JPH10155091A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- JPH10155091A JPH10155091A JP31218296A JP31218296A JPH10155091A JP H10155091 A JPH10155091 A JP H10155091A JP 31218296 A JP31218296 A JP 31218296A JP 31218296 A JP31218296 A JP 31218296A JP H10155091 A JPH10155091 A JP H10155091A
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- JP
- Japan
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- test
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録画像の幾何学的歪みの検定を省力化し、
かつ幾何学的歪みを解消する。 【解決手段】 (A) に示す市松模様の検定用画像を記録
材料に露光し、現像等の処理を経て得られたテストプリ
ント画像を撮像し、テストプリント画像上でX方向又は
Y方向に沿った濃度値の変化が所定値以上の箇所をエッ
ジとして検出する((B)参照)。次にエッジの連なりを直
線で近似し((C)参照)、テストプリント画像上の特徴点
として直線の交点の座標を求める((D)参照)。求めた座
標を検定用画像上での特徴点(濃度が白又は黒の多数の
矩形領域の角部)の座標と比較してテストプリント画像
の幾何学的歪みを演算し、記録材料に記録した画像が幾
何学的歪みが解消された画像となるように画像データを
補正するための補正テーブルを作成する。
かつ幾何学的歪みを解消する。 【解決手段】 (A) に示す市松模様の検定用画像を記録
材料に露光し、現像等の処理を経て得られたテストプリ
ント画像を撮像し、テストプリント画像上でX方向又は
Y方向に沿った濃度値の変化が所定値以上の箇所をエッ
ジとして検出する((B)参照)。次にエッジの連なりを直
線で近似し((C)参照)、テストプリント画像上の特徴点
として直線の交点の座標を求める((D)参照)。求めた座
標を検定用画像上での特徴点(濃度が白又は黒の多数の
矩形領域の角部)の座標と比較してテストプリント画像
の幾何学的歪みを演算し、記録材料に記録した画像が幾
何学的歪みが解消された画像となるように画像データを
補正するための補正テーブルを作成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置に係
り、特に、記録すべき画像を表す画像データに基づいて
記録材料に画像を記録する画像記録装置に関する。
り、特に、記録すべき画像を表す画像データに基づいて
記録材料に画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、記録材料に記録すべき画像を表す画像データに基づ
き、画像記録用に設けられた液晶パネル等の表示手段に
前記画像を表示し、液晶パネルを透過した光を印画紙等
の記録材料に照射することにより、液晶パネルに表示し
た画像を記録材料に露光記録する画像記録装置が知られ
ている。
り、記録材料に記録すべき画像を表す画像データに基づ
き、画像記録用に設けられた液晶パネル等の表示手段に
前記画像を表示し、液晶パネルを透過した光を印画紙等
の記録材料に照射することにより、液晶パネルに表示し
た画像を記録材料に露光記録する画像記録装置が知られ
ている。
【0003】しかしながら、この種の画像記録装置で
は、例えば、光源から射出された光を液晶パネルを介し
て記録材料に照射するための光学系の収差等により、画
像データが表す原画像に対し、記録画像に幾何学的な歪
みが生ずることがあり、記録画像の画質低下の一因とな
っていた。
は、例えば、光源から射出された光を液晶パネルを介し
て記録材料に照射するための光学系の収差等により、画
像データが表す原画像に対し、記録画像に幾何学的な歪
みが生ずることがあり、記録画像の画質低下の一因とな
っていた。
【0004】このため従来は、例えば工場出荷時等に画
像記録装置によって所定の画像を記録材料に記録させ、
記録された画像に対して幾何学的歪みの有無及び幾何学
的歪みの大きさを目視により検定し、幾何学的歪みが比
較的大きいと判断した場合に光学系の調整や光学部品の
交換等を行っていた。従って、作業が非常に煩雑である
と共に、記録画像の幾何学的歪みを完全に解消すること
は困難であった。
像記録装置によって所定の画像を記録材料に記録させ、
記録された画像に対して幾何学的歪みの有無及び幾何学
的歪みの大きさを目視により検定し、幾何学的歪みが比
較的大きいと判断した場合に光学系の調整や光学部品の
交換等を行っていた。従って、作業が非常に煩雑である
と共に、記録画像の幾何学的歪みを完全に解消すること
は困難であった。
【0005】また、上述した記録画像の幾何学的な歪み
は、表示手段としてCRTを用いた画像記録装置、或い
は記録材料上にレーザ光を走査させて画像を記録する画
像記録装置においても同様に発生する問題であり、工場
出荷時等に記録画像の幾何学的歪みの検定等の煩雑な作
業を行う必要があった。
は、表示手段としてCRTを用いた画像記録装置、或い
は記録材料上にレーザ光を走査させて画像を記録する画
像記録装置においても同様に発生する問題であり、工場
出荷時等に記録画像の幾何学的歪みの検定等の煩雑な作
業を行う必要があった。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、記録画像の幾何学的歪みの検定の省力化を実現でき
ると共に、記録画像の幾何学的歪みを解消することがで
きる画像記録装置を得ることが目的である。
で、記録画像の幾何学的歪みの検定の省力化を実現でき
ると共に、記録画像の幾何学的歪みを解消することがで
きる画像記録装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る画像記録装置は、入力され
た画像データに基づいて記録材料に画像を記録する記録
手段と、前記記録手段によって記録材料に記録された検
定用画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段による検
定用画像の撮像結果に基づき、記録材料に記録された検
定用画像の幾何学的歪みを検出する歪み検出手段と、前
記歪み検出手段によって検出された幾何学的歪みに基づ
き、幾何学的歪みを解消するように画像データを補正す
るための補正量を設定する補正量設定手段と、記録材料
に記録すべき画像を表す画像データを前記補正量設定手
段によって設定された補正量に基づいて補正する補正手
段と、を含んで構成している。
に請求項1記載の発明に係る画像記録装置は、入力され
た画像データに基づいて記録材料に画像を記録する記録
手段と、前記記録手段によって記録材料に記録された検
定用画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段による検
定用画像の撮像結果に基づき、記録材料に記録された検
定用画像の幾何学的歪みを検出する歪み検出手段と、前
記歪み検出手段によって検出された幾何学的歪みに基づ
き、幾何学的歪みを解消するように画像データを補正す
るための補正量を設定する補正量設定手段と、記録材料
に記録すべき画像を表す画像データを前記補正量設定手
段によって設定された補正量に基づいて補正する補正手
段と、を含んで構成している。
【0008】請求項1記載の発明では、記録手段によっ
て記録材料に記録された検定用画像を撮像手段が撮像
し、歪み検出手段では、撮像手段による検定用画像の撮
像結果に基づき、記録材料に記録された検定用画像の幾
何学的歪みを検出する。このように、請求項1の発明に
よれば記録画像の幾何学的歪みが自動的に検出されるの
で、記録画像の幾何学的歪みの検定の省力化を実現する
ことができる。
て記録材料に記録された検定用画像を撮像手段が撮像
し、歪み検出手段では、撮像手段による検定用画像の撮
像結果に基づき、記録材料に記録された検定用画像の幾
何学的歪みを検出する。このように、請求項1の発明に
よれば記録画像の幾何学的歪みが自動的に検出されるの
で、記録画像の幾何学的歪みの検定の省力化を実現する
ことができる。
【0009】また、補正量設定手段では、歪み検出手段
によって検出された幾何学的歪みに基づき、幾何学的歪
みが解消するように画像データを補正するための補正量
を設定する。なお、記録画像を幾何学的歪みが解消され
た画像とするための補正は、画像データが表す画像が、
歪み検出手段によって検出された幾何学的歪みの方向と
逆の方向に歪むように画像データを補正することによっ
て実現できる。そして補正手段では、記録材料に記録す
べき画像を表す画像データを補正量設定手段によって設
定された補正量に基づいて補正するので、上記により、
記録手段によって記録材料に記録される画像の幾何学的
歪みを解消することができる。
によって検出された幾何学的歪みに基づき、幾何学的歪
みが解消するように画像データを補正するための補正量
を設定する。なお、記録画像を幾何学的歪みが解消され
た画像とするための補正は、画像データが表す画像が、
歪み検出手段によって検出された幾何学的歪みの方向と
逆の方向に歪むように画像データを補正することによっ
て実現できる。そして補正手段では、記録材料に記録す
べき画像を表す画像データを補正量設定手段によって設
定された補正量に基づいて補正するので、上記により、
記録手段によって記録材料に記録される画像の幾何学的
歪みを解消することができる。
【0010】なお、記録材料に記録された検定用画像の
幾何学的歪みの検出にあたっては、画像データによって
表される検定用画像上の所定の点が、記録材料に記録さ
れた検定用画像上で何れの位置に位置しているかを判断
する(対応をとる)必要がある。上記を考慮すると、検
定用画像は、請求項2に記載したように、第1の方向に
沿って階調値が所定値以上変化している第1の部分と、
前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って階調値が
