JP3348122B2 - 光伝送モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光伝送モジュール及びその製造方法

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JP3348122B2 JP00982194A JP982194A JP3348122B2 JP 3348122 B2 JP3348122 B2 JP 3348122B2 JP 00982194 A JP00982194 A JP 00982194A JP 982194 A JP982194 A JP 982194A JP 3348122 B2 JP3348122 B2 JP 3348122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光LAN、光
I/F等の分野で用いられる光伝送モジュール及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光伝送モジュールにおいては、そ
の用途により構成する要素(受発光素子、光ファイバ
等)が異なる。例えば、将来における情報伝達の高速
化、大容量化を考えると、光信号を高速にパラレルで伝
送する方法が予想され、その中でも長距離伝送領域では
半導体レーザアレイと単一モード光ファイバ、中短距離
伝送領域においては発光ダイオードアレイ(LEDA)
とマルチモード光ファイバの組合わせが考えられる。具
体的には、その第一の従来例として、特開平4−361
210号公報に「発光素子アレイ又は受光素子アレイと
光ファイバアレイの接続装置及びその実装方法」として
開示されているものがある。これは、傾斜したスライド
面が形成され光ファイバアレイをその長さ方向に調整可
能に保持した治具と、この治具のスライド面と相互にス
ライド可能な傾斜した係合面が形成され発光素子アレイ
(又は受光素子アレイ)を保持した治具とを有する接続
装置において、係合面上にスライド面を設置して移動さ
せることにより、受発光素子アレイと単一モードの光フ
ァイバアレイとの高精度な位置合わせを行っている。
【0003】また、第二の従来例として、特開平4−1
57405号公報に「光素子モジュール」として開示さ
れているものがある。これは、基板の金属配線パターン
の配線パッド部上に半田バンプを介して接着固定される
端面受発光型光素子と、その基板の一部に設けられたV
溝に位置決め固定される光ファイバとを組付け位置合わ
せする際に、溶融する半田のセルフアライメント作用と
その塗布量との制御を行うことによって、基板の水平方
向と垂直方向との取付け位置合わせ精度を確保しようと
している。また、端面受発光型光素子と光ファイバとの
間に球レンズを挿入し、フィールドパターンの整合を図
ることによって高効率な光結合を得ようとすると共に、
球レンズから所定距離だけ離れた位置に光ファイバを固
定することによって衝突による破損のおそれをなくして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような実用化
レベルの光伝送用半導体レーザは端面発光型の構造であ
り、ここから出射される光信号を効率良く数ミクロンの
コア径をもつ単一モード光ファイバへ入射させるには、
高精度な位置合わせ結合方法を考える必要がある。ま
た、高精度な位置合わせ結合方法を実現させると共に、
光信号伝送モジュール自体の大きさについても、現在の
銅配線ケーブルを用いる構造により簡素化及び小型化、
軽量化が要求される。特に、データバス等に用いられる
1Byte(=8bit)を基本単位にするパラレルデ
ータ伝送においては、大容量化かつ装置モジュールの小
型化を同時に達成することが急務になっている。前述し
た第一の従来例や第二の従来例によれば、このような要
望に応えうる。
【0005】しかし、第一の従来例では、第一放熱のた
めのヒートシンク上に実装された半導体等の発光素子ア
レイ又は受光素子アレイと光ファイバとをある配列ピッ
チで規定している光ファイバ整列用のガイド基板が必要
となる他に、固定用の金属性ステムやマウントさらには
ブロック等が必要となり、このため装置の小型化に自ず
と限界が生じ、しかも、部品材料の面からも低コスト化
を図ることができない。また、この種の装置は製造の面
でも部品点数が多種多様であることから、x,y,zの
各直交軸及び回転軸の調整が大変であり、モジュール各
部における組付実装の困難さがある。
【0006】第二の従来例では、実装上の困難さや高精
度な位置精度の実現を図ると共に、端面受発光型光素子
から発光される光を数μmの径をもつ光ファイバに効率
良く入射させるために、球レンズ(この他に、マイクロ
レンズ等)を採用している、しかし、この場合、取付け
位置精度を確保するために、溶融した半田によるバンプ
