JP3744753B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は磁気記録装置に係り、詳しくは、トラック幅を狭くした場合でもセトリング動作の悪化を抑えてシーク動作を高速に行なえるようにした磁気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録装置では、磁気ディスクに同心円状に複数のトラック(シリンダ)が形成されており、磁気ディスクを回転させた状態でヘッド(磁気ヘッド)を磁気ディスクの略半径方向へ移動させながら所望のトラックに位置決めして、データの書き込みまたは読み出しがなされる。この位置決め動作は、ヘッドを目標位置付近に高速移動させるシーク動作と、ヘッドを目標位置に位置決めするセトリング動作と、ヘッドを位置決めした目標位置に保持するフォロー動作とに分類される。
【0003】
図12は従来ならびにこの発明に係る磁気記録装置の一具体例を示すブロック構成図である。磁気記録装置50は、データを記録する磁気ディスク1と、データの読み書きを行なうヘッド2と、磁気ディスク1を回転させるスピンドルモータ3と、VCM(ボイスコイルモータ)駆動電圧信号30に基づいてヘッド2を駆動するアクチュエータ(ボイスコイルモータ)4と、ヘッド2を介して磁気ディスク1から読み出されたサーボ再生信号21を増幅するヘッドアンプ11と、サーボ信号22に基づいてシリンダアドレス23ならびに位置誤差信号24を生成する位置検出回路12と、スピンドルモータ3のスタートアップ信号26ならびにアクチュエータ4を駆動するためのデジタル制御信号29を生成するコントローラ13と、スピンドルモータ駆動信号25を生成するとともに回転速度信号27を出力するスピンドルモータ駆動回路14と、デジタル制御信号29をアナログ制御信号28へ変換するD/A変換器16と、アナログ制御信号28を増幅してVCM(ボイスコイルモータ)駆動電圧信号30を出力するパワーアンプ15とから構成されている。
【0004】
図13は従来のシーク制御系の構成を示すブロック構成図である。従来のシーク制御系は、図12に示したコントローラ13内に設けられている。この従来のシーク制御系は、シーク制御部101と、速度推定部102と、目標速度生成部103と、加算部104とからなる。
【0005】
シーク制御部101は、速度誤差信号201に基づいてデジタル制御信号29を生成して出力する。速度推定部102は、シリンダアドレス23とデジタル制御信号29とに基づいてヘッド推定速度信号202を生成して出力する。目標速度生成部103は目標速度信号203を出力する。加算部104は、目標速度信号203からヘッド推定速度信号202を減算し、減算結果を速度誤差信号201として出力する。
【0006】
従来、この種の磁気記録装置では、シーク動作時にヘッド2はヘッドの位置するシリンダ情報を表すシリンダアドレスを読み取りながら移動されて目標位置付近に到達する。このシリンダアドレスはグレイコード(交番符号)を用いて記録されている。グレイコードは、隣り合う符号間で値が1ビットしか変化しないという特徴がある。
【0007】
ここで、ディスク1枚当りの記録容量を増すためにトラック幅を狭くすると、ヘッドがある速度以上で移動した場合に複数のシリンダアドレス上を横切ることになるため、読み取ったグレイコードから生成されるシリンダ情報はヘッドが位置するシリンダアドレスとは異なる近傍のシリンダアドレスを示す場合がある。
【0008】
また、トラック幅が狭くなるとシリンダアドレス数も増えるためグレイコードの符号長が長くなり、ヘッドが従来と同じ速度で移動した場合でもヘッドが横切るシリンダアドレス数は多くなる。
【0009】
図14は従来技術の課題(トラック幅を狭くしたことに伴ってヘッドが複数のトラックを横切ることよって生ずるシリンダアドレスの読み取り誤差)を示す説明図である。図14に示すように、符号長がnビットのグレイコード300で記録されているシリンダアドレスを読み取るまでの期間にヘッド2がXトラック移動した場合、読み取ったグレイコードから再生されたシリンダアドレスは最大Δの読み取り誤差が発生する。なお、図14中の矢印線320はヘッド2の軌跡を示す。
【0010】
トラック幅がある値よりも狭い磁気記録装置で、ヘッドの位置とヘッドを介して読み取ったシリンダアドレスとの間に読み取り誤差がある状態で、図13に示した従来のシーク制御系を用いてシーク動作を行なうとセトリング時間が長くなる。このため、トラック幅かヘッド移動速度かシーク時間かのいずれかを犠牲にしなければならないことがある。
【0011】
図15〜図19は、トラック幅を狭くした場合の従来のシーク制御系の動作を説明する波形図である。図15は目標速度信号の波形図、図16はシリンダアドレス読み取り誤差信号の波形図、図17はデジタル制御信号の波形図、図18は位置誤差の波形図、図19は位置誤差の要部を拡大した波形図である。図18および図19において符号411はヘッドの軌跡を示す。
