JP3751239B2 - 自動操舵装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に船体の減揺機能をも加味した自動操舵装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平4−321485号公報には、船舶の制御モデルとして制御型多次元自己回帰モデルを用いた減揺装置が開示されている。この減揺装置は、過去の測定データである舵角(制御量)並びに針路偏差(被制御量)及び横揺角速度(被制御量)を制御型多次元自己回帰モデルに代入することにより目標方位及び目標横揺角速度(0rad/sec)を実現し得る最適制御ゲインを予測し、該最適制御ゲインに基づいて最適舵角を算出するものである。このような減揺装置によれば、針路偏差を十分に抑制した状態で船体の横揺れを大幅に減少させることができる。なお、以下の説明では、上述した制御型多次元自己回帰モデルを自己回帰モデルと略記する。
【0003】
ところで、上記減揺装置は予め構築された固定的な自己回帰モデルを用いるため、船体に外乱として作用する風や波等の長期的な特性変化に対して十分な性能を有しない。このような事情から、航行中に自己回帰モデルを更新しつつ最適制御ゲインを求める適応型の減揺装置が提案されている。この適応型減揺装置は、隣接する2つの一定期間(バッチ区間)について、最初のバッチ期間1の測定データに対して現行の自己回帰モデルAR0をあてはめ、また次のバッチ区間2の測定データに対しては別の自己回帰モデルAR2をあてはめる。そして、バッチ期間1の測定データとバッチ区間2の測定データとの同質/異質をMAICE法に基づいて比較検討し、異質である場合は自己回帰モデルAR0を破棄して自己回帰モデルAR2を採用し、同質である場合には、自己回帰モデルAR0と自己回帰モデルAR2とを併合して得られた自己回帰モデルAR1を採用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記適応型減揺装置では、バッチ期間1の測定データとバッチ区間2の測定データと同質である場合に採用する自己回帰モデルAR1を演算上求めることができない場合がある。したがって、従来の適応型減揺装置は、実用上極めて重大な問題を含んでいる。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、実用的な外乱適応型減揺機能を備えた自動操舵装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、自動操舵装置に係わる第1の手段として、船舶の舵を最適制御することにより目標方位角に対する方位角の針路偏差のみならず船体の横揺れをも抑制するように船舶を自動操舵する装置であって、被制御変数を船体の横揺れ角速度及び針路偏差とすると共に操作変数を舵角とする制御型多次元自己回帰モデルにおける運動特性行列A(m),B(m)を固定値として予め記憶し、所定周期の各時刻について時々刻々と取得される船体の横揺れ角速度、方位角及び舵角に関する各測定値並びに目標方位角及び前記運動特性行列A(m),B(m)を前記制御型多次元自己回帰モデルに適用することにより、各時刻における外乱U(n)の推定値を算出し、複数の時刻からなる各バッチ区間の前記各推定値に対して局所定常過程に対するOzaki-Tong法を適用することにより、各バッチ区間に対して外乱U(n)の特性に応じた最適な外乱自己回帰モデルを順次当てはめ、当該外乱自己回帰モデルと前記制御型多次元自己回帰モデルとから構築される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルに基づいて船体の横揺れ及び針路偏差を抑制する最適操舵量Ysnを算出し、該最適操舵量Ysnに基づいて舵を制御するという手段を採用する。
【0007】
また、自動操舵装置に係わる第2の手段として、上記第1の手段において、主機能である針路偏差の抑制機能に対して船体の横揺れ抑制機能が追加自在となるように、当該横揺れ抑制機能を追加ユニットとして構成するという手段を採用する。
【0008】
自動操舵装置に係わる第3の手段として、上記第2の手段において、追加ユニットは、船体の横揺れ角速度を検出する横揺れ検出器と、該横揺れ検出器から取得した横揺れ角速度、主機能を構成する本体から取得した方位角、舵角及び目標方位角に基づいて最適操舵量Ysnを算出して本体に出力する拡張演算装置とから構成されるという手段を採用する。
