JP3746570B2 - 鏡筒付き光学素子の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ等のガラス製の光学素子と、これを周囲から保持する鏡筒部とを一体的に成形する鏡筒付き光学素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鏡筒付きレンズは、カメラ用レンズ等の光学機器や、CD・DVD等のピックアップレンズ、光通信装置用における半導体レーザの集光レンズ(LDモジュール)などに、幅広く使用されている。
【0003】
従来、この様な鏡筒付きレンズを製造する場合、レンズと鏡筒部とを個別に製造した後、それらを機械的に嵌合させるか、あるいは接着材を用いて接着することによってレンズを鏡筒部に対して取付けるのが一般的であった。この場合、レンズ面の研削・研磨などの機械加工や、レンズを鏡筒部に取付ける際のレンズの芯取り加工と鏡筒部の内径加工との寸法合わせ、あるいは鏡筒部とレンズとの接着作業などに非常に多くの工程を要していた。
【0004】
これに対して、特開平4−21528号公報及び特開平8−75973号公報には、レンズと鏡筒部とを一体的に加熱及びプレス成形する方法が記載されている。この内、特開平4−21528号公報に記載されている方法では、鏡筒部の素材として、その熱膨張係数がレンズのそれよりも大きな材料を使用して、それらの熱膨張係数の差を利用してレンズを鏡筒部に保持させている。一方、特開平8−75973号公報に記載されている方法では、鏡筒部の内部に凸部あるいは凹部を設けることにより、レンズを鏡筒部に保持させている。この様な一体的な成形による鏡筒付きレンズは、後続する工程においてレンズの芯取り加工などを行わずに、直接、装置に組み込めることから、光学機器の組立工程を大幅に短縮する効果が期待できる。
【0005】
しかし、従来の鏡筒部とレンズとを同時に加熱及びプレス成形する方法には、下記の様にいくつかの問題点があった。
例えば、鏡筒部の素材としてその熱膨張係数がレンズのそれよりも大きな材料を使用した場合、レンズを保持する鏡筒部の熱収縮力が非常に大きくなって、一体成形後のレンズに過大な内部応力を与えてしまう問題がある。更に、熱収縮を利用しているので、保持力の微妙な調整が容易ではなく、一方、鏡筒部とレンズとの熱膨張係数の差を細かく限定すると、鏡筒部の材料の選択が容易ではない。
【0006】
また、鏡筒部の内部に凸部あるいは凹部を設けることにより、レンズを鏡筒部に保持させる方法の場合、凹部または凸部を設けるための加工工程が必要であり、また、レンズの鏡筒部に対する位置ズレを防止するためには、熱膨張の差などに起因する隙間の発生を確実に防止する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上の様な問題に鑑み、本発明の目的は、レンズ等のガラス製の光学素子を鏡筒部とともに一体的に成形する鏡筒付き光学素子の製造方法において、光学素子に過大な内部応力を発生させることなく、且つ光学素子を鏡筒部に確実に保持させることが可能な鏡筒付き光学素子の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の鏡筒付き光学素子の製造方法は、
金属筒の内側に収容されたガラス素材をガラス転移点以上の温度に加熱する工程と、
金属筒に軸方向の圧縮荷重を加えて弾性領域内で径方向に変形させる工程と、
型を用いてガラス素材に軸方向のプレス成形荷重を加えるとともに、これに伴うガラス素材の径方向の変形を前記金属筒の内壁面で拘束する工程と、
ガラス素材をガラス転移点以下の温度まで冷却する工程と、
ガラス素材に対する前記プレス成形荷重を解除する工程と、
金属筒に対する前記軸方向の圧縮荷重を解除して、ガラス素材のプレス成形によって作成された光学素子を金属筒の内壁面で保持させる工程と、
を備えたことを特徴とする。
(作用)
ガラス素材を金属筒の内部に収容し、このガラス素材をプレス成形して鏡筒付き光学素子を製造する際、ガラス素材をガラス転移点以上の温度に加熱した後、ガラス素材をプレス成形する前、あるいは遅くともプレス成形工程の完了する前に、ガラス素材の周囲の金属筒に軸方向の圧縮荷重を加えて、金属筒を弾性領域内で径方向に押し広げておく。