【0012】
図15に示した目標速度400に沿ってヘッドを移動させた場合、図16に示すようにシリンダアドレスの読み取り誤差401が発生する。なお、図15においてVhはヘッドの最大速度を示している。その結果、図17に示すように、デジタル制御信号410に不必要な乱れが生じ、このためにヘッドを駆動するアクチュエータ(ボイスコイルモータ)に加えられる電流が乱れ、シークエラーもしくは図19に示すようにセトリング動作の悪化を引き起こしシーク時間が長くなる。
【0013】
このような問題に対し、シーク時のヘッド位置読み取り誤りを防ぐ方法として、例えば特開平8−106741号公報(特許第2635939号公報)に記載されているように2つのグレイコードからヘッド位置を生成する方法が知られている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示した従来のシーク制御系を用いた磁気記録装置では、トラック幅を狭くすることが困難である。その理由は、シリンダ数が増えたとき、高速シーク時のシリンダアドレスの読み取り誤差をある値以下に抑えようとすると、ヘッド移動速度に応じて決まるトラック幅が必要となるためである。
【0015】
また、図13に示した従来のシーク制御系を用いた磁気記録装置では、トラック幅を狭くすると、シーク時間が長くなるという問題がある。その理由は、シーク時のシリンダアドレスの読み取り差をある値以下に抑えようとするとヘッド移動速度を制限する必要があるためである。また、読み取り差のあるままのシリンダアドレスを基に制御を行なうと、セトリング時に位置決めが悪くなるためである。
【0016】
一方、特開平8−106741号公報(特許第2635939号公報)に記載された複数グレイコードを用いる方法は、記録密度が低下するという問題がある。その理由は、複数のグレイコードのビット数を合せると、シリンダアドレスのビット数よりも長いビット数を用いてシリンダアドレスを表すことが必要となるためである。
【0017】
【発明の目的】
この発明はこのような課題を解決するためなされたもので、記録密度を向上させるためトラック幅を狭くした場合でも、シーク動作時にヘッドの位置とヘッドが読み取ったシリンダアドレスとの間に生ずる読み取り差によるセトリング動作の悪化を抑えて、シーク動作を高速に行なうことできる磁気記録装置を提供すること目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため請求項1に係る磁気記録装置は、ヘッドが読み取ったシリンダアドレスに基づいてこれとは別に新たなトラック幅で割り当てた仮想シリンダアドレスを算出し、算出した仮想シリンダアドレスに基づいてシーク動作を行なう構成とした。
【0019】
請求項1に係る磁気記録装置は、ヘッドが読み取ったシリンダアドレス仮想シリンダアドレスへ変換し、この仮想シリンダアドレスに基づいてシーク動作を行なう構成とすることで、グレイコード等を用いて磁気ディスクに記録されるシリンダアドレスの書き込み方や読み出し方を変更することなくトラック幅を狭くして記録密度を増すことができ、シーク時間が長くなることを抑制できる。
【0020】
請求項2に係る磁気記録装置は、請求項1記載の磁気記録装置において、パラメータ設定信号に基づいてシーク動作の制御条件を変更することができるシークコントローラと、ヘッドが読み取ったシリンダアドレスに基づいて仮想シリンダアドレスを生成するとともにパラメータ設定信号を生成する仮想シリンダアドレス生成部とを備える構成とした。
【0021】
請求項2に係る磁気記録装置は、トラック毎に設定されたシリンダアドレスとは異なる仮想シリンダアドレスを入力するとともに、シークコントローラのパラメータを仮想シリンダアドレスに適した値に変更してシーク動作を行なう。これにより、グレイコード等を用いて磁気ディスクに記録されるシリンダアドレスの書き込み方や読み出し方を変えずにトラック幅を狭くして記録密度を増すとともにシーク時間が長くなることを抑制できる。
【0022】
請求項3に係る磁気記録装置は、請求項2記載の磁気記録装置において、仮想シリンダアドレス生成部は、各シリンダ毎に付与されたシリンダアドレスをA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、任意に設定する速度しきい値の配列をU(i)、任意に設定する変換ゲインの配列をα(i)としたときに、
U(i)<|V|<U(i+1) ……(式1)
ここで、iは任意の整数
B=round(A/α(i)) ……(式2)
ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
