JPH07308557A - カッティングミキサー装置 - Google Patents

カッティングミキサー装置

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JPH07308557A
JPH07308557A JP6128357A JP12835794A JPH07308557A JP H07308557 A JPH07308557 A JP H07308557A JP 6128357 A JP6128357 A JP 6128357A JP 12835794 A JP12835794 A JP 12835794A JP H07308557 A JPH07308557 A JP H07308557A
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blade
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cutting
stirred
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Satoo Wada
恵男 和田
Tamio Sasaki
民雄 佐々木
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Sanwa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘性の高い被撹拌物等を撹拌するのに最適
で、その撹拌能力を大幅に向上せしめ、作業能率の大幅
な向上を達成できるミキサー装置を提供する。 【構成】 撹拌用ケースCと、撹拌用ケースCの両側壁
部に回動自在に装着する一対の回転側壁体20と、回転
側壁体20間に横架配設する撹拌用羽根体Aと、回転側
壁体20間に回動自在に横架配設するカッティング用羽
根体Bとを備え、撹拌用羽根体Aは、駆動手段Dによっ
て回転側壁体20と共に回転し、羽根片1が撹拌用ケー
スCの周壁部内周面に沿って摺動し、カッティング用羽
根体Bは、回転側壁体20と共に公転すると同時に、駆
動手段Dによって回転するよう構成し、被撹拌物を、撹
拌用羽根体A及びカッティング用羽根体Bによって撹拌
できるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、比較的粘性の
高いヘドロや粘土等の被撹拌物基材に凝固剤等の添加剤
を投入してなる被撹拌物や、セメントに砂と水、或いは
これらに砂利を投入してなる被撹拌物等を撹拌するのに
適したカッティングミキサー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撹拌装置としては、例えば、実公
昭53−24907号公報に記載されたようなコンクリ
ートミキサーがあり、これは、両端を閉塞した少くとも
下半分は断面円弧状であるドラムに常時一定方向に回転
する回転軸を架設し、該回転軸には、右方向に捩り、そ
の全長をドラムの長さより短くし、且つ回転軸と直角方
向において、一端と他端の回転軸中心を通る角度を18
0度以内とした撹拌用羽根体をドラム内において、ドラ
ムの一方の端部に寄せて、該撹拌用羽根体とドラムの他
方の端部との間に空間を設けて固定し、また、上記回転
軸には左方向に捩り、その全長をドラムの長さより短く
し、且つ、回転軸と直角方向において、一端と他端の回
転軸中心を通る角度を180度以内とした撹拌用羽根体
をドラム内においてドラムの他方の端部に寄せて、該撹
拌用羽根体とドラムの一方の端部との間に空間を設け、
且つ、上記右方向に捩った撹拌用羽根体の回転軸の中心
に対して反対側に固定して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
手段では、ドラム内一端がわにある骨材等は一方の撹拌
用羽根体によってドラム中央に向かって漸次移送され、
ドラム内他端がわにある骨材等は他方の撹拌用羽根体に
よってドラム中央に向かって漸次移送され、ドラム内の
骨材等が両撹拌用羽根体によって略8字状に綾になって
回転しながら移動し、その移動がX状に交差して混和混
練されるため、それ以前のものに比較して混練の能力が
向上したが、例えば、比較的粘性の高いヘドロや粘土等
の被撹拌物基材に凝固剤(急速凝固剤等も含む)等の添
