JP3737307B2

JP3737307B2 - Cultivated soil modifier

Info

Publication number: JP3737307B2
Application number: JP08374199A
Authority: JP
Inventors: 繁信助田
Original assignee: 株式会社田商
Priority date: 1999-03-26
Filing date: 1999-03-26
Publication date: 2006-01-18
Anticipated expiration: 2019-03-26
Also published as: JP2000273454A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、栽培土壌改質材に関し、更に詳しくは農作物や園芸植物、緑化植物などを栽培育成する土壌を改質するために用いられる栽培土壌改質材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
現在の農業では、収穫量を増やすため化学肥料を多量に施肥し、病虫害駆除のため各種農薬を散布するので、土壌に有害成分が蓄積されたり、農作物が汚染されたり、一方、同一作物の連作による連作障害も問題になっている。
【０００３】
化学肥料が多量に使われるようになったは２０世紀以降であり、それまでは落ち葉、雑草、収穫した作物の不要部分などから作った堆肥の他、調理かす、残飯や動物の糞尿なども肥料として用いてきた。このような自然農法の土壌には、細菌やバクテリア等の微生物が有機物を分解し、肥料やミネラルにもどしている。また、このような土壌にはミミズが繁殖し、ミミズの消化器官を通った土壌は、植物の生育にとって好ましい団粒構造を形成している。しかし、農薬や化学肥料は、それ自体が環境汚染につながるのみならず、ミミズの生育環境を破壊し、農地の土壌状況を著しく悪化させている。
【０００４】
このため、化学肥料や農薬を使用しない有機栽培が見直されるようになった。しかしながら、堆肥などを大量施肥する有機栽培は、農業生産性が低く、栽培コストが高いという問題があった。これを解決するものとして、土壌を活性化する微生物を添加したり、土壌の団粒化を促進するアルギン酸等の天然資材を投入するなどの試みがなされているが、いずれも満足できるものではなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、有機栽培に適した団粒構造の土壌の形成を促進し、しかも環境汚染などを生じることのない栽培土壌改質材を提供することにある。
【０００６】
【問題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、必須成分として炭素質粉末１００重量部に対しトルマリン粉末１〜５０重量部及びキチン・キトサン類１〜５０重量部を含有してなる栽培土壌改質材である。
【０００７】
上記の栽培土壌改質材は、必須成分に加えて土壌活性化微生物による発酵液を含有することが好ましい。本発明の栽培土壌改質材は、粉末状混合物であってもよいし、粒状成形物であってもよい。
【０００８】
以下、本発明の栽培土壌改質材について詳細に説明する。
本発明の栽培土壌改質材は、必須成分として炭素質粉末を含有する。炭素質粉末は、完全に炭化されたものでもよいし、部分的に炭化されたものでもよい。このような炭素質粉末としては、例えば木炭粉末、コークス粉末、活性炭などの１種類又は２種類が挙げられるが、好ましくは木炭粉である。炭素質粉末の平均粒径は、１〜１００μｍ程度で２０メッシュ篩通過分が好ましい。
【０００９】
無数の気孔を有する炭素質粉末は、本発明の栽培土壌改質材に空気保有性と保水性を付与し、これを土壌に混合すると土壌の気相比率を高くする。また、本発明の栽培土壌改質材に微生物を含有させたときの微生物の住処となり、さらに土壌中の微生物にも好ましい環境をつくる。
【００１０】
また、本発明の栽培土壌改質材には、必須成分としてトルマリン粉末を配合する。トルマリン（ＴＯＵＲＭＡＬＩＮＥ）は、宝石として有名であるが、Ｃｕｒｉｅ兄弟がトルマリンの電気的特性、すなわち圧力をかけると結晶表面に電荷が生じるピエゾ電気（圧電気）特性や、結晶を加熱すると同様に電荷が生じるピロ電気（焦電気）特性を発見したことに因んで、電気石とも称される。トルマリンは、基本的にはホウ素を含む珪酸塩鉱物で、六方晶系に属し、上下非対象の異極像を示し、モース硬度７〜７．５、比重２．９〜３．１、その代表的なものの化学式は下記式のとおりである。