式1の条件を満足する場合には、式2に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算して仮想シリンダアドレスBを生成するとともに、整数iに対応して予め設定したパラメータをシークコントローラに設定させるためのパラメータ設定信号を生成する構成とした。
【0023】
請求項3に係る磁気記録装置は、式1および式2によって算出した仮想シリンダアドレスとパラメータ設定信号とを用いてシーク動作を行なう。これにより、グレイコード等を用いて磁気ディスクに記録されるシリンダアドレスの書き込み方や読み出し方を変えずにトラック幅を狭くして記録密度を増すとともにシーク時間が長くなることを抑制できる。
【0024】
請求項4に係る磁気記録装置は、請求項2記載の磁気記録装置において、仮想シリンダアドレス生成部は、各シリンダ毎に付与されたシリンダアドレスをA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、トラック幅をL、磁気ディスクにグレイコードを用いて記録されているシリンダアドレス上をヘッドが磁気ディスクの円周方向に横切る時間をTとしたときに、
B=round(A/2β) ……(式3)
β=round|V・T/L| ……(式4)
ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
式3および式4に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算して仮想シリンダアドレスBを生成するとともに、βに対応して予め設定したパラメータをシークコントローラに設定させるためのパラメータ設定信号を生成する構成とした。なお、(式3)の右辺の(A/2β)は、A/(2のβ乗)という意味である。
【0025】
請求項4に係る磁気記録装置は、式3および式4によって算出した仮想シリンダアドレスとパラメータ設定信号とを用いてシーク動作を行なう。これにより、グレイコード等を用いて磁気ディスクに記録されるシリンダアドレスの書き込み方や読み出し方を変えずにトラック幅を狭くして記録密度を増すとともにシーク時間が長くなることを抑制できる。
0026
請求項5〜7に係る磁気記録装置は、シークコントローラのパラメータを仮想シリンダアドレスに応じて変更することなくさらに別の仮想シリンダアドレスに基づいてシーク動作を行なうことにより、グレイコード等を用いて磁気ディスクに記録されるシリンダアドレスの書き込み方や読み出し方を変えずにトラック幅を狭くして記録密度を増すとともにシーク時間が長くなることを抑制できる。
0027
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
0028
図1は請求項1〜4に係る磁気記録装置のシーク制御系の構成を示すブロック構成図である。磁気記録装置の全体構成は図12に示したものと同じである。図1に示すように、コントローラ13は、仮想シリンダアドレス210に基づいてデジタル制御信号29を生成するシークコントローラ100と、ヘッド推定速度信号202に基づいてシリンダアドレス23から仮想シリンダアドレス210を生成するとともに生成した仮想シリンダアドレス210に対応したパラメータ設定信号211を生成する仮想シリンダアドレス生成部110とにより構成される。
0029
シークコントローラ100は、パラメータ設定信号211に応じて設定されたパラメータに基づいて速度誤差信号201によりアクチュエータ(ボイスコイルモータ)を駆動するためのデジタル制御信号29を生成するシーク制御部101と、パラメータ設定信号211に応じて設定されたパラメータに基づいて仮想シリンダアドレス210とデジタル制御信号29とによりヘッド推定速度信号202を生成する速度推定部102と、パラメータ設定信号211に応じて設定されたパラメータに基づいてヘッドを目標位置付近に到達させるための目標速度信号203を生成する目標速度生成部103と、目標速度信号203とヘッド推定速度信号202とから速度誤差信号201を生成する加算部104とから構成される。
0030
シーク制御部101は、可変なパラメータを含むPI(比例・積分)制御器、または、進み遅れ位相をパラメータに基づいて可変することのできる位相進み遅れ補償器などのデジタル制御器で構成される。速度推定部102は、可変なパラメータを含む状態オブザーバまたは位置差分による一次近似式などで構成される。目標速度生成部103は、可変なパラメータを含み時刻または目標位置までの残り距離から目標速度を参照するテーブルや一次関数,二次関数,ルート関数などの数式で構成される。加算部104は、加算器または減算器で構成される。仮想シリンダアドレス生成部110は、ヘッド速度に応じて仮想シリンダアドレスを計算する数式またはテーブルと、シーク制御部101と速度推定部102と目標速度生成部103のパラメータを選択する条件判断部とで構成される。