加剤を投入してなる被撹拌物を撹拌するような場合、こ
れを十分に撹拌することができない難点があった。ま
た、セメントに砂と水、或いは、これらに砂利を投入し
てなる被撹拌物等を撹拌するような場合でも、更なる撹
拌能力の向上、ひいては作業能率の向上が要求されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述
の如き難点等を解消すべく創出されたもので、請求項1
記載のカッティングミキサー装置Sにあっては、少くと
も下半分は断面略円弧状である周壁部の両端部分を側壁
部で閉塞してなる撹拌用ケースCと、撹拌用ケースCの
両側壁部に回動自在に装着される一対の回転側壁体20
と、一対の羽根片1を連結片5を介して連結することで
構成されると共に、一対の羽根片1が撹拌用ケースC内
中心部分を跨ぐように一対の回転側壁体20間に横架配
設せしめられる撹拌用羽根体Aと、回転軸10に複数の
カッティングブレード11を突設することで構成される
と共に、一対の回転側壁体20間に回動自在に横架配設
せしめられるカッティング用羽根体Bとを備え、撹拌用
羽根体Aは、駆動手段Dによって回転せしめられる回転
側壁体20と共に回転して、羽根片1が撹拌用ケースC
の周壁部内周面に沿って摺動するよう構成され、カッテ
ィング用羽根体Bは、回転側壁体20と共に公転すると
同時に、駆動手段Dによって回転するよう構成され、撹
拌用ケースC内に投入された被撹拌物を、撹拌用羽根体
A及びカッティング用羽根体Bによって撹拌できるよう
構成する手段を採用した。
【0005】また、請求項2記載のカッティングミキサ
ー装置Sにあっては、撹拌用羽根体Aを二組並設状態で
収容できる撹拌用ケースCを形成し、二組の撹拌用羽根
体Aの境界部分にある撹拌用ケースCの周壁部の高さを
低く形成し、一方の撹拌用羽根体Aによって撹拌された
被撹拌物は、他方の撹拌用羽根体Aがわに移動し、他方
の撹拌用羽根体Aによって撹拌された被撹拌物は、一方
の撹拌用羽根体Aがわに移動可能となるよう構成する手
段を採用した。
【0006】また、請求項3記載のカッティングミキサ
ー装置Sにあっては、撹拌用ケースCをケース揺動軸5
0を介して二組の撹拌用羽根体Aの並設方向に揺動自在
となるように支持すると共に、撹拌用ケースCを所定範
囲内で揺動せしめるための適宜駆動手段を設け、適宜駆
動手段の作動によって、一方の撹拌用羽根体Aがわにあ
る被撹拌物が、他方の撹拌用羽根体Aがわに、他方の撹
拌用羽根体Aがわにある被撹拌物が、一方の撹拌用羽根
体Aがわに交互に移動するよう構成する手段を採用し
た。
【0007】
【作用】しかして、請求項1記載のカッティングミキサ
ー装置Sにあっては、撹拌用ケースCは、少くとも下半
分が断面略円弧状の周壁部と、この周壁部両端部分を閉
塞する側壁部とで構成されている。回転側壁体20は、
撹拌用ケースCの両側壁部に回動自在に装着される。そ
して、撹拌用羽根体Aは、一対の羽根片1を連結片5を
介して連結した状態に構成され、一対の羽根片1は、撹
拌用ケースC内中心部分を跨ぐように一対の回転側壁体
20間に横架配設され、駆動手段Dによって回転する回
転側壁体20と共に回転する。このとき、羽根片1は、
撹拌用ケースCの周壁部内周面に沿って摺動しながら、
撹拌用ケースC内の被撹拌物を撹拌する。更に、カッテ
ィング用羽根体Bは、回転軸10に複数のカッティング
ブレード11を突設した状態で構成され、一対の回転側
壁体20間に回動自在に横架配設され、回転側壁体20
と共に公転すると同時に、駆動手段Dによって回転す
る。このとき、カッティングブレード11は、撹拌用ケ
ースC内の被撹拌物をカットするように撹拌する。
【0008】また、請求項2記載のカッティングミキサ
ー装置Sにあっては、撹拌用ケースCには、撹拌用羽根
体Aが二組並設状態で収容され、しかも、二組の撹拌用
羽根体Aの境界部分にある撹拌用ケースCの周壁部の高
さが低くなっている。そして、撹拌用ケースC内の被撹
拌物は、一方の撹拌用羽根体Aがわにあるものは、一方
の撹拌用羽根体Aの回転によって、二組の撹拌用羽根体
Aの境界部分にある撹拌用ケースCの周壁部を乗り越え
て、他方の撹拌用羽根体Aがわに移動し、他方の撹拌用
羽根体Aがわにあるものは、他方の撹拌用羽根体Aの回
転によって、二組の撹拌用羽根体Aの境界部分にある撹