ＮａＸ₃Ａｌ₆ Ｂ₃Ｓi ₆ ( Ｏ, ＯＨ )₃₀( ＯＨ, Ｆ )
（式中、ＸはＭｇ、Ｆｅ、Ｍｎ、Ｌｉ又はＡｌを表す）
【００１１】
上記式において、ＸがＭｇであるトルマリンは、苦土電気石・ドラバイト（Ｄｒａｖｉｔｅ）と称され、色目は褐色、暗緑色又は黒色、変性岩やペグマタイトの中に産出される。また、ＸがＦｅ、Ｍｎであるトルマリンは、黒トルマリン・鉄電気石・ショール（Ｓｃｈｏｒｉ）と称され、色目は黒色、ペグマタイトの中に産出され、トルマリンの中で最も産出量が多い。また、ＸがＬｉ、Ａｌであるトルマリンは、赤トルマリン・リチア電気石・エルバイト（Ｅｌｂａｉｔｅ）と称され、色目は透明の紅色、緑色又はバイカラー、鱗片状のリチア雲母の中に産出される。トルマリンの電気的特性は、トルマリン結晶の両端にプラス極とマイナス極が常に生じていることによるものである（久保ら、固体物理第２４巻第１２号１０５５頁１９８９年）。
【００１２】
このトルマリンは、その電気的特性により、吸着作用、電界（電場）効果、微弱電流効果、水の電気分解、水の界面活性効果（ヒドロニウムイオン、ヒドロキシルイオンの生成）、水質調整効果（弱アルカリ化）、ミネラルの溶出作用など様々な作用を示すことが知られている。また、トルマリンの安全性も各種物質の溶出試験その他で確認されている。
【００１３】
本発明の栽培土壌改質材に用いるトルマリンとしては、いずれのトルマリンもよいが、好ましくは安価な赤トルマリンである。このトルマリンは、粉末状態であることを要し、平均粒径が１〜５０μm で４０メッシュ篩通過分が好ましい。その含有割合は、炭素質粉末１００重量部に対し１〜１００重量部、好ましくは１〜５０重量部程度がよい。トルマリンの含有割合が１重量部より少ないと土壌の団粒化促進や土壌の電気的特性改善などの効果を発揮することができず、トルマリンの含有割合が１００重量部を超えても更なる効果の改善はみられず、経済性が損なわれる。
【００１４】
本発明の栽培土壌改質材は、上記の必須成分の以外にキチン・キトサン類を含有することが好ましい。ムコ多糖類の一種であるキチンは、アミノ基のアセチル化されたＤ−グルコサミンがβ−１，４で結合した直鎖分子からなる。化学構造や性質がセルローズに類似し、節足動物、環形動物、軟体動物などの有機骨格物質として存在する。通常、カニ又はエビの甲殻を粉砕し、希塩酸処理、アルカリ濃厚液処理、水洗、乾燥することにより得られる。
【００１５】
また、キトサンは、キチンを濃アルカリと加熱して得られる脱アセチル化物である。このキトサンは、生のままでもよいし、これを焼成したものでもよく、場合によっては両者を併用してもよい。
【００１６】
キチン・キトサン類を含有すると土壌中の水分を脱水して適正水分とし、また水分に含まれる汚濁物質を凝集するのに効果があり、土壌の団粒化促進に寄与する。キチン・キトサン類の含有量は、炭素質粉末１００重量部に対し１〜１００重量部、好ましくは１〜５０重量部程度がよい。
【００１７】
本発明の栽培土壌改質材は、土壌活性化微生物を含有することが好ましい。この場合、糖蜜などを加えた培養液に土壌活性化微生物を加えて発酵させた発酵液として配合することが好ましい。このような土壌活性化微生物としては、例えばＥＭ１号、ＥＭＸ号などが挙げられるが、これ以外の土壌活性化微生物であってもよい。本発明の栽培土壌改質材は、炭素質粉末を含有するので、これに発酵液を添加すると発酵液が炭素質粉末の気孔に吸着され、長期間保存できる。発酵液の含有量は、炭素質粉末１００重量部に対し５〜１００重量部、好ましくは１０〜５０重量部程度がよい。
【００１８】
さらに、本発明の栽培土壌改質材は、上記の成分及び発酵液以外に本発明の目的を損なわない範囲で従来公知の土壌添加剤を含有してもよい。このようなものとしては、例えばシリカ粉末、パーライト粉末、バーミキュライト粉末、ベントナイト粉末、高炉スラグ粉末などの１種類又は２種類以上があげられる。
【００１９】
本発明の栽培土壌改質材は、上記の必須成分及び任意成分を混合しただけの粉末状製品でもよいし、これらを粒状に成形した製品でもよい。粉末状製品にあっては、輸送中の振動等で材料が偏析しないように各成分の粒度構成をそろえておくことがよい。
【００２０】
また、粒状成形品は、押出成形、射出成形、圧縮成形など任意の成形方法で製造することができる。この際、必要に応じて土壌に影響しないバインダーを加えることもできる。成形物の大きさ（粒径）は任意であるが、ハンドリングや土壌との混合し易さの観点から１〜１０mm程度でよい。粒状成形品は、芝生への散布がしやすい利点がある。
