JP2002067968A - 運搬台車及びこれを用いたコンクリート工法 - Google Patents

運搬台車及びこれを用いたコンクリート工法

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JP2002067968A JP2000253702A JP2000253702A JP2002067968A JP 2002067968 A JP2002067968 A JP 2002067968A JP 2000253702 A JP2000253702 A JP 2000253702A JP 2000253702 A JP2000253702 A JP 2000253702A JP 2002067968 A JP2002067968 A JP 2002067968A
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Hiroshi Iinuma
洋 飯沼
Yahei Arai
冶平 新井
Masaru Miyakita
優 宮北
Seiji Wakamatsu
聖二 若松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度まとまった量の生コンを積載して容
易に移動することができ、その荷降ろしも容易に行いう
る運搬台車を提案する。 【解決手段】 台車本体10と、この台車本体10に搭
載された、被運搬物を収容するバケット20と、台車本
体10を走行させる台車駆動手段30と、バケット20
を台車本体10に対して傾動させるバケット傾動手段4
0とを備える運搬台車1であって、バケット20は、支
点たるバケット傾動軸21において台車本体10により
回動可能に支持されるとともに、該支点とは別の力点た
るブラケット22を有し、バケット傾動手段40は、基
端が台車本体10に軸支されたシリンダー41と、先端
がブラケット22に軸支されてシリンダー41に沿って
伸縮するピストン42とを含んでなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コン、コンクリ
ートがら、残土等を運搬するための運搬台車と、この運
搬台車を用いて耐震壁増設のような生コン打設を伴うコ
ンクリート工事を効率的に行うコンクリート工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】営業中の建物に耐震壁を増設するよう
な、大量の生コンを打設する工事においては、地上から
打設階まで垂直に生コン圧送管を配管しておき、地上の
ポンプ車によって打設階まで生コンを圧送することが多
い。また、例えばポンプ車の圧送能力を超えるような高
層階のコンクリート工事では、エレベーターを使用し
て、作業員が一輪車で生コンを少量ずつ打設階まで運搬
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地上か
ら打設階まで垂直に生コン圧送管を配管しておき、地上
のポンプ車によって打設階まで生コンを圧送する方法に
は、次のような問題がある。 (1)生コン圧送管の設置や撤去に多大な手間(時間・
コスト)がかかる。 (2)特に営業中の建物においては生コン圧送管の設置
場所が制約される。 (3)打設終了後の生コン圧送管内の残コン(産業廃棄
物)は、処理の手間を要するとともに、材料の無駄にも
なる。 (4)ポンプ車の設置場所も制約され、特に敷地内にポ
ンプ車を設置するスペースがない場合には道路使用許可
申請等の手続が必要である。 (5)ポンプ車の騒音、排気ガスにより近隣に迷惑をか
け、また道路を使用する場合には交通渋滞を引き起こ
す。
【0004】一方、エレベーターを使用して、作業員が
一輪車で生コン等を少量ずつ打設階まで運搬する方法に
は、次のような問題がある。 (1)一輪車に積載できる生コン量は少ないため、大勢
の作業員を当該作業に投入せざるをえず、極めて非効率
的である。 (2)エレベーターを長時間占有するため、他工事の進
捗を妨げることになる。 (3)生コンを満載した一輪車を人力で移動させ、打設
場所でこれを傾けて生コンをホッパー内に投入する作業
は重労働である。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ある程度まと
まった量の生コンを積載して容易に移動することがで
き、その荷降ろしも容易に行いうる運搬台車を提案する
とともに、この運搬台車を活用してコンクリート工事を
