JP3743136B2 - ホルダアセンブリ検査装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はホルダアセンブリ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なホルダアセンブリの外観斜視図である図5を参照して、例えば自動車用のワイヤハーネスやワイヤハーネスを構成するサブアセンブリ(以下「ワイヤアセンブリ」と総称する)WAにおいては、「ホルダ」と呼称される取付け部材1の連結プレート2の両面に二つのコネクタ3、4をそれぞれ連結し、組立体(この明細書で「ホルダアセンブリ」と呼称する)Aを構成したものが知られている。このホルダアセンブリAのホルダ1は、連結プレート2と直交し、且つ各コネクタ3、4のキャビティ3A、4Aと平行な姿勢で一体化された略円盤形状のホルダ本体5を有しており、ホルダ本体5の中央部には、当該ワイヤアセンブリWAの本体装置である自動車の取付け部に取付けられる取付け用突起6が突設されている。また、自動車への取付け時にがたが生じるのを防止するため、製品の仕様によっては、略半円形に形成されたウレタン7が貼着されるものもあった。
【0003】
図6は図5に例示したホルダアセンブリAのバリエーションを示す正面略図である。同図に示すように、ホルダアセンブリAの組付けレイアウトには種々のバリエーションがあり、各コネクタ3、4のキャビティ3A、4Aが何れも同一方向にくみつけられる点や、ウレタン7の円弧部分が、各コネクタ3、4のキャビティ3A、4Aの開口部分における接続側端面(相手側のコネクタと接続される側の端面)と同一方向に臨んでいる点が共通してはいるものの、コネクタ3、4の上下の順序や、ホルダ本体5の左右の取付け位置は、製品の種類(品番)によって種々異なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなホルダアセンブリAを製造する際には、種類(品番)の異なるホルダアセンブリAを少量生産することが要請され、特にウレタン7のない品番のものとウレタン7を要する品番のものとを同一の作業者が取り扱う必要もある。そのため、作業者がしばしばウレタン7の有無検出を誤まり、後工程に異なる品番のホルダアセンブリAを流してしまうということがあった。
【0005】
また、ホルダ1の連結プレート2に対する各コネクタ3、4の取付けは、機械的に係止可能な係止部を連結プレート2とコネクタ3、4とにそれぞれ設け、手作業で連結プレート2にコネクタ3、4を組付けていたので、しばしば組付け不良が生じ、位置ずれが生じている場合があった。
本発明は上記要請に鑑みてなされたものであり、ホルダアセンブリの検査を容易迅速に行うことのできるホルダアセンブリ検査装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ホルダの連結プレートにコネクタが連結されているホルダアセンブリを検査するために設けられ、上記ホルダアセンブリの各コネクタの接続側端面を臨ませてホルダアセンブリを装着することによりホルダアセンブリを保持可能なアセンブリ受け部と、ホルダアセンブリがアセンブリ受け部に保持された状態において、ホルダアセンブリの複数のコネクタが正規に組付けられている場合にのみ、当該各コネクタの接続側端面と反対側の面を係止する検査姿勢に変位可能な位置ずれ検出手段と、アセンブリ受け部に設けられ、検査対象となるホルダアセンブリの各部材を検出するための有無検出子とを備え、上記有無検出子は、仕様によってホルダアセンブリのホルダ本体に固着されるオプション部材を検出可能なオプション部材検出子を含んでいることを特徴とするホルダアセンブリ検査装置である。
【0007】
この特定事項を含む発明ではホルダアセンブリの組付け検査を行うに当たり、仕様によって固着されていたり固着されていなかったりするオプション部材の有無を検出することが可能になる。
【0008】
また、アセンブリ受け部にホルダアセンブリを装着することでホルダアセンブリを構成する部品の有無を検出することができる他、位置ずれ検出手段を解放姿勢から検査姿勢に変位させることにより、ホルダアセンブリの個々の部品が位置ずれを来しているか否かを検出することも可能になる。
本発明の別の態様は、ホルダの連結プレートにコネクタが連結されているホルダアセンブリを検査するために設けられ、上記ホルダアセンブリの各コネクタの接続側端面を臨ませてホルダアセンブリを装着することによりホルダアセンブリを保持可能なアセンブリ受け部と、ホルダアセンブリがアセンブリ受け部に保持された状態において、ホルダアセンブリの複数のコネクタが正規に組付けられている場合にのみ、当該各コネクタの接続側端面と反対側の面を係止する検査姿勢に変位可能な位置ずれ検出手段とを備えていることを特徴とするホルダアセンブリ検査装置である。
【0009】