拌用ケースCの周壁部を乗り越えて、一方の撹拌用羽根
体Aがわに移動し、撹拌用ケースC内をスムーズに移動
するようになる。
【0009】また、請求項3記載のカッティングミキサ
ー装置Sにあっては、撹拌用ケースCは、二組の撹拌用
羽根体Aの並設方向にケース揺動軸50を介して揺動す
るよう支持され、しかも、適宜駆動手段によって所定範
囲内で揺動せしめられる。すると、撹拌用ケースC内の
被撹拌物は、一方の撹拌用羽根体Aがわにあるものは他
方の撹拌用羽根体Aがわに、他方の撹拌用羽根体Aがわ
にあるものは一方の撹拌用羽根体Aがわに交互に移動す
るようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示例に基づいて説明する。
図中Sは、本発明のカッティングミキサー装置を示し、
このカッティングミキサー装置Sは、少くとも下半分は
断面略円弧状である周壁部の両端部分を側壁部で閉塞し
てなる撹拌用ケースCと、撹拌用ケースCの両側壁部に
回動自在に装着される一対の回転側壁体20と、一対の
羽根片1を連結片5を介して連結することで構成される
と共に、一対の羽根片1が撹拌用ケースC内中心部分を
跨ぐように一対の回転側壁体20間に横架配設せしめら
れる撹拌用羽根体Aと、回転軸10に複数のカッティン
グブレード11を突設することで構成されると共に、一
対の回転側壁体20間に回動自在に横架配設せしめられ
るカッティング用羽根体Bとを備えたものである。そし
て、撹拌用羽根体Aは、一方の適宜駆動手段Dによって
回転せしめられる回転側壁体20と共に回転して、羽根
片1が撹拌用ケースCの周壁部内周面に沿って摺動する
よう構成され、カッティング用羽根体Bは、回転側壁体
20と共に公転すると同時に、他方の適宜駆動手段Dに
よって回転するよう構成され、撹拌用ケースC内に投入
された被撹拌物を、撹拌用羽根体A及びカッティング用
羽根体Bによって撹拌できるよう構成されている(図
1、図2、図3、図4、図5参照)。
【0011】また、本発明のカッティングミキサー装置
Sは、撹拌用羽根体Aを二組並設状態で収容できる撹拌
用ケースCを形成し、二組の撹拌用羽根体Aの境界部分
にある撹拌用ケースCの周壁部の高さを低く形成し、一
方の撹拌用羽根体Aによって撹拌された被撹拌物が、二
組の撹拌用羽根体Aの境界部分にある撹拌用ケースCの
周壁部を乗り越えて、他方の撹拌用羽根体Aがわに移動
し、他方の撹拌用羽根体Aによって撹拌された被撹拌物
が、二組の撹拌用羽根体Aの境界部分にある撹拌用ケー
スCの周壁部を乗り越えて、一方の撹拌用羽根体Aがわ
に移動可能となるよう構成されている(図6、図7参
照)。
【0012】更に、本発明のカッティングミキサー装置
Sは、撹拌用ケースCにケース揺動軸50を固着し、こ
のケース揺動軸50を揺動自在に支持して、二組の撹拌
用羽根体Aの並設方向に撹拌用ケースCが揺動自在とな
るよう形成し、しかも、ケース揺動軸50を支点として
撹拌用ケースCが適宜駆動手段(例えば、モーター51
の駆動回転力、或いは、油圧シリンダーの伸縮力、或い
は、その他適宜手段)の作動によって、所定範囲内で揺
動するように構成してある。すなわち、一方の撹拌用羽
根体Aがわにある被撹拌物が上方に位置したときは、重
力によって他方の撹拌用羽根体Aがわに移動し、他方の
撹拌用羽根体Aがわにある被撹拌物が上方に位置したと
きは、一方の撹拌用羽根体Aがわに移動し、これらが交
互に繰り返し行われて、良好な撹拌状態が得られ易くな
るように構成されている(図8、図9参照)。
【0013】撹拌用羽根体Aは、一対の略帯板状の羽根
片1と、この一対の羽根片1を夫々連結する二枚(一
枚、或いは、三枚以上でも良い)の連結片5とからな
り、羽根片1は、撹拌用ケースCの周壁部内周面に沿っ
て移動する羽根基片2と、羽根基片2表面がわに装着さ
れると共に、撹拌用ケースCの周壁部内周面を摺動する
羽根ゴム3と、この羽根ゴム3を羽根基片2に固定して
おくための羽根ゴム押え4とからなり、羽根基片2と羽
根ゴム押え4とで羽根ゴム3を挾持すると共に、適宜ボ
ルト、ナットでこれらを固定しておけるように構成され
ている。しかも、羽根基片2は、撹拌用羽根体Aの回転
方向に対して斜めに捩れるように配置され、連結片5
は、撹拌用羽根体Aの回転中心に対して放射方向に沿う
ように配設されている。すなわち、撹拌用羽根体Aの中