所定値以上変化している第2の部分と、を備えた画像部
が画像中の各箇所に各々存在している画像であることが
好ましい。
幾何学的歪みの検出にあたっては、画像データによって
表される検定用画像上の所定の点が、記録材料に記録さ
れた検定用画像上で何れの位置に位置しているかを判断
する(対応をとる)必要がある。上記を考慮すると、検
定用画像は、請求項2に記載したように、第1の方向に
沿って階調値が所定値以上変化している第1の部分と、
前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って階調値が
所定値以上変化している第2の部分と、を備えた画像部
が画像中の各箇所に各々存在している画像であることが
好ましい。
【0011】記録材料に記録された検定用画像上におい
て、上記のように階調値が所定の方向に沿って変化して
いる部分に対応している箇所は、例えば記録材料に記録
された検定用画像を撮像して得られた画像データに対
し、所定方向に沿って微分する等により階調値の変化を
演算し、所定方向に沿った各箇所における階調値の変化
を比較することによって容易に検出することができる。
て、上記のように階調値が所定の方向に沿って変化して
いる部分に対応している箇所は、例えば記録材料に記録
された検定用画像を撮像して得られた画像データに対
し、所定方向に沿って微分する等により階調値の変化を
演算し、所定方向に沿った各箇所における階調値の変化
を比較することによって容易に検出することができる。
【0012】また、請求項2に記載した検定用画像は、
第1の方向に沿って階調値が所定値以上変化している第
1の部分と、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿
って階調値が所定値以上変化している第2の部分と、を
備えた画像部が、画像中の各箇所に各々存在しているの
で、記録材料に記録された検定用画像上で前記画像部に
対応している箇所の第1の方向に沿った位置、及び第2
の方向に沿った位置を各々検出することができ、記録材
料に記録された検定用画像上での前記画像部の位置を2
次元的に特定することができる。
第1の方向に沿って階調値が所定値以上変化している第
1の部分と、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿
って階調値が所定値以上変化している第2の部分と、を
備えた画像部が、画像中の各箇所に各々存在しているの
で、記録材料に記録された検定用画像上で前記画像部に
対応している箇所の第1の方向に沿った位置、及び第2
の方向に沿った位置を各々検出することができ、記録材
料に記録された検定用画像上での前記画像部の位置を2
次元的に特定することができる。
【0013】これにより、画像データによって表される
検定用画像上の画像部に相当する部分が、記録材料に記
録された検定用画像上で何れの位置に位置しているかを
容易に判断することができるので、記録材料に記録され
た検定用画像の幾何学的歪みを容易に検出することがで
きる。
検定用画像上の画像部に相当する部分が、記録材料に記
録された検定用画像上で何れの位置に位置しているかを
容易に判断することができるので、記録材料に記録され
た検定用画像の幾何学的歪みを容易に検出することがで
きる。
【0014】なお、記録手段による記録材料への検定用
画像の記録は、例えば、所定の記録媒体に記録された幾
何学的歪みのない検定用画像を撮像し、該撮像によって
得られた検定用画像を表す画像データを用いて行うよう
にしてもよいが、請求項3に記載したように、検定用画
像を表す画像データを記憶する記憶手段を設けておけ
ば、記録材料に検定用画像を記録する際に、記憶手段か
ら画像データを取り込むことで、検定用画像を表す画像
データを極めて容易に入手することができる。
画像の記録は、例えば、所定の記録媒体に記録された幾
何学的歪みのない検定用画像を撮像し、該撮像によって
得られた検定用画像を表す画像データを用いて行うよう
にしてもよいが、請求項3に記載したように、検定用画
像を表す画像データを記憶する記憶手段を設けておけ
ば、記録材料に検定用画像を記録する際に、記憶手段か
ら画像データを取り込むことで、検定用画像を表す画像
データを極めて容易に入手することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本発明が適用
されたプリンタプロセッサ10の概略構成が示されてい
る。プリンタプロセッサ10は、ケーシング12の一端
側に作業テーブル14が設けられており、作業テーブル
14上には現像済のネガフィルム16をセットするため
のネガキャリア18が設置されている。
施形態の一例を詳細に説明する。図1には本発明が適用
されたプリンタプロセッサ10の概略構成が示されてい
る。プリンタプロセッサ10は、ケーシング12の一端
側に作業テーブル14が設けられており、作業テーブル
14上には現像済のネガフィルム16をセットするため
のネガキャリア18が設置されている。
【0016】またケーシング12の上部には、プリンタ
プロセッサ10に対して着脱自在とされ、層状に巻取ら
れた印画紙22を収納するペーパマガジン20が装着さ
れている。ペーパマガジン20から引き出された印画紙
22は、ケーシング12内に搬入されてローラ24、2
6により略水平に搬送された後に搬送方向が90°変更
され、下方に搬送されて露光位置に到達し、後述するプ
リント部34(図2参照)によってネガフィルム16に
記録された画像が露光される。画像が露光された印画紙
22はローラ28、30、32によって搬送され、ペー
パープロセッサ部36に送られる。
プロセッサ10に対して着脱自在とされ、層状に巻取ら
れた印画紙22を収納するペーパマガジン20が装着さ
れている。ペーパマガジン20から引き出された印画紙
22は、ケーシング12内に搬入されてローラ24、2
6により略水平に搬送された後に搬送方向が90°変更
され、下方に搬送されて露光位置に到達し、後述するプ
リント部34(図2参照)によってネガフィルム16に
記録された画像が露光される。画像が露光された印画紙
22はローラ28、30、32によって搬送され、ペー
パープロセッサ部36に送られる。
【0017】ペーパープロセッサ部36は、発色現像部
38、漂白定着部40、リンス部42及び乾燥部44を
含んで構成されている。発色現像部38、漂白定着部4
0及びリンス部42は、各々異なる処理液を貯留する処
理槽を備えており、ペーパープロセッサ部36に送られ
た印画紙22は、発色現像部38で発色現像液に浸漬さ
れて現像処理され、漂白定着部40で漂白定着液に浸漬
されて定着処理され、リンス部42で水洗水に浸漬され
て水洗処理された後に、乾燥部44へ送られて乾燥処理
される。
38、漂白定着部40、リンス部42及び乾燥部44を
含んで構成されている。発色現像部38、漂白定着部4
0及びリンス部42は、各々異なる処理液を貯留する処
理槽を備えており、ペーパープロセッサ部36に送られ
た印画紙22は、発色現像部38で発色現像液に浸漬さ
れて現像処理され、漂白定着部40で漂白定着液に浸漬
されて定着処理され、リンス部42で水洗水に浸漬され
て水洗処理された後に、乾燥部44へ送られて乾燥処理
される。
【0018】乾燥部44の下流側には、印画紙22に記
録されているプリント画像を多数個に分割し、R、G、
Bの各成分色光に分解して測光するCCDイメージスキ
ャナ46が設置されている。なお、CCDイメージスキ
ャナ46は本発明の撮像手段に対応している。乾燥部4
4で乾燥処理された印画紙22は、CCDイメージスキ
ャナ46配設部位を通過してカッタ部48に送られ、カ
ッタ部48によって画像コマ毎に切断されて写真プリン
トとしてケーシング12外に排出される。ケーシング1
2外に排出された写真プリントはソータ部50によって
仕分される。
録されているプリント画像を多数個に分割し、R、G、
Bの各成分色光に分解して測光するCCDイメージスキ
ャナ46が設置されている。なお、CCDイメージスキ
ャナ46は本発明の撮像手段に対応している。乾燥部4
4で乾燥処理された印画紙22は、CCDイメージスキ
ャナ46配設部位を通過してカッタ部48に送られ、カ
ッタ部48によって画像コマ毎に切断されて写真プリン
トとしてケーシング12外に排出される。ケーシング1
2外に排出された写真プリントはソータ部50によって
仕分される。
【0019】次にプリント部34について説明する。図
2に示すように、プリンタ部34は、ネガフィルム16
に記録された画像を1コマ毎に印画紙22に焼付露光す
る主露光部52と、1本のネガフィルム16に記録され
た複数の画像を印画紙22にマトリックス状に焼付露光
する副露光部54と、から構成されている。
2に示すように、プリンタ部34は、ネガフィルム16
に記録された画像を1コマ毎に印画紙22に焼付露光す
る主露光部52と、1本のネガフィルム16に記録され
た複数の画像を印画紙22にマトリックス状に焼付露光
する副露光部54と、から構成されている。
【0020】主露光部52は、図1にも示すように、ネ
ガキャリア18の下方に配置されたハロゲンランプから
成る露光用光源56と、光源56とネガキャリア18と
の間に配置されたC(シアン)、M(マゼンダ)、Y
(イエロー)の3枚の色補正フィルタ(Color-Correcti
on Filter 、以下CCフィルタと称する)58及び光拡
散ボックス60と、ネガキャリア18の上方に順に配置
された露光レンズ62、シャッタ64及び反射ミラー6
6と、を備えている。光源56から射出された光はCC
フィルタ58及び光拡散ボックス60を透過してネガフ
ィルム16に照射される。
ガキャリア18の下方に配置されたハロゲンランプから
成る露光用光源56と、光源56とネガキャリア18と
の間に配置されたC(シアン)、M(マゼンダ)、Y
(イエロー)の3枚の色補正フィルタ(Color-Correcti
on Filter 、以下CCフィルタと称する)58及び光拡
散ボックス60と、ネガキャリア18の上方に順に配置
された露光レンズ62、シャッタ64及び反射ミラー6
6と、を備えている。光源56から射出された光はCC
