JP3733532B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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図1はこの発明の一実施例である加熱調理器を示す熱板の上面図であり、図において、1は調理物を調理する熱板で、直接調理物が載る凸形状で直線状の上面の焼面2と、凹形状の底面で調理物から落ちた油が流れる直線状の溝面3とが交互に並行する形状となっており、焼面2と溝面3の外周部を囲むように油ため用の油ため溝4を形成している。この熱板1は図2の断面図に示すように中央部に向かうに従って盛り上がる形状をしており、すなわち焼面2及び溝面3が中央部に向かって盛り上がっている。5は熱板1を加熱するための加熱ヒータである。
の関係はh1 <h2 となっており、また、溝面3の傾斜は中央部の傾斜H2 と端部での傾
斜H2 との関係はH1 <H2 となる形状としている。
図3はこの発明の一実施例である加熱調理器を示す図1の熱板のB−B断面図である。図において、実施例1と同一符号は同様のものとし、その説明を省略する。そしてこの発明では、溝面3の中央部での溝深さT1 と外周方向の溝深さ T2 との関係をT1 <T2
としている。
実施例1及び実施例2においては、熱板1の焼面2と溝面3との両方が中央部が盛り上がる形状としていたが、図4に示すように溝面3のみを中央部が盛り上がる形状とし焼面2は平面形状としてもよい。
図5はこの発明の一実施例である加熱調理器を示す図1のB−B断面図の一部拡大図である。図において、実施例1と同一符号は同様のものとしその説明を省略する。焼面2は面Bと面Cとで構成され、高さHの傾斜がついている。aは焼面2の幅、bは溝面3の幅を示しており、焼面幅aと溝面幅bは同一幅とし凹凸が同一間隔となるようにしている。
また、実施例4の他の実施例として、図8に示すように焼面2を高さHの傾斜がついた片方向斜面にしたり、図9のように焼面2の表面を曲面にしても実施例4と同様に、焼面2の表面積を増やし、かつ溝面3に余分な油や調理物の肉汁を流れ易くするという同様の効果を得ることができる。
また、実施例4においては、焼面幅aと溝面幅bとを同一幅としているが、図10に示すように、焼面幅aよりも溝面幅bを広く構成し、焼面2を面Bと面 Cにより構成し、高さHの傾斜をつけ、溝面幅bは焼面2の表面積の幅 (B+C)と同じ幅となるように構成すれば、溝面幅bを焼面幅aよりも広くしても焼面2に高さHの傾斜があるため焼面2の表面積は増えており、熱板1全体の焼面2の表面積を減らさずに溝面幅bを広くすることができる。
図11および図12はこの発明の一実施例である加熱調理器の熱板の要部断面図を示すものであり、図において、実施例1と同一符号は同様のものとしその説明を省略する。そしてこの発明は、肉汁や油を落とす溝面3に高さHの傾斜をつけたものであり、8は肉等の肉汁や油を示す。
図13はこの発明の一実施例である加熱調理器の熱板の要部斜視図であり、図において、実施例1と同一符号は同様のものとしその説明を省略する。2aは焼面2と油ため溝4との境部に設けた調理物落下防止用の高さHのリブである。
図14はこの発明の一実施例である加熱調理器の熱板の裏面図であり、図において、1は熱板、5は加熱ヒーター、10は熱板1の厚みを厚くした肉厚部、11は熱板1の厚みを薄くした薄肉部であり、これは加熱ヒーター5部が熱板1部の肉厚部に当接するようにしたものである。
L2 との相互関係は、前記熱板1は中央部付近に向かって盛り上がる形状となっているの
でL1 >L2 の関係とな る。また、中央部付近の加熱ヒーター5同士の相互距離L3 と
、油ため溝4付近の加熱ヒーター5と前記中央部付近の加熱ヒータ5との距離L4 との相
互関係はL3 <L4 の関係が成り立つように配置される。
部分はこの距離L3 より狭い範囲で薄肉厚に形成し、この距離L3 の外周部にあたる距離
L4 部分も距離L4 より狭い範囲で薄肉厚に形成する。そし て、油ため溝4と加熱ヒー
ター5との距離L5 は前記距離L2 より大きい相互関係L5 >L2 の関係になっている。
いうように熱板1の中央部付近に加熱ヒーター5が集中するよう配置され、かつ熱板1は加熱ヒーター5と接触しており、焼面2に熱が効率良く伝わるようになっている。また、熱板1の外周端部は、加熱ヒーター5の配置は少ないものの、油ため溝4付近の焼面2と加熱ヒーター5までの距離L2 が近く薄肉厚部11であるため距離L1 より熱が伝わり易
く、かつ加熱ヒーター5と熱板1も接触しているので、熱板1の焼面2全面は均一な表面温度で加熱を行える。
ため溝4に溜まった油が加熱されることはなく安全である。
2 焼面
3 溝面
4 油ため溝
Claims (7)
- 加熱ヒーターにより加熱される熱板を有する加熱調理器において、前記熱板は中央部付近に向かって盛り上がる形状のものであり、また、前記熱板の中央部付近と外周部との板厚を、焼面と反対側が平面からなる肉厚部にして、さらに、前記加熱ヒーターを前記肉厚部の前記焼面と反対側の平面に対向するように配接し、そして、前記加熱ヒーターの外周部よりも中央部付近の加熱量を大きくしたことを特徴とする加熱調理器。
- 前記熱板の上面に中央部から外周方向へ下方傾斜する直線状の凹溝を複数並行に形成し、前記熱板の外周端縁部に油ため用の外周溝を前記凹溝と連接して設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記熱板の凹溝が中央部から外周方向へ徐々に深くなるようにしたことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
- 前記熱板に前記凹溝を形成することによって各凹溝間に形成される帯状の凸部の上面の全部または一部を、前記凹溝側に傾斜させたことを特徴とする請求項2または3いずれか記載の加熱調理器。
- 前記熱板に形成される複数の帯状の凸部の上面の全部または一部を、曲面状に形成したことを特徴とする請求項2または3いずれか記載の加熱調理器。
- 前記熱板に形成される複数の帯状の凸部の外周端部の全部または一部の上面に突起部を設けたことを特徴とする請求項2〜5いずれか記載の加熱調理器。
- 前記凹溝の溝幅を前記熱板に形成される複数の帯状の凸部の外周幅よりも大きくしたことを特徴とする請求項2〜6いずれか記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
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