JP3757086B2 - Catvシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ケーブルテレビ(以降、CATVと呼ぶ)でUHF放送用を周波数変換して再送信する場合において、地上波ディジタル放送波の番組情報に含まれる周波数情報を、送信局側で変換することなく、家庭内に設置されるディジタルテレビ受信機などの受信機側のみで変換し、番組の選択を行えるようにしたCATV放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
地上放送、衛星放送、通信衛星などの限られたチャンネル数の有効利用を図るために、従来のアナログ放送の1チャネルで1番組サービスに対して、ディジタル画像圧縮技術と、ディジタル変調技術を用いて、アナログ伝送帯域の1チャンネルで複数の番組のサービス化を行うに至っている。
これに伴い、地上ディジタル放送局で送信されたディジタル放送信号をCATV送信局で受信して、CATV送信局側から光ケーブルなどの伝送路を通してCATV受信側に再送信して、CATV受信側で多チャンネルで受信可能とすることが行われている。
【0003】
この場合、地上放送波は、ディジタル放送波が使用され、このディジタル放送波はMPEG(Moving Pictures Experts Group)システムを用いてディジタル放送信号の圧縮と符号化を行うとともに、多重化を行ってディジタル放送信号を送信し、CATV送信局の受信アンテナでディジタル放送信号を受信する。
受信したディジタル放送信号を分配または分岐して、周波数変換後に地上ディジタル放送の伝送チャンネルをCATVで放送する伝送チャンネルに変換して伝送路経由でCATV受像機に送信するようにしている。
【0004】
ところが、日本の地上ディジタル放送局は、UHF帯を使用するため、CATV送信局で地上ディジタル放送信号を受信してこのCATV送信局側からCATV受像機に対して地上ディジタル放送を再送信するには、450MHz以上の伝送路をもつ一部の事業者を除いて、大部分の事業者はそのままの周波数では再送信できない。
このため、CATV送信局側での地上ディジタル放送の再送信は受信チャンネルの周波数をより低い周波数に変換して送る必要がある。
【0005】
ところで、ディジタル放送では上述のように、MPEGシステムを使用している。このMPEGシステムにおいては、MPEGトランスポートストリームに書かれている番組とその番組の構成を表すテーブル情報が複数含まれており、互いに関連を持って上記番組配列情報(PSI:Program Specific Information/SI:Service Information)を構成している。
【0006】
PSIはMPEG−TS(Transport Stream Packet:188バイトの固定長パケットのデータ列であり、誤りの発生する環境における伝送、蓄積に使用され、Transport Stream Packetに関しては「ISO/IEC13818−1」に規定されている。)に含まれている番組とその番組の構成を表すテーブル情報であり、PAT(Program Association Table)、CAT(Conditional Access Table)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network Information Table)の4種類のテーブルが規定されている。
【0007】
この4種類のテーブルのうち、PATは、放送番組に関するPMTやNITを伝送するトランスポート・ストリーム・パケットのパケット識別子を指定する。CATは、有料情報のCA方式と、関連情報を伝送するトランスポート・ストリーム・パケットのパケット識別子を指定する。
PMTは、放送番組を構成する各符号化信号を伝送するトランスポート・ストリーム・パケットのパケット識別子を指定する。
NITは、変調周波数などの伝送路情報と、放送番組を関連付ける情報を伝送する。
【0008】
また、上記SIは、ディジタルCATVのSTBにおいて、番組選択を容易にする点で必要な情報であり、PSI、EPG(Electronic Progam Guide:ディジタル多チャンネル放送において、データサービスとして番組表や個々の番組内容に関する情報を提供するサービスであり、ディジタル放送特有のチャンネル選択システムである。)、CA(Conditional Access)を総称している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このMPEGシステムでは、送信データに含まれる番組配列情報に記述された周波数情報を使用して番組の選択を行うようになっており、単に周波数変換のみ行っただけでは、CATVでは正常に番組の選択ができないという課題があった。
この、番組配列情報をCATV送信局側で置きかえる方法もあるが、そのためには機器構成が複雑になり、コストアップにつながるという課題もあった。
もし、CATV送信局側で番組配列情報を変更するとすれば、MPEGのトランスポートストリームに復号した後でなければ操作できないため、CATV送信局で受信信号をRF信号からベースバンド信号に復調した後、伝送路復号を行い、番組配列情報の変更を行った後、再び伝送路符号化、変調を施して伝送路に出力するという操作が必要になり、CATV送信局側の機器構成が複雑になり、コストアップ要因となる。
【0010】