フィルタ58及び光拡散ボックス60を透過してネガフ
ィルム16に照射される。
【0021】3枚のCCフィルタ58は、CCフィルタ
制御部68により各々主露光部52の露光光路Xに対し
て進退移動される。ネガフィルム16を透過した光は、
露光レンズ62及びシャッタ64を介して反射ミラー6
6に到達し、反射ミラー66で反射されて印画紙22に
照射される。これにより印画紙22上には、ネガフィル
ム16に記録さている1コマ分の画像が所定の倍率で焼
付される。
制御部68により各々主露光部52の露光光路Xに対し
て進退移動される。ネガフィルム16を透過した光は、
露光レンズ62及びシャッタ64を介して反射ミラー6
6に到達し、反射ミラー66で反射されて印画紙22に
照射される。これにより印画紙22上には、ネガフィル
ム16に記録さている1コマ分の画像が所定の倍率で焼
付される。
【0022】図2に示すように、ネガキャリア18と露
光レンズ62の間にはハーフミラー70が設けられてお
り、ネガフィルム16を透過した光のうちの一部はハー
フミラー70で反射されて測光系72に入射される。測
光系72は、ハーフミラー70の反射光射出側に順に配
置された測光用レンズ74及びハーフミラー76と、ハ
ーフミラー76の光射出側に各々配置されたCCDイメ
ージスキャナ78、80と、を備えている。ネガフィル
ム16を透過しハーフミラー70で反射された光は、測
光用レンズ74及びハーフミラー76によりCCDイメ
ージスキャナ78、80の受光面に各々結像される。C
CDイメージスキャナ78、80は入射された光をR、
G、Bの各成分色光に分解して測光する。
光レンズ62の間にはハーフミラー70が設けられてお
り、ネガフィルム16を透過した光のうちの一部はハー
フミラー70で反射されて測光系72に入射される。測
光系72は、ハーフミラー70の反射光射出側に順に配
置された測光用レンズ74及びハーフミラー76と、ハ
ーフミラー76の光射出側に各々配置されたCCDイメ
ージスキャナ78、80と、を備えている。ネガフィル
ム16を透過しハーフミラー70で反射された光は、測
光用レンズ74及びハーフミラー76によりCCDイメ
ージスキャナ78、80の受光面に各々結像される。C
CDイメージスキャナ78、80は入射された光をR、
G、Bの各成分色光に分解して測光する。
【0023】CCDイメージスキャナ78はネガ濃度測
定部82を介して主制御部84に接続されている。主制
御部84はマイクロプロセッサを含んで構成されてお
り、プリンタプロセッサ10全体の監視・制御を行う。
主制御部84には画像信号処理部86、CCDイメージ
スキャナ46、オペレータが各種のコマンドやデータ等
を入力するためのキーボード89、及びCCフィルタ制
御部68が接続されており、画像信号処理部86にはC
CDイメージスキャナ80、CRT等のディスプレイ8
8、及び副露光部54の画像メモリ90が接続されてい
る。
定部82を介して主制御部84に接続されている。主制
御部84はマイクロプロセッサを含んで構成されてお
り、プリンタプロセッサ10全体の監視・制御を行う。
主制御部84には画像信号処理部86、CCDイメージ
スキャナ46、オペレータが各種のコマンドやデータ等
を入力するためのキーボード89、及びCCフィルタ制
御部68が接続されており、画像信号処理部86にはC
CDイメージスキャナ80、CRT等のディスプレイ8
8、及び副露光部54の画像メモリ90が接続されてい
る。
【0024】副露光部54は本発明に係る画像記録装置
に対応しており、R、G、Bの各成分色光を射出する3
つの発光ダイオード(LED)92R、92G、92B
を備えている。LED92R、92G、92Bは光源制
御部98に接続されており、光源制御部98により動作
が制御される。LED92Rは副露光部の露光光軸Y上
に設けられており、LED92Rの光射出側には露光光
軸Y上にダイクロイックミラー96A、96Bが順に設
けられている。LED92G、92Bから射出された光
は、各々ダイクロイックミラー96A、96Bで反射さ
れることにより射出光の光軸が露光光軸Yに一致され
る。
に対応しており、R、G、Bの各成分色光を射出する3
つの発光ダイオード(LED)92R、92G、92B
を備えている。LED92R、92G、92Bは光源制
御部98に接続されており、光源制御部98により動作
が制御される。LED92Rは副露光部の露光光軸Y上
に設けられており、LED92Rの光射出側には露光光
軸Y上にダイクロイックミラー96A、96Bが順に設
けられている。LED92G、92Bから射出された光
は、各々ダイクロイックミラー96A、96Bで反射さ
れることにより射出光の光軸が露光光軸Yに一致され
る。
【0025】ダイクロイックミラー96Bの光射出側に
は、モノクロの液晶パネル(LCD)94、露光レンズ
112が露光光軸Y上に順に設けられている。液晶パネ
ル94にはマトリクス状に多数の表示セルが設けられて
おり、各表示セルの透過濃度は印加された電圧の大きさ
に応じて連続的に変化する。ダイクロイックミラー96
Bから射出された光は液晶パネル94を透過し、露光レ
ンズ112によって印画紙22上に結像される。液晶パ
ネル94はLCDドライバ100に接続されており、L
CDドライバ100によって各表示セルの光透過率が変
更されることにより表示面上の所定範囲に画像が表示さ
れる。LCDドライバ100は、マイクロプロセッサ等
を含んで構成され副露光部54における処理を監視・制
御する副制御部102に接続されている。
は、モノクロの液晶パネル(LCD)94、露光レンズ
112が露光光軸Y上に順に設けられている。液晶パネ
ル94にはマトリクス状に多数の表示セルが設けられて
おり、各表示セルの透過濃度は印加された電圧の大きさ
に応じて連続的に変化する。ダイクロイックミラー96
Bから射出された光は液晶パネル94を透過し、露光レ
ンズ112によって印画紙22上に結像される。液晶パ
ネル94はLCDドライバ100に接続されており、L
CDドライバ100によって各表示セルの光透過率が変
更されることにより表示面上の所定範囲に画像が表示さ
れる。LCDドライバ100は、マイクロプロセッサ等
を含んで構成され副露光部54における処理を監視・制
御する副制御部102に接続されている。
【0026】次に本実施形態の作用として、まず主露光
部52で実行される補正量演算処理について、図3のフ
ローチャートを参照して説明する。なお、この補正量演
算処理は、プリンタプロセッサ10の設置時や保守点検
時(特にLED92や液晶パネル94が交換された等の
場合)に実行される。
部52で実行される補正量演算処理について、図3のフ
ローチャートを参照して説明する。なお、この補正量演
算処理は、プリンタプロセッサ10の設置時や保守点検
時(特にLED92や液晶パネル94が交換された等の
場合)に実行される。
【0027】ステップ150では、主制御部84のメモ
リ(請求項3に記載の記憶手段に対応)に予め記憶され
た検定用画像を表す画像データ(検定用画像データ)を
取り込む。なお本実施形態では、例として図6(A)に
示すように、画像全面が、図6のX方向に各々平行でか
つ一定間隔で並ぶ複数の線と、前記X方向に直交するY
方向に各々平行でかつ一定間隔で並ぶ複数の線とによっ
て碁盤目状に多数の矩形領域に区画され、各矩形領域内
の画素が全て白(最低濃度)又は黒(最低濃度)に相当
する一定濃度とされていると共に、隣接する矩形領域の
濃度が各々異なっている画像(所謂市松模様の画像)を
検定用画像として用いている。
リ(請求項3に記載の記憶手段に対応)に予め記憶され
た検定用画像を表す画像データ(検定用画像データ)を
取り込む。なお本実施形態では、例として図6(A)に
示すように、画像全面が、図6のX方向に各々平行でか
つ一定間隔で並ぶ複数の線と、前記X方向に直交するY
方向に各々平行でかつ一定間隔で並ぶ複数の線とによっ
て碁盤目状に多数の矩形領域に区画され、各矩形領域内
の画素が全て白(最低濃度)又は黒(最低濃度)に相当
する一定濃度とされていると共に、隣接する矩形領域の
濃度が各々異なっている画像(所謂市松模様の画像)を
検定用画像として用いている。
【0028】この検定用画像は、矩形領域の4個の角部
が接している部分及びその周辺が、請求項2に記載の画
像部に対応しており、矩形領域の境界が図6のX方向に
沿って延びている部分が請求項2に記載の第1の部分
に、矩形領域の境界が図6のY方向に沿って延びている
部分が請求項2に記載の第2の部分に対応している。ま
た検定用画像データは、上記の検定用画像の各成分色
(R、G、B)毎の濃度値を表す各成分色の画像データ
から構成されている。
が接している部分及びその周辺が、請求項2に記載の画
像部に対応しており、矩形領域の境界が図6のX方向に
沿って延びている部分が請求項2に記載の第1の部分
に、矩形領域の境界が図6のY方向に沿って延びている
部分が請求項2に記載の第2の部分に対応している。ま
た検定用画像データは、上記の検定用画像の各成分色
(R、G、B)毎の濃度値を表す各成分色の画像データ
から構成されている。
【0029】次のステップ152では、ステップ150
で取り込んだ検定用画像データを副露光部54の画像メ
モリ90に転送すると共に、副露光部54に対し、検定
用画像の露光を指示する。そしてステップ154では、
検定用画像が露光された印画紙22に対してペーパプロ
セッサ36部で現像等の処理が行われることによって印
画紙22上に可視化されるテストプリントが、CCDイ
メージセンサ46による撮像位置に到達した否か判定
し、判定が肯定される迄待機する。
で取り込んだ検定用画像データを副露光部54の画像メ
モリ90に転送すると共に、副露光部54に対し、検定
用画像の露光を指示する。そしてステップ154では、
検定用画像が露光された印画紙22に対してペーパプロ
セッサ36部で現像等の処理が行われることによって印
画紙22上に可視化されるテストプリントが、CCDイ
メージセンサ46による撮像位置に到達した否か判定
し、判定が肯定される迄待機する。
【0030】一方、副露光部54の副制御部102で
は、検定用画像の露光が指示されると、以下で説明する
検定用画像露光処理(図4参照)が行われる。すなわ
