JP3076890U - 流動性物質の移送排出装置 - Google Patents

流動性物質の移送排出装置

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JP3076890U
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清 稲葉
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大京運輸有限会社
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の生コンクリート運搬車を用いて、泥土
などの流動性を呈する物質の運搬効率をあげ、且つ、飛
散流出等の環境問題を生じない装置を提供すること。 【解決手段】 ホッパ状部材1、ホース3およびホッパ
状部材とホースとを接続する接続部材2を有する移送排
出装置とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、流動性物質を移送排出するための装置に関する。詳しくは、本考案 は、生コンクリート運搬車に取付けて泥土や流動化処理土などを移送排出する装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
泥土は廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、一般的なダンプによる積載 運搬は禁止されており、従来、泥土の運搬には通称「バキューム車」と呼ばれる 特殊な車両を用いて運搬していた。バキューム車は密閉式であるため、泥土など の流動性を呈する物質の積載物を飛散させることなく安全に運搬できるために泥 土などの運搬車両として採用されている。
【0003】 しかしながら、バキューム車は車両数が比較的少なく、特に東京地区周辺での 車両数は数千台と非常に少ないため泥土の運搬効率が低く、また運搬費用が高く なるなどの諸問題が発生していた。
【0004】 さらに東京都では、平成11年3月に発行された「東京都建設リサイクル推進 行動計画」の計画施策一覧表中の「再利用の促進」で記載してあるように、建設 泥土を再利用する場合、建設泥土の発生量の多さと、発生時期が不特定であり、 運搬対象物が流動性のある泥土であるために、運搬のための車両の確保が問題と なっている。
【0005】 これまで、バキューム車と同様に密閉式であり、東京地区周辺で約2万台あり 、バキューム車よりも車両数が多い生コンクリート運搬車(図3参照)を有効利 用して、泥土や流動化処理土などを運搬する試みがなされている。
【0006】 図3で示されるような従来の生コンクリート運搬車において、生コンクリート などの流動性物質は、ホッパ11よりドラム14へ荷積みされ、ドラム14の中 に備えられた回転可能なブレードによって撹拌される。ブレードが回転すること によって、流動性物質を撹拌することとともに流動性物質を排出することも可能 である。生コンクリートなどの流動性物質は、通常、ホッパ11の下部にある排 出口から排出され、フローガイド12に沿ってシュート13に流下する。生コン クリートは、流動性が低いため、適切に流下したことを目視確認する必要があり 、フローガイド12およびシュート13をU字状にする必要がある。また、一般 的にシュート13は車両に固定的に設置されており、シュートを流下した流動性 物質は、車両付近にしか移送されない。
【0007】 生コンクリート運搬車を泥土などの運搬車として利用することも考えられるが 、単にこれを流用するだけでは、泥土などは生コンクリートと比べて大きな流動 性を有するため、ドラム内より流出した泥土などがフローガイド又はシュートか ら飛散流出することがあり、効率性に欠くばかりか、大きな環境問題を生じかね ない。
【0008】 また、従来の生コンクリート運搬車では、シュート部分が固定されているため 、積載物を車両のシュートの位置でしか排出することができず、積載物を車両か ら離れた場所に排出する場合、積載物を圧送するためにポンプ車などの他の手段 を用いて積載物を移動し、目的の位置まで搬送しなくてはならない。従って、こ れまで生コンクリート運搬車を利用して直接施工場所に泥土や流動化処理土など を運搬することは行われていないのが実状である。
【0009】 このような状況の中、泥土などの流動性を呈する物質の運搬を効率よくおこな うための有効な手段が強く望まれていた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、従来の生コンクリート運搬車を用いて、泥土などの流動性を 呈する物質を効率よく移送排出し、かつ環境問題を生じない装置を提供すること にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、泥土などと同様の性状を示す生コンクリートの輸送のノウハウを 基礎として鋭意研究を積み重ねた結果、泥土などの特性に対応でき、運搬効率を 向上させることができ、しかも環境に優しい装置を考案するに至った。 すなわち、本考案は、生コンクリート運搬車の排出口近傍に取付けられ、流動 性物質を移送排出するための装置であって、流動性物質を受け止めるホッパ状部 材、及び該ホッパ状部材の下部に接続部材を介して接続され、該流動性物質を移 送するためのホースとを含む装置に関する。
【0012】 また、本考案は、ホッパ状部材が、鉛直方向に対して10から30度の傾きと なる排出部を備えていることを特徴とする前記の装置に関する。 さらに、本考案は、接続部材が、流動性物質の排出方向を、上向きにする形状 を有することを特徴とする前記の装置に関する。 また、本考案は、接続部材及び/又はホースを格納するロック部材をさらに有 することを特徴とする前記の装置に関する。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下に図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明するが、本考案はこれに限 定されるものではない。
【0014】 実施例 図1は、本考案による流動性物質の移送排出装置の一実施態様を示す概略図で 、車両に備えた状態で車両後方からみた移送排出装置を示している。また、図2 は、図1で示した移送排出装置を車両側部からみた切断断面図である。 本考案の移送排出装置は、ホッパ状部材1、ホース3およびホッパ状部材1と ホース3とを接続する接続部材2からなる。
【0015】 ホッパ状部材1は、ドラム14に備えられた流動性物質の排出口6から排出さ れた泥土や流動化処理土を受け取るように、排出口6の下部に取り付け、フロー ガイドを覆うように取り付けてもよく、また、フローガイドを取り除いたのちに 車両に取り付けてもよい。フローガイドをホッパ状部材1で覆うかまたは取り換 えることによって、流動性の高い泥土や流動化処理土などの流動性物質を飛散す ることなくホースに移すことができ、また、流動性物質がホッパ状部材1の内部 に導かれたのち、流動性物質の自重によってホースへと移動することができるの で、他の特別な装置を必要としない。
【0016】 ホッパ状部材1の大きさは、ドラム14における排出口6の位置にあわせて、 排出された流動性物質がホッパ状部材1以外に流出しない程度であれば、特に限 定されない。ホッパ状部材1の材質は、泥土や流動化処理土を受け止める強度を 有していればよく、従来のフローガイドで用いられる鋼材製、ステンレス製など の金属やFRPなどの樹脂などであってよい。
【0017】 ホッパ状部材1は、泥土や流動化処理土が排出される排出部7を有する。該排 出部7は、図1に示すように、流動性物質の排出方向が鉛直方向に対して傾いて いることが好ましく、傾き角Aは、10から30度が好ましい。これは、従来の 生コンクリート運搬車では、ドラム14の内部にあるブレードの回転方向が運搬 車後部から見たとき、右回りであり、排出口のうち、車両後部から見て、右側か らの排出量が大きいためである。前記排出部の傾き角が10から30度であるこ とにより、右側からの排出量が多い排出物が効率よくホースに導かれるのである 。
【0018】 ホース3は、いわゆるバキューム車で用いられるホース状のものでよく、泥土 や流動化処理土を移送するのに適度な強度を有していれば、材質などは特に限定 されない。ホースが可撓性または柔軟性をもつことにより、所望の位置に流動性 物質を移送する作業が簡便におこなうことができる。ホース3の長さは、特に限 定されないが、移送範囲、作業効率などの点から、5から15mが好ましい。ま た、ホース3の径については、特に限定されないが、6から4インチ管が好まし い。さらに、ホース3は、断面形状が安定するようにワイヤーが組み込まれた管 が、泥土や流動化処理土の移送性が高く好ましい。ホース3の断面形状は、通常 円形または楕円であるが、特に限定されない。
【0019】 ホッパ状部材1とホース3とを接続する接続部材2は、通常用いられる管の接 続部材であればよく、ホースバンド、ねじ式のジョイント、ワンタッチジョイン ト、カップラージョイントなどで取り付けることができる。 この接続部材2は、流動性物質の排出方向を上向きにする形状とすることがで きる。これによって、例えば、ホッパ状部材1やホース3などの内壁に付着して いた泥土や流動化処理土などの流動性物質が作業を終了したのちに排出されるこ とを防ぐことができる。
【0020】 また、本考案の移送排出装置は、ロック部材4を備えていてもよい。該ロック 部材は、移送作業時以外など、ホース3を格納する場合に用いる。ホース3の排 出側の先端を、ロック部材4で支持することにより、ホース3の移動を制御して 車両走行時のホース3の安定を確保できる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、泥土や流動化処理土などの流動性物質の運搬を、従来の生コ ンクリート運搬車でおこなうことができ、該流動性を呈する物質が、より密閉さ れた移送路を通るため、飛散したり、流出することがなく環境問題を生じない。 さらに、ホースが長く柔軟性をもつため、流動性物質を所望の位置まで移送する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による流動性物質の移送排出装置の一
実施態様を示す概略図である。
【図2】 本考案による流動性物質の移送排出装置の切
断断面図である。
【図3】 従来の生コンクリート運搬車の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ホッパ状部材 2 接続部材 3 ホース 4 ロック部材 6 排出口 7 排出部 11 ホッパ 12 フローガイド 13 シュート 14 ドラム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生コンクリート運搬車の排出口近傍に取
    付けられ、流動性物質を移送排出するための装置であっ
    て、流動性物質を受け止めるホッパ状部材、及び該ホッ
    パ状部材の下部に接続部材を介して接続され、該流動性
    物質を移送するためのホースとを含む、前記装置。
  2. 【請求項2】 ホッパ状部材が、鉛直方向に対して10
    から30度の傾きとなる排出部を備えていることを特徴
    とする、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 接続部材が、流動性物質の排出方向を、
    上向きにする形状を有することを特徴とする、請求項1
    または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 接続部材及び/又はホースを格納するロ
    ック部材をさらに有することを特徴とする、請求項1〜
    3のいずれかに記載の装置。
JP2000007259U 2000-10-10 2000-10-10 流動性物質の移送排出装置 Expired - Lifetime JP3076890U (ja)

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