この発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、地上ディジタル放送波をCATVにより再送信する場合に、CATV送信局側で番組配列情報(NIT)に含まれる番組選択のための周波数情報を変更する必要をなくして、CATV受像機側でのみ変更するようにして、送信局での機器構成が簡単にでき、かつ、CATV受像機側での回路の増加がなく、処理ソフトウェアの増加も極わずかで済み、システムにおけるコストインパクトがほとんど無いCATVシステムを提供することを目的とする。
【0013】
さらに、この発明は、地上ディジタル放送波のCATVによる再送信時に番組配列情報(NIT)に含まれる番組選択のための周波数情報を変更する必要がなく、送信側でのコストダウンを可能にするCATV地上ディジタル送信波送受信装置を提供することを目的とする。
【0014】
加えて、この発明は、CATV受信機側において、回路構成の変更と処理ソフトウェアの変更が少なく、低コストで地上ディジタル放送波を多数の受像機で受信可能なケーブルテレビ受像機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のCATVシステムは、MPEGシステムを使用して番組配列情報を有する地上ディジタル放送波を受信し、地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換して伝送路に出力するCATV送信局と、上記伝送路に伝送される上記CATV伝送チャンネルを受信して所定の地上ディジタル放送波に対応する上記CATV伝送チャンネルを選局する時に上記地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報とCATV伝送チャンネルの情報とが対応付けられた変換テーブルを参照して選局し、番組配列情報を復号するCATV受信機とを備え、上記CATV送信局は、上記受信された上記地上ディジタル放送波を分配または分岐する分配器と、上記分配器により分配または分岐された上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換する複数の周波数変換器と、上記周波数変換器で変換されたCATV伝送チャンネルの放送信号周波数を多重化して上記伝送路に出力する混合器とを備え、上記CATV受信機は、上記変換テーブルを保持するメモリと、上記メモリに上記変換テーブルを保持させる制御部と、チューナと、上記チューナで選局された周波数情報からMPEGのトランスポートストリームに復号する伝送路復号器と、上記制御部の指示により上記MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を上記制御部に出力するMPEG分離器と、上記MPEGのトランスポートストリームから映像信号と音声信号を復号するMPEG復号器とを備え、上記制御部による上記変換テーブルの上記メモリへの保持は、上記CATV受信機のリモコンおよび上記CATV受信機自体のスイッチの少なくとも一方を使用して行なわれ、上記変換テーブルは、上記地上ディジタル放送波のオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数情報からそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報に周波数変換するための周波数変換テーブルであり、上記制御部は、上記伝送路を通して上記CATV送信局から送信されるCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報のNITから上記周波数変換テーブルの周波数に基づき上記チューナに選局させることを特徴とする。
【0016】
そのため、CATV送信局では、地上ディジタル放送波を受信して地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATVチャンネルに変換して伝送路に送信すると、CATVチャンネルがCATV受信機に入力され、所定の地上ディジタル放送伝送チャンネルに対応するCATVチャンネルの番組の選局時に、地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報に対応するCATV伝送チャンネルの情報に変換したテーブルを参照して実際に選局すべきCATV伝送チャンネルの情報を取得し、選局されたCATV伝送チャンネルの情報より、番組配列情報を取得して復号するようにしたので、地上ディジタル放送波をCATVにより再送信する場合に、CATV送信局側で番組配列情報に含まれる番組選択のための周波数情報を変更する必要をなくして、CATV受信機側でのみの変更で済ませることができ、送信側での機器構成が簡単にでき、かつ、CATV受信機側での回路の増加がなく、処理ソフトウェアの増加も極わずかで済み、システムにおけるコストインパクトがほとんどなくすることができる。
【0021】
さらに、この発明のCATV地上ディジタル送信波送受信装置は、MPEGシステムを使用して番組配列情報を有する地上ディジタル放送波を受信して上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換して伝送路に出力するCATV送信局と、上記伝送路に伝送される上記CATV伝送チャンネルを受信して所定の地上ディジタル放送伝送チャンネルに対応する上記CATV伝送チャンネルを選局する時に上記地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報とCATV伝送チャンネルの情報とが対応付けられた変換テーブルを参照して選局し、番組配列情報を復号するCATV受信機とを備え、上記CATV送信局は、上記受信された上記地上ディジタル放送波を分配または分岐する分配器と、上記分配器により分配または分岐