ち、ステップ200では画像メモリ90から検定用画像
のR、G、B毎の画像データを取り込む。次のステップ
202では、ステップ200で取り込んだ検定用画像デ
ータのうち、所定色(例えばR)の検定用画像データを
LCDドライバ100へ出力する。なお上記のステップ
200、202は、補正量演算処理(図3)のステップ
150、152と共に、本発明の記録手段による記録材
料への検定用画像の記録に対応している。
は、検定用画像の露光が指示されると、以下で説明する
検定用画像露光処理(図4参照)が行われる。すなわ
ち、ステップ200では画像メモリ90から検定用画像
のR、G、B毎の画像データを取り込む。次のステップ
202では、ステップ200で取り込んだ検定用画像デ
ータのうち、所定色(例えばR)の検定用画像データを
LCDドライバ100へ出力する。なお上記のステップ
200、202は、補正量演算処理(図3)のステップ
150、152と共に、本発明の記録手段による記録材
料への検定用画像の記録に対応している。
【0031】LCDドライバ100では、入力された所
定色の検定用画像データに応じて液晶パネル94の各表
示セルに印加する電圧を変更して各表示セルの透過濃度
を変化させることにより、前記所定色の検定用画像デー
タが表す画像を液晶パネル94に表示する。なお、本実
施形態に係る液晶パネル94はモノクロであり、液晶パ
ネル94に実際に表示される画像は、所定色の検定用画
像データに対応するモノクロのネガ画像である。
定色の検定用画像データに応じて液晶パネル94の各表
示セルに印加する電圧を変更して各表示セルの透過濃度
を変化させることにより、前記所定色の検定用画像デー
タが表す画像を液晶パネル94に表示する。なお、本実
施形態に係る液晶パネル94はモノクロであり、液晶パ
ネル94に実際に表示される画像は、所定色の検定用画
像データに対応するモノクロのネガ画像である。
【0032】ステップ204では予め定められた所定色
の露光時間ti を取り込み、次のステップ206では液
晶パネル94に表示している画像に対応する所定色の光
を射出するLED92(例えばLED92R)を点灯さ
せる。これにより、LED92から射出された所定色の
光が液晶パネル94に照射され、液晶パネル94を透過
した所定色の光が印画紙22に照射される。ステップ2
08では所定色のLED92の点灯を開始してから露光
時間ti が経過したか否か判定し、判定が肯定される迄
待機する。判定が肯定されるとステップ210で所定色
のLED92を消灯する。これにより印画紙22への所
定色の検定用画像の露光が完了する。なおステップ20
4〜210は本発明の記録手段に対応する処理である。
の露光時間ti を取り込み、次のステップ206では液
晶パネル94に表示している画像に対応する所定色の光
を射出するLED92(例えばLED92R)を点灯さ
せる。これにより、LED92から射出された所定色の
光が液晶パネル94に照射され、液晶パネル94を透過
した所定色の光が印画紙22に照射される。ステップ2
08では所定色のLED92の点灯を開始してから露光
時間ti が経過したか否か判定し、判定が肯定される迄
待機する。判定が肯定されるとステップ210で所定色
のLED92を消灯する。これにより印画紙22への所
定色の検定用画像の露光が完了する。なおステップ20
4〜210は本発明の記録手段に対応する処理である。
【0033】ステップ212ではR、G、B各色に対し
てステップ202〜210の処理を行ったか否か判定す
る。判定が否定された場合にはステップ202へ戻り、
先のステップ200で取り込んだ各色毎の検定用画像デ
ータのうち、未処理の色(例えばG、B)の検定用画像
データを用いてステップ202〜210の処理を繰り返
す。これにより、図6(A)に示す検定用画像が、印画
紙22に各色毎に順に露光されることになる。そしてス
テップ212の判定が肯定されると、検定用画像露光処
理を終了する。
てステップ202〜210の処理を行ったか否か判定す
る。判定が否定された場合にはステップ202へ戻り、
先のステップ200で取り込んだ各色毎の検定用画像デ
ータのうち、未処理の色(例えばG、B)の検定用画像
データを用いてステップ202〜210の処理を繰り返
す。これにより、図6(A)に示す検定用画像が、印画
紙22に各色毎に順に露光されることになる。そしてス
テップ212の判定が肯定されると、検定用画像露光処
理を終了する。
【0034】上記処理により検定用画像が露光された印
画紙22は、ペーパプロセッサ部36へ送られて現像等
の処理が順に行われ、露光された検定用画像がテストプ
リント画像として可視化される。そして、印画紙22上
のテストプリント画像が記録されている部分がCCDイ
メージセンサ46による撮像位置に到達すると、図3に
示す補正量演算処理のステップ154の判定が肯定され
てステップ156へ移行する。
画紙22は、ペーパプロセッサ部36へ送られて現像等
の処理が順に行われ、露光された検定用画像がテストプ
リント画像として可視化される。そして、印画紙22上
のテストプリント画像が記録されている部分がCCDイ
メージセンサ46による撮像位置に到達すると、図3に
示す補正量演算処理のステップ154の判定が肯定され
てステップ156へ移行する。
【0035】ステップ156では、CCDイメージセン
サ46によりテストプリント画像を撮像する。このステ
ップ156は本発明の撮像手段に対応している。次のス
テップ158では、テストプリント画像の撮像によって
得られた撮像データに基づき、テストプリント画像を構
成する各画素に対し、周知の微分フィルタ等によって図
6(A)のX方向及びY方向に沿った濃度変化値を演算
し、濃度変化値が所定値以上の箇所をテストプリント画
像のエッジとして抽出する。これにより、例として図6
(B)に示すようにテストプリント画像のエッジが検出
されることになる。
サ46によりテストプリント画像を撮像する。このステ
ップ156は本発明の撮像手段に対応している。次のス
テップ158では、テストプリント画像の撮像によって
得られた撮像データに基づき、テストプリント画像を構
成する各画素に対し、周知の微分フィルタ等によって図
6(A)のX方向及びY方向に沿った濃度変化値を演算
し、濃度変化値が所定値以上の箇所をテストプリント画
像のエッジとして抽出する。これにより、例として図6
(B)に示すようにテストプリント画像のエッジが検出
されることになる。
【0036】なお、図6(A)に示す検定用画像を露光
して得られたテストプリント画像からエッジを検出した
場合、図6(A)に示す検定用画像における多数の矩形
領域の境界に相当する部分が全てエッジとして検出さ
れ、検出されたエッジが直線状に途切れることなく分布
することになるが、テストプリント画像の仕上りによっ
ては前記境界に相応する部分が全てエッジとして検出さ
れるとは限らない。このため図6(B)では、検出され
たエッジを破線で示している。
して得られたテストプリント画像からエッジを検出した
場合、図6(A)に示す検定用画像における多数の矩形
領域の境界に相当する部分が全てエッジとして検出さ
れ、検出されたエッジが直線状に途切れることなく分布
することになるが、テストプリント画像の仕上りによっ
ては前記境界に相応する部分が全てエッジとして検出さ
れるとは限らない。このため図6(B)では、検出され
たエッジを破線で示している。
【0037】次のステップ160では、ステップ158
で検出したエッジの分布を、公知のハフ(hough) 変換等
の手法によって直線で近似することにより、テストプリ
ント画像から直線を抽出する。これにより、例として図
6(C)に示すように、検定用画像の矩形領域の境界に
相当するテストプリント画像上の部分が各々直線として
抽出されることになる。なおハフ変換に代えて、エッジ
を追跡して直線を抽出する手法等を適用してもよい。
で検出したエッジの分布を、公知のハフ(hough) 変換等
の手法によって直線で近似することにより、テストプリ
ント画像から直線を抽出する。これにより、例として図
6(C)に示すように、検定用画像の矩形領域の境界に
相当するテストプリント画像上の部分が各々直線として
抽出されることになる。なおハフ変換に代えて、エッジ
を追跡して直線を抽出する手法等を適用してもよい。
【0038】ステップ162では、ステップ160で抽
出した複数本の直線の交点(図6(D)参照)の座標
(実測値)を各々演算する。この交点は、検定用画像に
おける矩形領域の角部に相当する点であり、以下ではこ
の点を特徴点(所謂コントロールポイントに相当)と称
する。
出した複数本の直線の交点(図6(D)参照)の座標
(実測値)を各々演算する。この交点は、検定用画像に
おける矩形領域の角部に相当する点であり、以下ではこ
の点を特徴点(所謂コントロールポイントに相当)と称
する。
【0039】ステップ164では検定用画像データに基
づき、検定用画像をテストプリント画像と同一の大きさ
に拡大(又は縮小)したときの、該拡大画像上での矩形
領域の角部の座標(特徴点の座標の基準値)を演算す
る。先のステップ162で演算したテストプリント画像
上での特徴点の座標(実測値)は、テストプリント画像
に幾何学的歪みが生じていなければ、ステップ164で
求めた基準値に一致するが、実際にはテストプリント画
像に幾何学的歪みが生じているので、図7(A)及び図
7(B)にも示すように基準値とは一致しない。このた
め、次のステップ166では、テストプリント画像上で
の特徴点の座標(実測値)と、ステップ164で演算し
た特徴点の座標の基準値とを比較し、テストプリント画
像の幾何学的歪みを演算する。
づき、検定用画像をテストプリント画像と同一の大きさ
に拡大(又は縮小)したときの、該拡大画像上での矩形
領域の角部の座標(特徴点の座標の基準値)を演算す
る。先のステップ162で演算したテストプリント画像
上での特徴点の座標(実測値)は、テストプリント画像
に幾何学的歪みが生じていなければ、ステップ164で
求めた基準値に一致するが、実際にはテストプリント画
像に幾何学的歪みが生じているので、図7(A)及び図
7(B)にも示すように基準値とは一致しない。このた
め、次のステップ166では、テストプリント画像上で
の特徴点の座標(実測値)と、ステップ164で演算し