接合を行っている。半田バンプは、端面型受発光素子の
チップ上に形成された配線パッド部上に、チタン/タン
グステン合金/銅という3層の金属層を蒸着した後、銅
と半田(Pb−Sn、94:6)をバイメタル合金上に
電気メッキさせ、最後にリフローすることにより形成し
ている。このため、半田バンプと基板の熱膨張係数値の
違いによりサーマルサイクル中に相互接続不良が発生し
たり、リフロー時の残留フラックスが端面受発光型光素
子に欠陥を生じさせるなどして信頼性に問題が生じる。
また、端面受発光型光素子をアレイ化した場合、駆動電
流などの電気的制御数がアレイ化させた分だけ増えるこ
とから、信頼性の確保が一層厳しくなることが予想さ
れ、さらに、セルフアライメント作用や塗布量制御によ
って水平方向及び垂直方向の位置精度を確保することが
難しくなる。しかも、半田バンプを使用することは、そ
の構成上低コスト化に自ずと限界がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明で
は、複数本の光信号伝送用光ファイバと少なくとも1本
の位置合わせ用光ファイバとを光ファイバ整列用ガイド
基板上に設置固定し、ついで、前記光ファイバ整列用ガ
イド基板の光ファイバ配列方向に沿って位置合わせ用光
ファイバの位置まで到達しないような溝を形成し、前記
位置合わせ用光ファイバの側面に端面型半導体光素子を
当接させて光ファイバ配列方向に形成された前記溝に
端面型半導体光素子を背面固定するようにした。
【0008】請求項記載の発明では、発光部又は受光
部からなる受発光素子が複数個配列されてなる受発光素
子アレイと、この受発光素子アレイの受発光素子とそれ
ぞれ光結合を行う光信号伝送用光ファイバが複数個配列
されてなる光信号伝送用光ファイバアレイとを備え、前
記各受発光素子と前記各光信号伝送用光ファイバとの間
で光信号を結合して伝送させる光結合構造を有する光伝
送モジュールにおいて、前記受発光素子として端面型半
導体光素子を用い、前記光信号伝送用光ファイバの配列
ピッチを規定して固定する光ファイバ整列用ガイド基板
上にスクリーン印刷法による厚膜の位置合わせ用配線パ
ターンを形成し、この位置合わせ用配線パターンに沿っ
て前記端面型半導体光素子を位置決めし前記光ファイバ
整列用ガイド基板上に固定した。
【0009】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明において、位置合わせ用配線パターンを導電性ペー
ストにより印刷し、この導電化された位置合わせ用配線
パターンを光ファイバ整列用ガイド基板上に実装する端
面型半導体光素子の共通の電源供給部とした。
【0010】
【作用】 請求項記載の発明においては、光信号伝送用
光ファイバ及び位置合わせ用光ファイバを光ファイバ整
列用ガイド基板上に一括して固定した後、位置合わせ用
光ファイバだけを残してしかも端面型半導体光素子と直
接的な光結合が行えるように光信号伝送用光ファイバの
先端部に溝を形成させているため、端面型半導体光素子
を光ファイバ整列用ガイド基板上に簡単に背面実装さ
せ、光信号伝送用光ファイバとの高精度な位置合わせを
行うことが可能となる。
【0011】請求項記載の発明においては、位置合わ
せ用配線パターンに沿って端面型半導体光素子を位置決
めすることにより、高精度な位置合わせを行えると共
に、製造上の簡略化を図ることが可能となる。
【0012】請求項記載の発明においては、位置合わ
せ用配線パターンを導電性とすることにより、端面型半
導体光素子との電気的な接続を簡単に行い、構造上の簡
易化を図ることが可能となる。
【0013】
【実施例】発明の基礎となる構成の第一の構成例を図
1〜図5に基づいて説明する。図1は、第一の例として
の光伝送モジュールの全体構成を示すものである。基板
1上には受発光素子アレイとしての面入射型フォトダイ
オード2(以下、PDA2と呼ぶ)のチップがマウント
されており、このPDA2は受発光素子としての受光部
3がX方向に直線状に配列して構成されている。これら
受光部3の上部には、それぞれ光信号伝送用光ファイバ
4が対向配置されており、これにより光信号伝送用光フ
ァイバアレイ5を構成している。なお、受光部3の一端
のパターンと基板1上に形成されたパターン1aとはボ
ンディングワイヤ6により電気的に接続されている。本
構成例では、このような受光部3と光ファイバ4との間
で光信号を結合して伝送させる光結合構造を有する光伝
送モジュールにおいて、n個(ここでは、8個)の受光
部3に対して、光結合及び位置合わせを行うための光信
号伝送用光ファイバ4を少なくともn+1本(ここで
は、10本)配設したものである。
【0014】このような構成において、受光部3と光信
号伝送用光ファイバ4との間における組付け時の位置合
わせ方法について述べる。光信号伝送用光ファイバアレ