された上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換する複数の周波数変換器と、上記周波数変換器で変換されたCATV伝送チャンネルの放送信号周波数を多重化して上記伝送路に出力する混合器とを備え、上記CATV受信機は、上記変換テーブルを保持するメモリと、上記メモリに上記変換テーブルを保持させる制御部と、チューナと、上記チューナで選局された周波数情報からMPEGのトランスポートストリームに復号する伝送路復号器と、上記制御部の指示により上記MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を上記制御部に出力するMPEG分離器と、上記MPEGのトランスポートストリームから映像信号と音声信号を復号するMPEG復号器とを備え、上記制御部による上記変換テーブルの上記メモリへの保持は、上記CATV受信機のリモコンおよび上記CATV受信機自体のスイッチの少なくとも一方を使用して行なわれ、上記変換テーブルは、上記地上ディジタル放送波のオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数情報からそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報に周波数変換するための周波数変換テーブルであり、上記制御部は、上記伝送路を通して上記CATV送信局から送信されるCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報のNITから上記周波数変換テーブルの周波数に基づき上記チューナに選局させることを特徴とする。
【0022】
そのため、CATV送信局では、地上ディジタル放送波を受信して地上ディジタル放送伝送チャンネルの伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換して、伝送路に出力し、CATV受信機では、伝送路を通して入力されるCATV伝送チャンネルを受信し、所定の地上ディジタル放送伝送チャンネルに対するCATV伝送チャンネルの選局時に、地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報に対応するCATV伝送チャンネルの情報に変換したテーブルを参照して所定の地上ディジタル放送チャンネルに対応するCATVチャンネルを選局し、その選局により得られた番組配列情報を復号するようにしたので、地上ディジタル放送波をCATV送信局により再送信時に番組配列情報に含まれる番組選択のための周数情報を変更する必要がなく、送信局側でのコストダウンを可能にし、CATV受信機側では回路変更がなく、処理ソフトウェアも少なくすることができる。
【0023】
加えて、この発明のケーブルテレビ受信機は、MPEGシステムを使用して番組配列情報を有する地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATV送信局により変換されて伝送路経由で送信されるCATV伝送チャンネルを受信するチューナと、所定の地上ディジタル放送伝送チャンネルに対応する上記CATV伝送チャンネルの選局時に上記地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報とCATV伝送チャンネルの情報とが対応付けられた変換テーブルを参照して上記チューナに選局させる制御部と、上記変換テーブルを保持するメモリと、上記チューナで選局された周波数情報からMPEGのトランスポートストリームに復号する伝送路復号器と、上記制御部の指示により上記MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を上記制御部に出力するMPEG分離器と、上記MPEGのトランスポートストリームから映像信号と音声信号を復号するMPEG復号器とを備え、上記制御部は、上記CATV受信機のリモコンおよび上記CATV受信機自体のスイッチの少なくとも一方を使用して上記変換テーブルの上記メモリへの保持を行ない、上記変換テーブルは、上記地上ディジタル放送波のオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数情報からそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報に周波数変換するための周波数変換テーブルであり、上記制御部による上記チューナの選局は、上記伝送路を通して上記CATV送信局から送信されるCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報のNITから上記周波数変換テーブルの周波数に基づき上記チューナに選局させることによってなされ、上記CATV送信局は、上記受信された上記地上ディジタル放送波を分配または分岐する分配器と、上記分配器により分配または分岐された上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換する複数の周波数変換器と、上記周波数変換器で変換されたCATV伝送チャンネルの放送信号周波数を多重化して上記伝送路に出力する混合器とを備えることを特徴とする。
【0024】
そのため、チューナにCATV送信局から伝送路に出力される上記CATV伝送チャンネルを入力し、選局時にMPEG復号器から番組配列情報を取得し、この番組配列情報を基にして変換テ−ブルを参照し、CATV伝送チャンネルの情報を基に制御部は変換テーブルを参照して地上ディジタル放送チャンネルの情報に対応するCATVチャンネルの情報に基づき実際に選局すべきCATV伝送伝送チャンネルをチューナに選局させる。