【００２１】
本発明の栽培土壌改質材の造粒に用いるバインダーとしては、牛糞、鶏糞、魚粉等の動物性肥料や油粕等の植物性肥料が有機質肥料ともなるので好ましい。また、プラスチック系バインダーも用いることができるが、環境汚染を防止するため易焼却性樹脂又は生分解性プラスチックが好ましい。
【００２２】
このような易焼却性プラスチックとしては、それを焼却した際に塩素化合物、窒素酸化物、硫黄酸化物、シアン化物等の環境汚染物質を排出せず、また容易に燃焼して黒煙や異臭を生じないプラスチック、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン−スチレンなどがあげられる。これらの易焼却性樹脂は１種類でもよいし、２種類以上を併用してもよい。そして、バージンレジンのみならず、回収レジンなどを有効に利用してもよい。
【００２３】
また、生分解性樹脂としては、例えば３−ヒドロキシブチラート／３−ヒドロキシパリラート共重合樹脂、３−ヒドロキシアルカノエート樹脂、３−ヒドロキシブチラート／４−ヒドロキシブチラート共重合樹脂、３−ヒドロキシブチラート／３−ヒドロキシパリラート／５−ヒドロキシパリラート共重合樹脂等の生分解性ポリエステル樹脂などが挙げられる。これらの生分解性樹脂は１種類でもよいし、２種類以上を併用してもよい。
【００２４】
このようにして得られた粉末状製品又は粒状成形品を、改質すべき土壌に対し０．５〜５０容量％程度散布するかあるいは混合攪拌することにより、土壌中の水分が適正レベルに保たれ、トルマリンがその電気的特性で土壌を活性化し、さらに土壌中の微生物の生育環境を改善し、これらの総合作用で土壌を植物の栽培にとって好ましい団粒化を促進することができる。また、堆肥等の有機質肥料に予め本発明の栽培土壌改質材を混合して用いても良好な結果が得られる。
【００２５】
【実施例】
実施例１
市販の土壌活性化微生物を用い、キトサンを少量添加した糖蜜水溶液を発酵させて発酵液を調製した。木炭粉末１００重量部に赤トルマリン粉末３０重量部、キトサン焼成品とキトサン生品各１５重量部及び該発酵液３０重量部をミキサーで混合し、若干湿っぽい粉末状の栽培土壌改質材を得た。この栽培土壌改質材を７０g/m²散布した実験区と無散布の対照区に、通常の手法により、青首大根を播種し３ヶ月栽培した後収穫した。実験区の大根の一本当たり重量は、対照区の大根より３０〜４０％重かった。また、収穫した大根をおろし大根にして食味したところ、実験区のものは対照区のものより甘みが強く、よりジューシーで嵩高感があった。
【００２６】
実施例２
実施例１の栽培土壌改質材を市販の黒土に対し１０重量％混合したもの（実験区）と、混合せず黒土の単用区（対照区）を培土とし、これらをそれぞれ市販のプラスチック製プランターに入れ、春菊の栽培試験を行った。播種後の生長状況を表１に示す。なお、表１中の日数は播種日からの日数であり、数字は培土表面から芽先までの長さ(cm)である。
【００２７】
【表１】

【００２８】
実施例３
実施例１の栽培土壌改質材３重量％と牛糞発酵品９７重量％を配合し、２軸押出機で押出成形し、粒径３〜４mmの粒状成形品を得た。この粒状成形品を用いて芝生の栽培試験を行った。試験圃場の実験区（６０m²）には粒状成形品を６０g/m²散布し、対照区（６０m²）には牛糞発酵品のみを６０g/m²散布した。それぞれ高麗芝苗を移植し、植栽後２８日目と３５日目に直径１０cmの芝生を切り取り、表側（葉茎）及び裏側（根）の生長状況を観察した。その結果、２８日目では実験区は対照区より芝の密度が高く、新しい根が著しく生長していた。３５日目では更に芝の密度が増し、細根の生長も観られ、サンプリングの際、実験区のものは根に随伴した土が５cmであったのに対し対照区のものは３．７cmしかなく、根張りの状況に大差があった。
【００２９】
【発明の効果】
本発明の栽培土壌改質材は、有機栽培に適した団粒構造の形成を促進し、作物汚染や環境汚染などを生じることがない。本発明の栽培土壌改質材を用いると作物の生育を促進し、食味の優れた作物が収穫できる。また、材料費は安価であり、製造費用が低廉である。粉末状製品は、そのまま土壌に混合してもよいし、堆肥等の有機質肥料に混合して用いてもよい。粒状成形品は、芝生特にゴルフ場のグリーンの土壌改質材として好適に用いることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cultivated soil modifying material, and more particularly to a cultivated soil modifying material used for modifying soil for cultivating and growing agricultural crops, horticultural plants, greening plants, and the like.