心空間部分(撹拌用ケースC内中央部分)には、連結片
5の中央部分が存在するだけの構成となり、撹拌用ケー
スC内の被撹拌物の撹拌用ケースC内中央部分に於ける
撹拌時の移動がスムーズに行われるよう配慮してある。
【0014】カッティング用羽根体Bは、撹拌用羽根体
Aの回転中心に対して平行に配されると共に、所定間隔
を隔てて相互に平行となるように配される一対の回転軸
10と、この回転軸10の外表面部分に放射方向に沿う
ように突設される複数の略短帯板状のカッティングブレ
ード11とからなり、回転軸10は、撹拌用ケースCの
回転側壁体20の回転板21を貫通すると共に、回転板
21裏面がわに設けた軸受22によって回動自在に軸支
されている。しかも、カッティングブレード11は、回
転軸10の中心線に直交する面に対して適宜傾斜角度を
持つように配置されている。すなわち、回転するカッテ
ィングブレード11によって撹拌される被撹拌物が回転
軸10の中心線方向に押圧されて、被撹拌物の良好な撹
拌状態が得られるように構成してある。また、一対の回
転軸10に固定されるカッティングブレード11は、一
方の回転軸10のカッティングブレード11と、他方の
回転軸10のカッティングブレード11とが夫々の回転
中に接触しないようにその配設位置や、その寸法等が配
慮してある。しかも、これらカッティングブレード11
は、撹拌用羽根体Aにも接触しないように構成されなけ
ればならない。
【0015】撹拌用ケースCは、縦断面略U字状を呈す
る周壁部と、その両端部分を塞ぐように固着される両側
壁部とからなるケース基体C1を形成し、このケース基
体C1の周壁部の下部に、被撹拌物を吐出する吐出口2
8を開口すると共に、この吐出口28を開閉自在となる
よう摺動する開閉蓋29が付設されている。ところで、
この吐出口28下方には、被撹拌物を受けるための適宜
容器や、ベルトコンベア等が配置される。
【0016】また、撹拌用ケースCは、図6に示すよう
に、撹拌用羽根体Aを二組並設状態で収容できるように
形成すると共に、二組の撹拌用羽根体Aの境界部分にあ
る周壁部の高さが低くなるように形成したものも使用さ
れる。
【0017】駆動手段Dは、例えば、一方のモーター3
0の駆動回転力によって一方の駆動軸31を回転せし
め、この駆動軸31先端部分に固着されている一方の回
転側壁体20を回転せしめられるよう構成したものと、
他方のモーター40の駆動回転力によって駆動軸41を
回転せしめ、この駆動軸41先端部分に固着されている
歯車43を回転せしめて、一対の回転軸10に夫々固着
されている歯車44を介して一対の回転軸10を回転せ
しめられるよう構成したものとがある。すなわち、一方
の駆動手段Dによって、撹拌用羽根体Aを回転せしめる
と共に、カッティング用羽根体Bを公転せしめ、他方の
適宜駆動手段Dによってカッティング用羽根体Bを回転
せしめられるように構成してある。尚、図中32は、駆
動軸31を支持する軸受部で、図中42は、駆動軸41
を支持する軸受部である。
【0018】また、駆動手段Dは、図8、図9に示すよ
うに、その主要部が撹拌用ケースCの下方に配置される
ようにして、カッティングミキサー装置S全体がコンパ
クトとなって、その運搬等が容易となるように構成する
こともできる。
【0019】そして、撹拌用ケースCを揺動せしめるた
めの適宜駆動手段としては、例えば、モーター51の駆
動回転力をチェーンや、ベルトや、歯車等を介してケー
ス揺動軸50に伝達するようにしても良いし、その他適
宜手段が採用される。
【0020】ところで、カッティングミキサー装置Sの
具体的構成、撹拌用羽根体Aの具体的構成、形状、寸
法、材質、羽根片1の具体的構成、形状、寸法、数、配
設位置、羽根基片2の具体的構成、形状、寸法、材質、
羽根ゴム3の具体的構成、形状、寸法、材質、羽根ゴム
押え4の具体的構成、形状、寸法、材質、連結片5の具
体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、カッティ
ング用羽根体Bの具体的構成、形状、寸法、材質、回転
軸10の具体的構成、形状、寸法、材質、支持手段、カ
ッティングブレード11の具体的構成、形状、寸法、材
質、数、配設位置、配設間隔、配設向き、撹拌用ケース
Cの具体的構成、形状、寸法、材質、回転側壁体20の
