JP3743571B2 - シェーディング補正データの生成方法及びシェーディング補正方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はシェーディング補正データの生成方法及びシェーディング補正方法に係り、特にCCD等の固体撮像素子から電圧信号として出力されるシェーディングデータの取得方法並びにシェーディング補正データの生成方法及びシェーディング補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CCDから出力される電圧信号をシェーディングデータとして取得し、このシェーディングデータを補正することによりCCDの感度のばらつきや光源光量のむらを補正するシェーディング補正方法について、特開昭63−62473号公報、特開昭62−202653号公報、特開昭63−38368号公報、特開平3−64258号公報等に開示されている。
【0003】
前記特開昭63−62473号公報、特開昭62−202653号公報には、シェーディングデータの2点を測定して仮の黒点を算出し、この黒点を所定量オフセットすると共にゲインさせてシェーディング補正を行うシェーディング補正方法が開示されている。
【0004】
前記特開平3−64258号公報には、シェーディングデータから算出した黒点をゲインさせるシェーディング補正方法が開示されている。
【0005】
前記特開昭63−38368号公報には、シェーディング補正前データの情報量と同じ情報量のシェーディング補正データを生成してシェーディング補正を行うシェーディング補正方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を光源により照明し、この透過画像をCCDによって読み取るフイルムスキャナで、前述したシェーディング補正を行おうとすると、前記写真フイルムがフイルムスキャナに装着されていない状態でCCDが光源の照明光を受光するので、CCDの受光量が飽和点に達してしまい、シェーディングデータを取得することができなくなるという欠点がある。
【0007】
このような不具合を防止する為に、シェーディングデータの取得時に光源の光量を暗くしてCCDの受光量を飽和点以下に低減することが考えられる。しかし、この方法では、例えば光源として蛍光灯を使用すると、蛍光灯自体のシェーディング波形が変わり、シェーディングデータのシェーディング波形が変形してしまうので、正確なシェーディングデータを取得できず、これにより、シェーディング補正を正確に行うことができないという欠点がある。また、光量可変のインバータが必要となり、回路が複雑になると共に、光量を可変した場合、その安定に時間を要する。
【0008】
一方、前述した特開昭63−62473号公報、特開昭62−202653号公報記載のシェーディング補正方法は、2点の測定が必要なので、シーケンスが複雑になると共に回路規模も大きくなるという欠点がある。また、光量可変のインベータが必要となり、回路が複雑になるとともに、光量を可変した場合、その安定に時間を要する。
【0009】
また、前記特開平3−64258号公報記載のシェーディング補正方法は、ゲインのみによる補正なので、補正目標値からの誤差が大きくなるという欠点がある。
【0010】
更に、特開昭63−38368号公報記載のシェーディング補正方法は、例えばシェーディング補正前データの情報量を10bitとすると、シェーディング補正データの情報量も10bit必要となるので、シェーディングメモリの容量や演算回路の回路規模が大きくなるという欠点がある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みて成されたもので、シェーディング補正前データを小規模回路で補正することができるシェーディング補正方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成する為に、現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を光源によって照明し、その透過画像を固体撮像素子で読み取るフイルムスキャナに於いて、前記コマ画像の読み取り前に前記固体撮像素子の受光面に前記光源からの照明光を照射し、該固体撮像素子の各受光部から電圧信号として出力されるシェーディングデータを電気的に均一に補正するシェーディング補正データの生成方法であって、該シェーディングデータDからシェーディング補正データDS を、次式
DS =Dmax ×2n /D−2n
Dmax :シェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値
n:シェーディング補正データDS のビット数より大きな自然数
によって算出することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記目的を達成する為に、前記固体撮像素子から出力されるシェーディング補正前データDinと、前記シェーディング補正データDS とに基づいて、シェーディング補正後のデータDout を、次式
Dout =Din+Din×DS /2n
によって算出することを特徴とする。
【0014】
【作用】
請求項1記載の発明は、シェーディング補正データの生成に係る発明で、固体撮像素子から出力される電圧信号をシェーディングデータとし、該シェーディングデータDからシェーディング補正データDS を、次式
DS =Dmax ×2n /D−2n
