JP3743238B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の記録手段を備えることのできるデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラでは撮像画像を記録保存するために着脱式のメモリカードを装着することができるように構成されたものが一般的であり、近年では、撮像画像の記録枚数を増加させるために、2枚のメモリカードを装着することが可能なように2つのスロットを備えるデジタルカメラも製品化されつつある。
【0003】
そして、被写体の撮影時にユーザが、第1のスロットに装着されたメモリカードと、第2のスロットに装着されたメモリカードとのいずれに画像記録を行うかをメモリ切り換えスイッチ等を操作することによって指定し、撮影によって得られた撮像画像はその指定されたメモリカードに対して記録される。すなわち、従来のデジタルカメラでは、ユーザが所望する一のメモリカードに対して撮像画像の記録が行われるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、メモリカードはその取り扱い方等によって故障することも多く、撮影直前等に指定されたメモリカードが故障すると、撮影時に得られた撮像画像を指定されたメモリカードに正常に記録することができず、記録エラーとなってその撮像画像を失う可能性がある。
【0005】
また、複数の撮像画像が既に記録されたメモリカードに故障が発生すると、記録されている撮像画像の読み出しを行うことができず、それまでに撮影してきた全ての撮像画像を失うことにもなる。
【0006】
このようなメモリカードの故障等による撮像画像の喪失は、ユーザにとって非常に大きな損失であり、その後に同一の撮像画像を撮影することは困難である。
【0007】
そこで、この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、1つのメモリカードが故障したとしても、その時に得られた撮像画像またはそれ以前に記録されていた撮像画像を失うことのないデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、デジタルカメラであって、撮像画像を記録する複数の記録手段と、前記複数の記録手段に対して優先度を設定し、撮影操作に連動して生成される撮像画像を前記優先度に基づいて前記複数の記録手段の各記録手段に対し記録させる制御手段とを備えている。
【0009】
請求項2に記載の発明は、記録手段を装着可能なデジタルカメラであって、複数の記録手段を装着するための複数のスロットと、前記複数のスロットのそれぞれに装着される前記複数の記録手段に対して優先度を設定し、撮影操作に連動して生成される撮像画像を前記優先度に基づいて前記複数の記録手段の各記録手段に対し記録させる制御手段とを備えている。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、前記複数の記録手段のうちの少なくとも1つにエラーが発生した際に、エラー画面を表示する表示手段をさらに備えている。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記制御手段は、前記複数の記録手段のうちの一の記録手段に対して前記撮像画像を記録することができなかった場合に、他の記録手段に対して前記撮像画像を記録させることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0015】
<1.デジタルカメラの構成>
図1および図2は、この発明の一実施形態であるデジタルカメラ1の外観図であり、図1(a)はデジタルカメラ1の正面図、図1(b)は背面図、図2(a)は上面図、図2(b)は側面図である。
【0016】
デジタルカメラ1の正面側には、被写体を撮像するためのレンズユニット3、撮影範囲を見定めるためのファインダ7、および、被写体を照らすためのフラッシュ8とが配置されている。また、背面側には、ファインダ7と、撮像画像確認等のためのカラー液晶ディスプレイ等で構成されたモニタ25と、撮像画像の記録モード等を切り換えたりするための設定切り換えスイッチ6bと、撮像画像をスクロールさせたり各種設定条件を変更したりするための4ウェイキー6c,6d,6e,6fとが配置されている。
【0017】
