JP3746689B2 - 食品生地の切断搬送方法及び装置 - Google Patents

食品生地の切断搬送方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパン生地等のごとき食品生地を所定重量に切断して搬送する食品生地の切断搬送方法及び装置に係り、さらに詳細には、食品生地の発酵が進行した場合であっても、例えばパン等の製品の生産性を低下させることなく所定重量に切断して搬送することのできる食品生地の切断搬送方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係る先行例として、例えば特開平11−127764号、特開2000−245329号及び特開2001−78651号等がある。
【0003】
上記各先行例等に記載されたごとき従来技術においては、ホッパー内に供給されたパン生地等の食品生地を、上記ホッパーの下側に設けた分割用のカッター装置によってほぼ一定容積の大きな団塊に分割し、この団塊をドウフィーダ等に移送してほぼ一定幅、一定厚さの帯状の食品生地に成形している。そして、上記帯状の食品生地を搬送コンベアによって秤量コンベアへ搬送し、この秤量コンベアによる計量値が予め設定した設定値と一致したときに、上記秤量コンベアに近接して配置した切断装置によって前記帯状の食品生地を切断することにより、製品に対応した所定重量に切断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したごとき従来の構成においては、帯状の食品生地から製品に対応した所定重量のチャンク状の食品生地を連続的に切断することができ、生産性向上において望ましいものである。
【0005】
しかし、ミキシング工程を経た後の食品生地が直ちにホッパーへ供給されるものではなく、いわゆる舟形と称される容器内に食品生地を一時的に貯留している。したがって、ホッパーへ食品生地が供給されるときには発酵が進行しており、食品生地の全体的体積は増大している。
【0006】
そして、ホッパーへ供給される食品生地を、当該ホッパーの下側に備えた分割用のカッター装置によってほぼ一定容積の食品生地の団塊に分割することを繰り返す工程においても食品生地の発酵は進行しているので、初期に分割された食品生地と終期における食品生地とでは発酵の進行度合が異なる。
【0007】
したがって、前記舟形へ一時的に貯留している時間の相違やホッパー内に滞留している時間等の相違によって、食品生地はミキシング工程時から秤量コンベアに至る時間が異なり、秤量コンベアによる計量時においての食品生地の発酵の進行度合が異なることになる。すなわち、パン生地等の食品生地において発酵が進行すると次第に体積が増大し密度が小さくなるので、帯状に成形した食品生地の単位長さ当りの重量が異なり、秤量コンベアで所定重量を計量するまでの時間が次第に長くなり、生産性が低下することになるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、食品生地を搬送する搬送コンベアの下流側に秤量コンベアを備え、この秤量コンベアの計量値が設定値に一致したときに前記食品生地を切断するための切断装置を備えた食品生地切断搬送装置において前記食品生地を一定重量に切断して下流側へ搬送する方法において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数又は所定切断回数の所要時間を計測し、設定回数に対する前記切断回数の減少又は設定時間に対する前記所要時間の増大に対応して前記搬送コンベアの搬送速度を増速する食品生地の切断搬送方法である。
【0009】
請求項2に係る発明は、食品生地を搬送する搬送コンベアの下流側に秤量コンベアを備え、この秤量コンベアの計量値が設定値に一致したときに前記食品生地を切断するための切断装置を備えた食品生地切断搬送装置において前記食品生地を一定重量に切断して下流側へ搬送する方法において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数又は所定切断回数の所要時間を計測し、設定回数に対する前記切断回数の減少又は設定時間に対する所要時間の増大に対応して前記搬送コンベア及び秤量コンベアの搬送速度を共に増速する食品生地の切断搬送方法である。
【0010】