【0009】
自動操舵装置に係わる第4の手段として、上記第1〜第3いずれかの手段において、バッチ区間の時間幅を航海開始後の時間経過にしたがって順次長くするという手段を採用する。
【0010】
さらに、本発明では、自動操舵方法に係わる第1の手段として、船舶の舵を最適制御することにより目標方位角に対する方位角の針路偏差のみならず船体の横揺れをも抑制するように船舶を自動操舵する方法において、被制御変数を船体の横揺れ角速度及び針路偏差とすると共に操作変数を舵角とする制御型多次元自己回帰モデルにおける運動特性行列A(m),B(m)を固定値として予め記憶し、所定周期の各時刻について時々刻々と取得される船体の横揺れ角速度、方位角及び舵角に関する各測定値並びに目標方位角及び前記運動特性行列A(m),B(m)を前記制御型多次元自己回帰モデルに適用することにより、各時刻における外乱U(n)の推定値を算出し、複数の時刻からなる各バッチ区間の前記各推定値に対して局所定常過程に対するOzaki-Tong法を適用することにより、各バッチ区間に対して外乱U(n)の特性に応じた最適な外乱自己回帰モデルを順次当てはめ、当該外乱自己回帰モデルと前記制御型多次元自己回帰モデルとから構築される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルに基づいて船体の横揺れ及び針路偏差を抑制する最適操舵量Ysnを算出し、該最適操舵量Ysnに基づいて舵を制御するという手段を採用する。
【0011】
自動操舵方法に係わる第2の手段として、上記第1の手段において、バッチ区間の時間幅を航海開始後の時間経過にしたがって順次長くするという手段を採用する。
【0012】
【作用】
以下に、本発明の理論的背景について説明する。
定常F次元時系列システムを予測する自己回帰モデルは、下式(1)によって表される。この式(1)において、X(n)は、f個の変量x1(n),x2(n),……,xf(n)からなるf次元変量ベクトル、A(m)は、自己回帰係数aij(m)を(i,j)成分とするf×f行列(自己回帰係数行列)、またU(n)は外乱であり、f個の雑音要素u1(n),u2(n),……,uf(n)からなるf次元白色雑音である。
【0013】
【数1】
Figure 0003751239
【0014】
すなわち、時刻n(例えば現在時刻)における各変量x1(n),x2(n),……,xf(n)は、(n−1)〜(n−M)に亘るM個の各変量x1(n-m),x2(n-m),……,xf(n-m)に自己回帰係数aij(m)を乗算した値に雑音要素u1(n),u2(n),……,uf(n)を加味した値の総和として予測演算される。
【0015】
このような自己回帰モデルを船舶の制御系の設計に適用した制御型多次元自己回帰モデルは、上式(1)を変形して下式(2)のように表される。この式(2)におけるX(n)はr個(r=f−h)の被制御変数x1(n),x2(n),……,xr(n)からなるr次元状態ベクトル、Y(n)は、h個の操作変数y1(n),y2(n),……,yh(n)からなるh次元状態ベクトル、またA(m)は、船体の運動特性を示す係数aij(m)を(i,j)成分とするr×r行列、B(m)は、船体の運動特性を示す係数bij(m)を(i,j)成分とするr×h行列、さらに外乱U(n)は、r個の雑音要素u1(n),u2(n),……,ur(n)からなる雑音過程(すなわちr次元白色雑音過程)である。
なお、以下の説明では、r次元状態ベクトルX(n)を被制御変数ベクトル、h次元状態ベクトルY(n)を操作変数ベクトル、また行列A(m),B(m)を運動特性行列と記す。
【0016】
【数2】
Figure 0003751239
【0017】
本発明では、上記制御型多次元自己回帰モデルを船舶に作用する外乱に良好に適用するモデル、すなわち外乱適応制御型多次元自己回帰モデルとするために、以下の2つの仮定を導入する。
(1)運動特性行列A(m),B(m)を低次数に抑え、また既知かつ不変とする。
(2)外乱U(n)を局所的に定常な有色雑音過程とすると共に、下式(3)に示すように自己回帰モデル(外乱自己回帰モデル)として表現する。
【0018】
【数3】
Figure 0003751239
【0019】
