JP3738711B2 - 開口部隙間量測定ゲージおよびこの測定ゲージを使用した測定装置ならびに測定方法 - Google Patents

開口部隙間量測定ゲージおよびこの測定ゲージを使用した測定装置ならびに測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ベース部に設けた開口部と、前記開口部を開閉する開閉体との間の隙間量を測定する開口部隙間量測定ゲージおよびこの測定ゲージを使用した測定装置ならびに測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体に形成したドア開口部の周縁フランジと、ドア開口部を開閉するドア周縁との間の室内外方向の隙間は、ドア閉時にシール材よって密閉される。このためシール材によるシール効果を所望のものとするために、前記隙間が開口部全周にわたり規定寸法に形成されている必要がある。
【0003】
このような隙間量を測定する方法として、開口部周縁のフランジに粘土を取り付け、ドアを閉じて粘土を変形させた後、この変形した粘土を取り外して上記隙間に対応する部分の厚さを測定し、これを隙間量とする方法がある。
【0004】
また、特開2000−146503号公報には、車体開口部の周縁フランジに測定用治具をねじにより固定し、ドアを閉めたときの、測定用治具に取り付けてある突出ピンの後退量によって隙間量を測定する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、粘土を使用する方法は、ドアを開放したときに、変形している粘土の形状が変化してしまい、また同一部位を測定する際にも変形にバラツキが発生するので、測定精度が低い上、測定作業自体にバラツキが発生し、正確な測定ができないものとなっている。また、粘土が測定部位に付着するため、測定後は清掃するという煩雑な作業が必要となる。
【0006】
一方、測定用治具を使用する方法は、測定用治具のドア開口部に対する着脱作業が、ねじを用いて行う必要があるので、極めて煩雑であり、作業時間が長くなる。
【0007】
そこで、この発明は、測定ゲージの着脱作業が容易で、短時間で正確な測定作業が行えるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、ベース部に設けた開口部と、前記開口部を開閉する開閉体との間の隙間量を測定する開口部隙間量測定ゲージにおいて、前記開口部とこの開口部に対向する前記開閉体の周縁とのいずれか一方の面に対して押し付けおよび引き離し動作により着脱可能に取り付けられる底部と、この底部上に設けられる中空のガイド部と、このガイド部内に、前記底部に対して接近離反する方向に移動可能に収容され、かつ前記開口部とこの開口部に対向する前記開閉体の周縁とのいずれか他方に先端が当接可能な測定部とを有し、前記底部には、前記ガイド部内の空間と外部とを連通し、前記測定部が前記ガイド部内に入り込む際に、前記空間内の空気を外部に放出する連通孔を設けた構成としてある。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、ガイド部の内周と測定部の外周との間にOリングが介装されている構成としてある。
【0011】
請求項の発明は、請求項1または2の発明の構成において、開口部と、この開口部に対向する開閉体の周縁とのいずれか一方に対向して接触する底部は、マグネットを備えている構成としてある。
【0012】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、ガイド部の底部側に底板部を一体形成して、この底板部に、底板部とともに底部を構成するマグネットが装着されている構成としてある。
【0013】
請求項の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項の発明の構成において、ベース部は自動車の車体であり、開閉体は、前記車体に設けた開口部を開閉するドアとしてある。
【0014】
請求項の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の開口部隙間量測定ゲージに、各開口部隙間量測定ゲージ固有の識別コードを設定し、この識別コードを読み取る識別コード読取手段と、前記開口部隙間量測定ゲージにおける測定部とガイド部との相互の位置関係に基づく測定値を読み取る測定値読取手段と、前記識別コード読取手段が読み取る識別コードと前記測定値読取手段が読み取る測定値とを関連付けて、前記開口部隙間量測定ゲージによって測定する部位の隙間量を取得する取得手段とを有する構成としてある。
【0015】
請求項の発明は、ベース部に設けた開口部と、前記開口部を開閉する開閉体との間の隙間量を測定する開口部隙間量測定方法において、前記開閉体を開放した状態で、前記開口部と、この開口部に対向する前記開閉体の周縁とのいずれか一方の面に、底部を押し付けて着脱可能に取り付けた後、前記開閉体を閉じることで、底部上に設けられる中空のガイド部内に収容した測定部の先端が、前記開口部と前記開閉体の周縁とのいずれか他方に当接して前記測定部が、前記ガイド部内に入り込み、この入り込み量に基づいて、隙間量を測定する開口部隙間量測定方法であって、前記測定部が、前記ガイド部内に入り込む際に、ガイド部内の空気を、前記底部に設けた連通孔を通して外部に放出する方法としてある。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の発明または請求項の発明によれば、底部を、開口部と、この開口部に対向する開閉体の周縁とのいずれか一方の面に対し押し付けて装着した状態で、開閉体を閉じることで、開口部と開閉体の周縁とのいずれか他方が測定部に当接して測定部が後退し、この後退量を隙間量として正確に測定でき、また前記底部は、開口部とこの開口部に対向する開閉体の周縁とのいずれか一方の面への押し付けにより装着され、また取り外しについても引き離す動作で行えるので、測定ゲージの被測定部位に対する着脱作業が容易にでき、測定に要する時間を短縮させることができる。
また、測定時には、開閉体をゆっくりとした速度で閉じることで、測定部の後退によりガイド部内の空気が連通孔から外部に排出され、一方測定後に何らかの軽い衝撃が測定部に加わった場合には、ガイド部内の空気は連通孔から外部に逃げにくく、測定後の測定部の後退量を保持することができる。
【0017】
請求項2の発明によれば、Oリングを、ガイド部の内周と測定部の外周との間に介装することで、測定ゲージの被測定部位に対する着脱作業などの際に、測定部がガイド部に対して移動しにくくなり、取り外し後の測定部の後退量に基づく測定精度を向上させることができる。
【0019】
請求項の発明によれば、底部を、マグネットで構成することで、測定ゲージの被測定部位に対する着脱作業が容易となる。
【0020】
請求項の発明によれば、ガイド部の底板部にマグネットを装着することで、測定ゲージの被測定部位に対する着脱作業が容易となる。
【0021】
請求項の発明によれば、車体の開口部と、開口部を開閉するドア周縁との隙間の測定を、正確かつ短時間に行うことができる。
【0022】
請求項の発明によれば、測定ゲージで測定した被測定部位の測定値が、被測定部位毎に、取得手段に取り込まれるので、人手による測定値の入力操作が不要となり、したがってその際の入力ミスの発生を防止でき、各被測定部位の隙間量を、的確に得ることができるとともに、測定作業時間の短縮を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0024】
図1は、この発明の実施の一形態を示す開口部隙間量測定ゲージ(以下、単に測定ゲージと呼ぶ)1の断面図で、この測定ゲージ1により、図2および図3に示すように、ベース部として例えば自動車の車体3においては、車体前後のドア開口部5,7周囲のAで示す複数箇所を測定するとともに、バックドアの開口部9周囲のBで示す複数箇所を測定する。その複数箇所測定には、例えば、図3のD−D断面位置に相当する図4に示すように、車体3の開口部9の周縁フランジ11と開閉体としてのバックドア13の周縁15との間に、測定ゲージ1が設置された状態となる。
【0025】
上記した測定ゲージ1は、円板状のマグネット17と、マグネット17上に固定装着される中空で凹型の筐体19と、この筐体19内にて図1中で上下動可能に収容される測定部21とを備えている。マグネット17は、測定ゲージ1を図2および図3に示した各被測定部位に設置して測定する際に、その底面17aが、開口部9の周縁フランジ11と、周縁フランジ11に対向するドア側の周縁15とのいずれかに押し付けられることで磁着される。図4の例では、底面17aが開口部9の周縁フランジ11に磁着されている。
【0026】
筐体19は、マグネット17の上面に固定装着される底板部19aの周縁に、底板部19aよりも厚さの厚い環状のフランジ19bを備え、このフランジ19bの上部に、上端が開口しているガイド部としての円筒部19cが形成されている。
【0027】
上記したマグネット17と底板部19aおよびフランジ19bとで、底部を構成しており、底板部19aおよびマグネット17には、上下方向に貫通しかつ互いに連通する貫通孔19dおよび17bが、それぞれ形成されている。さらに、マグネット17の底面には、その貫通孔17bと外周側の外部とを連通する連通溝17cが形成されている。これら各貫通孔19d,17bおよび連通溝17cは、円筒部19c内の空間22と外部とを連通する連通孔を構成している。
【0028】
この連通孔は、測定部21が円筒部19c内に入り込む隙間測定時に、円筒部19c内の空気を外部に逃がすためのもので、測定部21に外部から何らかの軽い衝撃が加わった場合には、円筒部19c内の空気が外部に逃げずに、測定部21の円筒部19cに対する位置が保持されるよう、微小に形成してある。
【0029】
測定部21は、筐体19の円筒部19c内に摺動可能に収容される円柱状の摺動部21aと、摺動部21aの上部に一体形成されるほぼ円錐形状の突出部21bとから構成され、測定ゲージ1を被測定部位へ装着した状態で、ドアを閉じることで、ドアに押されて円筒部19cの内部に入り込み、この測定部21の入り込み量によって隙間量が測定される。具体的には、突出部21bの先端とマグネット1の底面17aとの間の寸法Sが隙間量となる。
【0030】
上記した摺動部21aは、外周部に環状の凹溝21cが形成され、この凹溝21c内に、Oリング23が嵌入されている。このOリング23は、測定部21が、円筒部19cに対し、測定ゲージ1の被測定部位への着脱作業時に移動しない程度の大きい力(約80N〜120N)で動くよう設定されている。
【0031】
図5は、上記した測定ゲージ1で隙間量を測定した後に、各測定ゲージ1で測定した被測定部位毎の隙間量を、取得手段としてのパーソナルコンピュータ(PC)25に取り込むシステムの全体構成を示している。
【0032】
長方形状の基台27上には、L字型のレール29が配置されている。レール29の側方の基台27上に隙間測定後の各測定ゲージ1を載置する。上記したレール29は、一方の端部が基台27の一方の端部と同位置に配置され、他方の端部と基台27の他方の端部との間の基台27上に、識別コード読取手段としてのバーコードリーダ31が設置されている。バーコードリーダ31は、測定ゲージ1における筐体19の円筒部19c外周に設定されているバーコード33を読み取り、この読み取ったデータを前記したPC25に送信する。バーコード33は、複数の被測定部位毎に対応して設けられる測定ゲージ1毎に異なるものとなっている。
【0033】
レール29の測定ゲージ1と反対側の側面には、測定ゲージ1を開口孔29aから検知するゲージ検出センサ35が装着されている。一方、開口孔29aに対応する位置に載置された測定ゲージ1の上方には、測定ゲージ1における測定部21の先端(上端)の高さ位置を測定する測定値読取手段としての光センサなどからなる測定センサ37が設置されている。この測定センサ37は、基台27上に立設された支柱39の上部に取付ブラケット41を介して取り付けられている。
【0034】
上記したゲージ検出センサ35および測定センサ37の各検出値は、前記したPC25に入力される。測定センサ37の検出値を取り込むPC25は、検出した測定部21の先端の高さ位置と、これに対応する被測定部位の隙間量との関係を示すデータがあらかじめ格納されている。
【0035】
次に、上記した測定ゲージ1を用いた隙間量の測定動作を説明する。ここでは図3に示した被測定部位Bに対して隙間量の測定を行う場合を説明する。互いに異なるバーコード33が設定されているそれぞれの測定ゲージ1を、各被測定部位Bへ設置する。このときバックドア13は開放しておき、測定ゲージ1は、マグネット17により車体3側の周縁フランジ11(図4参照)に磁着させる。これにより測定ゲージ1の被測定部位への装着作業が容易にできる。
【0036】