また、デジタルカメラ1の上面側には、被写体を撮像する際のシャッタボタン6aと、カメラ機能表示部9とが配置されている。カメラ機能表示部9は、デジタルカメラ1での撮影条件、デジタルカメラ1に装着された複数のメモリカード40a,40bに設定されたカード名等の表示、および、いずれのメモリカードが優先度の高いメモリカードとして設定されているかをユーザに視認させるためのメインカード表示を行うための表示機能を有している。なお、カメラ機能表示部9は、モノクロ表示タイプの小型液晶ディスプレイ等で構成されており、撮影画像確認用となるモニタ25とは別に設けられることで、撮影時においてもユーザが撮影条件やメインカード等を視認することができるように構成されている。なお、メモリカードの優先度については後述する。
【0018】
さらに、図2(b)に示すように、デジタルカメラ1の側面側には複数のメモリカード40a,40bを装着するために複数のスロット41a,41bが設けられており、各スロット41a,41bにはそれぞれ1枚のメモリカード40a,40bが装着可能となっている。なお、この実施の形態では、説明の便宜上、メモリカードを装着するためのスロットが2個である例について説明するが、これに限定されるものではなく、3個以上であってもよい。また、各スロット41a,41bのメモリカード装着口付近には、ユーザがこれらのスロットを区別することができるように、例えばスロット41a,41bのそれぞれに対して「スロットA」,「スロットB」といった刻印等が施される。
【0019】
図3は、上記のように構成されたデジタルカメラ1の内部構造の概略図である。図3に示すように、デジタルカメラ1の内部には、レンズユニット3と絞り4と撮像センサ5とが配置されるとともに、2枚のメモリカード40a,40bを収容することができる。
【0020】
撮像センサ5は、光軸に対して垂直な平面(撮像面)内に複数の画素を有する撮像手段であり、全画素読み出しタイプのCCDエリアセンサ等によって構成される。この撮像センサ5の撮像面側にはR(赤)、G(緑)、B(青)の原色透過フィルタが画素単位で市松状に貼られており、各画素が光学レンズユニット3および絞り4を介して入射する撮影像の各色成分ごとに感度を有するように構成されている。このような撮像センサ5においては電荷蓄積時間を制御することにより、露光量の適正化が図られる。
【0021】
次に、デジタルカメラ1の機能的構成について説明する。図4は、デジタルカメラ1の機能的構成を示すブロック図である。
【0022】
撮像センサ5の内部において光電変換された画像信号は、遮光された撮像センサ5内の図示しない転送路へとシフトされた後、この転送路からバッファを介して画素ごとに順次に読み出しが行われる。そして、撮像センサ5で得られた画像信号は、相関二重サンプリング部(CDS:Correlated Double Sampling)36、オートゲインコントロール部(AGC)37、A/D変換器38を介して画像処理部10に導かれる。したがって、画像信号は、相関二重サンプリング部36においてサンプリングされて撮像センサ5のノイズ除去が行われ、その後、オートゲインコントロール部37において感度補正が行われる。A/D変換器38は例えば10ビットA/D変換器であり、オートゲインコントロール部37から得られる正規化されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。このため、画像処理部10に導かれる画像信号はデジタル信号となっている。
【0023】
また、デジタルカメラ1の各機構部を制御するために、カメラ制御CPU(Central Processing Unit)31が設けられている。このカメラ制御CPU31は撮像時等における撮影動作等の制御を行ったり、各種設定状態のユーザによる変更を有効にするための設定変更を行うように構成されており、撮影時等には絞りドライバ32、タイミングジェネレータ33等に対して制御信号を送出する。
【0024】
絞り4についての絞り値や撮像センサ5の蓄積時間は、カメラ制御CPU31における演算によって求められる。そして、その演算結果に基づいてカメラ制御CPU31が絞りドライバ32およびタイミングジェネレータ33に対して制御信号を与えることで、撮像センサ5への露光量が撮影時に適切となるような制御系が実現されている。
【0025】