た特徴点の座標の基準値とを比較し、テストプリント画
像の幾何学的歪みを演算する。
【0040】テストプリント画像の幾何学的歪みは、例
として以下のようにして演算することができる。すなわ
ち、原画像の任意の特徴点Pの座標の基準値を(x,
y)とすると、幾何学的歪みを含んだテストプリント画
像上で前記特徴点Pに対応する特徴点P’の座標
(x’,y’)は以下の(1)式で表される。
として以下のようにして演算することができる。すなわ
ち、原画像の任意の特徴点Pの座標の基準値を(x,
y)とすると、幾何学的歪みを含んだテストプリント画
像上で前記特徴点Pに対応する特徴点P’の座標
(x’,y’)は以下の(1)式で表される。
【0041】 x’=h0 (x,y) y’=h1 (x,y) …(1) また、h0 、h1 を線形と仮定すると、座標(x’,
y’)は以下の(2)式で表される。
y’)は以下の(2)式で表される。
【0042】 x’=a1 x+b1 y+c1 y’=a2 x+b2 y+c2 …(2) 係数ai 、bi 、ci (i=1,2)はテストプリント
画像の幾何学的歪みを表す係数である。この係数ai 、
bi 、ci は、特徴点の数をNとした場合、次の(3)
式で表される誤差Dが最小になるようにして求めること
ができる。
画像の幾何学的歪みを表す係数である。この係数ai 、
bi 、ci は、特徴点の数をNとした場合、次の(3)
式で表される誤差Dが最小になるようにして求めること
ができる。
【0043】
【数1】
【0044】上記により、テストプリント画像の幾何学
的歪みが自動的に算出されることになる。なお、画像を
複数の領域に分割し、各領域に属する特徴点毎に(3)
式を適用して幾何学的歪みを表す係数を演算してもよい
し、h(x,y)として、より高次の近似式Σaijxi
yi を用いてもよい。上述したステップ158〜166
は、本発明の歪み検出手段に対応している。
的歪みが自動的に算出されることになる。なお、画像を
複数の領域に分割し、各領域に属する特徴点毎に(3)
式を適用して幾何学的歪みを表す係数を演算してもよい
し、h(x,y)として、より高次の近似式Σaijxi
yi を用いてもよい。上述したステップ158〜166
は、本発明の歪み検出手段に対応している。
【0045】上記のようにしてテストプリント画像の幾
何学的歪みを演算すると、次のステップ168では、記
録画像の幾何学的歪みを補正するための補正テーブルを
作成する。すなわち、前出の(2)式は、原画像上の任
意の点Pの座標(x,y)からテストプリント画像上で
前記点Pに対応する点P’の座標(x’,y’)を求め
る(テストプリント画像に幾何学的歪みが生じていなけ
れば(x’,y’)=(x,y)となる)演算式である
が、この演算式を、テストプリント画像上の任意の点
P’の座標(x’,y’)から、原画像上で前記点P’
に対応する点Pの座標(x,y)を求める演算式に変形
すると共に、この演算式の座標値x’、y’として、検
定用画像をテストプリント画像と同一の大きさに拡大
(又は縮小)した画像の各画素の座標値(xj ,yj )
を代入して新たな座標値(xj0,yj0)を求める。
何学的歪みを演算すると、次のステップ168では、記
録画像の幾何学的歪みを補正するための補正テーブルを
作成する。すなわち、前出の(2)式は、原画像上の任
意の点Pの座標(x,y)からテストプリント画像上で
前記点Pに対応する点P’の座標(x’,y’)を求め
る(テストプリント画像に幾何学的歪みが生じていなけ
れば(x’,y’)=(x,y)となる)演算式である
が、この演算式を、テストプリント画像上の任意の点
P’の座標(x’,y’)から、原画像上で前記点P’
に対応する点Pの座標(x,y)を求める演算式に変形
すると共に、この演算式の座標値x’、y’として、検
定用画像をテストプリント画像と同一の大きさに拡大
(又は縮小)した画像の各画素の座標値(xj ,yj )
を代入して新たな座標値(xj0,yj0)を求める。
【0046】上記のようにして求めた座標値(xj0,y
j0)は、テストプリント画像上で座標値(xj ,yj )
の位置に位置する画素の、原画像(検定用画像)上での
座標値に対応している。従って、テストプリント画像上
で座標値(xj ,yj )に位置すべき画素が、検定用画
像上で座標値(xj0,yj0)の位置に位置するように検
定用画像データを座標変換(すなわち、検出した幾何学
的歪みの方向と逆の方向に検定用画像が歪むように検定
用画像データを補正)すれば、幾何学的歪みのないテス
トプリント画像が得られることになる。
j0)は、テストプリント画像上で座標値(xj ,yj )
の位置に位置する画素の、原画像(検定用画像)上での
座標値に対応している。従って、テストプリント画像上
で座標値(xj ,yj )に位置すべき画素が、検定用画
像上で座標値(xj0,yj0)の位置に位置するように検
定用画像データを座標変換(すなわち、検出した幾何学
的歪みの方向と逆の方向に検定用画像が歪むように検定
用画像データを補正)すれば、幾何学的歪みのないテス
トプリント画像が得られることになる。
【0047】しかし、例として図8にも示すように、検
定用画像データに対して座標変換を行ったとすると、座
標変換後の検定用画像データが表す画素位置(格子点)
は、座標変換前の検定用画像データが表す画素位置(格
子点)とは一致しない場合が殆どである。このため検定
用画像データの各画素の濃度値d(x,y)を、座標変
換した場合に演算対象の画素の周囲に存在する4個の画
素の濃度値d(m,n)、d(m+1,n)、d(m,
n+1)、d(m+1,n+1)に基づき、以下の
(4)式に従って補間により演算する。
定用画像データに対して座標変換を行ったとすると、座
標変換後の検定用画像データが表す画素位置(格子点)
は、座標変換前の検定用画像データが表す画素位置(格
子点)とは一致しない場合が殆どである。このため検定
用画像データの各画素の濃度値d(x,y)を、座標変
換した場合に演算対象の画素の周囲に存在する4個の画
素の濃度値d(m,n)、d(m+1,n)、d(m,
n+1)、d(m+1,n+1)に基づき、以下の
(4)式に従って補間により演算する。
【0048】 d(x,y) =d(m,n)(1−α)(1−β)+d(m+1,n) α(1−β) +d(m,n+1)(1−α)β+d(m+1,n+1) αβ …(4) なお、α及びβは、各画素位置における検定用画像デー
タが表す格子点の位置と、座標変換した検定用画像デー
タが表す格子点の位置との偏差を表している。上記
(4)式に従って検定用画像データの各画素の濃度値を
各々変換することは、実質的に、検出した幾何学的歪み
の方向と逆の方向に検定用画像が歪むように検定用画像
データを補正することに相当し、各画素の濃度値を各々
変換した検定用画像データを用いて画像を記録すれば、
座標変換を行った検定用画像データを用いて画像を記録
した場合に等しい画像が得られる。
タが表す格子点の位置と、座標変換した検定用画像デー
タが表す格子点の位置との偏差を表している。上記
(4)式に従って検定用画像データの各画素の濃度値を
各々変換することは、実質的に、検出した幾何学的歪み
の方向と逆の方向に検定用画像が歪むように検定用画像
データを補正することに相当し、各画素の濃度値を各々
変換した検定用画像データを用いて画像を記録すれば、
座標変換を行った検定用画像データを用いて画像を記録
した場合に等しい画像が得られる。
【0049】ステップ168では、補正テーブルとし
て、画像データの各画素毎の濃度値を(4)式に従って
変換するためのデータ、すなわち(4)式による濃度値
変換において濃度値を参照すべき画素のアドレスを表す
データm、n、及び定数α、βを、画像データの各画素
毎に記憶したテーブルを作成する。このステップ168
は、本発明の補正量設定手段に対応している。
て、画像データの各画素毎の濃度値を(4)式に従って
変換するためのデータ、すなわち(4)式による濃度値
変換において濃度値を参照すべき画素のアドレスを表す
データm、n、及び定数α、βを、画像データの各画素
毎に記憶したテーブルを作成する。このステップ168
は、本発明の補正量設定手段に対応している。
【0050】そして次のステップ170では、作成した
補正テーブルを副露光部54に転送し、補正量演算処理
を終了する。副露光部54に転送された補正テーブル
は、副露光部54のメモリ等に記憶される。
補正テーブルを副露光部54に転送し、補正量演算処理
を終了する。副露光部54に転送された補正テーブル
は、副露光部54のメモリ等に記憶される。
【0051】次に、副露光部54で行われる露光処理の
説明に先立ち、主露光部52で行われる通常プリントの
画像の露光処理について説明する。焼付けすべき画像が
記録されたネガフィルム16がネガキャリア18にセッ
トされると、主露光部52では、以下のようにしてネガ
フィルム16の画像を印画紙22に露光する。
説明に先立ち、主露光部52で行われる通常プリントの
画像の露光処理について説明する。焼付けすべき画像が
記録されたネガフィルム16がネガキャリア18にセッ
トされると、主露光部52では、以下のようにしてネガ
フィルム16の画像を印画紙22に露光する。
【0052】すなわち、光源56から射出されてネガフ
ィルム16を透過し、更にハーフミラー70で反射され
た光がCCDイメージスキャナ78、80に入射される
と、CCDイメージスキャナ78、80は入射された光
をR、G、Bの各成分色光に分解して測光し、測光結果
を表す測光データを各々出力する。ネガ濃度測定部82
はCCDイメージスキャナ78から入力された測光デー
タに基づいて、ネガフィルム16に記録されている画像
濃度(例えばLATD:積算透過濃度)をR、G、Bの
各色毎に求め、主制御部84に出力する。
ィルム16を透過し、更にハーフミラー70で反射され
た光がCCDイメージスキャナ78、80に入射される
と、CCDイメージスキャナ78、80は入射された光
をR、G、Bの各成分色光に分解して測光し、測光結果
を表す測光データを各々出力する。ネガ濃度測定部82
はCCDイメージスキャナ78から入力された測光デー
タに基づいて、ネガフィルム16に記録されている画像
