JP3750726B2 - ナビゲーション装置及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転手が車両を運転するに際して案内を行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の走行に伴ってGPS等により現在位置を検出し、その現在位置をディスプレイ上に道路地図と共に表示することにより、円滑に目的地に到達させるナビゲーション装置が知られている。さらに、現在地から目的地までの適切な経路(目的地経路)を設定し、案内として利用する車載用のナビゲーション装置も知られ、より円滑なドライブに寄与している。このような、ナビゲーション装置においては、分岐点(交差点も含む)の右左折、目的地への到着、有料道路における料金所や通行料、渋滞や交通規制情報などの案内、カーブ・合流・踏切などが存在することの案内(警告)を行うことで、運転者が快適な運転をできるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば分岐点案内などは、分岐点などの案内対象物の所定距離手前といった一律に定められたタイミングで案内を行っていた。例えば、経路上で利用者に案内すべき分岐点に近接する毎に、例えば「○○メートル先、右方向です。」というように分岐点までの距離とその曲がる方向を音声案内したりする。また、渋滞や交通規制情報に関しては、それらが発生したタイミングで案内される。
【0004】
そのため、このような分岐点案内や渋滞・規制案内などは車両走行中に案内される可能性が高く、音声案内の場合には、運転者の注意が運転に向けられていることや騒音などによって聞き逃す場合も想定される。また、表示によって案内する場合には、そのような内容が表示されていることが判らない場合もあり、また仮に判ったとしても、表示に視点を移すことを運転中に頻繁に行うことは好ましくない。さらには、渋滞や交通規制が発生したことが案内された場合、それをどのように回避するのか、あるいは回避できないのかなどを判断するため、該当場所付近の地図を表示させるために地図スクロールをしたい衝動にかられるが、車両運転中であれば、それができない。
【0005】
そこで本発明は、これらの問題が、案内をするタイミングに起因することに着目し、有益な案内を車両運転手にとって適切なタイミングで行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた本発明のナビゲーション装置によれば、停車状態であると判定された場合に車両運転手に対して案内を行うことによって、車両走行中において案内がなされる場合の問題、すなわち運転者の注意が運転に向けられていることや騒音などによって案内内容を聞き逃したり、渋滞や交通規制が発生したことが案内された場合に該当場所付近の地図を表示させたいが地図スクロールができない、といった問題が解消され、有益な案内を運転手にとって適切なタイミングで行うことができる。
【0007】
もちろん、従来通りの案内、すなわち案内対象物の所定距離手前での案内や、渋滞や交通規制情報が発生したタイミングでの案内も併せて行うことは何ら問題ない。つまり、同じ内容の案内を走行中にも行い、さらに停車中に行っても何ら問題ない。例えば渋滞や交通規制情報が発生したタイミングでの案内が走行中であったとしても、その後に停車した際にも同じ案内がされるため、運転者としては最初の案内の時点で慌てて何らかの対処をしなくてはならないという衝動にかられることなく、運転に集中できる。そして、停車時に再度その案内がされれば、その案内内容に基づいて上述した地図スクロールなどの対処も安心してでき、適切なタイミングでの案内と言える。
【0008】
また、本発明のナビゲーション装置によれば、停車状態を、その継続性、発生間隔及び発生頻度などに基づいてレベル分けした場合には、その停車状態のレベルに応じた内容の案内を行う。例えば停車状態が長時間継続する場合には例えば渋滞状態であることなどが考えられ、短時間しか継続しない場合とは違った内容の案内をした方が好ましいと考えられる。また、前回の停車から今回の停車までの間隔が短い場合と長い場合とでも、案内内容を変更した方が好ましいと考えられる。例えば停車間隔が非常に短かった場合、前回と同じ案内をしても無意味な場合があるからである。また、一定時間内において停車状態となる回数が多い場合、つまり停車頻度が高い場合も渋滞状態であることなどが考えられ、停車頻度が低い場合とで、案内内容を変更した方が好ましいと考えられる。
【0009】