絞りドライバ32はカメラ制御CPU31からの制御信号に基づいて絞り4を駆動して絞り径の調整を行い、また、タイミングジェネレータ33はカメラ制御CPU31からの制御信号に基づいて撮像センサ5の蓄積開始タイミングおよび終了タイミングで定まる蓄積時間の制御を行う。
【0026】
また、操作スイッチ6はユーザが撮影条件や画像処理条件等の操作入力を行うための、または、撮影操作を行うための操作入力手段であり、上述のシャッタボタン6a,設定切り換えスイッチ6b,4ウェイキー6c,6d,6e,6fを全て含むものである。そして、カメラ制御CPU31は、操作スイッチ6からの入力に基づいて各種の撮影条件を設定したり、また、撮像画像の記録モードの設定変更を行い、それらの設定内容をデジタルカメラ1の上面側に設けられたカメラ機能表示部9に表示したりする。また、カメラ制御CPU31は、操作スイッチ6に含まれるシャッタボタン6aが全押しされたときには、上記のように絞り4および撮像センサ5を制御することで画像の撮影処理を行う。
【0027】
カメラ制御CPU31は、画像処理部10と相互にデータ交換可能なように構成されており、各種設定条件をモニタ25に表示させるためにその表示用データを画像処理部10に送ったり、また、2つのスロット41a,41bに装着されたメモリカード40a,40bのうちのいずれがの優先順位(優先度)が高いかを示す表示や、各メモリカード40a,40bに設定されているカード名の表示等をカメラ機能表示部9に行わせる。
【0028】
一方、デジタル化された画像信号に対して複数種類の処理を施す画像処理部10は、例えば、1チップのIC(Integrated Circuit)として実現され、内部機能として、画素補間部11、カラーバランス制御部12、ガンマ補正部13、画像圧縮部14、ビデオエンコーダ15、メモリカードドライバ16、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19を備えており、これらはデータバス29を介して互いに接続されるとともに、撮像センサ5から得られた撮像画像を一時的に格納しておくための一時格納手段として機能する画像メモリ21にもアクセス可能なように構成されている。
【0029】
デジタル化された画像信号は画像処理部10に入力すると一旦画像メモリ21に格納される。画像メモリ21に格納された画像は、画素補間部11における画素補間、カラーバランス制御部12におけるホワイトバランス調整、ガンマ補正部13における所定の変換等が行われた後、再び画像メモリ21内に格納される。
【0030】
画素補間部11では画像メモリ21から格納されている画像データを読み出して原色透過フィルタのフィルタパターンでマスキングした後、各色成分ごとに所定の周辺画素間での平均補間が行われる。
【0031】
また、カラーバランス制御部12では画素補間によって生成される各色成分ごとの画像信号に対してRGBが独立にゲイン補正されることでホワイトバランス調整が行われる。
【0032】
さらに、ガンマ補正部13ではホワイトバランス調整の行われた画像データに対して出力機器(例えば、モニタ25等)に適合した非線形変換が行われる。
【0033】
画像圧縮部14は、上記のような各種画像処理が施されて画像メモリ21に格納されている画像に対してJPEG方式等による画像圧縮を行うことで、メモリカード40a,40bへの記録の際の画像のデータ量の低減を図るためのものである。なお、この画像圧縮を行う際の圧縮率は、後述するようにCPU17によって制御される。
【0034】
そして、メモリカードドライバ16はメモリカード装着用の2つのスロット41a,41bに対して電気的に接続されており、CPU17からの制御によって各スロット41a,41bに装着されるメモリカード40a,40bにアクセスし、撮像画像やその他のデータの記録または読み出しを行うように構成されている。メモリカード40a,40bは撮像画像やその他のデータを記録するための記録手段であり、各スロット41a,41bに対して着脱自在となっている。
【0035】
また、ビデオエンコーダ17は画像メモリ21若しくはメモリカード40a,40bに格納されている画像をモニタ25上に表示するために、その画像データをNTSC方式若しくはPAL方式のデータにエンコードして、モニタ25にその画像を表示させる。このため、モニタ25は撮像画像を表示する表示手段として機能することになる。また、モニタ25はエラー発生時等のエラー表示画面を表示する表示手段ともなる。