ここで、式(3)におけるC(k)は、有色雑音過程の特性を示す雑音係数行列、またV(n)は白色雑音過程である。この式(3)を上式(2)に代入して変形すると、下式(4)が得られる。ただし、運動特性行列A(m),B(m)は、低次数に抑える(上記仮定(1))ために、m>Mの範囲において「0」、つまりA(m)=B(m)=0である。
【0020】
【数4】
Figure 0003751239
【0021】
本発明では、舵の舵角制御によって船舶の目標方位角と実際の方位角との偏差である針路偏差と船体の横揺れとを抑制するので、上記式(4)によって表される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルを用いる。そして、被制御変数ベクトルX(n)を2次元(r=2)状態ベクトルとし、当該被制御変数ベクトルX(n)の各要素である被制御変数x1(n)に針路偏差、また被制御変数x2(n)に横揺れ角速度を割り当てると共に、操作変数ベクトルY(n)を1次元(h=1)状態ベクトルとし、操作変数y1(n)に舵角を割り当てる。すなわち、上述した各ベクトルや行列は、下式(a)〜(e)のように表される。
【0022】
【数5】
Figure 0003751239
【0023】
また、これら下式(a)〜(e)に基づいて、式(2)によって表される制御型多次元自己回帰モデルは下式(2)’のように表され、さらに式(3)によって表される外乱自己回帰モデルは式(3)’のように表され、また式(4)によって表される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルは、下式(4)’のように表される。
【0024】
【数6】
Figure 0003751239
【0025】
【数7】
Figure 0003751239
【0026】
【数8】
Figure 0003751239
【0027】
ここで、運動特性行列A(m),B(m)は、上記仮定(1)で「既知かつ不変」としているので、現在時刻nにおける被制御変数ベクトルX(n)の各測定値及び当該被制御変数ベクトルX(n)の推定値との差として式(5)によって与えられる。上記推定値は、上記式(2)において外乱U(n)を考慮しない形態の下式(6)によって与えられる。
【0028】
【数9】
Figure 0003751239
【0029】
【数10】
Figure 0003751239
【0030】
このように、上記仮定(1)を置くことにより、各時刻nにおける外乱U(n)を運動特性行列A(m),B(m)並びに被制御変数ベクトルX(n)の各測定値及び操作変数ベクトルY(n)の各測定値から算出することができる。したがって、上記仮定(2)において、式(3)と置いた外乱自己回帰モデル、つまり外乱係数行列C(k)を外乱U(n)の特性をより正確に反映させたものとして当てはめる必要がある。
【0031】
本発明では、上記外乱自己回帰モデルの当てはめ方法として、AIC(Akaike's Information Criterion)を用いた局所定常過程に対するOzaki-Tong法を用いる。このOzaki-Tong法は、長い期間の時系列データを適当な長さの小区間(バッチ区間)に区切り、MAICE法(Minimum Akaike's Information Criterion Estimation Method)を用いることにより各バッチ区間について最適な統計モデルを当てはめるものである。
【0032】
さらに詳説すると、上記時系列データを被制御変数ベクトルX(n)とし、バッチ区間1に測定取得されたN1個の被制御変数ベクトルX(1),X(2)、……,X(N1)に対してMAICE法に基づいて外乱自己回帰モデルAR0が当てはめられており、このバッチ区間1に続く次のバッチ区間2に新たに測定取得されたN2個の被制御変数ベクトルX(N1+1),X(N1+2)、……,X(N1+N2)に対しては同じくMAICE法により外乱自己回帰モデルAR2が当てはめられたとする。
【0033】
Ozaki-Tong法では、バッチ区間1の各被制御変数ベクトルX(1),X(2)、……,X(N1)とバッチ区間2の新たな各被制御変数ベクトルX(N1+1),X(N1+2)、……,X(N1+N2)との間で時系列データとしての性質、すなわち局所的に定常な有色雑音過程の特性を示す外乱係数行列C(k)が変化しているか否かを、下式(7),(8)によって得られる情報量基準AIC2,AIC1の大小関係によって判断する。