0031
ここで、シーク制御部101は、パラメータ設定信号211で設定されたパラメータを用いて速度誤差信号201からアクチュエータ4を駆動するためのデジタル制御信号29を生成する。速度推定部102は、パラメータ設定信号211で設定されたパラメータを用いて仮想シリンダアドレス210からヘッド推定速度信号202を生成する。目標速度生成部103は、パラメータ設定信号211で設定されたパラメータに基づいて目標速度信号203を生成する。加算部104は、ヘッド推定速度信号202と目標速度信号203とに基づいて速度誤差信号201を生成する。仮想シリンダアドレス生成部110は、シリンダアドレス23とヘッド推定速度信号202とに基づいて仮想シリンダアドレス210ならびにパラメータ設定信号211を生成する。
0032
次に、この発明に係る磁気記録装置のシーク動作を図1ならびに図2を参照して説明する。図2はこの発明に係る磁気記録装置のシーク動作を示すフローチャートである。
0033
通常、データ面サーボ方式においてシリンダ情報は、磁気ディスク上にシリンダの円周方向に対してある間隔でとびとびに書き込まれている。シーク動作は、磁気ディスクの回転数とシリンダ情報の円周方向の間隔とに応じて決まるサンプリング時間の間に、グレイコードからシリンダアドレスを生成し、ヘッド速度を推定し、ヘッドを移動させるためのデジタル制御信号を生成することでなされる。
0034
図2に示すフローチャートを参照すると、シーク動作時には、グレイコード上を横切る時刻に合せてヘッド2を介してグレイコードの読み込みがなされ、サーボ再生信号21として出力される(ステップS1)。ヘッドアンプ11で増幅されたサーボ信号22は、位置検出回路12によりシリンダアドレス23に変換される(ステップS2)。
0035
シーク動作に使用するシリンダ情報として、シリンダアドレス23をそのまま使用するか仮想シリンダアドレス210を使用するかがヘッド推定速度信号202に応じて選択される(ステップS3)。
0036
ヘッド推定速度が予め設定した値W以上の場合、シリンダアドレス23はトラック幅とヘッド移動速度との関係から決まるしきい値に応じて仮想シリンダアドレス210に変換される(ステップS4)。シークコントローラ100のパラメータは、仮想シリンダアドレス210に対応した新たなトラック幅でシーク動作を行なうのに適した値に設定する(ステップS5)。
0037
そして、シリンダアドレス23もしくは仮想シリンダアドレス210に基づいてそれぞれに対応して設定されたシークコントローラ100のパラメータを用いて、アクチュエータ4を駆動するためのデジタル制御信号29が計算される(ステップS6)。具体的には、アクチュエータ4を構成するボイスコイルモータ(VCM)に供給する電流が計算される。
0038
次に、請求項3に係る磁気記録装置のシーク制御系の構成を説明する。請求項3に係る磁気記録装置のシーク制御系は、図1に示したシーク制御系において次のように構成される。シーク制御器101は積分器とゲイン(増幅器)とからなるPI(比例・積分)制御器で構成される。速度推定部102は、アクチュエータ4へ入力するアナログ信号28からヘッド位置までの周波数特性を剛体モデル1/(Sの2乗)で近似し、サンプリング時間で離散化した2次の状態オブザーバで構成される。目標速度生成部103は、目標位置までの残り距離に応じた速度指令値を持つテーブルで構成される。
0039
仮想シリンダアドレス生成部110は、条件分岐とパラメータテーブルとで構成される。グレイコードに一対一で対応するシリンダアドレス23をA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、任意に設定する速度しきい値の配列をU(i)、任意に設定する変換ゲインの配列をα(i)としたときに、
U(i)<|V|<U(i+1) ……(式1)
ここで、iは任意の整数
仮想シリンダアドレス生成部110は、式1の条件を満足する場合、
B=round(A/α(i)) ……(式2)
ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
式2に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算し、シークコントローラ100のパラメータテーブルのi番目のパラメータをパラメータ設定信号211として選択する(シークコントローラ100内に予め登録してあるパラメータテーブルのi番目のパラメータを指定するパラメータ設定信号211を出力する)。
0040
次に、請求項3に係る磁気記録装置のシーク制御系の動作を図3〜図9を参照して説明する。図3はこの発明における仮想シリンダアドレスの概念を示す説明図であり、図3(a)はグレイコード、図3(b)はシリンダアドレス、図3(c)は仮想シリンダアドレスを示す説明図である。図4は目標速度信号の波形図、図5はシリンダアドレス読み取り誤差信号の波形図、図6は仮想シリンダアドレスの読み取り誤差信号の波形図、図7はデジタル制御信号の波形図、図8は位置誤差の波形図、図9は位置誤差の要部を拡大した波形図である。なお、図4に示した目標速度信号の波形は図15に示したものと同じである。また、図5に示したシリンダアドレス読み取り誤差信号の波形は図16に示したものと同じである。
0041
図3は8ビットで記述されるグレイコード上をヘッドが3トラック幅分移動した場合に生成される仮想シリンダアドレス210を示している。トラック幅311で磁気ディスク上に記録されているグレイコード301上をヘッド2がヘッド軌跡321で移動する場合、ヘッド軌跡321が通過した符号は00100001であり、シリンダアドレスA+3として再生される。しかし、ヘッドはグレイコード01100001上すなわちシリンダアドレスA+6に位置しており、読み取ったシリンダアドレスとヘッド位置とに差が生ずる。
0042
これに対して、この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系では、シリンダアドレスAからA+7までの8トラック幅を一つの仮想シリンダアドレスBに対応させる仮想シリンダアドレス生成部110により、トラック幅が8倍に広くなった仮想シリンダアドレスBに基づいてシーク動作を行なうことになる。なお、図3中の符号314は仮想シリンダアドレス幅を示している。
0043
図4〜図9はシーク動作時の各信号の時間応答波形である。図4に示す目標速度400でシーク動作を行なう場合、図5に示すように、グレイコード読み取り終了時にヘッドが位置するシリンダアドレスとグレイコードから再生されたシリンダアドレスとの差として読み取り誤差波形401が発生する。
0044
図5に示したように、シリンダアドレスの読み取り誤差は大きい。これに対して、図6に示すように、読み取り誤差を含んだシリンダアドレスに基づいて生成した仮想シリンダアドレスとヘッドが実際に位置する仮想シリンダアドレスとの読み取り誤差(仮想シリンダアドレス読み取り誤差)は、シリンダアドレスの読み取り誤差よりもはるかに小さい。
0045
従来、シリンダアドレス信号23にシリンダアドレス読み取り誤差401が含まれている状態でシークコントローラを動作させると、図17に示したように、シリンダアドレス読み取り誤差に対応したデジタル制御信号410が生成されるために、デジタル制御信号410の波形は不必要な変化を頻繁に繰り返す波形となる。このため、図19に示すように、セトリング時のヘッド軌跡波形にオーバーシュートやアンダーシュートを生じ(セトリング時の位置誤差が大きくなり)、これによりセトリング時の動作が悪化しシーク時間が長くなる。
0046
これに対して、本発明では、図4に示したように誤差が小さい仮想シリンダアドレス210をシークコントローラ100へ供給するとともに、パラメータ設定信号211に基づいてシークコントローラ100のシーク動作制御条件(パラメータ)を最適化することによって、図7に示すように不必要な変化が少ない良好な波形のデジタル制御信号403を得ることができ、これにより、図8ならびに図9に示すように、セトリング時に位置誤差が発生しない良好なヘッド軌跡波形404が達成され、良好なセトリング動作を実現できる。
0047
次に、請求項4に係る磁気記録装置のシーク制御系の構成を説明する。請求項4に係る磁気記録装置のシーク制御系は、図1に示したシーク制御系において次のように構成される。シーク制御器101は積分器とゲイン(増幅器)とからなるPI(比例・積分)制御器で構成される。速度推定部102は、アクチュエータ4へ入力するアナログ信号28からヘッド位置までの周波数特性を剛体モデル1/(Sの2乗)で近似し、サンプリング時間で離散化した2次の状態オブザーバで構成される。目標速度生成部103は、目標位置までの残り距離に応じた速度指令値を持つテーブルで構成される。
0048
仮想シリンダアドレス生成部110は、条件分岐とパラメータテーブルとで構成される。グレイコードに一対一で対応するシリンダアドレス23をA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、トラック幅をL、ヘッドがグレイコード上を円周方向に横切る時間をTとしたとき、仮想シリンダアドレス生成部110は、次に示す式3ならびに式4に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算する。
B=round(A/2β) ……(式3)
β=round|V・T/L| ……(式4)
ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
0049