この特定事項を含む発明では、位置ずれ検出手段を解放姿勢から検査姿勢に変位させることにより、検査対象となるホルダアセンブリの個々の部品が位置ずれを来しているか否かを検出することが可能になる。
本発明のさらに別の態様は、請求項1または2記載のホルダアセンブリ検査装置において、位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするロック手段と、ロックされた位置ずれ検出手段がアセンブリ受け部からホルダアセンブリを取り外せる解放姿勢に戻るようにロックを解除するロック解除手段と、位置ずれ検出手段とアセンブリ受け部との間に設けられ、ロック手段によるロック力よりも弱い弾性力で位置ずれ検出手段を解放姿勢に付勢する付勢手段とをさらに備えているホルダアセンブリ検査装置である。
この特定事項を含む発明では、ホルダアセンブリが正規の製品である場合には、検査時にロック手段が位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするとともに、位置ずれを来しているホルダアセンブリに位置ずれ検出手段の当接部が当接した場合には、付勢手段の付勢力により、位置ずれ検出手段は強制的に解放姿勢に戻される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳述する。
図1は本発明の実施の一形態におけるホルダアセンブリ検査装置10の検査部が解放姿勢にある状態を示す斜視図であり、図2は図1の一部を省略して示す分解斜視図である。また、図3は図1のホルダアセンブリ検査装置10が検査姿勢にある状態を示す斜視図であり、図4は図1のホルダアセンブリ検査装置10の動作を示す断面略図であって、(A)は解放姿勢、(B)は検査姿勢をそれぞれ示している。
【0011】
これらの図を参照して、図示の実施の形態におけるホルダアセンブリ検査装置10は、ベースプレート11と、ベースプレート11上に固定される本体ブロック12と、本体ブロック12の上部に固定される天板13とを備えており、上記本体ブロック12には、検査部20が相対変位可能に組付けられている。
上記ベースプレート11は、平面視長方形に形成された樹脂製の板材であり、その長手方向一端側には上記本体ブロック12がビス止めされているとともに、他端側は本体ブロック12から突出して後述する検査部20の端板21の下面を受けるガイド部を構成している。
【0012】
上記本体ブロック12は、ベースプレート11の幅方向一端側に凹部12A〜12Cを区画している。これら凹部12A〜12Cは、検査対象となるホルダアセンブリAのホルダ1と、コネクタ3、4とにそれぞれ対応しており、ホルダ1のウレタン7を凹部12Aに、コネクタ3、4の接続側端面を凹部12B、12Cに向けた状態で装着することにより、ホルダアセンブリA全体を本体ブロック12に保持することができるようになっている。これにより本体ブロック12は、図示の実施の形態においてアセンブリ受け部を構成している。
【0013】
各凹部12A〜12Cには、それぞれ周知の検出子12D〜12Fが突設されており、この検出子12D〜12Fによって個々の部材の有無を電気的に検出することができるようになっている。
ここで、ホルダ1が収容される凹部12Aに設けられた検出子12Dは、ホルダ1に固着されているウレタン7に対向するように設定されており、これによって、ウレタン7が固着されている場合には検出信号を出力し、ウレタン7が固着されていない場合には検出信号を出力しないようになっている。なお、図示の実施の形態では、本体ブロック12の他端側(ベースプレート11の長手方向他端側)に、前方に突出する端板12Gが延設されており、この端板12Gによって、ホルダアセンブリAの側部を受けるようにしている。
【0014】
次に、上記天板13は、平面視長方形に形成された薄板状の樹脂材であり、次に説明する検査部20のガイド部材を兼ねているものである。
図2によく示すように、検査部20はベースプレート11の他端側に配置される端板21と、端板21の上下両端に片持ち状に突設されているガイドアーム22、23と、上記端板21の前面に片持ち状に突設されている一対の検査用突起24、25とを有している。
【0015】
図2および図4を参照して、上記端板21は、検査部20の本体を構成しているとともに、作業者がこれを把持して検査部20全体を本体ブロック12に対して相対的に変位させるためのものである。
上記ガイドアーム22、23は、検査部20と本体ブロック12とを連結するためのものであり、本体ブロック12には、各ガイドアーム22、23に対応してベースプレート11の長手方向に延びる一対の溝12H(図1参照)が形成されており、各溝12Hにガイドアーム22、23を挿抜可能に嵌合している。これにより検査部20は、図4(A)に示す解放姿勢と図4(B)に示す検査姿勢との間でベースプレート11の長手方向沿いに往復移動できるようになっている。
【0016】
