JP3728588B2 - 圧造成形機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機台に設けられたダイと、このダイの前方で該ダイに対して進退動するラムに設けられたパンチとによりブランクを加圧して所定形状に成形する圧造成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば機台に設けられたダイと、このダイの前方で該ダイに対して前後動するラムに設けられたパンチとにより、ブランクを加圧してナットやボルト或いはその他の各種形状パーツ類などを圧造加工する圧造成形機にあっては、例えば実開平3−68939号公報に示されているように、相対向するダイとパンチとにより、ブランクを加圧して所定形状に成形するものであって、そのため、ダイに対して進退動するラムにパンチを一部突出状態で保持させる一方、パンチ後部とラム内の受圧部材との間に上下動可能なくさび状のパンチ位置調整用矢板を設けて、パンチのラム前面からの突量を調節できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した圧造成形機により、例えば図13に示すようなナット本体aの底面に薄くて幅広のフランジ部bをもつフランジ付ナットを成形する場合、その加圧時におけるパンチのダイ側への進出量が、つまりダイとパンチとの近接時における隙間が0.5〜1mmといった僅かな近接位置まで移動させることになる。その際、加圧時にはその負荷による金型の弾性変形や機体フレームの伸び、ラム圧縮やクランク軸のたわみ等が発生するため、これらを考慮したうえでパンチのダイ側への進出量を大きめに設定する必要がある。その結果、上記ダイにブランクが供給されない無負荷状態で空打ち動作を行うと、パンチが通常の圧造時よりもダイ側に大きく進出移動することになる。そのため、パンチがダイに直接衝突してその負荷がパンチとダイの受圧部材に作用することになり、金型が損傷したり、パンチの先端部が破損するなど悪影響を及ぼす問題があった。
【0004】
そこで本発明は、ブランクが供給されない空打ち時には、パンチの逃げによりパンチに負荷が発生しないようにして、金型等の破損を未然に防止でき、ブランクが供給されてくるときにはパンチを正常位置に自動復帰できる圧造成形機の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1の発明は、機台に設けられたダイと、このダイの前面側で該ダイに対して進退動するラムに設けられたパンチとによりブランクを加圧して所定形状に形成する圧造成形機において、上記パンチがラムに該ラムの進退方向に対して移動可能に設けられる一方、パンチの上記進退方向後方に設けられ、該パンチの上記進退方向後方への移動を選択的に規制する保護部材と、該保護部材を上記パンチの上記進退方向後方への移動を規制する規制位置とパンチの上記進退方向後方への移動を許す非規制位置とに移動させる移動手段と、圧造時において上記ダイにブランクが供給されない状態を検出する検出手段とを備え、圧造時に上記ダイにブランクが供給されないとき、上記検出手段から出力される検出信号により移動手段を作動させ上記保護部材を非規制位置に移動させて上記パンチの受圧側に空間を形成し、かつ、上記ダイにブランクが供給されるときには上記保護部材を規制位置に自動復帰させることを特徴とする。
【0006】
また、本願の請求項2の発明は、請求項1の発明において保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びる二つの円柱状スペーサと、これらスペーサ間で半径方向に移動してスペーサ間に空間を形成するテーパ段差又はテーパ付プレートとを備え、移動手段による上記プレートの非規制位置への移動によりテーパ段差又はテーパーの量だけパンチの受圧側に空間を形成して、該空間により空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする。
【0007】
また、本願の請求項3の発明は、請求項1の発明において保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びその中間部で二分割され、かつその両分割面に相対回転により近接離反するカム部を備えた円柱状スペーサで構成され、これらスペーサのうち、一方のスペーサは回転運動が不能で軸方向のみ移動可能支持され、他方のスペーサは回転運動及び軸方向への移動が可能でその外周にピニオンギヤ部が形成されている一方、移動手段が上記ピニオンギヤ部に噛合するラック部が形成されたピストンロッドをもつシリンダでなり、このシリンダの作動により、他方のスペーサのみ回転させて両スペーサの分割面間を近接させ、カム部の突出量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、本願の請求項4の発明は、請求項1の発明において保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びその中間部で二分割され、かつその両分割面に相対回転により