イ5の10本の光信号伝送用光ファイバ4のうち、内側
の8本が実際に伝送に使用される光信号伝送用光ファイ
バ(以下、伝送用光ファイバ4aと呼ぶ)であり、両端
の2本が位置合わせ用として用いられる光信号伝送用光
ファイバ(以下、位置合わせ用光ファイバ4bと呼ぶ)
である。この場合、光信号伝送用光ファイバアレイ5の
10本は250μmピッチで配置されており、また、P
DA2のチップサイズはその光信号伝送用光ファイバア
レイ5のサイズにほぼ等しく、両端の位置合わせ用光フ
ァイバ4bの内側にPDA2チップが収まるようになっ
ている。また、図2(b)に示すように、ここでは、受
光部3のX方向の伝送領域の長さはXa=2.125m
mとし、両端部における長さはそれぞれ0.125mm
とする。また、受光部3のY方向への長さを0.5mm
とし、その受光部のX方向への幅を0.2mmとする。
以下、X,Y,Z軸の具体的な位置合わせ方法を図2
(a)に基づいて述べる。まず、光ファイバ配列方向と
平行なX方向への位置決めについては、両端の位置合わ
せ用光ファイバ4b間で位置決めを行った後、横方向か
らのX軸用モニタカメラ7により光ファイバ自体にたわ
みや曲げがないかどうかを調べる。また、Y方向への位
置決めについては、予め、基板1上に光ファイバ径に相
当する穴8(又は溝)やアライメントマーク9を形成し
たり、PDA2のチップ上にアライメントマーク10を
形成しておき、上方又は下方からY軸用モニタカメラ1
1を用いてモニタリングしながら光ファイバ先端をそれ
らのマークに合わせることにより、位置決めを行うこと
ができる。さらに、Z軸方向(光軸方向)への位置決め
については、伝送用光ファイバ4aと位置合わせ用光フ
ァイバ4bとの長さの差Δhをマウント全体の設計上に
おいて調整しておき、Z軸用モニタカメラ12(Y軸調
整用としても用いることができる)を用いて位置決め調
整する。
【0015】図3は、Z軸の位置合わせ許容値の試算結
果を示すものである。横軸は受光面からの距離Z(m
m)を示し、縦軸は相対光出力電流値を示す。ここで
は、PDA受光サイズ200μm×250μm、コア5
0μmで、開口数(N.A)は約0.2のマルチモード
光ファイバであり、受発光素子として、端面発光型発光
ダイオードを用いた。この図3からわかるように、受光
面から0.4mm位までは結合損失がないことがわかる
ため、チップのダイボンディング精度が数10μm程度
に抑えられることを考えると、光ファイバ長差Δhの設
定にはかなりの余裕をもつことができる。また、図4
は、各X,Y,Z軸の位置合わせを一括して行う例を示
したものである。この場合、位置合わせ用として位置合
わせ用光ファイバ4bを設ける他に、光信号伝送用光フ
ァイバアレイ5を予めPDA2のチップの縦横サイズに
合うように数段(ここでは2段)重ね合わせるように位
置合わせ用光ファイバ4cを設けたものであり、これに
より位置合わせを一段と簡単に行うことができる。
【0016】次に、第二の例を図5に基づいて説明す
る。ここでは、受発光素子アレイとして端面型発光ダイ
オードアレイ13(以下、端面型LEDA13と呼ぶ)
を用い、光信号伝送用光ファイバアレイ5と光結合する
ようにしたものである。端面型LEDA13上には受発
光素子としての発光部14が複数個(ここでは、2個)
形成されており、この端面型LEDA13はベース基板
15上に固定されている。一方、光信号伝送用光ファイ
バアレイ5の伝送用光ファイバ4aと位置合わせ用光フ
ァイバ4bとは、光ファイバ整列用ガイド基板としての
ガイド基板16のV溝17上に配列されている。基本的
な位置合わせ方法は、第一の構成例の場合と同様であ
る。ここでは、Z軸の調整方法としては、伝送用光ファ
イバ4aと位置合わせ用光ファイバ4bとの長さの差Δ
hを調整しておき、横方向(X方向)からのモニタリン
グを行いながら位置合わせ用光ファイバ4bの先端部を
端面型LEDA13のチップ後端に合わせるような位置
調整を行ったり、そのチップ後方に位置合わせ用光ファ
イバ4b用のストッパ部品(図示せず)を設置してお
き、その光ファイバを移動させることによりZ方向の位
置決めを行うことができる。なお、ここでは、簡略化の
ために送信2チャンネル分のみを示したが、何チャンネ
ルでもかまわない。また、ここで用いるガイド基板16
としては、例えばKOH溶液による単結晶シリコンの異
方性エッチングで作製されるシリコン製の基板があり、
V溝17のピッチ精度等には問題はなく、この他に、切
削加工によるガラスやセラミック製のものや、プラスチ
ック成形によるものを用いてもよい。
【0017】上述したように、n個の受発光素子(ここ
では、8個の受光部3、又は、2個の発光部14をもつ
端面型LEDA13)に対して、n+1本以上の光信号
伝送用光ファイバ(ここでは、10本、又は、4本から
なる伝送用光ファイバ4aと位置合わせ用光ファイバ4