[0002]
[Prior art]
In current agriculture, a large amount of chemical fertilizer is applied to increase the yield, and various pesticides are sprayed to control pests. Therefore, harmful components accumulate in the soil, and the crops are contaminated. Consecutive failure due to is also a problem.
[0003]
Chemical fertilizers have been used in large quantities since the 20th century. Until then, compost made from fallen leaves, weeds, unnecessary parts of harvested crops, etc. Has been used as. In such natural farming soil, microorganisms such as bacteria and bacteria decompose organic substances and return them to fertilizers and minerals. Also, earthworms propagate in such soil, and the soil that has passed through the digestive organs of earthworms forms a nodule structure preferable for plant growth. However, pesticides and chemical fertilizers not only lead to environmental pollution, but also destroy the earthworm's growth environment and significantly worsen the soil condition of farmland.
[0004]
For this reason, organic cultivation that does not use chemical fertilizers and pesticides has been reviewed. However, organic cultivation in which a large amount of compost or the like is applied has a problem of low agricultural productivity and high cultivation cost. In order to solve this problem, attempts have been made to add microorganisms that activate the soil or to introduce natural materials such as alginic acid that promote the aggregation of the soil, but none of them is satisfactory. It was.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a cultivated soil modifying material that promotes formation of a soil having a aggregate structure suitable for organic cultivation and that does not cause environmental pollution.
[0006]
[Means for solving problems]
That is, the present invention is a cultivated soil modifying material containing 1 to 50 parts by weight of tourmaline powder and 1 to 50 parts by weight of chitin / chitosan as an essential component for 100 parts by weight of carbonaceous powder.
[0007]
The cultivated soil modifier preferably contains a fermented liquor from soil-activated microorganisms in addition to the essential components. The cultivated soil modifying material of the present invention may be a powdery mixture or a granular molded product.
[0008]
Hereinafter, the cultivated soil modifying material of the present invention will be described in detail.
The cultivated soil modifying material of the present invention contains carbonaceous powder as an essential component. The carbonaceous powder may be completely carbonized or partially carbonized. Examples of such carbonaceous powder include one or two types such as charcoal powder, coke powder, activated carbon, and the like, preferably charcoal powder. The average particle size of the carbonaceous powder is preferably about 1 to 100 μm, and a portion passing through a 20 mesh sieve is preferable.
[0009]
The carbonaceous powder having innumerable pores imparts air retention and water retention to the cultivated soil modifying material of the present invention, and when this is mixed with soil, the gas phase ratio of the soil is increased. Moreover, it becomes a residence of microorganisms when the cultivated soil modifying material of the present invention contains microorganisms, and further creates a favorable environment for microorganisms in the soil.
[0010]
Moreover, tourmaline powder is mix | blended with the cultivation soil modifier of this invention as an essential component. Tourmaline is famous as a gemstone, but the electrical properties of tourmaline, that is, the piezoelectric (piezoelectric) property that generates a charge on the crystal surface when pressure is applied, and when the crystal is heated, the tourmaline has a similar charge. It is also called tourmaline due to the discovery of the pyroelectric properties that occur. Tourmaline is basically a silicate mineral containing boron, belonging to the hexagonal system, showing a heteropolar image of upper and lower objects, Mohs hardness 7-7.5, specific gravity 2.9-3.1, and its representative The chemical formula of the target is as follows:
NaX ₃ Al ₆ B ₃ Si ₆ (O, OH) ₃₀ (OH, F)
(Wherein X represents Mg, Fe, Mn, Li or Al)
[0011]
In the above formula, tourmaline in which X is Mg is referred to as “mafic tourmaline / Drabite”, and the color is brown, dark green or black, and is produced in denatured rocks and pegmatites. Tourmaline in which X is Fe or Mn is called black tourmaline, iron tourmaline, or shawl, and is produced in black or pegmatite, and has the highest yield among tourmalines. In addition, tourmaline in which X is Li or Al is called red tourmaline / lithia tourmaline / elbaite, and is produced in transparent red, green or bicolor, scaly lithia mica. . The electrical properties of tourmaline are due to the fact that positive and negative poles are always generated at both ends of the tourmaline crystal (Kubo et al., Solid Physics Vol. 24, No. 12, page 1055 1989).
[0012]
This tourmaline has an adsorption action, electric field (electric field) effect, weak current effect, water electrolysis, water surface activity effect (generation of hydronium ions and hydroxyl ions), water quality adjustment effect (weak alkali), depending on its electrical characteristics. It is known that it exhibits various actions such as mineral elution action. In addition, the safety of tourmaline has been confirmed by elution tests of various substances.
[0013]
As the tourmaline used for the cultivated soil modifying material of the present invention, any tourmaline may be used, but an inexpensive red tourmaline is preferable. This tourmaline needs to be in a powder state, and an average particle diameter of 1 to 50 μm and a portion passing through a 40 mesh sieve is preferable. The content is 1 to 100 parts by weight, preferably about 1 to 50 parts by weight, based on 100 parts by weight of the carbonaceous powder. If the content of tourmaline is less than 1 part by weight, effects such as promotion of soil agglomeration and improvement of electrical properties of the soil cannot be exhibited, and even if the content of tourmaline exceeds 100 parts by weight, further effects are achieved. Improvements are not seen and economic efficiency is impaired.
