JP3744068B2 - 回転繰り出し式筆記具 - Google Patents
回転繰り出し式筆記具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3744068B2 JP3744068B2 JP20921296A JP20921296A JP3744068B2 JP 3744068 B2 JP3744068 B2 JP 3744068B2 JP 20921296 A JP20921296 A JP 20921296A JP 20921296 A JP20921296 A JP 20921296A JP 3744068 B2 JP3744068 B2 JP 3744068B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- rotor
- writing instrument
- fitted
- cam cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転子の回動により筆記体が軸筒先端開口から出没するようにした回転繰り出し式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転繰り出し式筆記具に於て、筆記体を軸筒先端口より出没させる時、摺動抵抗を与えて高級感を出す手段として従来摺動部にグリースを付着したり、回動部に形成した鍔をスプリングで固定部に押圧したり、Oリングを摺動部に装着したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術にあっては、第1の手段はグリースが温度変化、経時による劣化によりトルクが変化し易く所定の摺動抵抗を維持し難く、第2の手段、第3の手段は部品点数が多く構造が複雑で高価になるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決することを目的とし、カム筒内に回転子を回動自在に嵌合し、該回転子内に摺動子を前後方向に摺動自在に嵌合し、前記カム筒と回転子の相対的な回転により前記摺動子を前進せしめ、また、該摺動子の前進は摺動子の係合突起を回転子のカム溝により摺動させることによってなし、該摺動子の前進によって筆記体を繰り出すようにした回転繰り出し式筆記具に於いて、前記回転子の中心に中ピンを突設し、該中ピンに前記摺動子の中心孔を嵌合し、また、該摺動子の後端に径方向に弾性を有する弾片を形成し、該弾片を前記中ピンに圧接することによって、前記摺動子に所定の摺動抵抗を与える如くしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図示した実施例に基づいて詳細に説明する。
1は後軸で、カム筒2の先端ねじ部3が螺合固定している。4はカム筒2内に回動自在に嵌合した回転子で中心に中ピン5を突設し、該中ピン5に摺動子7の中心孔を嵌合し、その上端に縦割溝8を設けて形成した割片9を自体の弾性で中ピン5に圧接している。摺動子7外周には縦長の係合突起10を突設し、カム筒2の縦長導孔11に摺動自在に嵌合している。回転子4にはカム溝12が形成され、前記係合突起10が係合している。14は先端のストッパーである。中ピン5先端外周には図10に示す如く、摺動子7中心孔よりの抜け防止リブ15が形成されている。16は摺動子7に連結されたリフイルである。17は頭冠、18は頭冠止めで回転子に圧入固定されている。19はクリップである。
【0006】
次に作用について説明する。
図2はペン先収納状態を示す。図2の回転子4を回動するとカム溝12が摺動子7の係合突起10をカム筒2の縦長導孔11に沿って前進し図4の如くリフイル16を突出する。この時、摺動子7の割片9が中ピン5に圧接摺動するので円滑に摺動する。回転子4を逆に回動すると摺動子7は図2の収納状態になる。カム筒2には回転子4のストッパー14を無理なく収納させるため図8に示すような収納孔20を形成してある。又、回転子のオーバートルク時摺動子7がカム筒2の縦長導孔11より中にもぐり込まないように図9に示す如く、縦長導孔11両側を内方にせまい傾斜壁面11aとしてある。
なお、カム筒2の内面に凹部を形成し、Oリング22を装着し回転子4回動時に摺動抵抗を与え円滑に回動するようにしてもよい。
又、摺動子7に縦割溝8を形成する代りにコ字形溝又は窓孔を形成して径方向の弾片を形成してもよい。
【0007】
【発明の効果】
本発明によると、カム筒内に回転子を回動自在に嵌合し、該回転子内に摺動子を前後方向に摺動自在に嵌合し、前記カム筒と回転子の相対的な回転により前記摺動子を前進せしめ、また、該摺動子の前進は摺動子の係合突起を回転子のカム溝により摺動させることによってなし、該摺動子の前進によって筆記体を繰り出すようにした回転繰り出し式筆記具に於いて、前記回転子の中心に中ピンを突設し、該中ピンに前記摺動子の中心孔を嵌合し、また、該摺動子の後端に径方向に弾性を有する弾片を形成し、該弾片を前記中ピンに圧接することによって、前記摺動子に所定の摺動抵抗を与える如くしたので、摺動抵抗が従来のグリースを用いたものゝように温度変化や経時変化による劣化がなく、摺動抵抗用の別部品を用いることなく簡単な構成により確実に円滑な摺動抵抗を与えることができ、コストダウンを計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例要部切断正面図である。
【図2】 図1のペン先収納時要部切断正面図である。
【図3】 図2のA−A側断面図である。
【図4】 図1のペン先露出時要部切断正面図である。