請求項3に係る発明は、食品生地を搬送する搬送コンベアの下流側に秤量コンベアを備え、この秤量コンベアの計量値が設定値に一致したときに前記食品生地を切断するための切断装置を備えた食品生地切断搬送装置において前記食品生地を一定重量に切断して下流側へ搬送する方法において、前記切断装置の切断間隔の時間又は所定回数切断したときの切断間隔の平均時間の設定時間に対する増大に対応して前記搬送コンベアの搬送速度又は前記搬送コンベアの搬送速度と前記秤量コンベアの搬送速度とを増速する食品生地の切断搬送方法である。
【0011】
請求項4に係る発明は、食品生地を搬送する搬送コンベアと、当該搬送コンベアを駆動するための制御モータと、前記搬送コンベアの下流側に配置され搬送される食品生地の重量を計測するための秤量コンベアと、当該秤量コンベアを駆動するための制御モータと、前記食品生地を切断するための切断装置と、予め設定値メモリに設定された設定値と前記秤量コンベアの計量値とを比較して一致したときに前記切断装置に対して切断指令を出力する比較演算手段とを備えた食品生地の切断搬送装置において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数を計数する切断回数計数手段又は所定切断回数の所要時間を計時する計時手段と、上記切断回数計数手段による計数値と前記設定値メモリに予め設定された切断回数とを比較し、又は前記計時手段による計時時間と予め設定された所要時間とを比較して、前記切断回数の減少又は計時時間の増大に対応して前記搬送コンベアを駆動するための前記制御モータのモータ制御手段に対して増速すべく制御指令を出力するための演算手段と、を備えた構成である。
【0012】
請求項5に係る発明は、食品生地を搬送する搬送コンベアと、当該搬送コンベアを駆動するための制御モータと、前記搬送コンベアの下流側に配置され搬送される食品生地の重量を計測するための秤量コンベアと、当該秤量コンベアを駆動するための制御モータと、前記食品生地を切断するための切断装置と、予め設定値メモリに設定された設定値と前記秤量コンベアの計量値とを比較して一致したときに前記切断装置に対して切断指令を出力する比較演算手段とを備えた食品生地の切断搬送装置において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数を計数する切断回数計数手段又は所定切断回数の所要時間を計時する計時手段と、上記切断回数計数手段による計数値と前記設定値メモリに予め設定された切断回数とを比較し、又は前記計時手段による計時時間と予め設定された所要時間とを比較して、前記切断回数の減少又は計時時間の増大に対応して前記搬送コンベア及び秤量コンベアを駆動するためのそれぞれの制御モータのモータ制御手段に対して増速すべく制御指令を出力する演算手段と、を備えた構成である。
【0013】
請求項6に係る発明は、食品生地を搬送する搬送コンベアと、当該搬送コンベアを駆動するための制御モータと、前記搬送コンベアの下流側に配置され搬送される食品生地の重量を計測するための秤量コンベアと、当該秤量コンベアを駆動するための制御モータと、前記食品生地を切断するための切断装置と、予め設定値メモリに設定された設定値と前記秤量コンベアの計量値とを比較して一致したときに前記切断装置に対して切断指令を出力する比較演算手段とを備えた食品生地の切断搬送装置において、前記切断装置の切断間隔の時間を計時する計時手段又は前記切断装置が所定回数切断したときの切断間隔の平均時間を演算する平均時間演算手段と、前記計時手段による計時時間又は前記平均時間演算手段により演算された平均時間と予め設定された設定時間とを比較して、前記設定時間に対する前記計時時間又は前記平均時間の増大に対応して少なくとも前記搬送コンベアを駆動するための前記制御モータのモータ制御手段に増速すべく制御指令を出力する演算手段と、を備えた構成である。
【0014】
請求項7に係る発明は、請求項4又は6に記載の食品生地の切断搬送装置において、前記搬送コンベアは上流側の搬送コンベアと下流側の搬送コンベアに分割してあり、かつ上記上流側及び下流側の搬送コンベアはそれぞれ別個の制御モータによって駆動される構成である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施の形態について説明するに、先ず理解を容易にするために、食品生地の切断搬送装置の全体的構成について概略的に説明する。
【0016】