チューナで選局されたCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報を制御部によりMPEG復号器に対して復号させるようにしたので、CATV受信機側において、回路構成の変更と処理ソフトウァの変更が少なく、低コストで地上ディジタル放送波を多数の受像機で受信可能とすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、この発明によるCATVシステムの実施の形態について図面に基づき説明する。図1は、この発明によるCATVシステムの第1実施の形態の構成を示すブロック図である。
CATV送信局Tでは、図示しない受信アンテナで地上ディジタル放送波を受信するようにしている。
【0026】
この地上ディジタル放送波に、MPEGシステムを用いて、ディジタル信号の圧縮と符号化を行うとともに、多重化を行って地上ディジタル放送信号を送信する。
この地上ディジタル放送信号は上記のように、MPEGシステムを使用しているが、このMPEGシステムでは、送信データに含まれる番組配列情報に記述された周波数情報を使用して番組の選択を行うようになっており、番組とその番組を構成するテーブルが複数含まれ、互いに関連を持って番組配列情報を構成している。この番組配列情報には、PSIとSIが含まれている。
PSIはMPEG−TSに含まれている番組とその番組の構成を表すテーブル情報であり、PAT、CAT、PMT、NITの4種類のテーブルが規定されている。
【0027】
CATV送信局Tにおいて、このような地上ディジタル放送波をアンテナで受信して分配器1に入力するようにしている。
分配器1に地上ディジタル放送波を入力することにより、分配器1で地上ディジタル放送波を分配または分岐した後に、複数個の周波数変換器21〜2nに送出する。
周波数変換器21〜2nでは、地上ディジタル放送波の伝送チャンネルをCATVで放送する伝送チャンネルに変換し、混合器3で周波数多重して、たとえば、光ファイバなどの伝送路10に出力する。
【0028】
次に、受信機Rの構成について説明する。このCATVシステムの第1実施の形態では、CATV受信機Rでは、チューナ4で伝送路10から入力した周波数多重された地上ディジタル放送信号が入力され、選局可能になっている。
この選局は制御部8の制御の基に行われる。制御部8はディジタルテレビ受信機(すなわち、CATV受信機)のリモコンや、このディジタルテレビ受信機自身のスイッチなどの入力手段を使用して、チューナ4に入力された地上ディジタル放送信号でのオリジナル伝送チャンネルと、それに対応するCATVでの伝送チャンネルの周波数情報をメモリ9に図3に示す、変換テーブルとして、たとえば、周波数変換テーブル11として保持させておく。
【0029】
この周波数変換テーブル11は、図3に示すように、選局すべきチャンネル、たとえば「チャンネル13」、「チャンネル14」、……「チャンネルN」のそれぞれに対応して元の周波数、すなわち、地上ディジタル放送チャンネルのオリジナル伝送チャンネルの周波数f1,f2,……fNとそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数f11,f12……f1Nが記入されている。
【0030】
制御部8の指示により、チューナ4で選局されたCATVでの伝送チャンネルの周波数信号は伝送路復号器5に送出されるようになっている。
伝送路復号器5では入力信号、すなわち、CATVでの伝送チャンネルの周波数信号をMPEGのトランスポートストリームに復号してMPEG分離器6に出力するようになっている。
【0031】
MPEG分離器6では制御部8の指示により、MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報(PAT/PMT)を制御部8に出力するとともに、この符合化された映像、音声をMPEG復号器7に出力するようになっている。
MPEG復号器7では、入力したMPEGトランスポートストリームから映像・音声信号を復号し、映像信号は表示回路12へ送り出し、音声信号は音声出力回路13に送出するように構成されている。
表示回路13はブラウン管や液晶表示ディスプレイなどの表示手段14を駆動して映像の表示を行う。
音声出力回路13はスピーカやイヤホンなどの可聴音発生手段15の駆動を行って可聴音を発生させる。
【0032】
次に、以上のように構成されたこの発明によるCATVシステムの第1実施の形態の動作について説明する。
このCATVシステムの第1実施の形態の動作の説明を行うことにより、この発明によるCATV地上ディジタル波送受信装置、この発明によるCATV受像機の各第1実施の形態の動作の説明を兼ねることにする。
【0033】
まず、CATV送信局T側の動作から説明する。CATV送信局Tでは、図示しない受信アンテナで地上ディジタル放送波を受信する。
CATV送信局Tにおいて、このような地上ディジタル放送波をアンテナで受信して分配器1に入力することにより、分配器1で地上ディジタル放送波を分配または分岐した後に、複数個の周波数変換器21〜2nに送出する。
周波数変換器21〜2nでは、地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送する伝送チャンネルに変換し、混合器3で周波数多重して、伝送路10に出力する。
【0034】
