JP3731928B2 - 光伝送モジュールの実装方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信、光ローカルエリアネットワーク及び光インターフェイスに用いられる光伝送モジュールの実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光伝送モジュールは、受発光素子や光ファイバにより構成されている。この光伝送モジュールは、発光素子から発せられた光を光ファイバに入射させ、また、光ファイバから出射した光を受光素子に入射させるように受発光素子と光ファイバとを光結合する。
【0003】
このような光伝送モジュールにおいては、将来における情報伝達の高速化、大容量化を考えると、広帯域な光信号を信頼性良く伝送する必要がある。光伝送モジュールにおいて広帯域な光信号を信頼性良く伝送するためには、光ファイバへ入射する光のパワーをできるだけ大きくすると共に、バラツキをできるだけ小さくする必要がある。そのためには、受発光素子と光ファイバとの高精度な位置合わせを行なうことが必要である。
【0004】
それに対して、受発光素子と光ファイバとの高精度な位置合わせを行なうことができる光伝送モジュールの実装方法が考えられ、電子情報通信学会技術研究報告 1991,8,26 信学技法 Vol.91 No.197 に記載されている。この方法は、半導体レーザが搭載されたブロック及び単一モード光ファイバが搭載されたブロックを低熱膨張材により形成された二組の対称構造のチャックにより保持する。そして、ステレオ顕微鏡及びマイクロポジショナを用いてマウント上における半導体レーザと単一モード光ファイバとの位置合わせをする。その後、半導体レンズが搭載されたブロックと単一モード光ファイバが搭載されたブロックとをハンダによりマウント上に固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
光伝送モジュールにおいては、受発光素子と光ファイバとの高精度な位置合わせを行なうと共に、光伝送モジュールの実装工程の簡素化が要求される。
【0006】
ところが、ステレオ顕微鏡及びマイクロポジショナを用いて直交軸上の三方向と回転軸上の三方向とを調整して受発光素子と光ファイバとを位置合わせするため、光伝送モジュールの実装工程が煩雑であり、光伝送モジュールの実装が困難であるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、光ファイバが一定のピッチで配列された光ファイバアレイと、前記光ファイバと同一のピッチで発光素子が形成された端面型半導体発光素子アレイと、前記光ファイバ及び前記発光素子と同一のピッチでガイド溝が形成されたガイド基板と、前記光ファイバアレイに向けて送風する送風ファンとを用意し、前記発光素子を前記ガイド溝に配置して前記端面型半導体発光素子アレイを前記ガイド基板に背面実装し、前記ガイド基板上で前記光ファイバが配置される側の前記端面型半導体発光素子アレイの端面と前記ガイド基板の端面との間の前記ガイド溝の距離を測定し、前記発光素子に前記光ファイバを対向させて前記光ファイバアレイを配置し、前記光ファイバの光軸と前記ガイド溝との中心線とのズレが前記ガイド溝の開口幅の半分以下の範囲内であり、前記光ファイバの下面が前記ガイド基板の配線用パターンが形成されている凸部上面よりも上方に位置し、測定された前記端面型半導体発光素子アレイの端面と前記ガイド基板の端面との間の前記ガイド溝の距離に応じて前記光ファイバアレイを前記ガイド溝の中心線に沿って移動させることにより前記光ファイバを前記ガイド溝に挿入し、前記光ファイバアレイをガイド溝に沿って移動させる時、前記ガイド基板と前記光ファイバアレイとの間で前記ガイド基板の裏面側から前記送風ファンにより前記光ファイバアレイに強制送風し、前記光ファイバを前記発光素子に接近させて光ファイバ押え部材で前記光ファイバアレイを前記ガイド基板に固定することにより前記光ファイバアレイと前記端面型半導体発光素子アレイとを前記ガイド基板に実装する。従って、発光素子と光ファイバとの間の距離を高精度に微調整することができ、発光素子の光軸方向について発光素子に対する光ファイバの位置合わせを行なうことができる。また、光ファイバをガイド溝に挿入して固定することにより、発光素子の光軸方向に直交する二方向について発光素子に対する光ファイバの位置合わせを行なうことができるので、発光素子の光軸方向に直交する二方向について高精度な微調整を行なう必要がなくなる。そのため、光伝送モジュールの実装工程が簡素化され、光伝送モジュールが容易に実装される。また、発光素子と光ファイバとの高精度な位置合わせが行なわれる。
【0014】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、図1に示すようにV字型のガイド溝1が形成されたガイド基板2上に端面型半導体発光素子アレイである端面型発光ダイオードアレイ(以下、端面型LEDAと表す)3を背面実装し、前記端面型LEDA3の発光素子4に光ファイバ5を対向させて前記ガイド溝1に前記光ファイバ5を挿入し、前記ガイド基板2上に光ファイバアレイ6を実装する方法である。
