JP3294730B2 - 光アレイ結合構造の実装方法 - Google Patents

光アレイ結合構造の実装方法

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JP3294730B2
JP3294730B2 JP1023495A JP1023495A JP3294730B2 JP 3294730 B2 JP3294730 B2 JP 3294730B2 JP 1023495 A JP1023495 A JP 1023495A JP 1023495 A JP1023495 A JP 1023495A JP 3294730 B2 JP3294730 B2 JP 3294730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大容量高速、高信頼性
な画像データ伝送や光インターコネクション等に用いら
れる光通信、光ローカルエリアネットワーク、光インタ
ーフェイス、光伝送モジュール等の光アレイ結合構造の
実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発光素子アレイ又は受光素子アレイと光
ファイバアレイとを光学的に結合する光アレイ結合構造
は、大容量の情報を高速に、かつ、信頼性良く伝送する
ために、できるだけバラツキ及び損失が少なく光結合効
率の高い光アレイ結合構造やその実装方法を実現する必
要がある。さらに、光アレイ結合構造に用いられる実用
化レベルの光伝送用発光素子は端面型半導体発光素子で
あるので、この端面型半導体発光素子から出射される光
信号を効率良く光ファイバへ入射させるためには、高精
度な位置合わせ及び結合方法を実現する必要がある。
【0003】従来、高精度な位置合わせ及び結合方法を
実現し、高い光結合効率が得られる光アレイ結合構造や
実装方法として、特開平4−361210号公報、及
び、信学技報 Vol.91,No.197(電子情報学会技
術研究報告 1991.8.26)に示されているもの
がある。
【0004】まず、特開平4−361210号公報に示
されている光アレイ結合構造では、傾斜したスライド面
を有し光ファイバアレイをその長さ方向に調整可能に保
持するサブマウント部と、このサブマウント部のスライ
ド面と相互にスライド可能で傾斜した係合面を有し受発
光素子アレイが実装されたヒートシンクを固定したマウ
ントとが用いられている。そして、前記マウントの係合
面上で前記サブマウントのスライド面をスライドさせ、
各直交軸の調整を行なって、受発光素子アレイと光ファ
イバアレイとの位置合わせの高精度化を図っている。
【0005】つぎに、信学技報 Vol.91,No.197
に示されている光アレイ結合構造の実装方法では、低熱
膨張材を用いた二組の対称構造のチャックを用いて、ハ
ンダによる部品固定方式を基にステレオ顕微鏡及びマイ
クロポジショナシステムにより、各直交軸と回転軸の調
整を行なって、高精度な位置合わせを行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光アレイ結
合構造は、位置合わせの高精度化を実現するとともに、
現在の銅線ケーブルを用いる構造に比べて、一層の簡素
化、小型軽量化が要求される。
【0007】しかし、上述の二つの光アレイ結合構造で
は、データバス等に用いられる1byte(=8bit )を基
本とするパラレルデータ伝送において、大容量の情報を
高速に、かつ、信頼性良く伝送するとともに、光アレイ
結合構造の簡素化及び小型軽量化を達成するには、放熱
のためのヒートシンク上に実装された受発光素子アレイ
と光ファイバをある配列ピッチで規定している光ファイ
バ配列用ガイド基板の他に、固定用の金属ステムやマウ
ント、ブロック等が必要になるので、装置の小型化にも
自ずから限界があり、部品材料の点からもあまり低コス
トは図れない。
【0008】また、製造の面でも、上述の二つの光アレ
イ結合構造は、部品点数が多種多様であるので、各直交
軸及び回転軸の調整が大変であり、モジュール各部にお
ける組み付け実装が困難である。
【0009】一方、光アレイ結合構造には、端面型半導
体発光素子から発光される光を効率良く光ファイバに入
射させるために、球レンズやマイクロレンズ等を採用し
ているものもある。しかし、この光アレイ結合構造で
は、部品点数が増え、かつ、端面型半導体発光素子と光
ファイバとの光学的な位置合わせ精度が厳しくなること
から、製造上の簡素化がますます難しくなる。
【0010】また、光アレイ結合構造には、レンズでは
なく、光ファイバの先端に先球加工を施して受発光素子
と光結合させるものある。しかし、この光アレイ結合
構造では、光ファイバアレイを使用するパラレル伝送の
場合に、先球加工された光ファイバの先端を揃えるとと
もに、先球加工された光ファイバの先端を受発光素子か
らある距離を保ってアレイ状に配列させることが必要で