一方、請求項2に示すナビゲーション装置によれば、停車状態となった場合の理由を車両の現在位置に基づいて推定し、その推定した停車理由に応じた内容の案内を行う。例えば、信号のある交差点の手前に停車した場合には信号待ちであることが推定できるし、交差点付近で停車しており、且つ設定された経路がその交差点で右折する場合には右折のために停車していることが推定できる。また、有料道路の料金所付近であれば、料金所での料金支払いのために停車していることが推定できる。このような理由に応じて案内内容を変えれば、有益な案内が実現できる。
【0010】
また、現在位置だけでなく、請求項2に示すナビゲーション装置によれば、車両の停止を誘引する交通事情に関する情報を外部から取得し、その交通情報にも基づいて停車理由を推定する。「車両の停止を誘引する交通事情」とは、例えば渋滞や交通規制などであり、これらの情報を例えばVICSなどを利用して取得すれば、停車理由の推定に有効である。
【0011】
一方、請求項3に示すように、これら停車理由を推定する機能に加えて、停車状態のレベルを判定する機能を有する場合には、停車状態レベル及び停車理由の両方に応じた内容の案内を行うようにしてもよい。停車時間が長時間であれば、例えばコンビニエンスストアやドライブインの周辺で停車した場合に、一時的な休憩を取っていることが推定できる。そして、その場合には、これからの行程のおさらない等が有効である。
【0012】
なお、案内手段は、車両運転手に対して有益な案内を行うのであるが、その案内内容としては、例えば請求項4に示すように、車両運転者が車両を運転するために有益な内容や、渋滞時の暇つぶしや旅情を盛り上げるのに有益な内容とすることが考えられる。前者の例としては、目的地までの経路上における次の案内ポイントに関する案内、目的地までの経路の行程に関する案内、渋滞・交通規制情報の案内の内の少なくともいずれか一つを含むことが考えられる、後者の例としては、広告、ニュース、天気予報、経路に基づく観光案内の内の少なくともいずれか一つを含むことが考えられる。
【0013】
また、案内の手法としては、請求項5に示すように、音声発声装置から音声にて出力することによって案内を実行することが考えられる。もちろん、表示装置を用いた画面表示によって案内してもよいが、表示の場合は運転者が「見る」という積極的な行動がない限り案内が伝わらないが、音声の場合には、運転者が意識しなくても、つまり受動的であっても案内が伝わる可能性が高い。なお、音声及び表示の両方によって案内することも当然考えられる。
【0014】
なお、請求項6に示すように、上述した走行案内に関する処理(各種判定や案内など)をコンピュータシステムにて実現する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0016】
図1は一実施例としてのナビゲーション装置20の全体構成を示すブロック図である。本ナビゲーション装置20は、位置検出器22、地図データ入力器24、操作スイッチ群26、リモコンセンサ27、表示装置28、スピーカ30、外部メモリ32、通信装置34、電子制御装置(ECU)36を備えている
前記位置検出器22は、周知のジャイロスコープ38、車速センサ40、および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPSのためのGPS受信機42を有している。これらのセンサ等38,40,42は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補間しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては上述した内の一部で構成してもよく、さらに、地磁気センサ、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0017】
前記地図データ入力器24は、記録媒体に格納された地図データを入力する。なお、地図データには、道路の接続状況を示すデータ(道路ネットワークデータ)や、位置検出精度向上のためのマップマッチング用データなどが含まれる。地図データが格納される記録媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、メモリカード等の他の媒体を用いても良い。
【0018】
ところで、この道路ネットワークデータのフォーマットには、リンク情報とノード情報、及びリンク間接続情報がある。リンク情報としては、リンクを特定するための固有の番号である「リンクID」や、例えば高速道路、有料道路、一般道あるいは取付道などを識別するための「リンククラス」や、リンクの「始端座標」および「終端座標」や、リンクの長さを示す「リンク長」などのリンク自体に関する情報がある。一方、ノード情報としては、リンクを結ぶノード固有の番号である「ノードID」や、交差点での右左折禁止や、信号機有無などの情報がある。また、リンク間接続情報には、例えば一方通行などの理由で通行が可か不可かを示すデータなどが設定されている。なお、同じリンクであっても、例えば一方通行の場合には、あるリンクからは通行可であるが別のリンクからは通行不可ということとなる。したがって、あくまでリンク間の接続態様によって通行可や通行不可が決定される。