各ガイドアーム22、23には、長手方向沿いに長孔22A、23Aが形成されているとともに、上記ベースプレート11と天板13とには、長孔22A、23A内に嵌入する突起11A、13Aが形成されている。そして、これら長孔22A、23Aと突起11A、13Aとによって、検査部20の抜け止めが図られ、且つ移動量が規定されている。
【0017】
さらに、一方のガイドアーム(図示の例では下側のガイドアーム)22には、長孔22Aと断続する係止孔22Bが穿孔されている。この係止孔22Bは本体ブロック12に内蔵された周知のボールプランジャ15と共働してロック手段を構成するものであり、端板21が所定量(図示の例では本体ブロック12の端板12Gに当接する位置)本体ブロック12に近接した場合に、上記係止孔22Bが上記ボールプランジャ15に対向してボールプランジャ15を係止させ、本体ブロック12に検査部20をロックすることができるようになっている。なお、ボールプランジャ15は、検査部20が検査姿勢にないときは、上記長孔22Aに係合して、ガイドアーム22の変位を許容している。
【0018】
また、このロック状態を解除するために、上記本体ブロック12には、ベースプレート11の長手方向に沿って把手付シャフト16が貫通している。把手付シャフト16の一端側は、本体ブロック12の一側面から突出しており、その端部には、作業者が操作するための把手16Aが固定されている。また、シャフト16の他端側には頭部フランジ16Bが形成されており、この頭部フランジ16Bが検査部20の端板21に当接している。従って、後述するように、検査部20が本体ブロック12に近接する検査姿勢(図4参照)に移行した後、把手付シャフト16の把手16Aを把持して本体ブロック12に押し込むことにより、容易にボールブランジャ15を係止孔22Bから離脱させて、長孔22Aの方に係止させることが可能になる。
【0019】
ここで、図示の実施の形態では、上述した把手付シャフト16の貫通部分において、本体ブロック12の他側部(端板21と対向する側)に段付穴12Kが形成されており、上記把手付シャフト16の頭部フランジ16Bと段付穴12Kの段部との間には、把手付シャフト16の外周に配置された圧縮コイルばね17が縮設されている。この圧縮コイルばね17の付勢力は、上記ボールプランジャ15による止定力よりも弱く設定されており、ボールプランジャ15による検査部20の止定を妨げるものではない。従って、圧縮コイルばね17は、端板21が自由状態にあるときは、その付勢力によって、検査部20を解放姿勢に付勢しているとともに、検査部20を本体ブロック12に近接させた場合、上記圧縮コイルばね17は端板21が把手付シャフト16の頭部フランジ16Bを押し込むことによって圧縮され、検査部20が検査姿勢に移行した場合には、圧縮されたままの状態で検査部20が検査姿勢に停止していることを許容する。
【0020】
上記検査用突起24、25は、それぞれホルダアセンブリAのコネクタ3、4が正規に組付けられている場合にのみ、当該コネクタ3、4の後端部(端子を挿入する側のキャビティ開口側部分)に係止可能な位置に設定されており、これによって、仮に組付け不良のために位置ずれを来しているコネクタがある場合には、該コネクタの側部に当接して、それ以上、端板21が本体ブロック12に近接できないように設定されている。
【0021】
以上の構成では、図1および図4(A)に示すように、予め解放姿勢にあるホルダアセンブリ検査装置10にホルダアセンブリAを所定の姿勢に向けて本体ブロック12の各凹部12A〜12Cに対応する部品を装着した後、検査部20の端板21を本体ブロック12に近接させてロックさせればよい。
これにより、仮に検査対象となるホルダアセンブリAが正規に組付けられている場合には、本体ブロック12の各検査子12A〜12Cによって部品の有無が確認される一方、図3および図4(B)に示すように、検査部20が正規の検査姿勢に変位し、ボールプランジャ15が係止孔22Bに係止して、検査部20を検査姿勢にロックする。これにより、検査対象となっているホルダアセンブリAがウレタン7を有するものであるか否かを特定でき、品番(種類)の誤りを防止することができるとともに、ホルダ1に対してコネクタ3、4が正規に組付けられているか否かを同時に検査することが可能になる。
【0022】
そして、正規の製品が検査されたことにより、検査部20がロックした場合には、把手付シャフト16の把手16Aを把持して押し込むことにより、容易にロックを解除して検査部20を解放姿勢に戻し、ホルダアセンブリAを本体ブロック12から取り外すことができる。
他方、ホルダアセンブリAの各コネクタ3、4が組付け不良によって位置ずれを来している場合、位置ずれ検出手段としての各突起24、25が対応するコネクタ3またはコネクタ4に当接する結果、検査部20は、正規の検査姿勢に変位することができなくなる。この結果、作業者が検査部20から手を離すと、圧縮コイルばね17の付勢力によって検査部20は元の解放姿勢に戻される。
【0023】