【0034】
【数11】
Figure 0003751239
【0035】
【数12】
Figure 0003751239
【0036】
ここで、情報量基準AIC2は、図1に示すようにバッチ区間2に当てはめた外乱自己回帰モデルAR2の良さを示す値であり、情報量基準AIC1は、バッチ区間1の外乱自己回帰モデルAR0とバッチ区間2の外乱自己回帰モデルAR2とを併合して得られる併合外乱自己回帰モデルAR1の値である。また、M0は外乱自己回帰モデルAR0の次数、M1は外乱自己回帰モデルAR1の次数、M2は外乱自己回帰モデルAR2の次数、σ0は外乱自己回帰モデルAR0の残差過程の分散、σ1は外乱自己回帰モデルAR1の残差過程の分散、σ2は外乱自己回帰モデルAR2の残差過程の分散である。
【0037】
そして、Ozaki-Tong法では、AIC1≧AIC2の場合は、バッチ区間1とバッチ区間2とでは外乱特性が変化していると見なし、バッチ区間2の外乱自己回帰モデルAR2を採用する一方、AIC1<AIC2の場合には、バッチ区間1とバッチ区間2とでは外乱特性が変化していないと見なし、併合外乱自己回帰モデルAR1を採用する。
【0038】
すなわち、本発明では、船舶の航行時にバッチ区間を順次割り当て、各バッチ区間についてOzaki-Tong法を適用することにより、各バッチ区間の外乱特性に応じた最適な外乱自己回帰モデルを当てはめる。そして、被制御変数x1(n),x2(n)として船舶の進行方位に関する方位偏差と船体の横揺れの程度を示す横揺れ角速度を、また操作変数y1(n)として操舵量を採用した外乱適応制御型多次元自己回帰モデルに、上記最適な外乱自己回帰モデルを適用することにより、現在時刻nにおける針路偏差と横揺れ角速度とを最小化する最適ゲインGを算出し、この最適ゲインGを以下の制御式(9)に代入することにより最適操舵量Ysnを算出する。
Ysn=G・Zn (9)
【0039】
なお、上記制御式は、Zn={Zn(n),Z1(n),……,ZM-1(n)}として状態空間表現したシステムについて求められる最適制御則である。Znは、下式(10),(11)によって被制御変数ベクトルX(n)と対応付けられる状態変数行列である。
【0040】
【数13】
Figure 0003751239
【0041】
【数14】
Figure 0003751239
【0042】
これら式(10),(11)において、Hは観測ベクトル、Φが状態遷移マトリクス、Γは制御ベクトル、Wnは外乱である。状態空間表現されたシステムにおいて、制御入力Ynの良さJIは、下式(12)によって示される2次評価関数によって評価する場合、良さJIを最小にする制御入力Ynは上式(9)によって与えられる。
【0043】
【数15】
Figure 0003751239
【0044】
ここで、式(12)におけるQ(n),R(n)はr×r,l×lの非負行列であり、このうちQ(n)は針路偏差に対する重み係数と横揺れに対する重み係数とを要素とする重み行列であり、R(n)は操舵量に対する重み行列(正直行列)である。また、Eは確率論的な平均を示す関数である。すなわち、制御入力Ynの良さJIが最小となるときに制御入力Ynは、最適制御を実現する最適操舵量Ysnとなる。このような最適操舵量Ysnに対して、上記最適ゲインGは、式(13)によって与えられる。
【0045】
【数16】
Figure 0003751239
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係わる自動操舵装置及び方法の一実施形態について説明する。
【0047】
図2は、本実施形態を用いた船舶の操舵システムである。この図において、符号1は本自動操舵装置、2は方位検出器、3は船速検出器、4は舵角検出器、5は切替器、6はマニュアル操舵装置、7はアクチュエータ、8は舵である。また、本自動操舵装置1において、1aは演算装置、1bは針路設定器、1cは操作パネル、1dは表示装置、1eは拡張演算装置、1fは横揺れ検出器である。
【0048】
なお、拡張演算装置1e及び横揺れ検出器1fは、本自動操舵装置1に拡張機能(減揺機能)を追加する追加ユニットEXを構成している。この追加ユニットEXは、本自動操舵装置1の主機能を構成する本体MAに対して追加自在(着脱自在)に構成されている。
【0049】