そして、仮想シリンダアドレス生成部110は、計算によって求めた仮想シリンダアドレスBを出力するとともに、シークコントローラ100で用いられているゲインやテーブルの残り距離をβに応じて予め定められたパラメータに設定する。
0050
請求項4に係る磁気記録装置のシーク制御系の動作は、請求項3に係る磁気記録装置のシーク制御系の動作と同じである。ただし、図2のフローチャートにおいてステップS3で示す速度に関する条件判断を省略することが可能である。
0051
次に、請求項5〜7に係る磁気記録装置のシーク制御系の構成を説明する。図10は請求項7に係る磁気記録装置のシーク制御系のブロック構成図である。シーク動作はコントローラ13によってなされる。コントローラ13は、シークコントローラ100Aと、仮想シリンダアドレス生成部110Aと、アドレス補正部111とから構成される。
0052
仮想シリンダアドレス生成部110Aの構成は、図1に示した仮想シリンダアドレス生成部110と基本的に同じである。この仮想シリンダアドレス生成部110Aは、ヘッド2を介して読み取られたシリンダアドレス23を前述の式1,式2、または、式3,式4に基づいて仮想シリンダアドレスBへ変換し、変換した仮想シリンダアドレスBを仮想シリンダアドレス信号210として出力する。さらに、この仮想シリンダアドレス生成部110Aは、仮想シリンダアドレスBが何トラック分をグループ化しているかを示すアドレス補正信号212を生成して出力する。
0053
アドレス補正部111は、仮想シリンダアドレス信号210とアドレス補正信号212とに基づいて、シークコントローラ100Aのパラメータを変更しなくてもすむようなシリンダアドレスに対応した補正仮想シリンダアドレス213を生成して出力する。
0054
図11は請求項5〜7に係る磁気記録装置のシーク制御系の動作を示す説明図である。図11(a)はシリンダアドレス302を、図11(b)は仮想シリンダアドレス303を、図11(c)は補正仮想シリンダアドレス304を示している。なお、図11中の符号312,313,315はトラック幅を示している。符号314は仮想シリンダアドレス幅を、符号316は補正仮想シリンダアドレス幅を示している。符号321はヘッドの軌跡を示している。
0055
仮想シリンダアドレス生成部110Aは、図11(a)に示すシリンダアドレス302に基づいて、図11(b)に示す仮想シリンダアドレス303を生成して出力する。アドレス補正部111は、アドレス補正信号212と仮想シリンダアドレス信号210とに基づいて、複数シリンダアドレス分をその中に含まれる任意のシリンダアドレスに代表させた補正仮想シリンダアドレス304(補正仮想シリンダアドレス信号213)を生成して出力する。
0056
例えば、磁気ディスクに8ビットのグレイコードを用いてシリンダアドレスが記録されている場合で、図11(a)に示すように、ヘッド2がシリンダアドレスA+4からA+7に渡って移動するとき、仮想シリンダアドレス生成部110Aは、図11(b)に示すように、仮想シリンダアドレスとして「B」を出力するとともに、アドレス補正信号212として「8」を出力する。
0057
アドレス補正部111は、図11(c)に示すように、仮想シリンダアドレスBに対応するシリンダアドレスAからA+7をA+7で代表させた補正仮想シリンダアドレス信号213を生成して出力する。
0058
そして、シークコントローラ100Aは、補正仮想シリンダアドレス213に基づいてデジタル制御信号29を生成する。この際、シークコントローラ100Aは、シリンダアドレスが1トラック毎に付与されている場合に対応して設定されたパラメータをそのまま用いてデジタル制御信号29を生成する。
0059
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明に係る磁気記録装置は、トラック幅を狭くしてシリンダ数を増やし記録密度を増すことができる。これは、シリンダ数を増やしたとき、高速シーク時にヘッドが位置するシリンダアドレスと読み取ったグレイコードから再生したシリンダアドレスとに差が生じた場合でも、仮想シリンダアドレスを用いることによりあたかも広いトラック幅にかかれたシリンダアドレスに基づいてシーク動作を行なうことができるからである。
0060
また、この発明に係る磁気記録装置は、シーク時間が長くならないというメリットがある。それは、シーク時にヘッドが位置するシリンダアドレスとグレイコードから再生したシリンダアドレスとの差をある値以下に抑える必要がなくなるために、ヘッド移動速度を制限する必要がなくなるためである。また、読み取り差が生じたままのシリンダアドレスであっても、仮想シリンダアドレスに対応してシークコントローラのシーク条件を最適化することによって、セトリング時の位置決めを悪化させないですむためである。
0061