濃度(例えばLATD:積算透過濃度)をR、G、Bの
各色毎に求め、主制御部84に出力する。
【0053】主制御部84はネガ濃度測定部82からネ
ガフィルム16のR、G、B毎の画像濃度を表す濃度デ
ータが入力されると、予め条件設定作業により設定され
記憶されている標準露光量を、前記入力された濃度デー
タが表す画像の画面透過濃度及びR、G、Bの色バラン
スに応じて修正することにより、ネガフィルム16の画
像を印画紙22に焼付けるための露光量を求め、求めた
露光量を画像信号処理部86へ出力する。
ガフィルム16のR、G、B毎の画像濃度を表す濃度デ
ータが入力されると、予め条件設定作業により設定され
記憶されている標準露光量を、前記入力された濃度デー
タが表す画像の画面透過濃度及びR、G、Bの色バラン
スに応じて修正することにより、ネガフィルム16の画
像を印画紙22に焼付けるための露光量を求め、求めた
露光量を画像信号処理部86へ出力する。
【0054】画像信号処理部86は、CCDイメージス
キャナ80から入力された測光データをネガフィルム1
6の画像の各画素のR、G、B毎の透過濃度を表すネガ
濃度データに変換し、このネガ画像データを主制御部8
4から入力された露光量に従って補正し、更に補正した
ネガ画像データをネガ−ポジ変換する。上記のようにし
て得られた画像データは、ネガフィルム16の画像を前
記入力された露光量で印画紙22に露光し、この印画紙
22をペーパプロセッサ部36で処理することにより得
られる写真プリント画像(通常プリント画像)を推定
(シミュレーション)した結果に相当し、前記画像デー
タ(以下、シミュレーション画像データと称する)が表
すシミュレーション画像をディスプレイ88に表示す
る。
キャナ80から入力された測光データをネガフィルム1
6の画像の各画素のR、G、B毎の透過濃度を表すネガ
濃度データに変換し、このネガ画像データを主制御部8
4から入力された露光量に従って補正し、更に補正した
ネガ画像データをネガ−ポジ変換する。上記のようにし
て得られた画像データは、ネガフィルム16の画像を前
記入力された露光量で印画紙22に露光し、この印画紙
22をペーパプロセッサ部36で処理することにより得
られる写真プリント画像(通常プリント画像)を推定
(シミュレーション)した結果に相当し、前記画像デー
タ(以下、シミュレーション画像データと称する)が表
すシミュレーション画像をディスプレイ88に表示す
る。
【0055】ディスプレイ88にシミュレーション画像
が表示されると、オペレータは表示されたシミュレーシ
ョン画像を検定し、シミュレーション画像が適正であれ
ば検定合格を表す情報を、適正でなければ露光量の修正
を指示する情報を、キーボード89を介して入力する。
露光量の修正を指示する情報が入力されると、主制御部
84は入力された情報に従って露光量を修正し、修正し
た露光量を再度画像信号処理部86へ出力する。これに
より、修正した露光量に対応するシミュレーション画像
がディスプレイ88に表示される。
が表示されると、オペレータは表示されたシミュレーシ
ョン画像を検定し、シミュレーション画像が適正であれ
ば検定合格を表す情報を、適正でなければ露光量の修正
を指示する情報を、キーボード89を介して入力する。
露光量の修正を指示する情報が入力されると、主制御部
84は入力された情報に従って露光量を修正し、修正し
た露光量を再度画像信号処理部86へ出力する。これに
より、修正した露光量に対応するシミュレーション画像
がディスプレイ88に表示される。
【0056】検定合格を表す情報が入力されると、主制
御部84は画像信号処理部86に出力した最新の露光量
に基づいて、シャッタ64の作動を制御すると共にCC
フィルタ制御部68を介して各CCフィルタ58の位置
を制御し、ネガフィルム16の画像を印画紙22に焼付
ける。また、画像信号処理部86は、前述のようにネガ
画像データを上記焼付けに用いた露光量に従って補正
し、ネガ−ポジ変換することによって得られたR、G、
B毎のシミュレーション画像データを画像メモリ90に
記憶する。従って、画像メモリ90には、ネガフィルム
16の画像が印画紙22に焼付けされる毎に、対応する
シミュレーション画像データが画像メモリ90に記憶さ
れることになる。
御部84は画像信号処理部86に出力した最新の露光量
に基づいて、シャッタ64の作動を制御すると共にCC
フィルタ制御部68を介して各CCフィルタ58の位置
を制御し、ネガフィルム16の画像を印画紙22に焼付
ける。また、画像信号処理部86は、前述のようにネガ
画像データを上記焼付けに用いた露光量に従って補正
し、ネガ−ポジ変換することによって得られたR、G、
B毎のシミュレーション画像データを画像メモリ90に
記憶する。従って、画像メモリ90には、ネガフィルム
16の画像が印画紙22に焼付けされる毎に、対応する
シミュレーション画像データが画像メモリ90に記憶さ
れることになる。
【0057】上記のようにして、主露光部52が、ネガ
キャリア18にセットされた1本のネガフィルム16に
記録されている全てのネガ画像を印画紙22に露光する
と、次に副露光部54の副制御部102において、印画
紙22へのインデックスプリント画像の露光処理が行わ
れる。このインデックスプリント画像露光処理につい
て、図5のフローチャートを参照して説明する。
キャリア18にセットされた1本のネガフィルム16に
記録されている全てのネガ画像を印画紙22に露光する
と、次に副露光部54の副制御部102において、印画
紙22へのインデックスプリント画像の露光処理が行わ
れる。このインデックスプリント画像露光処理につい
て、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0058】ステップ230では主露光部52から転送
されてメモリ等に記憶している補正テーブルの取込みを
行う。次のステップ232では、画像メモリ90に記憶
されている所定コマ数(例えば5コマ)の画像のR、
G、Bのシミュレーション画像データを取り込む。ステ
ップ234では取り込んだ所定コマ数分のシミュレーシ
ョン画像データに基づいて、前記所定コマ数分の画像を
各々縮小して一列に並べた画像(インデックスプリント
画像の一部)を表すインデックスプリント画像データを
R、G、B各色毎に生成する。
されてメモリ等に記憶している補正テーブルの取込みを
行う。次のステップ232では、画像メモリ90に記憶
されている所定コマ数(例えば5コマ)の画像のR、
G、Bのシミュレーション画像データを取り込む。ステ
ップ234では取り込んだ所定コマ数分のシミュレーシ
ョン画像データに基づいて、前記所定コマ数分の画像を
各々縮小して一列に並べた画像(インデックスプリント
画像の一部)を表すインデックスプリント画像データを
R、G、B各色毎に生成する。
【0059】ステップ236では、ステップ234で生
成したR、G、B各色のインデックスプリント画像デー
タのうち、所定色(例えばR)のインデックスプリント
画像データについて、各画素毎に、ステップ230で取
り込んだ補正テーブルに記憶されているデータm、n、
α、βを用い、先の(4)式に従って濃度値の補正(変
換)を行う。なお、先の補正テーブルの作成において、
各画素毎に幾何学的歪みによる歪み量が所定値以下か否
か判定し、判定結果をフラグ等の形態で記憶しておき、
歪み量が所定値以下と判定された画素については、ステ
ップ236で濃度値の補正を行わないようにすれば、ス
テップ236の処理時間を短縮できる。
成したR、G、B各色のインデックスプリント画像デー
タのうち、所定色(例えばR)のインデックスプリント
画像データについて、各画素毎に、ステップ230で取
り込んだ補正テーブルに記憶されているデータm、n、
α、βを用い、先の(4)式に従って濃度値の補正(変
換)を行う。なお、先の補正テーブルの作成において、
各画素毎に幾何学的歪みによる歪み量が所定値以下か否
か判定し、判定結果をフラグ等の形態で記憶しておき、
歪み量が所定値以下と判定された画素については、ステ
ップ236で濃度値の補正を行わないようにすれば、ス
テップ236の処理時間を短縮できる。
【0060】次のステップ238以降では、濃度値の補
正を行った所定色のインデックスプリント画像データを
用いて、先に説明した検定用画像露光処理のステップ2
02〜210と同様にしてインデックスプリント画像の
露光を行う。すなわち、ステップ238では、濃度値の
補正を行った所定色のインデックスプリント画像データ
をLCDドライバ100へ出力する。このステップ23
8は、先のステップ236と共に本発明の補正手段に対
応している。
正を行った所定色のインデックスプリント画像データを
用いて、先に説明した検定用画像露光処理のステップ2
02〜210と同様にしてインデックスプリント画像の
露光を行う。すなわち、ステップ238では、濃度値の
補正を行った所定色のインデックスプリント画像データ
をLCDドライバ100へ出力する。このステップ23
8は、先のステップ236と共に本発明の補正手段に対
応している。
【0061】これによりLCDドライバ100では、入
力された所定色のインデックスプリント画像データが表
す画像(モノクロ画像)を、前記所定コマ数の画像の配
列方向が印画紙22の幅方向に沿うように液晶パネル9
4に表示する。ステップ240では所定色の露光時間t
i を取り込み、次のステップ242では液晶パネル94
に表示している画像に対応する所定色の光を射出するL
ED92(例えばLED92R)を点灯させる。これに
より、LED92から射出された所定色の光が液晶パネ
ル94に照射され、液晶パネル94を透過した所定色の
光が印画紙22に照射される。
力された所定色のインデックスプリント画像データが表
す画像(モノクロ画像)を、前記所定コマ数の画像の配
列方向が印画紙22の幅方向に沿うように液晶パネル9
4に表示する。ステップ240では所定色の露光時間t
i を取り込み、次のステップ242では液晶パネル94
に表示している画像に対応する所定色の光を射出するL
ED92(例えばLED92R)を点灯させる。これに
より、LED92から射出された所定色の光が液晶パネ
ル94に照射され、液晶パネル94を透過した所定色の
光が印画紙22に照射される。