[0014]
The cultivated soil modifying material of the present invention preferably contains chitin / chitosans in addition to the above essential components. Chitin, a kind of mucopolysaccharide, consists of a linear molecule in which amino-acetylated D-glucosamine is bound at β-1,4. Its chemical structure and properties are similar to cellulose, and it exists as an organic skeletal material such as arthropods, annelids and molluscs. Usually, it is obtained by crushing crab or shrimp shells, treating with dilute hydrochloric acid, treating with concentrated alkali, washing with water and drying.
[0015]
Chitosan is a deacetylated product obtained by heating chitin with concentrated alkali. This chitosan may be raw or may be fired, or both may be used in some cases.
[0016]
Containing chitin and chitosan is effective in dehydrating the moisture in the soil to make it proper moisture and aggregating the pollutants contained in the moisture, contributing to the promotion of soil agglomeration. The content of chitin / chitosan is 1 to 100 parts by weight, preferably about 1 to 50 parts by weight per 100 parts by weight of the carbonaceous powder.
[0017]
The cultivated soil modifying material of the present invention preferably contains a soil activating microorganism. In this case, it is preferable to add as a fermentation broth that is fermented by adding soil-activating microorganisms to a culture broth to which molasses or the like is added. Examples of such soil-activating microorganisms include EM1 and EMX, but other soil-activating microorganisms may be used. Since the cultivated soil modifying material of the present invention contains carbonaceous powder, when the fermentation liquid is added thereto, the fermentation liquid is adsorbed on the pores of the carbonaceous powder and can be stored for a long period of time. The content of the fermentation broth is 5 to 100 parts by weight, preferably about 10 to 50 parts by weight, based on 100 parts by weight of the carbonaceous powder.
[0018]
Furthermore, the cultivated soil modifying material of the present invention may contain conventionally known soil additives as long as the purpose of the present invention is not impaired in addition to the above components and fermentation broth. Examples of such a material include one type or two or more types such as silica powder, pearlite powder, vermiculite powder, bentonite powder, and blast furnace slag powder.
[0019]
The cultivated soil modifying material of the present invention may be a powder product obtained by mixing the above essential components and optional components, or may be a product obtained by molding these into granules. In powdered products, it is preferable to arrange the particle size of each component so that the material does not segregate due to vibration during transportation.
[0020]
Further, the granular molded product can be produced by any molding method such as extrusion molding, injection molding, and compression molding. At this time, a binder that does not affect the soil can be added as necessary. The size (particle size) of the molded product is arbitrary, but may be about 1 to 10 mm from the viewpoint of easy handling and mixing with soil. Granular molded products have the advantage of being easy to spread on the lawn.
[0021]
As the binder used for granulation of the cultivated soil modifying material of the present invention, animal fertilizers such as cow dung, chicken dung, and fish meal, and plant fertilizers such as oil cake are also preferable as organic fertilizers. A plastic binder can also be used, but an incinerated resin or a biodegradable plastic is preferable in order to prevent environmental pollution.
[0022]
Such incinerated plastics do not emit environmental pollutants such as chlorine compounds, nitrogen oxides, sulfur oxides, cyanides, etc. when they are incinerated, and easily burn black smoke and off-flavors. Examples of plastics that do not occur include polypropylene, polyethylene, and polypropylene-styrene. One kind of these easily incinerated resins may be used, or two or more kinds thereof may be used in combination. And not only a virgin resin but a collection | recovery resin etc. may be utilized effectively.
[0023]
Examples of the biodegradable resin include 3-hydroxybutyrate / 3-hydroxyparylate copolymer resin, 3-hydroxyalkanoate resin, 3-hydroxybutyrate / 4-hydroxybutyrate copolymer resin, 3-hydroxybutyrate Examples thereof include biodegradable polyester resins such as butyrate / 3-hydroxyparylate / 5-hydroxyparylate copolymer resin. One type of these biodegradable resins may be used, or two or more types may be used in combination.