近接離反するカム部を備えた円柱状スペーサで構成され、これらスペーサのうち、一方のスペーサは回転運動が不能で軸方向のみ移動可能支持され、他方のスペーサは回転運動及び軸方向への移動が可能でその外周にピニオンギヤ部が形成されている一方、移動手段が上記ピニオンギヤ部に噛合するギヤを備えた制御モータでなり、このモータの駆動により、他方のスペーサのみを回転させて両スペーサの分割面間を近接させ、カム部の突出量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、本願の請求項5の発明は、請求項1の発明において保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びる一つの円柱状スペーサでなり、該スペーサの外周にラム側静止部材に螺合される螺子部と、ピニオンギヤ部とが形成されている一方、移動手段が上記ピニオンギヤ部に噛合するラック部が形成されたピストンロッドをもつシリンダでなり、このシリンダの作動により、上記スペーサを回転させて該スペーサをパンチに対して離反する方向に螺子移動させ、スペーサの移動量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本願の請求項6の発明は、請求項1の発明において保護部材がパンチ後部とラム内のテーパ受面をもつ受圧部材との間に上下動可能に設けられるくさび状のパンチ位置調整用矢板で構成されている一方、移動手段がエアーシリンダでなり、該シリンダのピストンロッドが上記矢板のくさび後端部に連結され、このシリンダの作動により上記矢板を上記テーパ面から離反する方向に移動させ、矢板の移動量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時においてパンチの負荷が発生しないようにしたことを特徴とする。
【0011】
さらに、本願の請求項7の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6の発明において圧造成形機が機台に複数個成形順に設けられたダイと、これらのダイの前面側でこれらのダイに対して進退動するラムに設けられたパンチとによりブランクを順次加圧して所定形状に成形する多段式圧造成形機で構成されており、保護部材の移動が検出手段に基づく移動手段の作動とは別に、手動操作による移動手段の作動によっても行える手動優先操作手段を備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ナット本体aの底面に薄くて幅広のフランジ部bをもつフランジ付ナットAを圧造成形する圧造成形機を示すもので、該成形機1における機台2の所定位置には、ダイブロック3が設けられており、このダイブロック3に複数個(図面では3個)のダイ4が一定の間隔で配置され、これらダイ4に向かって進退するラム5前面にダイ4と同数のパンチ6が対向して配置され、これらのダイ4とパンチ6とによって複数段の圧造ステーションが構成され、かつラム5の進退移動によって、パンチ6とダイ4との間で素材を粗から精に順次圧造加工するようになされている。つまり、素材からフランジ付きナットが段階的に圧造加工されるようになされている。
【0013】
なお、このような圧造成形機1には素材を圧造ステーション間にわたって移送するチャック手段が設けられるが、これは発明の要旨とは関係がないので説明を省略する。
【0014】
上記ラム5側では駆動軸7によって偏心回転されるクランク軸8に連結ロッド9を介してクランクピン9aが取付けられ、このクランクピン9aがラム5に連結されることによってクランク軸8の回転に伴いラム5が移動し、かつ該ラム5先端に取付けられているパンチ6がダイ4に対して進退移動するように構成されている。
【0015】
その場合、図2に示されているようにラム5の前面にはパンチブロック10が固定されると共に、該パンチブロック10にパンチホルダ11が取付けられ、このパンチホルダ11に上記のパンチ6が内嵌されている。また、パンチブロック10とラム5との間にテーパ溝12が形成され、該テーパ溝12にラム5側のテーパ面12aに接して上下動可能なパンチ位置調整用の矢板13が装備されると共に、上記パンチブロック10とラム5との間に後述するベース部材が固定して装備される。そして、上記矢板13上部の鍔部13aに調整用螺軸14が螺合され、該螺軸14の下端部がラム5の上面に常時当接されている。したがって、調整用螺軸14を回転させて矢板13を上下に移動させれば、矢板13とパンチ6との間に介装される後述の円柱状スペーサを介してパンチ6をその軸心方向に移動させて、該パンチ6のパンチホルダ11からの突出量を調整できるようになされている。
【0016】
また、前述の各ダイ4には、周知のノックアウトピン15がそれぞれ備えられていると共に、3段目のダイ4には、図2に示すようにブランクからナット本体aを形成するための凹部4aとフランジ部bを形成するための凹部4bとが形成されている。
【0017】