【0036】
CPU17は、ROM18およびRAM19にアクセス可能なように構成されており、ROM18に格納されているプログラムを読み出し、それを実行することによって各種機能を実現する制御手段であり、上記各部の動作を制御するとともに、ユーザの撮影操作に連動して生成された撮像画像であって画像メモリ21内に格納されている撮像画像を設定切り換えスイッチ6bによって設定された記録モードに基づいて記録させる。
【0037】
この記録モードには2種類のモードがある。第1のモードにおいては2枚のメモリカードのうちの一枚をバックアップ用として位置づけ、2枚のメモリカードに対してほぼ同時に1つの撮像画像を記録する。第2のモードにおいては2枚のメモリカードのうちの撮像画像記録用として指定された1枚のメモリカードに対して正常に撮像画像を記録することができなかった場合に限り、即時他方のメモリカードに撮像画像を記録する。
【0038】
第1のモードではCPU17は、各スロット41a,41bに装着された2枚のメモリカード40a,40bに対して撮像画像を記録させる。つまり、CPU17は撮影によって生成され、画像メモリ21に格納されている撮像画像を2枚のメモリカード40a,40bの双方に記録させるように制御するのである。
【0039】
一方、第2のモードではCPU17は、2枚のメモリカード40a,40bのうちの指定された1枚のメモリカード(メインカード)に撮像画像を記録させるように制御するとともに、その指定されたカードに正常に記録することができなかった場合に、他方のメモリカードに撮像画像を記録させる。なお、2枚のメモリカード40a,40bのうちのいずれをメインカードとするかは、ユーザが操作スイッチ6を操作することによって指定する。
【0040】
以下に、CPU17の機能によって各メモリカード40a,40bに撮像画像を記録する際の記録動作について説明する。
【0041】
<2.撮像画像の記録動作の概念>
上記のように構成されたデジタルカメラ1では、2枚のメモリカード40a,40bを装着した場合に、一方のメモリカードをユーザが撮像画像を記録することを定めたメインカードとし、他方のメモリカードを自動的にバックアップ用のサブカードとして位置付ける。
【0042】
図5は、第1のモードでのCPU17による撮像画像の記録制御の概念を示す図である。第1のモードでは、図5に示すようにCPU17が、撮影操作に連動して生成され画像メモリ21に格納されている1つの撮像画像を2枚のメモリカード40a,40b、すなわちメインカードとサブカードとの双方に記録する。CPU17がこのような記録制御を行うことによって、2枚のメモリカード40a,40bのうちの1枚が故障したとしても他方のメモリカードに同一内容の撮像画像を記録しているので、過去に記録した撮像画像や故障時に撮影して得られた撮像画像を確保することが可能になるのである。
【0043】
2枚のメモリカード40a,40bに対してメインカードとサブカードとしての位置付けを行うのは、ユーザが撮像画像を記録しようとするメモリカードには本来の圧縮率で画像を記録しておき、バックアップ用としてのサブカードには数多くのバックアップ用画像を記録することができるように高圧縮率で圧縮された画像を記録することができるようにするためである。したがって、各メモリカード40a,40bに対して同一撮像画像を記録する場合には、特にメモリカード40a,40bをメインカードまたはサブカードとして位置付けることは必要なものではない。しかしながら、上記のようにメインカードとサブカードとに区別することで、2枚のメモリカード40a,40bに対して優先度(優先順位)を設定することが可能となり、それによって上記のような各メモリカード40a,40bに対して異なる処理を施した撮像画像を記録することが可能になる。
【0044】
また、優先度を設定するように構成すれば、圧縮率を変更するだけでなく、優先度の高いメモリカードから順に撮像画像の記録を行っていくことも可能になるため、例えば、バッテリー消耗時等には優先度の高いメモリカードに対して正常に撮像画像が記録される可能性を高くすることができる。
【0045】
図6は、メモリカード40aがメインカード、メモリカード40bがサブカードとして位置付けられた場合のCPU17による撮像画像の記録制御の概念を示す図である。したがって、メモリカード40aがユーザによって指定された撮像画像を記録するためのカードであるため、CPU17が画像圧縮部14に対して比較的低い圧縮率(例えば、1/8圧縮)を設定し、画像メモリ21に格納されている撮像画像をそのような低圧縮率で圧縮させてメモリカード40aに記録する。一方、メモリカード40bはバックアップ用のカードであるため、CPU17が画像圧縮部14に対して比較的高い圧縮率(例えば、1/20圧縮)を設定し、画像メモリ21に格納されている撮像画像をそのような高圧縮率で圧縮させてメモリカード40bに記録する。
【0046】
この結果、サブカードであるメモリカード40bにはより多くのバックアップ用画像を記録することが可能になり、メインカードであるメモリカード40aが故障した場合であっても、過去に記録した撮像画像や故障時に撮影した撮像画像を確保することが可能になるのである。
【0047】
一方、図7は、第2のモードでのCPU17による撮像画像の記録制御の概念を示す図である。この図7に示す例では、メモリカード40aがメインカードとして指定されているものとする。
【0048】
第2のモードにおいてCPU17は、撮影操作に連動して生成され画像メモリ21に格納されている1つの撮像画像を第1にメインカードとして指定されているメモリカード40aに記録させるように制御する。この段階でメモリカード40aへの記録が正常に終了すれば、それで第2モードでの記録処理は終了する。
【0049】
ところが、図7に示すようにメインカードであるメモリカード40aへの撮像画像の記録が正常に終了せず、記録エラーとなった場合には、CPU17は即時その撮像画像をメモリカード40bに記録させるように制御する。CPU17がこのような記録制御を行うことによって、メインカードすなわちユーザが撮像画像を記録しようしていたメモリカード40aに故障が発生したとしても他方のメモリカード40bにその撮像画像を記録しているので、故障時に撮影して得られた撮像画像を確保することが可能になるのである。
【0050】
なお、この第2のモードの場合は、メインカード以外のメモリカードがメインカードの故障時にバックアップ用として位置付けられる記録モードであるため、故障時に他方のメモリカードに記録される撮像画像は本来メインカードに記録しようとしていた圧縮率で記録すればよい。ただし、他方のメモリカードを上記と同様にサブカードとして位置付け、優先度を設定することによって圧縮率を異ならせるように実現してもよいことは勿論である。
【0051】
ここで、ユーザが2枚のメモリカード40a,40bのうちのいずれかをメインカードとして設定する際には、CPU17によってモニタ25上にカード設定表示画面が表示される。図8は、モニタ25にカード設定表示画面が表示された際のデジタルカメラ1を示す図である。図8に示すように、カード設定表示画面には、各スロット41a,41bに装着されたメモリカード40a,40bの現在の設定状態および各メモリカード40a,40bの全容量が表示される。
【0052】
そして、カード設定表示画面では、バックアップ用として機能するサブカードには、バックアップとして機能するかどうかを示すマーク表示(図8の例では黒丸表示)が行われる。このため、図8に示す状態では、スロットA(すなわち、スロット41a)に装着されたメモリカード40aがメインカードとして設定されており、スロットB(すなわち、スロット41b)に装着されたメモリカード40bがサブカードとして設定されていることを表している。
【0053】
この設定状態を変更する際には、ユーザが4ウェイキー6c〜6fのうちの左方向キー6cまたは右方向キー6dを押すことで行うことができる。すなわち、ユーザが左方向キー6cを押すことでスロットAに装着されたメモリカード40aがメインカードとして設定され、右方向キー6dを押すことでスロットBに装着されたメモリカード40bがメインカードとして設定される。一方、メインカードの切り換えに伴って、バックアップ用としてのサブカードの設定も自動的に切り換えられる。
【0054】
そして、CPU17はカメラ制御CPU31から得られるユーザ設定によるメインカードおよびサブカードの情報に基づいてカード設定表示画面の内容を切り換えることにより、ユーザはどちらのメモリカードがメインカードとなっているのかを容易に視認することが可能になる。
【0055】