b)を用いて、光結合及び位置合わせを行うことによ
り、受発光素子の発光部又は受光部と光信号伝送用光フ
ァイバとの間で、高効率にかつバラツキの小さい光結合
を行うことができる。また、これにより、従来組付け位
置合わせ調整に必要であった部品を削減して小型化を図
ることができ、製造工程を簡略化させ、実装上の容易化
を図ることができる。
【0018】次に、発明の第二の構成例を図6〜図8
に基づいて説明する。なお、前述の第一の構成例と同一
部分についての説明は省略し、その同一部分については
同一符号を用いる。
【0019】本構成例では、図6に示すように、受発光
素子アレイとして端面型半導体光素子(端面型LEDA
13)を用い、複数本(ここでは、2本)の光信号伝送
用光ファイバ(伝送用光ファイバ4aのアレイ状テープ
ファイバ)の配列を規定して固定する光ファイバ整列用
ガイド基板(Siからなるガイド基板16)上に送受信
に関与しない位置合わせ用光ファイバ4bを少なくとも
1本(ここでは、2本)併設し、ガイド基板16上の位
置合わせ用光ファイバ4bに沿って端面型LEDA13
を位置決めするようにしたものである。
【0020】ここで、端面型LEDA13の受発光素子
としての発光部14が各伝送用光ファイバ4aのコアの
光軸中心に対向するようにして、端面型LEDA13を
ガイド基板16上に背面実装する時の位置合わせ方法に
ついて述べる。従来の位置合わせ調整方法としては、Y
軸方向については、フリップチップ実装時における高さ
をコントロールすることにより、Z軸方向については、
端面型LEDA13と伝送用光ファイバ4aとを突き合
わせることにより調整することができたが、X軸方向に
関しては微妙な光軸中心へ対する位置合わせを行うこと
ができなかった。そこで、本実施例のように、X軸方向
への微妙な位置合わせを位置合わせ用光ファイバ4bを
用いて行うようにした。
【0021】以下、X軸方向への位置合わせを中心に背
面実装について述べる。まず、伝送用光ファイバ4a及
び位置合わせ用光ファイバ4bをガイド基板16上に設
置した後、図7(a)に示すように、フェイスダウンし
た端面型LEDA13を、位置合わせ用光ファイバ4b
に沿うようにして所定の位置に配置させる。なお、端面
型LEDA13のチップ及びガイド基板16のV溝17
の寸法は予め最適化されている。また、端面型LEDA
13は、ガイド基板16の凸部に形成された配線パター
ン18を通して、駆動回路部(図示せず)に電気的に接
続されている。この導電層である配線パターン18は、
通常のスクリーン印刷で導電性の金ペーストを塗布し、
その凸部だけに導電層を塗布することにより形成でき
る。また、ガイド基板16のV溝17に形成された導電
層は駆動又は受動アンプ回路部(図示せず)に接続され
ており、この回路の作製方法としては予めガイド基板1
6上にハイブリッド一体化して作製させるか、又は、別
基板上に形成させておき、別途接続させるという方法を
とる。この時の印刷条件は、 金ペースト:TR1301(田中貴金属インターナショ
ナル製) マスク :325メッシュレスステンレススクリーン 乾燥 :10±5分間室温レベリング→120±5°
C、 15+5分間乾燥 焼成 :ピーク温度850±1°C、ピーク10±1分
保持、 入口−出口60±3分間 として示すことができる。このようにして形成されたガ
イド基板16上に、図7(b)に示すように、端面型L
EDA13を背面実装し固定するわけであるが、接続は
半田バンプではなく、導電性ポリマーバンプによるフリ
ップチップ接続であるため、端面型LEDA13側にバ
ンプ層を形成する必要がある。そこで、端面型LEDA
13のチップにバンプ層を形成し接続する工程〜に
ついて説明する。
【0022】誘電性ポリマー保護膜の形成工程:スク
リーン印刷により端面型LEDA13のパッド以外の領
域にポリイミドの誘電ポリマー保護膜を印刷する。これ
により、バンプ層のバリアとして、保護膜としての役割
をする。導電性ポリマー層のバンプ形成工程:スクリ
ーン印刷により端面型LEDA13のパッド上に導電性
ポリマー層のバンプ層を形成し、IR(赤外線)硬化さ
せる。フリップチップ接続工程:端面型LEDA13
とガイド基板16とを接着する。半田バンプのようなセ
ルフアライメントの作用はないが、位置合わせ用光ファ
イバ4bを用いることにより、X軸方向の位置合わせに
ついては何ら問題は生じない。また、安定した接合は、
プリップチップのアライメント/ボンダー装置で加熱さ
れた台上で、150°C/10分の硬化を行うことによ
り完了する。なお、誘電性ポリマー保護膜及び導電性ポ
リマー層には、エポキシ社製のものを用いた。
【0023】このような一連のバンプ層形成工程は、プ
ロセスが簡単で、半田、フラックス、洗浄が不要である
ことや、従来の金属系を使用しないことなどから、銀マ
