JP3748045B2 - 画像露光装置用の電磁波遮蔽構造 - Google Patents

画像露光装置用の電磁波遮蔽構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真感光材料に画像を露光する画像露光装置の筐体に開閉可能な扉が備えられ、その画像露光装置から外部に放射される電磁波を遮蔽するための画像露光装置用の電磁波遮蔽構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子機器は、その電子機器が発生する電磁波が他の機器を誤動作させてしまうことを防止するため、発生する電磁波を抑制する対策が取られている。
この対策としては、例えば、その電子機器の筐体に電磁シールドを施すことが考えられている。
この電磁シールドのための構成としては、筐体を金属板にて構成し、保守等のために取り外し可能なカバー部分は、ねじ止めにより周囲の部分と強固に接続する方法が取られるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成では、保守作業の発生頻度がある程度高くなる電子機器の場合では、カバー部分の取り外し作業に手間がかかってしまう不都合がある。
このような場合、保守作業等のために筐体に備えた扉を、上記のような「ねじ止め」を行わず、開閉操作を容易なものとしながら電磁シールドを確実に行う手段として、例えば、閉じた状態の扉と筐体との間をいわゆるソフトシールドガスケットを用いて塞ぐ方法が考えられるが、電子機器のコストアップにつながる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、コストアップを抑制しながら、より確実に電磁シールドを行える構造を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1記載の構成を備えることにより、写真感光材料に画像を露光する画像露光装置の筐体に開閉可能な扉が備えられ、その画像露光装置から外部に放射される電磁波を遮蔽するための画像露光装置用の電磁波遮蔽構造において、前記扉が揺動開閉式に構成され、前記扉に、前記筐体側に形成されている前記扉用の開口を覆うための扉側導電部材が備えられ、前記筐体側に、前記扉の閉じ状態において、前記扉側導電部材の端縁部と近接する筐体側導電部材が備えられ、前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材とのうちの一方の導電部材は、表面がそれらの導電部材の接近離間方向に沿うように配置された平板状部分を備えて形成され、他方の導電部材は、前記扉の閉じ状態において、前記平板状部分を挟むように断面がコの字状に形成されることによって、前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材とが、前記扉が閉じた状態で、前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材との間に形成される電磁波の進行経路が蛇行する形状に形成されて構成されている。
【0005】
すなわち、画像露光装置の筐体に備えられた扉を閉じた状態において、扉に備えられた扉側導電部材の端縁部とその端縁部に近接する筐体側の筐体側導電部材との間にわずかな隙間があったとしても、前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材との間に形成される電磁波の進行経路が蛇行する形状となっているので、画像露光装置の内部から放射される電磁波は、その進行経路を通過する途中で反射と吸収とを繰り返して十分に減衰される。
従って、扉に備えられる部材と筐体側の部材とを上述のような形状に形成するだけの簡素の構成で電磁波の漏れを十分に抑制でき、もって、コストアップを抑制しながら、より確実に電磁シールドを行える構造を提供できるに至った。
しかも、扉が揺動開閉式に構成されていることとの関係で、電磁波の進行経路が蛇行する形状に形成するについて、上記のように平板状部分を有する部材とそれを挟むようにコの字状に形成される部材との単純な形状の組み合わせによって、確実に電磁シールドを形成することができるので、より一層の低コスト化を図ることができる。
更に、上記画像露光装置おいては、写真感光材料を取り扱う関係上、装置筐体の外部から光が進入するのを確実に防止する必要があり、前記扉を閉じた状態でのわずかな隙間から入る光も遮断する事が望まれる。
そこで、上述のように、扉に備えた扉側導電性部材と筐体側導電性部材との間で、電磁波の進行経路を蛇行させるようにすることで、画像露光装置の外部に電磁波が漏れ出るのを抑制できるのと同時に、光が筐体内へ侵入するのを抑制することができるものとなる。
又、上記請求項2記載の構成を備えることにより、前記一方の導電部材は、前記平板状部分の基端側に、前記扉の閉じ状態において、前記他方の導電部材のコの字状部分の先端に対向する向きで配置される基端側板材が連設されて構成されている。
従って、上記基端側板材を付加することによって、全体としての形状の単純化を維持しながら、より一層電磁波の遮蔽効果を向上させることができる。