以上説明したように、上述した実施の形態によれば、ホルダアセンブリAの検査を行うに当たり、仕様によって固着されていたり固着されていなかったりするオプション部材としてのウレタン7の有無をも検出することができるので、多品種少量生産を行う場合でも、製品の仕様を誤ることがなく、ホルダアセンブリAが製造されるべき仕様通りであるか否かを確実に検査することができる。
【0024】
また、検査部20を設けることにより、ホルダアセンブリAを構成する部品の有無検出に加えて位置ずれ検出を同時に行うことができるので、ホルダアセンブリAの組付け不良をも一度の検査作業で行うことが可能になるという利点がある。
さらに、ロック手段としてのボールブランジャ15および係止孔22B、ロック解除手段としての把手付シャフト16、並びに付勢手段としての圧縮コイルばね17を設けているので、ホルダアセンブリAが正規の場合には検査時にボールブランジャ15および係止孔22Bが検査部20を検査姿勢にロックするとともに、位置ずれを来しているホルダアセンブリAに検査部20の検査用突起24、25が当接した場合には、付勢手段としての圧縮コイルばね17の付勢力により、検査部20は強制的に解放姿勢に戻される。従って、作業者はホルダアセンブリの良否を検査部20の機械的な挙動によって識別することができ、判定が容易になるという利点がある。また、把手付シャフト16を設けることにより、正規のホルダアセンブリAを検査してロックが掛かった場合には、容易にロックを解除し、ホルダアセンブリAを取り外すことができるので、作業性が落ちることはない。
【0025】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ホルダアセンブリの検査を行うに当たり、仕様によって固着されていたり固着されていなかったりするオプション部材の有無をも検出することができるので、多品種少量生産を行う場合でも、製品の仕様を誤ることがなく、ホルダアセンブリが製造されるべき仕様通りであるか否かを確実に検査することができる。
【0027】
また、位置ずれ検出手段を設けている場合には、ホルダアセンブリの組付け不良をも行うことが可能になるという利点がある。
さらに、ロック手段、ロック解除手段、付勢手段を設けている場合には、検査時にロック手段が位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするとともに、位置ずれを来しているホルダアセンブリに位置ずれ検出手段の当接部が当接した場合には、付勢手段の付勢力により、位置ずれ検出手段は強制的に解放姿勢に戻されるので、正規のホルダアセンブリを検査してロックが掛かった場合には、ロック解除手段で容易にロックを解除し、ホルダアセンブリを取り外すことができる一方、位置ずれを来しているホルダアセンブリを検査した場合にはロックが掛からなくなることにより、作業者はホルダアセンブリの良否を位置ずれ検出手段の機械的な挙動によって識別することができ、判定が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるホルダアセンブリ検査装置の検査部が解放姿勢にある状態を示す斜視図である。
【図2】図1の一部を省略して示す分解斜視図である。
【図3】図1のホルダアセンブリ検査装置が検査姿勢にある状態を示す斜視図である。
【図4】図1のホルダアセンブリ検査装置の動作を示す断面略図であって、(A)は解放姿勢、(B)は検査姿勢をそれぞれ示している。
【図5】一般的なホルダアセンブリの外観斜視図である。
【図6】図5に例示したホルダアセンブリのバリエーションを示す正面略図である。
【符号の説明】
A ホルダアセンブリ
1 ホルダ
3 コネクタ
4 コネクタ
7 ウレタン(オプション部材)
10 ホルダアセンブリ検査装置
12 本体ブロック(アセンブリ受け部)
12D 検出子
15 ボールプランジャ(ロック手段)
16 把手付シャフト(ロック解除手段)
20 検査部
24 当接部
25 当接部
【発明の属する技術分野】
本発明はホルダアセンブリ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なホルダアセンブリの外観斜視図である図5を参照して、例えば自動車用のワイヤハーネスやワイヤハーネスを構成するサブアセンブリ(以下「ワイヤアセンブリ」と総称する)WAにおいては、「ホルダ」と呼称される取付け部材1の連結プレート2の両面に二つのコネクタ3、4をそれぞれ連結し、組立体(この明細書で「ホルダアセンブリ」と呼称する)Aを構成したものが知られている。このホルダアセンブリAのホルダ1は、連結プレート2と直交し、且つ各コネクタ3、4のキャビティ3A、4Aと平行な姿勢で一体化された略円盤形状のホルダ本体5を有しており、ホルダ本体5の中央部には、当該ワイヤアセンブリWAの本体装置である自動車の取付け部に取付けられる取付け用突起6が突設されている。また、自動車への取付け時にがたが生じるのを防止するため、製品の仕様によっては、略半円形に形成されたウレタン7が貼着されるものもあった。