あるために、製造上非常に難しくなる。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たものであり、大容量の情報が高速に、かつ、信頼性良
く伝送されるとともに、光アレイ結合構造の簡素化及び
小型軽量化が達成される簡易な光アレイ結合構造の実装
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項記載の発明は、
端面型半導体発光素子アレイの各発光素子と複数の光フ
ァイバとを一定のピッチで配列させて固定させるガイド
溝を有するガイド基板を設けて、前記各光ファイバと前
記各発光素子とを対向させ、前記端面型半導体発光素子
アレイと前記複数の光ファイバとを光学的に結合させる
光アレイ結合構造の実装方法において、前記ガイド基板
に前記端面型半導体発光素子アレイを背面実装し、前記
複数の光ファイバを前記ガイド溝と同一のピッチで補助
ガイド基板に配列して固定し、前記補助ガイド基板と同
一の材質の研磨用ガイド基板を前記補助ガイド基板と前
記複数の光ファイバとに接触させて仮止めして、前記複
数の光ファイバの先端を前記補助ガイド基板及び前記研
磨用ガイド基板とともに研磨した後、前記研磨用ガイド
基板を前記補助ガイド基板から取り外して、前記端面型
半導体発光素子アレイが背面実装されたガイド基板に前
記複数の光ファイバが一体の前記補助ガイド基板を実装
するようにした。
【0013】請求項記載の発明は、請求項1記載の発
明において、複数の光ファイバの先端と補助ガイド基板
との研磨端面を前記補助ガイド基板に対向する端面型半
導体発光素子アレイの端面に対して傾けて形成するよう
にした。
【0014】請求項記載の発明は、ガイド溝以外の光
伝送に関係しない溝を請求項1記載の発明におけるガイ
ド基板に形成し、端面型半導体発光素子アレイに当接さ
せて前記溝にスペーサーを配置し、前記スペーサーに補
助ガイド基板を当接させて実装するようにした。
【0015】請求項記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の光アレイ結合構造の実装方法における端面型半
導体発光素子アレイの共通電極側を導電性を有するサブ
マウントに実装し、このサブマウントと前記端面型半導
体発光素子アレイの各発光素子とにバイアス電圧を印加
して、外部から前記各発光素子を独立に駆動し発光させ
てその発光パワーを測定評価した後、ガイド基板上に背
面実装するようにした。
【0016】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において端面型半導体発光素子アレイが実装されるサ
ブマウントに位置合わせ用の案内溝を形成するようにし
た。
【0017】
【作用】請求項記載の発明においては、複数の光ファ
イバ及び補助ガイド基板とともに研磨する研磨用ガイド
基板の材質が補助ガイド基板と同一の材質であるので、
研磨工程が簡易化されるとともに、複数の光ファイバの
先端を補助ガイド基板と研磨時のみに用いる研磨用ガイ
ド基板とともに研磨することにより、複数の光ファイバ
の先端を光学的に損失の少ない面に揃えることができる
ため、バラツキや損失が少なくなり、高い光結合効率が
得られる。
【0018】請求項記載の発明においては、複数の光
ファイバとともに研磨される補助ガイド基板の端面にあ
る程度の角度を付けて、複数の光ファイバが一体の補助
ガイド基板をガイド基板に実装することにより、端面型
半導体発光素子と光ファイバの入射端面との距離を確保
することができ、光結合の際に各部における損傷等のダ
メージの影響を避けることができるため、簡易な実装方
法で信頼性の高い光伝送が行なわれる。
【0019】請求項記載の発明においては、端面型半
導体発光素子アレイに当接させてガイド溝以外の光伝送
に関係しない溝にスペーサーを配置し、複数の光ファイ
バが一体の補助ガイド基板をガイド基板に実装すること
により、端面型半導体発光素子と光ファイバの入射端面
との一定な距離を確保しているので、光結合の際に各部
における損傷等のダメージの影響を避けることができる
ため、簡易な実装方法でバラツキや損失が少なく、信頼
性の高い光伝送が行なわれる。
【0020】請求項記載の発明においては、端面型半
導体発光素子アレイの共通電極側を導電性を有するサブ
マウントに実装した後、端面型半導体発光素子アレイを
ガイド基板に背面実装することにより、ガイド基板上に
背面実装する前にサブマウントにバイアス電圧を印加し
て外部から端面型半導体発光素子の各発光素子を独立に
駆動させ発光させることができ、チップ状の端面型半導
体発光素子アレイを評価することができるため、製造上
チップレベルで分別され、歩留まりの向上が図れる。
【0021】請求項記載の発明においては、端面型半
導体発光素子アレイが実装されるサブマウントに位置合
わせ用の案内溝を形成し、この案内溝に端面型半導体発
光素子アレイの共通電極側を実装した後、端面型半導体
発光素子アレイをガイド基板に背面実装することによ
り、高精度で安定したチップ実装とガイド基板に対する
背面実装を行なうことができるため、簡易な実装方法で
信頼性の高い光伝送が行なわれる。
【0022】
【実施例】発明の参考例を図1ないし図5に基づいて
説明する。図1(a)及び図2に示すように、ベース基
板1上には、ガイド基板である第1のガイド基板2が固
定されている。この第1のガイド基板2の表面にはV字
形状の断面をした2本のガイド溝3が形成されている。
また、前記第1のガイド基板2の上面には、前記ガイド
溝3の溝方向に沿って図2中左側にV溝側配線4が形成
されている。前記第1のガイド基板2に端面型半導体発
光素子アレイである端面型LEDA(端面型発光ダイオ
ードアレイ)5を背面フリップチップ実装する。このと
き、前記端面型LEDA5の各発光素子6を前記各ガイ
ド溝3に配設する。さらに、前記発光素子6に接続され
た配線パッド7を前記V溝側配線4に接続する。なお、
前記発光素子6を個別に駆動させるために前記V溝側配
線4と外部回路(図示せず)とが接続されている。
【0023】つぎに、図1(b)に示すように、補助ガ
イド基板である第2のガイド溝8が用意されている。こ
の第2のガイド基板8には、前記ガイド溝3と同一のピ
ッチで2本のガイド溝9が形成されている。これらのガ
イド溝9のそれぞれに光ファイバ10を配列して固定す
る。これらの光ファイバ10を前記第2のガイド基板8
とともに研磨して、前記2本の光ファイバ10の先端に
光学的に良好な研磨端面11を形成する。
【0024】そして、図1(c)及び図5に示すよう
に、前記研磨端面11が形成された各光ファイバ10を
前記各ガイド溝3に挿入して前記各発光素子6に対向さ
せ、前記2本の光ファイバ10が一体の第2のガイド基
板8を前記第1のガイド基板2上に実装する。これによ
り、前記端面型LEDA5と前記2本の光ファイバ10
とが光学的に結合されるとともに、前記第1のガイド基
板2と前記第2ガイド基板8とにより前記2本の光ファ
イバ10が挟持され固定される。
【0025】ところで、前述のV溝側配線4と配線パッ
ド7との電気的接続方法には、熱硬化性の導電性ポリマ
ー接着剤によるバンプ層12が用いられている。まず、
スクリーン印刷法によって前記配線パッド7上に前記バ
ンプ層12を形成する。そして、前記バンプ層12を前
記V溝側配線4に合わせてから150°で10分間加熱
し、前記V溝側配線4と前記配線パッド7とを硬化接着
させて電気的に接続する。なお、接着の安定性、隣接チ
ャンネル間の絶縁性を確保するためにパッシベーション
層13が形成されている。
【0026】また、図3及び図4に示すように、前記端
面型LEDA5は積層構造をしている。この積層構造
は、p型GaAs基板14上にMOVPE法によりp型
GaAsバッファー層15、バンドギャップが大きいp
型AlGaAsクラッド層16、発光層であるAlGa
As活性層17、n型AlGaAsクラッド層18、n
型GaAsキャップ層19、そして、n+型GaAsコ
ンタクト層20が順次構成されたダブルヘテロ構造であ
る。前記コンタクト層20の表面から前記基板14の表
面まで、前記基板14の表面に対して直角に前記基板1
4の表面に達する分離溝21が塩素ガスを用いたドライ
エッチング法によって形成されている。前記分離溝21
によって、前記各発光素子6が電気的に分離され、前記
基板14上に間隔250μmピッチで形成されている。
そして、機械的な切断を行なうことによって、チップそ
のものが分離されている。そのため、チップの各端面付
近には切りしろ部分22が形成されている。また、前記
各発光素子6のコンタクト層20には、それぞれAu−
Ge/Ni/Auからなるn側電極23が形成されてい
る。このn側電極23には、前記配線パッド7が接続さ
れている。さらに、基板14の裏面には、Au−Zn/
Auからなるp側電極24が形成されている。このよう
にして構成された端面型LEDA5は、膜特性の均一性
に優れたMOVPE法により作成されているため、1チ
ップ内においては、光出力のバラツキが±5%以下にな
っている。さらに、この端面型LEDA5に用いられる
材料は、III−V族化合物半導体であるGaAs,Al
GaAs,AlGaInP,InP,InGaAsP,
InGaP,InAlP,GaAsP,GaN,InA
sP,InAsSb等、あるいは、II−VI族化合物半導
体であるZnSe,ZeS,ZeSSe,CdSe,C
dSSe,CdTE,HgCdTe等、さらには、IV−
VI族化合物半導体であるPgbSe,PbTe,PbS
nSe,PbSnTe等であり、それぞれの材料の長所
を活かして積層構造に適応することが可能である。例え
ば、活性層17としてAlGaAs系の材料を用いた場
合、GaAs又はAlの組成が0より大きく0.45よ
り小さい値を持つAlGaAsを用いて、クラッド層1
6,18に活性層17より禁制帯幅の広いAlGaAs
を用いれば積層構造に適応することが可能である。
【0027】さらに、前記光ファイバ10にはGIタイ
プのマルチモードのものが用いられている。そのコア径
の大きさは50μmであり、クラッドも含めた径の大き
さは125μmである。そして、2本の光ファイバ10
間のピッチは250μmである。
【0028】また、前記第1のガイド基板2及び前記第
2のガイド基板8は、単結晶シリコンに異方性エッチン
グを施すことにより作成された断面V字状のガイド溝3
及びガイド溝9(Si−V溝)を有するシリコン製ガイ
ド基板(Si−V溝基板)である。そして、前記ガイド
溝3及び前記ガイド溝9は、断面的に見て前記光ファイ
バ10の半分が納まる大きさのものである。ただし、前
記第1のガイド基板2及び前記第2のガイド基板8は、
シリコン製のものに限られる訳ではなく、切削加工によ
るガラス製のもの、あるいは、プラスチック成形による
もの等でも良い。
【0029】このような実装方法によれば、固定用の金
属ステムやマウント、ブロック等が不要なものとなり、
かつ、発光素子6の高さが数μmと低いので、光ファイ
バ10をガイド溝3に挿入し光ファイバ10が一体の第
2のガイド基板8を実装するだけの機械的な実装工程に
より、発光素子6の発光方向と光ファイバ10のコア中
心とがほぼ一致し良好な光結合を得ることができる。そ
のため、実装上及び製造上の簡易化が達成される。さら
に、2本の光ファイバ10の先端を第2のガイド基板8
とともに研磨することにより、それら光ファイバ10の
先端を光学的に良好な研磨端面11に揃えることができ
るため、光結合効率を高められる。
【0030】発明の一実施例を図6及び図7に基づい
て説明する。前述の参考例において説明した部分と同一
部分については同一符号を用いて表わし、その説明を省
略する(以下、他の実施例や参考例においても同様
る)。図6(a)に示すように、第3のガイド基板保持
治具25に固定されている第3のガイド基板26が研磨
用ガイド基板として用意されている。また、第2のガイ
ド基板8に2本の光ファイバ10を固定する。これらの
光ファイバ10を前記第2のガイド基板8とともに挾む
ように光ファイバ固定用部材27を固定する。
【0031】そして、図6(b)に示すように、前記2
本の光ファイバ10が一体の第2のガイド基板8を前記
2本の光ファイバ10を挟持するように前記第3のガイ
ド基板26に仮止めする。このとき、前記第2のガイド
基板8と前記第3のガイド基板26とを完全に接着固定
せずに仮止めしたのは、後で分離できるようにするため
である。このようにして固定された2本の光ファイバ1
0を前記第2のガイド基板8及び前記第3のガイド基板
26とともに研磨する。その後、前記第2のガイド基板
8から前記第3のガイド基板26を分離させる。
【0032】このようにして、図6(c)に示すよう
な、光学的に損失の少ない研磨端面11に揃えた2本の
光ファイバ10が一体の第2のガイド基板8を形成す
る。
【0033】そして、図7(a)に示すように、前記各
光ファイバ10を前記各ガイド溝3に沿って挿入した
後、図7(b)に示すように、前記2本の光ファイバと
端面型LEDA5との光軸方向の距離を合わせて、前記
2本の光ファイバ10が一体の第2のガイド基板8を第
1のガイド基板2に実装する。これにより、前記各光フ
ァイバ10と前記各発光素子とが光学的に結合される。
【0034】ただし、前記第2のガイド基板8を前記第
3のガイド基板26に仮止めする際には、それらの構成
部材がSi、石英ガラス等であるので、仮止め用の接着
剤としてダメージの心配がなく、溶剤で簡単に洗い流す
ことのできるものを用いた。従って、前記第2のガイド
基板8から前記第3のガイド基板26を分離する際にも
溶剤を用いて容易に行なえる。
【0035】さらに、前記第3のガイド基板26は、前
記第1のガイド基板2及び前記第2のガイド基板8と同
様に単結晶シリコンに異方性エッチングを施すことによ
り作成された断面V字状のSi−V溝を有するSi−V
溝基板である。また、第3のガイド基板26のSi−V
溝の溝形状の幅、深さも前記第2のガイド基板8と同様
に形成した。なお、前記第3のガイド基板26も、シリ
コン製のものに限られる訳ではなく、前記第2のガイド
基板8と同一のものであれば、切削加工によるガラス製
のもの、あるいは、プラスチック成形によるもの等でも
良い。
【0036】このような実装方法によれば、2本の光フ
ァイバ10を前記第2のガイド基板8及び前記第3のガ
イド基板26とともに研磨することにより、研磨特性を
良好にすることができて、2本の光ファイバ10の先端
を光学的に良好な研磨端面11に揃えることができるた
め、光結合効率を高められる。また、2本の光ファイバ
10の研磨端面11と光ファイバ固定用部材27との距
離Lを、端面型LEDA5の切断端面28から第1のガ
イド基板2の光ファイバ10側の端面29までの距離に
合わせることにより、光結合距離を無調整で設定するこ
とでき、特にアレイの場合均一な光結合を得ることがで
きる。そのため、研磨工程の簡易化を図りながら、各チ
ャンネルの光結合効率のバラツキや損失の少ない高効率
な光結合を実現することができる。さらに、光ファイバ
10をガイド溝3に挿入し第2のガイド基板8を第1の
ガイド基板2に実装するだけの機械的な実装工程によ
り、発光素子6の発光方向と光ファイバ10のコア中心
とがほぼ一致し良好な光結合を得ることができる。その
ため、実装上及び製造上の簡易化が達成される。
【0037】発明の別の実施例を図8に基づいて説明
する。第2のガイド基板8のガイド溝9に固定されてい
る光ファイバ10の先端を前記第2のガイド基板8とと
もに研磨して、端面型LEDA5の切断端面28に対し
て前記2本の光ファイバ10の研磨端面30と前記第2
のガイド基板8の研磨端面31とを前記切断端面28側
に角度θだけ傾斜させる。その後、前記各光ファイバ1
0を各発光素子6に対向させて各ガイド溝3に挿入し、
研磨端面31を切断端面28に当接させて、前記端面型
LEDA5が実装されている第1のガイド基板2に前記
2本の光ファイバ10が一体の第2のガイド基板8を実
装する。
【0038】このような実装方法によれば、2本の光フ
ァイバ10を研磨して研磨端面30を形成することによ
り、2本の光ファイバ10の先端を光学的に良好な研磨
端面30に揃えることができる。そのため、各チャンネ
ルの光結合効率のバラツキや損失の少ない高効率な光結
合が得られる。また、研磨端面30,31の角度θによ
って、研磨端面31を切断端面28に突き当たるまで近
付けることができ、発光素子6から研磨端面30までの
距離を容易に設定することができる。そのため、各チャ
ンネルの光結合効率のバラツキが最小限に抑えられる。
さらに、端面型LEDA5のウエハー厚さは数百μmと
なるので、研磨端面30,31を傾けて形成することに
より、端面型LEDA5に研磨端面31を突き当てても
研磨端面30が当たることはなく、光ファイバ10に対
する信頼性を確保することができ、光結合させる際に各
部における損傷等のダメージの影響を避けることができ
る。そのため、簡易で信頼性の高い実装が得られる。ま
た、光ファイバ10をガイド溝3に挿入し第2のガイド
基板8を第1のガイド基板2に実装するだけの機械的な
実装工程により、発光素子6の発光方向と光ファイバ1
0のコア中心とがほぼ一致し良好な光結合を得ることが
できる。そのため、実装上及び製造上の簡易化が達成さ
れる。
【0039】発明の更に別の実施例を図9に基づいて
説明する。第1のガイド基板32には、2本のガイド溝
3が中央に形成され、これらガイド基板3の両外側に光
伝送に関係しない溝33が形成されている。このような
第1のガイド基板32上に前記溝33にかかる大きさの
端面型LEDA34を実装する。また、アレイ方向の長
さが前記端面型LEDA34と同等の第2のガイド基板
35には、前記ガイド溝3及び溝33に対応するガイド
溝9が形成されている。これらのガイド溝9の中央の2
本のそれぞれに光ファイバ10を固定する。これらの光
ファイバ10を前記第2のガイド基板35とともに研磨
した後、前記端面型LEDA34の切断端面28に当接
させてスペーサー36を前記溝33に固定する。そし
て、前記各光ファイバ10を前記各ガイド溝3に沿って
挿入し、前記スペーサー36に前記第2のガイド基板3
5を当接させて、前記第1のガイド基板32に前記光フ
ァイバ10が一体の第2のガイド基板35を実装する。
【0040】なお、前記第1のガイド基板32及び前記
第2のガイド基板35はSi−V溝基板である。また、
前記溝33は、前記ガイド溝3と同一のSi−V溝であ
り、半導体プロセス用のマスクの変更によって形成した
ものである。このように、前記溝33は、前記ガイド溝
3と基本的に同じ形状であるとすれば、第1のガイド基
板32を作成する際に、伝送チャンネル数にプラスする
形で簡単に実現できる。
【0041】また、前記スペーサー36は、球状のポリ
マー樹脂である。この球状のポリマー樹脂は、選別によ
り容易にサイズを揃えることができるものである。しか
し、前記スペーサー36の形状は、溝33に適したもの
であれば良く、球状に限定される訳ではない。
【0042】このような実装方法によれば、端面型LE
DA34と第2のガイド基板35との間にスペーサー3
4を実装することにより、発光素子6と研磨端面11と
の距離を一定に保つことができ、光結合させる際に各部
における損傷等のダメージの影響を避けることができ
る。そのため、各チャンネルの光結合効率のバラツキを
最小限に抑えられる簡易で信頼性の高い実装が得られ
る。また、光ファイバ10をガイド溝3に挿入し第2の
ガイド基板35を第1のガイド基板32に実装するだけ
の機械的な実装工程により、発光素子6の発光方向と光
ファイバ10のコア中心とがほぼ一致し良好な光結合を
得ることができる。そのため、実装上及び製造上の簡易