測定ゲージ1を被測定部位へ装着したら、バックドア13を閉じる。これにより測定ゲージ1の測定部21の先端にバックドア13の周縁が当接し、測定部21を押圧して筐体19内に押し込む。このときのバックドア13の閉じ速度は、測定部21が筐体19内に入り込む際に、筐体19内の空気が連通孔(貫通孔19d,17b,連通溝17c)を通して外部に逃がすことが可能となるような、比較的ゆっくりとした速度とする。
【0037】
測定部21が筐体19内に入り込む際には、Oリング23が円筒部19cの内壁に対して適宜の摩擦力を発揮して摺動し、バックドア13の閉じ動作が完了した時点で、測定部21はその位置に確実に停止する。
【0038】
その後、バックドア13を開き、この状態で測定ゲージ1を車体3から引き離す動作により取り外す。この取り外し作業は、マグネット17による磁着部を外すだけなので、容易かつ速やかに行うことができる。
【0039】
取り外した測定ゲージ1は、図5に示すように、バーコード33がバーコードリーダ31に対向するように、基台27上の開口孔29aに対応した位置に載置する。他の各測定ゲージ1も上記載置した測定ゲージ1のバーコードリーダ31と反対側の基台27上にてレール29に沿って載置しておく。
【0040】
開口孔29aに対応した位置に載置した測定ゲージ1は、ゲージ検出センサ35で検出され、これによりバーコードリーダ31および測定センサ37による読み取り作業が開始される。バーコードリーダ31で読み取ったバーコード33および、測定センサ37で読み取った測定部21先端の高さ位置は、PC25に取り込まれる。測定部21先端の高さ位置は、PC25にて隙間量に相当する値に変換される。
【0041】
一つの測定ゲージ1の測定が完了したら、この測定ゲージ1を基台27から外し、隣接している次の測定ゲージ1を開口部29aに対応する位置に移動させて、上記と同様にして測定作業が進められ、これを各測定ゲージ1について順次実施する。
【0042】
このように各測定ゲージ1による被測定部位の隙間量を、バーコード33とともにPC25に自動的に取り込むことで、人手による測定値の入力操作が不要となり、被測定部位に対応する隙間量を、的確に得ることができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
【0043】
表1は、2箇所の被測定部位1,2において、従来の粘土を使用した測定結果および、本装置による測定結果の各測定精度を比較して示している。これによれば、部位1,部位2でのバラツキ(3σ)が、粘土の場合はそれぞれ0.8mm,2.1mmの範囲であるのに対し、本装置では、それぞれ0.3mm,0.6mmと、小さく抑えられていることがわかる。
【0044】
【表1】
Figure 0003738711
これにより本装置での測定精度は、粘土を使用した従来のものに対しては、部位1,2について、バラツキの効果としてそれぞれ63%,71%向上し、従来に比べて約3倍程度測定精度が向上していることになる。
【0045】
また、測定作業工数を、粘土を使用した従来のものと、本装置とを比較すると、1点当たりの測定時間は、粘土の場合(粘土取付→ドア開閉→粘土取外→スケールによる測定→データをPCに手動入力)が約3分で、本装置の場合(測定ゲージ取り付け→ドア開閉→測定ゲージ取り外し→測定データをPCに自動入力)が約1.3分であり、本装置を適用することで短時間の測定時間で済むことになる。
【0046】
図6および図7は、図1の測定ゲージ1に対し、筐体19の円筒部19cを長く形成し、これに伴い測定部21の全長も長く形成したものである。これにより、隙間量が大きい被測定部位に対応するこができる。
【0047】
なお、上記実施の形態では、ベース部としての車体の開口部と、開閉体としてのドアとの間の隙間を測定する例を示したが、被測定部位としてはこの部位に限ることはなく、他のベース部に形成した開口部と、この開口部を開閉する開閉体との間の隙間の測定に適宜適用できるものである。
【0048】
また、図4では、車体3側に測定ゲージ1を取り付けるようにしたが、バックドア13側に測定ゲージ1を取り付けて測定を行うこともできる。さらに、測定ゲージ1を被測定部に対して着脱するためのマグネット17に代えて、例えば吸盤などを用いて吸着により着脱したり、あるいは繰り返し着脱可能な接着剤などを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す開口部隙間量測定ゲージの断面図である。