そして必要な場合には、ユーザによってメインカードとして指定されたメモリカードはCPU17(若しくはカメラ制御CPU31)によって優先度が高く設定され、他方のメモリカード(すなわち、サブカードとして設定されたメモリカード)は優先度が低く設定される。なお、メモリカードが3枚以上装着される場合には、全てのメモリカードに対して優先度が設定されることになる。このように優先度を設定しておくことによって、メモリカード40a,40bに撮像画像を記録する際に、撮像画像を優先度に基づいて記録することが可能になる。
【0056】
また、撮影時等のユーザ設定時以外の場合には、その時点で設定されているメインカードの表示がカメラ機能表示部9に行われる。図9は、カメラ機能表示部9に表示される画面を示す図である。図9に示すように、カメラ機能表示部9には、2つのスロット41a,41bに装着されたそれぞれのメモリカード40a,40bに格納されたカード名表示、メインカード表示、および、撮影条件表示が行われる。カード名表示およびメインカード表示は、カメラ機能表示部9の上部側にて行われ、撮影条件表示はカメラ機能表示部9の下部側にてセグメント表示方式で行われる。
【0057】
カード名表示は、図9に示すように、スロット41aに装着されたメモリカード40aに格納されたカード名「CARD1」が上欄側に、スロット41bに装着されたメモリカード40bに格納されたカード名「CARD2」が下欄側において行われる。このようにカード名表示を行うことによって、ユーザがメモリカード40a,40bの装着を行う際に、スロット41aと41bとの区別を行わずに装着したとしても、いずれのメモリカードがどちらのスロットに装着されているかを容易に視認することが可能になるのである。
【0058】
そして、メインカードの表示は、上記のようなユーザ操作によってメインカードとして設定されたカード側に対し、所定のマーク表示(図9の例では黒丸表示)等を表示することによって行われる。このようにメインカードの表示を行うことによって、ユーザはいずれのスロットに装着されたメモリカードがメインカードとして設定されているかを常時確認することできる。
【0059】
<3.CPU17によって実現される機能>
次に、CPU17によって実現される機能のうちの撮像画像の記録制御に関する機能の詳細について説明する。
【0060】
図10は、CPU17によって実現される機能を模式的に示したブロック図である。図10に示すように、CPU17は空き容量検知部171、圧縮制御部172、記録制御部173およびエラー処理部174として機能する。
【0061】
空き容量検知部171は一定時間ごとに各メモリカード40a,40bにアクセスし、各メモリカード40a,40bの空き容量を調べる。CPU17はカメラ制御CPU31から2枚のメモリカード40a,40bのうちのいずれがメインカードとして設定されているかを示すデータを受け取ると、そのデータに基づいて各メモリカード40a,40bに優先度を設定する。このとき、メインカードとして設定されているメモリカードの優先度は高く、サブカードとして設定されているメモリカードの優先度は低く設定される。そして、CPU17は、メモリカード40a,40bの各優先度に基づいて撮像画像を記録する際のそれぞれの圧縮率を求める。
【0062】
空き容量検知部171は、画像メモリ21に格納されている撮像画像を各圧縮率に基づいて圧縮処理を施した際に、各メモリカード40a,40bにおいて十分な空き容量があるか否かを調べる。すなわち、空き容量検知部171は撮像画像を各メモリカード40a,40bに記録するために必要な容量を、各メモリカード40a,40bについて求め、それぞれのメモリカード40a,40bに十分な空き容量があるかどうかを判断するのである。この判断は、第1のモードおよび第2のモードのいずれの場合であっても行われる。第2のモードにおいてサブカード側の空き容量を調べるのは、メインカードの故障時に有効なバックアップを行うことが可能であるかどうかを判断するためである。
【0063】
そして、CPU17は、各メモリカード40a,40bに十分な空き容量がない場合には、撮影操作が行われるのに先立ってその旨をユーザに知らせるべく、エラー処理部174として機能する一方、十分な空き容量があれば、撮影操作によって得られた撮像画像が圧縮される際に画像圧縮部14を制御するように圧縮制御部172として機能する。
【0064】
圧縮制御部172は優先度に応じて求められる圧縮率を画像圧縮部14に送り、画像メモリ21に格納されている撮像画像に対しJPEG方式等の圧縮処理を行うように制御する。また、圧縮制御部172は、各メモリカード40a,40bに記録するためのそれぞれ異なる圧縮率で圧縮処理された2種類の撮像画像を生成するように画像圧縮部14を制御する。
