JPH0622074U - 高含水泥土の自走式改良運搬車 - Google Patents

高含水泥土の自走式改良運搬車

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JPH0622074U
JPH0622074U JP6547892U JP6547892U JPH0622074U JP H0622074 U JPH0622074 U JP H0622074U JP 6547892 U JP6547892 U JP 6547892U JP 6547892 U JP6547892 U JP 6547892U JP H0622074 U JPH0622074 U JP H0622074U
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JP6547892U
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Inventor
征四郎 水野
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日本国土開発株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールド工事等により発生の高含水泥土を運
搬車で輸送している間に、固化された改良土となし、埋
立地等で即時の有効な投入使用を可能とする。 【構成】 自走式車体1に立設した支承脚台2のガイド
ローラ2b上に、高含水泥土の収納自在な混合用積載殻
3を支承し、これを駆動部4の伝動機構を介して軸線A
を中心に回転される。エンジンの排気を排気管6aと送
気ブロワ6bにより、そのダクト7cを介し混合用積載
殻3内へ噴出する。支承脚台2に介設の計量スケール2
cによる高含水泥土の重量測定値に基づき、当該測定信
号が演算装置8に入力され、その出力である供給信号に
より、固化改良剤供給装置7が稼動して適量の固化改良
剤が供給口7dから高含水泥土へ供給され、前記の排気
熱により乾燥されながら混合用積載殻3の攪拌翼3dで
攪拌混合が進み、得られた改良土は輩出ゲート3cから
取り出されて埋立地等へ投入される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シールド工事やしゆんせつ工事などで発生した高含水泥土を、当該 発生地から所望の投入場所まで運搬して行く間に、当該高含水泥土を乾燥させる と共に固化改良剤を添加混合させてしまうことにより、当該高含水泥土を埋立等 に使用できるようにすることのできる高含水泥土の自走式改良運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
既知の通り、上記の高含水泥土は産業廃棄物として所望処分場まで運び、これ を投棄して来ているが、このためには膨大な費用を要しているだけでなく、将来 的にはこれを受け入れることのできる処分場そのものの不足さえ危惧されるに至 っている。 そこで、近年これらの問題を解消するため、高含水泥土にセメント系等による 固化改良剤を混合することで、所定の強度をもった改良土としたり、安定した改 良土にする等の方法が採られ、これにより、この種の高含水泥土を有効に利用し ようとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、現実には都市におけるシールド工事により発生した高含水泥土を改良 処理しようとしても、用地の関係から、そのための改良プラントを設置すること ができなかったり、また、当該シールド工事等が小規模である場合には、上記の 改良プラントの設備がコストの点から設置不能となり、結局産業廃棄物として投 棄してしまうか、改良プラントを郊外地に設置するといった方策を採択しなくて はならない現況である。
【0004】 また、上記のような郊外地が、遠方にしか選定できないということになれば、 工事現場から郊外地であるプラント設置場所へ高含水泥土を運搬し、さらに、改 良された材料を埋立地等の投入場所まで運搬しなければならないことから、運搬 費が嵩むだけでなく交通弊害等も発生することとなり、しかも、用地費や人件費 などを含めた維持管理のための費用も大きなものとなる。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、高含水泥土を、その発生地から埋立地等 へ運搬して行く車両自体に、適切な改良プラント機能を保有させることで、工事 場所や郊外等の制約が多い場所に改良プラントを設けなくとも、当該運搬車が埋 立地等に到着した際には、改良土を当該場所に直接投入できるようにし、これに より、産業廃棄物の投棄に係る費用高、交通問題、環境問題等を解消しようとす るのが、第1の目的である。