【0003】
図6は図5に例示したホルダアセンブリAのバリエーションを示す正面略図である。同図に示すように、ホルダアセンブリAの組付けレイアウトには種々のバリエーションがあり、各コネクタ3、4のキャビティ3A、4Aが何れも同一方向にくみつけられる点や、ウレタン7の円弧部分が、各コネクタ3、4のキャビティ3A、4Aの開口部分における接続側端面(相手側のコネクタと接続される側の端面)と同一方向に臨んでいる点が共通してはいるものの、コネクタ3、4の上下の順序や、ホルダ本体5の左右の取付け位置は、製品の種類(品番)によって種々異なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなホルダアセンブリAを製造する際には、種類(品番)の異なるホルダアセンブリAを少量生産することが要請され、特にウレタン7のない品番のものとウレタン7を要する品番のものとを同一の作業者が取り扱う必要もある。そのため、作業者がしばしばウレタン7の有無検出を誤まり、後工程に異なる品番のホルダアセンブリAを流してしまうということがあった。
【0005】
また、ホルダ1の連結プレート2に対する各コネクタ3、4の取付けは、機械的に係止可能な係止部を連結プレート2とコネクタ3、4とにそれぞれ設け、手作業で連結プレート2にコネクタ3、4を組付けていたので、しばしば組付け不良が生じ、位置ずれが生じている場合があった。
本発明は上記要請に鑑みてなされたものであり、ホルダアセンブリの検査を容易迅速に行うことのできるホルダアセンブリ検査装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ホルダの連結プレートにコネクタが連結されているホルダアセンブリを検査するために設けられ、上記ホルダアセンブリの各コネクタの接続側端面を臨ませてホルダアセンブリを装着することによりホルダアセンブリを保持可能なアセンブリ受け部と、ホルダアセンブリがアセンブリ受け部に保持された状態において、ホルダアセンブリの複数のコネクタが正規に組付けられている場合にのみ、当該各コネクタの接続側端面と反対側の面を係止する検査姿勢に変位可能な位置ずれ検出手段と、アセンブリ受け部に設けられ、検査対象となるホルダアセンブリの各部材を検出するための有無検出子とを備え、上記有無検出子は、仕様によってホルダアセンブリのホルダ本体に固着されるオプション部材を検出可能なオプション部材検出子を含んでいることを特徴とするホルダアセンブリ検査装置である。
【0007】
この特定事項を含む発明ではホルダアセンブリの組付け検査を行うに当たり、仕様によって固着されていたり固着されていなかったりするオプション部材の有無を検出することが可能になる。
【0008】
また、アセンブリ受け部にホルダアセンブリを装着することでホルダアセンブリを構成する部品の有無を検出することができる他、位置ずれ検出手段を解放姿勢から検査姿勢に変位させることにより、ホルダアセンブリの個々の部品が位置ずれを来しているか否かを検出することも可能になる。
本発明の別の態様は、ホルダの連結プレートにコネクタが連結されているホルダアセンブリを検査するために設けられ、上記ホルダアセンブリの各コネクタの接続側端面を臨ませてホルダアセンブリを装着することによりホルダアセンブリを保持可能なアセンブリ受け部と、ホルダアセンブリがアセンブリ受け部に保持された状態において、ホルダアセンブリの複数のコネクタが正規に組付けられている場合にのみ、当該各コネクタの接続側端面と反対側の面を係止する検査姿勢に変位可能な位置ずれ検出手段とを備えていることを特徴とするホルダアセンブリ検査装置である。
【0009】
この特定事項を含む発明では、位置ずれ検出手段を解放姿勢から検査姿勢に変位させることにより、検査対象となるホルダアセンブリの個々の部品が位置ずれを来しているか否かを検出することが可能になる。
本発明のさらに別の態様は、請求項1または2記載のホルダアセンブリ検査装置において、位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするロック手段と、ロックされた位置ずれ検出手段がアセンブリ受け部からホルダアセンブリを取り外せる解放姿勢に戻るようにロックを解除するロック解除手段と、位置ずれ検出手段とアセンブリ受け部との間に設けられ、ロック手段によるロック力よりも弱い弾性力で位置ずれ検出手段を解放姿勢に付勢する付勢手段とをさらに備えているホルダアセンブリ検査装置である。
この特定事項を含む発明では、ホルダアセンブリが正規の製品である場合には、検査時にロック手段が位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするとともに、位置ずれを来しているホルダアセンブリに位置ずれ検出手段の当接部が当接した場合には、付勢手段の付勢力により、位置ずれ検出手段は強制的に解放姿勢に戻される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳述する。
