JP3747084B2 - ドラム内容物の流出・飛散防止装置付きミキサー車 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミキシングドラムに流動性の高いドラム内容物を投入して運搬する場合にドラム内容物の流出や飛散を防止できるミキサー車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、汚泥には、廃ベントナイト汚水、リバ−ス工法に伴う廃汚水、含水率が高く粒子の微細な泥状の堀削土などがある。これらの汚泥は、通例、掘削等を行う工事現場等で発生するものである。
従来、これら汚泥の現場からの収集および搬出には、汚泥専用の吸排車、バキュームカーおよびコンテナダンプ車等が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
また、これらの汚泥が発生する工事現場では、生コンクリートの打設も併せて行われるのが通常である。したがって、生コンクリートを工事現場まで運搬するのに、図12及び図13に示すようなミキサー車100が使用されている。
このミキサー車100についても、ミキシングドラム110(以下、ドラムともいう。)内に汚泥のような液状物を運搬可能である点において、前述の吸排車等と共通する。しかし、ミキサー車100は、空のドラム110の状態で往路についていた。
そこで、本発明者は、このミキサー車100の往路を利用して、空のドラム110に汚泥を投入して、汚泥を搬出することに着眼した。
【0004】
しかしながら、ミキサ車100のミキシングドラム110は、生コンクリート運搬排出のための特殊な構造となっている。
図14に示すように、ミキシングドラム110の内部には、ドラム内周面110aに沿ってラセン状のミキシングブレード120、130が2枚形成されている。この2枚のミキシングブレード120、130は、それぞれ同方向にラセンを描きながらドラム内周面110aに沿いつつ、ドラム110の開口140に達している。すなわち、各ブレード末端部120a,130aが開口端縁150に到達されているが、ブレード末端部以外は、開口端縁150よりドラム110の前方側に位置されている。そして、図15に示すように、各ブレードの末端部120a,130aは、それぞれドラム開口140の端縁150上において180°離れた位置に達するようになっている。さらに、ドラム開口140の近傍に位置する各ブレード120、130の内側端縁には、パイプ160の外周面が溶接等により一体化され、開口140中央にパイプ160が保持されるようになっている。
【0005】
図16及び図17に示すように、このようにドラム開口140を形成した結果、開口端縁150に沿ったリング状の周縁部においては、開口端縁150に位置する各ブレード120、130の末端部120a,130aと、開口端縁150よりドラム110の前方側に位置する他方のブレード130、120との間には、隙間が形成されることになる。そして、この隙間は、ドラム内容物の排出口170、180となっている。したがって、この開口140におけるリング状の周縁部は、排出用開口部185となっている。
一方、ドラム開口140の中央では、パイプ160により完全な開口が形成され、この開口は、ドラム110への投入口190となっている。
【0006】
このような排出口170、180によれば、ドラム110の回転方向を調整することにより、ドラム110の回転に伴うブレード120、130の動きによって、汚泥に比して流動性の低い生コンクリート等の内容物を排出することができる。そして、中央に形成された投入口190は、そのままドラム110への投入口として機能するようになっており、図18に示すような投入用ホッパ200が設けられて、投入しやすいようになっている。
しかしながら、これらの排出口170、180及び投入口は、いずれも、開放状態となっている。したがって、生コンクリートのように流動性の低い内容物は、流出することはなくても、汚泥のように流動性の高い内容物を投入して運搬した場合には、この投入口190や排出口170、180から汚泥が飛散・流出するおそれがある。
【0007】
