後方へ傾斜する姿勢で連設された内側耳部7cと、外側耳部7b及び内側耳部7cの何れか一方又は両方に柱材7の長手方向に沿って形成された横断面が四角形で外側面が開放された係止溝7f及び係止溝7fを形成する一側の側壁の延長部分を横断面がコ字形に折り曲げした先端部から成る係止片7gとを備えた一定長さの金属製の押出し型材により形成されており、各柱材7を前後方向へ重ね合わせて長手方向へ摺動自在としたときに、取付け部7a同士、外側耳部7b同士及び内側耳部7c同士が夫々密接状に重ね合わされて各柱材7の両側端が夫々同一平面上に位置すると共に、前後に隣接する一方の柱材7の係止溝7f内に他方の柱材7の係止片7gが摺動自在に嵌合されて重ね合わされた各柱材7が分離しないようにし、又、前記各横桟3は、その両端部が対向する左右の各柱材7の取付け部7aの前面にボルト8及び袋ナット9により夫々取り付けられ、更に、前記連結機構4は、各柱材7の取付け部7aの前面に柱材7の長手方向に沿って夫々形成され、横断面が略T字形で且つ両端が開放されたガイド溝7dと、横桟3の両端部及び各柱材7の取付け部7aに前面側から挿通支持されたボルト12により各柱材7の取付け部7aの後面に夫々取り付けられ、前後に隣接する後側の柱材7のガイド溝7dに摺動自在に嵌合されてガイド溝7dの開口縁部に係止される抜け止め体10と、各柱材7のガイド溝7d内にボルト14により取り付けられ、伸縮柱体2の伸長時に抜け止め体10がガイド溝7dから抜けるのを阻止するストッパー11とから構成したことに特徴がある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図11は本発明の第1の実施の形態に係る伸縮式の避難用梯子1を示し、当該避難用梯子1は、火災等の緊急避難時にオフィスビルやマンション、一般住宅家屋等の建物の高所から避難する際に使用するものであり、左右の伸縮柱体2、複数本の横桟3、連結機構4、複数の突子5及び一対の吊り下げ金具6等から構成されている。
この実施の形態に於いては、避難用梯子1は、建物の窓の近くやベランダ、屋上等に設置されており、不使用時には短縮状態で収納されていると共に、使用時には建物の窓枠やベランダの壁部分、屋上の壁部分等に掛けられて建物の壁面に沿って伸長垂下状態になるように構成されている。
【0018】
前記左右の伸縮柱体2は、図1乃至図3に示す如く、横断面が同一の形状及び同一の大きさに形成された複数枚の縦長板状の柱材7を前後方向(図2の左右方向)へ重ね合わせて長手方向(図2の上下方向)へ摺動自在且つ伸縮自在としたものであり、左右方向(図1の左右方向)に一定の間隔を空けて対向状に配置されていると共に、左右対称状に形成されている。
【0019】
具体的には、左右の伸縮柱体2を形成する各柱材7は、アルミ合金製の押出し型材を一定の長さに切断加工することにより形成されており、図4及び図9に示す如く、横桟3の前面及び後面に平行で且つ横桟3の端部が取り付けられる縦長板状の取付け部7aと、取付け部7aの外側端に前方(図4の下方向)へ傾斜する姿勢で連設され、横桟3の端面に対向する縦長板状の外側耳部7bと、取付け部7aの内側端に後方(図4の上方向)へ傾斜する姿勢で連設され、外側耳部7bに平行な縦長板状の内側耳部7cとを備えている。
又、各柱材7の取付け部7aの前面には、横断面が略T字形で且つ両端が開放されたガイド溝7dが柱材7の長手方向に沿って形成されていると共に、各柱材7の取付け部7aの後面には、横断面が矩形で且つ両端が開放された収納溝7eがガイド溝7dと平行になるように柱材7の長手方向に沿って形成されている。
