JP3739841B2 - 走査角倍増システム及び走査システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ印刷装置で使用されるような回転可能ミラー装置を用いる走査装置に関し、特に、面追随(ファセットトラッキング)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、走査のために回転ミラーを使用する一般的なレーザ印刷装置を示している。レーザ10は、プレポリゴン(ポリゴン前)光学系14へビーム12を発する。プレポリゴン光学系14を通過した後で、ビーム12はスキャナ16に当たる。スキャナ16は、平坦な反射面18を備えた回転ポリゴンである。スキャナ16が回転すると、ビーム12は受光体(例えば、感光体)22上の走査線に沿って走査される。走査線に沿った方向は接平面であり、受光体22上の走査線に垂直な方向はサジタル平面である。
【0003】
スキャナ性能は、ミラーが回転される速度についての物理的制限、回転ポリゴンの面からの反射、面の数、面の大きさによって達成されるレーザビームの角偏向、並びに、回転ミラー上に入射される位置で走査されるビームの幅、によって決定される。
【0004】
走査速度を増すための1つの方法は、多数の小さい大きさの面を有する小さい大きさのポリゴンアセンブリと共に角倍増(angle doubling)を用いることである。レーザスキャナで一般的に使用される"F−θ" 走査レンズにおいて、受光体上の走査された距離は、走査角(θ) と有効焦点距離(F) の積である。走査角が拡大するときは常に、有効焦点距離が所定の走査距離対して短縮することができる。有効焦点距離の短縮には、2つの主な利点がある。第1に、焦点距離が短くなると、物理的キャスティング(鋳造品)、即ち、光学構成要素が取り付けられるベース、が正比例して小さくなる。ガラスレンズ素子、ミラー、及び全ての他の構成要素は、より小さくすることが可能である。その結果、より小さく、より軽く、より廉価な製品となる。第2に、焦点距離が短くなると、回転ポリゴンにおいてより小さなビームが必要とされ、更に、光学構成要素及び機械構成要素の大きさが小さくなる。
【0005】
走査角倍増から生じる更なる利点は、受光体に沿ったあらゆる所定の走査距離が半分のポリゴン角の回転だけで達成されることである。これによって、ポリゴンの回転の速度は大幅に減少されて、モータベアリング(挙動)がより軽く、より小さく、より廉価になると共に、ベアリング寿命及び全体性能がより良好になることが可能である。
【0006】
走査角倍増装置は既知であり、受動面追随及び角倍増のための装置を示す米国特許第3、973、826号等に開示されてきた。
【0007】
米国特許第3、973、826号は、2つの走査角倍増構造について示している。第1構造は、光を静止光学系へ反射する回転ミラーから成る。静止光学系は、受光した光を回転ミラー上へ反射し返す。静止光学系は、ダハ(屋根型)プリズム及び視野レンズから構成される単一系、若しくは、各装置がダハプリズム及び視野レンズを備える、走査領域において円弧状に配置された複数の静止光学系、から成る。
【0008】
上記米国特許第3、973、826号において、ビームは走査平面におけるスキャナ面でコリメートされない(平行にされない)。従って、面同士の間のいかなる半径のばらつきも走査平面上の走査エラーへと変わる。レーザ印刷使用において、これらの走査エラーは印刷されたページ(紙面)上に見えるピクセル配置エラーとして現れる。スキャナ面での走査された平面において、走査されたビームがコリメートされると、コストが節約されると共にポリゴン製造公差が軽減される。
【0009】
上記米国特許第3、973、826号において、ビームはサジタル平面におけるスキャナ面上に集束されない(焦点合せされない)。結果として、スキャナ面におけるピラミッドエラー(pyramidal error )及びベアリングのぐらつき(wobble)が補償されず、走査線同士間の間隔のばらつきが生じることになる。レーザ印刷使用では、これらのエラーが、印刷されたページ上に、印刷された線同士間の距離の差として現れる。極めて小さな差であっても明らかであり、出力の品質は受け入れられないものになる。ビームがサジタル平面におけるスキャナ面上で集束されると、ピラミッドエラーは、サジタル平面における走査線上でビームと面の双方を集束することによって、光学的に取り除かれる。また、これにより、コストが節約され、印刷品質の損失がなくなると共に、ポリゴン製造公差が軽減される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、走査面での接平面においてビームをコリメートし、走査面でのサジタル平面においてビームを集束するためにアナモルフィック光学系を用いることによって、走査面の半径及びピラミッドばらつき(pyramidal variations)によって発生するエラーを大幅に減らすか、若しくは、容易に補正して、改良された走査を提供することである。
