JP3753816B2 - 麺用ミキサ - Google Patents

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敬一郎 室伏
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多加水麺生地を製造する麺用ミキサに関し、特に小麦粉等粉体を攪拌する攪拌体を口型とした麺用ミキサに関する。
【0002】
【従来の技術】
麺用ミキサは、容器内に攪拌体等を回転自在に備え、容器内に入れた小麦粉に徐々に水分を加えながら攪拌体で練り上げ、うどん類の生地を製造するミキサである。麺用ミキサの攪拌体には、種々のものが知られており、その一つに図4に示すような口型のものがある。図4に示すように攪拌体50は、左右の腕部52の上下にそれぞれ攪拌棒54を平行に取り付けて略口の字状を形成し、回転軸56を腕部52の両外側に連結させ、回転軸56と平行に攪拌棒54が回転するように容器(図示せず)に設置する。麺用ミキサの容器は、底部がほぼ半円筒形に形成してあり、モータ等によって攪拌体50を回転させると攪拌棒54が底部の内面に沿って移動して小麦粉を攪拌混練する。
【0003】
特願平8−52617号公報に、上述したと同様な麺用ミキサの例が記載されている。この麺用ミキサの攪拌体は、回転軸の取り付け位置で腕部が若干屈曲しており、かつ、回転軸から上下の攪拌棒までの長さをそれぞれ異ならせてあり、また、攪拌棒に回動自在の攪拌羽根を設け、攪拌体を回転させると攪拌羽根が容器底部から小麦粉を確実に掻き上げ、攪拌混合するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような攪拌体を備えた麺用ミキサでは、小麦粉が水とともにある程度攪拌されて塊状態の生地となってからの練りが効率よく行われないという問題があった。その理由としては、小麦粉の塊、すなわち生地が攪拌棒に巻き付き攪拌体の回転に伴って上方に持ち上げられて落下すると、生地は他方の攪拌棒の進行方向の直前に落下していたからである。その結果、生地と攪拌棒との接触時間が1/4 周程度と短くなり、また腕の長さが短い方に取りつけられている攪拌棒によっては混練の効果は少ないことから攪拌体で練られる実質的な時間が短くなっていたからである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、一方の攪拌棒に巻き付き上方に持ち上げられた小麦粉の生地が、他方の攪拌棒の進行方向後方に落下させることができれば、生地と攪拌棒の接触する時間が長くなり、効率よく生地を混練できることに着目した。
【0006】
そこで、攪拌体の腕部の屈曲角度に着目し、次のように麺用ミキサを構成した。すなわち、容器の両側において回転軸を回転自在に支持し、該回転軸より放射方向に一対の腕部を平行に、かつ該回転軸に対して垂直に取り付け、前記腕部間に攪拌棒を該腕部の上下端に互いに平行に、かつ前記回転軸を中心にして反対位置に連結した、前記両腕部間において前記回転軸のない口型の攪拌体を前記容器内に備え、該攪拌体の前記攪拌棒を前記容器の底部に沿って回転させて麺生地を製造する麺用ミキサにおいて、
前記回転軸から一方の前記攪拌棒までの距離と他方の前記攪拌棒までの距離を異ならせ、前記回転軸を中心として前記攪拌棒までの距離の長い方の腕部から該攪拌体の回転方向逆向きに計測した他方の腕部とのなす角度を135°〜160°の範囲として麺用ミキサを構成した。
【0007】
また、前記容器の底部に凸部を設け、前記攪拌体による麺生地の混練に抵抗を加えるようにして麺用ミキサを構成した。凸部の数や位置、高さ等は、適宜選択することができ、具体的には例えば、丸頭のリベット等を用いることが、混練の効果と清掃のし易さの点等から都合がよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
麺用ミキサの実施の一形態について説明する。
【0009】
図2に示すように麺用ミキサ2は、容器4と、容器4内で回転する攪拌体6と、攪拌体6を駆動させるモータ(図示せず)等から構成されている。
【0010】
容器4は、側面が平行で、図2に示すように底面は前後方向(図の左右方向)に沿ってほぼ半円筒形に湾曲しており、上部には蓋(図示せず)が取り付けられている。また底部には底面から突出する半球状の凸部9が複数形成されている。凸部9は、丸頭リベットからなり、凸部9の突出高さは、攪拌体6が回転しても接触しない高さである。
【0011】
攪拌体6を図1に示す。攪拌体6は、図1に示すように左右の腕部16と腕部16の上下にそれぞれ取り付けられた攪拌棒18等からなり、腕部16と攪拌棒18で概ね口の字型をしている。また、腕部16のそれぞれに外側に向けて回転軸20が取り付けてある。
【0012】
腕部16は、図2に示すように長腕部16aと短腕部16bからなり、長腕部16aの端部に攪拌棒18a、短腕部16bの端部に攪拌棒18bが、回転軸20から攪拌棒18aまでの長さaを、回転軸20から攪拌棒18bまでの長さbより長くして取りつけてあり、更に長腕部16aから攪拌体6の回転方向の逆方向に計測して短腕部16bまでの角度を約145°に屈曲させてある。
【0013】
攪拌棒18aと攪拌棒18bは、互いに平行に取り付けられており、それぞれに攪拌羽根22a,22bが回動自在に取り付けてある。攪拌羽根22aは、容器4の底部にほぼ接する長さになっており、更に凸部9に対応して切欠23が複数形成され、回転時に凸部9に直接接触しないようになっている。