【0019】
前記操作スイッチ群26は、車載用ナビゲーション装置20を操作するための各種スイッチから構成され、具体的には、表示装置28に表示させる表示内容を切り替えるためのスイッチや、利用者が目的地までのルート(目的地経路)を設定するためのスイッチなどを含む。なお、操作スイッチ群26を構成する各種スイッチとしては、表示装置28と一体に構成されたタッチスイッチを用いてもよく、またメカニカルなスイッチを用いても良い。
【0020】
リモコンセンサ27は、利用者が各種指令を入力するためのスイッチなどが設けられたリモコン27aからの信号を入力するためのものであり、上述した操作スイッチ群26を用いた場合と同様の指令を入力できるようになっている。
表示装置28の表示画面には、位置検出器22から入力された車両現在位置マークと、地図データ入力器24より入力された地図データと、さらに地図上に表示する誘導経路や設定地点の目印等の付加データとを重ねて表示することができる。
【0021】
スピーカ30からは、音声にて走行案内をドライバーに報知することができるよう構成されており、本実施例では、表示装置28による表示とスピーカ30からの音声出力との両方で、ドライバーに走行案内することができる。例えば、右折の場合には、「次の交差点を右折して下さい」といった内容を音声にて出力する。音声によりドライバーに報知すれば、ドライバーは視点を移動させること無く、設定した地点の交通情報を確認できるので、より一層の安全運転を達成できる。
【0022】
外部メモリ32は、電子制御装置36の設定した経路を記憶し、その記憶内容は図示しない電源によってバックアップされるようになっている。
通信装置34は、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System)用の情報センタ10から提供される情報を受信し、また外部へ情報を送信するための装置である。この通信装置34を介して外部から受け取った情報は、電子制御装置36にて処理する。また、通信装置34として利用される機器としては、移動体通信機器である自動車電話や携帯電話などを用いてもよいし、専用の受信機を用いてもよい。
【0023】
電子制御装置36は通常のコンピュータとして構成されており、内部には、周知のCPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。そして、位置検出器22、地図データ入力器24、操作スイッチ群26、リモコンセンサ27からの入力に応じて、表示装置28、スピーカ30、外部メモリ32、通信装置34を制御し、経路設定及び案内処理その他の処理を実行する。
【0024】
ここで、情報センタ10の構成について簡単に説明しておく。情報センタ10は、道路付近に取り付けられた各種センサS等から道路状態等の外部事象を収集する外部事象収集装置12と、センタエリア内の道路地図と共に、各種規制や外部事象収集装置12により収集された外部事象に基づいて作成された各種交通情報が格納された道路ネットワークデータ記憶装置14と、自動車電話や携帯電話等の無線回線を介して車載用ナビゲーション装置20との通信を行う通信装置16と、車載用ナビゲーション装置20から受信した位置データ(現在地及び目的地)、及び道路ネットワークデータ記憶装置14に記憶された情報に基づいて交通規制や渋滞などの対象道路を特定し、その情報を通信装置16を介して送信したりする制御の主体となる制御装置18とを備えている。
【0025】
このような構成を持つことにより、本車載用ナビゲーション装置20は次のような動作を行う。つまりドライバーが操作スイッチ群26を操作することにより目的地の位置を入力すると、電子制御装置36は現在位置からその目的地までの最適な経路を自動的に設定(経路設定)し、表示装置28に表示すると共にスピーカ30を介して音声にて案内をする。この案内には、経路に沿った走行をするための案内(走行案内)や、周辺施設の案内、あるいは渋滞・交通規制などの交通情報案内などが含まれる。これらの案内は、標準的なタイミングで実行すると共に、停車状態においても実行する。
【0026】
ここで、標準的なタイミングでの案内は次の通りである。走行案内であれば、分岐点やカーブ・踏切などの案内対象物の所定距離手前において行う。例えば、案内すべき分岐点に近接する毎に、例えば「○○メートル先、右方向です。」というように分岐点までの距離とその曲がる方向を音声案内したりする。また、周辺施設の案内も、その案内対象の施設が自車位置から所定距離以内に存在する場合に行う。渋滞や交通規制情報に関しては、それらが発生したことを情報センタ10から受信したタイミングで案内される。