【0015】
前記ガイド基板2は、シリコン製ガイド基板である。前記ガイド基板2には、単結晶シリコンの異方性エッチングにより前記ガイド溝1が形成されている。前記ガイド基板2の表面で前記ガイド溝1間の凸部には、図6及び図8に示すように前記端面型LEDA3の発光素子4が接続される配線用パターン7が形成されている。
【0016】
前記端面型LEDA3には、図9に示すようにp型GaAs基板8上に複数の前記発光素子4が250μmのピッチ間隔で形成されている。前記発光素子4の表面には、Au-Zn/Ni/Au からなるn側電極9が形成されている。前記端面型LEDA3の前記p型GaAs基板8上面には、前記n側電極9に接続された配線用パッド10が形成されている。前記端面型LEDA3の裏面には、Au-Zn/Au からなるp側電極11(図10参照)が形成されている。前記発光素子4は、ダブルヘテロ構造と呼ばれる積層構造をしている。その積層構造は、MOVPE法により形成されており、図10に示すようにp型GaAs基板8上にp型GaAsバッファー層12、バンドギャップが大きいp型AlGaAs クラッド層13、発光層であるAlGaAs 活性層14、n型AlGaAs クラッド層15、n型GaAsキャップ層16及びn+型GaAs コンタクト層17が順に積層されて形成されている。前記各発光素子4間は、図9に示すように塩素ガスを用いたドライエッチング法により形成された分離溝18により電気的に分離されている。前記分離溝18は、前記n+型GaAs コンタクト層17に対して直角で前記n+型GaAs コンタクト層17から前記p型GaAs基板8にまで達するように形成されている。前記端面型LEDA3は、膜特性の均一性に優れたMOVPE法により積層構造を作成し、前記各発光素子4間をドライエッチング法により電気的に分離した後、切りしろ部分19を残して1チップ毎に機械的に切断することにより形成されているので、1チップ内においては、光出力のバラツキが±0.5%以下になっている。前記端面型LEDA3には、 III−V族化合物半導体であるGaAs,AlGaAs ,AlGaInP ,InGaAsP ,InGaP,InAlP,GaAsP,GaN,InAs,InAs,InAsP,InAsSb 、II−VI 族化合物半導体であるZnSe,ZnS ,ZeSSe,CdSe,CdSSe,CdTe,HgCdTe 、又は、 IV−VI 族化合物半導体であるPbSe,PbTe,PbSnSe ,PbSnTe が素子形成の材料として用いられる。それらの材料を使用するときには、積層構造に適応するようにそれぞれの材料の長所を活かして使用する。例えば、AlGaAs 系の材料を用いたときには、GaAs又はAl の塑性が0より大きく0,45より小さい値を持つAlGaAs が用いられる。この場合には、クラッド層は活性層より禁制帯幅の広いAlGaAs が用いられる。
【0017】
前記光ファイバ5は、GIタイプのマルチモードである。前記光ファイバ5のコア径は、50μmであり、クラッド層も含めると125μmある。前記光ファイバアレイ6は、前記光ファイバ5を250μmのピッチで配列したテープ状の光ファイバアレイである。
【0018】
次に、本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法を詳細に説明する。この光伝送モジュールの実装方法では、図1に示すように端面型LEDA3と光ファイバアレイ6が実装されるベース20を用いる。このベース20上には、二つのステージ21、22が固定されている。一方のステージ21上には、ガイド基板2が固定されるガイド基板ホルダ23が固定されている。他方のステージ22には、ガイド基板2のガイド溝1の中心線に沿って長いZ軸ステージ24が固定されている。
【0019】
まず、図7及び図8に示すように、端面型LEDA3をガイド基板2に背面実装する。この背面実装は、熱硬化性の導電性ポリマー接着剤によるバンプ層を用いたフリップチップ型背面実装である。ここで、端面型LEDA3をガイド基板2に背面実装する方法について説明する。この背面実装方法では、熱硬化性の導電性ポリマー接着剤によるバンプ層を端面型LEDA3の配線用パッド10上にスクリーン印刷法により形成する。このバンプ層が形成された配線用パッド10をガイド基板2の配線用パターン7に当接させた後、バンプ層を150℃の温度で10分間加熱して硬化させることによりガイド基板2に端面型LEDA3を背面実装する。
【0020】
また、光ファイバアレイ6は、光ファイバ固定部25により保持されている。その光ファイバ固定部25は、Z軸ステージ24上に載置される光ファイバホルダ26に固定されている。
【0021】