化が達成される。さらに、2本の光ファイバ10の先端
を第2のガイド基板35とともに研磨することにより、
それら光ファイバ10の先端を光学的に良好な研磨端面
11に揃えることができるため、光結合効率を高められ
る。
【0043】なお、本実施例では、前記溝33に光ファ
イバ10が実装されていないが、光ファイバ10を前記
溝33に実装しても良い。しかし、前記溝33に光ファ
イバ10が実装されていない方がスペーサー36を押さ
えることができ、安定に固定できる。
【0044】発明の参考例を図10に基づいて説明す
る。まず、2本の光ファイバ10を第2のガイド基板8
と光ファイバ固定用部材27とにより挟持して仮止め
し、前記第2のガイド基板8とともに研磨する。その
後、前記2本の光ファイバ10の研磨端面11を第2の
ガイド基板8の端面37から距離dずらして固定する。
そして、前記光ファイバ10を前記ガイド溝3に沿って
挿入し、前記端面37を端面型LEDA5に突き当てる
ようにして、第1のガイド基板2に前記光ファイバ10
が一体の第2ガイド基板8を実装した。
【0045】このような実装方法によれば、距離dを調
整することにより、光軸方向の調整をすることができる
とともに各チャンネルの結合効率のバラツキが抑えられ
る。また、発光素子6とともに光ファイバ10の研磨端
面11が密閉される。そのため、塵等による光結合効率
の劣化が防止されて、光アレイ結合構造の信頼性が確保
される。さらに、2本の光ファイバ10の先端を第2の
ガイド基板8とともに研磨することにより、それら光フ
ァイバ10の先端を光学的に良好な研磨端面11に揃え
ることができるため、光結合効率を高められる。
【0046】なお、本参考例では、第2のガイド基板の
端面から一定距離離れた位置に複数の光ファイバを固定
する方法として、2本の光ファイバ10を第2のガイド
基板8とともに研磨して、前記2本の光ファイバ10の
先端を光学的に良好な研磨端面11に揃えた後、それら
の研磨端面11を端面37から距離dずらして固定する
方法を用いたが、この方法に限定される訳ではない。例
えば、カッティングにより2本の光ファイバ10の先端
を揃えた後、これらの光ファイバ10の先端を第2のガ
イド基板8の端面37から距離dずらして固定する方法
を用いても良い。
【0047】ここで、前述した参考例及び実施例の光ア
レイ結合構造の実装方法により実装された光アレイ結合
構造における光軸方向の光結合特性を図11に示す。こ
れは、光ファイバ10を固定した第2のガイド基板8,
35を第1のガイド基板2,32上において光軸方向に
移動させて測定したものである。
【0048】ところで、前述した参考例及び実施例で
は、2個の発光素子6と2本の光ファイバ10を用いた
光アレイ結合構造を示したが、発光素子6の数及び光フ
ァイバ10の数がこれに限られる訳ではなく、発光素子
6の数及び光ファイバ10の数は、光アレイ結合構造を
何に使うかによって決まってくる。例えば、信頼性の高
い伝送が行なえる1チャンネルの信号伝送を考えた場
合、データ伝送用のチャンネルの他に補償用のチャンネ
ルを1個用意する必要があるため、最低2個の発光素子
6と最低2本の光ファイバ10を用意する必要がある。
また、信頼性の高い伝送が行なえる1byte(=8bit )
単位のパラレルデータ伝送を考えた場合、データ伝送用
として8チャンネル、他に制御ライン等用として数チャ
ンネル用意する必要があるため、最低9個の発光素子6
と最低9本の光ファイバ用意する必要がある。しかも、
端面型LEDA5はアレイ状であるが、発光素子6が1
個の場合でも流用できる。
【0049】さらに、前述した参考例及び実施例では、
2本の光ファイバ10をガイド溝3と同一のピッチで配
列し固定するための溝としてSi−V溝を第2のガイド
基板8,35上に形成したが、第2のガイド基板8のガ
イド溝の断面形状がV字型に限られる訳ではなく、複数
の光ファイバ10をガイド溝3と同一のピッチで配列し
固定することができれば良い。例えば、図12に示すよ
うに、ガイド溝38の断面形状は長方形でも良い。
【0050】発明の更に別の実施例を図13及び図1
4に基づいて説明する。まず、図13(a)に示すよう
に、導電性を有するサブマウント39に端面型LEDA
5の共通電極であるp側電極24側をダイボンディング
する。その後、前記端面型LEDA5に外部から電気的
なコンタクトを行なう。その際、光軸方向へパワーメー
ターを置き、端面型LEDA5の光軸方向への真の発光
パワーを測定して、前記端面型LEDA5の発光パワー
のバラツキを評価する。つぎに、図13(b)に示すよ
うに、前記サブマウント39に外部取り出し用の金属性
リード40を実装する。そして、図13(c)に示すよ
うに、第1のガイド基板2に端面型LEDA5を背面フ
リップチップ実装する。この後の光ファイバ10の実装
は前述した実施例による。
【0051】なお、前記端面型LEDA5への外部から