【0006】
又、上記請求項記載の構成を備えることにより、前記扉は、前記扉側導電部材が板金加工にて形成されると共に、前記画像露光装置の外表面側において前記扉側導電部材を覆う樹脂製カバーを備えて構成されている。
画像露光装置に備えられて保守等に使用される扉は、デザイン面や操作性等を考慮して一般に複雑な形状となる場合が少なくない。
このような場合、例えば扉を金属板のプレス加工により製作する方法では、形状が複雑になればなるほど製造コストが高くなり、あるいは、扉を樹脂成形して導電性塗料にて塗装するような方法では、このような塗装コストが高コストであるためにやはり画像露光装置の製造コストが高くなってしまう。
そこで、上記のように、形状が複雑化する傾向の強い画像露光装置の外表面側は、低コストで製作可能な樹脂カバーにて所望の形状に形成し、前記扉側導電性部材は単純な形状として板金加工にて製作することで、確実に電磁シールドを行うようにしている。
もって、画像露光装置に備えられる扉の外表面の形状が複雑化するような場合でも、コストアップを抑制しながら、より確実に電磁シールドを行える構造を提供できるに至った。
【0007】
又、上記請求項記載の構成を備えることにより、前記扉が、前記画像露光装置の外方側に向かって凸となる形状に形成されている。
すなわち、画像露光装置内の各装置の配置の都合等の理由によって、扉を、画像露光装置の外方側に向かって凸となる比較的複雑な形状に形成する必要があるときは、上述のように、プレス加工による方法や導電性塗料の塗装による方法では製造コストの増大に結びつくのに対し、樹脂製カバーと板金加工により製作した扉側導電性部材とを組み合わせることが、コストアップの抑制や確実な電磁シールドの面で極めて好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像露光装置用の電磁波遮蔽構造の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する画像露光装置EPは、写真感光材料の一つである印画紙に画像を露光する装置であり、図5のブロック構成図に示すように、現像処理済みの写真フィルム1(以下、単に「フィルム1」と略称する)の駒画像を読み取るフィルムスキャナFSと組み合わせて、いわゆるデジタルミニラボ機として知られている写真焼付装置DPを構成する。
【0012】
〔フィルムスキャナFSの概略構成〕
フィルムスキャナFSには、図5に概略的に示すように、ハロゲンランプ10と、ハロゲンランプ10から出射した光の色バランスを調整するための調光フィルタ11と、調光フィルタ11を通過した光を均等に混色するミラートンネル12と、搬送機構13aや図示を省略するフィルムマスク等が備えられてフィルム1を所定の読取り位置に位置させるフィルムマスクユニット13と、フィルム1の駒画像を光電変換するためのCCDラインセンサユニット14と、フィルム1の画像をCCDラインセンサユニット14上に結像させるためのレンズ15と、光路を90度屈曲させるためのミラー16と、CCDラインセンサユニット14の出力信号を増幅及びA/D変換等する処理回路17と、その処理回路17の出力信号に基づいて画像露光装置EPのための露光用データを生成すると共にフィルムスキャナFS内の各部の作動を制御するスキャナ制御部18と、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や各種の制御用の情報を表示するモニタ19と、スキャナ制御部18に対して露光条件の手動設定等を入力操作するための操作卓20とが設けられている。
【0013】
CCDラインセンサユニット14は、約5000個のCCD素子をフィルム1の幅方向に配列したCCDラインセンサを3列に並べて備えており、各CCDラインセンサの受光面には夫々赤色、緑色、青色のカラーフィルタが形成されて、フィルム1の駒画像を色分解して検出する。
フィルムスキャナFSでは、フィルムマスクユニット13にフィルム1がセットされると、搬送機構13aにてフィルム1の搬送が開始され、駒画像が順次読み取られて、赤色、緑色、青色毎のデジタル画像データとしてスキャナ制御部18に出力される。
【0014】
スキャナ制御部18では、処理回路17から入力された画像データによってプリントを作成した場合に得られるであろうシミュレート画像を演算して求め、それをモニタ19に表示する。
オペレータは、このモニタ19上のシミュレート画像を観察して、適正な画像が得られていなければ、操作卓20から露光条件の修正入力操作を行う。
スキャナ制御部18は、処理回路17から入力された画像データとその修正入力とに従って予め設定された演算条件で露光用データを生成する。
尚、詳細な説明は省略するが、フィルムスキャナFSには、光磁気ディスクやCD−ROM等の各種の記憶媒体を読み取る読取り装置が備えられており、フィルム1の駒画像以外にも、それらの媒体に記録された画像データに基づいてプリントを作製することができる。
【0015】
〔画像露光装置EPの構成〕