図1を参照するに、本発明の実施の形態に係る食品生地切断搬送装置1の全体的構成は、前記先行例(特開2001−78651号)に記載された食品生地供給装置の構成とほぼ同様である。この食品生地切断搬送装置1は、例えばパン生地などのごとき食品生地Fの大きな塊りを収納可能のホッパー3をフレーム5の上部に着脱可能に備えており、このホッパー3の下側開口部に対応して、前記食品生地Fを所定長さ(ホッパー3の長手方向の長さ)でほぼ一定容量の食品生地に分割切断するカッター装置7が前記フレーム5に着脱可能に装着してある。
【0017】
そして、上記カッター装置7の下方位置には、上記カッター装置7によって分割切断された食品生地を、複数のローラをV字形状に配置して備えたドウフィーダ部9へ移送するための移送コンベア11が設けられている。上記ドウフィーダ部9の下方位置には、上記ドウフィーダ部9によってほぼ一定幅、一定厚さの帯状に成形された食品生地を搬送するための搬送コンベア13が着脱可能に設けられている。
【0018】
上記搬送コンベア13の搬送路終端側には、上記搬送コンベア13によって搬送される帯状の食品生地の重量を、この帯状の食品生地を移送しつつ計量するための第1の秤量コンベア15が設けられていると共に、この第1の秤量コンベア15に隣接して第2の秤量コンベア17が設けられている。前記搬送コンベア13と第1の秤量コンベア15との間の上方位置には、第1の秤量コンベア15の計量値が設定値に一致したときに作動されて帯状の食品生地を切断するためのギロチン式の切断装置19が設けられている。また、装置全体の動作を制御するための制御装置23が設けられている。
【0019】
上記構成により、食品生地Fの大きな塊をホッパー3内に収納すると、ホッパー3内の食品生地Fはホッパー3の下側開口部から流下してカッター装置7によって所定長さでほぼ一定容積に切断されて搬送コンベア11上に落下され、この移送コンベア11によってドウフィーダ部9へ移送され、このドウフィーダ部9によってほぼ一定厚の帯状の食品生地に成形される。
【0020】
そして、帯状の食品生地は搬送コンベア13によって第1の秤量コンベア15へ搬送され、この第1の秤量コンベア15の計量値が設定値と一致すると、切断装置19が作動されて上記帯状の食品生地の切断が行われる。その後、切断分離されたチャンク状の食品生地は第2の秤量コンベア17へ移送されて再計量されフィードバック制御により計量値が常に許容値内となるようにしてチャンク状の食品生地を次々と切断分離して次工程に送り出しているものである。
【0021】
なお、前述のごとき全体的構成は既に公知であるから、全体的構成についてのより詳細な説明は省略する。
【0022】
前記制御装置23は、例えばコンピュータよりなるものであって、図2に示すように、CPU27、入力手段29、ROM31を備えていると共に各種の設定値を記憶した設定値メモリ33を備えている。また、制御装置23は、計量手段35及び切断回数計数手段39等から入力された各種入力値と前記設定値メモリ33に格納されている各種設定値とを比較する比較演算手段41及び各種演算を行う演算手段45を備えている。
【0023】
さらに、前記制御装置23には、各種の動作部を駆動するための各種の制御モータ49を制御するためのモータ制御手段51が接続してある。
【0024】
以上のごとき構成において、前記制御装置23の制御の下にカッター装置7における制御モータM1を回転駆動すると、公知のように、前記ホッパー3内に収納されている食品生地Fの下側の所定容積が切断分割されて移送コンベア11に落下され、制御モータM2(図示省略)により駆動される上記移送コンベア11によって前記ドウフィーダ部9へ移送される。
【0025】
そして、制御モータM3(図示省略)により駆動される前記ドウフィーダ部9における複数のローラによって、食品生地はほぼ一定幅、一定厚さの帯状に成形されて移送コンベア11上に載置される。この移送コンベア11が制御モータM4によって駆動されることにより、移送コンベア11上の帯状の食品生地は第1の秤量コンベア15方向へ次第に移送され、第1の秤量コンベア15上に載置される。
【0026】
そして、一種の計量手段35としての前記第1の秤量コンベア15によって食品生地の計量が行われ、この第1の秤量コンベア15による計量値と前記設定値メモリ33に格納してある設定値とが比較演算手段41において比較され、上記計量値と設定値とが一致したときに、前記切断装置19に対して切断指令が出力されて、食品生地がチャンク状生地に切断される。