そこで、本発明では、このミキサー車において汚泥を運搬するのに適するように、汚泥の飛散・流出防止装置を設けることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案では、ドラムの投入口や排出口において汚泥の飛散・流出防止装置を設けることに着目し、本発明を完成した。すなわち、請求項1に記載の発明は、車両の後上方に開口する傾胴型のミキシングドラムと、このミキシングドラムの内周面に沿って螺旋状に形成され、それぞれの末端部が前記ドラムの開口端縁において約180°離れて到達される2枚のミキシングブレードとを備え、前記一方のミキシングブレードの末端部と、他方のミキシングブレードとの間に形成される隙間をドラム内容物の排出口とし、前記ドラム開口の中央にホッパを取り付けたパイプを前記ミキシングブレードの内側端縁に一体化して設けることで、前記パイプの開口をドラム内容物の投入口としたミキサー車であって、前記ホッパのうち前記投入口の開口縁部を構成する投入面部に取り付け部材を設け、この取り付け部材に前記投入口を閉じてドラム内容物の流出を防止する遮断部材を脱着可能に設けることを特徴とするミキサー車である。この発明によれば、投入口において、ドラム内容物の流出等が遮断部材により妨げられるため、汚泥のように流動性の低い内容物を投入して運搬しても、投入口から内容物が流出、飛散するおそれがない。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミキサー車であって、
前記ミキシングブレードの末端部には、前記排出口からのドラム内容物の移動を遮断する遮断ブレードを備えたことを特徴とするミキサー車である。
この発明によれば、排出口からの内容物の流出等が、遮断ブレードにより妨げられるため、汚泥のように流動性の低い内容物を投入して運搬しても、排出口から内容物が流出、飛散するおそれがない。
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の遮断部材は、投入口を遮蔽できるものであって、脱着可能であれば、その形態を問わない。例えば、ヒンジ等を用いて開閉可能に設けたり、レール部材による摺動により開閉可能に設けたりする他、単に、取り外し可能に設けたボルト等の固定部材により脱着可能に設けたりしてもよい。遮断部材を脱着可能に設けるのは、生コンクリートや汚泥の投入時には、投入用ホッパのドラム開口部は開放状態である必要があるとともに、生コンクリートの運搬時には、特に、ドラム開口部を開放状態にする必要はないからである。また、遮断ブレードは、ブレードの排出口からのドラム内容物の排出通路においてドラム内容物の移動を制限して、汚泥の飛散を防止できるものであればよい。したがって、その形態を限定するものではない。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、遮蔽部材を投入口に脱着可能に設けることにより、ミキシングドラムに、汚泥のような流動性の高いドラム内容物を投入して運搬する場合にも、確実に投入口からの汚泥の飛散や流出が防止される。
また、本発明によれば、排出口において、ミキシングブレードに遮断ブレードを付加したため、排出口においてドラム内容物の移動を制限でき、汚泥のような流動性の高いドラム内容物を運搬する場合にでも、ドラムの内容物の排出口からの流出、飛散を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施例1)本実施例では、ミキサー車のミキシングドラムの投入口に遮蔽部材を設けた例について説明する。本実施例のミキシングドラムにおいても、従来と同様のドラム後端開口の構造を有している。したがって、従来構造と同一構造における限りは、同一の符号を用いることとする。本実施例のミキシングドラム110の投入口190には、従来と同様、ホッパ10が取り付けられている。このホッパ10は、パイプ160の内側にはめ込み可能な連結部を介して投入口190に一体化されているとともに、パイプ160の回転に連動しないようにミキシングドラム110の後端の上方側のフレームに取り付けられている。ホッパ10は、図1(a)に示すように、投入口の外周で壁面を構成する略逆3角形状の投入面部14と、投入面部14よりも後方に大きく張り出したロート部16とから、略ロート状に形成されており、投入口190の外方を包囲できるようになっている。そして、投入口190の外周で壁面を構成する略逆三角状の投入面部14の中央には、パイプ160の内径に対応する孔が貫設されているとともに、投入口190にはめ込み可能な筒状の連結部18が形成されている。この結果、本実施例においては、ミキシングドラム110の投入口190は、ホッパ10の連結部18を介してホッパ10内の投入口190aとして開口されている。
【0014】
