JP3757095B2 - 印字装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は印字装置に係り、特に金融機関等において扱われる通帳、帳票、伝票等の媒体の処理を行う印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、特開平8−224925に見られるように、上下2つの挿入部に対して各々搬送用のモータを実装し、上下挿入部にセットされた媒体を各々の2モータにより搬送している装置がある。また、特開平10−67445においては1つの搬送用モータと搬送切替機構で、上下挿入部にセットされた媒体を搬送している。この装置においては、一方の挿入部にセットされた媒体を印字位置まで搬送し複数行の印字を行っている最中に、オペレータにより他方挿入部に媒体をセットされた場合、印字処理中の媒体を改行するためのローラの駆動力を一旦解除し、他方挿入部にセットされた媒体を所定の位置まで吸入するために駆動力を他方挿入部側へ切替えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置においては以下の課題がある。
【0004】
1つのモータで上下挿入部にセットされた媒体を搬送する装置においては、一方の挿入部にセットされた媒体の印字処理中に、他方挿入部に媒体をセットされた時、印字処理中の媒体の搬送駆動を他方挿入部へ切替えるため、処理中の媒体を搬送するローラが自由になってしまう。この状態において、特に処理中の媒体が通帳等の厚い媒体で媒体の上下端等がローラにかかった位置で止まった時には、ローラの挟持力で蹴り出しが発生し媒体が動いてしまう。そのために印字の行間隔がズレてしまう問題が発生することがあった。
【0005】
また、上下挿入部に各々搬送用モータを実装し、各挿入部にセットされた媒体を各々の搬送モータで搬送する装置においては、上記問題は解決することができるが、モータを実装するスペースが必要であり装置の小型化、軽量化には不利であり、コストUPにも繋がってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、上下挿入部の一方の挿入部にセットされた媒体が所定の位置まで搬送され印字処理が行われている最中に、他方挿入部に媒体がセットされた時、セットされた媒体を所定の位置まで吸入するために、搬送切替機構により搬走路及びローラの駆動を他方挿入部側へ切替える時、印字処理中の媒体を搬送ガイドへ押付け媒体を保持してから切替える。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説明する。
【0008】
図1、図2は本発明の一実施例を示す印字装置の構成図である。
【0009】
尚、以下本説明においては媒体の種類として通帳、帳票、伝票の語句を用いることとする。
【0010】
下挿入部1にオペレータにより通帳2がセットされると、下挿入部1に具備された図示しないセンサにより通帳2がセットされたことを検知し、モータ3が吸入方向に回転することにより、モータ3とベルト4、プーリ5、ベルト6、プーリ7aを介してモータ3の回転を伝達されている上下一対のローラ部8a(以下ローラ部8a)、及び、モータ3とベルト4、シャフト9、クラッチ10、ベルト11、プーリ7b、7cを介してモータ3の回転を伝達されている上下一対のローラ部8b及び8c(以下ローラ部8b、ローラ部8c)が吸入方向に回転し通帳2を所定の印字位置まで搬送し、既知の手段により印字ヘッド12が通帳2に所定の印字を行う。いうまでもないがこの時クラッチ10は接続している状態である。
【0011】
上記の印字処理が2行以上であり最終行でない印字行の印字処理中に、上挿入部13にオペレータにより伝票14がセットされ、上挿入部13に具備されている図示しないセンサにより媒体を検知した場合、通帳2の印字処理が終了(最終行まで印字するのを終える)するのを待たずに、印字している行の印字が終わった時点で伝票14を待機位置まで吸入処理を行う(印字行数が多いとオペレータがセットした伝票を保持し続けなければならないため)。
【0012】
すなわち、印字中の行の印字が終了すると、クラッチ10の接続を開放し、ソレノイド、ギヤ、レバー等からなる搬送切替機構15により、ローラ部8aに伝達さていた回転を上下一対のローラ部8d(以下ローラ部8d)へ切替えるのと同時に搬送路の接続を切替える切替ガイド16を図3に図示するように切替える。この切替処理が終わるとオペレータにより上挿入部13にセットされた伝票14を、上挿入部13に具備されている図示しないセンサにより媒体を検知し、モータ3が吸入方向に回転することにより上下一対のローラ部8dのみが回転し伝票14を待機位置(切替ガイド16にかからない位置)まで吸入する。伝票14の吸入処理を終了すると搬送切替機構15によりモータ3の回転の伝達をローラ部8aに切替え、切替ガイド16を元の位置に戻し、クラッチ10を接続してモータ3を回転させ印字処理中の通帳2を所定量改行して印字処理を再開する。
【0013】
以下本発明を詳細に述べる。
【0014】