効率的に行うコンクリート工法を提案する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、台車本体と、この台車本体に搭載された、被
運搬物を収容するバケットと、前記台車本体を走行させ
る台車駆動手段と、前記バケットを前記台車本体に対し
て傾動させるバケット傾動手段とを備える運搬台車であ
って、前記バケットが、支点において前記台車本体によ
り回動可能に支持されるとともに、該支点とは別の力点
を有し、前記バケット傾動手段が、基端が前記台車本体
に軸支されたシリンダーと、先端が前記力点に軸支され
て前記シリンダーに沿って伸縮するピストンとを含んで
なることを特徴とする。
【0007】かかる運搬台車は台車駆動手段により走行
するように構成されているため、バケットに収容される
被運搬物の重量が大きい場合であっても、バケットを搭
載した台車本体を人力によらずに容易に目的場所まで移
動させることができる。また、バケット傾動手段のシリ
ンダーの基端が台車本体に軸支され、バケット傾動手段
のピストンの先端が支点とは別の位置にある力点に軸支
されているため、シリンダーに沿ってピストンを伸縮さ
せると、バケットが支点を中心に回動して台車本体に対
して傾動し、バケットに収容される被運搬物の重量が大
きい場合であっても、これを人力によらずに容易に荷降
ろしすることができる。したがって、大勢の作業員によ
らずとも一人で大量の生コン等を簡易に効率よく運搬で
き、エレベーターを長時間占有して他工事の進捗を妨げ
ることもない。
【0008】また、請求項2記載の発明は、車輪付きの
生コンポンプと車輪付きの生コンホッパーをそれぞれ建
物内の工事場所まで移動させて設置する工程と、生コン
を積載した請求項1記載の運搬台車を前記建物内を経由
して前記工事場所まで移動させ、前記生コンを前記生コ
ンホッパーに投入する工程と、前記生コンホッパーから
前記生コンポンプに送り込まれる生コンを、該生コンポ
ンプにより前記工事場所において打設する工程と、を含
んでなることを特徴とするコンクリート工法である。
【0009】かかるコンクリート工法によれば、従来一
体となっていた生コンポンプと生コンホッパーとを分離
し、それぞれに車輪を付けたものを使用するため、エレ
ベーターを使用して打設階の工事場所まで容易に生コン
打設設備を移動させることができ、また、請求項1記載
の運搬台車を使用して効率よく打設階の工事場所まで生
コンを運搬することができる。したがって、地上から打
設階まで垂直に生コン圧送管を配管しておき、地上のポ
ンプ車によって打設階まで生コンを圧送する場合に比べ
ると、生コン圧送管の設置・撤去の手間がなくなり、生
コン圧送管の設置を省略できるので使用中の建物に悪影
響を及ぼすこともなく、残コンの発生も大幅に低減で
き、またポンプ車の設置に伴う道路使用許可申請等の手
続の手間がなくなり、騒音・排気ガスによる近隣への悪
影響、交通渋滞の発生もなくすことができるという利点
がある。また、エレベーターを使用して、作業員が一輪
車で生コンを少量ずつ打設階まで運搬する場合に比べる
と、生コン運搬に従事する作業員数、エレベーターの占
有時間を大幅に減らすことができ、作業員の労務負担も
大幅に軽減できるという利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、説明
において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説
明は省略するものとする。
【0011】<運搬台車> 1.構成 図1は、本発明に係る運搬台車の一実施形態を表す側面
図である。同図の運搬台車1は、台車本体10、バケッ
ト20、台車駆動手段30、バケット傾動手段40を備
えており、以下、これらの各構成要素について順に説明
する。
【0012】(1)台車本体 台車本体10はバケット20を搭載し、下部の駆動輪1
1、両側の補助輪12,12の計三つの車輪によって走
行可能に構成されている。そして台車本体10は、台車
本体10の下部に組み込まれたバッテリー31、このバ
ッテリー31からの電力供給を受けて駆動輪11を駆動
制御する駆動制御ユニット32、この駆動制御ユニット
32と電気的に接続されたラダーハンドル33からなる
台車駆動手段30によって、人力によらずに走行できる
ようになっている。
【0013】(2)バケット バケット20は被運搬物を収容する容器であり、その形
状や容量は適宜自由に定めうる。ここでは運搬台車1
を、主に建物内における生コン運搬の用途に供すること
を想定しているが、本発明における「被運搬物」は生コ
ンに限定されるものではなく、コンクリートがらや残土
等であってもよい。すなわち、本発明における「被運搬
物」は、液体、流動体、固体(粉状物、粒状物等を含
む)を広範に含む概念である。
【0014】ここで、バケット20の前部にはブラケッ
ト20a,20aを介してバケット傾動軸21が固定さ
れている。そして、バケット傾動軸21は、台車本体1
0の前方で回動可能に支持されている。すなわちバケッ
ト20は、その前方のバケット傾動軸21(支点)にお
いて、台車本体10により回動可能に支持されている。
【0015】なお、バケット傾動軸21は床面からある
程度の高さをもって支持されている。これは被運搬物た
る生コンを排出すべくバケット20を前方に傾斜させた
状態におけるバケット20の前端部の床面からの高さh
を確保するためである。このようにすることによって、
生コンポンプPに生コンを送り出す生コンホッパーHの
開口位置が高くても、円滑に生コンを生コンホッパーH
内に投入することができる。
【0016】また、バケット20は、バケット傾動軸2
1よりも後方において底面から突出するブラケット22
を有しており、このブラケット22は、バケット傾動手
段40のピストン42の先端に軸支されている。バケッ
ト傾動手段40のシリンダー41の基端は台車本体10
に軸支されているため、バケット傾動手段40を作動さ
せてピストン42を伸縮させると、バケット20は力点
たるブラケット22においてバケット傾動手段40の力
を受け、支点たるバケット傾動軸21を中心に回動す
る。
【0017】(3)台車駆動手段 台車駆動手段30は、人力によらずに台車本体10を走
行させる役割を果たすものであり、ここでは台車本体1
0の下部に組み込まれたバッテリー31と、台車本体1
0の後部に搭載され、バッテリー31からの電力供給を
受けて駆動輪11を駆動制御する駆動制御ユニット32
と、台車本体10の後方に突出するラダーハンドル33
とで構成されている。ラダーハンドル33は、前後に倒
すと台車本体10が前後進し、左右に動かすと台車本体
10が左右に方向転換するように、駆動制御ユニット3
2と電気的に接続されている。
【0018】(4)バケット傾動手段 バケット傾動手段40はバケット20を傾動する役割を
果たすものであり、シリンダー41、ピストン42、油
圧ポンプユニット43、操作盤44で構成されている。
シリンダー41の基端は台車本体10に軸支されてお
り、シリンダー41に沿って伸縮するピストン42の先
端はバケット20の底面のブラケット22に軸支されて
いる。台車本体10の前下部に組み込まれた油圧ポンプ
ユニット43は、バッテリー31から電力の供給を受け
て(もちろん、専用のバッテリーを別途設けてもよ
い。)シリンダー41内部の非圧縮性流体(油)の量を
調節することによりピストン42を伸縮させるものであ
り、その操作は台車本体10の側面に配置された操作盤
44で行う。
【0019】2.使用方法 次に、運搬台車1の使用方法について説明する。
【0020】(1)生コンの積載 生コンを運搬台車1に積載するには、運搬台車1とアジ
テーター車とを接近させ、アジテーター車から生コンを
直接バケット20に流し込む。なお、被運搬物がコンク
リートがら、残土等である場合には、これをスコップ等
により手作業でバケット20に収容する。
【0021】(2)走行・停車 運搬台車1を走行させるには、ラダーハンドル33を前
後に倒す。すると、バッテリー31からの電力供給を受
けた駆動制御ユニット32が駆動輪11を回転させ、運
搬台車1が前後進する。このとき、作業員がラダーハン
ドル33をもって左右に動かすことによって、運搬台車
1を左右に方向転換させることができる。なお、運搬台
車1の走行中においては、バケット20は傾動しておら
ず、重心が低く保たれているため、走行安定性が良好で
ある。
【0022】また、運搬台車1を停止させるには、前方
又は後方に倒していたラダーハンドル33を元の位置に
戻せばよい。すると、バッテリー31から駆動制御ユニ
ット32への電力供給がストップして駆動輪11の回転
が停止し、運搬台車1が停止する。なお、ラダーハンド
ル33を前方一杯に倒せば、運搬台車1が停止した状態
でロックされる。
【0023】(3)生コンの排出 生コンを排出するには、バケット傾動手段40によりバ
ケット20を前方に向けて傾動させる必要がある。その
ために、操作盤44において油圧ポンプユニット43を
操作し、シリンダー41に沿ってピストン42を伸張さ
せる。すると、シリンダー41の基端が台車本体10に
軸支されているとともに、ピストン42の先端がバケッ
ト20の底面のブラケット22に軸支されているため、
バケット傾動軸21(支点)、ブラケット22(力
点)、シリンダー41の基端が一直線上にないことを条
件として、バケット20は図中の仮想線で示すように前
方に傾動する。
【0024】シリンダー41の基端とブラケット22と
の距離が最大になったとき、すなわちピストン42が最
大限伸張したときがバケット20の傾動限界であり、こ
のときまでに生コンは完全に生コンホッパーHに流れ込
む。
【0025】バケット20を元の位置に戻すには、操作
盤44において油圧ポンプユニット43を操作してピス
トン42を縮退させていくことにより、以上の逆の手順
を辿ればよい。
【0026】3.その他 なお、運搬台車1の構成は、ここで説明したものに限定
される訳ではなく、発明の趣旨に応じた適宜の変更が可
能である。例えば、台車本体10の形状、車輪の配置、
バケット20の形状、バケット傾動軸21(支点)やブ
ラケット22(力点)の位置、台車駆動手段30の駆動
方式、バケット傾動手段40の出力方式、シリンダー4
1の基端の位置等は、適宜定めることができる。なお、
バケット傾動軸21の設置高さはここでは変更できない
が、台車本体10に軸受けを多数設ける等の手段を用い
て、バケット傾動軸21の設置高さを選択的又は連続的
に変更できるようにしてもよい。
【0027】<コンクリート工法>引き続き、前記の運
搬台車1を用いて既存建物に耐震壁を増設する改修工事
を例にとって、本発明に係るコンクリート工法の一実施
形態を説明する。
【0028】本工法では、図2に示すような生コンポン
プ2及び生コンホッパー3を用いる。同図に示すよう
に、生コンポンプ2は車輪2aを備え、生コンホッパー
3は車輪3aを備える。また、これらは従来一体となっ
ていた生コンポンプと生コンホッパーを分離することに
より、エレベーターEに積載できる程度にコンパクト化
されたものである。本工法では、まず図3(a)に示す
ように、生コンポンプ2及び生コンホッパー3をエレベ
ーターEに載せ、これらを建物内の打設階の工事場所ま
で移動、設置する(生コンホッパー3の移動の様子は図
示省略)。設置の際には、生コンホッパー3に投入され
る生コンが生コンポンプ2に送りこまれるように両者を
連結する。
【0029】そして、図3(b)に示すように、地上で
待機するアジテーター車Aと建物内の打設階の工事場所
との間で、生コンを積載した運搬台車1を往復させる。
すなわち、運搬台車1は、地上のアジテーター車Aから
生コンを受け取り、人力ではなく台車駆動手段30によ
って建物内を走行して、エレベーターEに乗って打設階
まで行き、さらに建物内を走行して生コンホッパー3の
前で停車し、バケット傾動手段40によりバケット20
を前方に傾動して生コンホッパー3に生コンを投入す
る。
【0030】生コンホッパー3に生コンが投入された
ら、図4にも示すように、生コンポンプ2につながるホ
ース2bの筒先を作業員が持って、生コンポンプ2から
圧送される生コンを工事場所の打設部位に打設し、既存
建物内の耐震壁を増設する。工事対象建物が営業中であ
るならば、図4に示すように、営業ゾーンと工事ゾーン
とを仮設間仕切壁Wで仕切っておき、建物の営業に支障
をきたさないように工事を行う。
【0031】以上のようにすれば、生コン打設設備たる
生コンポンプ2及び生コンホッパー3をエレベーターE
で打設階の工事場所まで容易に移動させることができ、
また、運搬台車1を使用して効率よく地上から打設階の
工事場所まで生コンを運搬することができる。したがっ
て、地上から打設階まで垂直に生コン圧送管を配管して
おき、地上のポンプ車によって打設階まで生コンを圧送
する場合に比べると、生コン圧送管の設置・撤去の手間
がなくなり、生コン圧送管の設置を省略できるので使用
中の建物に悪影響を及ぼすこともなく、残コンの発生も
大幅に低減でき、またポンプ車の設置に伴う道路使用許
可申請等の手続の手間がなくなり、騒音・排気ガスによ
る近隣への悪影響、交通渋滞の発生もなくすことができ
るという利点がある。また、エレベーターを使用して、
作業員が一輪車で生コンを少量ずつ打設階まで運搬する
場合に比べると、生コン運搬に従事する作業員数、エレ
ベーターの占有時間を大幅に減らすことができ、作業員
の労務負担も大幅に軽減できるという利点がある。
【0032】なお、本工法は、既存建物に耐震壁を増設
するような改修工事に限らず、新築工事に適用しても極
めて有効である。また、本工法の構成がここで説明した
ものに限られず、発明の趣旨に応じた適宜の変更が可能
であることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る運搬台車
によれば、バケットに収容される被運搬物の重量が大き
い場合であっても、台車駆動手段によって台車本体を人
力によらずに容易に目的場所まで移動させることがで
き、バケット傾動手段によってバケットに積載された被
運搬物を人力によらずに容易に荷降ろしすることができ
る。したがって、大勢の作業員によらずとも一人で大量
の生コン等を簡易に効率よく運搬でき、エレベーターを
長時間占有して他工事の進捗を妨げることもなく、一輪
車による人海戦術に比べてはるかに効率のよい運搬が可
能となる。
【0034】また、請求項2に係るコンクリート工法
は、地上から打設階まで垂直に生コン圧送管を配管して
おき、地上のポンプ車によって打設階まで生コンを圧送
する場合に比べると、生コン圧送管の設置・撤去の手間
がなくなり、生コン圧送管の設置を省略できるので使用
中の建物に悪影響を及ぼすこともなく、残コンの発生も
大幅に低減でき、またポンプ車の設置に伴う道路使用許
可申請等の手続の手間がなくなり、騒音・排気ガスによ
る近隣への悪影響、交通渋滞の発生もなくすことができ
るという利点がある。また、エレベーターを使用して、
作業員が一輪車で生コンを少量ずつ打設階まで運搬する
場合に比べると、生コン運搬に従事する作業員数、エレ
ベーターの占有時間を大幅に減らすことができ、作業員
の労務負担も大幅に軽減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬台車の一実施形態を表す側面
図である。
【図2】(a)は、本発明に係るコンクリート工法で用
いる生コンポンプ、生コンホッパーを例示した側面図で
あり、(b)は同平面図である。
【図3】本発明に係るコンクリート工法の一実施形態の
説明図である。
【図4】(a)は図3(b)の要部平面図であり、
(b)はそのイ−イ断面図である。
【符号の説明】
1 … 運搬台車 2 … 生コンポンプ 2a… 車輪 2b… ホース 3 … 生コンホッパー 3a… 車輪 10 … 台車本体 11 … 駆動輪 12 … 補助輪 20 … バケット 20a… ブラケット 21 … バケット傾動軸(支点) 22 … ブラケット(力点) 30 … 台車駆動手段 31 … バッテリー 32 … 駆動制御ユニット 33 … ラダーハンドル 40 … バケット傾動手段 41 … シリンダー 42 … ピストン 43 … 油圧ポンプユニット 44 … 操作盤 A … アジテーター車 E … エレベーター W … 仮設間仕切壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮北 優 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 若松 聖二 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2E172 AA05 CA04 CA09 CA33 CA44 DB05 2E174 AA03 CA06 CA11 CA25 CA43 3D050 AA11 BB03 BB23 BB29 DD01 EE08 EE15 GG06 HH04 JJ07 KK14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車本体と、この台車本体に搭載され
    た、被運搬物を収容するバケットと、前記台車本体を走
    行させる台車駆動手段と、前記バケットを前記台車本体
    に対して傾動させるバケット傾動手段とを備える運搬台
    車であって、 前記バケットは、支点において前記台車本体により回動
    可能に支持されるとともに、該支点とは別の力点を有
    し、 前記バケット傾動手段は、基端が前記台車本体に軸支さ
    れたシリンダーと、先端が前記力点に軸支されて前記シ
    リンダーに沿って伸縮するピストンとを含んでなる、こ
    とを特徴とする運搬台車。
  2. 【請求項2】 車輪付きの生コンポンプと車輪付きの生
    コンホッパーをそれぞれ建物内の工事場所まで移動させ
    て設置する工程と、 生コンを積載した請求項1記載の運搬台車を前記建物内
    を経由して前記工事場所まで移動させ、前記生コンを前
    記生コンホッパーに投入する工程と、 前記生コンホッパーから前記生コンポンプに送り込まれ
    る生コンを、該生コンポンプにより前記工事場所におい
    て打設する工程と、を含んでなることを特徴とするコン
    クリート工法。
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