Dmax :シェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値
n:シェーディング補正データDS のビット数より大きな自然数
によって算出するようにした。
【0015】
また、本発明は、例えば、固体撮像素子の出力をA/D変換した情報量が10bitであったとしても、ネガベースのシェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値と最小値との比は、最大1.5程度なので、例えばn=9としてこれを前記式に代入すると、
DS =Dmax ×2n /D−2n
=(Dmax /D−1)×2n <(1.5−1)×512
となる。
【0016】
これにより、DS の情報量は、最大でも255あれば充分なので、DS の情報量を8bitに設定することができる。
【0017】
従って、本発明では、シェーディングメモリの容量を小さくすることができる。
【0018】
請求項2記載の発明は、シェーディング補正方法に係るもので、固体撮像素子から出力されるシェーディング補正前データDinと、請求項1記載のシェーディング補正データDS とに基づいて、シェーディング補正後のデータDout を、次式
Dout =Din+Din×DS /2n
によって算出するようにした。
【0019】
即ち、本発明は、例えばDinが10bitであれば、DS を8bit、nを9に設定しても、Dout のビット精度をDinと同等に維持することができ、しかもシェーディング補正回路を小規模で実現することができる。
【0020】
【実施例】
以下添付図面に従って本発明に係るシェーディング補正データの生成方法及びシェーディング補正方法の好ましい実施例について詳説する。
【0021】
図1は、本発明に係るシェーディング補正データの生成方法及びシェーディング補正方法が適用されたフイルムスキャナの実施例を示す要部ブロック図である。
【0022】
前記フイルムスキャナは、写真フイルムFを搬送するフイルム駆動装置10、照明用の光源(蛍光灯)12、撮影レンズ14、CCDラインセンサ16、アナログアンプ18、A/Dコンバータ20、シェーディング補正回路22、画像信号処理回路24、及び中央処理装置(CPU)26等を備えている。
【0023】
フイルム駆動装置10は、フイルムカートリッジ28のスプール軸30と係合し、そのスプール軸30を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、このフイルム供給部から送り出される写真フイルムFを巻き取るフイルム巻取部と、フイルム搬送路に配設され、写真フイルムFをモータによって駆動されるキャプスタン32とピンチローラ34とで挟持して写真フイルムFを所望の速度で搬送する手段とから構成されている。前記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ28のスプール軸30を図中で反時計回り方向に駆動し、フイルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られるまでフイルムカートリッジ28から写真フイルムFを送り出すようにしている。また、フイルム駆動装置10は、前記CPU26によってフイルム搬送速度が制御されている。
【0024】
前記蛍光灯12は、フイルムカートリッジ28内から引き出される現像済みのフイルムFを赤外カットフィルタ36を介して照明する。フイルムFを透過した透過光は、撮影レンズ14を介してCCDラインセンサ16の受光面に結像される。
【0025】
前記CCDラインセンサ16は、フイルム搬送方向と直交する方向に1024画素の受光部が配設されており、CCDラインセンサ16の受光面に結像された画像光はR,G,Bフイルタが設けられた各受光部で電荷蓄積され、光の強さに応じた量のR,G,Bの信号電荷に変換される。このようにして蓄積されたR,G,Bの信号電荷は、CCD駆動回路38から1ライン周期のリードゲートパルスが加えられると、シフトレジスタに転送されたのち、レジスタ転送パルスによって順次電圧信号として出力される。また、CCDラインセンサ16は、各受光部に隣接してシャッターゲート、及びシャッタードレインが設けられており、このシャッターゲートをシャッターゲートパルスによって駆動することにより、受光部に蓄積された電荷をシャッタードレインに掃き出すことができる。即ち、このCCDラインセンサ16は、CCD駆動回路38から加えられるシャッターゲートパルスに応じて受光部に蓄積した電荷を制御することができる、いわゆる電子シャッター機能を有している。前記CCD駆動回路38はCPU26によって駆動制御され、CCDラインセンサ16のシャッター量可変範囲を10%〜100%に制御している。
【0026】
一方、CCDラインセンサ16から出力されたR,G,Bの電圧信号は、CDSクランプ40によって保持されてアナログアンプ18に加えられる。アナログアンプ18に加えられたR,G,Bの電圧信号は、CPU26からのゲイン制御信号によってゲインが制御される。
【0027】
アナログアンプ18から出力されるR,G,Bの電圧信号は、A/Dコンバータ20によってR,G,Bデジタル信号に変換されたのち、a端子に接続されたスイッチ42を介してシェーディング補正回路22に出力される。ここで、前記R,G,Bデジタル信号は、シェーディングメモリ44に記録された後述するシェーディング補正データによってR,G,B毎にシェーディング補正される。そして、シェーディング補正されたR,G,Bデジタル信号は、画像信号処理回路24に出力されて画像処理されたのち、D/Aコンバータ46でR,G,Bアナログ信号に変換され、そして、エンコーダ48によってNTSC方式の映像信号に変換されて図示しないモニタTVに出力される。