本実施例においては、図1に示すように、投入口190aに脱着可能に遮蔽部材20を設けている。
図2(a)(b)に示すように、遮蔽部材20は、投入口を遮蔽可能な大きさに形成されている。本実施例では、略半円状の板状体に形成されている。また、遮蔽部材20の片面側の中央側には、コの字状の把手22a,22bが上下に2段に取り付けられ、さらに上端側には、左右対照に、脱着部材24が取り付けられている。
この脱着部材24は、図3(a)及び(b)に拡大して示すように、先端に孔部25aを有する掛止部材25と、この掛止部材25を操作するためのレバー26と、さらに、掛止部材25とレバー26とを連結する連結部材27とを備えている。レバー26は、基部26aを介して遮蔽部材20に直接取り付けられており、連結部材27は、レバー26の一部に回動可能に取り付けられており、レバー26の操作により、レバー26に対する角度が変わるようになっている。また、この連結部材27の内側に設けたバネ部材27aを介して掛止部材25が取り付けられている。バネ部材27aが介在されることにより、掛止部材25は、レバー26の操作により連結部材27に対して弾性的に変位可能に形成されている。
【0015】
次に、この遮蔽部材20を投入口に取り付けするための取り付け部材30について説明する。図4には、投入面部14を示す。この図に示すように、投入用ホッパ10の投入面部14における投入口190aの外周側には、投入口190aに対して左右対照に、遮蔽部材20を脱着可能に取り付けするための取り付け部材30が設けられている。投入口190aの下方側には、棒状の第1取り付け部材30aが設けられている。この取り付け部材30aは、投入口を遮蔽する遮蔽部材20の下端側を当接支持し、上下方向の位置決めを行うものである。
【0016】
また、投入口190aのほぼ中央の高さには、遮蔽部材20の左右端を投入口190aに取り付けるための取り付け部材30bが設けられている。本実施例においては、この第2取り付け部材30bは、遮蔽部材20の左右端を摺動可能に、かつ、遮蔽部材20が投入口190aを遮蔽できる程度に投入口190a及びその周囲の投入面部14に近接するようにレール状になっている。
【0017】
さらのこの第2の取り付け部材30bの上方には、第3の取り付け部材30cが設けられている。
この取り付け部材30cは、脱着部材24との係合により、投入口190aに遮蔽部材20を密着させた状態で固定するためのものである。本実施例では、脱着部材24の掛止部材25を掛止可能な突起状に形成されている。
【0018】
また、これらの遮蔽部材20を、投入口190aを遮蔽するのに用いない場合には、図5に示すように、車両後部にある棒状の基部36に、取り付けた収納用フレーム38に収納することができるようになっている。
このフレーム38は、図5に示すように、遮蔽部材20の下端縁及び左右端縁等を支持して収納固定できるレール状のフレーム40a、40bと、補助フレーム41a,41b、さらに遮蔽部材20の脱着部材24を投入口190aに固定するのと同様に固定することができる突起42とが設けられている。
【0019】
次に、本実施例の作用について説明する。
遮蔽部材20を投入口190aに取り付けするには、図1(a)に示すように、第2取り付け部材30bに対して、遮蔽部材20の左右端縁を上方から差し込むようにして、下方に移動させる。この結果、遮蔽部材20の下端縁は、第1の取り付け部材30aに当接され、第1の取り付け部材30aと第2の取り付け部材30bによって遮蔽部材20の高さ位置及び左右位置が決められられる(図1(b)参照)。
そして、図6(a)の脱着部材24の平面図に示すように、この状態において、レバー26を手前に引いて、連結部材27を第3の取り付け部材30c側に変位させ、掛止部材25の掛止部25aを第3の取り付け部材30cに掛止する。さらに、図6(b)に示すように、レバー26を遮蔽部材20側に押すことにより、連結部材27を第3の遮蔽部材20の内側に変位させて、バネ部材27aの作用により、弾性的に掛止部25aを第3の取り付け部材30cに掛止固定する(図7参照)。
この際、連結部材27の内側にあるバネ部材27aが収縮され、掛止部材25が、引っ張られた状態で第3の取り付け部材に固定される。このため、遮蔽部材20が投入口にがたつきなく強固に固定される。
【0020】
