JP3757079B2 - カラー液晶表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカラー液晶表示装置に係り、特に横電界方式のTFT―LCDなどに好適なカラーフィルタを有するカラー液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、各種の情報電子機器の表示装置として広く使用されている。液晶表示装置は、少なくとも一方が透明で、かつ一方または双方に画素選択用の電極あるいは電極とスイッチング素子を形成した一対の基板の間に誘電異方性を有する液晶層を挟持した構成からなり、該基板の電極あるいは電極とスイッチング素子を選択することで所要の画素を点灯させて画像表示を行うものである。また、上記基板の表示領域の液晶層との界面にはラビング処理した液晶配向制御層(配向膜)が形成され、液晶層を構成する分子を所定の方向に配向させている。
【0003】
カラー液晶表示装置では、上記のような一対の基板の透明な基板に複数(一般には3種類:3原色)のカラーフィルタを形成し、カラーフィルタの透過光または反射光を制御してカラー表示が得られる。カラーフィルタ基板は、透明基板上に各色の着色層とこの着色層の境界部分に遮光層(所謂、ブラックマトリックス、以下BMと記す)が形成されている。アクティブ・マトリックス方式のカラー液晶表示装置では、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT)を用いたものが多く、このTFTを用いたカラー液晶表示装置では、光リーク電流を抑制する必要がある。また、アクティブ・マトリックス方式の液晶表示装置はコントラストが高いため、ラビング処理がなされていない部分、すなわち表示領域の外周はラビング処理されていない部分があり、この部分からの光漏れが発生する。この光漏れを防止するために、表示領域を囲む額縁部を設けている。BMは、TFT―LCDの画素部のTFTへの光入射を防止し、バックライト光を遮光してコントラストを確保する等の表示品質を向上する目的に使用される。
【0004】
液晶表示装置としては、視野角特性を改善するために、基板に対して主として平行な電界を発生させ、液晶層を構成する液晶分子を基板に対して略々平行に駆動させる横電界方式(IPS方式とも称する)が提案されている。
【0005】
図7は従来のIPS方式液晶表示装置のカラーフィルタ基板を説明する模式図であって、(a)は平面図、(b)は表示領域の拡大図である。図中、1はカラーフィルタ基板、2は額縁部(表示領域の外周部)、3は表示領域、4aは表示領域のBM、5aはカラーフィルタ色層であり、5R,5G,5Bはそれぞれ赤色の色層,緑色の色層,青色の色層を示す。
【0006】
図示したように、3色のカラーフィルタ色層5aの赤色の色層5R,緑色の色層5G,青色の色層5Bのそれぞれは表示領域のBM4aで区画され、コントラストを向上させている。
【0007】
上記BM4a材料としては、従来クロム薄膜のような金属BMが知られているが、BMの反射率の低減とコストの低減を目的に顔料分散レジスト等からなるBMが開発されるようになった。
【0008】
図8は顔料分散レジスト等からなるBMを使用したIPS方式液晶表示装置の構造例を説明する要部断面図であって、図中符号5aはカラーフィルタ色層であり、6aはカラーフィルタ側ガラス基板、6bは電極側ガラス基板、7aは色層保護用の第1の保護膜、7bは電極保護用の第2の保護膜、8aはカラーフィルタ側偏光板、8bは電極側偏光板、9aは液晶層を制御するカラーフィルタ側配向膜、9bは電極側配向膜、10a,10bは電極、11aは配向された液晶層、11bは非配向の液晶層、12はシール材である。
【0009】
この液晶表示装置はカラーフィルタ色層5aを形成したカラーフィルタ基板と、画素選択用のスイッチング素子TFTを駆動する電極10a,10bを形成したTFT基板の間に液晶層11を挟持し、周辺をシール材12で封止して構成される。液晶層11は各基板に形成したカラーフィルタ側配向膜9aと電極側配向膜9bでの表示領域3の分子方向が所定の向きに配向されている(配向された液晶層11aを参照)が、額縁部2の液晶層はは非配向の状態になっている(非配向の液晶層11bを参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図8において、表示領域を構成するカラーフィルタ色層5a(赤色の色層5R,5緑色の色層G,青色の色層5B)の境界は顔料分散レジスト等からなるBM4aで区画され、額縁部にはBM4aと同一材料のBM4Bが形成されているが、BM4bの光学濃度(以下、OD値という)が小さく、輝度をかせぐために強力なバックライトが使用されるモニター用途のディスプレイでは額縁部から光が漏れる問題があった。