【0062】ステップ244では所定色のLED92の
点灯を開始してから露光時間ti が経過したか否か判定
し、判定が肯定される迄待機する。判定が肯定されると
ステップ246で所定色のLED92を消灯する。これ
により、印画紙22への所定色のインデックスプリント
画像の露光が完了する。
点灯を開始してから露光時間ti が経過したか否か判定
し、判定が肯定される迄待機する。判定が肯定されると
ステップ246で所定色のLED92を消灯する。これ
により、印画紙22への所定色のインデックスプリント
画像の露光が完了する。
【0063】ステップ248ではR、G、B各色に対し
てステップ236〜246の処理を行ったか否か判定す
る。判定が否定された場合にはステップ236へ戻り、
先のステップ234でR、G、B各色毎に生成されたイ
ンデックスプリント画像データのうち未処理の色(例え
ばG、B)のインデックスプリント画像データを用いて
上記処理を繰り返す。これにより、先のステップ232
で画像データを取り込んだ所定コマ数の画像から成るイ
ンデックスプリント画像がR、G、B毎に順に露光され
る。
てステップ236〜246の処理を行ったか否か判定す
る。判定が否定された場合にはステップ236へ戻り、
先のステップ234でR、G、B各色毎に生成されたイ
ンデックスプリント画像データのうち未処理の色(例え
ばG、B)のインデックスプリント画像データを用いて
上記処理を繰り返す。これにより、先のステップ232
で画像データを取り込んだ所定コマ数の画像から成るイ
ンデックスプリント画像がR、G、B毎に順に露光され
る。
【0064】ステップ248の判定が肯定されると、ス
テップ250でインデックス画像の露光が終了したか否
か判定する。判定が否定された場合には、ステップ25
2で印画紙22を所定量搬送した後にステップ232へ
戻り、上述の処理を繰り返す。そして1本のネガフィル
ム16の全ての画像に対しインデックスプリント画像の
露光が完了するとステップ168の判定が肯定されて処
理を終了する。上記処理によりインデックスプリント画
像が露光された印画紙22がペーパプロセッサ部36で
処理されることにより、一例として図9に示すようなイ
ンデックスプリント120が完成する。
テップ250でインデックス画像の露光が終了したか否
か判定する。判定が否定された場合には、ステップ25
2で印画紙22を所定量搬送した後にステップ232へ
戻り、上述の処理を繰り返す。そして1本のネガフィル
ム16の全ての画像に対しインデックスプリント画像の
露光が完了するとステップ168の判定が肯定されて処
理を終了する。上記処理によりインデックスプリント画
像が露光された印画紙22がペーパプロセッサ部36で
処理されることにより、一例として図9に示すようなイ
ンデックスプリント120が完成する。
【0065】上記では、記録画像の幾何学的歪みを解消
するための光学系の調整等は行っていないので、主露光
部52によって画像メモリ90に記憶されたシミュレー
ション画像データから求めたインデックスプリント画像
データをそのまま用いてインデックスプリント画像の露
光を行ったとすると、インデックスプリント120上で
幾何学的歪みが視認されることになるが、本実施形態で
は、補正テーブルによって各画素毎に濃度値を補正した
インデックスプリント画像データを用いて露光を行って
いるので、インデックスプリント120上で幾何学的歪
みが視認されることはない。
するための光学系の調整等は行っていないので、主露光
部52によって画像メモリ90に記憶されたシミュレー
ション画像データから求めたインデックスプリント画像
データをそのまま用いてインデックスプリント画像の露
光を行ったとすると、インデックスプリント120上で
幾何学的歪みが視認されることになるが、本実施形態で
は、補正テーブルによって各画素毎に濃度値を補正した
インデックスプリント画像データを用いて露光を行って
いるので、インデックスプリント120上で幾何学的歪
みが視認されることはない。
【0066】なお、上記では検定用画像の露光を1回の
み行っていたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えばテストプリント画像の各部分における幾何学
的歪みが所定値以下になる迄、検定用画像の露光、テス
トプリント画像の幾何学的歪みの検出、補正テーブルの
作成又は修正を繰り返すようにしてもよい。
み行っていたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えばテストプリント画像の各部分における幾何学
的歪みが所定値以下になる迄、検定用画像の露光、テス
トプリント画像の幾何学的歪みの検出、補正テーブルの
作成又は修正を繰り返すようにしてもよい。
【0067】また、上記では補正テーブルを1種類のみ
作成していたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば本発明に係る画像記録装置が、画像を拡大/
縮小して記録する機能を有している場合には、画像の拡
大/縮小倍率をNステップに分類し、各ステップ毎に補
正テーブルを作成・記憶するようにしてもよい。
作成していたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば本発明に係る画像記録装置が、画像を拡大/
縮小して記録する機能を有している場合には、画像の拡
大/縮小倍率をNステップに分類し、各ステップ毎に補
正テーブルを作成・記憶するようにしてもよい。
【0068】更に、上記ではR、G、Bの各成分色毎の
画像データに対し、同一の補正テーブルによって補正を
行っていたが、本発明はこれに限定されるものでもな
く、各成分色毎にテストプリント画像を作成し、各成分
色毎に補正テーブルを作成・記憶するようにしてもよ
い。
画像データに対し、同一の補正テーブルによって補正を
行っていたが、本発明はこれに限定されるものでもな
く、各成分色毎にテストプリント画像を作成し、各成分
色毎に補正テーブルを作成・記憶するようにしてもよ
い。
【0069】また、上記では、メモリに予め記憶されて
いる検定用画像データを取り込んで露光する場合を説明
したが、これに限定されるものではなく、ネガフィルム
に記録された検定用ネガ画像を主露光部52の露光位置
にセットし、該検定用ネガ画像をCCDイメージスキャ
ナ80によって撮像して得られたデータを、検定用画像
データとして用いてもよい。これにより、補正量演算処
理で演算される補正量が、液晶パネル94を含む露光系
によって生ずる記録画像の幾何学的歪みに加えて、CC
Dイメージスキャナ80を含む撮像系によって生ずる記
録画像の幾何学的歪みを併せて補正する補正量となるの
で好ましい。
いる検定用画像データを取り込んで露光する場合を説明
したが、これに限定されるものではなく、ネガフィルム
に記録された検定用ネガ画像を主露光部52の露光位置
にセットし、該検定用ネガ画像をCCDイメージスキャ
ナ80によって撮像して得られたデータを、検定用画像
データとして用いてもよい。これにより、補正量演算処
理で演算される補正量が、液晶パネル94を含む露光系
によって生ずる記録画像の幾何学的歪みに加えて、CC
Dイメージスキャナ80を含む撮像系によって生ずる記
録画像の幾何学的歪みを併せて補正する補正量となるの
で好ましい。
【0070】また、上記では、テストプリント画像から
検出した幾何学的歪みを、補正テーブルの作成にのみ用
いていたが、これに限定されるものではなく、テストプ
リント画像から検出した各特徴点における幾何学的歪み
の検出結果を、一例として図7(C)に示すように、デ
ィスプレイ88等の表示手段に視認可能に表示するよう
にしてもよい。図7(C)の例では、各特徴点における
歪みベクトルの方向を矢印で、歪み量を数値及び矢印の
長さで表している。
検出した幾何学的歪みを、補正テーブルの作成にのみ用
いていたが、これに限定されるものではなく、テストプ
リント画像から検出した各特徴点における幾何学的歪み
の検出結果を、一例として図7(C)に示すように、デ
ィスプレイ88等の表示手段に視認可能に表示するよう
にしてもよい。図7(C)の例では、各特徴点における
歪みベクトルの方向を矢印で、歪み量を数値及び矢印の
長さで表している。
【0071】このように幾何学的歪みの検出結果を表示
した場合、例えば副露光部54の露光位置において、印
画紙22への露光光の光軸に直交する方向に沿って印画
紙22の位置と液晶パネル94の位置とがずれていた
り、或いはCCDイメージスキャナ46による撮像位置
において印画紙22の位置とCCDイメージスキャナ4
6の位置とがずれていた場合に、表示手段に表示された
幾何学的歪みの検出結果より、テストプリント画像上の
各特徴点が略一定の方向に歪んでおり、かつ歪み量に一
定の規則性があることが視覚的に容易に判断できるの
で、上記の位置のずれを容易に認識することができる。
また、前述のようにネガ画像をCCDイメージスキャナ
80等によって撮像して得られたデータを検定用画像デ
ータとして用いた場合には、ネガ画像を透過した光の光
軸に直交する方向に沿って撮像系とネガ画像との位置が
ずれていた場合にも、これを容易に認識することができ
る。
した場合、例えば副露光部54の露光位置において、印
画紙22への露光光の光軸に直交する方向に沿って印画
紙22の位置と液晶パネル94の位置とがずれていた
り、或いはCCDイメージスキャナ46による撮像位置
において印画紙22の位置とCCDイメージスキャナ4
6の位置とがずれていた場合に、表示手段に表示された
幾何学的歪みの検出結果より、テストプリント画像上の
各特徴点が略一定の方向に歪んでおり、かつ歪み量に一
定の規則性があることが視覚的に容易に判断できるの
で、上記の位置のずれを容易に認識することができる。
また、前述のようにネガ画像をCCDイメージスキャナ
80等によって撮像して得られたデータを検定用画像デ
ータとして用いた場合には、ネガ画像を透過した光の光
軸に直交する方向に沿って撮像系とネガ画像との位置が
ずれていた場合にも、これを容易に認識することができ
る。
【0072】また、テストプリント画像上の各特徴点の
歪みベクトルの方向及び歪み量を比較して、上述した位
置のずれ等を自動的に判定し(例えば各特徴点の歪みベ