【0011】
本発明の更なる利点は、以下の記載を進めるに従って明らかになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
簡潔に述べると、本発明に従って、所定の大きさの回転ミラーポリゴンから利用可能な走査角を拡大するために、受動光学構成要素を用いる走査角倍増システムが提供される。回転ポリゴンのミラー面からの第1角偏向に続いて、レーザビームが、反射の際に第2偏向が接平面で加わるように、反射によって面へ戻される。これにより、全ての所定のポリゴン回転で効果的に走査角が2倍になる。しかしながら、サジタル平面では、ビームが、第1反射からの全てのビーム偏向が第2反射によって相殺されるように面へ戻される。接平面では、ビームコリメーションが面で維持され、ある一定の製造公差の軽減を可能にする。サジタル平面では、ビームは面上に集束され、更なるポリゴン製造公差の軽減を可能にする。
【0013】
請求項1に記載の走査角倍増システムは、
A)少なくとも1つの反射面及び光軸を備える回転ポリゴンと、
B)接平面曲率半径及び曲率半径の中心を備えるシリンダミラーと、
C)焦点距離及び焦点を備える集束レンズ手段と、
を含み、
D)前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記集束レンズ手段は、前記回転ポリゴン及び前記シリンダミラーが互いに対向し、曲率半径と焦点距離の合計よりも長い距離で分離されるように配置され、且つ、前記集束レンズ手段は、前記シリンダミラーの曲率半径の中心と前記集束レンズ手段の焦点が一致するように、前記回転ポリゴンと前記シリンダミラーとの間に置かれ、
E)前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記集束レンズ手段は、反射面から、光軸から測定される第1の角度で、前記集束レンズ手段を介して前記シリンダミラーによって受光される、第1の経路に沿ってビームを反射するために、互いに構成及び配置され、前記シリンダミラーが、前記集束レンズ手段を介して反射面によって受光される、第2の経路に沿って受光したビームを反射し、反射面が後走査方向に、第1の角度より大きい法線から測定された第2の角度で、前記受光したビームを反射する。
【0014】
請求項2に記載の走査システムは、
A)光ビームを供給する光源と、
B)光ビームを集束するための第1集束レンズ手段と、
C)ポスト走査レンズ手段と、
D)走査媒体と、
E)走査角倍増手段と、
を備え、前記走査角倍増手段は、
i) 少なくとも1つの反射面及び光軸を備える回転ポリゴンと、
ii) 接平面曲率半径及び曲率半径の中心を備えるシリンダミラーと、
iii) 焦点距離及び焦点を備える第2集束レンズ手段と、
を含み、
iv) 前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記第2集束レンズ手段は、前記回転ポリゴン及び前記シリンダミラーが互いに対向し、曲率半径と焦点距離の合計よりも長い距離で分離されるように配置され、且つ、前記第2集束レンズ手段が、前記シリンダミラーの曲率半径の中心と前記第2集束レンズ手段の焦点が一致するように、前記回転ポリゴンと前記シリンダミラーとの間に置かれ、
v) 前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記第2集束レンズ手段が、反射面から、光軸から測定される第1の角度で、前記第2集束レンズ手段を介して前記シリンダミラーによって受光される、第1の経路に沿ってビームを反射するために、互いに構成及び配置され、前記シリンダミラーが、前記第2集束レンズ手段を介して反射面によって受光される、第2の経路に沿って受光したビームを反射し、反射面が後走査方向に、第1の角度より大きい法線から測定された第2の角度で、前記受光したビームを反射し、
F)前記光源、前記第1集束レンズ手段、及び前記走査角倍増手段が、光源からの光ビームが前記第1集束レンズ手段を通過し、反射面上に集束されるように互いに構成及び配置され、