そして、上記3段目のダイ4に対向する3段目のパンチ側には、空打ち時におけるパンチ6とダイ4との衝撃を除去するパンチ保護機構20が備えられている。この保護機構20は、図2に示されているように内部に空間部を有する箱状のベース部材21と、パンチ6の軸心方向と同方向に延びる二つの円柱状スペーサ(保護部材)22,23と、これらのスペーサ22,23間で上下方向に移動してスペーサ22,23間に空間を形成する傾斜段付プレート24と、該プレート24を上下動させるシリンダ25,25と、圧造時において上記ダイ4にブランクが供給されない状態を検出する検出器26とを備え、圧造時に上記ダイ4にブランクが供給されないとき、上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ25,25を作動させて上記プレート24を非規制位置に移動させ、上記パンチ6とダイ4との衝突による大きな負荷が発生しないようになされている。また、上記ダイにブランクが供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ25,25を作動させて上記プレート24を規制位置に自動復帰させるようになされている。
【0018】
具体的には、ベース部材21は、図2及び図3に示されているように箱状でその前後壁21a,21bにパンチ6の中心軸と同方向に延び、内部を貫通する支持孔21c,21dが、また上壁21eに貫通孔21f,21gが形成されている。円柱状スペーサ22は、ベース部材21の前壁21aにおける支持孔21cに、また円柱状スペーサ23は、ベース部材21の後壁21bにおける支持孔21dに支持されている。傾斜段付プレート24は、方形状を呈し、上下方向中間部に形成された傾斜段24aを介して上部の肉厚が下部の肉厚よりも厚く形成されている。シリンダ25,25は上記ベース部材21の上壁21e上面に設けられ、これらシリンダ25,25の各ピストンロッド25aが上壁21eの貫通孔21f,21gを貫通すると共に、これらのロッド25aは連結部材27,27を介して傾斜段付プレート24に連結されている。その場合、通常はシリンダ25,25の各ピストンロッド25aは伸長され、図2に示すように円柱状スペーサ22,23間に傾斜段付プレート24の肉厚上部が挿入されている。検出器26としては、前工程にブランクが供給されていないときにノックアウトピンが歪む数値を読み取る磁気センサーが用いられている。なお、この検出器26としては、上記した磁気センサーに限定されるものではなく、例えばブランクの有無を直接検出する光センサなどを用いてもよいことは勿論である。
【0019】
なお、図2中、符号28は、パンチ6とパンチホルダー11との間に介装された戻しバネである。
【0020】
以上のように構成されているから、3段目の圧造ステーションにおいて、前工程より移送されたブランクからナット本体aとフランジ部bを成形する場合、その前工程においてダイ4にブランクが供給されてないときにはこれを検出器26が検出する。そして、これを検出したときには、該検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ25,25を短縮させて、ピストンロッド25a,25a、連結部材27を介してプレート24を上方に移動させる。これにより、図4に示すように円柱状スペーサ23とプレート24の薄肉下部との間に逃げ用の空間Sを形成することになる。この空間Sにより、空打ち動作のためパンチ6が通常の圧造時よりもダイ側に進出移動しパンチ6がダイ4に当接することになっても、上記パンチ6をラム5側に逃がすことが可能となる。その結果、空打ち時においてパンチ6に負荷が発生するのを回避することができ、金型が損傷したり、パンチ6の先端部が破損するなど悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0021】
その後、上記ダイ4にブランクが再び供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ25,25を伸張させて上記プレート24を正常な位置に自動復帰させることになる。これにより、上記プレート24を非規制位置から規制位置に戻すための中断時間を短くして圧造成形を迅速に行うことが可能になる。このことは特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での手動による面倒な復帰作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【0022】