【0028】
次に、前記の如く構成されたフイルムスキャナのシェーディングデータの取得方法について説明する。
【0029】
先ず、第1のシェーディングデータの取得方法は、フイルムカートリッジ28の装着前に蛍光灯12を完全点灯させると共に、スイッチ42をb端子に切り換える。そして、この蛍光灯12の光量を変化させずに、即ち、コマ画像への照射光量と同じ光量下に於いて、CCDラインセンサ16の電子シャッタ、又はCCDラインセンサ16に加えられる1ライン周期のリードゲートパルスをCPU26により制御して、CCDラインセンサ16の受光量をCCDラインセンサ16の飽和点以下に低減する。そして、このCCDラインセンサ16から出力されるR,G,B電圧信号をシェーディングデータとして取得して、シェーディングメモリ44に記録する。
【0030】
これにより、第1のシェーディングデータの取得方法によれば、蛍光灯12の光量を変化させずにCCDラインセンサ16の飽和点以下でシェーディングデータを取得することができる。
【0031】
次に、第2のシェーディングデータの取得方法について説明する。先ず、フイルムカートリッジ28の装着前に蛍光灯12を完全点灯させると共に、スイッチ42をb端子に切り換える。そして、この蛍光灯12の光量を変化させずに、CCDラインセンサ16の受光量を該CCDラインセンサ16の飽和点以下に低減する図示しないフイルタを蛍光灯12とCCDラインセンサ16との間に介在させ、このCCDラインセンサ16から出力される前記フイルタの透過光の電圧信号をシェーディングデータとして取得して、シェーディングメモリ44に記録する。
【0032】
これにより、第2のシェーディングデータの取得方法でも、蛍光灯12の光量を変化させずにCCDラインセンサ16の飽和点以下でシェーディングデータを取得することができる。この第2のシェーディングデータの取得作業は、フイルムスキャナの工場出荷前に行う。
【0033】
次いで、第3のシェーディングデータの取得方法について説明する。先ず、蛍光灯12を完全点灯させると共にスイッチ42をb端子に切り換えて、フイルムカートリッジ28を装着する。次に、フイルムカートリッジ28から写真フイルムFを所定量引き出して、写真フイルムFのネガベースを透過した透過光をCCDラインセンサ16で読み取る。そして、このCCDラインセンサ16から出力されるネガベースの透過光の電圧信号をシェーディングデータとして取得し、シェーディングメモリ44に記録する。
【0034】
即ち、第3のシェーディングデータの取得方法は、CCDラインセンサ16で受光する蛍光灯12の光量を、ネガベースを透過させて半分程度に低減したので、蛍光灯12の光量を変化させずにCCDラインセンサ16の飽和点以下でシェーディングデータを取得することができる。
【0035】
次に、第4のシェーディングデータの取得方法について説明する。先ず、CCDラインセンサ16の露光量を図2に示すグラフに基づいて予め設定する。図2の横軸には蛍光灯12でネガを照射した時のネガの透過率を示し、縦軸にはネガの透過率に対するCCDラインセンサ16の出力電圧を示している。ここで、前記CCDラインセンサ16の露光量を、ネガの透過光の最大透過率τmax と最小透過率τmin との中央値近傍の透過光量((τmax +τmin )/2)となるように予め設定する。そして、設定された前記露光量に於いて写真フイルムのネガベースをCCDラインセンサ16で撮像し、このCCDラインセンサ16から出力される電圧信号をシェーディングデータとして取得する。
【0036】
ここで、例えばネガ1コマのDレンジを1.3とすると、(τmax /τmin )の値はおおよそ20程度であり、従って、((τmax +τmin )/2)の値はτmax の52.5%となる。これにより、τmax の時にCCDラインセンサ16の露光量を飽和点の80%に設定すれば、CCDラインセンサ16の電子シャッタの開放率を42%に設定することで、蛍光灯12の光量を変化させずに前記飽和点以下でシェーディングデータを取得することができる。
【0037】
本実施例では、CCDラインセンサ16の露光量を、前述したようにネガを透過した透過光の最大透過率と最小透過率との中央値近傍に設定したので、最大透過率の点を測定して補正値を設定するよりも、補正目標値からの誤差を小さくすることができる。従って、本実施例では、シェーディングデータの1点のみの測定で補正目標値からの誤差を低減することができる。
【0038】
次に、シェーディング補正データの生成方法について説明する。先ず、CCDラインセンサ16の露光量を、ネガを透過した透過光の最大透過率と最小透過率との中央値近傍に予め設定する。そして、設定された露光量に於いて写真フイルムのネガベースをCCDラインセンサ16で撮像し、該CCDラインセンサ16から出力される電圧信号をシェーディングデータDとして取得する。
【0039】
そして、前記シェーディングデータDからシェーディング補正データDS を、次式
DS =Dmax ×2n /D−2n …(1)
Dmax :シェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値
n:シェーディング補正データDS のビット数より大きな自然数
によって算出する。
【0040】