【0006】 さらに、本考案では上記の運搬車につき、回転する混合用積載殻内に収納した 高含水泥土内へ、その重量に適合した固化改良剤を自動的に供与可能とし、かつ 運搬車の排気を活用して高含水泥土の乾燥を早め、しかも、上記混合用積載殻の 回転と、その攪拌翼とによって高含水泥土に対する固化改良剤の混合が充分にな されるようにしようとするのが請求項1に係る第2の目的である。
【0007】 さらに請求項2にあっては、上記請求項1の構成に加えて、前記の混合用積載 殻を二重構造のものとし、これにより形成された空隙にも、前記エンジンからの 排気を流入することで、高含水泥土に対する乾燥効率を、さらに向上させようと している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため、自走式車体と、これに載設され計量ス ケールを備えたガイドローラ付きの支承脚台と、このガイドローラに載置されて 軸線を中心に回転自在なるよう支承され、かつ、高含水泥土を投入可能とした閉 成ハッチと開閉自在な排出ゲートとマフラー、そして内設の攪拌翼とを具備した 混合用積載殻と、この混合用積載殻に伝動機構を介して上記の回転を伝達する駆 動部と、前記自走式車体のエンジンからの排気を、その排気管と連通する送気ブ ロワによって、上記混合用積載殻の軸線箇所から排気噴出孔を介して殻内へ圧送 する排気熱乾燥装置と、圧送源により貯溜槽内の高含水泥土に対する固化改良剤 を混合用積載殻の軸線箇所の供給口から殻内へ噴出する固化改良剤供給装置と、 自走式車体の運転台等所望位置に設置され、前記のガイドローラ付きの支承脚台 に具備された計量スケールによる混合用積載殻内における高含水泥土の重量測定 値に基づく測定信号が入力され、これにより、前記の固化改良剤供給装置を稼動 して、前記の重量測定値による含水比に整合した添加量の固化改良剤の供給を前 記の固化改良剤供給装置に指令する演算装置とからなることを特徴とする高含水 泥土の自走式改良運搬車を提供しようとしている。
【0009】 さらに、請求項2にあっては、自走式車体と、これに載設され計量スケールを 備えたガイドローラ付きの支承脚台と、このガイドローラに載置されて軸線を中 心に回転自在なるよう支承され、かつ、高含水泥土を投入可能とした閉成ハッチ と開閉自在な排出ゲートとマフラー、そして内設の攪拌翼とを具備すると共に、 マフラーにより外気と連通の空隙が離間形成されている二重外周壁を具備した混 合用積載殻と、この混合用積載殻に伝動機構を介して前記の回転を伝達する駆動 部と、前記自走式車体のエンジンからの排気を、その排気管と連通する送気ブロ ワによって、上記混合用積載殻の軸線箇所から排気噴出孔を介して殻内と、前記 の二重外周壁の空隙とに圧送する排気熱乾燥装置と、圧送源により貯溜槽内の高 含水泥土に対する固化改良剤を混合用積載殻の軸線箇所の供給口から殻内へ噴出 する固化改良剤供給装置と、自走式車体の運転台等所望位置に設置され、前記の ガイドローラ付きの支承脚台に具備された計量スケールによる混合用積載殻内に おける高含水泥土の重量測定値に基づく含水比の測定信号が入力され、これによ り、前記の固化改良剤供給装置を稼動して、前記の重量測定値に整合した添加量 の固化改良剤の供給を前記の固化改良剤供給装置に指令する演算装置とからなる ことを特徴とする高含水泥土の自走式改良運搬車を提供しようとしている。
【0010】
【作用】
混合用積載殻の閉成ハッチから、高含水泥土を投入した後、自走式車体を運転 して発車させれば、駆動部の稼動により電動機構を介して混合用積載殻が、軸線 を中心に支承脚台のガイドローラに支承されながら回転する。この際、支承脚台 の計量スケールによって混合用積載殻に収納された高含水泥土の泥土と水分量が 自動的に計測され、当該重量測定値に見合った測定信号は、運転台に設置の演算 装置に入力される。
【0011】 これにより、演算装置では、予め設定されている固化強度に必要な固化改良剤 の添加量が計算され、当該演算装置の出力信号が、固化改良剤供給装置を稼動し て、所定量の固化改良剤を混合用積載殻の高含水泥土内へ供与するので、当該固 化改良剤が高含水泥土に回転する混合用積載殻の回転翼によって充分混合される こととなる。
【0012】 しかも、エンジンからの加熱された排気は、排気熱乾燥装置における送気ブロ ワによって、混合用積載殻内に供給されるので、高含水泥土等は加熱され、マフ ラから水分が外気に放出されるので、乾燥が促進される。請求項2にあっては混 合用積載殻が二重外周壁により形成され、これによる空隙にも前記の排気が供与 され、かつ、マフラーにより、これが外気に放出されているので、高含水泥土等 は当該二重外周壁からの熱伝導によっても加熱され、その乾燥がより促進される 。
【0013】
【実施例】
本考案を図示の実施例によって詳記すれば、トラック、トレーラー等による自 走式車体1には、既知の如く運転台1aと車台1bおよび車輪1cが備えられて おり、この車台1bには一対の支承脚台2が立設され、これは、上端部にあって 車長方向に配設した軸杆2aにより、回転自在なるよう取り付けられたガイドロ ーラ2bと、その下位に介設された計量スケール2cとを具備している。