更に、各柱材7の外側耳部7bの外側端部には、横断面が略矩形の係止溝7fと横断面が略L字形の係止片7gとが柱材7の長手方向に沿って平行状に形成されており、各柱材7を前後方向へ重ね合わせて長手方向へ摺動自在としたときに、前後に隣接する後側の柱材7の係止溝7f内に前側の柱材7の係止片7gが摺動自在に嵌合されるようになっている(図9参照)。
【0020】
前記各柱材7の大きさ及び横断面形状は、図3及び図9に示す如く、各柱材7を前後方向へ重ね合わせたときに取付け部7a同士、外側耳部7b同士及び内側耳部7c同士が夫々重ね合わされると共に、各外側耳部7bの側端及び各内側耳部7cの側端が夫々同一平面上に位置するように形成されている。
この実施の形態に於いては、各柱材7の左右方向の幅Wは57.3mmに、各柱材7の前後方向の幅W′は61.5mmに、各柱材7の取付け部7aの厚みtは7mmに、各柱材7の外側耳部7b及び内側耳部7cの厚みt′は1.4mmに、各柱材7の取付け部7aに対する外側耳部7b及び内側耳部7cの傾斜角度θは104.7度に夫々設定されている。又、一番前側に位置する柱材7(最下段の柱材7)の長さは357mmに、前から二番目の柱材7(下から二番目の柱材7)の長さは375mmに、その他の各柱材7の長さは390mmに夫々設定されている。
【0021】
そして、左右の伸縮柱体2は、上述した複数枚の柱材7を前後方向へ重ね合わせると共に、前後に隣接する後側の柱材7の係止溝7f内に前側の柱材7の係止片7gを摺動自在に嵌合することにより夫々形成されており、各柱材7を摺動させることによって長手方向へ伸縮自在となっている。この左右の伸縮柱体2は、左右対称状になるように一定の間隔を空けて対向状に配置されており、対向する左右の各柱材7同士が後述する横桟3や突子5により連結されていると共に、伸長状態になったときに一番前側に位置する柱材7が最下段位置となるように構成されている。
【0022】
前記各横桟3は、左右の伸縮柱体2間に伸縮柱体2の長手方向に沿って一定間隔毎に配設されており、両端部が対向する左右の柱材7の上端部に夫々取り付けられ、対向する左右の柱材7同士を連結するものである。
【0023】
具体的には、各横桟3は、アルミ合金製の角パイプを同一の長さに切断加工することにより形成されており、各横桟3の上面には滑り止め用の複数本の溝3aが横桟3の長手方向に沿って形成されている。
この実施の形態に於いては、各横桟3の長さは389mmに、各横桟3の高さは17mmに、各横桟3の幅は25mmに夫々設定されている。
【0024】
そして、前記各横桟3は、左右の伸縮柱体2間に伸縮柱体2の長手方向に沿って一定間隔毎に配設されており、全ての柱材7の取付け部7aの上端部前面と、一番前側に位置する柱材7(最下段の柱材7)の取付け部7aの下端部前面とにボルト8及び袋ナット9(又はナット)により夫々取り付けられている。
即ち、各横桟3は、その両端部を対向する左右の各柱材7の取付け部7aの上端部前面と、一番前側に位置する柱材7の取付け部7aの下端部前面とに夫々押し当て、各柱材7の後面側からボルト8を各柱材7の取付け部7aと横桟3の両端部に夫々挿通し、ボルト8の先端部に袋ナット9を嵌め込んで締め付けることによって、各柱材7の取付け部7aに取り付けられている(図9参照)。このとき、各ボルト8の頭は、各柱材7の取付け部7aの後面に形成した収納溝7e内に完全に収納されるようになっている。従って、伸縮柱体2を形成する各柱材7は、これらを前後方向へ重ね合わせてもボルト8が邪魔になると云うことがなく、前後方向へ摺動可能に重ね合わされることになる。
【0025】
前記連結機構4は、左右の伸縮柱体2の各柱材7を長手方向へ伸縮自在に連結すると共に、伸長状態になった伸縮柱体2の各柱材7が長手方向へ抜けるのを防止するものであり、図9及び図10に示す如く、各柱材7の取付け部7aの前面に柱材7の長手方向に沿って形成され、横断面が略T字形で且つ両端(上下端)が開放されたガイド溝7dと、各柱材7(一番後側に位置する柱材7を除く)の取付け部7aの上端部後面に夫々設けられ、前後に隣接する後側の柱材7のガイド溝7dに摺動自在に嵌合されてガイド溝7dの開口縁部に係止される抜け止め体10と、各柱材7(一番前側に位置する柱材7を除く)のガイド溝7d内の下端位置に取り付けられ、伸縮柱体2の伸長時に抜け止め体10がガイド溝7dから抜けるのを阻止するストッパー11とから構成されている。
又、各抜け止め体10は、鍔付きの丸ナットにより形成されており、最上段の柱材7を除く各柱材7の取付け部7aの上端部後面にボルト12により夫々取り付けられている。このボルト12は、横桟3の両端部及び柱材7の取付け部7aの上端部に前面側から挿通支持されており、その先端部が後側に位置する柱材7のガイド溝7dに位置するようになっている。従って、抜け止め体10は、これをボルト12の先端部に螺着することによって、柱材7の取付け部7aに取り付けられると共に、後側に位置する柱材7のガイド溝7d内に嵌合可能となる。このとき、抜け止め体10及びボルト12の先端部は、柱材7のガイド溝7d内に完全に収納されるようになっている。これによって、伸縮柱体2を形成する各柱材7は、これらを前後方向へ重ね合わせても抜け止め体10及びボルト12の先端部が邪魔になると云うことがなく、前後方向へ摺動可能に重ね合わされることになる。
更に、ストッパー11は、ボルト14(又はネジ)によりガイド溝7d内に取り付けられており、その上端には緩衝用のゴム部材13が接着剤等により取り付けら、伸縮柱体2が伸長したときにこのゴム部材13に抜け止め体10が当接し、伸長時に於ける伸縮柱体2の各柱材7に加わる衝撃が弱められるようになっている。
【0026】
前記各突子5は、伸縮柱体2を形成する各柱材7のうち、最上段から数えて奇数段目の柱材7と最下段の柱材7に後方へ突出する姿勢で取り付けられており、避難用梯子1が建物の壁面に沿って伸長垂下状態になったときに建物の壁面に当接し、横桟3を壁面から一定距離だけ離間させると共に、伸長垂下状態になった避難用梯子1の前後左右方向の撓みや揺動を防止するものである。
【0027】
具体的には、各突子5は、適宜の長さの細長い帯状の金属板(アルミ合金板)を平面形状略コの字状に折り曲げ加工することにより形成されており、その両端部が対向する左右の柱材7の取付け部7aの下端部後面にボルト14(又はネジ)により固定されている。このボルト14は、ストッパー11を柱材7に取り付けるためのボルト14と同じものである。
又、突子5の建物の壁面に当接する部分は、突子5に大きな荷重が掛かっても、容易に折れ曲がらないように断面形状が略くの字状になるように折り曲げられている。
尚、最下段の柱材7に取り付けられる突子5は、横桟3にボルト15及び袋ナット16を介して取り付けられており、避難用梯子1を短縮状態にしたときに下から二段目の柱材7に取り付けた突子5と干渉しないようになっている。
【0028】
前記吊り下げ金具6は、最上段の横桟3の両端部に夫々取り付けられており、建物の窓枠に着脱自在に掛け止められるように構成されている。この吊り下げ金具6には、特許第2620917号公報の図1乃至図3に開示されている吊り下げ金具6が使用されている。
即ち、吊り下げ金具6は、図7及び図8に示す如く、複数の幅調節穴17aを穿設した略L字形の外側金具17と、外側金具17の幅調節穴17aに合致する複数の幅調節穴18aを穿設した略L字形の内側金具18と、両金具17,18を移動調節自在に連結するボルト・ナット19と、外側金具17にリベットにより揺動自在に取り付けられたステンレス鋼製のC型金具20等から構成されており、両金具17,18の幅調節穴17a,18aの位置を変えることによって、両金具17,18間の幅を窓枠の厚みに合うように調節することができるようになっている。