画像露光装置EPは、図4にその外観を示すように、フィルムスキャナFSとは別体で構成され、印画紙2に画像を露光する画像露光ユニット25と、画像露光ユニット25にて露光された印画紙2を現像処理する現像処理部26と、印画紙マガジン5から引き出された印画紙2を現像処理部26へ搬送する印画紙搬送系PTと、現像処理部26にて現像された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータ3と、現像処理部26から排出された印画紙2をソータ3へ搬送するコンベア4と、これら各部を制御する露光制御部27とが設けられている。
【0016】
更に、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン5から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ28と、そのカッタ28で切断され一列で搬送される印画紙2を複数の搬送列に振り分けるための振り分け装置29が備えられている。
画像露光ユニット25は、搬送移動される印画紙2に対して、赤色,緑色及び青色のレーザビームをライン状に走査することで画像を露光形成するいわゆるレーザ露光式の露光装置を内蔵しているが、いわゆるPLZT光シャッタ方式や液晶シャッタ方式、更にはCRT方式等の露光ユニットを採用しても良い。
【0017】
〔画像露光装置EPの筐体内の配置構成〕
画像露光装置EPの筐体正面側に備えられた観音開き式の正面側扉30の内部における機器の配置を正面視で概略的に示す図1のように、正面側扉30の内方には、装置下端に印画紙マガジン5を装填するためのマガジン収納部MLが左右一対に配置され、左右一対のマガジン収納部MLの間の空間には、前記印画紙搬送系PTの一部を構成し前記振り分け装置29や複数の搬送ローラ24a等を収納する露光前搬送ユニット32が配置され、正面視で右側のマガジン収納部MLの上部には、前記露光制御部27を収納する制御ボックス34が配置されている。
露光前搬送ユニット32の上部には、画像露光ユニット25による露光箇所において印画紙2を搬送する露光搬送ユニット33が配置され、制御ボックス34の上部には、前記画像露光ユニット25が配置されている。露光搬送ユニット33にも複数の搬送ローラ24b等が収納されている。
【0018】
露光搬送ユニット33及び画像露光ユニット25の上部には、画像露光ユニット25にて露光された印画紙2を露光搬送ユニット33から受け取って搬送する第1露光後搬送ユニット45,第2露光後搬送ユニット46及び第3露光後搬送ユニット47が配置されている。第1〜第3露光後搬送ユニット45,46,47にも、他の搬送ユニットと同様に複数の搬送ローラ24cが収納され、露光搬送ユニット33等と同様に印画紙搬送系PTの一部を構成する。
画像露光装置EPの筐体上部側には、これら第1〜第3露光後搬送ユニット45,46,47に対して保守作業を行うための上部側扉31が備えられており、図4に示すように、水平軸心周りに揺動開閉される。上部側扉31の形状は、上記第1〜第3露光後搬送ユニット45,46,47が周囲の筐体の上面よりも上方に突出した位置に配置されている関係もあって、画像露光装置EPの外方側に向かって凸となる形状に形成されている。
【0019】
上部側扉31は、図1及び図2に示すように、画像露光装置EPの筐体側に形成されている上部側扉31用の開口を覆うための扉側導電部材50に、画像露光装置EPの外表面側において扉側導電部材50を覆う樹脂製カバー51を固定して構成されている。扉側導電部材50は、樹脂製カバー51に比べて単純化された形状であるので金属板(例えば、鉄板)をいわゆる板金加工して形成されている。
樹脂製カバー51の端縁部は、この部分を拡大して側方視の断面図として示す図3(a)や、斜視図として示す図3(b)のように、平板の縦壁50aの周囲に、金属板を階段状に屈曲形成したアングル部材50bが溶接されて構成されている。
【0020】
上述の上部側扉31の構成に対応して、画像露光装置EPの筐体側に、上部側扉31の閉じ状態において、扉側導電部材50の端縁部と近接する筐体側導電部材52が備えられている。
筐体側導電部材52は、図2に示すように、全体として長方形の枠体として形成され、筐体に備えられた他の金属カバー等と確実に固定されて、上部側扉31の開口を形成している。
筐体側導電部材52の詳細な構造は、図3(a),図3(b)に示すように、長方形の枠体を構成する各辺が金属板を階段状に屈曲形成することにより作製され、それら各辺の長手方向端部を互いに溶接した構造となっている。
【0021】
筐体側導電部材52の上部は、図3(a),(b)に示すように、それの表面が扉側導電部材50と筐体側導電部材52との接近離間方向に沿うように配置された平板状部分52aを備えるように形成され、更に、その平板状部分52aの基端側に、平板状部分52aと略直交する状態で基端側板材52bが連設される形となっている。
上部側扉31を筐体側導電部材52を備えた筐体に対して閉じ操作すると、図3(a)に示すように、扉側導電部材50の端縁部は、縦壁50aの下端部とアングル部材50bとによって断面がコの字状の形状を形成して、前記平板状部分52aを挟み、更に、基端側板材52bが前記コの字状部分の先端に対向する向きで配置される位置関係となる。
