JP3749703B2 - 建築物の防音材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築物の防音材に係り、特に間柱等の駆体と内壁材との間に配置する建築物の防音材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば建築物の間柱に内壁材を取り付ける場合、間柱と内壁材との間に合成ゴム等のブロックによって構成された防音材を介在させている。内壁材を間柱に固定するには、木ネジを内壁材の表面側からねじ込み、この木ネジは内壁材、防音材を貫通して間柱に到達させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の防音材では、木ネジが通る穴が内壁材と間柱とに連なることになる。即ち、木ネジが通る穴は内壁材、防音材および間柱に連通するものとなる。このため、隣室等の音が木ネジを伝わって漏れてしまうことになり、十分な防音効果を得ることができない。このように音は木ネジ等の固体を振動させて伝わる性質をもつため、内壁材と間柱との間だけでなく、床材を根太に木ネジによって固定する場合においても同様である。即ち、木ネジが床材、防音材および根太を貫通しているため、木ネジの固体振動によって音が伝わり上の階の音が階下へ漏れてしまい、十分な防音効果を得られないという問題がある。
【0004】
本発明は上記した問題点に鑑みて為されたものであり、木ネジ等の固定部材の固体振動による音の伝わりを防止し、高い防音効果を発揮する建築物の防音材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の発明に係る建築物の防音材は、建築物の駆体と内装材との間に配置する防音材であって、弾性材料によって構成され管状部と、前記管状部の表板に設けられた画定部材によって画定された空間に形成された表側収容部と、前記管状部の裏板に設けられ画定部材によって画定された空間に形成された裏側収容部と、前記管状部に収容された芯材と、前記表側収容部に収容されネジ等の固定部材を保持できる材料によって構成される表側保持部材と、前記裏側収容部に収容されネジ等の固定部材を保持できる材料によって構成される裏側保持部材と、前記表側収容部を画定する画定部材、表側保持部材、管状部の表板および芯材を貫通する固定部材挿入穴とを有することを特徴とするものである。
【0006】
請求項2の発明に係る建築物の防音材は、請求項1に記載した建築物の防音材において、管状部、表側収容部および裏側収容部は弾性材料によって一体に成形されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3の発明に係る建築物の防音材は、請求項1または2に記載した建築物の防音材において、表側収容および裏側収容を画定する画定部材には、表側保持部材および裏側保持部材を表側収容および裏側収容に収容するために通過させるスリットが形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に係る建築物の防音材は、請求項3に記載した建築物の防音材において、固定部材挿入穴の一部がスリットによって構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係る建築物の防音材1を図面を参照しながら説明する。
符号3はハウジングを示し、このハウジング3は合成ゴムによって構成されている。ハウジング3は管状部5を有し、この管状部5は平板状の表板7、裏板9と側方へ湾曲する左側板11、右側板13とが一体に成形されて成る。
表板7、裏板9には画定部材15、17が設けられており、この画定部材15、17によって画定された空間に表側収容部19、裏側収容部20がそれぞれ形成されている。画定部材15、17は横断面形状がL字形であり、一片が表板7、裏板9に対し一体的に固着し、他方の片が間隔をあけて互いに対向している。即ち、画定部材15、17にスリット21が設けられた構造となっている。
【0010】
管状部5には発泡スチロール製の芯材23が収容されている。この芯材23は角柱状であり、その角部が左右の側板11、13の内面に当接して管状部5から容易に抜け落ちないようになっている。
表側収容部19には耐水性のベニヤ板製の表側保持部材25が収容されており、この保持部材25は表板7に対し接着剤によって貼り付けられている。また、裏側収容部20には耐水性のベニヤ板から成る裏側保持部材26が収容されており、この裏保持部材26は裏板9に対し接着剤によって貼り付けられている。
【0011】
なお、表側保持部材25、裏側保持部材26は、画定部材15、17を左右に開き、スリット21を拡げた状態とし、この状態でスリット21を通過させて表側収容部19、裏側収容部20にそれぞれ収容する。
符号27は固定部材挿入穴としてのネジ挿入穴を示し、このネジ挿入穴27はハウジング3の長手方向に一定間隔で複数形成されている。このネジ挿入穴27は、表側収容部19側のスリット21と表側保持部材25、芯材23を貫通する穴によって構成されている。即ち、本実施の形態に係る建築物の防音材1のネジ挿入穴27は、その一部がスリット21によって構成されている。
【0012】
次に、この建築物の防音材1の使用方法について説明する。
図1に建築物の壁構造31を示す。同図において符号33は基礎を示し、この基礎33の上には土台35が設けられている。土台35には駆体としての柱37および間柱39が所定の間隔で備えられ、柱37および間柱39には胴縁41が渡されて所定の間隔で配置されている。
【0013】
まず、建築部材の防音材1を柱37、間柱29に固定部材としての木ネジ43によって固定する。即ち、木ネジ43をネジ挿入穴27へ挿入し、その先端部をハウジング3の裏板9に当接させる。そして、電動ドライバー等の工具を用いて、木ネジ43を裏板9、裏側保持部材26および間柱39(または柱37)にねじ込む。
図3、図5に示すように木ネジ43はハウジング3の裏板9、裏側保持部材26、スリット21を貫通し、その先端部が間柱39にねじ込まれて、建築物の防音材1が間柱39に取り付けられる。裏側保持部材26はねじ込まれた木ネジ43を保持することができる耐水ベニヤ板によって構成されているので、建築物の防音材1は間柱39に確実に固定される。この木ネジ43をねじ込む作業は、ネジ挿入穴27の数だけ行い、防音材1を柱37および複数の間柱39にそれぞれ固定する。
【0014】
次いで、吸音材40を防音材1どうしの間に配置した後、図1に示すように内壁材45を柱37および間柱39に固定した建築物の防音材1に宛がい、固定部材としての木ネジ47の先端部を内壁材45に当接させる。この木ネジ47を当接させる位置は、上記の木ネジ43をねじ込んだ位置から外して、木ネジ47が木ネジ43と重複しないようにする。そして、電動ドライバー等の工具を用いて、木ネジ47を内壁材45、表側保持部材25およびハウジング3の表板9にねじ込む。
図3、図5に示すように木ネジ47は内壁材45、スリット21、表側保持部材25を貫通し、その先端部がハウジング3の表板7に到達する。表側保持部材25は、ねじ込まれた木ネジ47を保持することができる耐水性のベニヤ板によって構成されているので、内壁材45を建築物の防音材1に確実に固定され、この防音材1を介して内壁材45は間柱39に取り付けられる。
なお、管状部5に芯材23が収容されているので、管状部5は不用意に変形することなく、上記の取付作業をスムーズに行うことができる。
【0015】
この建築物の防音材1では、防音材1を間柱39に固定する木ネジ43と、内壁材45を防音材1に固定する木ネジ47が別々であり、木ネジ43、木ネジ47のいずれも内壁材45と間柱39との間に連通していない。従って、所謂固体振動により音が伝わるのを防止することができ、しかも合成ゴム製のハウジングによって音は減衰させられ、しかも吸音材40が吸音効果を発揮するので、高い防音性能を発揮することができる。
また、この建築物の防音材1は、間柱39(または柱37)に木ネジ43を用いて固定し、次いで、間柱39に固定した防音材1に内壁材45を木ネジ47によって固定するだけなので、施工を簡単に行うことができる。この施工法は、防音材1を床材と根太との間に配置する場合においても同様なので、特殊な取り付け方をする従来の防音材と異なり、特に階下への音の伝わりを防止する床の防音工事の施工を容易に行う上で有効である。
【0016】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、内壁材と間柱(柱)との間に本発明の防音材を備える場合を示したが、本発明はこれに限定されず、床材と根太との間に本発明の防音材を配置してもよい。
【0017】
また、ハウジングは合成ゴムによって構成したが、シリコーン等他の合成樹脂や、その他の柔軟材料によって構成してもよい。
保持部材は耐水性のベニヤ板の他、耐水性のベニヤ板以外の木材や合成樹脂によって構成してもよい。
さらに、芯材は発泡スチロールの他、木材や他の合成樹脂によって構成することも可能である。
また、上記実施の形態では、画定部材15、17にスリット21を設ける構成とし、このスリット21をネジ挿入穴27の位置としたが、スリット21を設けず、画定部材15、17が一体に繋がった構造にして、繋がっている画定部材に木ネジ43を挿入するための穴を形成してもよい。
なお、固定部材は木ネジの代わりに、釘を用いることも可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、本発明の建築物の防音材によれば、木ネジ等の固定部材の固体振動による音の伝わりを防止し、高い防音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る建築物の防音材の取り付け作業を説明するための壁構造の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る建築物の防音材斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る建築物の防音材の縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 建築物の防音材 3 ハウジング
5 管状部 7 表板
9 裏板 11 左側板
13 右側板 15、17 画定部材
19 表側収容部 20 裏側収容部
21 スリット 23 芯材
25 表側保持部材 26 裏側保持部材
27 ネジ挿入穴 31 壁構造
35 土台 37 柱
39 間柱 40 吸音材
41 胴縁 43 木ネジ
45 内壁材 47 木ネジ

Claims (4)

  1. 建築物の駆体と内装材との間に配置する防音材であって、弾性材料によって構成された管状部と、前記管状部の表板に設けられ画定部材によって画定された空間に形成された表側収容部と、前記管状部の裏板に設けられ画定部材によって画定された空間に形成された裏側収容部と、前記管状部に収容された芯材と、前記表側収容部に収容されネジ等の固定部材を保持できる材料によって構成される表側保持部材と、前記裏側収容部に収容されネジ等の固定部材を保持できる材料によって構成される裏側保持部材と、前記表側収容部を画定する画定部材、表側保持部材、管状部の表板および芯材を貫通する固定部材挿入穴とを有することを特徴とする建築物の防音材。
  2. 請求項1に記載した建築物の防音材において、管状部、表側収容部および裏側収容部は弾性材料によって一体に成形されていることを特徴とする建築物の防音材。
  3. 請求項1または2に記載した建築物の防音材において、表側収容および裏側収容を画定する画定部材には、表側保持部材および裏側保持部材を表側収容および裏側収容に収容するために通過させるスリットが形成されていることを特徴とする建築物の防音材。
  4. 請求項3に記載した建築物の防音材において、固定部材挿入穴の一部がスリットによって構成されていることを特徴とする建築物の防音材。
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