この吊り下げ金具6は、最上段の横桟3の両端部に連結金具21を取り付け、連結金具21とC型金具20とをワイヤロープ22で連結することによって、横桟3の両端部に取り付けられている。
【0029】
尚、上述した避難用梯子1は、不使用時には短縮状態で保持されており、建物の窓の近くやベランダ、屋上等に設置されている。この実施の形態に於いては、避難用梯子1は、左右の伸縮柱体2を短縮して上下に隣接する横桟3同士を当接させ、この状態で各横桟3をベルトや紐(図示省略)等でひとまとめに縛り付けることによって、短縮状態で保持されており、建物の窓の近くに設置されている。
【0030】
而して、火災等が発生すると、避難者は、先ず収納場所から短縮状態になった避難用梯子1を取り出し、この避難用梯子1を突子5が手前になるようにして窓の外に出し、吊り下げ金具6を窓枠に掛ける。この避難用梯子1は、伸縮柱体2、横桟3及び突子5をアルミ合金により形成しているため、軽量化されて簡単に持ち運びすることができる。
【0031】
避難用梯子1を窓の外にぶら下げたら、避難者は下方の安全を確認してから避難用梯子1を短縮状態に保持しているベルトや紐(図示省略)等を解き、避難用梯子1の短縮保持状態を解除する。そうすると、避難用梯子1は、自重により伸長降下して建物の壁面に沿って伸長垂下状態になる。このとき、各突子5が建物の壁面に当接し、各横桟3と壁面との間には一定の間隙が形成される。
避難用梯子1が建築物の壁面に沿って完全に伸長垂下状態になったら、避難者は避難用梯子1の横桟3に手足を掛け、避難用梯子1を伝って高所から低所へ避難する。
【0032】
この避難用梯子1は、伸長垂下状態になったときに突子5が建物の壁面に当接するため、前後左右方向の撓みや揺動が防止されると共に、各横桟3が壁面から一定距離だけ離間して避難者が横桟3に手足を掛け易くなる。又、この避難用梯子1は、伸長垂下状態になった一対の伸縮柱体2により剛体化し、伸長時に於ける避難用梯子1の前後左右方向の撓みや揺動がより一層防止されることになる。更に、この避難用梯子1は、伸縮柱体2の各柱材7に係止溝7fと係止片7gを夫々形成し、前後に隣接する後側の柱材7の係止溝7f内に前側の柱材7の係止片7gが摺動自在に嵌合されているため、伸長垂下状になった伸縮柱体2が折れ曲がり難くなり、避難用梯子1の前後左右方向の撓みや揺動がより確実に防止されることになる。その結果、避難者は、避難用梯子1を伝って安全且つ円滑に避難することができる。
【0033】
図12乃至図17は本発明の第2の実施の形態に係る伸縮式の避難用梯子1を示し、当該避難用梯子1は、左右の伸縮柱体2、複数本の横桟3、連結機構4及び緩降装置23等から成り、不使用時には建物のベランダの床に設置した開閉可能な格納箱24内に短縮状態で収納され、使用時には開放された格納箱24内から自重により伸長降下して伸長垂下状態になるように構成されている。この避難用梯子1は、使用時に伸縮柱体2を伸長せしめてこれを建物の壁面に代わる支持部材とすることによって、伸長時に於ける避難用梯子1の前後左右方向の揺動や撓みを防止するようにしたものである。
【0034】
尚、格納箱24は、建物のベランダの床に形成した開口に嵌め込まれた四角枠状の本体24aと、本体24aの上端部に回動自在に取り付けられ、本体24aの上方開口を開閉する上蓋24bと、本体24aの下端部に回動自在に取り付けられ、本体24aの下方開口を開閉する下蓋24c等から構成されている。
【0035】
前記左右の伸縮柱体2は、図12及び図13に示す如く、横断面が同一の形状及び同一の大きさに形成された複数枚の縦長板状の柱材7を前後方向(図13の左右方向)へ重ね合わせて長手方向(図13の上下方向)へ摺動自在且つ伸縮自在としたものである。