【0065】
そして、CPU17は記録制御部173として機能し、第1のモードが有効設定されているときには、撮影操作に連動して生成され画像メモリ21に格納された撮像画像をそれぞれのメモリカード40a,40bに記録させるような記録制御を行う。このとき、圧縮率の高い画像は、バックアップ用のサブカードとして設定されたメモリカードに記録され、圧縮率の低い高精細な画像はメインカードとして設定されたメモリカードに記録される。
【0066】
このように、CPU17は、1回の撮影操作に連動して生成された1つの撮像画像が複数のメモリカード40a,40bに対して記録されるように制御することで、一方のメモリカードが故障したとしても、他方のメモリカードにも撮像画像を記録しておくことができるので、撮像画像を喪失するを回避することが可能になる。
【0067】
一方、第2のモードが有効設定されているときには、撮影操作に連動して生成され画像メモリ21に格納された撮像画像をまずメインカードとして設定されているメモリカードに記録させるような記録制御を行い、正常な記録を行うことができなかった場合には、続いて他方のメモリカード(サブカード)に記録させるような記録制御を行う。この結果、メインカード故障時の撮像画像が正常に保存される。また、画像メモリ21に一時的に格納されている撮像画像はサブカード側に記録されることによって画像メモリ21内から早期にクリアすることが可能な状態となるので、メインカードが故障した場合であってもサブカード側に記録を行うとともに画像メモリ21を直ちにクリアすることで、連続撮影等を続行することが可能になるのである。
【0068】
そして、第1のモードおよび第2のモードのいずれの場合であっても、各メモリカードに対する画像の記録時に少なくとも1枚のメモリカードに記録エラー等が発生し、正常に画像記録を行うことができなかった場合には、その旨をユーザに知らせるべく、エラー処理部174として機能する。
【0069】
CPU17がエラー処理部174として機能すると、そのエラーの内容をモニタ25に表示する。図11および図12は、エラー表示画面の一例を示す図である。例えば、CPU17が空き容量検知部171として機能し、少なくとも1枚のメモリカードに十分な空き容量がなかったときには、図11に示すエラー表示画面を表示し、また、CPU17が記録制御部173として機能し、少なくとも1枚のメモリカードに正常な画像記録を行うことができなかったときには、図12に示すエラー表示画面を表示する。このとき、エラー処理部174は、いずれのスロットに装着されたメモリカードにエラーが発生しているかをユーザに示すために、エラー内容と共にエラーの発生したスロットの表示も併せて行う。
【0070】
このようなエラー表示により、ユーザは着脱自在なメモリカードの交換を行う等の適切な処置を速やかに行うことが可能になり、撮像画像が失われることを回避することが可能になるとともに、速やかに撮影を再開することができる。
【0071】
<4.変形例>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は上記に説明した内容のものに限定されるものではない。
【0072】
例えば、上記実施形態においては、複数のスロット41a,41bに装着されるのがメモリカードである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、磁気ディスクカードや光磁気ディスクカード等の記録手段であってもよい。また、着脱式の記録手段である必要もなく、デジタルカメラ1に複数の記録手段が内蔵されたものであってもよい。
【0073】
また、上述したCPU17によって実現される各機能手段は、画像処理部10とは別に設けられてもよいし、カメラ制御CPU31がそのような各機能手段を実現するように構成されてもよい。
【0074】