図5〜図7は、第2の実施の形態を示すもので、上述した第1の実施の形態のものにおいて、円柱状スペーサ22,23に変わる保護部材として、パンチの軸心方向と同方向に延びその中間部で二分割され、かつその分割面に相対回転により近接離反させるカム部31a,32aを備えた円柱状スペーサ31,32を備えている。これらスペーサ31,32のうち、一方のスペーサ31はベース部材21の前壁21にキー35又はスプライン嵌合(図5ではキー)により回転不能で軸方向にのみ移動可能に支持され、他方のスペーサ32はその外周にピニオンギヤ部32aが形成されていると共にベース部材21の後壁21bに回転及び軸方向に移動可能に支持されている。また、移動手段として、図6に示すように上記ピニオンギヤ部32bに噛合するラック部34aが形成されたピストンロッド34をもつシリンダ33を備え、シリンダ33の作動により、他方のスペーサ32のみを回転させて両スペーサ31,32の分割面間を近接可能にし、カム部31a,32aの突出量だけパンチ6の受圧側に逃げ用の空間Sを形成して空打ち時においてパンチ6に負荷が発生しないように構成されている。また、上記ダイにブランクが供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ33を作動させて上記スペーサ32をパンチ6の逃げを規制する規制位置に自動復帰させるようになされている。
【0023】
なお、上記以外の構造は第1の実施の形態の構成とほぼ共通するのでその説明を省略する。
【0024】
このように構成した場合、3段目の圧造ステーションにおいて、前工程より移送されたブランクからナット本体aとフランジ部bを成形する場合、その前工程でダイ4にブランクが供給されてないときにはこれを検出器26が検出する。そして、これを検出したときには、該検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ33を短縮作動させて、ラック部付ピストンロッド34を介して他方のスペーサ32を回転させる。これにより、図7に示すように円柱状スペーサ31,32とがカム部31a,32aの突出量だけ近接することが可能となってパンチ6と矢板13との間に逃げ用の空間Sが形成されることになる。この空間Sにより、空打ち動作時にパンチ6がダイ4に当接することになっても、上記パンチ6をラム側に逃がすことが可能となる。その結果、空打ち時においてパンチ6に負荷が発生するのを回避することができ、金型が損傷したり、パンチ6の先端部が破損するなど悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0025】
その後、上記ダイ4にブランクが再び供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ33を伸張させ、ラック部付ピストンロッド34を介して他方のスペーサ32を回転させる。これにより、図5に示すように円柱状スペーサ31,32とがカム部31a,32aの突出量だけ離反することになり、上記スペーサ32をパンチ6の逃げを規制する規制位置に自動復帰させることになる。その結果、上記スペーサ32を非規制位置から規制位置に戻すための中断時間を短くして圧造成形を迅速に行うことが可能になる。このことは特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での手動による面倒な復帰作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【0026】
また、上記円柱状スペーサ32の回転させる手段としては、上記したようにラック部34aをもつシリンダ33を用いる他、図8に示したように上記ピニオンギヤ部32aに噛合する中間ギヤ36と駆動ギヤ37を備えた制御モータ38を用いてもよい。そして、この制御モータ38の正逆転を検出器26からの検出信号をもとに駆動させることにより、上記した実施の形態の場合と同様の効果が期待できる。
【0027】
図9〜図11は、第3の実施の形態を示すもので、上述した実施の形態のものにおいて、保護部材として、パンチ6の軸心方向と同方向に延びる一つの螺子体41を備え、該螺子体41はその両端部外周に螺子部41a,41bが形成され、中間部外周にピニオンギヤ部41cが形成されている一方、ベース部材21における前壁21aと後壁21bのパンチ6の軸心上に筒螺子部42,43が固定され、これらの筒螺子部に42,43に上記螺子体41の螺子部41a,41bが螺合されている。また、移動手段として、上記ピニオンギヤ部41cに噛合するラック部44aが形成されたピストンロッド44をもつシリンダ45を備えている。その場合、ピニオンギヤ部41cの幅がラック部44aの幅に対し所定長さ長く形成され、その所定長さの範囲で、螺子体41がラック部41cに対し軸心方向に移動可能とされている。また、通常はシリンダ45を伸長させて螺子ス体41をパンチ側に前進させておき、空打ち時にシリンダ45を短縮させることにより、上記螺子体41を回転させて該螺子体41をパンチ6に対して離反する方向に移動させ、螺子体41の移動量だけパンチ6の受圧側に空間Sが形成されるように構成されている。また、上記ダイ4にブランクが供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ33を伸張させて上記螺子体41をパンチ6の逃げを規制する規制位置に自動復帰させるようになされている。
【0028】