次に、図1(a)に示すように、この端面型LEDA3が背面実装されたガイド基板2をガイド基板ホルダ23上に固定する。そして、光ファイバアレイ6の先端からガイド基板2の先端までの距離がaで、光ファイバ5の光軸とガイド溝1の中心線とのズレがガイド溝1の開口幅Wの半分以下の範囲内である(図4参照)ように光ファイバアレイ6を端面型LEDA3に対向させてZ軸ステージ24上に光ファイバホルダ26を配置する。このとき、ガイド基板2の配線用パターン7が形成されている凸部上面よりも光ファイバ5の下面が上に位置する(図2参照)ように、ステージ21,22、ガイド基板ホルダ23、光ファイバホルダ26、Z軸ステージ24及び光ファイバ固定部25が形成されている。
【0022】
そして、ガイド基板2上で光ファイバ5が配置される側の端面型LEDA3の端面からガイド基板2の端面までの距離Lを測定する。また、端面型LEDA3と光ファイバアレイ6とをガイド基板2上に実装した際の端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端との間の距離△Lを設定する。この△Lは、小さければ小さいほど光ファイバ5へ入射する光のパワーを大きくすることができるので、光ファイバアレイ6の先端が端面型LEDA3に接触しない程度に小さく設定する。従って、△Lは、数十μm程度に設定する。本実施の形態においては、30μm程度に設定されている。
【0023】
このようにして求められた端面型LEDA3の端面からガイド基板2の端面までの距離L、光ファイバアレイ6の先端からガイド基板2の端面までの距離a及び端面型LEDA3と光ファイバアレイ6とをガイド基板2上に実装した際の端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端との間の距離△Lから光ファイバアレイ6をガイド溝1の中心線に沿って移動させる距離L+a−△Lを求める。
【0024】
次に、図1(b)に示すように、Z軸ステージ24上で光ファイバホルダ26を移動させて光ファイバ5をガイド溝1の中心線に沿って距離L+a−△Lだけ移動させる。
【0025】
そして、図1(c)に示すように、端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端との間隔が△Lとなったところで光ファイバホルダ26をZ軸ステージ24上に固定すると共に、光ファイバ押え部材27を前記光ファイバアレイ6の上からかぶせて光ファイバアレイ6を光ファイバ押え部材27でガイド基板2に固定する。このとき、光ファイバ5は、図4に示すように光ファイバ5の光軸とガイド溝1の中心線とのズレがガイド溝1の開口幅Wの半分以下の範囲内であるように配置されているので、図5に示すように光ファイバ押え部材27により上から押されると自ずからガイド溝1内に入る。また、ガイド基板2の配線用パターン7が形成されている凸部上面よりも光ファイバ5の下面が上に位置する(図2参照)ように予め設定されているため、光ファイバ押え部材27を光ファイバアレイ6にかぶせたときに光ファイバアレイ6が少したわんでしまう。しかし、このたわみが1mm程度以下になるように設定されているので光ファイバアレイ6は強度的に問題はない。このようにして光伝送モジュール28が実装される。
【0026】
このような光伝送モジュール28の実装方法によれば、端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端との間の距離△Lを高精度に微調整することができ、発光素子4の光軸方向について発光素子4に対する光ファイバ5の位置合わせを行なうことができる。また、光ファイバ5の光軸とガイド溝1の中心線とのズレがガイド溝1の開口幅Wの半分以下の範囲内であるように光ファイバアレイ6を配置し、光ファイバ押え部材27により光ファイバアレイ6を上から押さえて光ファイバアレイ6をガイド溝1内に挿入することにより、発光素子4の光軸方向に直交する二方向について発光素子4に対する光ファイバ5の位置合わせを行なうことができる。従って、発光素子4の光軸方向に直交する二方向について高精度な微調整を行なう必要がなくなる。そのため、光伝送モジュール28の実装工程が簡素化され、光伝送モジュール28が容易に実装される。また、発光素子4と光ファイバ5との高精度な位置合わせが行なわれる。
【0027】
本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を図11及び図12に基づいて説明する。前述の実施の形態において説明した部分については、同一符号を用い、その説明を省略する(以下、他の実施の形態においても同様である)。本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法では、ベース20上に実装されたガイド基板2に対向してスライド基板29が固定されている。このスライド基板29には、光ファイバアレイ6がスライド移動する斜面であるスライド面30が形成されている。前記スライド面30は、ベース20上面に対して角度θ傾斜している。前記光ファイバアレイ6を保持する光ファイバ固定部25がZ軸ステージ31に固定されている。前記Z軸ステージ31は、光ファイバホルダ26上で光ファイバ5の光軸方向に移動自在に載置されている。
【0028】
