JP3735008B2 - 遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機 - Google Patents

遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP3735008B2
JP3735008B2 JP2000135102A JP2000135102A JP3735008B2 JP 3735008 B2 JP3735008 B2 JP 3735008B2 JP 2000135102 A JP2000135102 A JP 2000135102A JP 2000135102 A JP2000135102 A JP 2000135102A JP 3735008 B2 JP3735008 B2 JP 3735008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reach
probability state
gaming machine
value
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000135102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001314590A (ja
Inventor
良仁 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2000135102A priority Critical patent/JP3735008B2/ja
Publication of JP2001314590A publication Critical patent/JP2001314590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3735008B2 publication Critical patent/JP3735008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機に関し、より詳細には、複数の図柄を変動表示させることができる遊技機のリーチ制御方法およびその方法により動作する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的にパチンコ機と呼ばれる遊技機の中には、複数の数字や図形等で構成される図柄を変動表示可能な特別図柄表示装置を遊技盤中に備えたものがある。特別図柄表示装置としては、たとえば、液晶表示装置(以下、LCD(Liquid Crystal Display))、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、7セグメントLED(light emitting diode)、ドットマトリクス表示装置、ドラム等その他がある。
【0003】
そして、たとえば、複数の図柄の組み合わせが「7」、「7」、「7」の場合のように、図柄が、予め定めた組み合わせ(この場合は同数字の組)で、遊技上決められたの所定のライン(以下、有効ラインと呼ぶ)上に並んだ時、特賞(大当たり)発生となり遊技者に遊技価値を付与する。
【0004】
たとえば図1は、数字図柄の組み合わせ状態が、横一本の有効ライン101上における左リールの左図柄と中リールの中図柄が同じで右リールの右図柄が変動中で不確定の状態を示す。
【0005】
遊技機における上記のような特賞確定表示直前の表示状態を「リーチ」と呼ぶ。
【0006】
図1において、すでに停止している左および中リールの日の丸図柄が有効ライン101上に有り、右リールがゆっくりと上から下へスクロールすることにより、遊技者は右リールの日の丸図柄が有効ライン101に近づくことを認識する。このように、リーチの発生は遊技者へ特賞の期待感を大きく抱かせる演出となる。
【0007】
従来、上記のようなリーチの出現は、特別図柄表示装置が表示している図柄を変動開始する時点で、出現させるかどうかが決定される。
【0008】
また、特開平9−38293号公報では、リーチ表示が所定期間行われない場合、リーチを強制的に表示するリーチ制御の構成が開示されている。これは、リーチ発生低確率状態時にリーチが連続して発生しない図柄変動回数がある閾値に達した時点で、リーチ発生高確率状態にし、リーチ発生高確率状態時に図柄変動回数がある閾値に達した時点で、リーチ発生低確率状態に戻すというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のリーチが出現するかどうかを常に一定の確率内でリーチ発生のための抽選により決めている制御では、ある特定の期間だけを着目した場合、図柄の変動毎に連続してしばらくリーチが出現しない期間ができてしまうことがある。