【0027】
しかし、この標準的なタイミングでの案内だけであると、車両走行中(つまり運転手が運転中)に音声案内された場合、運転者の注意が運転に向けられていることや騒音などによって聞き逃す場合も想定される。また、渋滞や交通規制が発生したことが案内された場合、それをどのように回避するのか、あるいは回避できないのかなどを判断するため、該当場所付近の地図を表示させるために地図スクロールをしたい衝動にかられるが、車両運転中であれば、それができないといった問題がある。そこで、本実施例では、停車状態においても案内を実行するのであるが、この停車状態に関して、停車状態のレベルと停車状態になった理由を考える。
【0028】
まず、停車状態のレベルに関して説明する。電子制御装置26は、車速センサ40から得た車速に基づき、車速Vが所定値Vth以下の場合に停車状態であると判断する(図2(a)参照)。なお、V=0の場合に停車状態と判断してもよいが、ここでは測定誤差などを考慮してV≦Vthの場合に停車状態と判断する。そして、単に停車状態か否かだけを判断するのではなく、その停車状態のレベルも判断する。本実施例では、停車状態継続時間T(図2(b)参照)に基づく停車継続レベルと、所定時間内に停車した回数n(図2(c)参照)に基づく停車回数レベルを判断し、これらのレベルに応じた案内をする。
【0029】
次に、停車状態となった理由に関して説明する。本実施例では、停車状態の理由を自車両の停車位置に基づいて推定することとする。具体的には、次の5種類、すなわち▲1▼高速道路上、▲2▼信号のある交差点、▲3▼交差点以外の道路上、▲4▼料金所、▲5▼ドライブスルーや店舗の駐車場、それぞれの場合に対応する理由を推定し、その推定した理由に応じた案内をする。
【0030】
なお、停車理由に関しては、このように停車場所から間接的に推定する以外にも、通信装置34を介して情報センタ10から渋滞情報や交通規制情報などを取得し、停車理由を直接的に把握してもよい。但し、以下においては、停車場所による推定手法を用いた場合を説明する。
【0031】
また、案内内容としては、以下のA〜Fで示す6種類が設定されている。
A:経路案内(経路上における次の案内ポイントに関する案内)
例1:この先の交差点の右左折案内…「およそ○○m先、右方向です。」
例2:この先の料金所の案内…「この先、△△料金所です。」
例3:この先の道路名称、インターチェンジ名称の案内…「この先、□□高速◇◇インターです。」
B:行程案内(経路の行程に関する案内)
例1:経路の全行程の概要に関する案内…「国道○号線を通って□□高速を通る経路 です。」
例2:この先の所定距離までの経路の概要に関する…「1km国道○号線を通って、△△交差点を右折します。」
C:渋滞・規制情報の案内
例1:渋滞案内…「およそ2km先、事故のため渋滞です。」
例2:規制案内…「およそ300m先、道路施設工事のため通行止めです。」
D:広告の案内
例:店舗の売り出し案内…「スーパー○○は5周年記念大売り出し中です。」
E:ニュース・天気予報の案内
例:通信装置34を介して得たニュースや天気予報などの案内…「プロ野球○○対△△は8対0で○○の完封勝ち。勝ち投手は□□。」
F:簡単な会話
例:乗員(特に運転者)を和ませるような挨拶や会話…「こんちには。運転はお疲れではありませんか。」
なお、案内は、スピーカ30から音声にて出力することによって実行することを基本とするが、表示装置28への画面表示も併用する。表示装置28への画面表示のみでの案内も考えられるが、表示の場合は運転者が「見る」という積極的な行動がない限り案内が伝わらないが、音声の場合には、運転者が意識しなくても、つまり受動的であっても案内が伝わる可能性が高いため、ここでは、音声案内は最低限行うこととする。
【0032】
それでは、以上の処理について図3〜図5のフローチャートを参照して具体的に説明する。
図3は、停車継続レベル判定に係る処理を示しており、最初のステップS11では車速V≦Vthであるか否かを判断し、V≦Vthであれば(S11:YES)、停車状態であることを内部メモリ(RAM)に記憶し(S12)、さらに、停車継続時間Tの計測を開始する(S13)。そして、車速V>Vthにならない間は(S14:NO)、停車継続時間T>所定値Tcであるか否かを判断し(S15)、T>Tcであれば(S15:YES)、長期停車であると記憶し(S16)、T≦Tcであれば(S15:NO)、一時停車であると記憶する(S17)。S16又はS17の処理後はS14へ戻り、V>Vthになったら(S14:YES)、本処理を終了する。なお、実際には長期停車(S16)と記憶される場合であっても、TがTcよりも長くなるまでの間は一時停車とされ(S17)、その後に長期停車(S16)と記憶されることとなる。
【0033】
一方、図3は、停車頻度レベル判定に係る処理を示しており、最初のステップS21で停車回数n=0とした後、所定時間内は(S22:YES)、S23〜S26の処理を繰り返す。S23では車速V≦Vthであるか否かを判断し、V>Vthであれば(S23:NO)、S22に戻るが、V≦Vthであれば(S23:YES)、停車状態であることを内部メモリ(RAM)に記憶する(S24)。そして、車速V>Vthにならない間は(S25:NO)、S22へ戻るが、車速V>Vthになった場合は(S25:YES)、停車回数nをインクリメント(n=n+1)して(S26)、S22へ戻る。このようにして、所定時間内に停車した回数がnの値となる。
【0034】
続いて、その停車回数nに基づき、S27〜S33にて停車頻度レベルを判断する。まず、実際のレベル判定の前に、n≧2か否かを判断し(S27)、n≧2の場合には(S27:YES)、断続的な停車状態であると記憶する(S28)。なお、n<2の場合には(S27:NO)、停車が全くないか、あっても1回だけなので断続的な停車状態とは言えず、そのまま本処理を終了する。
【0035】
S280にて断続的な停車状態と記憶した後は、その停車頻度レベルを判定する。ここでは、所定値N1,N2(2≦N1<N2)との大小関係に基づいて判断する。まず、n≦N1の場合には(S29:YES)、停車頻度レベルを小と記憶する(S31)。また、N1<n≦N2の場合には(S29:NO且つS30:YES)、停車頻度レベルを中と記憶する(S32)。さらに、N2<nの場合には(S30:NO)、停車頻度レベルを大と記憶する(S33)。
【0036】
次に、停車時に実行する音声案内に係る処理を図5を参照して説明する。
まず、停車状態を判断する(S51)。ここでは、図3のS16,S17にて記憶された「長期停車」、「一時停車」及び図4のS28にて記憶された「断続的に停車」のいずれであるかを判断する。
【0037】
(1)長期停車の場合
位置検出器22(図1参照)からのデータ及び地図データ入力器24にて読み出した地図データなどに基づいて停車場所を判断する(S52)。そして、交差点以外の道路上であれば、上述したCの渋滞・規制情報の案内を行う(S53)。また、高速道路上であれば、Cの渋滞・規制情報の案内、Eのニュース・天気予報の案内、Fの簡単な会話を行う(S54)。
【0038】
なお、S54ではこれらC,E,Fの案内の内のいずれか一つ以上を案内する。つまり、どれが一つだけであってもよいし、全部であってもよい。この長期停車の場合には渋滞や交通規制が原因であることが推定されるため、Cの渋滞・規制情報の案内はいずれの場合でも行う。一般道の場合には迂回路を検討する余地があるので、それ以外の案内はあえてしないようにしている。それに対して高速道路上の場合には、次のインターチェンジで退出しない限り迂回できないので、基本的に迂回路を検討する余地はなく、その渋滞などに甘んじることとなる。そのため、渋滞情報を案内して事実関係を把握すると共に、暇つぶしの意味でニュース・天気予報を案内したり、簡単な会話を行うようにしている。
【0039】
(2)一時停車の場合
停車場所を判断し(S55)、信号のある交差点の場合には、Aの経路案内を行う(S56)。この場合には信号待ちをしている状態であることが推定されるため、次の案内ポイントに関する案内をするのが適切であると考えられる。
【0040】
また、高速道路上であれば、Cの渋滞・規制情報の案内を行う(S57)。これは、S54の場合のCの案内をするのと同じ理由であるが、この場合は一時停車であるので渋滞・規制情報のみの案内とする。なお、上述したように、長期停車となる場合の最初の部分は一時停車状態であるので、高速道路上で停車した場合、最初は渋滞・規制情報のみ案内し、その後、ニュース・天気予報の案内、簡単な会話も加えた案内をする。
【0041】
また、料金所の場合には、Bの行程案内を行う(S58)。これは料金所の場合には、有料道路から一般道へ退出するか、さらに別の有料道路へ移行していくこととなるので、行程案内をしてこれから先の経路の全行程の概要、あるいはこの先の所定距離までの経路の概要を案内するのが適切であると考えられる。
【0042】
また、ドライブスルーや店舗の駐車場の場合には、Dの広告案内を行う(S59)。この場合は、その店舗を利用することが推定されるので、その店舗に関する案内をするのが適切であると考えられる。
(3)断続的に停車の場合
上述した長期停車及び一時停車の場合には、停車場所に基づいて案内内容を区別したが、断続的に停車の場合には、図4のS31〜S33にて記憶された停車頻度に基づいて区別する(S60)。