図1は本発明の実施の一形態におけるホルダアセンブリ検査装置10の検査部が解放姿勢にある状態を示す斜視図であり、図2は図1の一部を省略して示す分解斜視図である。また、図3は図1のホルダアセンブリ検査装置10が検査姿勢にある状態を示す斜視図であり、図4は図1のホルダアセンブリ検査装置10の動作を示す断面略図であって、(A)は解放姿勢、(B)は検査姿勢をそれぞれ示している。
【0011】
これらの図を参照して、図示の実施の形態におけるホルダアセンブリ検査装置10は、ベースプレート11と、ベースプレート11上に固定される本体ブロック12と、本体ブロック12の上部に固定される天板13とを備えており、上記本体ブロック12には、検査部20が相対変位可能に組付けられている。
上記ベースプレート11は、平面視長方形に形成された樹脂製の板材であり、その長手方向一端側には上記本体ブロック12がビス止めされているとともに、他端側は本体ブロック12から突出して後述する検査部20の端板21の下面を受けるガイド部を構成している。
【0012】
上記本体ブロック12は、ベースプレート11の幅方向一端側に凹部12A〜12Cを区画している。これら凹部12A〜12Cは、検査対象となるホルダアセンブリAのホルダ1と、コネクタ3、4とにそれぞれ対応しており、ホルダ1のウレタン7を凹部12Aに、コネクタ3、4の接続側端面を凹部12B、12Cに向けた状態で装着することにより、ホルダアセンブリA全体を本体ブロック12に保持することができるようになっている。これにより本体ブロック12は、図示の実施の形態においてアセンブリ受け部を構成している。
【0013】
各凹部12A〜12Cには、それぞれ周知の検出子12D〜12Fが突設されており、この検出子12D〜12Fによって個々の部材の有無を電気的に検出することができるようになっている。
ここで、ホルダ1が収容される凹部12Aに設けられた検出子12Dは、ホルダ1に固着されているウレタン7に対向するように設定されており、これによって、ウレタン7が固着されている場合には検出信号を出力し、ウレタン7が固着されていない場合には検出信号を出力しないようになっている。なお、図示の実施の形態では、本体ブロック12の他端側(ベースプレート11の長手方向他端側)に、前方に突出する端板12Gが延設されており、この端板12Gによって、ホルダアセンブリAの側部を受けるようにしている。
【0014】
次に、上記天板13は、平面視長方形に形成された薄板状の樹脂材であり、次に説明する検査部20のガイド部材を兼ねているものである。
図2によく示すように、検査部20はベースプレート11の他端側に配置される端板21と、端板21の上下両端に片持ち状に突設されているガイドアーム22、23と、上記端板21の前面に片持ち状に突設されている一対の検査用突起24、25とを有している。
【0015】
図2および図4を参照して、上記端板21は、検査部20の本体を構成しているとともに、作業者がこれを把持して検査部20全体を本体ブロック12に対して相対的に変位させるためのものである。
上記ガイドアーム22、23は、検査部20と本体ブロック12とを連結するためのものであり、本体ブロック12には、各ガイドアーム22、23に対応してベースプレート11の長手方向に延びる一対の溝12H(図1参照)が形成されており、各溝12Hにガイドアーム22、23を挿抜可能に嵌合している。これにより検査部20は、図4(A)に示す解放姿勢と図4(B)に示す検査姿勢との間でベースプレート11の長手方向沿いに往復移動できるようになっている。
【0016】
各ガイドアーム22、23には、長手方向沿いに長孔22A、23Aが形成されているとともに、上記ベースプレート11と天板13とには、長孔22A、23A内に嵌入する突起11A、13Aが形成されている。そして、これら長孔22A、23Aと突起11A、13Aとによって、検査部20の抜け止めが図られ、且つ移動量が規定されている。
【0017】
さらに、一方のガイドアーム(図示の例では下側のガイドアーム)22には、長孔22Aと断続する係止孔22Bが穿孔されている。この係止孔22Bは本体ブロック12に内蔵された周知のボールプランジャ15と共働してロック手段を構成するものであり、端板21が所定量(図示の例では本体ブロック12の端板12Gに当接する位置)本体ブロック12に近接した場合に、上記係止孔22Bが上記ボールプランジャ15に対向してボールプランジャ15を係止させ、本体ブロック12に検査部20をロックすることができるようになっている。なお、ボールプランジャ15は、検査部20が検査姿勢にないときは、上記長孔22Aに係合して、ガイドアーム22の変位を許容している。
【0018】