このように構成した場合、3段目の圧造ステーションにおいて、前工程より移送されたブランクからナット本体aとフランジ部bを成形する場合、その前工程でダイ4にブランクが供給されてないときにはこれを検出器26が検出する。そして、これを検出したときには、該検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ45を短縮作動させて、ラック部付ストンロッド44を介してスペーサ41を回転させる。これにより、図11に示すように螺子体41がパンチ6に対して離反する方向に螺子移動されて、スペーサ41の移動量だけパンチ6の受圧側に逃げ用の空間Sが形成されることになる。この空間Sにより、空打ち動作時にパンチ6がダイ4に当接することになっても、上記パンチ6をラム側に逃がすことが可能となる。その結果、空打ち時においてパンチ6に負荷が発生するのを回避することができ、金型が損傷したり、パンチ6の先端部が破損するなど悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0029】
その後、上記ダイ4にブランクが再び供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ45を伸張させ、ラック部44a付のピストンロッド44を介して螺子体41を回転させる。これにより、図9に示すように螺子体41をダイ4側に移動させて、該螺子体41をパンチ6の逃げを規制する規制位置に自動復帰させることになる。その結果、上記螺子体41を非規制位置から規制位置に戻すための中断時間を短くして圧造成形を迅速に行うことが可能になる。このことは特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での手動による面倒な復帰作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【0030】
図12は、第4の実施の形態を示すもので、上述した第1の実施の形態のものにおいて、保護部材として、パンチ6後部とラム5内の受圧部との間に上下動可能に設けられるくさび状のパンチ位置調整用矢板51を兼用する構成としたものである。その場合、パンチブロック10後部に設けられる第1ベース部材52とラム5との間にテーパ溝12が形成され、該テーパ溝12にラム5側のテーパ面12aに接して上下動可能なパンチ位置調整用の矢板51が装備される一方、上記第1ベース部材52の上部とラム5の上部との間に第2ベース部材53が固定され、該第2ベース部材53には、上記矢板51のくさび先端部に当接するパンチ位置補正ねじ54が設けられている。また、上記矢板51のくさび後端には、ラム5に固定されたシリンダ55が連結され、このシリンダ54の作動により、上記矢板51を上記テーパ面12aから離反する方向に移動させ、矢板51の移動量だけパンチ6の受圧側に空間Sが形成されるように構成されている。なお、図10中において符号56はパンチ6と矢板51スペーサである。
【0031】
なお、上記以外の構造は第1の実施の形態の構成と共通するのでその説明を省略する。
【0032】
このように構成した場合、3段目の圧造ステーションにおいて、前工程より移送されたブランクからナット本体aとフランジ部bを成形する場合、その前工程でダイ4にブランクが供給されてないときにはこれを検出器26が検出する。そして、これを検出したときには、該検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ55を短縮作動させて、矢板51をテーパ面12aから離反する方向に移動させ、矢板51の移動量だけパンチ6の受圧側に逃げ用の空間Sが形成されることになる。この空間Sにより、空打ち動作時にパンチ6がダイ4に当接することになっても、上記パンチ6をラム側に逃がすことが可能となる。その結果、空打ち時においてパンチ6に負荷が発生するのを回避することができ、金型が損傷したり、パンチ6の先端部が破損するなど悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0033】
その後、上記ダイ4にブランクが再び供給されるときには上記検出器26から出力されるの検出信号によりシリンダ55を伸張させ、矢板51をテーパ面12aに密接するように移動させる。これにより、図12において実線で示すように上記矢板51をパンチ6の逃げを規制する規制位置に自動復帰させることになる。その結果、上記矢板51を非規制位置から規制位置に戻すための中断時間を短くして圧造成形を迅速に行うことが可能になる。このことは特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での手動による面倒な復帰作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【0034】
このように保護部材として、パンチ6後部とラム5内の受圧部との間に上下動可能に設けられるくさび状のパンチ位置調整用矢板51を兼用する構成とした場合には、構造の複雑化を抑えることができる。
【0035】
また、上記した各実施の形態の多段式圧造成形機にあっては、図2、図5、図7及び図12において仮想線で示すように各保護部材の移動が検出器26に基づく移動手段の作動とは別に、手動操作により検出器26から出力される検出信号と同じ信号を出力して移動手段の作動を行う手動優先操作具60を備えている。