【0014】 上記一対のガイドローラ2b上には、後尾側が下降して軸線Aを中心に回転自 在とした混合用積載殻3が支承されており、図中3aが上記ガイドローラ2bの 案内レールであって、樽形に形成された当該混合用積載殻3には、その周壁に開 閉自在とした閉成ハッチ3bが設けられ、ここから高含水泥土を混合用積載殻3 内へ投入できるようにしてある。
【0015】 さらに、上記の混合用積載殻3には、その後尾側に着脱自在な排出ゲート3c が設けられ、さらに、周壁部からは攪拌翼3dが内側へ向けて突設され、図示の ものにあっては、その周壁部が二重外周壁3eにより形成されており、3fがそ の空隙を示している。
【0016】 そして、上記の混合用積載殻3に回転力を伝達するための駆動部4は、自走式 車体1のエンジン等による動力により駆動回転される駆動歯車4aと、これに噛 合され、かつ、混合用積載殻3の高位側端部3gに固設された伝動歯車4bとか らなる伝動機構4cとを具備している。図示例では、この伝動歯車4bと高位側 端部3gとにより囲成されたストレーナ5が、当該高位側端部3gに穿設された 連通孔3hを介して、混合用積載殻3と連通していると共に、当該ストレーナ5 が、マフラー3iによって外気と連通している。
【0017】 次に、排気熱乾燥装置6が、これまた車台1bに設けられているが、これはエ ンジンによる排気を導出する排気管6aと、これに連結の送気ブロワ6bとから なり、当該送気ブロワ6bのダクト6cは、混合用積載殻3の軸線Aと同軸状と して、前記の伝動歯車4bに遊嵌させると共に、高位側端部3gの排気噴出口3 jに臨装され、このダクト6cから噴出される排気を混合用積載殻3内へ噴出可 能としてある。
【0018】 また、上記のダクト6cから流出してくる排気は、前記の二重外周壁3eによ り形成された空隙3fへも流入可能に構成され、当該排気は空隙3fを通り、二 重外周壁3eに設けたマフラー3kから外気へ放出される。
【0019】 さらに、車台1bには、固化改良剤供給装置7と運転台1aに内設の演算装置 8とが具備されており、固化改良剤供給装置7は、コンプレッサ等による圧送源 7aと高含水泥土へ供与すべき固化改良剤の貯溜槽7bと、これから延出された 供給パイプ7cとからなり、この供給パイプ7cは、前記のダクト6cに挿通貫 装させることで、その供給口7dが、前記の排気噴出口3jに挿通されると共に 、軸線A上にて混合用積載殻3内へ突出している。
【0020】 上記の演算装置8は、前記の支承脚台2に具備されている計量スケール2cと 、入力信号ライン8aにより接続されていると共に、その出力ライン8bが、上 記の固化改良剤供給装置7における圧送源7aに接続されている。
【0021】 そこで、上記のものを使用しようとするときは、先ず、工事現場で発生した高 含水泥土を、閉成ハッチ3bを開いて混合用積載殻3内に収納し、当該閉成ハッ チ3bを閉じた後、自走式車体1を発進させて、所望の埋立地等へ向け運転を開 始する。
【0022】 これにより、駆動部4による伝動機構4cによって、混合用積載殻3が、ガイ ドローラ2bに支承された状態にて軸線Aを中心として回転することとなる。 この際、支承脚台2の計量スケール2cが、収納された高含水泥土の重量を計 測し、これに基づく重量測定値の測定信号が、演算装置8へ入力され、これによ り演算装置8は、高含水泥土の重量に対し最適である固化改良剤の添加量を計算 し、これによる供給信号が、出力信号ライン8bを介して、固化改良剤供給装置 7のコンプレッサ等による圧送源7aへ送信される。
【0023】 このようにして、貯溜槽7bの固化改良剤が供給パイプ7cを経て、その供給 口7dから、所定量だけ混合用積載殻3内の高含水泥土へ供与され、これらが、 前記の如く回転している混合用積載殻3の攪拌翼3dによって攪拌混合されるこ ととなる。
【0024】 ここで、固化改良剤としては既知の如く、高含水比の泥土では水分除去のため 、セメント系固化剤の如く、固化過程でエトリンガイトを生成し、土中水を結晶 水として取り込み、全体の水分を低下させるようなものが効果的であるが、もち ろん高分子系のものを用いることもできる。そして、固化改良剤の最適な添加量 は、当該固化改良剤の種類、高含水泥土の土質、改良土に要求される一軸圧縮強 度(トラック運搬が可能となるには、0.3〜0.7kgf/cm2 程度、処分 地に搬入後重機を走行可能とするには0.5〜1.0kgf/cm2 程度)等に より決定されるので、その都度設計を行う必要がある。
【0025】 さらに、自走式車体1のエンジンによる排気が、排気管6aより送気ブロワ6 bに導入された後、そのダクト6cを介して排気噴出口3jから混合用積載殻3 内へ送出されることになり、このため、排気熱によって高含水泥土が乾燥され、 蒸発した水分等は、連通孔3h−ストレーナ5−マフラー3iによって外気へ放 散されることとなり、高含水泥土に対する固化改良剤の混合と同時に、水分の放 散による乾燥が、自走式車体1による運搬中にあって常時行われることとなる。