さらに、この発明に係る磁気記録装置は、記録密度の低下を防ぐことができる。それは、シリンダアドレスのビット数と同じビット数のグレイコードのみを用いているので、複数のグレイコードを用いる場合に比べてシリンダアドレスのビット数が短くなるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜6に係る磁気記録装置のシーク制御系の構成を示すブロック構成図である。
【図2】この発明に係る磁気記録装置のシーク動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明における仮想シリンダアドレスの概念を示す説明図であり、図3(a)はグレイコード、図3(b)はシリンダアドレス、図3(c)は仮想シリンダアドレスの説明図である。
【図4】この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系における目標速度信号の波形図である。
【図5】この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系におけるシリンダアドレス読み取り誤差信号の波形図である。
【図6】この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系における仮想シリンダアドレスの読み取り誤差信号の波形図である。
【図7】この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系におけるデジタル制御信号の波形図である。
【図8】この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系における位置誤差の波形図である。
【図9】この発明に係る磁気記録装置のシーク制御系における位置誤差の要部を拡大した波形図である。
【図10】請求項7に係る磁気記録装置のシーク制御系のブロック構成図である。
【図11】請求項7に係る磁気記録装置のシーク制御系の動作を示す説明図であり、図11(a)はシリンダアドレス、図11(b)は仮想シリンダアドレス、図11(c)は補正仮想シリンダアドレス304の説明図である。
【図12】従来ならびにこの発明に係る磁気記録装置の一具体例を示すブロック構成図である。
【図13】従来のシーク制御系の構成を示すブロック構成図である。
【図14】従来技術の課題(トラック幅を狭くしたことに伴ってヘッドが複数のトラックを横切ることよって生ずるシリンダアドレスの読み取り誤差)を示す説明図である。
【図15】従来のシーク制御系における目標速度信号の波形図である。
【図16】従来のシーク制御系におけるシリンダアドレス読み取り誤差信号の波形図である。
【図17】従来のシーク制御系におけるデジタル制御信号の波形図である。
【図18】従来のシーク制御系における位置誤差の波形図である。
【図19】従来のシーク制御系における位置誤差の要部を拡大した波形図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク
2 ヘッド(磁気ヘッド)
3 スピンドルモータ
4 アクチュエータ(ボイスコイルモータ)
11 ヘッドアンプ
12 位置検出回路
13 コントローラ
14 スピンドルモータ駆動回路
15 パワーアンプ
16 D/A変換器
21 サーボ再生信号
22 サーボ信号
23 シリンダアドレス信号
27 回転速度信号
28 アナログ制御信号
29 デジタル制御信号
50 磁気記録装置
100,100A シークコントローラ
101 シーク制御部
102 速度推定部
103 目標速度生成部
104 加算部
110,110A 仮想シリンダアドレス生成部
111 アドレス補正部
201 速度誤差信号
202 ヘッド推定速度信号
203 目標速度信号
210 仮想シリンダアドレス信号
211 パラメータ設定信号
212 アドレス補正信号
213 補正仮想シリンダアドレス信号

Claims (6)

  1. データを記録する磁気ディスクと、データの読み書きを行なうヘッドと、前記磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記ヘッドを移動させるアクチュエータと、前記スピンドルモータならびに前記アクチュエータを制御するコントローラとを備える磁気記録装置において、
    前記コントローラは、前記ヘッドの移動速度に応じて前記ヘッドが読み取ったシリンダアドレスに基づいてこれとは別に広いトラック幅で割り当てた仮想シリンダアドレスを算出し、算出した仮想シリンダアドレスに基づいてシーク動作を行ない、
    前記コントローラは、パラメータ設定信号に基づいてシーク動作の制御条件が変更可能なシークコントローラと、前記ヘッドが読み取ったシリンダアドレスに基づいてこれとは別に割り当てた仮想シリンダアドレスを生成するとともに前記パラメータ設定信号を生成する仮想シリンダアドレス生成部とを備えたことを特徴とする磁気記録装置。