次に、CATV受信機Rの動作について説明する。CATV受信機Rにおいては、あらかじめ制御部8により、CATV受信機Rのリモコンや、このCATV受信機自身のスイッチなどを使用して、チューナ4に入力された地上ディジタル放送信号でのオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルと、それに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報をメモリ9に図3に示すように、周波数変換テーブル11として保持させておく。
次に、CATV受信機Rの選局時の動作について、図2のフローチャートに沿って説明する。この図2はCATV受信機Rの選局時の処理手順を示すフローチャートである。
【0035】
CATV受信機Rにおいて、まず新規選局作用にに先立ち、現在の受信状態からこの新規選局動作を行うまでのCATV受信機Rの動作から説明する。
この新規選局動作前の状態では、CATV受信機Rの電源投入時あるいは前回の選局した状態にある。
この状態では、チューナ4に伝送路10から入力されたCATV伝送チャンネルの放送信号が伝送路復号器5に送出され、この伝送路復号器5で入力信号をMPEGのトランスポートストリームに復号して、MPEG分離器6に出力する。
【0036】
MPEG分離器6では、トランスポートストリームに含まれる番組配列情報のPAT/PMTを制御部8に送出する(ステップA1)。
ここから実質的に新規選局動作に移行し、制御部8は、このPAT/PMTを取得してトランスポートストリームがユーザ(CATV受信機Rの視聴者)による受信希望のCATV伝送チャンネルのトランスポートストリームであるか、否かの判断を行う(ステップA2)。
この判断の結果、制御部8がトランスポートストリームに含まれる番組配列情報に対してユーザの希望するトランスポートストリームでないと判断すると、制御部8はMPEG分離器6に対して、このトランスポートストリームに含まれる番組配列情報(NIT)を要求してこのNITを制御部8に入力する(ステップA3)。
【0037】
制御部8は、この取得したNITから選択すべき番組が現在受信しているCATV伝送チャンネルのトランスポートストリームであるか、否かのCATV伝送チャンネルの情報を取得する。
現在、選択すべき番組が現在受信しているCATV伝送チャンネルのトランスポートストリームでない場合であるから、この取得したNIT情報から選択すべきCATV伝送チャンネル情報(周波数情報)を得る(ステップA4)。
制御部8は、この取得したCATV伝送チャンネル情報を基に、メモリ9にあらかじめ保管されている周波数変換テーブル11を参照して、実際に選局すべきCATV伝送チャンネル(周波数情報)の情報を得る。
【0038】
この場合、たとえば、メモリ9に保持されている周波数変換テーブル11の「チャンネル13」を選局する場合には、「地上ディジタル放送信号でのオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数f1」に対応する「CATV伝送チャンネルの周波数f11」を指定することにより、チューナ4が地上ディジタル放送信号のオリジナルチャンネルの「チャンネル13」を選局するように、制御部8は、このCATV伝送チャンネルの情報を基に、チューナ4に対して選局の指示を行い、チューナ4はCATV伝送チャンネルの移動、つまり選局を行う(ステップA6)。
この選局を行うことにより、チューナ4で選局されたCATV伝送チャンネルの周波数信号は伝送路復号器5に送出され、伝送路復号器5ではこの周波数信号をMPEGのトランスストリームに復号して、MPEG分離器6に出力する。
【0039】
また、このとき、このCATV伝送チャンネルの移動により、新たに得られる番組配列情報(PAT/PMT)から現在受信しているCATV伝送チャンネルのトランスポートストリームから選択すべき番組が存在する場合、または上記ステップA2での、PAT/PMTを取得してトランスポートストリームに含まれる番組配列情報に対してユーザの希望する番組がトランスポートストリームに含まれていると判断された場合には、制御部8はMPEG分離器6に指示を与える。
これにより、制御部8はMPEG分離器6から現在受信しているCATV伝送チャンネルのトランスポートストリームの番組配列情報(PT/PMT)を取得する(ステップA7)。
【0040】
制御部8は、この取得した番組配列情報(PT/PMT)から選択した番組の番組要素のID(PMTやNITを伝送するトランスポートストリームパケットの識別子)を取得する。
制御部8は、この取得したIDをMPEG分離器6に送り、MPEG分離器6はこのIDを基に選択番組の番組要素情報を選択してMPEG復号器7に出力する(ステップA9)。
【0041】
MPEG復号器7は受信した番組要素情報から映像信号・音声信号を復号して映像信号を表示回路12へ出力する(ステップA10)。
表示回路12はこの映像信号を入力することにより、表示手段14を駆動して、映像の表示を行う。
また、音声信号は音声出力回路13に送出され、それによって音声出力回路13はスピーカなどの可聴音発生手段15を駆動して可聴音声を発生させる。
かくして、ケーブルテレビ受像機としての機能を呈することになる。
【0042】
このように、CATVシステムによる第1実施の形態では、CATV送信局Tで地上波ディジタル放送波を周波数変換して再送信する場合において、地上波ディジタル放送の番組情報に含まれる周波数情報を、CATV送信局T側で変換することなく、家庭内に設置されるディジタルテレビ受信機などのCATV受信機R側のみで変換し、番組の選択を行えるようにしており、CATV送信局T側での機器構成が簡単になる。
【0043】