の電気的なコンタクトは、図14に示すように、p側電
極24側のサブマウント39に対してマイクロプローバ
ー41や金属性のリード等を接触させ、各発光素子6の
n側電極23に対してマイクロプローバー41等を接触
させて行なう。
【0052】このように、導電性を有するサブマウント
39に端面型LEDA5をダイボンディングすることに
より、チップ単体での端面型LEDA5の光軸方向への
発光パワーのバラツキを評価することができる。そのた
め、モジュール製造上のチップレベルでの分別が行なわ
れ、歩留まりの向上が図れる。さらに、金属性リード4
0を予めサブマウント39に実装しておくことにより、
評価時、かつ、実装時におけるバイアス印加が簡単に行
なわれる。また、サブマウント39をダイボンディング
した端面型LEDA5を背面フリップチップ実装するこ
とにより、実装の際の発光素子のハンドリングが安全
で、かつ、容易になる。
【0053】発明の更に別の実施例を図15に基づい
て説明する。導電性を有するサブマウント39には、端
面型LEDA5のp側電極24と同一の大きさの底面を
持つ切欠部分42が位置合わせ用の案内溝として形成さ
れている。この切欠部分42は、サブマウント39上の
端面型LEDA5の位置を示すものである。このような
切欠部分42を形成することにより、端面型LEDA5
のサブマウント39上へのダイボンディングがし易くな
り、第1のガイド基板2上に背面フリップチップ実装す
る時、又は、実装した後においても安定な固定が得ら
れ、光結合構造の信頼性が確保される。また、サブマウ
ント39にダイボンディングする端面型LEDA5の位
置を確定することができる。そのため、背面フリップチ
ップ実装する場合、サブマウント39の外形と第1のガ
イド基板2とを合わせることにより、位置合わせを行な
える。
【0054】なお、位置合わせ用の案内溝としては、図
15に示すような切欠部分42に限られる訳ではなく、
図16に示すように、端面型LEDA5のアレイ方向の
幅と同一の幅を持ち発光素子6の光軸方向に沿って形成
された溝43、又は、図17に示すように、端面型LE
DA5の光軸方向の幅と同一の幅を持ち前記端面型LE
DA5のアレイ方向に沿って形成された切欠部分44等
のように、端面型LEDA5を位置決めしてダイボンデ
ィングすることのできるものであれば良い。
【0055】
【発明の効果】請求項記載の発明は、複数の光ファイ
バ及び補助ガイド基板とともに研磨する研磨用ガイド基
板の材質が補助ガイド基板と同一の材質であるので、研
磨工程を簡易化することができるとともに、複数の光フ
ァイバの先端を補助ガイド基板と研磨時のみに用いる研
磨用ガイド基板とともに研磨することにより、複数の光
ファイバの先端を光学的に損失の少ない面に揃えること
ができるため、バラツキや損失を減少させることがで
き、高い光結合効率を得ることができる。
【0056】請求項記載の発明は、複数の光ファイバ
とともに研磨される補助ガイド基板の端面にある程度の
角度を付けて、複数の光ファイバが一体の補助ガイド基
板をガイド基板に実装することにより、端面型半導体発
光素子と光ファイバの入射端面との距離を確保すること
ができ、光結合の際に各部における損傷等のダメージの
影響を避けることができるため、簡易な実装方法で信頼
性の高い光アレイ結合構造を得ることができる。
【0057】請求項記載の発明は、端面型半導体発光
素子アレイに当接させてガイド基板以外の光伝送に関係
しない溝にスペーサーを配置し、複数の光ファイバが一
体の補助ガイド基板をガイド基板に実装することによ
り、端面型半導体発光素子と光ファイバの入射端面との
一定な距離を確保しているので、光結合の際に各部にお
ける損傷等のダメージの影響を避けることができるた
め、簡易な実装方法でバラツキや損失が少なく信頼性の
高い光アレイ結合構造を得ることができる。
【0058】請求項記載の発明は、端面型半導体発光
素子アレイの共通電極側を導電性を有するサブマウント
に実装した後、端面型半導体発光素子アレイをガイド基
板に背面実装することにより、ガイド基板上に背面実装
する前にサブマウントにバイアス電圧を印加して外部か
ら端面型半導体発光素子の各発光素子を独立に駆動させ
発光させることができ、チップ状の端面型半導体発光素
子アレイを評価することができるため、製造上チップレ
ベルで分別することができ、歩留まりの向上を図ること
ができる。
【0059】請求項記載の発明は、端面型半導体発光
素子アレイが実装されるサブマウントに位置合わせ用の
案内溝を形成し、この案内溝に端面型半導体発光素子ア
レイの共通電極側を実装した後、端面型半導体発光素子
アレイをガイド基板に背面実装することにより、高精度
で安定したチップ実装とガイド基板に対する背面実装を
行なうことができるため、簡易な実装方法で信頼性の高
い光アレイ結合構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の参考例の実装工程を順に示す斜視図で