【0027】
上記第1の秤量コンベア15上のチャンク状の食品生地は、制御モータM5の駆動によって第2の秤量コンベア17上へ移送され、この第2の秤量コンベア17においてチャンク状生地の重量が再計量され、この再計量値と予め設定した許容値とが比較される。そして、制御モータM6の駆動によって搬出コンベア25へ移送され、次工程へ搬出されることになる。
【0028】
すなわち、ホッパー3内の食品生地Fはカッター装置7による切断分割工程、ドウフィーダ部9による成形工程を経てほぼ一定幅、一定厚さの帯状の食品生地に成形され、その後に計量手段としての秤量コンベア15によって計量され、予め設定した一定重量の許容値に切断されて次工程へ次々に搬出されるものである。
【0029】
ここで、前記ホッパー3へ供給された食品生地Fの発酵時間が長い場合や、ホッパー3へ供給された食品生地の最初の切断分割開始時からホッパー3内の食品生地Fが無くなるまでの時間が長い場合には、食品生地の発酵が進行し、食品生地の密度は次第に小さなものとなる。したがって、前記秤量コンベア15でもって食品生地の計量を行う際、食品生地が予め設定した設定値の重量に達するまでの時間が次第に長くなり、前記切断装置19による切断間隔時間が長くなって単位時間当りの切断回数が少なくなる。すなわち生産性が低下することになる。
【0030】
そこで、本実施の形態においては、前記切断装置19の単位時間当りの切断回数を切断回数計数手段39によって計数し、この切断回数計数手段39の計数値と前記設定値メモリ33に格納してある単位時間当りの切断回数の設定値(設定回数)とを比較演算手段41において比較し、設定値に対する計数値の減少率を演算する。
【0031】
そして、前記切断装置19の単位時間当りの切断回数を設定値に等しくなるように保持すべく、前記減少率を基にして前記搬送コンベア13の増速率を演算手段45において演算する。この場合、例えば切断装置19の単位時間当りの切断回数が例えば10%減少した場合には、搬送コンベア13の搬送速度を約10%増速するようにモータ制御手段51に制御指令を出力し、制御モータM4を制御するものである。
【0032】
なお、搬送コンベア13の増速に対応して、搬送コンベア13の上流側に位置するドウフィーダ部9、移送コンベア11を同様に増速制御されると共にカッター装置7の切断間隔時間も短くなるように制御されるものである。
【0033】
上述のように、搬送コンベア13の搬送速度を増速すると、一定速度で駆動されている秤量コンベア15に対して帯状の食品生地を後側から強制的に押圧する態様となり、秤量コンベア15上において食品生地の容積(体積)が増加される態様となり、設定重量に達する時間が短縮されることになる。したがって切断装置19の切断間隔が短くなって切断回数が増加することとなり、切断装置19の単位時間当りの切断回数は常にほぼ一定に保持されることとなる。よって、食品生地の発酵が進行して密度が異なる場合であっても、容積は異なるものの、生産性を低下することなく食品生地をほぼ一定重量のチャンク状生地に切断することができるものである。
【0034】
なお、前記説明においては、切断装置19の単位時間当りの切断回数の減少率を演算し、この減少率を基にして搬送コンベア13の増速率を演算する旨説明したが、前記切断回数の減少率と搬送コンベア13の増速率とを関連付けたデータテーブル47を予め作成しておき、切断回数の減少率を求めたときに、その減少率に基いてデータテーブル47を検索し、搬送コンベア13の増速率を求める構成とすることも可能である。
【0035】
図3は前記制御装置23の第2の実施の形態を示すものである。この制御装置23を採用する場合には、前記切断装置19において所定切断回数に要する所要時間を計時手段37により計測し、この計時手段37による計時時間と設定値メモリ33に格納してある所定切断回数に要する設定時間とを比較演算手段41において比較し、上記設定時間に対する計時時間の増加率を演算する。
【0036】
そして、前記切断装置19において所定切断回数に要する所要時間が設定時間(設定値)と等しくなるように保持すべく、前記増加率を基にして前記搬送コンベア13の増速率を演算手段45において演算し、その演算結果に基いて制御モータM4を制御するものである。なお、上記演算手段45による搬送コンベア13の増速率の演算は、単位時間当りにおける切断回数の減少率に基いた場合の演算に準じるものである。また、搬送コンベア13の増速に伴って、前述したように、当該搬送コンベア13の上流側に位置する各作動部(ドウフィーダ部9等)も同様に増速制御されるものである。