【0010】
したがって、パチンコ店の客である遊技者が上記の状態に長時間遭遇してしまうと、その遊技機がつまらなく感じてしまい、客離れを起こす要因となる、という解決すべき課題が従来技術にはあった。
【0011】
また、上述の特開平9−38293号公報のリーチ制御においては、遊技者が図柄変動回数やリーチ出現回数等をモニタすることで、リーチ発生の高確率状態/低確率状態を見分けることが可能となる。
【0012】
この場合、遊技者にとって、リーチ発生高確率状態時に頻出する各リーチは特賞の期待度が低いものとなってしまい、その遊技機がつまらなく感じてしまう。
【0013】
そこで、本発明の目的は、長時間リーチが発生しないということが無くなり、遊技者になお一層、特賞の期待感を持たせることが可能な遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、発明の遊技機のリーチ制御方法は、特賞の抽選に連動させて複数の図柄を変動表示させることが可能な表示部を有する遊技機のリーチ制御方法であって、前記遊技機は、リーチ発生確率の低い第1のリーチ制御状態と、リーチ発生確率の高い第2のリーチ制御状態を有し、前記複数の図柄の変動表示の始動毎に計数を加算し、リーチが発生した場合に、複数設けられた減算値の中から予め決められた減算値だけ前記計数を減算し、前記計数に応じて、前記第1のリーチ制御状態と前記第2のリーチ制御状態の切り替え制御を行うことを特徴とする。
【0015】
ここで、前記減算値は、前記第1のリーチ制御状態と前記第2のリーチ制御状態の各々で予め決められていることを特徴とすることができる。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、上記遊技機のリーチ制御方法により動作することを特徴とする
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各図面において同様の箇所には同一の符号を付し、説明の重複は省く。
【0020】
図2は、遊技機の正面概観の一例を示す。遊技機の機械構造はたとえば、特開平11−319252号公報等に示されるような従来例と同様とすることができるので、説明は本発明に関わる構成部とその補足部位のみに留める。
【0021】
図2において、本実施形態の遊技機は、遊技機の役物等を盤面に据え付ける遊技盤201、特別図柄表示装置202、始動入賞口203、普通図柄表示装置作動ゲート(左)204、普通図柄表示装置作動ゲート(右)205、普通図柄表示装置206、普通電動役物207、可変入賞球装置208を含む。
【0022】
特別図柄表示装置202は、たとえば、液晶表示装置(以下、LCD(Liquid Crystal Display))、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、7セグメントLED(light emitting diode)、ドットマトリクス表示装置、ドラム等その他がある。特別図柄表示装置202は、複数の数字や図形等の特別図柄(以下、単に図柄とする)を変動表示する。
【0023】
始動入賞口203は、遊技者により打ち出された球が入賞すると、内部の特別図柄始動スイッチ301(後述)のトリガ発生により入賞を検知し、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。
【0024】
普通図柄表示装置作動ゲート(左)204および普通図柄表示装置作動ゲート(右)205は、遊技者により打ち出された球が通過すると、内部の普通図柄作動スイッチ302(後述)のトリガ発生により、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。
【0025】
普通図柄表示装置206は、7セグメントLED等の表示する普通図柄を変動表示する。
【0026】
普通電動役物207は、普通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した場合に開放し、始動入賞口203への入賞をアシストする。
【0027】
可変入賞球装置208は、特別図柄表示装置202の停止図柄が予め定めた特定の図柄の組み合わせとなった場合、すなわち、特賞(大当たり)になった時に、可変入賞球装置208前面の大入賞口の開放動作を行う。
【0028】
図3は、遊技機の制御回路構成を示す。
【0029】
図3において、本実施形態の遊技機の制御回路構成は、特別図柄始動スイッチ301、普通図柄作動スイッチ302、大入賞口スイッチ303、その他スイッチ304、リセット回路305、電源回路306、入力ポート307、主制御部308、ROM309、RAM310、出力ポート311、特別図柄表示装置202、普通図柄表示装置206、大入賞口作動ソレノイド312、普通電動役物作動ソレノイド313、ランプ表示装置314、効果音発生装置315、賞球払出装置316、球発射装置317を有する。
【0030】
特別図柄始動スイッチ301は、遊技者により打ち出されて始動入賞口203に入賞した球が、このスイッチを通過する時に、トリガを発生し入賞検知し、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。
【0031】
普通図柄作動スイッチ302は、遊技者により打ち出されて普通図柄表示装置作動ゲート(左)204および普通図柄表示装置作動ゲート(右)205を通過した球が、このスイッチを通過する時に、トリガを発生し、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。
【0032】
大入賞口スイッチ303は、特賞になった時に、可変入賞球装置208への球の入賞検知を行う。
【0033】
リセット回路305は、主制御部308を初期状態に設定する。電源回路306は、図3の回路全体に電力を供給する。入力ポート307は、各部からの信号を取り込み、主制御部308に転送する。
【0034】
主制御部308は、遊技機全体の制御をするCPUであり、ROM309およびRAM310を内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM309およびRAM310を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。
【0035】
ROM309は、主制御部308用の遊技機を制御するプログラムが記憶されている。具体的には、主制御部308のCPUが行う遊技制御処理の内容を規定した図4の遊技制御プログラムを記憶している。ROM309にはさらに、後述の図6のリーチテーブルを初めとする、遊技機を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。
【0036】
RAM310は、主制御部308に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを初めとする各種カウンタ等を一時記憶する。
【0037】
出力ポート311は、各部に対する信号を出力し、主制御部308から転送する。大入賞口作動ソレノイド312は、特賞になった時に、可変入賞球装置208前面の大入賞口を開放する。
【0038】
普通電動役物作動ソレノイド313は、普通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した場合に、普通電動役物207を開放する。ランプ表示装置314は、遊技に関連するランプ類の表示装置であり、主制御部308の指示で複数のランプを選択的に点灯/消灯させる。
【0039】
効果音発生装置315は、遊技に関連する音響を発生する。賞球払出装置316は、特別図柄始動スイッチ301、大入賞口スイッチ303、その他スイッチ304等で入賞検知がされた場合の、賞球の払出をする。
【0040】
球発射装置317は、その他スイッチ304等で遊技者の球発射動作を検知すると、球を遊技盤201へ発射する。
【0041】
以上に述べたシステム構成で、図4のフローチャート、図5のタイムチャートおよび図6のリーチテーブルを参照して、本実施形態の遊技機のリーチ制御を以下に説明する。
【0042】
図4は、図3のROM309に記憶されている制御プログラムおよび各種のパラメータの値を、図3の主制御部308が読み出して実行する遊技制御処理内容を示す。本実施形態の遊技機のリーチ制御は、主制御部308が図4に示す処理を実行することにより行われる。
【0043】
図5は、以下の横軸、縦軸の関係を表わしたタイムチャートの1例を示す。
横軸=始動回数
ここで始動回数は、遊技機が特別図柄始動スイッチ301の球の入賞検知に
よって特別図柄表示装置202の図柄変動を行う回数である。
縦軸=リーチカウンタ値
ここでリーチカウンタ値は、図柄変動の始動毎にインクリメント(+1)さ
れるRAM310上のリーチカウンタの値である。
【0044】
本実施形態のリーチ制御では、遊技機は、リーチ発生確率が高い状態(リーチ高確率状態)とリーチ発生確率が低い状態(リーチ低確率状態)の2つの状態を有し、上記リーチカウンタ値による上記2つの状態の切り替え制御は、以下のように行われる。
「リーチカウンタ値≧150(規定上限値)」の場合
→リーチ高確率状態へ遷移
「リーチカウンタ値<50(規定下限値)」の場合
→リーチ低確率状態へ遷移
この場合のリーチカウンタ値の変化の1例が図5である。
【0045】
本実施形態では、図4の処理が遊技機の電源投入後のリーチ低確率状態からスタート(図5のスタートポイント509からスタート)した場合を説明する。図4において、主制御部308は、不図示の割り込み処理で監視している特別図柄始動スイッチ301の入賞検知の結果を判定し(ステップS110)、始動入賞口203に球の入賞がない場合はステップS110へ戻る。
【0046】
始動入賞口203に球の入賞がある場合は、主制御部308は特別図柄表示装置202の図柄変動を開始しステップS120へ進む。
【0047】
ステップS120で主制御部308は、不図示の割り込み処理がRAM310上で更新している大当たり乱数カウンタから、上記入賞検知の際不図示の割り込み処理が抽出した大当たり乱数を参照し、特賞(大当たり)を判定する。
【0048】
大当たり乱数が特賞の場合(たとえば、大当たり乱数=7)、ステップS140へ進み大当たり処理を行い、ステップS110へ戻る。
【0049】
本実施形態では大当たり処理の詳述は省くが、大当たり処理内では、通常のリーチまたは通常とは違うリーチの発生後、特賞確定の停止図柄となる。通常とは違うリーチは通常のリーチより派手な演出で、大当たり処理内では高確率で発生する。
【0050】
以下では、上記通常のリーチを「ノーマルリーチ」と呼び、ノーマルリーチより派手な演出で大当たり処理内では高確率で発生する、上記通常とは違うリーチを「スーパーリーチ」と呼ぶ。このように、スーパーリーチは特賞の期待度が高く、遊技者の期待感を煽るものである。
【0051】
ステップS120で特賞でなくはずれの場合、ステップS130へ進む。以下、本実施形態の遊技機のリーチ制御の説明は、特賞でなくはずれの場合において行う。
【0052】
ステップS130で主制御部308は、RAM310上のリーチカウンタをインクリメントする。
【0053】
次に主制御部308は、「リーチカウンタ値≧150(規定上限値)」であるかどうかを判定し(ステップS150)、規定上限値以上の場合はステップS170へ進み、規定上限値未満の場合はステップS160へ進む。
【0054】
この場合、未だ「リーチカウンタ値≧150(規定上限値)」に至っていないため、ステップS160へ進み、主制御部308はRAM310上のリーチ状態フラグをチェックする。
【0055】
リーチ状態フラグの値は「1=リーチ高確率状態」、「0=リーチ低確率状態」とする。リーチ状態フラグが1(リーチ高確率状態)の場合はステップS190へ進み、0(リーチ低確率状態)の場合はステップS180へ進む。
【0056】
この場合、未だ「リーチ状態フラグ=0(リーチ低確率状態)」にあるため、ステップS180へ進む。ステップS180で主制御部308は、不図示の割り込み処理がRAM310上で更新しているリーチ乱数カウンタからリーチ乱数を抽出し、上記リーチ状態フラグとリーチ乱数によりROM309に記憶されている図6のリーチテーブルを検索し、低確率のリーチ抽選を行う。
【0057】
ここで本実施形態で図6は、リーチ乱数カウンタが0〜59までの60通りに更新される場合のリーチ抽選値からなるリーチテーブルを示す。このテーブルから得られるリーチ抽選値が16進数でFFhの場合にリーチはずれとし、リーチ抽選値が0または1の場合、各々ノーマルまたはスーパーリーチ発生とする。
【0058】
本実施形態では、図6におけるリーチ状態フラグとリーチ乱数から得られるリーチ抽選値の内訳は、以下のようになっている。
リーチ乱数カウンタが0〜59までの60通りに対して、
(1)リーチ状態フラグ=1(リーチ高確率状態)の場合、リーチ乱数が0〜14でリーチ抽選当たりとなる。即ち、15/60=1/4のリーチ発生率である。
この中で、リーチ乱数が3〜14でスーパーリーチ抽選当たりとなる。即ち、12/60のスーパーリーチ発生率である。
また、リーチ乱数が0〜2でノーマルリーチ抽選当たりとなる。即ち、3/60のノーマルリーチ発生率である。
(2)リーチ状態フラグ=0(リーチ低確率状態)の場合、リーチ乱数が0〜3でリーチ抽選当たりとなる。即ち、4/60=1/15のリーチ発生率である。
この中で、リーチ乱数が3でスーパーリーチ抽選当たりとなる。即ち、1/60のスーパーリーチ発生率である。
また、リーチ乱数が0〜2でノーマルリーチ抽選当たりとなる。即ち、3/60のノーマルリーチ発生率である。
【0059】
図4において主制御部308は、上述のステップS180では、リーチ状態フラグ=0(リーチ低確率状態)の条件と抽出したリーチ乱数により、上記の図6のリーチテーブルで低確率(1/15)のリーチ抽選を行い、リーチ抽選値を取得し、ステップS210へ進む。
【0060】
ステップS210で、取得された上記リーチ抽選値が低確率のリーチ抽選に当たっているか否かを判定する。上述の図6の説明のように、リーチ抽選値がFFh(リーチはずれ)でなければリーチ発生のためステップS240へ進み、リーチ抽選値がFFhの場合はリーチが発生しないためステップS220へ進む。
【0061】
本実施形態でこの場合リーチ抽選がはずれたものとすると、ステップS220のはずれ処理が行われる。はずれ処理では、図柄の変動を停止し、異なる複数の図柄を図柄表示装置202に表示した状態となる。続いて主制御部308はステップS110に処理を戻す。
【0062】
上述のリーチ低確率状態での図柄変動の始動(ステップS110→ステップS210→ステップS220)をしばらく繰り返した後、主制御部308は、図4のステップS210でリーチ抽選値がFFhでない、即ち低確率のリーチ抽選の当たりを判定すると、リーチ発生のためステップS240へ進む。
【0063】
ステップS240では、取得されたリーチ抽選値が0でノーマルリーチ、リーチ抽選値が1でスーパーリーチを発生させた後、リーチ後のはずれ状態で図柄の変動を停止した複数の図柄が図柄表示装置202に表示された状態となる。ただしこの場合、上述の図6の説明のように1/60のスーパーリーチ発生率、3/60のノーマルリーチ発生率のため、ほとんどノーマルリーチが発生し、スーパーリーチは発生しにくい。
【0064】
その後、主制御部308はステップS250で、RAM310上のリーチカウンタをリーチ低確率状態時のリーチ出現時減算値15だけ減算する。図5におけるこの時のリーチカウンタ値の変化は、たとえばポイント505からポイント506への変化となり、リーチ低確率状態で増加中のリーチカウンタがリーチ発生の度に−15だけ引き戻されることが分かる。
【0065】
図4で、続いて主制御部308はステップS110に処理を戻す。
【0066】
上述のリーチ低確率状態で、図柄変動の始動とリーチカウンタ値の増加およびリーチ発生によるリーチカウンタの引き戻しをしばらく繰り返した後、主制御部308は、図4のステップS150で「リーチカウンタ値≧150(規定上限値)」であると判定し、ステップS170へ進む。
【0067】
図5におけるこの時のリーチカウンタ値は、たとえばリーチ高確率状態切り替えポイント501や503であり、リーチ低確率状態からリーチ高確率状態への切り替えのために、主制御部308は図4のステップS170でリーチ状態フラグを1(リーチ高確率状態)にセットする。
【0068】
ここで図5において、リーチ低確率状態では、リーチ発生が多かった場合はリーチカウンタの引き戻しが多いので、上記リーチ高確率状態切り替えポイント501や503へ達するリーチカウンタ値の増加の勾配は緩やかになる。反対に、リーチ発生が少なかった場合はリーチカウンタの引き戻しが少ないので、上記リーチ高確率状態切り替えポイント501や503へ達するリーチカウンタ値の増加の勾配は急になり、長時間リーチが発生しない状況を回避することとなる。
【0069】
図4で次に主制御部308は、ステップS190で不図示の割り込み処理がRAM310上で更新しているリーチ乱数カウンタからリーチ乱数を抽出し、上記リーチ状態フラグとリーチ乱数によりROM309に記憶されている図6のリーチテーブルを検索し、高確率のリーチ抽選を行う。
【0070】
ステップS190では、リーチ状態フラグ=1(リーチ高確率状態)の条件と抽出したリーチ乱数により、上述の図6のリーチテーブルで高確率(1/4)のリーチ抽選を行い、リーチ抽選値を取得し、ステップS200へ進む。
【0071】
ステップS200で、取得された上記リーチ抽選値が高確率のリーチ抽選に当たっているか否かを判定する。上述の図6の説明のように、リーチ抽選値がFFh(リーチはずれ)でなければリーチ発生のためステップS230へ進み、リーチ抽選値がFFhの場合はリーチが発生しないためステップS220へ進む。
【0072】
本実施形態でこの場合リーチ抽選がはずれたものとすると、ステップS220のはずれ処理が行われる。はずれ処理では、図柄の変動を停止し、異なる複数の図柄を図柄表示装置202に表示した状態となる。続いて主制御部308はステップS110に処理を戻す。
【0073】
上述のリーチ高確率状態での図柄変動の始動(ステップS110→ステップS200→ステップS220)をしばらく繰り返した後、主制御部308は、図4のステップS200でリーチ抽選値がFFhでない、即ち高確率のリーチ抽選の当たりを判定すると、リーチ発生のためステップS230へ進む。上述の図6の説明のように、1/4のリーチ発生率のため、リーチ低確率状態よりリーチが頻出する。
【0074】
ステップS230では、取得されたリーチ抽選値が0でノーマルリーチ、リーチ抽選値が1でスーパーリーチを発生させた後、リーチ後のはずれ状態で図柄の変動を停止した複数の図柄が図柄表示装置202に表示された状態となる。この場合、上述の図6の説明のように、12/60のスーパーリーチ発生率、3/60のノーマルリーチ発生率のため、スーパーリーチが頻出し遊技者の期待感を煽ることとなる。
【0075】
その後主制御部308はステップS260で、RAM310上のリーチカウンタをリーチ高確率状態時のリーチ出現時減算値20だけ減算する。図5におけるこの時のリーチカウンタ値の変化は、たとえばポイント507からポイント508への変化となり、リーチ高確率状態で増加中のリーチカウンタがリーチ発生の度に−20だけ引き戻されることが分かる。
【0076】
次に主制御部308は、「リーチカウンタ値<50(規定下限値)」であるかどうかを判定し(ステップS270)、規定下限値未満の場合はステップS280へ進み、規定下限値以上の場合はステップS110へ戻る。
【0077】
この場合、未だ「リーチカウンタ値<50(規定下限値)」に至っていないため、ステップS110へ戻る。
【0078】
上述のリーチ高確率状態で、図柄変動の始動とリーチカウンタ値の増加およびリーチ発生によるリーチカウンタの引き戻しをしばらく繰り返した後、主制御部308は、図4のステップS270で「リーチカウンタ値<50(規定下限値)」であると判定し、ステップS280へ進む。
【0079】
図5におけるこの時のリーチカウンタ値は、たとえばリーチ低確率状態切り替えポイント502や504であり、リーチ高確率状態からリーチ低確率状態への切り替えのために、主制御部308は図4のステップS280でリーチ状態フラグを0(リーチ低確率状態)にセットする。
【0080】
その後主制御部308はステップS110に処理を戻し、上述のリーチ低確率状態での処理を行う。
【0081】
以上、説明したように、本実施形態によれば、遊技機にリーチ低確率状態とリーチ高確率状態を用意し、図柄変動の始動の度に計数を加算し、リーチ発生時に、複数設けられた減算値の中から予め決められた減算値だけ計数を減算し、計数が上限値以上となった場合にリーチ低確率状態からリーチ高確率状態へ、また計数が下限値未満となった場合にリーチ高確率状態からリーチ低確率状態へ切り替える。
このため、長時間リーチ低確率状態が続くことなく、また、リーチ低確率状態とリーチ高確率状態の切り替えが図柄変動回数に依存しないので遊技者にリーチ状態が見分けられることもない。
また、本実施形態によれば、リーチ高確率状態はリーチ発生頻度が高いのに加え、リーチ低確率状態より特賞の期待度が高いリーチ(スーパーリーチ)を多く発生するため、リーチ高確率状態では単にリーチが頻発する以上に遊技者の特賞に対する期待感を持たせることができる。
【0082】
以上、説明したように、本実施形態によれば、リーチ発生頻度が低いリーチ低確率状態ではリーチカウンタ値が上限値に達することでリーチ高確率状態に切り替え、リーチ発生頻度が高いリーチ高確率状態ではスーパーリーチを頻出させるようにした。
このため、長時間リーチの発生のない期間がなくなり、かつリーチ発生頻度が高い状況ではスーパーリーチが頻出するため、遊技者に対し飽きの来ない期待感を持たせるゲーム性とすることが可能となる。
【0083】
以上述べた実施形態の他に次の形態を実施できる。
1)上述の実施形態では、リーチカウンタ値の規定上限値と規定下限値を各々150と50としたが、本発明はこれらの値に限られるものではなく、リーチカウンタ値の規定上限値と規定下限値を多様に設定することにより、遊技機のリーチ発生のゲーム性を様々に設定することができる。
たとえば、図5で、リーチカウンタ値の規定上限値と規定下限値の差が小さいほど、リーチ低確率状態とリーチ高確率状態が切り替わりやすくなり、リーチカウンタ値の規定上限値が小さいほど、遊技機の電源投入後のリーチ低確率状態が短くなる。
2)上述の実施形態では、リーチ低確率状態時とリーチ高確率状態時のリーチ出現時減算値を各々15と20としたが、本発明はこれらの値に限られるものではなく、リーチ低確率状態時とリーチ高確率状態時のリーチ出現時減算値を多様に設定することにより、遊技機のリーチ発生のゲーム性を様々に設定することができる。