このように、従来、常時開放状態であったホッパ内の投入口190aを遮蔽可能に設けたため、生コンクリートに比較して流動性の高い汚泥をミキシングドラム110に投入して運搬したとしても、車両の振動等により、汚泥がホッパ10内及びホッパ10外に飛散・流出することがなく、道路等、ミキサー車100が移動、停車する周囲を汚すことなく、汚泥を運搬することができる。
また、このようにミキサー車100で汚泥を飛散させることなく運搬するようにすることにより、ミキサーの有効利用を図ることができ、汚泥の運搬コストを低減できる。
さらに、ミキシングドラム110から生コンクリートを排出し、排出により空になったミキシングドラム110に、汚泥を投入する場合には、汚泥を速やかに現場から搬出することができて、より一層効率的である。
【0021】
一方、この遮蔽部材20を、投入口190aから取り外す場合には、脱着部材24のレバー部材26を手前に引くことにより、バネ部材27aの圧縮状態が解除され、第3の取り付け部材30cから掛止部材25が外れる。この後、遮蔽部材20を上方に引き上げることにより、遮蔽部材20を投入口から外すことができる。
そして、図8に示すように、投入口190aを遮蔽する必要のない場合には、ミキサー車100の後部の収納用フレーム38に、この遮蔽部材20を収めることができる。
【0022】
(実施例2)
次に、本発明を具現化した他の実施例について説明する。
この実施例は、ミキシングブレードに遮断ブレードを付与した例である。従来構造及び実施例1と共通する箇所については、同一の符号を用いることとする。
図9は、ホッパ10を外した状態で、ドラム110の開口140を後方正面から見た図である。図10は、ホッパ10を外した状態で、ドラム110の開口140を後方斜めから見た図である。
図9及び図10では、外側の端縁は、開口端縁150を示し、内側の端縁は、投入口190の端縁Qを示しており、開口端縁150と投入口端縁Qとで包囲されるリング状の排出用開口部185は、ブレード50、60で覆われた状態となっている。
本実施例のミキシングブレード50、60は、従来のミキシングブレード(図14参照)の末端部50a,60aに遮蔽ブレード52、62が付加され延出されたようになっている。
本実施例では、このブレード50、60の従来の末端部50a、60aは、開口端縁150及び投入口端縁Qにおいて、約180°離れた位置になるように設けられている。
そして、この両末端部分50a、60aと、そのドラム前方位置に存するそれぞれ他方のブレードとの間で排出口70、80が形成されている。
【0023】
本実施例では、この末端部分50a,60aに、それぞれ、排出用開口部185と同じ幅で、開口端縁150と投入口端縁Qの円周に対してそれぞれ約1/6の長さの円弧を有する遮蔽ブレード52、62が付加されている。この遮蔽ブレード52、62は、既にそれぞれの末端部分50a、60aにて、開口端縁150に到達されているため、そのまま開口端縁150に沿って形成されている。
本実施例では、遮蔽ブレード52,62は、それぞれの末端部分50a,60aに溶接等により付加されているが、本発明における遮蔽ブレードの付加形成は、これに限定するものではなく、例えば、遮蔽ブレードに相当する部分を予めミキシングブレードに形成しておくこともできる
【0024】
本実施例では、遮蔽ブレード52、62の大きさは、それぞれの円弧L1,M1及び円弧L2,M2が開口端縁150と投入口端縁Qの円周に対して約1/6としたが、これに限定するものではない。遮蔽ブレード52、62の円弧L1、L2は、開口端縁150の円周の1/3〜1/8の長さの範囲であることが好ましい。円弧L1、L2の長さが開口端縁150の長さの1/8より短くては、汚泥流出防止効果を発揮できなくなり、1/3より長くては、汚泥の流出を充分に防止できるが、作業性、特に、排出口等の掃除に問題が生じる。
また、円弧M1,M2についても、同様の理由から、同様に、投入口縁Qの1/3〜1/8の長さの範囲であることが好ましい。
なお、遮断ブレード52の円弧L1,M1は、また、遮断ブレート62の円弧L2,M2は、それぞれ対応する円周に対して同じ比率になっている必要はなく、それぞれが、好ましい範囲であれば足りる。
【0025】
また、付加される遮蔽ブレード52、62の形状は、略扇形状となるが、先端部分の形状は、曲線状、波形状、半円状等の曲線状であってもよく、直線状であってもよい。遮断ブレードの変形例の一例として図11を示す。
さらに、本実施例では、遮断ブレード50、60は、開口端縁150に沿って平行に設けたが、これに限定するものではなく、生コンクリートの排出や清掃時の作業性が確保されるかぎり、排出通路において汚泥の移動が防止できるように、排出通路を狭くするように、ドラム前方方向を指向して斜めに形成することもできる。
【0026】
次に、このようにドラム開口140を形成したミキシングドラム110に、排出用開口185の下端を越えて汚泥を投入した場合における遮断ブレード52、62の作用について説明する。
この際、排出口70、80に対しては、ミキシングブレード50、60の末端側に付加形成した遮断ブレード52、62によって、ドラム110の回転位置にかかわらず、常時、排出口70、80から流出しようとするドラム内容物の排出通路が狭く制限される。
すなわち、排出口70、80のいずれかが最下端に位置したときにおいても、遮断ブレード52、62のいずれかが、排出口70、80からのドラム内容物の流出を防止することができる。
【0027】
したがって、ミキシングドラム110に汚泥のように流動性の高いドラム内容物を投入して運搬した場合にも、排出口70、80からの汚泥の流出や飛散を防止できる。また、このように設けても、ミキシングドラム110中に生コンクリートを投入して、排出する場合にも、妨げとはならなかった。
【0028】
この実施例によれば、排出口70、80から汚泥の流出が防止できたことにより、ドラム110内における汚泥の水位が排出用開口185の最下位を越えて投入できることになり、積み込み容量の増大にも寄与することができた。
具体的には、10トン積みのトラックミキサー車に比重1.1の汚泥5.0m3 を積み込み、運搬したところ、汚泥の流出や飛散が全くなく、運搬時における水位の上昇にも対応でき、積み込み容量の増大にも寄与することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるホッパ内に投入口へ遮断部材を取り付けする状態を示す図である。
【図2】遮断部材の正面図(a)及び平面図(b)である。
【図3】脱着部材の正面図(a)と平面図(b)である。
【図4】ホッパの投入口面部を正面から見た図である。
【図5】ミキサー車後方のフレームに取り付けた収納用フレームを示す図である。
【図6】脱着部材によって遮断部材を投入口に取り付けする手順を示す図である。
【図7】投入口に遮断部材が取り付けられた状態を示す図である。
【図8】収納フレームに遮断部材を取り付けた状態を示す図である。
【図9】実施例2において、ミキシングドラムを開口を後方正面から見た図である。
【図10】実施例2において、ミキシングドラムを開口を後方斜方から見た図である。
【図11】実施例2における遮断ブレードの変形例を示す図である。
【図12】従来のミキサー車の全体を示す図である。
【図13】ミキサー車のミキシングドラム近傍を示す図である。
【図14】ミキシングドラムの内部を示す図である。
【図15】ミキシングドラムの開口を斜方から見た図である。
【図16】ミキシングドラムの開口付近の構造を示す一部断面図である。
【図17】ミキシングドラムの開口付近の断面図である。
【図18】投入口にホッパが取り付けられた状態を示す図である。
【符号の説明】
20 遮断部材
50、60、120、130 ミキシングブレード
70、80、170、180 排出口
110 ミキシングドラム
140 ドラム開口
150 ドラム開口端縁
160 パイプ
190 投入口

Claims (2)

  1. 車両の後上方に開口する傾胴型のミキシングドラムと、このミキシングドラムの内周面に沿って螺旋状に形成され、それぞれの末端部が前記ドラムの開口端縁において約180°離れて到達される2枚のミキシングブレードとを備え、前記一方のミキシングブレードの末端部と、他方のミキシングブレードとの間に形成される隙間をドラム内容物の排出口とし、前記ドラム開口の中央にホッパを取り付けたパイプを前記ミキシングブレードの内側端縁に一体化して設けることで、前記パイプの開口をドラム内容物の投入口としたミキサー車であって、
    前記ホッパのうち前記投入口の開口縁部を構成する投入面部に取り付け部材を設け、この取り付け部材に前記投入口を閉じてドラム内容物の流出を防止する遮断部材を脱着可能に設けることを特徴とするミキサー車。
  2. 請求項1に記載のミキサー車であって、前記ミキシングブレードの末端部には、前記排出口からのドラム内容物の移動を遮断する遮断ブレードを備えたことを特徴とするミキサー車。
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