【0026】 また、前記の如く混合用積載殻3が、二重外周壁3eにより形成されている場 合であれば、その空隙3fにも前記の排気が導入されて、マフラー3kより外気 へ放出されることから、二重外周壁3eが排気熱によって加熱され、この結果、 高含水泥土が二重外周壁3eによっても加熱されて、その乾燥が促進される。
【0027】
【考案の効果】
本考案は上記のようにして構成されるものであるから、請求項1によるときは 、高含水泥土を運搬している間に、改良土が得られることとなり、従って、産業 廃棄物の投棄に係る諸問題を解消できると共に、改良プラント建設に関連する費 用高や土地問題にも解決を与え得ることとなる。また、当該運搬車は固化改良剤 の自動供給機能と、排気熱を利用した乾燥機能と、高含水泥土と固化改良剤との 攪拌混合機能とを兼備していることから、埋立地等に到達したときには直ちに、 改良土の投入が可能となるといった効率のよい運搬車を提供することができる。
【0028】 請求項2にあっては、混合用積載殻の二重外周壁に形成された空隙にも、排気 を導入することで、より一層高含水泥土の乾燥を促進でき、改良土を得るために 要する時間の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高含水泥土の自走式改良運搬車を
示す一部切欠の側面略示図である。
【符号の説明】
1 自走式車体 1a 運転台 2 支承脚台 2b ガイドローラ 2c 計量スケール 3 混合用積載殻 3b 閉成ハッチ 3c 排出ゲート 3d 攪拌翼 3e 二重外周壁 3f 空隙 3i マフラー 3j 排気噴出口 3k マフラー 4 駆動部 4c 伝動機構 6 排気熱乾燥装置 6a 排気管 6b 送気ブロア 7 固化改良剤供給装置 7a 圧送源 7b 貯溜槽 7d 供給口 8 演算装置 A 軸線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式車体と、これに載設され計量スケ
    ールを備えたガイドローラ付きの支承脚台と、このガイ
    ドローラに載置されて軸線を中心に回転自在なるよう支
    承され、かつ、高含水泥土を投入可能とした閉成ハッチ
    と開閉自在な排出ゲートとマフラー、そして内設の攪拌
    翼とを具備した混合用積載殻と、この混合用積載殻に伝
    動機構を介して上記の回転を伝達する駆動部と、前記自
    走式車体のエンジンからの排気を、その排気管と連通す
    る送気ブロワによって、上記混合用積載殻の軸線箇所か
    ら排気噴出孔を介して殻内へ圧送する排気熱乾燥装置
    と、圧送源により貯溜槽内の高含水泥土に対する固化改
    良剤を混合用積載殻の軸線箇所の供給口から殻内へ噴出
    する固化改良剤供給装置と、自走式車体の運転台等所望
    位置に設置され、前記のガイドローラ付きの支承脚台に
    具備された計量スケールによる混合用積載殻内における
    高含水泥土の重量測定値に基づく測定信号が入力され、
    これにより、前記の固化改良剤供給装置を稼動して、前
    記の重量測定値に整合した添加量の固化改良剤の供給を
    前記の固化改良剤供給装置に指令する演算装置とからな
    ることを特徴とする高含水泥土の自走式改良運搬車。
  2. 【請求項2】 自走式車体と、これに載設され計量スケ
    ールを備えたガイドローラ付きの支承脚台と、このガイ
    ドローラに載置されて軸線を中心に回転自在なるよう支
    承され、かつ、高含水泥土を投入可能とした閉成ハッチ
    と開閉自在な排出ゲートとマフラー、そして内設の攪拌
    翼とを具備すると共に、マフラーにより外気と連通の空
    隙が離間形成されている二重外周壁を具備した混合用積
    載殻と、この混合用積載殻に伝動機構を介して前記の回
    転を伝達する駆動部と、前記自走式車体のエンジンから
    の排気を、その排気管と連通する送気ブロワによって、
    上記混合用積載殻の軸線箇所から排気噴出孔を介して殻
    内と、前記の二重外周壁の空隙とに圧送する排気熱乾燥
    装置と、圧送源により貯溜槽内の高含水泥土に対する固
    化改良剤を混合用積載殻の軸線箇所の供給口から殻内へ
    噴出する固化改良剤供給装置と、自走式車体の運転台等
    所望位置に設置され、前記のガイドローラ付きの支承脚
    台に具備された計量スケールによる混合用積載殻内にお
    ける高含水泥土の重量測定値に基づく測定信号が入力さ
    れ、これにより、前記の固化改良剤供給装置を稼動し
    て、前記の重量測定値に整合した添加量の固化改良剤の
    供給を前記の固化改良剤供給装置に指令する演算装置と
    からなることを特徴とする高含水泥土の自走式改良運搬
    車。
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