本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、まず、端面型LEDA3が配置される第一の基準位置32と、光ファイバアレイ6が配置される第二の基準位置33とを設定する。ここで、第一の基準位置32及び第二の基準位置33の設定の方法について説明する。その設定方法は、図12に示すように、光ファイバアレイ6を光ファイバ5の光軸方向に移動させずに光ファイバアレイ6をスライド面30に沿ってスライド移動させて光ファイバ5をガイド溝1に挿入したとき、端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端との間の距離が△Lとなるように、ガイド基板2上に背面実装された端面型LEDA3の端面の位置を第一の基準位置32とし、ガイド基板2の配列パターン7が形成された凸部上面から高さhの位置に配置された光ファイバアレイ6の先端の位置を第二の基準位置33とする。
【0029】
次に、端面型LEDA3が背面実装されたガイド基板2をガイド基板ホルダ23に固定する。また、光ファイバアレイ6が実装された光ファイバホルダ26をスライド面30に配置する。
【0030】
そして、図11(a)に示すように、第一の基準位置32の上方から第一のカメラ34により端面型LEDA3の端面と第一の基準位置32とのズレを測定すると共に、第二の基準位置33の上方から第二のカメラ35により光ファイバアレイ6の先端と第二の基準位置とのズレを測定する。
【0031】
このとき、図12(a)に示すように、第一のカメラ34により端面型LEDA3の端面と第一の基準位置32とのズレが測定されず、第二のカメラ35により光ファイバアレイ6の先端が第二の基準位置33に配置されて光ファイバアレイ6の先端と第二の基準位置33とのズレが測定されない場合には、端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端との水平方向の距離がD、光ファイバ5が配置される側の端面型LEDA3の端面からガイド基板2の端面までの距離がL、光ファイバ固定部25の端面から光ファイバアレイ6の先端までの距離がfとなる。このように端面型LEDA3と光ファイバアレイ6とが配置された場合には、光ファイバホルダ26をスライド面に沿って下方にスライド移動させて光ファイバ5をガイド溝1に挿入する。そして、光ファイバアレイ6をガイド基板2上に固定すると共に、光ファイバホルダ26をスライド面30に固定する。このようにして光伝送モジュール36が実装される。
【0032】
また、図11(a)に示すように、第一のカメラ34により端面型LEDA3の端面と第一の基準位置32とのズレtが測定され、第二のカメラ35により光ファイバアレイ6と第二の基準位置33とのズレdが測定された場合には、それらの測定結果から光ファイバアレイ6をガイド溝1の中心線に沿って移動させる距離(t−d)を求める(図11中、右方向への移動を正とする)。さらに、(t−d)の符号が負のときには、ガイド溝1の中心線に沿って光ファイバアレイ6を端面型LEDA3に近付ける方向に光ファイバアレイ6を移動させる。また、(t−d)の符号が正のときには、ガイド溝1の中心線に沿って光ファイバアレイ6を端面型LEDA3から遠ざける方向に光ファイバアレイ6を移動させる。
【0033】
次に、図11(b)に示すように、光ファイバホルダ26をスライド面30に沿って下方にスライド移動させると共に、Z軸ステージ31を光ファイバ5の光軸方向に移動させて光ファイバアレイ6をガイド溝1の中心線に沿って距離(t−d)移動させる。図11では、(t−d)の符号が負であるときの様子が示されているので、図11(b)では、光ファイバアレイ6を端面型LEDA3に近付ける方向に移動させる。
【0034】
そして、図11(c)に示すように、光ファイバホルダ26を高さh下方にスライド移動させて光ファイバ5をガイド溝1に挿入する。そして、光ファイバアレイ6をガイド基板2に固定すると共に、光ファイバホルダ26をスライド面30に固定してZ軸ステージ31を光ファイバホルダ26に固定する。このようにして光伝送モジュール36が実装される。
【0035】
このような光伝送モジュール36の実装方法によれば、ガイド基板2上で端面型LEDA3の端面と光ファイバアレイ6の先端と間の距離△Lを高精度に微調整することができ、発光素子4の光軸方向について発光素子4に対する光ファイバ5の位置合わせを行なうことができる。また、光ファイバ5をガイド溝1に挿入して固定することにより、発光素子4の光軸方向に直交する二方向について発光素子4に対する光ファイバ5の位置合わせを行なうことができるので、発光素子4の光軸方向に直交する二方向について高精度な微調整を行なう必要がなくなる。そのため、光伝送モジュール36の実装工程が簡素化され、光伝送モジュール36が容易に実装される。また、発光素子4と光ファイバ5との高精度な位置合わせが行なわれる。さらに、光ファイバアレイ6をスライド面30に沿って下方にスライド移動させて光ファイバ5をガイド溝1に挿入し、光ファイバアレイ6をガイド基板2に固定することにより、光ファイバアレイ6を実装する際に光ファイバ5の先端が損傷するのを防止することができるため、信頼性の高い光伝送モジュール36が得られる。