自動操舵装置1は、船舶を目標方位に向けて航行させるように舵8を自動制御する自動操舵機能に加えて、船体の減揺機能、より具体的には横揺れ低減機能を有する。本自動操舵装置1では、この減揺機能が追加ユニットEXによって実現されるようになっている。
【0050】
すなわち、この追加ユニットEXが装着されていない状態では、主に演算装置1a及び針路設定器1bから出力される目標方位並びに方位検出器2、船速検出器3及び舵角検出器4からそれぞれ入力される検出値(測定値)に基づいて自動操舵機能が実現される一方、追加ユニットEXが装着された状態においては、拡張演算装置1e及び横揺れ検出器1fの測定値、並びに演算装置1aを経由して拡張演算装置1eに入力される針路設定器1bから出力される目標方位、及び方位検出器2、船速検出器3及び舵角検出器4の各測定値に基づいて自動操舵機能と減揺機能とが実現される。
【0051】
方位検出器2は、例えば各種ジャイロであり、船舶の進行に関する方位角を検出して演算装置1aに出力する。船速検出器3は、例えば電磁ログであり、船舶の進行速度(船速)を検出して演算装置1aに出力する。舵角検出器4は、舵8の舵角を検出して演算装置1aに出力する。切替器5は、本自動操舵装置1による船舶の自動操舵とマニュアル操舵装置6によるマニュアル操舵(航海士による手動操舵)とを切り替える。マニュアル操舵装置6は、舵輪等によって船舶を手動操舵するためのものである。
【0052】
すなわち、切替器5が自動操舵を選択するように操作された場合は、自動操舵装置1から出力された舵角制御量に基づいてアクチュエータ7が駆動され、一方、切替器5が手動操舵を選択するように操作された場合には、アクチュエータ7は、マニュアル操舵装置6から出力された舵角制御量に基づいて駆動される。当該アクチュエータ7は、このようにして切替器5から入力された各舵角制御量に基づいて舵8の舵角を設定する。舵8は、周知のように、この舵角によって船舶の方位角を規定するものである。
【0053】
続いて、本自動操舵装置1における演算装置1aは、上記追加ユニットEXが装着された状態と非装着状態とでは機能が異なる。この演算装置1aは、追加ユニットEXの非装着状態では、針路設定器1bから出力される目標方位及び方位検出器2、船速検出器3及び舵角検出器4の各測定値に基づいて、針路設定器1bから入力される目標方位に対する進行方位の偏差(針路偏差)を抑制する舵角制御量を算出して切替器5に出力する。一方、演算装置1aは、追加ユニットEXの装着状態では、上記目標方位及び各測定値の拡張演算装置1eへの受け渡し、並びに拡張演算装置1eから出力された舵角制御量を切替器5に受け渡す。
【0054】
針路設定器1bは、船舶の進行に応じた各所(緯度・経度)での目標方位を演算装置1aに出力する。操作パネル1cは、上記計画航路等の各種情報を演算装置1aに入力するためのものである。表示装置1dは、上記計画航路やこれに対する船舶の航海状態等を画面表示する。
【0055】
追加ユニットEXを構成する拡張演算装置1eは、横揺れ検出器1fから入力される船体の横揺れ角速度並びに演算装置1aを介して入力される目標方位及び方位検出器2、船速検出器3及び舵角検出器4の各測定値に基づいて、船体の横揺れ及び上記針路偏差を抑制する舵角制御量を算出して演算装置1aに出力する。横揺れ検出器1fは、上記船体の横揺れ角速度を検出して拡張演算装置1eに出力する。
【0056】
次に、このように構成された本自動操舵装置1の動作、つまり舵角制御量の生成動作について詳しく説明する。
なお、演算装置1aにおける舵角制御量の生成処理には特に特徴点はないので、以下では、拡張演算装置1eによる舵角制御量の生成処理について、図3に示すフローチャートに沿って詳説する。
【0057】
まず最初に、拡張演算装置1eは、舵角制御量の生成処理に使われる各種データを初期化する(ステップS1)。この初期化では、バッチ区間の個数を示すバッチ数が「1」に初期設定されると共に、目標方位並びに方位検出器2、船速検出器3、舵角検出器4及び横揺れ検出器1fの各測定値の取込回数を示す取込数が「0」に初期設定され、さらにバッチ区間の長さや各種重み係数等が所定値に初期設定される。拡張演算装置1eは、このような初期設定処理に引き続いて予め記憶された基本モデルつまり船体の運動特性行列A(m),B(m)と当該基本モデルに対する最適ゲインを取り込む(ステップS2)。
【0058】