この左右の伸縮柱体2を形成する各柱材7は、上述した第1の実施の形態に係る避難用梯子1の伸縮柱体2の柱材7と同様にアルミ合金製の押出し型材を一定の長さに切断加工することにより形成されており、各柱材7の横断面の形状及び大きさは上述した柱材7と全く同一の形状及び大きさに形成されている。
即ち、各柱材7は、取付け部7a、外側耳部7b及び内側耳部7cを備えており、取付け部7aの前面にはガイド溝7dが、取付け部7aの後面には収納溝7eが、外側耳部7aの外側端部には係止溝7f及び係止片7gが夫々形成されている。
尚、この実施の形態に於いては、各柱材7の長さは全て390mmに設定されている。
【0036】
そして、左右の伸縮柱体2は、上述した複数枚の柱材7を前後方向へ重ね合わせると共に、前後に隣接する後側の柱材7の係止溝7f内に前側の柱材7の係止片7gを摺動自在に嵌合することにより夫々形成されており、各柱材7を摺動させることによって長手方向へ伸縮自在となっている。
又、左右の伸縮柱体2は、左右対称状になるように一定の間隔を空けて対向状に配置されており、対向する左右の各柱材7の下端部同士が後述する横桟3により連結され、伸長状態になったときに一番後側に位置する柱材7が最下段位置となるように構成されている。
更に、各伸縮柱体2の一番前側に位置する柱材7(最上段の柱材7)の上端部には、支持板25が取り付けられている。
【0037】
前記各横桟3は、左右の伸縮柱体2間に伸縮柱体2の長手方向に沿って一定間隔毎に配設されており、両端部が対向する左右の柱材7の下端部に夫々取り付けられ、対向する左右の柱材7同士を連結するものである。
即ち、各横桟3は、上述した第1の実施の形態に係る避難用梯子1の横桟3と同様にアルミ合金製の角パイプを同一の長さに切断加工することにより形成されており、各横桟3の形状、大きさ及び長さは上述した横桟3と全く同一の形状、大きさ及び長さに夫々形成されている。
これら各横桟3は、左右の伸縮柱体2間に伸縮柱体2の長手方向に沿って一定間隔毎に配設されており、上述した第1の実施の形態に係る避難用梯子1の横桟3と同様に各柱材7の取付け部7aの下端部前面にボルト8及び袋ナット9により夫々取り付けられている。
【0038】
前記連結機構4は、左右の伸縮柱体2の各柱材7を長手方向へ伸縮自在に連結すると共に、伸長状態になった伸縮柱体2の各柱材7が長手方向へ抜けるのを防止するものであり、上述した第1の実施の形態に係る避難用梯子1の連結機構4と同様構造に構成されている。
即ち、連結機構4は、図16及び図17に示す如く、各柱材7の取付け部7aの前面に形成されたガイド溝7dと、各柱材7(一番後側に位置する柱材7を除く)の取付け部7aの下端部後面に夫々設けられ、前後に隣接する後側の柱材7のガイド溝7dに摺動自在に嵌合されてガイド溝7dの開口縁部に係止される抜け止め体10と、各柱材7(一番前側に位置する柱材7を除く)のガイド溝7d内の上端位置に取り付けられ、伸縮柱体2の伸長時に抜け止め体10がガイド溝7dから抜けるのを阻止するストッパー11とから構成されている。
又、各抜け止め体10は、鍔付きの丸ナットにより形成されており、各柱材7(最下段の柱材7を除く)の取付け部7aの下端部後面にボルト12により夫々取り付けられている。
更に、ストッパー11は、ボルト14(又はネジ)によりガイド溝7d内に取り付けられており、その下端には緩衝用のゴム部材13が接着剤等により取り付けられ、伸縮柱体2が伸長したときにこのゴム部材13に抜け止体10が当接し、伸長時に於ける伸縮柱体2の各柱材7に加わる衝撃が弱められるようになっている。
【0039】