ある。
【図2】端面型半導体発光素子アレイを背面実装したガ
イド基板を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図3】その端面型半導体発光素子アレイを示す一部の
縦断側面図である。
【図4】その端面型半導体発光素子アレイを示す斜視図
である。
【図5】その実装方法により実装された光アレイ結合構
造を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は
正面図である。
【図6】発明の一実施例の研磨工程を順に示す斜視図
である。
【図7】その実装工程を順に示す側面図である。
【図8】発明の別の実施例を示す光アレイ結合構造の
側面図である。
【図9】発明の別の実施例の実装方法により実装され
た光アレイ結合構造を示し、(a)は平面図、(b)は
側面図である。
【図10】発明の参考例の実装工程を順に示す側面図
である。
【図11】発明の参考例及び実施例の実装方法により
実装された光アレイ結合構造の光軸方向の光結合特性を
示すグラフである。
【図12】変形例を示す光アレイ結合構造の正面図であ
る。
【図13】発明の別の実施例の実装工程を順に示す斜
視図である。
【図14】サブマウントにダイボンディングした端面型
半導体発光素子アレイをマイクロプローバーを使った電
気的なコンタクト方法を示す斜視図である。
【図15】発明の別の実施例を示すダイボンディング
する前の斜視図である。
【図16】その変形例を示すサブマウントの斜視図であ
る。
【図17】異なる変形例を示すサブマウントの斜視図で
ある。
【符号の説明】
2,32 ガイド基板 3 ガイド基板のガイド溝 5,34 端面型半導体発光素子アレイ 6 発光素子 8,35 補助ガイド基板 9,38 補助ガイド基板のガイド溝 10 光ファイバ 24 共通電極側 26 研磨用ガイド基板 30 光ファイバの研磨端面 31 補助ガイド基板の研磨端面 33 ガイド基板の溝 36 スペーサー 39 サブマウント 42,43,44 位置合わせ用の案内溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面型半導体発光素子アレイの各発光素
    子と複数の光ファイバとを一定のピッチで配列させて固
    定させるガイド溝を有するガイド基板を設けて、前記各
    光ファイバと前記各発光素子とを対向させ、前記端面型
    半導体発光素子アレイと前記複数の光ファイバとを光学
    的に結合させる光アレイ結合構造の実装方法において、
    前記ガイド基板に前記端面型半導体発光素子アレイを背
    面実装し、前記複数の光ファイバを前記ガイド溝と同一
    のピッチで補助ガイド基板に配列して固定し、前記補助
    ガイド基板と同一の材質の研磨用ガイド基板を前記補助
    ガイド基板と前記複数の光ファイバとに接触させて仮止
    めして、前記複数の光ファイバの先端を前記補助ガイド
    基板及び前記研磨用ガイド基板とともに研磨した後、前
    記研磨用ガイド基板を前記補助ガイド基板から取り外し
    て、前記端面型半導体発光素子アレイが背面実装された
    ガイド基板に前記複数の光ファイバが一体の前記補助ガ
    イド基板を実装したことを特徴とする光アレイ結合構造
    の実装方法。
  2. 【請求項2】 複数の光ファイバの先端と補助ガイド基
    板との研磨端面を前記補助ガイド基板に対向する端面型
    半導体発光素子アレイの端面に対して傾けて形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の光アレイ結合構造の実装
    方法。
  3. 【請求項3】 ガイド溝以外の光伝送に関係しない溝を
    ガイド基板に形成し、端面型半導体発光素子アレイに当
    接させて前記溝にスペーサーを配置し、前記スペーサー
    に補助ガイド基板を当接させて実装したことを特徴とす
    る請求項1記載の光アレイ結合構造の実装方法。
  4. 【請求項4】 端面型半導体発光素子アレイの共通電極
    側を導電性を有するサブマウントに実装し、このサブマ
    ウントと前記端面型半導体発光素子アレイの各発光素子
    とにバイアス電圧を印加して、外部から前記各発光素子
    を独立に駆動し発光させてその発光パワーを測定評価し
    た後、ガイド基板上に背面実装したことを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の光アレイ結合構造の実装方法。
  5. 【請求項5】 端面型半導体発光素子アレイが実装され
    るサブマウントに位置合わせ用の案内溝を形成したこと
    を特徴とする請求項記載の光アレイ結合構造の実装方
    法。
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