この基本モデルは、上記式(2)において被制御変数を方位偏差及び船体の横揺れ角速度とすると共に舵角を操作変数とする次数Mが比較的低い制御型多次元自己回帰モデルであり、外乱が作用しない(つまりU(n)=0)穏やかな洋上で舵8をランダム操舵した際に得られたものである。すなわち、このようにして得られた基本モデルは、低次数で構築されたモデルあるものの、船体の運動特性行列A(m),B(m)をある程度的確に表現するものである。
【0059】
続いて、拡張演算装置1eは、上記目標方位並びに方位検出器2、船速検出器3、舵角検出器4及び横揺れ検出器1fの各測定値を取り込んで記憶し(ステップS3)、さらに方位検出器2の測定値である方位角と目標方位との差として針路偏差を算出する(ステップS4)。なお、拡張演算装置1eは、各測定値を取込・記憶する度に上記取込数を順次インクリメントする。そして、ステップS5においては、この針路偏差、横揺れ検出器1fの測定値である横揺れ角速度及び舵角検出器4の測定値である舵角並びにゲインGの初期設定値を制御式Ysn=G・Znに代入することにより、最適操舵量Ysnを舵角制御量として算出する。
【0060】
この最適操舵量Ys(n)は、拡張演算装置1eから演算装置1aに出力され、さらに演算装置1aから切替器5を介してアクチュエータ7に入力されて舵8が針路偏差を抑制するように操作される。さらにステップS6では、各測定値の取込回数を示す取込数が既定値Nに達したか否かが張演算装置1eによって判断される。そして、この判断が「No」の場合はステップS3〜S5の処理が繰り返され、「Yes」の場合には、次のステップS7において上記バッチ数が「1」であるか否かが判断される。すなわち、取込回数が既定値Nに達するまでの初期状態では、基本モデルに基づいて操舵が制御される。
【0061】
また、この初期状態ではバッチ数が「1」であるので、ステップS7の判断は「Yes」となり、拡張演算装置1eは、以下のステップS8〜S13の処理を行う。すなわち、拡張演算装置1eは、まず最初に上式(5),(6)に基づいて外乱U(n)の推定値を算出し(ステップS8)、この推定値に基づいて式(3)’によって表される外乱モデル(外乱自己回帰モデル)つまり外乱係数行列C(k)を同定する。そして、このようにして得られた外乱係数行列C(k)と基本モデルから得られる運動特性行列A(m),B(m)とに基づいて、式(4)’で表される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルを同定する。
【0062】
拡張演算装置1eは、このようにして制御型多次元自己回帰モデルを同定すると、ゲインに関する重み係数つまり2次評価関数(12)の行列Q(n),R(n)の各要素の変更指示が入力されているか否かを判断する(ステップS11)。そして、この判断が「Yes」の場合は、上記各重み係数の値を設定し直した上で(ステップS12)、上式(14)に基づいて最適ゲインGsを算出し(ステップS13)、さらに処理をステップS5に戻して、当該最適ゲインGsを用いることにより次のバッチ区間(バッチ数=2,3,……)の舵角制御量を順次算出する。なお、各重み係数は、航海士によって操作パネル1cから演算装置1aに入力され、演算装置1aから拡張演算装置1に取り込まれる。
【0063】
一方、ステップS11の判断が「No」の場合には、ステップS12を処理することなく、ステップS13において最適ゲインGsを算出する。なお、上述したステップS13の処理が完了すると、取込回数は「0」に順次リセットされると共に、バッチ数は順次インクリメントされる。
【0064】
続いて、ステップS7における判断が「No」の場合、つまりバッチ数が2以上の場合について、図4のフローチャートに沿って説明する。この場合は、少なくとも2つのバッチ区間について各測定値が拡張演算装置1eに取り込まれて記憶されている状態である。
【0065】
ステップS14では、最新のN個(取込回数の規定値)の測定値の取得期間に該当する最新のバッチ区間について、上記N個の測定値及び上式(5),(6)に基づいて外乱U(n)の推定値が算出され、さらにステップS15では、当該推定値等に基づいて外乱モデル及び併合外乱モデルの各外乱係数行列C(k)が同定される。そして、最新のバッチ区間及び1つ前のバッチ区間に関する外乱U(n)に特性変化が生じているか否かが上式(7),(8)の各情報量基準AIC2,AIC1の大小関係に基づいて判断される(ステップS16)。