[0024]
The powdered product or granular molded product thus obtained is sprayed about 0.5 to 50% by volume on the soil to be modified or mixed and stirred, so that the moisture in the soil is kept at an appropriate level. Tourmaline activates the soil with its electrical characteristics, further improves the growth environment of microorganisms in the soil, and the combined action of these can promote the preferred aggregation of the soil for plant cultivation. Moreover, even if it mixes and uses the cultivation soil modifier of this invention previously for organic fertilizers, such as compost, a favorable result is obtained.
[0025]
【Example】
Example 1
A commercially available soil activated microorganism was used to ferment a molasses aqueous solution to which a small amount of chitosan was added to prepare a fermentation broth. Mixing 100 parts by weight of charcoal powder with 30 parts by weight of red tourmaline powder, 15 parts by weight of chitosan baked product and raw chitosan product, and 30 parts by weight of the fermentation liquid, a slightly moist powdery cultivated soil modifying material was obtained. . In an experimental area where 70 g / m ^{2 of} this cultivated soil modifier was sprayed and a non-sprayed control area, radish blue radish was sown and cultivated for 3 months and then harvested. The weight per radish in the experimental group was 30-40% heavier than that in the control group. In addition, when the harvested radish was grated and eaten as a radish, the experimental group was sweeter than the control group, and was more juicy and bulky.
[0026]
Example 2
A mixture of 10% by weight of the cultivated soil modifying material of Example 1 with respect to commercially available black soil (experimental group) and a single-use area of black soil (control group) without mixing were used as the cultivation soil, and these were made of commercially available plastics, respectively. Cultivation test of spring chrysanthemum was conducted in a planter. Table 1 shows the growth situation after sowing. The number of days in Table 1 is the number of days from the sowing date, and the number is the length (cm) from the surface of the soil to the bud.
[0027]
[Table 1]

[0028]
Example 3
3% by weight of the cultivated soil modifying material of Example 1 and 97% by weight of fermented cow dung were blended and extruded using a twin screw extruder to obtain a granular molded product having a particle size of 3 to 4 mm. A lawn cultivation test was conducted using this granular molded product. In the experimental plot (60 m ² ) of the test field, 60 g / m ² of the granular molded product was sprayed, and in the control plot (60 m ² ), only 60 g / m ^{2 of} fermented cow dung was sprayed. Each of these plants was transplanted with a Korean turf seedling. On the 28th and 35th day after planting, a 10 cm diameter lawn was cut out and observed for growth on the front side (leaf stem) and back side (root). As a result, on the 28th day, the experimental group had higher turf density than the control group, and the new roots grew significantly. On the 35th day, the density of turf increased further, and the growth of fine roots was also observed. At the time of sampling, the soil in the experimental area was 5 cm while the soil in the control area was only 3.7 cm. There was a big difference in the situation of rooting.
[0029]
【The invention's effect】
The cultivated soil modifying material of the present invention promotes the formation of aggregate structures suitable for organic cultivation, and does not cause crop contamination or environmental contamination. When the cultivated soil modifying material of the present invention is used, the growth of the crop is promoted, and a crop with excellent taste can be harvested. In addition, material costs are low, and manufacturing costs are low. The powdered product may be mixed with the soil as it is, or may be mixed with an organic fertilizer such as compost. The granular molded product can be suitably used as a green soil modifier for lawns, particularly golf courses.

Claims

A cultivated soil-modifying material comprising 1 to 50 parts by weight of tourmaline powder and 1 to 50 parts by weight of chitin / chitosan per 100 parts by weight of carbonaceous powder as essential components.

The cultivated soil modifying material according to claim 1, comprising a fermentation broth by a soil activated microorganism.

The cultivated soil modifying material according to claim 1 or 2, wherein the cultivated soil modifying material is a powdery mixture or a granular molded product.