また、上記説明においては、各メモリカード40a,40bの優先度に応じて行われる処理は画像の圧縮処理であり、優先度に応じた画像圧縮によってバックアップ用としての記録可能な画像枚数を増加させることを狙いとしていたが、優先度に応じて行われる処理は圧縮処理に限定されるものではなく、他の画像処理であってもよいし、画像処理以外の処理であってもよい。例えば、第1のモードにおける記録の際に、優先度に応じて記録する順序を決定し、その順序に従って各メモリカード40a,40bに撮像画像を順次記録するようにしてもよい。また、3以上のメモリカードが装着されたデジタルカメラにおいて、第2のモードの記録を行う際には、優先度を設定しておくことにより、メインカード故障時に次に記録対象とするメモリカードを優先度に基づいて決定することも可能になる。
【0075】
また、例えば、スロット41aに装着されるメモリカード40aを常にメインカードとして位置づける一方で、スロット41bに装着されるメモリカード40bを常にサブカードとして位置づけるように構成してもよい。この場合、スロット41bに装着されるメモリカードは常にバックアップ用記録手段ということになる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1および請求項2に記載の発明によれば、複数の記録手段に対して優先度を設定し、その優先度に基づいて各記録手段に対し撮像画像を記録するように構成されているため、各記録手段に対して優先度に応じた撮像画像の記録を行うことができる。
【0077】
請求項3に記載の発明によれば、複数の記録手段のうちの少なくとも1つにエラーが発生した際に、エラー画面を表示するように構成されているため、ユーザが速やかに適切な処置をとることができる。
【0078】
請求項4に記載の発明によれば、複数の記録手段のうちの一の記録手段に対して撮像画像を記録することができなかった場合に、他の記録手段に対して撮像画像を記録させるように構成されているため、撮影操作に連動して生成された撮像画像を失うことがないとともに、連続撮影を続行することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるデジタルカメラの外観図である。
【図2】この発明の一実施形態であるデジタルカメラの外観図である。
【図3】デジタルカメラの内部構造を示す概略図である。
【図4】デジタルカメラの機能的構成を示すブロック図である。
【図5】CPUによる撮像画像の記録制御の概念を示す図である。
【図6】第1のモードでの優先度に基づく圧縮処理が行われる場合のCPUによる撮像画像の記録制御の概念を示す図である。
【図7】第2のモードでのCPUによる撮像画像の記録制御の概念を示す図である。
【図8】モニタにカード設定表示画面が表示された際のデジタルカメラを示す図である。
【図9】カメラ機能表示部に表示される画面を示す図である。
【図10】CPUによって実現される機能を模式的に示したブロック図である。
【図11】エラー表示画面の一例を示す図である。
【図12】エラー表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
6b 設定切り換えスイッチ
9 カメラ機能表示部
10 画像処理部
17 CPU(制御手段)
25 モニタ
31 カメラ制御CPU
40a,40b メモリカード(記録手段)
41a,41b スロット
Claims (4)
- デジタルカメラであって、
撮像画像を記録する複数の記録手段と、
前記複数の記録手段に対して優先度を設定し、撮影操作に連動して生成される撮像画像を前記優先度に基づいて前記複数の記録手段の各記録手段に対し記録させる制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 記録手段を装着可能なデジタルカメラであって、
複数の記録手段を装着するための複数のスロットと、
前記複数のスロットのそれぞれに装着される前記複数の記録手段に対して優先度を設定し、撮影操作に連動して生成される撮像画像を前記優先度に基づいて前記複数の記録手段の各記録手段に対し記録させる制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記複数の記録手段のうちの少なくとも1つにエラーが発生した際に、エラー画面を表示する表示手段、
をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御手段は、前記複数の記録手段のうちの一の記録手段に対して前記撮像画像を記録することができなかった場合に、他の記録手段に対して前記撮像画像を記録させることを特徴とするデジタルカメラ。
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