前記緩降装置23は、避難用梯子1の伸長降下速度を緩和すると共に、伸長状態の避難用梯子1を短縮状態にするものであり、従来公知のものと同様構造に構成されている。この実施の形態に於いては、緩降装置23には、例えば実公平4−20456号公報の第1図乃至第4図に開示された緩降装置や実公昭60−11280号の第7図及び第8図に開示された緩降装置、実公平6−16159号の第4図及び第5図に開示された緩降装置が使用されている。
【0040】
そして、上述した避難用梯子1は、伸縮柱体2の上端部に設けた支持板25が格納箱24の本体24aに支持軸26を介して回動可能に取り付けられており、不使用時には水平且つ短縮状態で格納箱24内に収納されていると共に、使用時には水平状態から略垂直状態まで回動し、伸長垂下状態になるように構成されている。
又、避難用梯子1と格納箱24の本体24aとの間には、避難用梯子1が伸長状態になったときにこれに若干の傾斜角度を与え、避難者が降下し易いようにワイヤロープ27が介設されている。
【0041】
而して、この避難用梯子1に於いては、火災等の緊急避難時に、避難者が格納箱24の上蓋24b及び下蓋24cを夫々開放し、下方の安全を確認してから緩降装置23を操作して避難用梯子1の短縮保持状態を解除すると、避難用梯子1は自重により伸長降下して略伸長垂下状態となる。このとき、避難用梯子1は、緩降装置23によりその伸長降下速度が緩和されるため、伸長降下時に衝撃荷重等を受けると云うことがなく、良好且つ円滑に伸長することなる。
避難用梯子1が伸長垂下状態になったら、避難者は避難用梯子1の横桟3に手足を掛け、避難用梯子1を伝って高所から低所へ避難する。
【0042】
この避難用梯子1は、使用時に一対の伸縮柱体2が伸長垂下状態になって建築物の壁面に代わる支持部材となるため、伸縮柱体2によって伸長時に於ける避難用梯子1の前後左右方向の撓みや揺動が防止されて剛体化することになる。その結果、避難者は、避難用梯子1が建築物の壁面を利用できない場所に設置されていても、避難用梯子1を伝って安全且つ円滑に避難することができる。又、この避難用梯子1は、伸縮柱体2の各柱材7に係止溝7fと係止片7gを夫々形成し、前後に隣接する後側の柱材7の係止溝7f内に前側の柱材7の係止片7gが摺動自在に嵌合されているため、伸長垂下状態になった伸縮柱体2が折れ曲がり難くなり、避難用梯子1の前後左右方向の撓みや揺動がより一層防止されることになる。
【0043】
尚、上記第1の実施の形態に於いては、使用時に避難用梯子1を建物の窓枠に掛けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、避難用梯子1を短縮状態で建物の窓の近くの外壁やベランダの壁部分、屋上の壁部分に予め取り付けておき、使用時に避難用梯子1を操作して伸張降下させるようにしても良い。
【0044】
上記第1の実施の形態に於いては、伸縮柱体2の柱材7に突子5を一段置き毎に取り付けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、全ての柱材7に突子5を取り付けるようにしても良く、又、全ての突子5を省略するようにしても良い。更に、突子5をボルト14により柱材7に取り付けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、突子5を柱材7に溶接により固着するようにしても良い。
【0045】
上記第1の実施の形態に於いては、最上段の横桟3に窓枠に引っ掛ける形式の吊り下げ金具6を取り付けるようにしたが、他の実施の形態に於いては、例えば特許第2620917号公報の図10及び図11に開示されているフック形式の吊り下げ金具6を連結金具21及びワイヤロープ22を用いて最上段の横桟3に取り付けるようにしても良い。又、吊り下げ金具6には、実開昭55−12887号公報の第1図乃至第3図に示す構造のものや実公昭57−19437号公報の第1図乃至第4図に示す構造のものを使用しても良い。