【0011】
特開平10―170958号公報や特開平7―191213号公報には、カラーフィルタの額縁部を顔料分散型樹脂と金属膜の積層構造として液晶表示装置のカラーフィルタ基板の遮光性を改善する方法が提案されており、額縁部のOD値改善に効果を上げているが、まだ額縁部の光漏れを完全に防止するに至っていない。
【0012】
特開平10―62769号公報にはカラーフィルタの外周部にも表示領域と同じような配列にBMとR(赤),G(緑),B(青)の3原色の色層を設け、外周部のBMはR,G,Bの3層の積層膜で構成し、素子基板側には色層に対応する位置に金属の遮光層を設けて額縁部を遮光する方法が開示されているが、上記の特開平10―170958号公報や特開平7−191213号公報と同様に、額縁部の光漏れを完全に防止するに至っていない。
【0013】
また、特開平10―62768号公報にも特開平10―62769号公報と同様な単層の着色層、または、互いに異なる2つの色の着色層(赤色と青色)の積層膜からなる遮光層をカラーフィルタの額縁部に設けてカラーフィルタの額縁部の遮光性を改善する方法が開示されているが、カラーフィルタ額縁部の遮光性には上述の特開平10―62769号公報同様な問題が生じている。
【0014】
上記の特開平10―170958号公報や特開平10―68969号公報には、額縁部に設けた顔料分散型樹脂のBM表面に表示領域のカラーフィルタを形成する赤、緑または青の顔料分散型樹脂膜の1つの層や2つの層を形成し、カラーフィルタの額縁部の光漏れを防止する方法が提案されている。
【0015】
図6は、上記特開平10―170958号公報に開示されているIPS方式液晶表示装置の構造例の要部断面図である。図中の符号で図7と同じものは、図7と同一部分に対応する。額縁部のBM上にはカラーフィルタの色層5aと同じ材料の色層(額縁部の色層5dを参照)を積層した構造となっている。なお、図6において符号13はスペーサ材を示す。
【0016】
上記の公報で開示された方法では、BMとBM上に積層された色層との相乗作用によりカラーフィルタの額縁部のOD値は3.5程度に向上できる効果があるが、カラーフィルタ額縁部からの光漏れを防止するためには、OD値として4以上が必要とされるために、なお額縁部の光漏れを完全に防止するに至っていない。
【0017】
特開平9―49916号公報や特開平9―49917号公報には、樹脂BMおよびシール部に相当する領域に設けられた独立した樹脂BMパターン上に3原色からなる着色層の積層により形成されたある面積のスペーサーを複数個設けたカラーフィルタを有するカラー液晶表示装置が開示されている。この方法では従来のスペーサによる光散乱や透過による表示品質の低下が防止やセルギャップ制御に効果を得ているが、上記従来例と同様にカラーフィルタ額縁部の光漏れを完全に防止するには至っていない。
【0018】
本発明は、上記の従来技術におけるカラーフィルタ額縁部における光漏れを防止したカラーフィルタを有するカラー液晶表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示領域に第1のブラックマトリックスで区画された3原色をそれぞれ表示する色層を有し、前記表示領域周辺の額縁部に第2のブラックマトリックスが枠状に形成され、前記色層と前記第1及び第2のブラックマトリックス上に第1の保護膜を有するカラーフィルタ基板と、画素選択用のスイッチング素子TFTを駆動する電極と、前記電極上に第2の保護膜を有する電極基板との間に液晶層を挟持し、周辺をシール材で封止してなる横電界方式の液晶表示装置において、前記カラーフィルタ基板の前記表示領域の前記第1のブラックマトリックス上には、3原色をそれぞれ表示する色層の積層膜からなる第1の色層の柱が建てられ、前記カラーフィルタ基板の前記額縁部には、枠状に隙間なく前記第2のブラックマトリックスが形成され、前記第2のブラックマトリックス上には額縁部に沿って液晶注入部を除いた部分に枠状に3原色をそれぞれ表示する色層の積層膜からなる第2の色層の柱が建てられ、前記液晶注入部の前記電極基板の前記額縁部表面には金属系遮光層が形成されていることを特徴として構成される。
【0020】