具体的構成、形状、寸法、回転板21の具体的形状、寸
法、軸受22の具体的構成、配設位置、吐出口28の具
体的構成、形状、寸法、配設位置、手段、開閉蓋29の
具体的構成、形状、寸法、駆動手段Dの具体的構成等
は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設
定できるものである。また、被撹拌物も、比較的粘性の
高いヘドロや粘土等の被撹拌物基材に凝固剤等の添加剤
を投入してなるものや、セメントに砂と水、或いはこれ
らに砂利を投入してなるもの等に限定されるものではな
い。
【0021】
【発明の効果】従って、請求項1記載のカッティングミ
キサー装置Sは、少くとも下半分は断面略円弧状である
周壁部の両端部分を側壁部で閉塞してなる撹拌用ケース
Cと、撹拌用ケースCの両側壁部に回動自在に装着され
る一対の回転側壁体20と、一対の羽根片1を連結片5
を介して連結することで構成されると共に、一対の羽根
片1が撹拌用ケースC内中心部分を跨ぐように一対の回
転側壁体20間に横架配設せしめられる撹拌用羽根体A
と、回転軸10に複数のカッティングブレード11を突
設することで構成されると共に、一対の回転側壁体20
間に回動自在に横架配設せしめられるカッティング用羽
根体Bとを備え、撹拌用羽根体Aは、駆動手段Dによっ
て回転せしめられる回転側壁体20と共に回転して、羽
根片1が撹拌用ケースCの周壁部内周面に沿って摺動す
るよう構成され、カッティング用羽根体Bは、回転側壁
体20と共に公転すると同時に、駆動手段Dによって回
転するよう構成され、撹拌用ケースC内に投入された被
撹拌物を、撹拌用羽根体A及びカッティング用羽根体B
によって撹拌できるよう構成したので、撹拌用羽根体A
の羽根片1が、撹拌用ケースCの周壁部内周面に沿って
摺動しながら、撹拌用ケースC内の被撹拌物を撹拌し、
カッティング用羽根体Bのカッティングブレード11
が、撹拌用ケースC内の被撹拌物をカットするように撹
拌でき、例えば、比較的粘性の高いヘドロや粘土等の被
撹拌物基材に凝固剤等の添加剤を投入してなる被撹拌物
を十分撹拌するのに最適なカッティングミキサー装置S
となる。更に、セメントに砂と水、或いはこれらに砂利
を投入してなる被撹拌物等を撹拌する場合にも、その撹
拌能力を大幅に向上せしめられ、作業能率の大幅な向上
が達成できるものとなる。しかも、比較的構成が簡素
で、取扱い易く、耐久性に優れたものとなる。
【0022】また、請求項2記載のカッティングミキサ
ー装置Sは、撹拌用羽根体Aを二組並設状態で収容でき
る撹拌用ケースCを形成し、二組の撹拌用羽根体Aの境
界部分にある撹拌用ケースCの周壁部の高さを低く形成
し、一方の撹拌用羽根体Aによって撹拌された被撹拌物
は、他方の撹拌用羽根体Aがわに移動し、他方の撹拌用
羽根体Aによって撹拌された被撹拌物は、一方の撹拌用
羽根体Aがわに移動可能となるよう構成したので、被撹
拌物が撹拌用ケースC内をよりスムーズに移動するよう
になると共に、極めて良好で且つ均一な撹拌状態が得ら
れるようになる。特に、被撹拌物の撹拌量を増やすこと
ができるようになると共に、被撹拌物の撹拌作業スピー
ドが増すようになる。
【0023】また、請求項3記載のカッティングミキサ
ー装置Sは、撹拌用ケースCをケース揺動軸50を介し
て二組の撹拌用羽根体Aの並設方向に揺動自在となるよ
うに支持すると共に、撹拌用ケースCを所定範囲内で揺
動せしめるための適宜駆動手段を設け、適宜駆動手段の
作動によって、一方の撹拌用羽根体Aがわにある被撹拌
物が、他方の撹拌用羽根体Aがわに、他方の撹拌用羽根
体Aがわにある被撹拌物が、一方の撹拌用羽根体Aがわ
に交互に移動するよう構成したので、適宜駆動手段によ
って、二組の撹拌用羽根体Aの並設方向に撹拌用ケース
Cを所定範囲内で揺動せしめることができるようになる
と共に、一方の撹拌用羽根体Aがわにある被撹拌物を他
方の撹拌用羽根体Aがわに、他方の撹拌用羽根体Aがわ
にある被撹拌物を一方の撹拌用羽根体Aがわに交互に移
動せしめられるようになり、撹拌用ケースC内の被撹拌
物をより強制的に移動させられ、一層良好で且つ効率的
な撹拌が期待できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッティングミキサー装置を例示する
一部切欠正面図
【図2】撹拌用羽根体とカッティング用羽根体部分を例