【0009】
型を用いてガラス素材に軸方向のプレス成形荷重を加えると、ガラス素材が塑性変形して型面がガラス素材に転写されるとともに、ガラス素材が径方向に広がって金属筒の内壁面に接触し、径方向への変形が拘束される。
【0010】
プレス成形が終了し、ガラス素材をガラス転移点以下の温度まで冷却した後、プレス成形荷重を解除し、次いで金属筒に対する軸方向の圧縮荷重を解除する。これによって、金属筒が径方向に収縮する結果、ガラス素材のプレス成形によって作成された光学素子の周囲に圧縮力が発生して、光学素子が金属筒(鏡筒部)の内壁面に保持される。以上の様にして、光学素子と鏡筒部とが一体となった鏡筒付き光学素子が製造される。
【0011】
なお、光学素子の周囲に金属筒(鏡筒部)の内壁面から作用する圧縮力は、プレス成形の際の金属筒の軸方向の圧縮荷重あるいは圧縮変形代を調整することにより、容易に調整することができる。また、プレス成形荷重の解除と金属筒に対する圧縮荷重の解除とは同時に行ってもよく、また、ガラス素材がガラス転移点以下の温度まで冷却されていれば、金属筒に対する圧縮荷重の解除を先に行ってもよい。
【0012】
好ましくは、金属筒の熱膨張係数がガラス素材の熱膨張係数とほぼ同等の値となる様に金属筒の材料を選択する。これによって、熱収縮に起因する応力が減少するので、金属筒による保持力の調整が一層、容易になる。この場合、例えば、金属筒の熱膨張係数をガラス素材の熱膨張係数の90%以上、110%以下とするとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の鏡筒付き光学素子の製造方法を実施するためのプレス成形装置の構造を示す概略断面図である。図中、29はガラス素材(レンズ)、30は金属筒(鏡筒部)、6は上型、13は下型を表す。
【0014】
フレーム1の上部からは固定軸2が下方に向かって伸びている。固定軸2の下端には上型組み立て4がセラミック製の断熱筒3を介して取り付けられている。上型組み立て4は、金属製のダイプレート5、セラミック製の上型6及び超硬合金製の固定ダイ7から構成され、固定ダイ7は、上型6をダイプレート5に固定するとともに型の一部を構成している。
【0015】
フレーム1の下部には中間プレート1aが配置され、固定軸2と対向する移動軸9は、中間プレート1aの中央を摺動可能に貫通して上方に向かって伸びている。中間プレート1aの下側には駆動装置8が配置され、移動軸9の基部は荷重検出装置8bを介して駆動装置8に接続されている。駆動装置8は、サーボモータ8aを駆動源とし、サーボモータ8aの回転運動を直線運動推力に変換するスクリュージャッキを内部に備える。移動軸9は、制御装置28によって上下方向の速度、位置及びプレス力が制御される。
【0016】
移動軸9の上端には下型組み立て11がセラミック製の断熱筒10を介して取り付けられている。下型組み立て11は、金属製のダイプレート12、セラミック製の下型13及び超硬合金製の移動ダイ14から構成され、移動ダイ14は、下型13をダイプレート12に固定するとともに型の一部を構成している。また、ダイプレート12の下面には熱電対27が取り付けられ、下型組み立て11の温度検出を行う。
【0017】
固定軸2の回りにはブラケット15が摺動可能に取り付けられ、ブラケット15は別の駆動装置(図示せず)によって上下動される。ブラケット15の下面には、上型組み立て4及び下型組み立て11の周囲を取囲む様に、透明石英管16が取り付けられている。透明石英管16の下端を中間プレート1aの上面に気密に押し当てることによって、上型組み立て4及び下型組み立て11の周囲を大気から遮断させる成形室17が形成される。
【0018】
ブラケット15には、更に、透明石英管16の周囲を取囲む外筒18が取り付けられ、外筒18にはランプユニット19が取り付けられている。ランプユニット19は、赤外線ランプ20、その後方に配置された反射ミラー21、及び反射ミラー21を冷却する水冷パイプ22などから構成されており、透明石英管16の外側から上型組み立て4及び下型組み立て11を輻射加熱する様になっている。
【0019】
この他、固定軸2にはガス供給路23が、移動軸9にはガス供給路24が、ブラケット15にはガス供給路25が、中間プレート1aには排気口26が、それぞれ設けられている。不活性ガスをガス供給路23、24、25を介して成形室17の内部へ所定流量で供給することにより、上型組み立て4、下型組み立て11及び被プレス材料29、30などの冷却が行われる。供給された不活性ガスは、排気口26から排気される。
【0020】
次に、このプレス成形装置を用いて、鏡筒付き光学素子を製造する方法について説明する。
図2は、本発明の鏡筒付き光学素子の製造方法に基いて製造される鏡筒付きレンズの一例を示す断面図である。この鏡筒付きレンズは光通信用半導体レーザの集光レンズである。
【0021】
この鏡筒付きレンズの製造に使用したガラス素材の諸特性を以下に示す。
・メーカ :(株)オハラ社製
・名称 :SFS−01
・熱膨張係数 :10×10-6
・ガラス転移点:393℃
・屈服点 :413℃
この鏡筒付きレンズの製造に使用した金属筒の材料の諸特性を以下に示す。金属筒の材料としては、熱膨張係数がガラス素材に近いフェライト系ステンレス鋼を使用した。
【0022】
・名称 :SUS430F
・熱膨張係数 :10.4×10-6
・耐力 :205N/mm2
・引張強さ :450N/mm2
図3に、この金属筒の製造方法について示す。この例では、外径φ10mm、内径φ7mm、長さ40mmの金属管をスライサを用いて切断して、長さ4mmの円筒を製作した。
【0023】
先ず、プレス成形装置(図1)の上型6と下型13との間にガラス素材29を及び金属筒30をセットする。
図4に、プレス成形装置(図1)によるプレス成形前における上下の型4、11部分の拡大断面図を示す。下型13の成形面の周囲にはスペーサ34が配置され、上型6の成形面の周囲にはスペーサ33が配置される。ガラス素材29は下型13の成形面の上に置かれ、ガラス素材29の周囲を取囲む金属筒30はスペーサ34の上に置かれる。
【0024】
次に、ガラス素材29及び金属筒30をガラス転移点以上の温度まで加熱する。この例では440℃まで加熱を行った。
ガラス素材29の加熱終了後、下型13を上昇させて、下型13と上型6との間でガラス素材29をプレス成形して、ガラス素材29の上下面に型の成形面を転写する。なお、上下の型4、11を互いに密着させたとき、同時に金属筒30が上下から弾性領域内で所定量、圧縮される様に、予め、スペーサ33及び34の厚みを設定しておく。なお、この例において、プレス荷重は、ガラス素材29のプレス成形荷重と金属筒30の軸方向の圧縮荷重とを合わせて400kgfであった。また、金属筒30の圧縮代は0.13mmであった。
【0025】
図5に、プレス成形装置(図1)によるプレス成形中における上下の型4、11部分の拡大断面図を示す。図6に、図5中のガラス素材29及び金属筒30の周辺の拡大断面図を示す。なお、図6中、実線はプレス成形によるガラス素材29及び金属筒30の変形の様子を表し、破線はガラス素材29及び金属筒30のプレス成形前の形状を表す。
【0026】
ガラス素材29のプレス成形後、成形室17内に不活性ガスを流して、上下の型4、11などとともに、ガラス素材29及び金属筒30を冷却する。ガラス素材29の温度がガラス転移点以下の温度まで下がった後に、上下の型4、11間のプレス荷重を解除して、プレス成形された鏡筒付きレンズを型から取り出す。
【0027】
以上の様にして、ガラス素材29のプレス成形によって作成されたレンズが、弾性領域内で径方向に拡大変形された金属筒30(鏡筒部)の収縮力によって保持された鏡筒付きレンズが製造される。
【0028】
以上の工程によって得られた鏡筒付きレンズの型面に対する成形レンズ面の面精度は、λ/10程度であった。また、繰り返し精度も良好であった。また、実際に半導体レーザの集光レンズとして使用したところ、十分使用できる性能を有していた。また、振動のある機器の中でも、鏡筒からレンズが脱落することも無かった。
【0029】
なお、以上の例では、金属筒として単純な円筒形状のものを使用したが、鏡筒付きレンズの完成品を機械等に組み込むことなどを考慮して、プレス成形前に、予め、金属筒の外周部にタップ加工などを施しておくこともできる。
【0030】
また、以上の例では、上型6及び下型13にそれぞれスペーサ33及び34を取り付けて、ガラス素材のプレス成形と金属筒の軸方向の圧縮を、同時に行っているが、個別のプレス駆動部により適宜タイミングを調整して行うようにすることもできる。