【0036】
なお、本実施の形態においては、端面型LEDA3の端面と第一の基準位置32とのズレ及び光ファイバアレイ6の先端と第二の基準位置33とのズレをZ軸ステージ31を用いて補正する方法について説明したが、端面型LEDA3の端面と第一の基準位置32とのズレ及び光ファイバアレイ6の先端と第二の基準位置33とのズレを補正する方法がZ軸ステージ31を用いた方法に限られるわけではなく、スライド面30の角度を変えることにより補正する方法でもよい。
【0037】
本発明の第一の実施の形態の光伝送モジュールの実装方法を図13に基づいて説明する。本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法では、光ファイバ5が挿入されない位置合わせ用ガイド溝37が形成されたガイド基板2を使用する。また、前記位置合わせ用ガイド溝37に配置されて前記位置合わせ用ガイド溝37の中心線の方向に長くて前記光ファイバアレイ6のアレイ方向の位置合わせをする位置合わせ用部材である光ファイバアレイ合わせ用凸部38が形成されたガイド溝合わせ用治具39を使用する。前記光ファイバアレイ合わせ用凸部38には、前記位置合わせ用ガイド溝37に対応する部分のみに前記位置合わせ用ガイド溝37に係合するガイド溝合わせ用凸部40が形成されている。さらに、前記光ファイバアレイ合わせ用凸部38が係合する合わせ溝41が形成されて前記光ファイバ固定部25を保持する光ファイバアレイ保持部42を使用する。
【0038】
本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、図13(a)に示すように、合わせ溝41と光ファイバ5とが平行になるように光ファイバアレイ保持部42に光ファイバ固定部25を固定する。そして、光ファイバアレイ合わせ用凸部38に合わせ溝41を係合させてガイド溝合わせ用治具39に光ファイバアレイ保持部42を固定する。
【0039】
次に、図13(b)に示すように、ベース20上に実装されたガイド基板2の位置合わせ用ガイド溝37に光ファイバアレイ合わせ用凸部38のガイド溝合わせ用凸部40を係合させ、光ファイバアレイ6の先端とガイド基板2の端面との距離がaとなるように光ファイバ固定部25をベース20上に実装されたZ軸ステージ24上に載置する。
【0040】
その後、図1に基づいて説明したようにガイド溝合わせ用治具39をガイド溝1の中心線に沿って移動させる。そして、光ファイバ5をガイド溝1に挿入して光ファイバアレイ6とをガイド基板2に固定する。このようにして光伝送モジュールが実装される。
【0041】
このような光伝送モジュールの実装方法によれば、光ファイバアレイ合わせ用凸部38により光ファイバアレイ6のアレイ方向について光ファイバアレイ6の位置合わせを行なうことができる。従って、光ファイバアレイ6のアレイ方向について発光素子4に対する光ファイバ5の高精度な位置合わせを行なうことができる。このため、光ファイバ5と発光素子4との高精度な位置合わせが行なわれる。
【0042】
本発明の第二の実施の形態の光伝送モジュールの実装方法を図14に基づいて説明する。本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法では、ガイド溝1を挾むように二本の位置合わせ用ガイド溝37がガイド基板2に形成されている。前記位置合わせ用ガイド溝37のそれぞれに配置されて前記位置合わせ用ガイド溝37の中心線に沿って長い二本のガイドピン43を使用する。また、スライド基板29には、光ファイバアレイ6がスライド面30をスライド移動する際に前記光ファイバアレイ6を案内する光ファイバアレイガイド溝44が形成されている。さらに、光ファイバ固定部25の幅と前記位置合わせ用ガイド溝37に配置した際の二本の前記ガイドピン43の間の距離とが等しくなるように前記光ファイバ固定部25が形成されている。
【0043】
本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、図14(a)に示すように、二本の位置合わせ用ガイド溝37のそれぞれにガイドピン43を配置すると共に、スライド面30上で光ファイバアレイガイド溝44を挾んで左右対称となる位置のそれぞれにガイドピン43の一端を固定する。そして、光ファイバアレイ6をスライド面30に配置した後、端面型LEDA3の端面の第一の基準位置32からのズレtと、光ファイバアレイ6の先端の第二の基準位置33からのズレdとを測定する。その後、二本のガイドピン43と光ファイバ5とが平行な状態で光ファイバアレイ6をスライド面30に沿って下方にスライド移動させる。
【0044】
次に、図14(b)に示すように、光ファイバ5がガイドピン43よりも僅かに高い位置まで下降して光ファイバ固定部25の両端にガイドピン43が接触したところで、光ファイバアレイ6をスライド面30に沿って下方にスライド移動させるのを止める。その後、光ファイバ固定部25の両端にガイドピン43が接触した状態で光ファイバアレイ6をガイド溝1の中心線に沿って移動させる。そして、光ファイバ5をガイド溝1に挿入して光ファイバアレイ6をガイド溝1及びスライド面30に固定する。このようにして光伝送モジュールが実装される。