【0066】
ここで、この判断が「Yes」の場合つまり外乱U(n)に特性変化が生じたと判断すると、拡張演算装置1eは、ステップS15で得られた外乱係数行列C(k)と予め記憶された運動特性行列A(m),B(m)及び最新の測定値(つまり横揺れ角速度,針路偏差及び舵角)に基づいて、式(4)’によって表される制御型多次元自己回帰モデルを同定する(ステップS17)。
なお、バッチ区間の時間幅については、洋上の風や波の変化に適切に対応するために、船舶の大きさに応じて決定することが好ましいが、航海開始後の時間経過にしたがって順次長くすることも考えられる。
【0067】
そして、拡張演算装置1eは、上述したステップS11と同様にゲインに関する重み係数の変更指示が入力されているか否かを判断し(ステップS18)、この判断が「Yes」の場合は、上述した2次評価関数(12)の行列Q(n),R(n)の各要素値を設定し直した上で(ステップS19)、上式(13)に基づいて最適ゲインGsを算出し(ステップS20)、さらに処理をステップS5に戻して、当該最適ゲインGsを用いることにより次のバッチ区間の舵角制御量を順次算出する。一方、ステップS18の判断が「No」の場合には、引き続いてステップS20において最適ゲインGsを算出する。なお、上述したステップS20の処理が完了すると、上述したステップS13の場合と同様に、取込回数は「0」に順次リセットされ、またバッチ数は順次インクリメントされる。
【0068】
ところで、ステップS16において外乱U(n)に特性変化が生じていないと判断すると、拡張演算装置1eは、ステップS15で同定した併合外乱モデルの外乱係数行列C(k)並びに運動特性行列A(m),B(m)及び最新の測定値(つまり横揺れ角速度,針路偏差及び舵角)に基づいて、式(4)’によって表される制御型多次元自己回帰モデルを同定する(ステップS21)。
【0069】
そして、拡張演算装置1eは、上述したステップS18と同様にゲインに関する重み係数の変更指示が入力されているか否かを判断し(ステップS22)、この判断が「Yes」の場合は、上述した2次評価関数(12)の行列Q(n),R(n)の各要素値を設定し直した上で(ステップS23)、上式(13)に基づいて最適ゲインGsを算出する(ステップS20)。
【0070】
本実施形態によれば、洋上の外乱変化に対して柔軟に適応する制御型多次元自己回帰モデルを確実に構築することが可能であり、したがった実用的な外乱適応型減揺機能を有する自動操舵装置を実現することができる。
さらに、上記外乱適応型減揺機能を追加ユニットEXとして構成しているので、自動操舵装置への外乱適応型減揺機能の追加/削除を柔軟に行うことが可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、船舶の舵を最適制御することにより目標方位角に対する方位角の針路偏差のみならず船体の横揺れをも抑制するように船舶を自動操舵するに当たり、被制御変数を船体の横揺れ角速度及び針路偏差とすると共に操作変数を舵角とする制御型多次元自己回帰モデルにおける運動特性行列A(m),B(m)を固定値として予め記憶し、所定周期の各時刻について時々刻々と取得される船体の横揺れ角速度、方位角及び舵角に関する各測定値並びに目標方位角及び上記運動特性行列A(m),B(m)を前記制御型多次元自己回帰モデルに適用することにより、各時刻における外乱U(n)の推定値を算出し、複数の時刻からなる各バッチ区間の前記各推定値に対して局所定常過程に対するOzaki-Tong法を適用することにより、各バッチ区間に対して外乱U(n)の特性に応じた最適な外乱自己回帰モデルを順次当てはめ、当該外乱自己回帰モデルと前記制御型多次元自己回帰モデルとから構築される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルに基づいて船体の横揺れ及び針路偏差を抑制する最適操舵量Ysnを算出し、該最適操舵量Ysnに基づいて舵を制御するので、実用的な外乱適応型減揺機能を備えた自動操舵装置及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における各バッチ区間への外乱自己回帰モデルの当てはめ方法を示す説明図である。