【0031】
なお、金属筒の材料としてガラス素材の熱膨張係数に近い材料を使用することにより、冷却の際の熱収縮量の差に基く熱応力を小さく抑えることが可能であり、過大な応力の発生を防ぐとともに、レンズを保持する圧力の調整が容易になる。
なお、以上の方法は、鏡筒付きレンズに限らず、鏡筒付き回折格子あるいは鏡筒付きプリズムなどの様々な鏡筒付き光学素子の製造にも適用できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の鏡筒付き光学素子の製造方法では、軸方向の圧縮荷重によって弾性領域内で径方向に膨んだ金属筒(鏡筒部)の中でガラス素材(レンズ)をプレス成形し、プレス成形終了後、レンズがガラス転移点以下の温度に下がったところで鏡筒部に対する軸方向の圧縮荷重を解除して、鏡筒部の弾性復元力によってレンズを周囲から保持している。
【0033】
従って、レンズのプレス成形と、レンズの鏡筒部への取付けが同時に行われる結果、レンズの光軸が鏡筒部の中心軸に自動的に一致し、軸合わせのための工程を特別に設ける必要がない。
【0034】
また、レンズのプレス成形の完了前に鏡筒部に弾性領域内で変形を与えて、その復元力によってレンズを保持しているので、鏡筒部の内壁面で保持されたレンズの位置ズレあるいは脱落がない。更に、鏡筒部に与える径方向の弾性変形量を、スペ−サの厚さによって、適宜、調整することが可能なので、レンズの内部に過大な応力を発生させることなく、レンズを鏡筒部に保持させることができる。
【0035】
以上の様に、本発明の鏡筒付き光学素子の製造方法によれば、従来の様な、光学素子を鏡筒部に対して取付ける工程を省略することが可能になり、鏡筒付き光学素子を、安定して安価に大量生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鏡筒付き光学素子の製造方法に使用するプレス成形装置の一例を示す概略断面図。
【図2】鏡筒付きレンズの断面図。
【図3】鏡筒部を構成する金属筒の製造方法を説明する図。
【図4】鏡筒付きレンズのプレス前の状態を示す断面図。
【図5】鏡筒付きレンズのプレス後の状態を示す断面図。
【図6】図5中の鏡筒付きレンズの周辺部分の状態を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1・・・フレーム、2・・・固定軸、4・・・上型組み立て、5・・・ダイプレート、6・・・上型、7・・・固定ダイ、8・・・駆動装置、8a・・・サーボモータ、8b・・・荷重検出器、9・・・移動軸、11・・・下型組み立て、12・・・ダイプレート、13・・・下型、14・・・移動ダイ、15・・・ブラケット、16・・・透明石英管、17・・・成形室、19・・・ランプユニット、20・・・赤外線ランプ、23、24、25・・・ガス供給路、26・・・排気口、27・・・熱電対、28・・・制御装置部、29・・・ガラス素材(レンズ)、30・・・金属筒(鏡筒部)、33、34・・・スペーサ。
Claims (3)
- 金属筒の内側に収容されたガラス素材をガラス転移点以上の温度に加熱する工程と、
金属筒に軸方向の圧縮荷重を加えて弾性領域内で径方向に変形させる工程と、
型を用いてガラス素材に軸方向のプレス成形荷重を加えるとともに、これに伴うガラス素材の径方向の変形を前記金属筒の内壁面で拘束する工程と、
ガラス素材をガラス転移点以下の温度まで冷却する工程と、
ガラス素材に対する前記プレス成形荷重を解除する工程と、
金属筒に対する前記軸方向の圧縮荷重を解除して、ガラス素材のプレス成形によって作成された光学素子を金属筒の内壁面で保持させる工程と、
を備えたことを特徴とする鏡筒付き光学素子の製造方法。 - 前記ガラス素材と前記金属筒に対する荷重の付与及び解除を、それぞれ同時に行うことを特徴とする請求項1に記載の鏡筒付き光学素子の製造方法。
- 前記金属筒の熱膨張係数は、前記ガラス素材の熱膨張係数の90%以上、110%以下であることを特徴とする請求項1に記載の鏡筒付き光学素子の製造方法。
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