  2. 前記仮想シリンダアドレス生成部は、各シリンダ毎に付与されたシリンダアドレスをA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、任意に設定する速度しきい値の配列をU(i)、任意に設定する変換ゲインの配列をα(i)としたときに、
    U(i)<|V|<U(i+1)……(式1)
    ここで、iは任意の整数
    B=round(A/α(i))……(式2)
    ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
    式1の条件を満足する場合には、式2に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算して仮想シリンダアドレスBを生成するとともに、整数iに対応して予め設定したパラメータをシークコントローラに設定させるためのパラメータ設定信号を生成することを特徴とする請求項記載の磁気記録装置。
  3. 前記仮想シリンダアドレス生成部は、各シリンダ毎に付与されたシリンダアドレスをA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、トラック幅をL、前記磁気ディスクにグレイコードを用いて記録されているシリンダアドレス上を前記ヘッドが前記磁気ディスクの円周方向に横切る時間をTとしたときに、
    B=round(A/2β)……(式3)
    β=round|V・T/L|……(式4)
    ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
    式3および式4に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算して仮想シリンダアドレスBを生成するとともに、βに対応して予め設定したパラメータをシークコントローラに設定させるためのパラメータ設定信号を生成することを特徴とする請求項記載の磁気記録装置。
  4. データを記録する磁気ディスクと、データの読み書きを行なうヘッドと、前記磁気ディスクを回転させるスピンドルモータと、前記ヘッドを移動させるアクチュエータと、前記スピンドルモータならびに前記アクチュエータを制御するコントローラとを備える磁気記録装置において、
    前記コントローラは、前記ヘッドが読み取ったシリンダアドレスを基に算出した広いトラック幅の仮想シリンダアドレスを生成する仮想シリンダアドレス生成部と、シークコントローラのパラメータを変更せずにシーク動作を行なうための仮想シリンダアドレスをこの領域に含まれるシリンダアドレスの中の代表アドレスに再生成するアドレス補正部とを備えたことを特徴とする磁気記録装置。
  5. 前記仮想シリンダアドレス生成部は、各シリンダ毎に付与されたシリンダアドレスA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、任意に設定する速度しきい値の配列をU(i)、任意に設定する変換ゲインの配列α(i)としたときに、
    U(i)<|V|<U(i+1)……(式1)
    ここで、iは任意の整数
    B=round(A/α(i))……(式2)
    ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
    式1の条件を満足する場合には、式2に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算して仮想シリンダアドレスBとアドレス補正信号α(i)を生成し、前記アドレス補正部は、仮想シリンダアドレスBとアドレス補正信号α(i)より補正仮想シリンダアドレスを生成することを特徴とする請求項記載の磁気記録装置。
  6. 前記仮想シリンダアドレス生成部は、各シリンダ毎に付与されたシリンダアドレスA、仮想シリンダアドレスをB、ヘッド推定速度をV、トラック幅をL、前記磁気ディスクにグレイコードを用いて記録されているシリンダアドレス上を前記ヘッドが前記磁気ディスクの円周方向に横切る時間をTとしたときに、
    B=round(A/2β)……(式3)
    β=round|V・T/L|……(式4)
    ここで、roundは小数点以下の四捨五入を表す関数
    式3および式4に基づいて仮想シリンダアドレスBを計算して仮想シリンダアドレスBとアドレス補正信号2βを生成し、前記アドレス補正部は、仮想シリンダアドレスBとアドレス補正信号2βより補正仮想シリンダアドレスを生成することを特徴とする請求項記載の磁気記録装置。
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