【0043】
まず、停車頻度が小の場合には、Bの行程案内を行う(S61)。この場合は、前回の停車から相当程度の走行がなされていることが推定され、今後の行程を再度振り返る案内を提供することで、ゆとりのある運転に寄与できると考えられるからである。
【0044】
また、停車頻度が中の場合には、Aの経路案内を行う(S62)。この場合は、最も一般的な走行(進行)が継続できていることが推測され、最も重要な、この先の分岐に関する案内を提供することが適切であると考えられるからである。
そして、停車頻度が大の場合には、Cの渋滞・規制情報の案内を行う(S63)。この場合は、渋滞時の少し前進しては停車することを繰り返している状態であることが推定されるからである。
【0045】
なお、本実施例では、車速センサ40と電子制御装置36が停車状態判定手段に相当し、表示装置28、スピーカ30、電子制御装置36が案内手段に相当する。
このように、本実施例のナビゲーション装置20によれば、停車状態であると判定された場合に車両運転手に対して案内を行うことによって、適切なタイミングでの案内ができる。つまり、車両走行中において案内がなされる場合には、運転者の注意が運転に向けられていることや騒音などによって案内内容を聞き逃したり、渋滞や交通規制が発生したことが案内された場合に該当場所付近の地図を表示させたいが地図スクロールができない、といった問題があるが、そのような問題を解消できる。
【0046】
また、停車状態のレベルに応じた内容の案内を行っているため、より車両運転者にとって有益なものとなる。例えば、長期停車の場合には渋滞が原因でそのようになっていることが推定されるため、Cの渋滞・規制情報の案内を行う。また、長期停車が高速道路上で発生した場合には、停車の長期化が予想されるため、さらに、Eのニュース・天気予報の案内やFの簡単な会話も行う。また、一時停車の場合には、その発生場所に応じて、信号のある交差点の場合には、この場合には信号待ちをしている状態であることが推定されるため次の案内ポイントに関する案内をする(S56)。また、高速道路上では信号がないため、一時停車の場合には渋滞による停車であることが推定されるため、渋滞・規制情報の案内を行う(S57)。また、停車頻度に応じても案内内容を変更する(S61〜S63)。このように、適切なタイミングで適切な内容の案内がされることとなる。
【0047】
なお、上述したA〜Fの案内に関していくつか付言しておく。
▲1▼Aの経路案内やCの渋滞・規制情報はカーナビゲーションという観点では重要なので、優先度合いは高くする。本実施例では、信号のある交差点で一時停車すれば経路案内がされ、交差点以外で長期停車すれば渋滞・規制情報の案内がされる。また、高速道路上で停車すれば、渋滞・規制情報は案内される。
【0048】
▲2▼例えば高速道路上での長期停車の場合、渋滞・規制情報に加えて、EのニュースやFの簡単な会話も行うようにした。これらは退屈さが紛れるような案内であり、同じ内容の案内ばかりでは好ましくないので、内容をランダムに変えることが好ましい。
【0049】
[その他]
(1)上記実施例では、停車状態のレベルとして、一時停車・長期停車といった停車継続レベルや、停車頻度レベルを判定したが、これ以外にも、停車間隔のレベルを判定してもよい。この場合の処理を図6のフローチャートを参照して説明する。最初のステップS71では車速V≦Vthであるか否かを判断し、V≦Vthであれば(S71:YES)、停車状態であることを内部メモリに記憶する(S72)。そして、V>Vthであるか否かを判断し(S73)、V>Vthになったら(S73:YES)、時間計測を開始する(S74)。そして、V≦Vthであるか否かを判断し(S75)、V≦Vthであれば(S75:YES)、時間計測を終了する(S76)。この計測した時間は停車間隔となるので、その停車間隔>所定値Tpであるか否かを判断し(S77)、停車間隔>Tpであれば(S77:YES)、停車間隔レベルが短であると記憶し(S78)、停車間隔≦Tpであれば(S77:NO)、停車間隔レベルが長であると記憶する(S79)。例えば、停車間隔レベルが短である場合は渋滞の発生が推定されるため、渋滞に関する情報を案内する。
(2)上記実施例では、停車理由を推定するための場所として図5に示すような例を挙げたが、これは一例であり、それ以外にも種々考えられる。そのいくつかを説明しておく。
【0050】
▲1▼出発地点の近くで停車している場合、目的地が設定されていれば、出発前の準備中であることが考えられるため、全行程の説明を行う。また、目的地が設定されていなければ、操作に迷っていることが考えられるため、操作説明を実施する。なお、自宅付近で停車している場合も同様とする。
【0051】