G)前記走査角倍増手段、前記ポスト走査レンズ手段、及び前記走査媒体が、後走査方向に反射されるビームが前記ポスト走査レンズ手段を通過し、前記走査媒体によって受光されるように互いに構成及び配置される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明に従った受動走査角倍増装置の接線方向図を示す。回転ポリゴンアセンブリの平小面60( flat facet )は、面60上で印付けられた3つの点A,B,Cと共に図示されている。シリンダミラー64は、ミラー64上で印付けられた共役点A',B',C' と共に図示されている。焦点距離Fを備えたレンズ62は、平小面60とシリンダミラー64の間に配置されている。シリンダミラー64の曲率半径の中心は、レンズ62のバック焦点Fpと一致する。平小面60は、レンズ62によってシリンダミラー64上に集束される(焦点をあわされる)。シリンダミラー64は、光軸線B−B' に対して法線方向にある。平小面60、レンズ62及びシリンダミラー64の構成のこれらの属性が、走査角倍増を提供するために用いられる。
【0016】
図3は、図2に示されるのと同じアセンブリを示す。光ビーム66は、平小面60によって、平小面60の回転角によって決定される反射角で反射される。反射角は、系の光軸Oから測定される。光軸Oは、系が走査位置の中心にあるときに、光ビーム66によってとられる経路に対応する線である。系が走査位置の中心にあるとき、光ビーム66は、平小面60によって、線Oに沿い、レンズ62を介してシリンダミラー64へと反射される。次に、光ビーム66はシリンダミラー64によって反射され、レンズ62を介してその経路を正確に引き返して、平小面60によってその入射経路に沿って反射し返される。入射する光ビーム66は、この接平面でコリメートされる。反射されると、光ビーム66は角α(相対差)だけ反射され、反射されたビーム66となる。反射された角αは、α/2のポリゴン回転角から生じる。
【0017】
主光線68を含む反射されたビーム66は、レンズ62を通過し、焦点 Fp1で集束され、続いて、拡大し、シリンダミラー64へ入射される。光ビーム66が平小面60上の点からシリンダミラー64上の共役点へと反射されるために、点Aから反射される光ビーム66の部分はシリンダミラー64上の点A' へ反射され、点Bから反射される光ビーム66の部分はシリンダミラー64上の点B' (これが主光線68)へ反射され、点Cから反射される光ビーム66の部分は点C' へ反射される。
【0018】
図4は、光ビーム66がシリンダミラー64から反射され、焦点 Fp2及びレンズ62を含む経路を介して小面60へ戻った後の、図3に示されるのと同じアセンブリを示す。面60において、光ビーム66は、2αに等しい全偏向角βへ加わる方向に反射される。光ビーム66がその経路を引き返すだけならば、即ち、焦点 Fp1を経由して戻るならば、平小面60からの2つの角偏向は減じ、互いに相殺し合う。レーザビームは、プレポリゴン光学系14を含む経路を介してその源へ戻るだけである。光ビーム66が同じ角度だが、反対方向に反射されるということは、小面からの2つの反射によって発生する2つの角のふれが加わることを示している。
【0019】
従って、光ビーム66のビームは共役点A',B' 及びC' から反射され、焦点 Fp2において焦点へ戻される。なお、焦点 Fp1及び焦点 Fp2は、光軸B−B' に関して互いに対称的に変位される。この変位は、光ビーム66が平小面60から反射されるときの、光ビーム66の反射された角αによって決定される。次に、光ビーム66は、レンズ62を通過し、入射する光ビーム66が最初に平小面60から反射されたときの第1角αと反対方向にある角αで、平小面60に当たるコリメートされた光線束となる。
【0020】
図5は、光ビーム66を形成するコリメートされた光線束が平小面60から2回目に反射された後の、図3及び図4に示されるのと同じアセンブリを示す。反射された光ビーム66は、平小面60からの第1反射角である、角αの2倍の角βで反射される(以前の反射は点線で示されている)。光ビーム66は、今やアセンブリを出る。焦点 Fp2で集束された光ビーム66は、レンズ62によって接平面でコリメートされる。従って、ポリゴンにおける接平面コリメーションが受動走査角倍増光学系によって保持される。
【0021】
走査角倍増の方法は、平小面60からの2つの反射に限定されない。光ビーム66は、平小面60とシリンダミラー64の間を数回往復することも可能である。光ビーム66が反射される平小面60へ戻る度に、角αの2倍、即ち、角βに等しい追加の量だけ反射される。これにより、元のビーム角の走査角が乗ぜられる。
【0022】