また、このロック状態を解除するために、上記本体ブロック12には、ベースプレート11の長手方向に沿って把手付シャフト16が貫通している。把手付シャフト16の一端側は、本体ブロック12の一側面から突出しており、その端部には、作業者が操作するための把手16Aが固定されている。また、シャフト16の他端側には頭部フランジ16Bが形成されており、この頭部フランジ16Bが検査部20の端板21に当接している。従って、後述するように、検査部20が本体ブロック12に近接する検査姿勢(図4参照)に移行した後、把手付シャフト16の把手16Aを把持して本体ブロック12に押し込むことにより、容易にボールブランジャ15を係止孔22Bから離脱させて、長孔22Aの方に係止させることが可能になる。
【0019】
ここで、図示の実施の形態では、上述した把手付シャフト16の貫通部分において、本体ブロック12の他側部(端板21と対向する側)に段付穴12Kが形成されており、上記把手付シャフト16の頭部フランジ16Bと段付穴12Kの段部との間には、把手付シャフト16の外周に配置された圧縮コイルばね17が縮設されている。この圧縮コイルばね17の付勢力は、上記ボールプランジャ15による止定力よりも弱く設定されており、ボールプランジャ15による検査部20の止定を妨げるものではない。従って、圧縮コイルばね17は、端板21が自由状態にあるときは、その付勢力によって、検査部20を解放姿勢に付勢しているとともに、検査部20を本体ブロック12に近接させた場合、上記圧縮コイルばね17は端板21が把手付シャフト16の頭部フランジ16Bを押し込むことによって圧縮され、検査部20が検査姿勢に移行した場合には、圧縮されたままの状態で検査部20が検査姿勢に停止していることを許容する。
【0020】
上記検査用突起24、25は、それぞれホルダアセンブリAのコネクタ3、4が正規に組付けられている場合にのみ、当該コネクタ3、4の後端部(端子を挿入する側のキャビティ開口側部分)に係止可能な位置に設定されており、これによって、仮に組付け不良のために位置ずれを来しているコネクタがある場合には、該コネクタの側部に当接して、それ以上、端板21が本体ブロック12に近接できないように設定されている。
【0021】
以上の構成では、図1および図4(A)に示すように、予め解放姿勢にあるホルダアセンブリ検査装置10にホルダアセンブリAを所定の姿勢に向けて本体ブロック12の各凹部12A〜12Cに対応する部品を装着した後、検査部20の端板21を本体ブロック12に近接させてロックさせればよい。
これにより、仮に検査対象となるホルダアセンブリAが正規に組付けられている場合には、本体ブロック12の各検査子12A〜12Cによって部品の有無が確認される一方、図3および図4(B)に示すように、検査部20が正規の検査姿勢に変位し、ボールプランジャ15が係止孔22Bに係止して、検査部20を検査姿勢にロックする。これにより、検査対象となっているホルダアセンブリAがウレタン7を有するものであるか否かを特定でき、品番(種類)の誤りを防止することができるとともに、ホルダ1に対してコネクタ3、4が正規に組付けられているか否かを同時に検査することが可能になる。
【0022】
そして、正規の製品が検査されたことにより、検査部20がロックした場合には、把手付シャフト16の把手16Aを把持して押し込むことにより、容易にロックを解除して検査部20を解放姿勢に戻し、ホルダアセンブリAを本体ブロック12から取り外すことができる。
他方、ホルダアセンブリAの各コネクタ3、4が組付け不良によって位置ずれを来している場合、位置ずれ検出手段としての各突起24、25が対応するコネクタ3またはコネクタ4に当接する結果、検査部20は、正規の検査姿勢に変位することができなくなる。この結果、作業者が検査部20から手を離すと、圧縮コイルばね17の付勢力によって検査部20は元の解放姿勢に戻される。
【0023】
以上説明したように、上述した実施の形態によれば、ホルダアセンブリAの検査を行うに当たり、仕様によって固着されていたり固着されていなかったりするオプション部材としてのウレタン7の有無をも検出することができるので、多品種少量生産を行う場合でも、製品の仕様を誤ることがなく、ホルダアセンブリAが製造されるべき仕様通りであるか否かを確実に検査することができる。
【0024】
また、検査部20を設けることにより、ホルダアセンブリAを構成する部品の有無検出に加えて位置ずれ検出を同時に行うことができるので、ホルダアセンブリAの組付け不良をも一度の検査作業で行うことが可能になるという利点がある。
さらに、ロック手段としてのボールブランジャ15および係止孔22B、ロック解除手段としての把手付シャフト16、並びに付勢手段としての圧縮コイルばね17を設けているので、ホルダアセンブリAが正規の場合には検査時にボールブランジャ15および係止孔22Bが検査部20を検査姿勢にロックするとともに、位置ずれを来しているホルダアセンブリAに検査部20の検査用突起24、25が当接した場合には、付勢手段としての圧縮コイルばね17の付勢力により、検査部20は強制的に解放姿勢に戻される。従って、作業者はホルダアセンブリの良否を検査部20の機械的な挙動によって識別することができ、判定が容易になるという利点がある。また、把手付シャフト16を設けることにより、正規のホルダアセンブリAを検査してロックが掛かった場合には、容易にロックを解除し、ホルダアセンブリAを取り外すことができるので、作業性が落ちることはない。
【0025】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ホルダアセンブリの検査を行うに当たり、仕様によって固着されていたり固着されていなかったりするオプション部材の有無をも検出することができるので、多品種少量生産を行う場合でも、製品の仕様を誤ることがなく、ホルダアセンブリが製造されるべき仕様通りであるか否かを確実に検査することができる。
【0027】
また、位置ずれ検出手段を設けている場合には、ホルダアセンブリの組付け不良をも行うことが可能になるという利点がある。
さらに、ロック手段、ロック解除手段、付勢手段を設けている場合には、検査時にロック手段が位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするとともに、位置ずれを来しているホルダアセンブリに位置ずれ検出手段の当接部が当接した場合には、付勢手段の付勢力により、位置ずれ検出手段は強制的に解放姿勢に戻されるので、正規のホルダアセンブリを検査してロックが掛かった場合には、ロック解除手段で容易にロックを解除し、ホルダアセンブリを取り外すことができる一方、位置ずれを来しているホルダアセンブリを検査した場合にはロックが掛からなくなることにより、作業者はホルダアセンブリの良否を位置ずれ検出手段の機械的な挙動によって識別することができ、判定が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるホルダアセンブリ検査装置の検査部が解放姿勢にある状態を示す斜視図である。
【図2】図1の一部を省略して示す分解斜視図である。
【図3】図1のホルダアセンブリ検査装置が検査姿勢にある状態を示す斜視図である。
【図4】図1のホルダアセンブリ検査装置の動作を示す断面略図であって、(A)は解放姿勢、(B)は検査姿勢をそれぞれ示している。
【図5】一般的なホルダアセンブリの外観斜視図である。
【図6】図5に例示したホルダアセンブリのバリエーションを示す正面略図である。
【符号の説明】
A ホルダアセンブリ
1 ホルダ
3 コネクタ
4 コネクタ
7 ウレタン(オプション部材)
10 ホルダアセンブリ検査装置
12 本体ブロック(アセンブリ受け部)
12D 検出子
15 ボールプランジャ(ロック手段)
16 把手付シャフト(ロック解除手段)
20 検査部
24 当接部
25 当接部
Claims (3)
- ホルダの連結プレートにコネクタが連結されているホルダアセンブリを検査するために設けられ、
上記ホルダアセンブリの各コネクタの接続側端面を臨ませてホルダアセンブリを装着することによりホルダアセンブリを保持可能なアセンブリ受け部と、
ホルダアセンブリがアセンブリ受け部に保持された状態において、ホルダアセンブリの複数のコネクタが正規に組付けられている場合にのみ、当該各コネクタの接続側端面と反対側の面を係止する検査姿勢に変位可能な位置ずれ検出手段と、
アセンブリ受け部に設けられ、検査対象となるホルダアセンブリの各部材を検出するための有無検出子と
を備え、上記有無検出子は、仕様によってホルダアセンブリのホルダ本体に固着されるオプション部材を検出可能なオプション部材検出子を含んでいることを特徴とするホルダアセンブリ検査装置。 - ホルダの連結プレートにコネクタが連結されているホルダアセンブリを検査するために設けられ、
上記ホルダアセンブリの各コネクタの接続側端面を臨ませてホルダアセンブリを装着することによりホルダアセンブリを保持可能なアセンブリ受け部と、
ホルダアセンブリがアセンブリ受け部に保持された状態において、ホルダアセンブリの複数のコネクタが正規に組付けられている場合にのみ、当該各コネクタの接続側端面と反対側の面を係止する検査姿勢に変位可能な位置ずれ検出手段と
を備えていることを特徴とするホルダアセンブリ検査装置。 - 請求項1または2記載のホルダアセンブリ検査装置において、
位置ずれ検出手段を検査姿勢にロックするロック手段と、
ロックされた位置ずれ検出手段がアセンブリ受け部からホルダアセンブリを取り外せる解放姿勢に戻るようにロックを解除するロック解除手段と、
位置ずれ検出手段とアセンブリ受け部との間に設けられ、ロック手段によるロック力よりも弱い弾性力で位置ずれ検出手段を解放姿勢に付勢する付勢手段と
をさらに備えているホルダアセンブリ検査装置。
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