通帳2の複数行の印字処理の途中に上挿入部13にセットされた伝票14を待機位置まで吸入するためにモータ3の回転の伝達をローラ部8dのみに切替えるとき、クラッチ10の接続を開放するためローラ部8b及び8cはフリーになる。即ち、図4に示すように通帳の上下端及び折り目部のいづれかがローラ部8a、8b、8cのいずれかの位置にあると通帳2はローラ部の挟持力F1により、通帳を蹴り出そうとする力F2が発生し、図5のようにずれてしまう。この為、伝票14を待機位置まで吸入後通帳2を所定量改行し印字処理を再開した時、改行後の印字行の位置が所定の位置よりローラ部の挟持力によりずれた量だけずれてしまうことになってしまう。
【0015】
従って、下挿入部1から吸入された通帳2の複数行の印字処理において最終行より前の印字行の印字中に(STEP1)、上挿入部13に伝票14がセットされ(STEP2)、上挿入部13に具備されている図示しないセンサにより媒体を検知した場合(STEP3)、通帳2に行われている印字行の印字を終えて、クラッチ10の接続を開放する前に、第6図に図示するように、印字ヘッド12に対向するプラテン17をソレノイド及びリンク機構からなるリトラクション機構18により、プラテン17を介し通帳2を印字ヘッド12の方向へ押し上げる(STEP4)。この時、通帳2は搬走路を形成するガイド19とプラテン17により挟まれて保持される。この後、クラッチ10の接続を開放し(STEP5)上述した伝票13の待機位置までの吸入処理を行う(STEP6)。伝票14の吸入処理が終わって通帳2の印字処理を再開する時は、クラッチ10を接続(STEP7)をした後リトラクション機構18による通帳2の押し上げを開放(STEP8)して所定量改行(STEP9)し通帳2への印字処理(STEP10)を再開する。
【0016】
すなわち、通帳2の上下端及び折り目がどの位置にあっても、プラテン17と搬送ガイド19により通帳2を挟み保持することにより通帳2は動かなくなるため、クラッチの接続を開放することによってローラ部8a〜8cが自由になっても通帳2は保持される為、再度印字処理を開始した場合でも所定の位置に印字することができる。
【0017】
上述した動作フローを図7に示す。
【0018】
また、ブロック図を図8に示す。
【0019】
また、金融機関等において取り扱われている媒体において、前述した印字位置のズレが発生するのは、特に通帳のような厚い媒体であって、その他の帳票、伝票においては上下端がローラに架かる位置にあってもローラ部の挟持力によるズレが発生しないため、印字位置のズレはほとんどないと言える。
【0020】
従って、以下に述べる処理方法も考えられ、処理時間の短縮を図ることも可能である。
【0021】
(1)印字ヘッドの近傍にセンサを設け、媒体の幅を検知する。そして、媒体の幅を利用して通帳かそれ以外の媒体かを識別することにより、通帳と識別した場合に上述した処理を行う。
【0022】
(2)印字ヘッドの近傍にセンサを設け、媒体の厚みを検知して通帳かそうでないかを識別し、通帳と識別した場合に上述した処理を行う。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一方の挿入部にセットされた媒体の印字処理中に、他方挿入部に媒体をセットされ該媒体を吸入しても印字処理中の媒体に印字ずれが発生しないコンパクトで安価な印字装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置の側面図
【図2】下挿入部の搬送機構図
【図3】搬走路切替を示す詳細図
【図4】ローラに対する通帳の停止位置を表わす図
【図5】通帳のずれを表わす図
【図6】通帳を保持する状態を表わす図
【図7】動作フロー
【図8】ブロック図
【符号の説明】
1:下挿入部、2:通帳、3:モータ、4:ベルト、5:プーリ、6:ベルト、7:プーリ、8a〜8d:ローラ部、9シャフト、10:クラッチ、11ベルト、12印字ヘッド、13:上操入部、14:伝票、15:搬送切替機構、16:切替ガイド、17:プラテン、18:リトラクション機構、19:ガイド
Claims (2)
- 挿入された媒体に印字を行う印字装置において、
媒体を挿入する複数の挿入部と、
該複数の挿入部のそれぞれに備えられ、該挿入部に媒体がセットされたことを検知する検知部と、
媒体が搬送される搬送路と、
前記複数の挿入部と搬走路との接続をどちらか選択する切替部と、
前記複数の挿入部に挿入された媒体を搬送する複数の搬送ローラと、
該搬送ローラを駆動するモータと、
該モータの駆動力を前記搬送ローラへ伝達する搬送切替部と、
挿入された媒体に印字する印字部と、
該印字部において印字される媒体を、前記搬送路を形成する搬送ガイドに押付ける押し付け部と、を備え、
前記押付け部は、前記印字部に対向するプラテン及びソレノイドとその駆動機構からなるプラテンリトラクション機構であり、
前記複数の挿入部のうちの一つの挿入部にセットされた媒体に対して前記印字部が印字を行っているときに、前記複数の挿入部のうちの他の挿入部に媒体がセットされたことを前記検知部が検知した場合、前記押付け部は、前記印字部において印字されている媒体を押付けるとともに、前記搬送切替部は、前記複数の搬送ローラに対する前記モータの駆動力の伝達を切り替えることを特徴とする印字装置。 - 前記押付け部は、前記印字部において印字処理中の媒体の厚さ、幅等の種類により、印字処理中の媒体を搬送ガイドへ押付けるか押付けないかを選択することを特徴とする請求項1記載の印字装置。
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