扉側導電部材50の端縁部と筐体側導電部材52とが上記のような位置関係となることで、扉側導電部材50の端縁部と筐体側導電部材52とが、上部側扉31が閉じた状態で、扉側導電部材50の端縁部と筐体側導電部材52との間に形成される電磁波の進行経路が屈曲する状態で蛇行する形状となっている。
【0022】
〔電磁波の遮蔽効果の測定〕
次に、上部側扉31付近を上述のように構成したときの電磁波の遮蔽効果について、実際の測定結果に基づいて説明する。
上部側扉31付近を上述のように構成したときの電磁波の遮蔽効果を、EMI規格の一つである『EN55022』に従って電磁波ノイズのレベルを測定した結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0003748045
又、比較のために、扉側導電部材50からアングル部材50bを取り除き、更に、扉側導電部材50の縦壁50aの下端付近と筐体側導電部材52の平板状部分52aとの間にソフトシールドガスケットを密着させることによって、電磁波の遮蔽構造を構成した場合の同条件での測定結果を表2に示す。
【表2】
Figure 0003748045
表1の測定結果と表2の測定結果を比較すると、本発明の実施の形態にかかる電磁波遮蔽構造は、ソフトシールドガスケットを使用することによって相当程度の電磁波の遮蔽効果を有する表2の結果と同程度の良好な結果を示している。
尚、表1や表2の結果は、上部側扉31を含む筐体の性能試験が主目的であるので、筐体内部の機器の電磁波の発生自体を抑制する対策は十分には施しておらず、これらの対策を施すことによって画像露光装置EPから漏れ出る電磁波のレベルは更に抑制される。又、詳細な説明は省略するが、画像露光装置EPの筐体正面側の正面側扉30についても上記と同様の電磁波遮蔽構造が適用されている。
【0023】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
【0024】
(4) 上記実施の形態では、筐体側導電部材52の平板状部分52aを、扉側導電部材50のコの字状部分で挟むように配置して電磁波遮蔽構造を構成しているが、これとは逆に、扉側導電部材50に上記実施の形態における平板状部分52aに相当するものを備え、筐体側導電部材52に上記実施の形態におけるコの字状部分に相当するものを備えて構成しても良い。更に、両方の導電部材に上記コの字状の部分を備えても良い。
(5) 上記実施の形態では、上部側扉31を扉側導電部材50と樹脂製カバー51とによって構成しているが、上部側扉31全体を板金加工にて構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像露光装置内部の配置説明図
【図2】本発明の実施の形態にかかる扉の構成図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図4】本発明の実施の形態にかかる画像露光装置の外観斜視図
【図5】本発明の実施の形態にかかる写真焼付装置のブロック構成図
【符号の説明】
31 扉
50 扉側導電部材
52 筐体側導電部材
51 樹脂製カバー
52a 平板状部分
52b 基端側板材
EP 画像露光装置

Claims (4)

  1. 写真感光材料に画像を露光する画像露光装置の筐体に開閉可能な扉が備えられ、その画像露光装置から外部に放射される電磁波を遮蔽するための画像露光装置用の電磁波遮蔽構造であって、
    前記扉が揺動開閉式に構成され、
    前記扉に、前記筐体側に形成されている前記扉用の開口を覆うための扉側導電部材が備えられ、
    前記筐体側に、前記扉の閉じ状態において、前記扉側導電部材の端縁部と近接する筐体側導電部材が備えられ、
    前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材とのうちの一方の導電部材は、表面がそれらの導電部材の接近離間方向に沿うように配置された平板状部分を備えて形成され、他方の導電部材は、前記扉の閉じ状態において、前記平板状部分を挟むように断面がコの字状に形成されることによって、
    前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材とが、前記扉が閉じた状態で、前記扉側導電部材の端縁部と前記筐体側導電部材との間に形成される電磁波の進行経路が蛇行する形状に形成されて構成されている画像露光装置用の電磁波遮蔽構造。
  2. 前記一方の導電部材は、前記平板状部分の基端側に、前記扉の閉じ状態において、前記他方の導電部材のコの字状部分の先端に対向する向きで配置される基端側板材が連設されて構成されている請求項1記載の画像露光装置用の電磁波遮蔽構造。
  3. 前記扉は、前記扉側導電部材が板金加工にて形成されると共に、前記画像露光装置の外表面側において前記扉側導電部材を覆う樹脂製カバーを備えて構成されている請求項1又は2記載の画像露光装置用の電磁波遮蔽構造。
  4. 前記扉が、前記画像露光装置の外方側に向かって凸となる形状に形成されている請求項3記載の画像露光装置用の電磁波遮蔽構造。
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