イグレーションやパッド間の電気的絶縁性に対して優れ
た信頼性の高い素子を作製することができる。そして、
このようにして作製した端面型LEDA13をガイド基
板16上の位置合わせ用光ファイバ4bを用いて実装さ
せて光結合系を構成することにより、端面型LEDA1
3の発光部14から出力される光信号を効率良く、実装
形態としては、位置精度よりも、特性、信頼性、コスト
面で優れた他の表面実装技術を使用してもよい。
【0024】なお、前記各部の構成材料について述べて
おく。端面型LEDA13が放つ光は半導体レーザのよ
うな指向性のある光ではなく、基本的には前後左右の5
方向に発散しているため、隣接ビット間に250μmの
間隔があっても、漏れ光が乱反射等の何らかの原因で光
ファイバのN.A(開口率)内に入ってしまうと、光学
的なクロストークが生じて光伝送における誤り率を悪化
させてしまうが、本構成では各チャンネルはガイド基板
16上のV溝17によって隔離されており、そのような
問題が生じることはない。この端面型LEDA13は、
p型GaAs基板上に250μmのピッチで形成されて
いる。その素子数は光伝送モジュールを何に使うかによ
って決まってくるが、例えば単純に1チャンネルの信号
伝送の場合には、最低2個の発光部14を配置しておけ
ば補償用のチャンネル分を1個用意したことになるた
め、信頼性の高い伝送を行うことができる。コンピュー
タ用の汎用インターフェイスにおける1バイト単位のパ
ラレルデータ伝送の場合は、伝送用に8チャンネル(こ
の他に制御ラインが何本かある場合がある)という構成
になる。このような端面型LEDA13としては、発光
ダイオード(LED)の他に、レーザダイオード(L
D)、フォトダイオード(PD)などが考えられるが、
ここでは消費電力や熱対策の点で優位である発光ダイオ
ード型アレイで実施したものについて述べている。ま
た、光ファイバとしては、GI(グレードインデック
ス)型のマルチモードファイバを用いており、コア径5
0μm、クラッド径は125μmで、250μmピッチ
のシート状のファイバになっている。端面型半導体光素
子でも、半導体レーザを用いる場合は、シングルモード
のファイバを使用するが、コア径が10μm以下である
ため出力光との結合が難しく、レンズを必要とする場合
がある。
【0025】ここで、端面型LEDA13の積層構造を
図8に基づいて述べる。p型GaAs基板19上には、
MOVPE法によりp型GaAsバッファ層20、バン
ドギャップの大きいp型AlGaAsクラ
ッド層21、発光層であるAlGaAs
活性層22、n型AlGaAsクラッド層
23、n型GaAsキャップ層24、n+ 型GaAs
コンタクト層25の各層が順次積層されている。このよ
うな積層構造はダブルヘテロ構造と呼んでおり、この積
層構造の表面のコンタクト層25から基板面まで、アレ
イ方向に対して直角に基板に達する分離溝(図示せず)
がドライエッチング(塩素ガスを使用)法によってエッ
チングされ形成されており、この分離溝により各発光部
14同士が電気的に分離された状態となっている。ま
た、発光部14のコンタクト層25上にはAu−Ge/
Ni/Auからなるn側電極26が形成され、また、基
板の裏面にはAu−Zn/Auからなるp側電極27が
形成されている。このような構造とされた端面型LED
A13は、膜特性の均一性に優れたMOVPE法により
作製されているため、1チップ内においては、光出力の
バラツキが±5%以下になっている。なお、このような
半導体素子に用いられる材料としては、III−VI
族化合物半導体であるGaAs、AlGaAs、AlG
aInP、InP、InGaAsP、InGaP、In
AlP、GaAsP、GaN、InAs、InAsP、
InAsSb等、或いは、II−VI族化合物半導体で
あるZeSe、ZeS、ZeSSe、CdSe、CdS
Se、CdTe、HgCdTe等、さらには、IV−V
I族化合物半導体であるPbSe、PbTe、PbSn
Se、PbSnTe等であり、それぞれの材料の長所を
生かして積層構造に適用することができる。また、活性
層22としては、AlGaAs系の材料を用いた場合、
GaAs又はAl組成が0より大きく0.45より小さ
い値をもつAlGaAsが用いられ、この場合にはクラ
ッド層21,23は活性層22よりも禁制帯幅の広いA
lGaAsを用いればよい。
【0026】上述したように、少なくとも1本併設され
た位置合わせ用光ファイバ4bに沿って端面型LEDA
13を位置決めしガイド基板16上に固定することによ
り、端面型LEDA13のガイド基板16への背面実装
の工程を高精度に保ちながら簡略化させることができ
る。また、このような背面実装を行うことにより、端面
型LEDA13の発光部14と伝送用光ファイバ4aと
の間の光学的クロストークの改善等を行い、光結合効率
を一段と向上させることができる。