たとえば、図5で、リーチ低確率状態時のリーチ出現時減算値が小さいほど、リーチ低確率状態でのリーチカウンタ値の増加の勾配が急となり、リーチ高確率状態に切り替わり易くなる。また、リーチ高確率状態時のリーチ出現時減算値が小さいほど、リーチ高確率状態でのリーチカウンタ値の減少の勾配が緩やかとなり、リーチ低確率状態に切り替わり難くなる。
3)上述の実施形態では、リーチカウンタは図柄変動の始動毎にインクリメント(+1)されるようにしているが、リーチ低確率状態時とリーチ高確率状態時で各々様々なリーチカウンタ値の増分に設定することで、遊技機のリーチ発生のゲーム性を様々に設定することができる。
たとえば、図5で、リーチ低確率状態時のリーチカウンタ値の増分が大きいほど、リーチ低確率状態でのリーチカウンタ値の増加の勾配が急となり、リーチ高確率状態に切り替わり易くなる。また、リーチ高確率状態時のリーチカウンタ値の増分が大きいほど、リーチ高確率状態でのリーチカウンタ値の減少の勾配が緩やかとなり、リーチ低確率状態に切り替わり難くなる。
4)上述の実施形態では、遊技機の電源投入後の初期状態として、リーチカウンタリセットおよびリーチ低確率状態としている。しかし、電源投入後の初期状態として、リーチカウンタに0以外の初期値を与えたり、またはリーチ高確率状態としてもよい。
5)上述の実施形態では、リーチの演出に図6に示すリーチテーブルを参照している。しかし、リーチの演出に参照されるテーブルのデータはこれに限ったものではない。遊技機のリーチ発生のゲーム性により、リーチ乱数の数は上記リーチテーブルのように限定されるものではなく、また、リーチの当たり/はずれおよびノーマル/スーパーリーチのリーチテーブルへの割り当て方も種々のパターンが可能であり、リーチ発生確率およびノーマル/スーパーリーチの発生割合も多様に設定していいことはもちろんである。
6)上述の実施形態では、リーチの演出にノーマル/スーパーリーチの2種類を選択しているが、リーチの種類を3種類以上用意し選択するようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、長時間リーチが発生しないということが無くなり、また、リーチ低確率状態とリーチ高確率状態の切り替えが図柄変動回数に依存しないので、遊技者にそれらの状態が見分けられることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】リーチの従来例を示す説明図である。
【図2】本発明実施形態の遊技機の正面概観を示す説明図である。
【図3】本発明実施形態の遊技機の制御回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明実施形態の主制御部308のCPUが実行する遊技制御処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明実施形態の始動回数とリーチカウンタ値の関係を表わしたタイムチャートである。
【図6】本発明実施形態のリーチ制御に参照されるリーチテーブルの図である。
【符号の説明】
101 有効ライン
201 遊技盤
202 特別図柄表示装置
203 始動入賞口
204 普通図柄表示装置作動ゲート(左)
205 普通図柄表示装置作動ゲート(右)
206 普通図柄表示装置
207 普通電動役物
208 可変入賞球装置
301 特別図柄始動スイッチ
302 普通図柄作動スイッチ
303 大入賞口スイッチ
304 その他スイッチ
305 リセット回路
306 電源回路
307 入力ポート
308 主制御部
309 ROM
310 RAM
311 出力ポート
312 大入賞口作動ソレノイド
313 普通電動役物作動ソレノイド
314 ランプ表示装置
315 効果音発生装置
316 賞球払出装置
317 球発射装置
501 リーチ高確率状態切り替えポイント
502 リーチ低確率状態切り替えポイント
503 リーチ高確率状態切り替えポイント
504 リーチ低確率状態切り替えポイント
505 リーチカウンタ値変化ポイント
506 リーチカウンタ値変化ポイント
507 リーチカウンタ値変化ポイント
508 リーチカウンタ値変化ポイント
509 リーチカウンタ値スタートポイント

Claims (3)

  1. 特賞の抽選に連動させて複数の図柄を変動表示させることが可能な表示部を有する遊技機のリーチ制御方法であって、
    前記遊技機は、リーチ発生確率の低い第1のリーチ制御状態と、リーチ発生確率の高い第2のリーチ制御状態を有し、
    前記複数の図柄の変動表示の始動毎に計数を加算し、
    リーチが発生した場合に、複数設けられた減算値の中から予め決められた減算値だけ前記計数を減算し、
    前記計数に応じて、前記第1のリーチ制御状態と前記第2のリーチ制御状態の切り替え制御を行う