図6乃至図8は、接線方向図でなくサジタル方向図で、図3乃至図5に示されるのと同じアセンブリを示し、走査線ボウ(弓状に曲がっている状態)を取り除くためにアセンブリがどのように使用されるかを示している。平小面60は、回転ポリゴンアセンブリ軸Aを有する。
【0023】
走査線ボウは、光ビーム66が回転ポリゴンアセンブリ( rpa)軸に対して垂直でないときに発生する。図6乃至図8は、シリンダミラー64の改良が、どのようにして光ビーム66がrpa 軸Aに対して垂直であるかを保証して、走査線ボウを除去することができるかを示している。
【0024】
図6に示されるように、光源からの光ビーム66は平小面60上に集束される。次に、光ビーム66は平小面60によって発散ビームとして反射される。光ビーム66が、サジタル平面においてより低い光学屈折率(optical power)のアナモルフィックレンズである、レンズ62を通過した後で、光ビーム66はサジタル平面においてコリメートされたビームとしてシリンダミラー64へと進む。
【0025】
次に、図7に示されるように、光ビーム66は、そのコリメーションを維持しながら、シリンダミラー64によって反射される。次に、光ビーム66は、レンズ62を再び通過して、平小面60上で再び集束される。この往復が走査線ボウへ貢献する、即ち、走査線ボウを除去する。光ビーム66がこの往復で回転ポリゴンアセンブリ軸Aに垂直であるならば、走査線ボウは取り除かれる。
【0026】
走査線ボウを補正するために、光ビーム66の主ビーム68と、シリンダミラー64と回転ポリゴンアセンブリ軸Aの間にあり、且つrpa 軸Aに垂直な光軸B−B' と、の間に角θを導入しなければならない。主ビーム68が光軸B−B' に平行で、rpa 軸Aに垂直であることを保証するために、シリンダミラー64は角θの1/2 に等しい角δだけ傾斜されなければならない。これが実行されると、図7に示されるように、光ビーム66は光軸B−B’に沿って、rpa 軸Aに垂直に平小面60へ接近する。
【0027】
図8に示されるように、光ビーム66が平小面60から2回目に反射される。図6に示されるような、平小面60からの第1反射で光ビーム66に導入された全てのピラミッドエラーは、図8に示されるように、光ビーム66が2回目に平小面60から反射されるときに正確に相殺される。これは、互いに加わる接平面における反射と異なり、サジタル平面における反射は互いに相殺し合うためである。
【0028】
平小面60からの最後の反射では、サジタル平面における平小面60上の焦点の条件が、光のぐらつき(ぶれ)を補正するのに必要とされる。
【0029】
図9は、光源61、プレポリゴン光学系63、並びに、ビーム66を平小面60及びポスト(後)走査光学系67に向けるための折り返しミラー(fold mirror) 65を含む、走査システムで使用される受動走査角倍増システムを示している。
【0030】
図7乃至図9では、レンズ62は概念を説明するためだけの例証的な目的のための単一の素子レンズとして示されている。実際には、レンズ62は1以上のシリンダ素子を用いる組合せレンズであってもよい。
【0031】
なお、全ての光学素子は機械的干渉を回避するように配置されている。一方の図面における製図で干渉が明らかに示されるときでも、もう一方の図面でその構造を見ると、素子及びビームが実際には互いに変位されて示されている。
【0032】
【発明の効果】
本発明は上記より構成され、走査面での接平面においてビームをコリメートし、走査面でのサジタル平面においてビームを集束するためにアナモルフィック光学系を用いることによって、走査面の半径及びピラミッドばらつきによって発生するエラーを大幅に減らすか、若しくは、容易に補正して、改良された走査が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】走査用の回転ポリゴンミラーを使用する一般的なレーザ印刷装置を示す。
【図2】本発明に従った受動走査角倍増装置の接線方向図を示す。
【図3】光ビームが部分的に伝播した後の、図2に示される同一のアセンブリを示す。
【図4】光ビームが更に伝播した後の、図3に示される同一のアセンブリを示す。
【図5】光ビームが更に伝播した後の、図4に示される同一のアセンブリを示す。
【図6】光ビームが部分的に伝播した後の、受動走査角倍増装置のサジタル方向図を示す。
【図7】光ビームが更に伝播した後の、図6に示される受動走査角倍増装置のサジタル方向図を示す。
【図8】光ビームが更に伝播した後の、図7に示される受動走査角倍増装置のサジタル方向図を示す。
【図9】レーザ走査システムで使用される、図2に示される受動走査角倍増装置の接線方向図を示す。
【符号の説明】
60 平小面
62 レンズ
64 シリンダミラー
66 光ビーム
68 主光線