【0027】次に、請求項記載の発明の一実施例を図
9に基づいて説明する。なお、前述の構成例と同一部分
についての説明は省略し、その同一部分については同一
符号を用いる。
【0028】本実施例では、前述した第二の構成例にお
ける光伝送モジュールの製造方法に関するものである。
すなわち、複数本の伝送用光ファイバ4aと少なくとも
1本の位置合わせ用光ファイバ4bとをガイド基板16
上に設置固定する光ファイバ固定工程と、ガイド基板1
6の光ファイバ配列方向Xに沿って位置合わせ用光ファ
イバ4bの位置まで到達しないような溝28を形成する
溝形成工程と、光ファイバ配列方向Xに形成された溝2
8に端面型LEDA13を背面固定する光素子背面固定
工程とにより、光伝送モジュールの実装を行うようにし
たものである。以下、具体的な製造方法を図9(a)〜
(C−1,2)について述べる。
【0029】まず、光ファイバ固定工程においては、伝
送用光ファイバ4aと位置合わせ用光ファイバ4bとの
光信号伝送用光ファイバアレイ5を一括してガイド基板
16上に配置する。この時、各光ファイバの長さは揃っ
ておく必要はなく、ガイド基板16の長さほどに設定し
ておけばよい(a)。次に、溝形成工程においては、そ
の光信号伝送用光ファイバアレイ5が設置されたガイド
基板16の途中の端面型LEDA13を背面実装する部
分を、伝送用光ファイバ4aと共に、光ファイバ配列方
向Xに沿って溝加工機29により加工を行い、基板上に
溝28を形成する。この時、位置合わせ用光ファイバ4
bは削らないように注意して加工する。この加工された
溝28の幅は、背面実装する光素子の幅よりも狭くし
て、光素子実装後の安定度を確保しなければならない。
このような溝加工は、切断される伝送用光ファイバ4a
についても、ある程度確保する必要があり、例えば、放
電ドレッサーによる高精度加工や超薄型SiCブレード
による切断加工などがある(b)。次に、光素子背面固
定工程においては、端面型LEDA13のチップを裏返
してその一側端を位置合わせ用光ファイバ4bに合わ
せ、そのファイバ側面に沿ってチップを背面配置させる
ことにより、端面型LEDA13の発光部14が溝28
内に収まり、発光部14と伝送用光ファイバ4aの中心
部とが対向配置される(c−1,c−2)。なお、この
場合、前述したような導電性ポリマーバンプによる電気
接続等を前もってチップ側かガイド基板16の凸部側に
施しておくことにより、端面型LEDA13と外部駆動
回路とを電気的に接続させることもできる。従って、こ
のようにして背面実装を行うことにより、端面型LED
A13の発光部14を伝送用光ファイバ4aの光軸中心
付近に高精度に配置させることができ、これにより高効
率な光結合を実現させることができる。
【0030】次に、第三の構成例を図10〜図12に基
づいて説明する。なお、前述の構成例及び実施例と同一
部分についての説明は省略し、その同一部分については
同一符号を用いる。
【0031】本構成例では、第一及び第二の構成例の光
伝送モジュールにおいて、光信号伝送用光ファイバアレ
イ5の両端に位置する2本の光ファイバを光ビームが入
射する位置合わせ用光ファイバ4bとして用い、伝送用
光ファイバ4aと受発光素子(発光部14等)との位置
合わせの際、2本の位置合わせ用光ファイバ4bから出
力されるそれぞれの光ビームをモニタして光信号伝送用
光ファイバアレイ5と受光素子アレイ(端面型LEDA
13等)を光結合させる光ビームモニタ手段を設けたも
のである。以下、具体例を挙げて述べる。
【0032】まず、端面型LEDA13に光信号伝送用
光ファイバアレイ5を近づける際に、2本の位置合わせ
用光ファイバ4bに光を入射させて、図10(b)に示
すように、その出力光となる光ビーム30(モニタ光)
を端面型LEDA13のチップ後方から光ビームモニタ
手段としてのモニタカメラ31によりモニタしながら、
X軸方向の位置合わせを行う。その後、図10(a)に
示すように、端面型LEDA13を位置合わせ用光ファ
イバ4b間に実装する。図12(a)は、位置合わせ用
光ファイバ4bに対する端面型LEDA13の配設位置
が適正な場合の光ビーム30の状態を示し、また、図1
2(b)はチップ位置がずれている場合、図12(c)
は相対的な位置ずれが生じている場合の様子を示す。こ
の場合、例えば、チップ位置がずれていれば、一方の光
ビーム30がチップに蹴られてしまうため、これら2つ
の光パワーの変化をモニタすることによって位置合わせ
を行うことができる。このように、図12(b)(c)
の状態から図12(a)の状態となるように補正しなが
ら位置合わせを行うことにより、図11に示すような適
正位置に配置させることができ、これにより、組付け製
造上の簡易化を図ることができると共に、低コスト化を
実現することができる。
【0033】次に、請求項記載の発明の一実施例