【0014】
次に、麺用ミキサ2の作用について説明する。
【0015】
まず麺用ミキサ2の容器4内に所定量の小麦粉、その他必要な添加材料を投入し、モータを駆動させて攪拌体6を容器4内で回転させる。モータは、当初高速で駆動され、攪拌体6を容器4内で回転させる。容器4内には上方から水(塩水等)を徐々に注入し、小麦粉を混練していく。注入する水の全量は、小麦粉に対して40%〜60%である。攪拌体6の回転中、攪拌棒18に取り付けられた攪拌羽根22は遠心力により外方に向いており、容器4の底面、特に凸部9の間にある小麦粉を掻き上げる。このように小麦粉は、攪拌体6により容器4内で掻き上げられ、徐々に加水されて練られる。
【0016】
小麦粉が粉状の段階であれば、攪拌体6は小麦粉の内部を突き抜けて小麦粉を攪拌し水と練り合わせていく。攪拌棒18aと攪拌棒18bは、中心軸20から異なる距離に取り付けてあることから、小麦粉を異なる位置で攪拌し、効率良く攪拌混合を行う。
【0017】
小麦粉の攪拌混合が進行すると、小麦粉は粘性が増加し徐々に塊状になり生地を形成する。小麦粉の生地は、容器4の底部に設けられた凸部9が抵抗となり、攪拌棒18aの通過時に強い練りが行われる。又生地は粘着性を増し、攪拌棒18aによってこねられるとともに、攪拌棒18aに巻きつき回転とともに持ち上がり、ある位置に達すると自重により攪拌棒18aから落下する。そして、生地の粘着力が更に大きくなると攪拌棒18aの最上点付近まで生地が持ち上げられ、攪拌体6の内部を通過して、容器4の底部に落下する。
【0018】
ここで、攪拌体6の腕部16が長腕部16aと短腕部16bの間で約145°回転方向に屈曲しているため、攪拌棒18aが最上点にあるとき攪拌棒18bは最下点より進行方向に進んだ位置にある。したがって、生地が攪拌棒18aから落下するとき、生地は攪拌棒18bに当たらないか、または当たって攪拌棒18bに案内されて、常に攪拌棒18bの後方に落下し、攪拌体6が回転して攪拌棒18aが下降してくると、容器4の最下点より手前の位置から生地と攪拌棒18aが接触し、生地の混練が行われる。そして、生地は攪拌体18aによってこねられるとともに巻き付き上方に持ち上げられ、上述したと同様に落下するので同じようにして攪拌体18aによって混練される。
【0019】
したがって、生地は、図3に示すように約140°の範囲において攪拌棒18aによってこねられることとなり、生地が攪拌棒18aでこねられる範囲が大きくなり、効率良く混練される。尚、腕部16は、135°〜160°の範囲に屈曲されていればよい。160°より屈曲角度が大きいと、攪拌棒18bの進行方向前面に生地が落下することがあり、この場合は攪拌効果が不十分となる。一方、135°より屈曲角度が小さいと攪拌棒18bが働かず、生地が最下点に落下することになり、攪拌効果が従来の場合と同程度となる。
【0020】
また、底部に設けた凸部9により、攪拌棒18にまとわりついた生地は、混練に際して容器4の底面の摩擦力より更に大きな抵抗力を受けるので生地の製造の時間が早くなる等の攪拌効果が上昇する。また、上方から落下して生地が接触する部分に配置しておくと更に効果がある。
【0021】
以上述べたように麺用ミキサ2によれば、小麦粉は、容器4内で攪拌体6により効率よく適切に混練され、最適な多加水麺の生地を製造することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の麺用ミキサによれば、攪拌体の腕部の長さが異なり、かつ腕部の屈曲角度が135°〜160°に設定されているので、小麦粉の攪拌を素早く効率良く行わせることができ、かつ容器内での混練作業の作動範囲が大きく、かつ適切に行わせることができ、攪拌、混練を効率良く行わせ、作業時間を短縮することができる。
【0023】
更に、容器底部に形成した凸部により、混練生成時に生地に抵抗を加えることができ、より効率良く生地を混練できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる麺用ミキサの攪拌体を示す図である。
【図2】本発明の麺用ミキサの容器を示す断面図である。
【図3】本発明の麺用ミキサの混練範囲を示す図である。
【図4】従来の攪拌体を示す図である。
【符号の説明】
2 麺用ミキサ
4 容器
6 攪拌体
9 凸部
16 腕部
16a 長腕部
16b 短腕部
18、18a、18b 攪拌棒
20 回転軸

Claims (2)

  1. 容器の両側において回転軸を回転自在に支持し、該回転軸より放射方向に一対の腕部を平行に、かつ該回転軸に対して垂直に取り付け、前記腕部間に攪拌棒を該腕部の上下端に互いに平行に、かつ前記回転軸を中心にして反対位置に連結した、前記両腕部間において前記回転軸のないます口型の攪拌体を前記容器内に備え、該攪拌体の前記攪拌棒を前記容器の底部に沿って回転させて麺生地を製造する麺用ミキサーにおいて、
    前記回転軸から一方の前記攪拌棒までの距離と他方の前記攪拌棒までの距離を異ならせ、前記回転軸を中心として前記攪拌棒までの距離の長い方の腕部から該攪拌体の回転方向逆向きに計測した他方の腕部とのなす角度を135°〜160°の範囲としたことを特徴とした麺用ミキサー。
  2. 前記容器の底部に凸部を設け、前記攪拌体による麺生地の混練に抵抗を加えるように構成したことを特徴とした請求項1に記載の麺用ミキサー。
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