【図2】 本発明の一実施形態を用いた船舶の操舵システムの機能構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施形態の動作を示す第1のフローチャートである。
【図4】 本発明の一実施形態の動作を示す第2のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ……自動操舵装置
1a……演算装置
1b……針路設定器
1c……操作パネル
1d……表示装置
1e……拡張演算装置
1f……横揺れ検出器
2 ……方位検出器
3 ……船速検出器
4 ……舵角検出器
5 ……切替器
6 ……マニュアル操舵装置
7 ……アクチュエータ
8 ……舵
EX……追加ユニット
MA……本体

Claims (6)

  1. 船舶の舵(8)を最適制御することにより目標方位角に対する方位角の針路偏差のみならず船体の横揺れをも抑制するように船舶を自動操舵する装置(1)であって、
    被制御変数を船体の横揺れ角速度及び針路偏差とすると共に操作変数を舵角とする制御型多次元自己回帰モデルにおける運動特性行列A(m),B(m)を固定値として予め記憶し、
    所定周期の各時刻について時々刻々と取得される船体の横揺れ角速度、方位角及び舵角に関する各測定値並びに目標方位角及び前記運動特性行列A(m),B(m)を前記制御型多次元自己回帰モデルに適用することにより、各時刻における外乱U(n)の推定値を算出し、
    複数の時刻からなる各バッチ区間の前記各推定値に対して局所定常過程に対するOzaki-Tong法を適用することにより、各バッチ区間に対して外乱U(n)の特性に応じた最適な外乱自己回帰モデルを順次当てはめ、
    当該外乱自己回帰モデルと前記制御型多次元自己回帰モデルとから構築される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルに基づいて船体の横揺れ及び針路偏差を抑制する最適操舵量Ysnを算出し、該最適操舵量Ysnに基づいて舵を制御する
    ことを特徴とする自動操舵装置。
  2. 主機能である針路偏差の抑制機能に対して船体の横揺れ抑制機能が追加自在となるように、当該横揺れ抑制機能を追加ユニット(EX)として構成することを特徴とする請求項1記載の自動操舵装置。
  3. 追加ユニット(EX)は、船体の横揺れ角速度を検出する横揺れ検出器(1f)と、該横揺れ検出器(1f)から取得した横揺れ角速度、主機能を構成する本体(MA)から取得した方位角、舵角及び目標方位角に基づいて最適操舵量Ysnを算出して前記本体(MA)に出力する拡張演算装置(1e)とから構成される、ことを特徴とする請求項2記載の自動操舵装置。
  4. バッチ区間の時間幅を航海開始後の時間経過にしたがって順次長くすることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の自動操舵装置。
  5. 船舶の舵(8)を最適制御することにより目標方位角に対する方位角の針路偏差のみならず船体の横揺れをも抑制するように船舶を自動操舵する方法であって、
    被制御変数を船体の横揺れ角速度及び針路偏差とすると共に操作変数を舵角とする制御型多次元自己回帰モデルにおける運動特性行列A(m),B(m)を固定値として予め記憶し、
    所定周期の各時刻について時々刻々と取得される船体の横揺れ角速度、方位角及び舵角に関する各測定値並びに目標方位角及び前記運動特性行列A(m),B(m)を前記制御型多次元自己回帰モデルに適用することにより、各時刻における外乱U(n)の推定値を算出し、
    複数の時刻からなる各バッチ区間の前記各推定値に対して局所定常過程に対するOzaki-Tong法を適用することにより、各バッチ区間に対して外乱U(n)の特性に応じた最適な外乱自己回帰モデルを順次当てはめ、
    当該外乱自己回帰モデルと前記制御型多次元自己回帰モデルとから構築される外乱適応制御型多次元自己回帰モデルに基づいて船体の横揺れ及び針路偏差を抑制する最適操舵量Ysnを算出し、該最適操舵量Ysnに基づいて舵を制御する
    ことを特徴とする自動操舵方法。
  6. バッチ区間の時間幅を航海開始後の時間経過にしたがって順次長くすることを特徴とする請求項5記載の自動操舵方法。
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