を図13に基づいて説明する。なお、前述の第一及び第
二の構成例と実施例記載の発明と同一部分についての説
明は省略し、その同一部分については同一符号を用い
る。
【0034】本実施例では、これまで述べてきたような
位置合わせ用光ファイバ4bを用いて位置合わせを行う
のではなく、ガイド基板16上に簡単な方法で位置合わ
せ用のアライメントマークを形成し、端面型LEDA1
3を背面実装させるようにしたものである。すなわち、
図13に示すような光伝送モジュールにおいて、伝送用
光ファイバ4aの配列ピッチを規定して固定するガイド
基板16上にスクリーン印刷法による位置合わせ用配線
パターン(前記アライメントマークに相当する)として
の厚膜パターン32を形成し、この厚膜パターン32に
沿って端面型LEDA13を位置決めしてガイド基板1
6上に固定した。また、この場合、厚膜パターン32を
導電性ペーストにより印刷し、この導電化された厚膜パ
ターン32をガイド基板16上に実装する端面型LED
A13の共通の電源供給部とした。以下、具体例を〜
の工程順に基づいて述べる。
【0035】 ガイド基板16の凸部のフラットな領
域に外部回路(図示せず)と接続するための導電性ペー
ストの塗布を行う。 ガイド基板16上の導電性ペー
ストをスクリーン印刷によりパターンニングして、チッ
プ位置合わせ用の厚膜パターン32を形成する。 厚
膜パターン32に沿って端面型LEDA13のチップを
背面実装する。この時、バンプ接合によりガイド基板1
6の厚膜パターン32とは電気的な接続が行われる。
端面型LEDA13の共通電極側とガイド基板16上
の厚膜パターン32との間の接続、及び、その厚膜パタ
ーン32と外部回路との間の接続を、ボンディングワイ
ヤ6を用いて行う。 伝送用光ファイバ4aをガイド
基板16のV溝17(凹部)に挿入して固定する。
【0036】これにより、例えば、パターンの大きさが
100μm角位で、高さが10μm前後程度の厚膜パタ
ーン32をガイド基板16上に形成することができる。
このようにして導電性ペーストによるスクリーン印刷法
を用いて形成された厚膜パターン32を有する端面型L
EDA13のチップとガイド基板16との接続を行った
後に、外部回路と接続を行うようにしたので、チップの
設置場所を回路基板から離せるようになり、ボンティン
グワイヤ6等の機械的接続の制限を受けることがなくな
り、これにより、製作上の簡易化を得ることができると
共に、高精度な位置合わせを行うことができる。また、
これにより信頼性の高い光データ信号の伝送を行うこと
ができる。
【0037】また、この他に、溝形成工程(前述した請
求項3記載の発明の一部)と組み合わせて工程順序を変
えて作成することもできる。すなわち、まず、厚膜パタ
ーン32の印刷されたガイド基板()に伝送用光フ
ァイバ4aを固定()した後、その厚膜パターン32
を目印として溝加工を行い、最後に端面型LEDA13
のチップ実装及び電気的な接続を行うことによって所望
とする背面実装を行うこともできる。
【0038】
【発明の効果】 請求項記載の発明は、複数本の光信号
伝送用光ファイバと少なくとも1本の位置合わせ用光フ
ァイバとを光ファイバ整列用ガイド基板上に設置固定
し、ついで、前記光ファイバ整列用ガイド基板の光ファ
イバ配列方向に沿って位置合わせ用光ファイバの位置ま
で到達しないような溝を形成し、前記位置合わせ用光フ
ァイバの側面に端面型半導体光素子を当接させて光ファ
イバ配列方向に形成された前記溝に前記端面型半導体光
素子を背面固定するようにしたので、端面型半導体光素
子を光ファイバ整列用ガイド基板上に簡単に背面実装さ
せることができると共に、光信号伝送用光ファイバとの
高精度な位置合わせを行うことができる。
【0039】請求項記載の発明は、発光部又は受光部
からなる受発光素子が複数個配列されてなる受発光素子
アレイと、この受発光素子アレイの受発光素子とそれぞ
れ光結合を行う光信号伝送用光ファイバが複数個配列さ
れてなる光信号伝送用光ファイバアレイとを備え、前記
各受発光素子と前記各光信号伝送用光ファイバとの間で
光信号を結合して伝送させる光結合構造を有する光伝送
モジュールにおいて、前記受発光素子として端面型半導
体光素子を用い、前記光信号伝送用光ファイバの配列ピ
ッチを規定して固定する光ファイバ整列用ガイド基板上
にスクリーン印刷法による厚膜の位置合わせ用配線パタ
ーンを形成し、この位置合わせ用配線パターンに沿って
前記端面型半導体光素子を位置決めし前記光ファイバ整
列用ガイド基板上に固定したので、高精度な位置合わせ
を行うことができると共に、製造上の簡略化を図ること
ができる。
【0040】請求項記載の発明は、請求項5記載の発
明において、位置合わせ用配線パターンを導電性ペース
トにより印刷し、この導電化された位置合わせ用配線パ
ターンを光ファイバ整列用ガイド基板上に実装する端面