【図2】図1の測定ゲージで測定する被測定部位の位置を示す車体側部の正面図である。
【図3】図1の測定ゲージで測定する被測定部位の位置を示す車体後部の斜視図である。
【図4】図3のD−D断面位置に相当する測定ゲージ取付状態を示す断面図である。
【図5】図1の測定ゲージでの測定値をパーソナルコンピュータ(PC)で取り込むシステムの全体構成図である。
【図6】図1の測定ゲージの全長を長くした例を示す断面図である。
【図7】図1の測定ゲージの全長をさらに長くした例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 開口部隙間量測定ゲージ
3 車体(ベース部)
5,7,9 開口部
11 周縁フランジ
13 バックドア(開閉体)
15 周縁
17 マグネット(底部)
19a 底板部(底部)
19b フランジ(底部)
19c 円筒部(ガイド部)
21 測定部
23 Oリング
19d,17b 貫通孔(連通孔)
17c 連通溝(連通孔)
25 パーソナルコンピュータ(取得手段)
31 バーコードリーダ(識別コード読取手段)
37 測定センサ(測定値読取手段)

Claims (7)

  1. ベース部に設けた開口部と、前記開口部を開閉する開閉体との間の隙間量を測定する開口部隙間量測定ゲージにおいて、前記開口部とこの開口部に対向する前記開閉体の周縁とのいずれか一方の面に対して押し付けおよび引き離し動作により着脱可能に取り付けられる底部と、この底部上に設けられる中空のガイド部と、このガイド部内に、前記底部に対して接近離反する方向に移動可能に収容され、かつ前記開口部とこの開口部に対向する前記開閉体の周縁とのいずれか他方に先端が当接可能な測定部とを有し、前記底部には、前記ガイド部内の空間と外部とを連通し、前記測定部が前記ガイド部内に入り込む際に、前記空間内の空気を外部に放出する連通孔を設けたことを特徴とする開口部隙間量測定ゲージ。
  2. ガイド部の内周と測定部の外周との間にOリングが介装されていることを特徴とする請求項1記載の開口部隙間量測定ゲージ。
  3. 開口部と、この開口部に対向する開閉体の周縁とのいずれか一方に対向して接触する底部は、マグネットを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の開口部隙間量測定ゲージ。
  4. ガイド部の底部側に底板部を一体形成して、この底板部に、底板部とともに底部を構成するマグネットが装着されていることを特徴とする請求項記載の開口部隙間量測定ゲージ。
  5. ベース部は自動車の車体であり、開閉体は、前記車体に設けた開口部を開閉するドアであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の開口部隙間量測定ゲージ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の開口部隙間量測定ゲージに、各開口部隙間量測定ゲージ固有の識別コードを設定し、この識別コードを読み取る識別コード読取手段と、前記開口部隙間量測定ゲージにおける測定部とガイド部との相互の位置関係に基づく測定値を読み取る測定値読取手段と、前記識別コード読取手段が読み取る識別コードと前記測定値読取手段が読み取る測定値とを関連付けて、前記開口部隙間量測定ゲージによって測定する部位の隙間量を取得する取得手段とを有することを特徴とする開口部隙間量測定装置。
  7. ベース部に設けた開口部と、前記開口部を開閉する開閉体との間の隙間量を測定する開口部隙間量測定方法において、前記開閉体を開放した状態で、前記開口部と、この開口部に対向する前記開閉体の周縁とのいずれか一方の面に、底部を押し付けて着脱可能に取り付けた後、前記開閉体を閉じることで、底部上に設けられる中空のガイド部内に収容した測定部の先端が、前記開口部と前記開閉体の周縁とのいずれか他方に当接して前記測定部が、前記ガイド部内に入り込み、この入り込み量に基づいて、隙間量を測定する開口部隙間量測定方法であって、前記測定部が、前記ガイド部内に入り込む際に、ガイド部内の空気を、前記底部に設けた連通孔を通して外部に放出することを特徴とする開口部隙間量測定方法。
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