もし、CATV送信局T側で番組配列情報を変更するとすれば、MPEGのトランスポートストリームに復号した後でなければ操作できないため、CATV送信局で受信信号をRF信号からベースバンド信号に復調した後、伝送路復号を行い、番組配列情報の変更を行った後、再び伝送路符号化、変調を施して伝送路に出力するという操作が必要になり、CATV送信局T側の機器構成が複雑になり、ひいては、コストアップを招来するのは必定であるが、この第1実施の形態では、これを解決することができる。
【0044】
なお、上記周波数変換テーブル11は、フレキシブルに書換えを行う必要があるために、記憶装置、たとえば、半導体メモリ、ハードディスクなどの記録媒体上に展開する。
また、周波数変換テーブル11に関しては、上記CATVシステムの第1実施の形態においては、メモリ9上に周波数変換テーブル11を持ち、番組の選択時にNIT情報を参照して、そのNIT情報内の周波数を周波数変換テーブル11にしたがい地上ディジタル放送波の伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに読み替えてチューニングする場合(周波数変換テーブル11のたとえば、チャンネル13を選択する場合には、周波数f1に対応する周波数f11を選択する)を示しているが、この番組選択時にNIT内の周波数情報を無視して、番組番号をキーに直接周波数変換する選択手段として、番組選択を行う方法も考えられる。
【0045】
すなわち、CATV受像機では、元々切替スピードを少しでも速めるために、NITに含まれる番組番号とその周波数をテーブルとして備えておき(デフォルトはNITの値を書き込み、設定指示があれば、その値に置きかえる)、番号選択時にその都度NITを参照することなく、指定された番組番号と周波数の関係からチューニングする方法もある。
このとき、この周波数変換テーブルの周波数情報をCATV伝送用の周波数情報に書き換えておき、番組選択時に番組番号をこの周波数情報に変換するという方法もある。
【0046】
また、上記周波数変換テーブル11に代わるテーブルとして、図5に示すようなテーブル20を使用することもできる。
このテーブル20適用例として、たとえば地上ディジタル放送の場合などである。地上ディジタル放送では、UHF周波数帯域を使用するが、このにおける1キャリア中にSDTV3番組/HDTV1番組などのように、複数番組の放送が可能である。
この複数の番組がCATV送信局側から伝送路を経由してCATV受信機側で受信する場合に、各番組ごとに認識する必要がある。
【0047】
そこで、図5に示すように、各番組ごとに認識可能な番組IDを設け、この番組IDを基にテーブルを展開するようにすることもできる。
この図5に示すように、番組IDとして、各番組ごとに番組番号を対応させた複数の番組ID1〜IDnを設け、この番組ID1〜IDnに対応する番組の放送周波数f1〜fnに変換させたテーブル20を形成するようにしても良い。
このようなテーブル20を用いる場合には、CATV受信機側において、上記第1実施の形態の場合と同様に、MPEG分離器から出力される番組番号を制御部が番組ID1〜IDnで認識し、番組ID1〜IDnに対応して変換された番組放送周波数f1〜fnに基づき、制御部はチューナに対して選局を行わせるようにすることもできる。
【0048】
また、上記第1実施の形態におけるCATV送信局Tの機能を次に述べる二つの方法にも適用することができる。この二つの方法のうちの第1の方法は、400MHz以上のUHF周波数帯の地上放送波チャンネルのうちの所定の空きチャンネルを利用してCATV伝送チャンネルの信号を伝送路に伝送する方法である。
【0049】
このうちの第1の方法は、図4のブロック図に示すように、アンテナ21で受信された地上放送波チャンネルをチューナ22に入力して、複数の番組情報を含む放送送信をMPEGデマルチプレク23に入力することにより、フィルタリング機能により1つの番組情報の放送信号を抽出して、MPEGマルチプレクサ24に送出する。
MPEGマルチプレクサ24には、PSI発生器25から周波数情報としてPSI信号が入力され、このPSI信号と多重化して、変調器26で変調した後、上記のようにUHF帯の周波数の空きチャネルの周波数で図示しない伝送路からCATV伝送チャンネルをCATV受信機側に送信するようにしている。
【0050】
一方、第2の方法は、UHF帯の周波数の空きチャネルの周波数に地上放送波チャンネルのキャリア周波数のみを変換する方法である。
この第2の方法では、図示しないアンテナで受信された地上放送波チャンネルの放送信号をキャリアコンバータに入力して、地上放送波チャンネルのキャリアの周波数のみをUHF帯の周波数の空きチャネルの周波数に周波数変換した後に、図示しない伝送路に送出するようにしたものである。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のCATVシステムによれば、地上ディジタル放送波をCATVにより再送信する場合に、CATV送信局側で番組配列情報に含まれる番組選択のための周波数情報の変更が不要となり、CATV受像機側のみ変更で済ませることができ、送信局での機器構成が簡単にでき、かつ、CATV受像機側での回路の増加がなく、処理ソフトウェアの増加も極わずかで済み、システムにおけるコストインパクトが殆ど無いという効果を奏する。
【0054】
さらに、この発明のCATV地上ディジタル送受信装置によれば、地上ディジタル放送波をCATV送信局により再送信時に番組配列情報に含まれる番組選択のための周数情報を変更する必要がなく、送信側でのコストダウンを可能にし、CATV受信装置では回路変更がなく、処理ソフトウェアも少なくすることができる。
【0055】
この発明のケーブルテレビ受像機によれば、CATVの受信側において、回路構成の変更と処理ソフトウァの変更が少なく、低コストで地上ディジタル放送波を多数の受像機で受信可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるCATVシステムの第1実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の番組の選択方式における受信機側の動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図3】この発明によるCATVシステムの第1実施の形態に適用される周波数変換テーブルの説明図である。
【図4】この発明によるCATVシステムにおけるCATV送信局の第2実施の形態のの構成を示すブロック図である。
【図5】この発明によるCATVシステムに適用される変換テーブルの別の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1……分配器、21〜2n……周波数変換器、3……混合器、4,22……チューナ、5……伝送路複号器、6……MPEG分離器、7……MPEG複号器、8……制御部、9……メモリ、10……伝送路、11……周波数変換テーブル、12……表示回路、13音声出力回路、14……表示手段、15……可聴音発生手段、20……変換テーブル、21……アンテナ、23……MPEGデマルチプレクサ、24……MPEGマルチプレクサ、25……PSI発生器、26……変調器、R……CATV受信機、T……CATV送信局。

Claims (8)

  1. MPEGシステムを使用して番組配列情報を有する地上ディジタル放送波を受信し、地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換して伝送路に出力するCATV送信局と、
    上記伝送路に伝送される上記CATV伝送チャンネルを受信して所定の地上ディジタル放送波に対応する上記CATV伝送チャンネルを選局する時に上記地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報とCATV伝送チャンネルの情報とが対応付けられた変換テーブルを参照して選局し、番組配列情報を復号するCATV受信機とを備え、
    上記CATV送信局は、上記受信された上記地上ディジタル放送波を分配または分岐する分配器と、上記分配器により分配または分岐された上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換する複数の周波数変換器と、上記周波数変換器で変換されたCATV伝送チャンネルの放送信号周波数を多重化して上記伝送路に出力する混合器とを備え、
    上記CATV受信機は、上記変換テーブルを保持するメモリと、上記メモリに上記変換テーブルを保持させる制御部と、チューナと、上記チューナで選局された周波数情報からMPEGのトランスポートストリームに復号する伝送路復号器と、上記制御部の指示により上記MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を上記制御部に出力するMPEG分離器と、上記MPEGのトランスポートストリームから映像信号と音声信号を復号するMPEG復号器とを備え、
    上記制御部による上記変換テーブルの上記メモリへの保持は、上記CATV受信機のリモコンおよび上記CATV受信機自体のスイッチの少なくとも一方を使用して行なわれ、
    上記変換テーブルは、上記地上ディジタル放送波のオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数情報からそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報に周波数変換するための周波数変換テーブルであり、
    上記制御部は、上記伝送路を通して上記CATV送信局から送信されるCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報のNITから上記周波数変換テーブルの周波数に基づき上記チューナに選局させる、
    ことを特徴とするCATVシステム。
  2. 上記CATV送信局は、受信された地上ディジタル放送伝送チャンネルを入力するチューナと、上記チューナに入力された地上ディジタル放送伝送チャンネルの複数の番組情報から1つの番組情報を抽出するMPEGデマルチプレクサと、上記MPEGデマルチプレクサから出力された1つの番組情報とPSI発生器から出力されるPSI信号と多重化するMPEGマルチプレクサと、上記MPEGマルチプレクサの出力を変調して上記伝送路に出力する変調器と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のCATVシステム。
  3. 上記CATV送信局は、地上ディジタル放送伝送チャンネルの放送信号を入力して地上ディジタル放送伝送チャンネルのキャリア周波数のみをCSディジタルUHF帯の周波数の空きチャンネルの周波数に変換する周波数コンバータで構成されることを特徴とする請求項1記載のCATVシステム。
  4. MPEGシステムを使用して番組配列情報を有する地上ディジタル放送波を受信して上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換して伝送路に出力するCATV送信局と、
    上記伝送路に伝送される上記CATV伝送チャンネルを受信して所定の地上ディジタル放送伝送チャンネルに対応する上記CATV伝送チャンネルを選局する時に上記地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報とCATV伝送チャンネルの情報とが対応付けられた変換テーブルを参照して選局し、番組配列情報を復号するCATV受信機とを備え、