【0037】
この場合においては、秤量コンベア15において食品生地の重量が設定値に一致するまでの計量を行うとき、食品生地の発酵の進行に伴って計量時間が次第に長くなり、生産性が低下する傾向にあると、搬送コンベア13の搬送速度を生産性の低下率に対応して増速制御するので、前述同様に秤量コンベア15上において食品生地が後側から押圧されて体積が増大される態様となり、生産性の低下を抑制できるものである。
【0038】
図4は前記制御装置23の第3の実施の形態を示すものである。この制御装置23を採用する場合には、前述したように、前記切断装置19の単位時間当りの切断回数を前記切断回数計数手段39によって計数するか、又は切断装置19においての所定の切断回数に要する所要時間を前記計時手段37により計時する。
【0039】
そして、前記切断回数計数手段39による計数値と前記設定値メモリ33に格納してある単位時間当りの切断回数の設定値を比較演算手段41において比較して、前述したように、設定値に対する計数値の減少率を演算する。または前記計時手段37により計時した計時時間と前記設定値メモリ33に格納してある所定切断回数に要する設定時間とを比較演算手段41において比較し、前述したように、設定時間に対する計時時間の増加率を演算する。
【0040】
上記計数値の減少率の演算結果又は計時時間の増加率に基いて、前述に準じて搬送コンベア13の増加率を演算し、この演算結果を基にして搬送コンベア13、秤量コンベア15等、食品生地の移送に関係する各作動部全体が増速制御されるものである。
【0041】
上述のように、食品生地の移送に関係する各作動部全体が増速される場合には、前述したように秤量コンベア15の部分において食品生地が後側から強制的に押圧されて体積が増大するようなことはないが、食品生地の搬送速度が全体として増速されているので、秤量コンベア15でもって食品生地を計量するとき、計量値が設定値に達する時間が短縮されることとなり、切断装置19による単位時間当りの切断回数を減少することなく一定の生産性を保持することができるものである。
【0042】
このように、食品生地の移送に関係する各作動部全体を増速する場合としては、移送コンベア13によって搬送される食品生地が比較的薄く、秤量コンベア15に対して搬送コンベア13を増速し、食品生地を後側から強制的に押圧して、上記秤量コンベア15の部分において食品生地の体積を増大しようとすると、秤量コンベア15の部分において食品生地にしわや重りを生じ易い場合に有益である。
【0043】
図5は前記制御装置23の第4の実施の形態を示すものである。この制御装置23を採用する場合には、前記切断装置19による食品生地の切断間隔の時間、換言すれば、秤量コンベア15が計量を開始してから設定値に一致した重量を計測するまでの時間を計時手段37により計時し、この計時時間と設定値メモリ33に予め格納してある切断間隔時間の設定値(この設定値は、単位時間当りの切断回数でもって上記単位時間を除することによって求めることができる)とを比較演算手段41において比較し、上記設定値(設定時間)に対する計時時間の増加率を演算する。
【0044】
又は前記切断装置19により所定回数切断したときの時間を前記計時手段37により計時し、この計時時間を基にして平均時間演算手段43において切断間隔の平均時間を演算する。そして、この平均時間と前記設定値メモリ33に格納してある切断間隔時間の設定値とを比較演算手段41において比較し、上記設定値に対する前記平均時間の増加率を演算する。
【0045】
上述のごとく切断装置19における切断間隔時間の増加率又は切断間隔の平均時間の増加率を演算した後、上記増加率を基にして前記搬送コンベア13の増速率を演算手段45において演算し、この演算手段45の演算結果に基いて、前述同様に前記搬送コンベア13のみ又は食品生地の移送に関係する各作動全体を増速し補正するものである。
【0046】
この場合には、切断装置19における毎切断ごと、或は複数回の切断毎に少なくとも搬送コンベア13の搬送速度が増速修正されるので、食品生地の発酵の進行度合が大きい場合であっても容易に対応することができるものである。
【0047】