示する一部切欠正面図
【図3】撹拌用羽根体とカッティング用羽根体部分を例
示する一部切欠側面図
【図4】撹拌用羽根体とカッティング用羽根体部分を例
示する一部切欠平面図
【図5】カッティング用羽根体部分を例示する一部切欠
正面図
【図6】本発明の他のカッティングミキサー装置を例示
する縦断側面図
【図7】本発明の他のカッティングミキサー装置を例示
する平面図
【図8】本発明の他のカッティングミキサー装置を例示
する正面図
【図9】本発明の他のカッティングミキサー装置を例示
する側面図
【符号の説明】
S カッティングミキサー装置 A 撹拌用羽根体 1 羽根片 2 羽根
基片 3 羽根ゴム 4 羽根
ゴム押え 5 連結片 B カッティング用羽根体 10 回転軸 11 カッ
ティングブレード C 撹拌用ケース C1 ケー
ス基体 20 回転側壁体 21 回転
板 22 軸受 28 吐出口 29 開閉
蓋 D 駆動手段 30 モーター 31 駆動
軸 32 軸受部 40 モーター 41 駆動
軸 42 軸受部 43 歯車 44 歯車 50 ケース揺動軸 51 モー
ター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも下半分は断面略円弧状である周
    壁部の両端部分を側壁部で閉塞してなる撹拌用ケース
    と、撹拌用ケースの両側壁部に回動自在に装着される一
    対の回転側壁体と、一対の羽根片を連結片を介して連結
    することで構成されると共に、一対の羽根片が撹拌用ケ
    ース内中心部分を跨ぐように一対の回転側壁体間に横架
    配設せしめられる撹拌用羽根体と、回転軸に複数のカッ
    ティングブレードを突設することで構成されると共に、
    一対の回転側壁体間に回動自在に横架配設せしめられる
    カッティング用羽根体とを備え、撹拌用羽根体は、駆動
    手段によって回転せしめられる回転側壁体と共に回転し
    て、羽根片が撹拌用ケースの周壁部内周面に沿って摺動
    するよう構成され、カッティング用羽根体は、回転側壁
    体と共に公転すると同時に、駆動手段によって回転する
    よう構成され、撹拌用ケース内に投入された被撹拌物
    を、撹拌用羽根体及びカッティング用羽根体によって撹
    拌できるよう構成したことを特徴とするカッティングミ
    キサー装置。
  2. 【請求項2】 撹拌用羽根体を二組並設状態で収容でき
    る撹拌用ケースを形成し、二組の撹拌用羽根体の境界部
    分にある撹拌用ケースの周壁部の高さを低く形成し、一
    方の撹拌用羽根体によって撹拌された被撹拌物は、他方
    の撹拌用羽根体がわに移動し、他方の撹拌用羽根体によ
    って撹拌された被撹拌物は、一方の撹拌用羽根体がわに
    移動可能となるよう構成したことを特徴とする請求項1
    記載のカッティングミキサー装置。
  3. 【請求項3】 撹拌用ケースをケース揺動軸を介して二
    組の撹拌用羽根体の並設方向に揺動自在となるように支
    持すると共に、撹拌用ケースを所定範囲内で揺動せしめ
    るための適宜駆動手段を設け、適宜駆動手段の作動によ
    って、一方の撹拌用羽根体がわにある被撹拌物が、他方
    の撹拌用羽根体がわに、他方の撹拌用羽根体がわにある
    被撹拌物が、一方の撹拌用羽根体がわに交互に移動する
    よう構成したことを特徴とする請求項2記載のカッティ
    ングミキサー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000742A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Sanwa Sangyo Kk 粘性物用ミキサー
JP2014000519A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Yamato Seisakusho:Kk 横型ミキサー胴およびこれを用いた横型ミキサー
CN106984212A (zh) * 2017-05-24 2017-07-28 佛山市恩正生物医药科技有限公司 一种食品搅拌装置

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