型半導体光素子の共通の電源供給部としたので、端面型
半導体光素子との電気的な接続を簡単に行い、構造上の
簡易化を図れると共に、信頼性の高い光データの信号伝
送を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の第一の構成の第一の例である光伝送
モジュールの全体構成を示す斜視図である。
【図2】(a)は組付け時におけるXYZ軸方向への位
置合わせの様子を示す斜視図、(b)は位置合わせ領域
を示す平面図である。
【図3】Z軸方向への位置合わせ許容値の実験結果を示
す特性図である。
【図4】(a)は位置決めの変形例を示す斜視図、
(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図5】発明の第一の構成例の第二の例を示すもので
あり、(a)は光伝送モジュールの全体構成を示す斜視
図、(b)は位置合わせ領域の形状を示す平面図、
(c)は(b)の側面図である。
【図6】発明の第二の構成例を示すものであり、
(a)は光伝送モジュールの全体構成を示す斜視図、
(b)は端面型半導体光素子の形状を示す斜視図であ
る。
【図7】(a)は端面型半導体光素子を位置決めしてい
る時の様子を示す正面図、(b)はその位置合わせ後の
様子を示す正面図である。
【図8】端面型半導体光素子の発光部の形状を示す断面
図である。
【図9】請求項記載の発明の一実施例を示す製造方法
の工程図である。
【図10】発明の第三の構成例を示すものであり、
(a)はモニタ光により位置合わせを行った後の様子を
示す平面図、(b)はモニタ光を用いて位置合わせを行
っている時の様子を示す平面図である。
【図11】モニタ光により位置合わせした後の様子を示
す背面図である。
【図12】(a)はモニタ光を用いた位置合わせが位置
ずれなく適正配置な場合の様子を示す模式図、(b)は
チップ位置がずれている場合の様子を示す模式図、
(c)は相対的な位置ずれにより若干傾斜している場合
の様子を示す模式図である。
【図13】請求項記載の発明の一実施例を示すも
のであり、ガイド基板上に導電性の位置合わせ用配線パ
ターンが形成されている場合の様子を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 受発光素子アレイ 3 受光部(受発光素子) 4,4a 光信号伝送用光ファイバ 4b 位置合わせ用光ファイバ(光
信号伝送用光ファイバ) 5 光信号伝送用光ファイバアレ
イ 13 端面型半導体光素子(受発光
素子アレイ) 14 発光部(受発光素子) 16 光ファイバ整列用ガイド基板 28 溝 30 光ビーム 31 光ビームモニタ手段 32 位置合わせ用配線パターン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光信号伝送用光ファイバと少な
    くとも1本の位置合わせ用光ファイバとを光ファイバ整
    列用ガイド基板上に設置固定し、ついで、前記光ファイ
    バ整列用ガイド基板の光ファイバ配列方向に沿って位置
    合わせ用光ファイバの位置まで到達しないような溝を形
    成し、前記位置合わせ用光ファイバの側面に端面型半導
    体光素子を当接させて光ファイバ配列方向に形成された
    前記溝に前記端面型半導体光素子を背面固定するように
    したことを特徴とする光伝送モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 発光部又は受光部からなる受発光素子が
    複数個配列されてなる受発光素子アレイと、この受発光
    素子アレイの受発光素子とそれぞれ光結合を行う光信号
    伝送用光ファイバが複数個配列されてなる光信号伝送用
    光ファイバアレイとを備え、前記各受発光素子と前記各
    光信号伝送用光ファイバとの間で光信号を結合して伝送
    させる光結合構造を有する光伝送モジュールにおいて、
    前記受発光素子として端面型半導体光素子を用い、前記
    光信号伝送用光ファイバの配列ピッチを規定して固定す
    る光ファイバ整列用ガイド基板上にスクリーン印刷法に
    よる厚膜の位置合わせ用配線パターンを形成し、この位
    置合わせ用配線パターンに沿って前記端面型半導体光素
    子を位置決めし前記光ファイバ整列用ガイド基板上に固
    定したことを特徴とする光伝送モジュール。
  3. 【請求項3】 位置合わせ用配線パターンを導電性ペー
    ストにより印刷し、この導電化された位置合わせ用配線
    パターンを光ファイバ整列用ガイド基板上に実装する端
    面型半導体光素子の共通の電源供給部としたことを特徴
    とする請求項記載の光伝送モジュール。
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