▲2▼目的地や通過点の近くで停車している場合、その目的地が出発地(又は自宅)から遠方であれば旅行であることが推測されるので、目的地付近の観光地の案内を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例としてのナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 停車状態レベルに関する説明図である。
【図3】 停車継続レベル判定処理を示すフローチャートである。
【図4】 停車頻度レベル判定処理を示すフローチャートである。
【図5】 案内処理を示すフローチャートである。
【図6】 停車間隔レベル判定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…情報センタ、12…外部事象収集装置、14…道路ネットワークデータ記憶装置、16…通信装置、18…制御装置、20…ナビゲーション装置、22…位置検出器、24…地図データ入力器、26…操作スイッチ群、27…リモコンセンサ、27a…リモコン、28…表示装置、30…スピーカ、32…外部メモリ、34…通信装置、36…電子制御装置、38…ジャイロスコープ、40…車速センサ、42…GPS受信機
Claims (6)
- 車両運転手に対して案内を行うナビゲーション装置であって、
前記車両の走行速度に基づいて停車状態を判定する停車状態判定手段と、
その停車状態判定手段によって停車状態であると判定された場合に、前記案内を行う案内手段とを備え、
前記停車状態判定手段は、停車状態のレベルを、停車状態の継続性、発生間隔及び発生頻度の内の少なくとも一つに基づいて判定し、
前記案内手段は、前記停車状態判定手段によって判定された停車状態のレベルに応じた内容の案内を行うこと
を特徴とするナビゲーション装置。 - 車両運転手に対して案内を行うナビゲーション装置であって、
前記車両の走行速度に基づいて停車状態を判定する停車状態判定手段と、
その停車状態判定手段によって停車状態であると判定された場合に、前記案内を行う案内手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
車両の停止を誘引する交通事情に関する情報を外部から取得するための交通事情取得手段を備え、
前記停車状態判定手段は、停車状態となった場合の理由を、前記現在位置検出手段によって検出した車両の現在位置と前記交通事情取得手段にて取得した交通事情に基づいて推定し、
前記案内手段は、前記停車状態判定手段によって推定された停車理由に応じた内容の案内を行うこと
を特徴とするナビゲーション装置。 - 車両運転手に対して案内を行うナビゲーション装置であって、
前記車両の走行速度に基づいて停車状態を判定する停車状態判定手段と、
その停車状態判定手段によって停車状態であると判定された場合に、前記案内を行う案内手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段を備え、
前記停車状態判定手段は、停車状態となった場合の理由を、前記現在位置検出手段によって検出した車両の現在位置に基づいて推定し、停車状態のレベルを、停車状態の継続性、発生間隔及び発生頻度の内の少なくとも一つに基づいて判定し、
前記案内手段は、前記停車状態判定手段によって判定した停車状態レベル及び前記推定した停車理由の両方に応じた内容の案内を行うこと
を特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜3のいずれか記載のナビゲーション装置において、
前記案内手段が案内する内容は、
予め設定された目的地までの経路上における次の案内ポイントに関する案内、前記目的地までの経路の行程に関する案内、渋滞・交通規制情報の案内の内の少なくともいずれか一つを含む前記車両運転者が車両を運転するために有益な内容、若しくは、広告、ニュース、天気予報、経路に基づく観光案内の内の少なくともいずれか一つを含む、渋滞時の暇つぶしや旅情を盛り上げるのに有益な内容であること
を特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜4のいずれか記載のナビゲーション装置において、
前記案内は、少なくとも音声発生装置から音声で出力することによって行うこと
を特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜5のいずれか記載のナビゲーション装置において、実行される案内に係る処理をコンピュータシステムにて機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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