【0046】
上記各実施の形態に於いては、各柱材7の外側耳部7bに係止溝7fと係止片7gを夫々形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、各柱材7の外側耳部7b及び内側耳部7cの両方に係止溝7fと係止片7gを形成するようにしても良く、或いは各柱材7の内側耳部7cのみに係止溝7fと係止片7gを形成するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】
上述の通り、本発明の避難用梯子は、伸縮柱体の対向する左右の柱材間に横桟を夫々配置し、各横桟の両端部をその両端面が左右の柱材に夫々対向する状態で且つ左右の柱材の一端部に夫々取り付けているため、短縮状態にしたときに避難用梯子の前後方向の幅が伸縮柱体の前後方向の幅と同じで済み、冒頭で述べた従来の避難用梯子に比較して極めてコンパクト化されることになる。その結果、避難用梯子は、短縮時にはコンパクトになって収納し易くなるうえ、取扱性にも優れたものとなる。
又、本発明の避難用梯子は、伸縮柱体の各柱材に係止溝と係止片を夫々形成し、前後に隣接する一方の柱材の係止溝内に他方の柱材の係止片を摺動自在に嵌合させているため、伸長垂下状態になった伸縮柱体が折れ曲がり難くなり、避難用梯子の前後左右方向の撓みや揺動がより一層防止されることになる。然も、係止溝と係止片は柱材に一体的に形成されているため、冒頭で述べた従来の避難用梯子のように柱材へ別部材の係止片を取り付ける必要もなく、部品点数の削減及び組立の簡略化を図れる。
更に、本発明の避難用梯子は、連結機構を、各柱材に形成したガイド溝と、柱材に設けられ、隣接する柱材のガイド溝に摺動自在に嵌合されてガイド溝の開口縁部に係止される抜け止め体と、ガイド溝内に取り付けられ、抜け止め体がガイド溝から抜けるのを阻止するストッパーとから構成しているため、冒頭で述べた従来の避難用梯子のように各柱材にプレス加工によってガイド孔を形成したりする必要もなく、伸縮柱体を形成する各柱材は押出し型材を所定の長さに切断するだけで形成することができ、加工工程が少なくて済み、コスト低減を図れる。
そのうえ、本発明の避難用梯子は、ストッパーに緩衝用のゴム部材を取り付け、伸縮柱体の伸張時に抜け止め体をゴム部材へ当接させるようにしているため、避難用梯子の伸長時に伸縮柱体の各柱材に加わる衝撃が弱められ、伸張時に於ける避難用梯子の損傷や破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る避難用梯子の短縮状態を示す正面図である。
【図2】避難用梯子の短縮状態を示す縦断側面図である。
【図3】避難用梯子の短縮状態を示す拡大平面図である。
【図4】伸縮柱体を形成する柱材の拡大平面図である。
【図5】対向する左右の柱材を横桟及び突子で連結した状態の正面図である。
【図6】図5の横断面図である。
【図7】避難用梯子の伸長垂下状態を示す一部省略正面図である。
【図8】避難用梯子の伸長垂下状態を示す一部省略縦断側面図である。
【図9】図7のA−A線拡大断面図である。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【図11】図7のC−C線拡大断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る避難用梯子を示し、避難用梯子を格納箱内に収納した状態の拡大縦断側面図である。
【図13】図12に示す避難用梯子の伸長垂下状態を示す一部省略縦断側面図である。