    ことを特徴とする遊技機のリーチ制御方法。
  2. 記減算値は、前記第1のリーチ制御状態と前記第2のリーチ制御状態の各々で予め決められていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機のリーチ制御方法。
  3. 請求項1または2に記載の遊技機のリーチ制御方法により動作することを特徴とする遊技機。
JP2000135102A 2000-05-08 2000-05-08 遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機 Expired - Fee Related JP3735008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000135102A JP3735008B2 (ja) 2000-05-08 2000-05-08 遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000135102A JP3735008B2 (ja) 2000-05-08 2000-05-08 遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001314590A JP2001314590A (ja) 2001-11-13
JP3735008B2 true JP3735008B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=18643249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000135102A Expired - Fee Related JP3735008B2 (ja) 2000-05-08 2000-05-08 遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3735008B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4521166B2 (ja) * 2003-08-04 2010-08-11 株式会社ニューギン 遊技機
JP5470359B2 (ja) * 2011-11-30 2014-04-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP6832879B2 (ja) * 2018-02-28 2021-02-24 株式会社ニューギン 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001314590A (ja) 2001-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5438655B2 (ja) 回胴式遊技機
JP6513353B2 (ja) 回胴式遊技機
JP2004358064A (ja) 弾球遊技機
JP6513352B2 (ja) 回胴式遊技機
JP4183932B2 (ja) スロットマシン
JP2010158468A (ja) 遊技機
JP2005124947A (ja) スロットマシン
JP2005102935A (ja) パチンコ遊技機
JP3916967B2 (ja) 遊技機
JP3735008B2 (ja) 遊技機のリーチ制御方法およびその遊技機
JP2005124946A (ja) スロットマシン
JP5788475B2 (ja) 回胴式遊技機
JP6689059B2 (ja) 遊技機
JP2002153588A (ja) スロットマシン
JP5863079B1 (ja) ぱちんこ遊技機
JP6435979B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2012196526A (ja) 遊技機
JP2019076435A (ja) 遊技機
JP2004329782A (ja) 遊技機
JP6443203B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2005312671A (ja) 遊技機
JP7164566B2 (ja) 遊技機
JP6204441B2 (ja) 遊技機
JP2004321469A (ja) 遊技機
JP2011000306A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131028

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees