JP3741576B2 - トリガ式液体吐出器 - Google Patents
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- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トリガの手動操作によるピストンの往復動作によって容器内に充填した液体をノズルヘッド部より噴射するようにしたトリガ式液体吐出器に関し、とくに、液体を噴射する際に発生する衝撃音を軽減してトリガの操作フィーリングの改善を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】
トリガ式の液体吐出器は、住宅用洗剤やカビ取り剤、衣料用仕上剤あるいは衣料用糊剤等を始めとする日用品から液体化粧品にまでいたる各種液体を充填した容器につき、その開口部に装着して使用するものであって、その基本構成は、一般に、容器の開口部にねじ止めする取り付け部と、ピストン及びシリンダからなるポンプ部と、吐出器本体に枢軸を介して揺動可能に保持されポンプ部のピストンを押圧するトリガと、先端部に液体の吐出口を有するノズルチップを組み込んだノズルヘッド部からなっている。
【0003】
かかる構成になる吐出器においては、トリガを動かすことによりポンプ部のピストンがトリガの凸部によって押されるため、ポンプ部のシリンダ室内に充満している液体が底壁に設けられたポートから吐出し、吐出器本体内に形成された通路を経てノズル部のチップより噴射される。一方、この動作に引き続いてトリガに加えた力を取り除くと、ピストンとシリンダとの相互間に配置される弾性部材(スプリング等)の復元力によってピストンは初期位置に復帰され、この際、シリンダ室内は負圧になるので、容器内に挿入されたパイプにて容器内の液体が吸い上げられるとともに、該シリンダ室内に所定量の液体が導かれることになり、かかる一連の動作を複数回繰り返すことによって容器内の液体は吐出器を経て容器外へ連続的に噴射されるようになっている。
【0004】
この点に関する先行技術としては、ノズルヘッド部における吐出口の上流側に、液体が正規吐出圧のときにのみ開弁する弁構造体を配置し、ポンプ部のシリンダに、吐出終了時の液流路内の残圧を、液容器内へ戻す流路を設けることにより、吐出される液体の吐出不足あるいは液流路内の残圧に起因した液垂れの防止を図った、例えば、国際公開WO96/13334号パンフレットに開示の技術が参照される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成になる従来の吐出器は、シリンダ室内の液体をノズル部から噴射するピストンの押圧過程において、該ピストンの先端部とポートが設けられた底壁が当接することによる衝撃音が発生し、使用者(需要者)によっては、トリガの操作フィーリングに違和感を覚えることもあって、その改善が求められていた。
【0006】
本発明の課題は、容器内の液体をトリガ式吐出器を使用して噴射する際に生じていた衝撃音を緩和し、トリガの操作フィーリングの改善を図るところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一端に開口を有し他端に底壁を有する外筒と、この外筒に対して同軸的に配置され該底壁に一体的に設けられた内筒からなるシリンダと、
このシリンダの外筒及び内筒の相互間にて外筒の軸心に沿う向きの摺動を可能としたピストンと、
このピストンおよび内筒の相互間に配置され、ピストンの無負荷状態においてそれらの相対位置を一定に維持する弾性部材とを備え、
ピストンの摺動による底壁への当接と、これに引き続く前記弾性部材の復元力に従う初期位置への復帰動作を繰り返すことによって、容器内の液体をノズルヘッド部より噴射するようにしたトリガ式液体吐出器において、
前記ピストンまたは底壁に、該ピストンまたは底壁に一体的に形成され、該ピストンの底壁への当接の際の衝撃音を緩和する凸部または凹部からなる緩衝部材を設けたことを特徴とするトリガ式液体吐出器である。
【0008】
上記の構成になる吐出器において、緩衝部材は、等間隔で少なくとも3箇所設けられたものとするのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従うトリガ式液体吐出器の構成をその横断面で示した図であり、図における1はシリンダであって、このシリンダ1は一端に開口kを有し、他端に底壁wを有する外筒1aと、この外筒1aと同心になり底壁wに一体的に設けられた内筒1bからなり、これらはそれぞれ、この例では、液体吐出器本体Tに一体的に形成してある。
【0010】
また、2はシリンダ1の外筒1aと内筒1bの相互間にて外筒1aの軸心Lに沿う向きの摺動を可能とした環状型のピストン、3はピストン2と内筒1bの相互間に配置されるスプリング等からなる弾性部材であって、この弾性部材3はピストン2の無負荷状態において所定の容積になるシリンダ室rを形成するようにそれらの相対位置を一定に維持する。
【0011】
また、4は底壁wに設けた吸入・吐出用ポートpを除く領域において一体的に設けた例で示した緩衝部材であって、この緩衝部材4は、ピストン2の先端部が当接する部位に、例えばそのA−A断面を図2に示す如く、所定の間隔で配置することができる。
【0012】
また、5は容器内に充填した液体を吸い上げるためのパイプ、6はパイプ5の吸い上げ末端に配置されるボールであって、このボール6は、液体を噴射すべく、シリンダ室r内の液体をポートpから吐出させてピストン2の先端部と底壁wが当接するまでは、シリンダ室r内の液体をパイプ6において逆流させないために吸い上げ末端の開口を閉塞させる一方、押圧力の解除によりピストン2が図1に示すような初期位置に復帰する状態、すなわち、シリンダ室rが負圧になる段階では浮上、吸い上げ末端を開にして容器内の液体をシリンダ室rに導くべくパイプ6の液体を通路7に導くチャックバルブとしての機能を有する。
【0013】
また、8は図示はしないが吐出器本体Tに枢支ピン等によって揺動可能に取り付けられ、手動により図中矢印に沿って移動させることによってピストン2を押圧するトリガ、9は吐出器本体Tに回転自在に装着され容器の開口部に係合するねじ止め式の取り付け部、10はノズルヘッド部であって、このノズルヘッド部10は、吐出器本体Tに嵌合するスピンエレメント10aと、このスピンエレメント10aの先端で嵌合するノズルヘッド10bと、それらの相互間に組み込まれる液ガイド10cと、吐出口を有するノズルチップ10d及びノズルヘッド部10に揺動可能に保持されノズルチップ10dを保護する保護カバー10eからなる。
【0014】
また、11はシリンダ室rから押し出された液体を通路7を通してノズルチップ10dまで供給するための流路、12は、容器内外に通じる開口であって、この開口12は、ピストン2が初期位置にある場合には、該ピストン2の摺動部分で閉状態になっているが、ピストン2が押圧され底壁wに向かって移動することによって開状態になり、容器内外の圧力を一定にする。
【0015】
シリンダ室r内に液体が満たされている状態でトリガ8を図中の矢印の方向に動かしてピストン2を押圧すると、底壁wに設けられたポートpから液体が押し出され、この液体は通路7、流路11、液ガイド10c、さらに、ノズルヘッド10bを経てノズルチップ10dの吐出口から噴射されることになり、シリンダ室rから液体を出しきるとピストン2の先端が底壁wに当接する。
【0016】
従来のこの種の吐出器においては、ピストン2の先端のほぼ全域が底壁wに当接するため、これによって衝撃音が発生し、この衝撃音がトリガの操作フィーリングを劣化させる原因になっていたのであるが、本発明においては、ピストン2が当接する底壁wに緩衝部材4を設けるようにしたので、衝撃音が軽減されトリガ8の操作フィーリングが格段に改善される。図3に、緩衝部材4の配置状況を斜視図で示す。
【0017】
本発明においては、緩衝部材4を底壁wに設けた例を示したが、これはピストン2の先端に設けることもできるし、また、底壁wあるいはピストン2の先端に凹部を設け、この凹部を除く領域を緩衝部材4として機能させるようにしてもよく、底壁wに緩衝部材4を設ける場合にのみに限定されるものではない。
【0018】
緩衝部材4の、当接面積は小さければ小さいほど衝撃音の軽減に有利であるが、かかる当接面積があまり小さいと耐久性に影響を与えることもあるので、これは適宜に設定される。緩衝部材4の底壁wからの突出代については、液体の吐出量に影響を与えない範囲で適宜に設定される。
【0019】
トリガ式液体吐出器を構成する各部材は、弾性部材3を除き従来のものと同様、プラスチック製の樹脂を適用することを基本とするが、液体の種類によって構成部材の材質は適宜に変更される。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、容器内の液体を噴射する際に発生していたピストンと底壁との当接によって生じる衝撃音が軽減されるので、トリガの操作フィーリングが格段に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うトリガ式液体吐出器の構成をその断面について示した図である。
【図2】図1のA−A断面を示した図である。
【図3】本発明に従う吐出器の要部の外観の斜視図を示したものである。
【符号の説明】
1 シリンダ
2 ピストン
3 弾性部材
4 緩衝部材
5 パイプ
6 ボール
7 通路
8 トリガ
9 取り付け部
10 ノズルヘッド部
11 流路
12 開口
Claims (2)
- 一端に開口を有し他端に底壁を有する外筒と、この外筒に対して同軸的に配置され該底壁に一体的に設けられた内筒からなるシリンダと、
このシリンダの外筒及び内筒の相互間にて外筒の軸心に沿う向きの摺動を可能としたピストンと、
このピストンおよび内筒の相互間に配置され、ピストンの無負荷状態においてそれらの相対位置を一定に維持する弾性部材とを備え、
ピストンの摺動による底壁への当接と、これに引き続く前記弾性部材の復元力に従う初期位置への復帰動作を繰り返すことによって、容器内の液体をノズルヘッド部より噴射するようにしたトリガ式液体吐出器において、
前記ピストンまたは底壁に、該ピストンまたは底壁に一体的に形成され、該ピストンの底壁への当接の際の衝撃音を緩和する凸部または凹部からなる緩衝部材を設けたことを特徴とするトリガ式液体吐出器。 - 緩衝部材は、少なくとも3箇所設けられたものである、請求項1記載のトリガ式液体吐出器。
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Family Applications (1)
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- 1999-10-25 JP JP30195699A patent/JP3741576B2/ja not_active Expired - Fee Related
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