【0036】
この手動優先操作具60によれば、各保護部材の移動が手動操作にて任意に作動させることが可能となる。このため、たとえば空打ちの状態で1本だけ試し打ちしたい時には、ブランクをダイに挿入し、手動操作にて検出器26から出力されるの検出信号と同じ信号を出力して移動手段の作動を行い、保護部材を規制位置に移動させることができる。これにより試し打ち用にパンチ6をセットするための中断時間を短くして圧造機によるテスト成形を迅速に行うことが可能になる。このことは特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での試打時にパンチを締付ボルトなどの固定具によりわざわざ着脱するといった面倒な作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は以上のように、圧造成形機に、上記パンチの後方に設けられ、該パンチの後方への移動を選択的に規制する保護部材と、該保護部材を上記パンチの後方への移動を規制する規制位置と、パンチの後方への移動を許す非規制位置とに移動させる移動手段と、圧造時において上記ダイにブランクが供給されない状態を検出する検出手段とからなるパンチ保護機構を備え、圧造時に上記ダイにブランクが供給されないとき、上記検出手段から出力されるの検出信号により移動手段を作動させて上記保護部材を非規制位置に移動させ、空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにし、かつ、上記ダイにブランクが供給されるときには上記保護部材を規制位置に自動復帰させるようにしたから、従来のように空打ち時におけるパンチの負荷をパンチとダイの各受圧部で受圧するのを回避することができ、したがって、金型が損傷したり、パンチの先端部が破損したりするなど悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0038】
また、その後上記ダイにブランクが再度供給されるときには検出器から出力されるの検出信号により移動手段を作動させて上記上記保護部材を規制位置に自動復帰させることができ、中断時間を短くして圧造成形を迅速に行うことが可能になる。特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での手動による面倒な復帰作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【0039】
また、保護部材として、パンチ後部とラム内の受圧部との間に上下動可能に設けられるくさび状のパンチ位置調整用矢板を兼用する構成とした場合には、構造の複雑化を抑えることができる。
【0040】
さらに、圧造成形機として多段式圧造成形機を用い、かつ各保護部材の移動が検出器に基づく移動手段の作動とは別に、手動操作による移動手段の作動によっても行える手動優先操作手段を備えることにより、各保護部材の移動が手動操作にて任意に作動させることが可能となる。このため、たとえば空打ちの状態で1本だけ試し打ちしたい時には、ブランクをダイに挿入し、手動操作にて移動手段を作動させて、保護部材を規制位置に任意に移動させることができ、これにより試し打ち用にパンチをセットするための中断時間を短くして圧造機によるテスト成形を迅速に行うことが可能になる。このことは特に高速で圧造成形を行う多段式圧造成形機においてスペースの少ない場所での試打時にパンチを締付ボルトなどの固定具によりわざわざ着脱する面倒な作業を不要にでき、作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る圧造成形機の概略説明図である。
【図2】 同要部の縦断面図である。
【図3】 同保護部材の一部省略正面図である。
【図4】 同保護部材を非規制位置に移動させた状態を示す説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る圧造成形機の要部の縦断面図である。
【図6】 同保護部材の一部省略正面図である。
【図7】 同保護部材を非規制位置に移動させた状態を示す説明図である。
【図8】 移動手段としてモータを用いた場合の説明図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態に係る圧造成形機の要部の縦断面図である。
【図10】 同保護部材の正面図である。
【図11】 同保護部材を非規制位置に移動させた状態を示す説明図である。
【図12】 本発明の第4の実施の形態に係る圧造成形機の要部の縦断面図である。
【図13】 従来のフランジ付ナットの成形状態を示す説明部である。
【符号の説明】
4 ダイ
6 パンチ
13矢板(保護部材)
20 パンチ保護機構
22,23 円柱状スペーサ(保護部材)
24 傾斜段付きプレート(移動手段)
25 シリンダ(移動手段)
26 検出器(検出手段)
31,32 円柱状スペーサ(保護部材)
33 シリンダ(移動手段)
41 螺子体(保護部材)
42,43 筒螺子部
45 シリンダ(移動手段)
51 矢板(保護部材)
55 シリンダ(移動手段)