【0045】
このような光伝送モジュールの実装方法によれば、光ファイバ固定部25の両端にガイドピン43を接触させて光ファイバ固定部25の位置合わせを行なうことができるので、二本のガイドピン43により光ファイバアレイ6のアレイ方向について光ファイバアレイ6の位置合わせを行なうことができる。従って、光ファイバアレイ6のアレイ方向について発光素子4に対する光ファイバ5の高精度な位置合わせを行なうことができる。このため、光ファイバ5と発光素子4との高精度な位置合わせが行なわれる。
【0046】
本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を図15に基づいて説明する。本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法では、ガイド基板2上に基準マーク45を形成する。ガイド溝1の中心線と光ファイバ5の光軸方向とを一致させた状態で、ガイド溝1の中心線に平行な基準マーク45を通る直線上の光ファイバ固定部25上に位置合わせ用マーク46を形成する
本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、ガイド基板2及び光ファイバ固定部25の上方からカメラ(図示せず)を用いて基準マーク45及び位置合わせ用マーク46の形状と座標位置とを検出する。この検出された形状と座標位置とを参照して基準マーク45及び位置合わせ用マーク46がガイド溝1の中心線に平行な直線上に配置されるようにガイド基板2及び光ファイバアレイ6の位置を調整する。
【0047】
その後、基準マーク45及び位置合わせ用マーク46がガイド溝1の中心線に平行な直線上に配置された状態のままで、光ファイバ5をガイド溝1の中心線に沿って移動させる。そして、光ファイバ5をガイド溝1に挿入して光ファイバアレイ6をガイド基板2に固定する。このようにして光伝送モジュールが実装される。
【0048】
このような光伝送モジュールの実装方法によれば、光ファイバアレイ6のアレイ方向について発光素子4に対する光ファイバ5の高精度な位置合わせを行なうことができる。このため、光ファイバ5と発光素子4との高精度な位置合わせが行なわれる。
【0049】
本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を図16に基づいて説明する。本発明の実施の形態の光伝送モジュールの実装方法では、配線用パターン7の一部を基準マーク47とする。
【0050】
本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、図15に基づいて説明した光伝送モジュールの実装方法と同様に、基準マーク47及び位置合わせ用マーク46がガイド溝1の中心線に平行な直線上に配置されるようにガイド基板2及び光ファイバアレイ6の位置を調整する。その後、基準マーク47及び位置合わせ用マーク46がガイド溝1の中心線に平行な直線上に配置された状態のままで、光ファイバ5をガイド溝1の中心線に沿って移動させる。そして、光ファイバ5をガイド溝1に挿入して光ファイバアレイ6をガイド基板2に固定する。このようにして光伝送モジュールが実装される。
【0051】
このような光伝送モジュールの実装方法によれば、特に太くなったり細くなったりしなければ基準マーク47には形状的な制約がなく、配線用パターン7を形成する通常の配線パターン形成工程により基準マーク47を形成することができるので、基準マーク47を形成するために新たな工程を行なうことなく光ファイバと発光素子とを高精度に位置合わせすることができる。このため、光伝送モジュールの実装工程が簡素化され、光伝送モジュールが容易に実装される。
【0052】
本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を図17に基づいて説明する。本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法では、固定された二つのステージ21,22の間に風を送る送風口48が形成されたベース49が使用されている。前記送風口48の裏面側には、送風ファン50が設けられている。
【0053】
本実施の形態の光伝送モジュールの実装方法は、図1に基づいて説明した光伝送モジュールの実装方法と同様に、端面型LEDA3の端面からガイド基板2の端面までの距離を計測して光ファイバアレイ6をガイド溝1の中心線に沿って移動させる距離を求めた後、求められた距離に従って光ファイバアレイ6をガイド基板2の中心線に沿って移動させる。このとき、実装中の光伝送モジュール全体を上下逆にして保持し、送風ファン50で送風口48から光ファイバ5へ向けて風を送る。
【0054】
このような光伝送モジュールの実装方法によれば、光ファイバ5をガイド基板2から離すようにして光ファイバ5をガイド溝1の中心線に沿って移動させることができるので、光ファイバ5をガイド溝1の中心線に沿って移動させる際に光ファイバ5の先端がガイド基板2の先端に突き当たって損傷するのを防止できる。また、光ファイバ5に付着した塵や埃を落すことができ、光ファイバ5に塵や埃を付着しにくくすることができる。そのため、信頼性の高い光伝送モジュールが得られる。
【0055】
本発明の実施の一形態の光ファイバアレイの実装方法を図18及び図19に基づいて説明する。本実施の形態の光ファイバアレイ実装方法では、図18(a)に示すようにテープ状の光ファイバ51を用いる。前記光ファイバ51には10本の光ファイバ芯線52がある。また、前記光ファイバ51が載置される光ファイバ固定台53を使用する。前記光ファイバ固定台53上には、前記光ファイバ51が載置される部分と前記光ファイバ芯線52が配列される部分とが形成されている。前記光ファイバ固定台53上の前記光ファイバ芯線52が固定される部分には、前記光ファイバ芯線52が配列される光ファイバ整列用ガイド基板54が固定されている。さらに、前記光ファイバ固定台53に載置された前記光ファイバ51を固定する光ファイバ押え部材55と、前記光ファイバ整列用ガイド基板54上に配列された光ファイバ芯線52を固定する光ファイバ芯線押え部材56とを使用する。
【0056】
本実施の形態の光ファイバアレイの実装方法は、まず、図18(a)及び(b)に示すように光ファイバ51の先端の被覆57を既存のジャケットリムーバーで除去する。次に、図18(c)に示すように、光ファイバ整列用ガイド基板54上に光ファイバ芯線52を配列して光ファイバ固定台53上に二本の光ファイバ51を並べて載置する。そして、光ファイバ押え部材55により光ファイバ固定台53に光ファイバ51を押し付け、光ファイバ押え部材55を光ファイバ固定台53に固定して光ファイバ固定台53上に光ファイバ51を固定する。また、光ファイバ芯線押え部材56により光ファイバ整列用ガイド基板54に光ファイバ芯線52を押し付け、光ファイバ芯線押え部材56を光ファイバ固定台53に紫外線硬化接着剤58により固定して光ファイバ芯線52を光ファイバ固定台53に固定する。そして、図18(d)に示すように、光ファイバ芯線52の先端を既存の光ファイバカッタを用いてカットする。これにより図18(e)及び図19に示すように光ファイバ芯線52の先端が切り揃えられた光ファイバアレイ59が実装される。
【0057】
このような光ファイバアレイ59の実装方法によれば、光ファイバカッタにより光ファイバ芯線52の先端を切り揃えることにより、その先端を光学的に問題のない平坦な面にすることができ、使用する光ファイバ51の数を増やして光ファイバアレイ59の芯線の数が多くても光ファイバ芯線52の先端を揃えることができる。また、光ファイバアレイ59を曲げた際に光ファイバ芯線52の先端がずれるのを防止することができる。そのため、端面型LEDA3と光ファイバアレイ59との高効率な光結合が容易に実現される。また、伝送チャンネルの増加と光伝送モジュールの小型軽量化が図れる。
【0058】
なお、本発明の光伝送モジュールの実装方法により実装作成された光伝送モジュールにおける発光素子4の光軸方向(Z軸方向)の光結合特性の一例を図20に示す。図20は、1チャンネル分の光結合特性を示したものである。また、図19に示した20チャンネルの光ファイバアレイ59と20個の発光素子を有する端面型LEDAとにより光伝送モジュールを形成し、その光結合特性を調べた結果、その結合パワーとバラツキは十分実用に耐えるものが得られた。
【0059】
また、本発明の実施の形態においては、ガイド基板2としてV字型のシリコン製ガイド(Si-V溝)基板を用いたが、ガイド基板2がV字型のシリコン製ガイド基板に限られる訳ではなく、切削加工によるガラス性のガイド基板やプラスチック成形によるガイド基板でもよい。
【0060】
さらに、本発明において使用される発光素子の数及び光ファイバの数は、光伝送モジュールが使用される状況によって異なる。例えば、信頼性の高い1チャンネルの信号伝送を行なう際には、信号伝送用として1チャンネル使用し、補償用として最低1チャンネル使用する。従って、最低でも二個の発光素子と二本の光ファイバが使用される。また、1Bite (8bit )単位のパラレルデータを伝送する際には、データ伝送用として8チャンネル使用し、制御ライン用として複数ライン使用する。従って、最低でも九個の発光素子と九本の光ファイバが使用される。
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、端面型半導体発光素子アレイの端面とガイド基板の端面との間のガイド溝の距離を測定し、測定された端面型半導体発光素子アレイの端面とガイド基板の端面との間のガイド溝の距離に応じて光ファイバアレイをガイド溝の中心線に沿って移動させることにより光ファイバをガイド溝に挿入し、光ファイバを発光素子に接近させて光ファイバアレイをガイド基板に固定することにより、発光素子と光ファイバとの間の距離を高精度に微調整することができ、発光素子の光軸方向について発光素子に対する光ファイバの位置合わせを行なうことができ、また、光ファイバをガイド溝に挿入して固定することにより、発光素子の光軸方向に直交する二方向について発光素子に対する光ファイバの位置合わせを行なうことができるので、発光素子の光軸方向に直交する二方向について高精度な微調整を行なう必要がなくなるため、光伝送モジュールの実装工程を簡素化することができ、光伝送モジュールを容易に実装することができ、また、発光素子と光ファイバとの高精度な位置合わせを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法の手順を順に示す正面図である。
【図2】 端面型LEDAに光ファイバアレイを接近させたときのガイド基板と光ファイバアレイとの位置関係を示す側面図である。
【図3】 実装された光伝送モジュールの側面図である。
【図4】 ガイド溝に対する光ファイバのズレの許容範囲を示す側面図である。
【図5】 許容範囲内で位置がずれた光ファイバをガイド溝に固定したときの光ファイバとガイド基板とを示す側面図である。
【図6】 実装された光伝送モジュールの斜視図である。
【図7】 ガイド基板に端面型LEDアレイを背面実装したときのガイド基板と端面型LEDアレイとを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図8】 ガイド基板に端面型LEDアレイを背面実装したときのガイド基板と端面型LEDアレイとを示す斜視図である。
【図9】 端面型LEDAを示す斜視図である。
【図10】 その縦断正面図である。
【図11】 本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法の手順を順に示す正面図である。
【図12】 その光伝送モジュールの実装方法における第一の基準位置及び第二の基準位置を示す正面図である。
【図13】 本発明の第一の実施の形態の光伝送モジュールの実装方法を順に示す斜視図である。
【図14】 本発明の第二の実施の形態の光伝送モジュールの実装方法を順に示す斜視図である。
【図15】 本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を示す平面図である。
【図16】 本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を示す平面図である。
【図17】 本発明の実施の一形態の光伝送モジュールの実装方法を示す正面図である。
【図18】 本発明の実施の一形態の光ファイバアレイの実装方法の手順を順に示す平面図である。
【図19】 実装された光ファイバアレイを示す斜視図である。
【図20】 本発明の光伝送モジュールの実装方法により実装された光伝送モジュールの光結合特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ガイド溝
2 ガイド基板
3 端面型半導体発光素子アレイ
4 発光素子
5 光ファイバ
6 光ファイバアレイ
29 スライド基板
30 斜面
32 第一の基準位置
33 第二の基準位置
37 位置合わせ用ガイド溝
38 位置合わせ用部材
43 位置合わせ用部材
45 基準マーク
46 位置合わせ用マーク
47 基準マーク
50 送風ファン
51 光ファイバ
52 芯線
Claims (1)
- 光ファイバが一定のピッチで配列された光ファイバアレイと、前記光ファイバと同一のピッチで発光素子が形成された端面型半導体発光素子アレイと、前記光ファイバ及び前記発光素子と同一のピッチでガイド溝が形成されたガイド基板と、前記光ファイバアレイに向けて送風する送風ファンとを用意し、
前記発光素子を前記ガイド溝に配置して前記端面型半導体発光素子アレイを前記ガイド基板に背面実装し、
前記ガイド基板上で前記光ファイバが配置される側の前記端面型半導体発光素子アレイの端面と前記ガイド基板の端面との間の前記ガイド溝の距離を測定し、
前記発光素子に前記光ファイバを対向させて前記光ファイバアレイを配置し、
前記光ファイバの光軸と前記ガイド溝との中心線とのズレが前記ガイド溝の開口幅の半分以下の範囲内であり、前記光ファイバの下面が前記ガイド基板の配線用パターンが形成されている凸部上面よりも上方に位置し、測定された前記端面型半導体発光素子アレイの端面と前記ガイド基板の端面との間の前記ガイド溝の距離に応じて前記光ファイバアレイを前記ガイド溝の中心線に沿って移動させることにより前記光ファイバを前記ガイド溝に挿入し、
前記光ファイバアレイをガイド溝に沿って移動させる時、前記ガイド基板と前記光ファイバアレイとの間で前記ガイド基板の裏面側から前記送風ファンにより前記光ファイバアレイに強制送風し、
前記光ファイバを前記発光素子に接近させて光ファイバ押え部材で前記光ファイバアレイを前記ガイド基板に固定することにより前記光ファイバアレイと前記端面型半導体発光素子アレイとを前記ガイド基板に実装する
ことを特徴とする光伝送モジュールの実装方法。
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