本発明においては、カラーフィルター基板の前記額縁部の前記ブラックマトリックス上に枠状に3原色の積層膜からなる第1の色層の柱を建てることによって、ブラックマトリックスと第1の色層の柱の相乗作用によって額縁部のOD値を4以上向上でき、額縁部の光漏れを防止できると同時に額縁部のギャップ制御ができ、表示領域との液晶セルのギャップ差を低減できる効果がある。
【0021】
本発明においては、前記カラーフィルタ基板の前記額縁部の前記液晶層の注入口部には前記第1の色層の柱が除去され、前記注入口部の前記電極基板の前記額縁部表面には金属系遮光層を形成することによって液晶注入を容易し、液晶注入口部の光漏れを防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図1〜図4を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態のカラー液晶表示装置(IPS方式のアクティブマトリックス型)のカラーフィルタ基板を模式的に説明した図であり、(a)は平面図、(b)は画素部(表示領域)の拡大図である。同図において、1はカラーフィルタ基板、2は額縁部(表示領域の外周部)、3は表示領域、4aは表示領域のBM、5a(5R、5G、5B)はカラーフィルタ色層(赤、緑、青)、5bは表示領域に設けられた第2の色層の柱、14は液晶注入口部である。図示したように、3色の色層5R,5G,5BのそれぞれはBM4aで区画され、コントラストを向上させている。
【0023】
図2は本発明の第1の実施形態のカラー液晶表示装置のカラーフィルタ基板側から見た平面模式図である。図1と同一符号は同一部分に対応する。
【0024】
図3は図2のA―A'で切断したアクティブマトリックス型の液晶表示装置の要部断面図である。この液晶表示装置はカラーフィルタ色層5aを形成したカラーフィルタ基板と、画素選択用のスイッチング素子TFT(図中には表示していない)を駆動する電極10a,10bを形成した電極基板の間に液晶層11を挟持し、周辺をシール材12で封止た構成からなる。4bは額縁部のBM、5bは表示領域のBM上に設けられ、液晶セルのスペーサの役割と光散乱を防止する役割をする表示領域の第1の色層の柱であり、カラーフィルタ色層の3原色の色層の積層膜から構成されている。5cは額縁部に積層された第2の色層の柱であり、額縁部に沿って液晶注入部14(図2参照)を除いた部分に枠状に形成されていることに大きな特徴がある。表示領域のBM上に積層された第1の色層の柱5bと同じ構成の色層の積層膜からなる。第2の色層の柱5cは額縁部のBM4bとの相乗作用によりカラーフィルタの額縁部の遮光性を改善する作用効果を有し、また額縁部の液晶セルのギャップを制御する作用効果もある。
【0025】
また図中、6aはカラーフィルタ側ガラス基板、6bは電極側ガラス基板、7aはカラーフィルタ色層5a,第1の色層の柱5bおよびの第2の色層の柱5cの保護のための第1の保護膜、7bは電極保護用の第2の保護膜、8aはカラーフィルタ側偏光板、8bは電極側偏光板、9aはカラーフィルタ側配向膜、9bは電極側配向膜、10a,10bは電極、11は液晶層、12はシール材であり、図1と同一符号は同一部分に対応する。
【0026】
図4は本発明の第1の実施形態のカラー液晶表示装置の構成を説明する図2の液晶注入口部14のB―B'で切断した断面図であり、図中符号10cは金属系遮光層、15は封孔材である。図3と同一符号は同一部分に対応する。図4のように液晶注入部には図3の額縁部に形成された色層(第2の色層の柱5c)は形成されず、電極側ガラス基板6b表面に金属系遮光層10cを設けて液晶注入部の遮光性を保持するようにした。
【0027】
次に、図3及び図4を参照して本発明の第1の実施形態のIPS方式アクティブマトリックス型の液晶表示装置の形成方法を説明する。
【0028】
本発明が適用される液晶表示装置は、まず表面が研磨された厚みが1.1mmの透明のガラス基板上に、厚さ1〜1.5μmの黒鉛もしくは酸化チタン系黒色顔料分散型レジストを塗布し、表示領域3と額縁部2とにBM4a及び4bを形成する。ガラス基板としては石英ガラス、無アルカリガラス、ソーダライムガラスなどが使用できる。ガラス基板の代わりに透明樹脂基板も用いることができる。
【0029】
次に、レジスト塗布、マスク露光、現像、ベーキング工程を3回繰り返して厚さ1〜1.5μmの赤色層(5R)、青色層(5B)、緑色層(5G)の各層を形成する。なお、レジストとしてはポリイミド系樹脂やエポキシ系樹脂等の樹脂液に赤色はジアントラキノン系顔料、緑色はフタロシアニングリーン系顔料、青色はフタロシアニンブルー系顔料を分散させたものが使用され、ポリイミド前駆体液にこれらの顔料を混合分散させて形成したレジストが使用できるが、顔料、レジスト樹脂はこれらの材料に特に限定はされない。この色層を形成する際、既知の方法により、表示領域部のBM4a上に面積20μm×30μm、厚さ3.5〜4.5μmの3色の第1の色層の柱5bを表示領域のに建てる。同時に、額縁部分に形成されているBM4b上に液晶注入口部14のみを外した額縁部に表示領域の第1の色層の柱5bと同じ材料で厚さ3.5〜4.5μm,幅3〜5mmの3原色の色層の積層膜である第2の色層の柱5cを形成する。
【0030】
次に、カラーフィルタ色層,BMおよび色層の柱表面にポリイミド系樹脂により保護膜(カラーフィルタ側保護膜7aで表示)と配向膜(カラーフィルタ側配向膜9aで表示)を形成する。
【0031】
一方、相対する電極側ガラス基板も厚みが1.1mmで表面を研磨したガラス基板上に既知の方法により電極10a,10bのパターンを形成する。この際、同時に液晶注入口部14に金属系遮光層10cを設ける。金属系遮光層10cとしてはクロム、酸化クロム、モリブデン、アルミニウム、タンタルからえらばれた一つもしくはそれらの化合物等が使用できる。次に、プラズマCVDにより、厚さ約500nmのシリコンナイトライド膜(SiNx)または酸化シリコン膜(SiO2膜)をガラス基板上に被覆して電極保護膜7bを形成した後、カラーフィルタ側配向膜9aと同じ材料で電極側配向膜9bを形成する。
【0032】
次に、透明ガラス基板の周囲にエポキシ樹脂系のシール材12を枠状に塗付し、2枚の透明ガラス基板を重ね合わせ、加圧した状態で加熱して、シール材12を硬化させて両透明ガラス基板の液晶注入口を除く周囲をシールした後、両透明ガラス基板間に液晶を真空注入して、液晶注入口部14を封孔材15で封止してカラー液晶パネルを完成する。
【0033】
以下、本発明の実施の動作について詳細に説明する。尚、以下の説明において、光学濃度OD値として、光波長400〜800nmの範囲でOD値=−Log10Yと定義する。YはCIE色度座標のC光源を使用したときの視感透過率である。上記の実施の形態の構成で示したように、額縁部のBM上に色層を積層することにより額縁部のOD値を大きくすることができる。
【0034】
なお、吸収度は−Log10Tであり、Tを透過率で示すと、Y値と透過率Tは、次式に示した関係を持つ。
【0035】
Figure 0003757079
本実施の形態における額縁部のY値とOD値の関係を表1に示す。表1に示すように、黒色顔料分散型レジストによる黒色のBMに、赤、緑、青の色層を積層した場合には、OD値は4.5になる。このようにBM上に色層を3層重ねた場合は、優れた遮光性を示す。したがって、額縁部BM上に色層を3層重ね、これを枠状に形成することにより、上記の特開平9―49916号公報や特開平9―49917号公報のように額縁部のBM上に微小面積(スポット状)の色層のスペーサを設けた構造と比較して額縁部の遮光性を著しく向上できる効果が得られる。この場合、前述の通り、液晶注入を容易にさせるため液晶注入口部14には色層を積層させず、この部分の遮光性を保つために電極基板側に形成された金属系遮光層で遮光を達成する。ここで、額縁部のみを色層の枠(柱)で形成すると表示部付近のパネルギャップが額縁部と異なり、表示品質の低下を来すため、表示領域にも同様に色層の柱を設ける。これにより、表示領域と額縁部ともにパネルのギャップが均一になり、表示品質の向上につながる。
【0036】
【表1】
Figure 0003757079
【0037】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図5は本発明の第2の実施の形態のアクティブマトリックス型のカラー液晶表示装置の要部断面図である。
【0038】
図5のように本実施の形態では、上記の第1の実施の形態における第1の色層の柱を第1の保護膜の材料で形成するものである。額縁部の3原色の色層からなる第2の色層の柱は、上記の第1の実施の形態と同じ工程によってカラーフィルタ5aと同じ材料で形成され、第1の色層の柱は表示領域のBM上に第1の保護膜7aと同じ材料のポリイミド系樹脂を使用して、フォトリソグラフィでスペーサ層を形成するようにする。さらにこれらの柱と額縁部の第2の色層の柱5cおよびカラーフィルタ色層5aを覆う第1の保護膜を形成する。
【0039】
本実施の形態における液晶注入口部の構造は上記の第1の実施の形態と同様な構造を採用することができ、第1の実施の形態と同様に額縁部におけるOD値4.0以上の遮光性をうることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、カラーフィルタの額縁部の液晶注入口部を除くBM上に枠状に3原色からなる色層の積層膜の柱を建てることによって、IPS方式のカラー液晶表示装置における表示領域の外周部(額縁)での透過光強度を低減することができ、OD値4.0以上の遮光性を得ることができ、また、液晶注入を容易に行うことができると同時に、額縁部におけるパネルギャップを均一に保つことができ、表示品質に優れたカラー液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のカラー液晶表示装置のカラーフィルタ基板を模式的に説明した図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のカラー液晶表示装置のカラーフィルタ基板側から見た平面模式図である。
【図3】図2のA―A'で切断したカラー液晶表示装置の要部断面図である。
【図4】図2のB―B'で切断した液晶注入口部14付近の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のカラー液晶表示装置の要部断面図である。
【図6】従来のIPS方式液晶表示装置の構造例の要部断面図である。
【図7】従来のIPS方式液晶表示装置のカラーフィルタ基板を説明する模式図である。
【図8】従来のカラーフィルタに顔料分散レジスト等からなるBMを使用したIPS方式液晶表示装置の構造例を説明する要部断面図でる。
【符号の説明】
1 カラーフィルタ基板
2 額縁部
3 表示領域
4a 表示領域のBM
4b 額縁部のBM
5a カラーフィルタ色層
5b 第1の色層の柱
5c 第2の色層の柱
5d 額縁部の色層
6a カラーフィルタ側ガラス基板
6b 電極側ガラス基板
7a 第1の保護膜
7b 第2の保護膜
8a カラーフィルタ側偏光板
8b 電極側偏光板
9a カラーフィルタ側配向膜
9b 電極側配向膜
10a,10b 電極
10c 金属系遮光層
11 液晶層
12 シール材
13 スペーサ材
14 液晶注入口部
15 封孔材

Claims (5)

  1. 表示領域に第1のブラックマトリックスで区画された3原色をそれぞれ表示する色層を有し、前記表示領域周辺の額縁部に第2のブラックマトリックスが枠状に形成され、前記色層と前記第1及び第2のブラックマトリックス上に第1の保護膜を有するカラーフィルタ基板と、画素選択用のスイッチング素子TFTを駆動する電極と、前記電極上に第2の保護膜を有する電極基板との間に液晶層を挟持し、周辺をシール材で封止してなる横電界方式の液晶表示装置において、前記カラーフィルタ基板の前記表示領域の前記第1のブラックマトリックス上には、3原色をそれぞれ表示する色層の積層膜からなる第1の色層の柱が建てられ、前記カラーフィルタ基板の前記額縁部には、枠状に隙間なく前記第2のブラックマトリックスが形成され、前記第2のブラックマトリックス上には額縁部に沿って液晶注入部を除いた部分に枠状に3原色をそれぞれ表示する色層の積層膜からなる第2の色層の柱が建てられ、前記液晶注入部の前記電極基板の前記額縁部表面には金属系遮光層が形成されていることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  2. 前記金属系遮光層がクロム,酸化クロム,モリブデン,アルミニウム,タンタルのいずれか一つもしくはこれらの化合物からなることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示装置。
  3. 前記カラーフィルタ基板の前記額縁部のOD値が4.0以上であることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示装置。
  4. 前記第1の色層の柱および前記第2の色層の柱の材料が前記カラーフィルタの前記第1のブラックマトリックスで区画された色層と同じ材料からなることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示装置。
  5. 前記第1の保護膜の材料としてポリイミド系樹脂を使用したことを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示装置。
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