    上記CATV送信局は、上記受信された上記地上ディジタル放送波を分配または分岐する分配器と、上記分配器により分配または分岐された上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換する複数の周波数変換器と、上記周波数変換器で変換されたCATV伝送チャンネルの放送信号周波数を多重化して上記伝送路に出力する混合器とを備え、
    上記CATV受信機は、上記変換テーブルを保持するメモリと、上記メモリに上記変換テーブルを保持させる制御部と、チューナと、上記チューナで選局された周波数情報からMPEGのトランスポートストリームに復号する伝送路復号器と、上記制御部の指示により上記MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を上記制御部に出力するMPEG分離器と、上記MPEGのトランスポートストリームから映像信号と音声信号を復号するMPEG復号器とを備え、
    上記制御部による上記変換テーブルの上記メモリへの保持は、上記CATV受信機のリモコンおよび上記CATV受信機自体のスイッチの少なくとも一方を使用して行なわれ、
    上記変換テーブルは、上記地上ディジタル放送波のオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数情報からそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報に周波数変換するための周波数変換テーブルであり、
    上記制御部は、上記伝送路を通して上記CATV送信局から送信されるCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報のNITから上記周波数変換テーブルの周波数に基づき上記チューナに選局させる、
    ことを特徴とするCATV地上ディジタル送受信装置。
  5. 上記CATV送信局は、受信された地上放送波チャンネルを入力するチューナと、上記チューナに入力された地上放送チャンネルの複数の番組情報から1つの番組情報を抽出するMPEGデマルチプレクサと、上記MPEGデマルチプレクサから出力された1つの番組情報とPSI発生器から出力されるPSI信号と多重化するMPEGマルチプレクサと、上記MPEGマルチプレクサの出力を変調して上記伝送路に出力する変調器と、
    を備えることを特徴とする請求項4記載のCATV地上ディジタル送受信装置。
  6. 上記CATV送信局は、地上ディジタル放送伝送チャンネルの放送信号を入力して地上放送波チャンネルのキャリア周波数のみをCSディジタルUHF帯の周波数の空きチャンネルの周波数に変換する周波数コンバータで構成されることを特徴とする請求項4記載のCATV地上ディジタル送受信装置。
  7. MPEGシステムを使用して番組配列情報を有する地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATV送信局により変換されて伝送路経由で送信されるCATV伝送チャンネルを受信するチューナと、
    所定の地上ディジタル放送伝送チャンネルに対応する上記CATV伝送チャンネルの選局時に上記地上ディジタル放送伝送チャンネルの情報とCATV伝送チャンネルの情報とが対応付けられた変換テーブルを参照して上記チューナに選局させる制御部と、
    上記変換テーブルを保持するメモリと、
    上記チューナで選局された周波数情報からMPEGのトランスポートストリームに復号する伝送路復号器と、
    上記制御部の指示により上記MPEGのトランスポートストリームから番組配列情報を上記制御部に出力するMPEG分離器と、
    上記MPEGのトランスポートストリームから映像信号と音声信号を復号するMPEG復号器とを備え、
    上記制御部は、上記CATV受信機のリモコンおよび上記CATV受信機自体のスイッチの少なくとも一方を使用して上記変換テーブルの上記メモリへの保持を行ない、
    上記変換テーブルは、上記地上ディジタル放送波のオリジナルの地上ディジタル放送伝送チャンネルの周波数情報からそれに対応するCATV伝送チャンネルの周波数情報に周波数変換するための周波数変換テーブルであり、
    上記制御部による上記チューナの選局は、上記伝送路を通して上記CATV送信局から送信されるCATV伝送チャンネルに含まれる番組配列情報のNITから上記周波数変換テーブルの周波数に基づき上記チューナに選局させることによってなされ、
    上記CATV送信局は、上記受信された上記地上ディジタル放送波を分配または分岐する分配器と、上記分配器により分配または分岐された上記地上ディジタル放送伝送チャンネルをCATVで放送するCATV伝送チャンネルに変換する複数の周波数変換器と、上記周波数変換器で変換されたCATV伝送チャンネルの放送信号周波数を多重化して上記伝送路に出力する混合器とを備える、
    ことを特徴とするケーブルテレビ受像機。
  8. 上記制御部は、上記選局時にMPEG分離器に指示してトランスポートストリームに含まれる番組配列情報を取得し、この番組配列情報を基に上記チューナの出力を伝送路復号器で復号されたトランスポートストリームから選択すべき番組の受信中の有無を判断することを特徴とする請求項7記載のケーブルテレビ受像機。
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