クトルの規則性を調べ、各特徴点の歪みベクトルの方向
に同一性があり、かつ各特徴点における歪み量に規則性
がある(例えばテストプリント画像の一端側から他端側
に亘って歪み量が単調増加している)等の場合に位置ず
れ有りと判断する)、判定結果を表示手段に表示するよ
うにしてもよい。また、位置ずれが生じている箇所を特
定できる場合には、位置ずれによる影響が解消又は小さ
くなるように、位置ずれが生じている箇所に対応する光
学系の姿勢制御機構を介し、前記光学系の光学部品の姿
勢を調整するようにしてもよい。
歪みベクトルの方向及び歪み量を比較して、上述した位
置のずれ等を自動的に判定し(例えば各特徴点の歪みベ
クトルの規則性を調べ、各特徴点の歪みベクトルの方向
に同一性があり、かつ各特徴点における歪み量に規則性
がある(例えばテストプリント画像の一端側から他端側
に亘って歪み量が単調増加している)等の場合に位置ず
れ有りと判断する)、判定結果を表示手段に表示するよ
うにしてもよい。また、位置ずれが生じている箇所を特
定できる場合には、位置ずれによる影響が解消又は小さ
くなるように、位置ずれが生じている箇所に対応する光
学系の姿勢制御機構を介し、前記光学系の光学部品の姿
勢を調整するようにしてもよい。
【0073】更に、上記では主制御部52で補正テーブ
ルを作成し、副制御部54で該補正テーブルに基づいて
画像データに対する補正を行っていたが、これに限定さ
れるものではなく、単一の制御部で補正テーブルの作成
及び画像データの補正を行うようにしてもよい。
ルを作成し、副制御部54で該補正テーブルに基づいて
画像データに対する補正を行っていたが、これに限定さ
れるものではなく、単一の制御部で補正テーブルの作成
及び画像データの補正を行うようにしてもよい。
【0074】また、上記では本発明に係る画像記録装置
として、表示手段としての液晶パネル94に画像を表示
し、液晶パネル94を透過した光を印画紙22に照射す
ることによって画像の記録を行う画像記録装置を例に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば表示手段としてCRTを用い、CRTに表示された
画像をCRTから射出される光により直接、又は空間光
変調素子等を介して記録材料に照射して画像を記録する
画像記録装置や、記録すべき画像に応じて変調した光ビ
ームを記録材料上で走査させて画像を記録する画像記録
装置等に適用可能であることは言うまでもない。また記
録材料としても、印画紙等の感光材料以外に、普通紙や
OHPシート等を適用することも可能である。
として、表示手段としての液晶パネル94に画像を表示
し、液晶パネル94を透過した光を印画紙22に照射す
ることによって画像の記録を行う画像記録装置を例に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば表示手段としてCRTを用い、CRTに表示された
画像をCRTから射出される光により直接、又は空間光
変調素子等を介して記録材料に照射して画像を記録する
画像記録装置や、記録すべき画像に応じて変調した光ビ
ームを記録材料上で走査させて画像を記録する画像記録
装置等に適用可能であることは言うまでもない。また記
録材料としても、印画紙等の感光材料以外に、普通紙や
OHPシート等を適用することも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、記録材料に記録された検定用画像を撮像し、検定用
画像の撮像結果に基づき、記録材料に記録された検定用
画像の幾何学的歪みを検出し、幾何学的歪みが解消され
るように画像データを補正するための補正量を設定する
ので、記録画像の幾何学的歪みの検定の省力化を実現で
きると共に、記録画像の幾何学的歪みを解消することが
できる、という優れた効果を有する。
は、記録材料に記録された検定用画像を撮像し、検定用
画像の撮像結果に基づき、記録材料に記録された検定用
画像の幾何学的歪みを検出し、幾何学的歪みが解消され
るように画像データを補正するための補正量を設定する
ので、記録画像の幾何学的歪みの検定の省力化を実現で
きると共に、記録画像の幾何学的歪みを解消することが
できる、という優れた効果を有する。
【0076】請求項2記載の発明は、検定用画像とし
て、第1の方向に沿って階調値が所定値以上変化してい
る部分と、第1の方向に交差する第2の方向に沿って階
調値が所定値以上変化している部分と、を備えた画像部
が画像中の各箇所に各々存在している画像を用いるの
で、上記効果に加え、記録材料に記録された検定用画像
の幾何学的歪みの検出が容易になる、という効果を有す
る。
て、第1の方向に沿って階調値が所定値以上変化してい
る部分と、第1の方向に交差する第2の方向に沿って階
調値が所定値以上変化している部分と、を備えた画像部
が画像中の各箇所に各々存在している画像を用いるの
で、上記効果に加え、記録材料に記録された検定用画像
の幾何学的歪みの検出が容易になる、という効果を有す
る。
【0077】請求項3記載の発明は、検定用画像を表す
画像データを記憶する記憶手段を設けたので、上記効果
に加え、記録材料に検定用画像を記録する際に、検定用
画像を表す画像データを極めて容易に入手することがで
きる、という効果を有する。
画像データを記憶する記憶手段を設けたので、上記効果
に加え、記録材料に検定用画像を記録する際に、検定用
画像を表す画像データを極めて容易に入手することがで
きる、という効果を有する。
【図1】本実施形態に係るプリンタプロセッサの概略構
成図である。
成図である。
【図2】プリンタプロセッサの主露光部及び副露光部の
概略構成を示すブロック図である。
概略構成を示すブロック図である。
【図3】主露光部で実行される補正量演算処理を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】副露光部で実行される検定用画像露光処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】副露光部で実行されるインデックス画像露光処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
【図6】(A)は検定用画像を示す平面図、(B)はテ
ストプリント画像に対するエッジ検出結果、(C)は直
線抽出結果、(D)は特徴点抽出結果を各々示す概念図
である。
ストプリント画像に対するエッジ検出結果、(C)は直
線抽出結果、(D)は特徴点抽出結果を各々示す概念図
である。
【図7】(A)は検定用画像上での特徴点の位置を示す
概念図、(B)はテストプリント画像上での特徴点の位
置の一例を示す概念図、(C)はテストプリント画像の
幾何学的歪みの検出結果の表示例を示すイメージ図であ
る。
概念図、(B)はテストプリント画像上での特徴点の位
置の一例を示す概念図、(C)はテストプリント画像の
幾何学的歪みの検出結果の表示例を示すイメージ図であ
る。
【図8】記録画像の幾何学的歪みを解消するために、画
像データの各画素毎の濃度値を変換する処理を説明する
ための概念図である。
像データの各画素毎の濃度値を変換する処理を説明する
ための概念図である。
【図9】インデックスプリントの一例を示す平面図であ
る。
る。
10 プリンタプロセッサ 22 印画紙 46 CCDイメージスキャナ 54 副露光部 84 主制御部 92 LED 94 液晶パネル 102 副制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 入力された画像データに基づいて記録材
料に画像を記録する記録手段と、 前記記録手段によって記録材料に記録された検定用画像
を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段による検定用画像の撮像結果に基づき、記
録材料に記録された検定用画像の幾何学的歪みを検出す
る歪み検出手段と、 前記歪み検出手段によって検出された幾何学的歪みに基
づき、幾何学的歪みを解消するように画像データを補正
するための補正量を設定する補正量設定手段と、 記録材料に記録すべき画像を表す画像データを前記補正
量設定手段によって設定された補正量に基づいて補正す
る補正手段と、 を含む画像記録装置。 - 【請求項2】 前記検定用画像は、第1の方向に沿って
階調値が所定値以上変化している第1の部分と、前記第
1の方向に交差する第2の方向に沿って階調値が所定値
以上変化している第2の部分と、を備えた画像部が画像
中の各箇所に各々存在している画像であることを特徴と
する請求項1記載の画像記録装置。 - 【請求項3】 前記検定用画像を表す画像データを記憶
する記憶手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記
載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31218296A JPH10155091A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31218296A JPH10155091A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10155091A true JPH10155091A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18026213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31218296A Pending JPH10155091A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10155091A (ja) |
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-
1996
- 1996-11-22 JP JP31218296A patent/JPH10155091A/ja active Pending
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