60 手動優先操作具(手動優先操作手段)

Claims (7)

  1. 機台に設けられたダイと、このダイの前面側で該ダイに対して進退動するラムに設けられたパンチとによりブランクを加圧して所定形状に形成する圧造成形機において、上記パンチがラムに該ラムの進退方向に対して移動可能に設けられる一方、パンチの上記進退方向後方に設けられ、該パンチの上記進退方向後方への移動を選択的に規制する保護部材と、該保護部材を上記パンチの上記進退方向後方への移動を規制する規制位置とパンチの上記進退方向後方への移動を許す非規制位置とに移動させる移動手段と、圧造時において上記ダイにブランクが供給されない状態を検出する検出手段とを備え、圧造時に上記ダイにブランクが供給されないとき、上記検出手段から出力される検出信号により移動手段を作動させ上記保護部材を非規制位置に移動させて上記パンチの受圧側に空間を形成し、かつ、上記ダイにブランクが供給されるときには上記保護部材を規制位置に自動復帰させることを特徴とする圧造成形機。
  2. 保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びる二つの円柱状スペーサと、これらスペーサ間で半径方向に移動してスペーサ間に空間を形成するテーパ段差又はテーパ付プレートとを備え、移動手段による上記プレートの非規制位置への移動によりテーパ段差又はテーパの量だけパンチの受圧側に空間を形成して、該空間により空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
  3. 保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びその中間部で二分割され、かつその両分割面に相対回転により近接離反するカム部を備えた円柱状スペーサで構成され、これらスペーサのうち、一方のスペーサは回転運動が不能で軸方向のみ移動可能支持され、他方のスペーサは回転運動及び軸方向への移動が可能でその外周にピニオンギヤ部が形成されている一方、移動手段が上記ピニオンギヤ部に噛合するラック部が形成されたピストンロッドをもつシリンダでなり、このシリンダの作動により、他方のスペーサのみ回転させて両スペーサの分割面間を近接させ、カム部の突出量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
  4. 保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びその中間部で二分割され、かつその両分割面に相対回転により近接離反するカム部を備えた円柱状スペーサで構成され、これらスペーサのうち、一方のスペーサは回転運動が不能で軸方向のみ移動可能支持され、他方のスペーサは回転運動及び軸方向への移動が可能でその外周にピニオンギヤ部が形成されている一方、移動手段が上記ピニオンギヤ部に噛合するギヤを備えた制御モータでなり、このモータの駆動により、他方のスペーサのみを回転させて両スペーサの分割面間を近接させ、カム部の突出量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
  5. 保護部材がパンチの軸心方向と同方向に延びる一つの円柱状スペーサでなり、該スペーサの外周にラム側静止部材に螺合される螺子部と、ピニオンギヤ部とが形成されている一方、移動手段が上記ピニオンギヤ部に噛合するラック部が形成されたピストンロッドをもつシリンダでなり、このシリンダの作動により、上記スペーサを回転させて該スペーサをパンチに対して離反する方向に螺子移動させ、スペーサの移動量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時において上記パンチに負荷が発生しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
  6. 保護部材がパンチ後部とラム内のテーパ受面をもつ受圧部材との間に上下動可能に設けられるくさび状のパンチ位置調整用矢板で構成されている一方、移動手段がエアーシリンダでなり、該シリンダのピストンロッドが上記矢板のくさび後端部に連結され、このシリンダの作動により上記矢板を上記テーパ面から離反する方向に移動させ、矢板の移動量だけパンチの受圧側に空間を形成して空打ち時においてパンチの負荷が発生しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
  7. 圧造成形機が機台に複数個成形順に設けられたダイと、これらのダイの 面側でこれらのダイに対して進退動するラムに設けられたパンチとによりブランクを順次加圧して所定形状に成形する多段式圧造成形機で構成されており、保護部材の移動が検出手段に基づく移動手段の作動とは別に、手動操作による移動手段の作動によっても行える手動優先操作手段を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6に記載の圧造成形機。
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