また、本実施例では、例えばCCDラインセンサ16の出力をA/D変換した情報量が10bitであったとしても、ネガベースのシェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値と最小値との比は、最大1.5程度なので、例えばn=9としてこれを前記(1)式に代入すると、
となる。
【0041】
これにより、DS の情報量は、最大でも255あれば充分なので、DS の情報量を8bitに設定することができる。
【0042】
従って、本実施例では、シェーディングメモリ44の容量を小さくすることができる。
【0043】
次に、シェーディング補正方法について図3を参照しながら説明する。図3にはシェーディング補正回路22のブロック図が示され、このシェーディング補正回路22は乗算器50、シフトレジスタ52、加算器54、遅延回路56から構成される。同図に基づいてシェーディング補正方法を説明すれば、CCDラインセンサ16(A/Dコンバータ20)から出力されるシェーディング補正前データDin(10bit)と、シェーディングメモリ44から出力されるシェーディング補正データDS (8bit)とは、乗算器50によって乗算されて18bitのデータがシフトレジスタ52に出力される。シフトレジスタ52は、前記18bitのデータを9bitシフト(512で除算)し、9bitのデータを加算器54に出力する。加算器54は、前記9bitのデータと、遅延回路56を介して入力される10bitのデータとを加算する。これにより、シェーディング補正回路22から画像信号処理回路24に10bitのシェーディング補正後データDout が出力される。
【0044】
即ち、本実施例によれば、シェーディング補正後のデータDout を、次式
Dout =Din+Din×DS /2n …(2)
によって算出している。
【0045】
従って、本実施例では、10bitのシェーディング補正前データDinを、8bitのシェーディング補正データで補正できるので、シェーディング補正回路を小規模で実現することができる。
【0046】
また、前記(2)式のDS に前記(1)式のDS を代入すると、
Dout =Din×Dmax /D …(3)
となる。従って、シェーディング補正後データDout はシェーディングデータDの逆数となる点において、前記(2)式は、従来のシェーディング補正と同じシーケンスを行うことを意味している。
【0047】
本実施例では、固体撮像素子としてCCDラインセンサ16を使用した場合について説明したが、これに限られるものではなく、CCDエリアセンサに適用しても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るシェーディング補正データの生成方法によれば、固体撮像素子から出力される電圧信号をシェーディングデータとし、該シェーディングデータDからシェーディング補正データDS を、次式
DS =Dmax ×2n /D−2n
Dmax :シェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値
n:シェーディング補正データDS のビット数より大きな自然数
によって算出するようにしたので、シェーディングメモリの容量を小さくすることができる。
【0049】
更に、本発明に係るシェーディング補正方法によれば、固体撮像素子から出力されるシェーディング補正前データDinと、シェーディング補正データDS とに基づいて、シェーディング補正後のデータDout を、次式
Dout =Din+Din×DS /2n
によって算出するようにしたので、シェーディング補正回路を小規模で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシェーディング補正データの生成方法、並びにシェーディング補正方法が適用されたフイルムスキャナの実施例を示すブロック図
【図2】ネガ透過率とラインセンサからの出力電圧との関係を示す説明図
【図3】シェーディング補正回路の実施例を示すブロック図
【符号の説明】
12…蛍光灯
16…CCDラインセンサ
22…シェーディング補正回路
24…画像信号処理回路
26…CPU
44…シェーディングメモリ
Claims (2)
- 現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を光源によって照明し、その透過画像を固体撮像素子で読み取るフイルムスキャナにおいて、前記コマ画像の読み取り前に前記固体撮像素子の受光面に前記光源からの照明光を照射し、該固体撮像素子の各受光部から電圧信号として出力されるシェーディングデータを電気的に均一に補正するシェーディング補正データの生成方法であって、
シェーディングデータDからシェーディング補正データDS を、次式
DS =Dmax ×2n /D−2n
Dmax :シェーディングデータの電圧信号の全画素中の最大値
n :シェーディング補正データDS のビット数より大きな自然数
によって算出することを特徴とするシェーディング補正データの生成方法。 - 前記固体撮像素子から出力されるシェーディング補正前データDinと、前記シェーディング補正データDS とに基づいて、シェーディング補正後のデータDout を、次式
Dout =Din+Din×DS /2n
によって算出することを特徴とする請求項1記載のシェーディング補正データを用いたシェーディング補正方法。
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