なお、搬送コンベア13のみを増速するか又は全体を増速するかは、搬送コンベア13によって搬送される食品生地の厚さに対応して予め選択しておくものである。
【0048】
既に理解されるように、食品生地の発酵の進行によって密度が異なり、帯状に成形したときに食品生地の単位長さ当りの重量が時間と共に変化するような場合であっても、生産性の低下に関連する諸現象、例えば、切断装置19による単位時間当りの切断回数の減少、所定切断回数に要する所要時間の増加、切断間隔時間又はその平均時間の増加を測定し、その変化に対応して搬送コンベア13等の搬送速度を制御して、例えば単位時間当りの切断回数等を常に一定に保持するものであるから、生産性を低下することなく食品生地を一定重量に切断することができるものである。
【0049】
ところで、前記説明においては、秤量コンベア15に対して搬送コンベア13を増速して、秤量コンベア15上において食品生地の容積を増加する旨の説明を行ったが、図6に示すように、搬送コンベアを、上流側の搬送コンベア13Aと下流側の搬送コンベア13Bとに分割し、かつそれぞれの搬送コンベア13A,13Bをそれぞれ別個の制御モータM4A,M4Bによって送行駆動する構成とすることが望ましい。
【0050】
上記構成においては、下流側の搬送コンベア13Bに対して上流側の搬送コンベア13Aを増速することにより、下流側の搬送コンベア13B上において食品生地の容積(体積)が増加される態様となるものである。そして、容積が増加された後の食品生地が秤量コンベア15へ移送されて計量されることになるので、当該秤量コンベア15による計量時の変動が少なく、より高精度に計量することができるものである。
【0051】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によれば、食品生地を帯状に成形して一定重量に切断するに際し、食品生地の発酵の進行によって帯状に成形したときに単位長さ当りの重量が異なるような場合であっても、常に設定された時間当りの切断回数でほぼ一定重量に食品生地を切断することで、生産性の低下を抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る食品生地の切断搬送装置の全体的構成を概略的に示した説明図である。
【図2】上記切断搬送装置を制御するための制御装置の第1の実施形態の説明図である。
【図3】上記切断搬送装置を制御するための制御装置の第2の実施形態の説明図である。
【図4】上記切断搬送装置を制御するための制御装置の第3の実施形態の説明図である。
【図5】上記切断搬送装置を制御するための制御装置の第4の実施形態の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る装置の全体的構成を概略的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 食品生地切断搬送装置
3 ホッパー
7 カッター装置
9 ドウフィーダ部
11 移送コンベア
13 搬送コンベア
15 第1の秤量コンベア
17 第2の秤量コンベア
19 切断装置
23 制御装置
27 CPU
33 設定値メモリ
35 計量手段
37 計時手段
38 切断回数計数手段
41 比較演算手段
43 平均時間演算手段
45 演算手段
51 モータ制御手段

Claims (7)

  1. 食品生地を搬送する搬送コンベアの下流側に秤量コンベアを備え、この秤量コンベアの計量値が設定値に一致したときに前記食品生地を切断するための切断装置を備えた食品生地切断搬送装置において前記食品生地を一定重量に切断して下流側へ搬送する方法において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数又は所定切断回数の所要時間を計測し、設定回数に対する前記切断回数の減少又は設定時間に対する前記所要時間の増大に対応して前記搬送コンベアの搬送速度を増速することを特徴とする食品生地の切断搬送方法。
  2. 食品生地を搬送する搬送コンベアの下流側に秤量コンベアを備え、この秤量コンベアの計量値が設定値に一致したときに前記食品生地を切断するための切断装置を備えた食品生地切断搬送装置において前記食品生地を一定重量に切断して下流側へ搬送する方法において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数又は所定切断回数の所要時間を計測し、設定回数に対する前記切断回数の減少又は設定時間に対する所要時間の増大に対応して前記搬送コンベア及び秤量コンベアの搬送速度を共に増速することを特徴とする食品生地の切断搬送方法。
  3. 食品生地を搬送する搬送コンベアの下流側に秤量コンベアを備え、この秤量コンベアの計量値が設定値に一致したときに前記食品生地を切断するための切断装置を備えた食品生地切断搬送装置において前記食品生地を一定重量に切断して下流側へ搬送する方法において、前記切断装置の切断間隔の時間又は所定回数切断したときの切断間隔の平均時間の設定時間に対する増大に対応して前記搬送コンベアの搬送速度又は前記搬送コンベアの搬送速度と前記秤量コンベアの搬送速度とを増速することを特徴とする食品生地の切断搬送方法。
  4. 食品生地を搬送する搬送コンベアと、当該搬送コンベアを駆動するための制御モータと、前記搬送コンベアの下流側に配置され搬送される食品生地の重量を計測するための秤量コンベアと、当該秤量コンベアを駆動するための制御モータと、前記食品生地を切断するための切断装置と、予め設定値メモリに設定された設定値と前記秤量コンベアの計量値とを比較して一致したときに前記切断装置に対して切断指令を出力する比較演算手段とを備えた食品生地の切断搬送装置において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数を計数する切断回数計数手段又は所定切断回数の所要時間を計時する計時手段と、上記切断回数計数手段による計数値と前記設定値メモリに予め設定された切断回数とを比較し、又は前記計時手段による計時時間と予め設定された所要時間とを比較して、前記切断回数の減少又は計時時間の増大に対応して前記搬送コンベアを駆動するための前記制御モータのモータ制御手段に対して増速すべく制御指令を出力するための演算手段と、を備えたことを特徴とする食品生地の切断搬送装置。
  5. 食品生地を搬送する搬送コンベアと、当該搬送コンベアを駆動するための制御モータと、前記搬送コンベアの下流側に配置され搬送される食品生地の重量を計測するための秤量コンベアと、当該秤量コンベアを駆動するための制御モータと、前記食品生地を切断するための切断装置と、予め設定値メモリに設定された設定値と前記秤量コンベアの計量値とを比較して一致したときに前記切断装置に対して切断指令を出力する比較演算手段とを備えた食品生地の切断搬送装置において、前記切断装置の単位時間当りの切断回数を計数する切断回数計数手段又は所定切断回数の所要時間を計時する計時手段と、上記切断回数計数手段による計数値と前記設定値メモリに予め設定された切断回数とを比較し、又は前記計時手段による計時時間と予め設定された所要時間とを比較して、前記切断回数の減少又は計時時間の増大に対応して前記搬送コンベア及び秤量コンベアを駆動するためのそれぞれの制御モータのモータ制御手段に対して増速すべく制御指令を出力する演算手段と、を備えたことを特徴とする食品生地の切断搬送装置。
  6. 食品生地を搬送する搬送コンベアと、当該搬送コンベアを駆動するための制御モータと、前記搬送コンベアの下流側に配置され搬送される食品生地の重量を計測するための秤量コンベアと、当該秤量コンベアを駆動するための制御モータと、前記食品生地を切断するための切断装置と、予め設定値メモリに設定された設定値と前記秤量コンベアの計量値とを比較して一致したときに前記切断装置に対して切断指令を出力する比較演算手段とを備えた食品生地の切断搬送装置において、前記切断装置の切断間隔の時間を計時する計時手段又は前記切断装置が所定回数切断したときの切断間隔の平均時間を演算する平均時間演算手段と、前記計時手段による計時時間又は前記平均時間演算手段により演算された平均時間と予め設定された設定時間とを比較して、前記設定時間に対する前記計時時間又は前記平均時間の増大に対応して少なくとも前記搬送コンベアを駆動するための前記制御モータのモータ制御手段に増速すべく制御指令を出力する演算手段と、を備えたことを特徴とする食品生地の切断搬送装置。
  7. 請求項4又は6に記載の食品生地の切断搬送装置において、前記搬送コンベアは上流側の搬送コンベアと下流側の搬送コンベアに分割してあり、かつ上記上流側及び下流側の搬送コンベアはそれぞれ別個の制御モータによって駆動される構成であることを特徴とする食品生地の切断搬送装置。
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