Claims (4)
- 走査角倍増システムであって、
A)少なくとも1つの反射面及び光軸を備える回転ポリゴンと、
B)接平面曲率半径及び曲率半径の中心を備えるシリンダミラーと、
C)焦点距離及び焦点を備える集束レンズ手段と、
を含み、
D)前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記集束レンズ手段は、前記回転ポリゴン及び前記シリンダミラーが互いに対向し、曲率半径と焦点距離の合計よりも長い距離で分離されるように配置され、且つ、前記集束レンズ手段は、前記シリンダミラーの曲率半径の中心と前記集束レンズ手段の焦点が一致するように、前記回転ポリゴンと前記シリンダミラーとの間に置かれ、
E)前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記集束レンズ手段は、反射面から、光軸から測定される第1の角度で、かつ前記集束レンズ手段を介して前記シリンダミラーによって受光される第1の経路に沿ってビームを反射するように互いに構成及び配置され、前記シリンダミラーが、前記集束レンズ手段を介して反射面によって受光される第2の経路に沿って受光したビームを反射し、反射面が後走査方向に、第1の角度より大きい法線から測定された第2の角度で前記受光したビームを反射し、
F)前記シリンダミラーは、前記回転ポリゴンに入射するビームが前記回転ポリゴンの軸に対して垂直でない場合、前記回転ポリゴンの軸に対して垂直でない状態で前記回転ポリゴンに入射して前記第1の経路および前記第2の経路に沿って反射されたビームが前記回転ポリゴンの軸に対して垂直となるように、その傾斜角度を調整される走査角倍増システム。 - 走査システムであって、
A)光ビームを供給する光源と、
B)光ビームを集束するための第1集束レンズ手段と、
C)ポスト走査レンズ手段と、
D)走査媒体と、
E)走査角倍増手段と、
を備え、前記走査角倍増手段は、
i) 少なくとも1つの反射面及び光軸を備える回転ポリゴンと、
ii) 接平面曲率半径及び曲率半径の中心を備えるシリンダミラーと、
iii) 焦点距離及び焦点を備える第2集束レンズ手段と、
を含み、
iv) 前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記第2集束レンズ手段は、前記回転ポリゴン及び前記シリンダミラーが互いに対向し、曲率半径と焦点距離の合計よりも長い距離で分離されるように配置され、且つ、前記第2集束レンズ手段は、前記シリンダミラーの曲率半径の中心と前記第2集束レンズ手段の焦点が一致するように、前記回転ポリゴンと前記シリンダミラーとの間に置かれ、
v) 前記回転ポリゴン、前記シリンダミラー、及び前記第2集束レンズ手段が、反射面から、光軸から測定される第1の角度で、かつ前記第2集束レンズ手段を介して前記シリンダミラーによって受光される第1の経路に沿ってビームを反射するように互いに構成及び配置され、前記シリンダミラーが、前記第2集束レンズ手段を介して反射面によって受光される第2の経路に沿って受光したビームを反射し、反射面が後走査方向に、第1の角度より大きい法線から測定された第2の角度で前記受光したビームを反射し、
F)前記光源、前記第1集束レンズ手段、及び前記走査角倍増手段が、光源からの光ビームが前記第1集束レンズ手段を通過し、反射面上に集束されるように互いに構成及び配置され、
G)前記走査角倍増手段、前記ポスト走査レンズ手段、及び前記走査媒体が、後走査方向に反射されるビームが前記ポスト走査レンズ手段を通過し、前記走査媒体によって受光されるように互いに構成及び配置され、
H)前記シリンダミラーは、前記回転ポリゴンに入射するビームが前記回転ポリゴンの軸に対して垂直でない場合、前記回転ポリゴンの軸に対して垂直でない状態で前記回転ポリゴンに入射して前記第1の経路および前記第2の経路に沿って反射されたビームが前記回転ポリゴンの軸に対して垂直となるように、その傾斜角度を調整される走査システム。 - 前記回転ポリゴン、前記シリンダミラーおよび前記集束レンズ手段は、前記ビームが前記回転ポリゴンの反射面から反射されたとき常にビームコリメーションを実質的に接平面に維持するように構成され且つ配置される、請求項1に記載の走査角倍増システム。
- 前記回転ポリゴン、前記シリンダミラーおよび前記集束レンズ手段は、前記ビームが前記回転ポリゴンの反射面から反射されたとき常にビームコリメーションを実質的に接平面に維持するように構成され且つ配置される、請求項2に記載の走査システム。
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