【図14】図12に示す避難用梯子の伸長垂下状態を示す一部省略正面図である。
【図15】対向する左右の柱材を横桟で連結した状態の正面図である。
【図16】図14のD−D線拡大断面図である。
【図17】図16のE−E線断面図である。
【図18】従来の避難用梯子の伸長垂下状態を示す一部省略正面図である。
【図19】図18のF−F線拡大断面図である。
【符号の説明】
1は避難用梯子、2は伸縮柱体、3は横桟、4は連結機構、7は柱材、7aは取付け部、7bは外側耳部、7cは内側耳部、7dはガイド溝、7fは係止溝、7gは係止片、10は抜け止め体、11はストッパー、13はゴム部材。

Claims (1)

  1. 横断面が同一の形状及び大きさに形成された複数枚の縦長板状の柱材(7)を前後方向へ重ね合わせて長手方向へ摺動自在とした伸縮式の左右の伸縮柱体(2)と、左右の伸縮柱体(2)間に長手方向に一定間隔毎に配設され、両端部が対向する左右の柱材(7)の一端部に夫々取り付けられた複数本の横桟(3)と、左右の伸縮柱体(2)の各柱材(7)を長手方向へ伸縮自在に連結すると共に、伸長状態になった伸縮柱体(2)の各柱材(7)が長手方向へ抜けるのを防止する連結機構(4)と、左右の伸縮柱体(2)の柱材(7)に後方へ突出する姿勢で取り付けられ、建物の壁面に当接し得る突子(5)とを具備した伸縮式の避難用梯子(1)に於いて、前記左右の伸縮柱体(2)の各柱材(7)は、横桟(3)の前面及び後面に平行で且つ横桟(3)の端部が取り付けられる縦長板状の取付け部(7a)と、取付け部(7a)の外側端に前方へ傾斜する姿勢で連設されて横桟(3)の端面に対向する縦長板状の外側耳部(7b)と、取付け部(7a)の内側端に後方へ傾斜する姿勢で連設された内側耳部(7c)と、外側耳部(7b)及び内側耳部(7c)の何れか一方又は両方に柱材(7)の長手方向に沿って形成された横断面が四角形で外側面が開放された係止溝(7f)及び係止溝(7f)を形成する一側の側壁の延長部分を横断面がコ字形に折り曲げした先端部から成る係止片(7g)とを備えた一定長さの金属製の押出し型材により形成されており、各柱材(7)を前後方向へ重ね合わせて長手方向へ摺動自在としたときに、取付け部(7a)同士、外側耳部(7b)同士及び内側耳部(7c)同士が夫々密接状に重ね合わされて各柱材(7)の両側端が夫々同一平面上に位置すると共に、前後に隣接する一方の柱材(7)の係止溝(7f)内に他方の柱材(7)の係止片(7g)が摺動自在に嵌合されて重ね合わされた各柱材(7)が分離しないようにし、又、前記各横桟(3)は、その両端部が対向する左右の各柱材(7)の取付け部(7a)の前面にボルト(8)及び袋ナット(9)により夫々取り付けられ、更に、前記連結機構(4)は、各柱材(7)の取付け部(7a)の前面に柱材(7)の長手方向に沿って夫々形成され、横断面が略T字形で且つ両端が開放されたガイド溝(7d)と、横桟(3)の両端部及び各柱材(7)の取付け部(7a)に前面側から挿通支持されたボルト(12)により各柱材(7)の取付け部(7a)の後面に夫々取り付けられ、前後に隣接する後側の柱材(7)のガイド溝(7d)に摺動自在に嵌合されてガイド溝(7d)の開口縁部に係止される抜け止め体(10)と、各柱材(7)のガイド溝(7d)内にボルト(14)により取り付けられ、伸縮柱体(2)の伸長時に抜け止め体(10)がガイド溝(7d)から抜けるのを阻止するストッパー(11)とから構成され、そして、前記突子(5)は、その両端部がストッパー(11)を柱材(7)へ取り付けるためのボルト(14)により対向する左右の柱材(7)の取付け部(7a)の後面に固定されていることを特徴とする伸縮式の避難梯子。
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