【図5】 図4のB−B側断面図である。
【図6】 図2の分解斜視図である。
【図7】 図6のカム筒、回転子、摺動子の分解斜視図である。
【図8】 カム筒と回転子ストッパー部収納説明用側断面図である。
【図9】 摺動子の係合突起とカム筒の縦長導孔部の側断面図である。
【図10】 中ピン先端に抜け防止リブを形成した正面図である。
【符号の説明】
1 後軸
2 カム筒
3 ねじ部
4 回転子
5 中ピン
7 摺動子
8 縦割溝
9 割片
10 係合突起
11 縦長導孔
12 カム溝
14 ストッパー
15 抜け防止リブ
16 リフイル
Claims (1)
- カム筒内に回転子を回動自在に嵌合し、該回転子内に摺動子を前後方向に摺動自在に嵌合し、前記カム筒と回転子の相対的な回転により前記摺動子を前進せしめ、また、該摺動子の前進は摺動子の係合突起を回転子のカム溝により摺動させることによってなし、該摺動子の前進によって筆記体を繰り出すようにした回転繰り出し式筆記具に於いて、前記回転子の中心に中ピンを突設し、該中ピンに前記摺動子の中心孔を嵌合し、また、該摺動子の後端に径方向に弾性を有する弾片を形成し、該弾片を前記中ピンに圧接することによって、前記摺動子に所定の摺動抵抗を与える如くしたことを特徴とする回転繰り出し式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20921296A JP3744068B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 回転繰り出し式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20921296A JP3744068B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 回転繰り出し式筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1035178A JPH1035178A (ja) | 1998-02-10 |
JP3744068B2 true JP3744068B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=16569215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20921296A Expired - Fee Related JP3744068B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 回転繰り出し式筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3744068B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20921296A patent/JP3744068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1035178A (ja) | 1998-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000190688A (ja) | サイドノック式ボ―ルペン | |
JP2004322357A (ja) | ノック式繰り出し具における回転繰り出し装置 | |
JP3744068B2 (ja) | 回転繰り出し式筆記具 | |
JP4097239B2 (ja) | サイドノック式ボールペン | |
JP2566095Y2 (ja) | 複式筆記具 | |
JPH0239832Y2 (ja) | ||
JP3837916B2 (ja) | 後端ノック式筆記具 | |
JP2606588Y2 (ja) | 複式筆記具 | |
JPH0411837Y2 (ja) | ||
JP3614224B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP4814901B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP3158277B2 (ja) | 棒状体繰出機構付筆記具 | |
JP3005892B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JPS6222396Y2 (ja) | ||
JP2566094Y2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP3676445B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP2000335169A (ja) | 筆記具の軸筒 | |
JP3860250B2 (ja) | 先端チャック式シャープペンシル | |
JPH0721388U (ja) | 棒状物繰り出し容器 | |
JP2566096Y2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP3602213B2 (ja) | 複式筆記具 | |
JP3843565B2 (ja) | 回転出没式シャープペンシル | |
JP4192280B2 (ja) | 化粧料等の繰出容器 | |
JPH0111507Y2 (ja) | ||
JP2566097Y2 (ja) | 複式筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |