JP3728520B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体を用いたカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録紙の左半分もしくは上半分に絵柄を記録し、右半分もしくは下半分に説明文を記載する画像形成装置は知られている。
この技術は、1枚の記録紙上に部分的に絵柄もしくは文章を取り込んで、絵柄と文章の合成された全域を1頁として記憶し、中間転写体にその合成頁全域を転写して、その後に記録紙に再転写される。
【0003】
その際の前記記録紙の送り方向は、B4もしくはA3などの大型カット紙としての記録紙の場合は、その長手辺方向が採用されている。その理由は、短手辺方向に搬送する場合は、記録紙を斜行ないしに搬送するのは短手辺方向より長手辺方向が有利であることによる。
【0004】
一方、転写方式は、記録紙を転写体に巻き付けて感光体上に現像された画像を前記感光体より直接に記録紙に転写する転写ドラム方式、及び、感光体上に現像された画像を一旦中間転写体上で色重ねして記録紙に一括転写する中間転写方式が存在するが、上述したようにカット記録紙を用い、該記録紙の長手方向に前記記録紙を搬送しているがため前記中間転写体は記録紙の長手方向に形成される画像が必要とする周長を有した径を具備する転写体が用いられる。
【0005】
また、ユーザーにおいては、A3,B4等よりA4記録紙の使用頻度が高い。そして、上述のごとく大型カット紙用の中間転写体によってA4等の小型紙に画像を転写すると、大型紙用に用いられる中間転写体表面の一部を使用することとなり、不経済であるとともに、小型紙であっても大型紙1枚の記録紙を転写する時間を必要とし、時間を短縮したいという要請に反することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の大型紙用の中間転写体の周長を半分にして中間転写体を連続して2回転することで大型紙の転写を行い、使用頻度が高い小型紙の場合は、前述したように半分にした周長方向に記録紙を搬送させれば、該記録紙の短手辺方向の搬送となり、小型紙の場合にはマシーンスピードMSを上げることができる。
【0007】
そして、大型紙においては、中間転写体の1回目の転写時に多色カラーを記録紙に転写し、続く2回目の転写時に一色の画像を転写すれば、前半の画像領域には絵柄が転写され、後半の画像領域に一色の文章等が転写可能である。
【0008】
本発明者はこの点に着目して発明したものであり、本発明は、各種搬送方向長さの記録媒体を供給可能であって、搬送方向の長さが中間転写体の周長より長い記録媒体の転写時には多色カラー画像と一色画像との合成画像が転写可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、搬送方向の長さが中間転写体の周長より長くない記録媒体の転写時には、マシーンスピードが向上する画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、感光体ドラムに、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する現像装置が配設され、記録媒体の長手方向の長さが中間転写体の周長より長い記録媒体と、記録媒体の長手方向の長さが中間転写体の周長より長くない記録媒体とを供給可能で、前記現像器により感光体ドラム上に形成された各色毎の画像を中間転写体に転写し、該中間転写体で多色の画像が形成された後に記録媒体に転写することによりカラー印刷が可能なカラー画像形成装置であって、
搬送方向の長さが前記中間転写体の周長よりも長い記録媒体を使用する際に前記記録媒体を長手方向に沿って前半画像転写領域と後半画像転写領域とに区分し、前記前半画像転写領域に前記中間転写体でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックからなる4色の画像を転写し、前記後半画像転写領域に前記4色のうち事前に別途設定された一色の画像を転写し、1枚の記録媒体に前記4色の多色画像と前記別途設定された一色の画像とを転写することを特徴とする。
【0010】
すなわち、搬送方向の長さが中間転写体の周長より長い大型記録媒体の転写時には、前記中間転写体から、前記前半画像転写領域に多色カラー状態で転写され、その転写が終わった中間転写体表面はクリーニングされて連続して感光体ドラム2から、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちの一色が現像されて中間転写体3を介して記録紙の後半の画像転写領域に転写される。
尚、多色カラー可能状態とは、必ずしも複数のカラーを用いる場合のみでなく、一色の画像も含むものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例にすぎない。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図、図2は、本実施の形態に用いられる中間転写体の概略構成図、図3は、本実施の形態に用いられる小型記録媒体転写用の記録紙の説明図、図4は、大型記録媒体転写用の記録紙の説明図である。
図1において、画像形成装置1の下方には図示しない第1記録媒体(記録紙)15用の収納庫が配設され、その収納庫から記録紙15が搬送路17を通ってレジストローラ対14に搬送可能に構成されている。
【0013】
また、搬送路17の上側には大型紙用のフィーダー20が軸20aを中心に収納部20bが矢印方向に回動可能に配置されている。該フィーダー20に収納される大型記録紙25はピックアップローラ19及び搬送ローラ対18により搬送路26を通ってレジストローラ対14に搬送可能に構成されている。
【0014】
レジストローラ対14の下流側には、表面を継ぎなしのシームレス状に形成さあれた中間転写体3及び、それに対面して転写ローラ11が配置され、中間転写体3の時計方向の回転方向にそって、クリーニング機構12、感光体ドラム2が配設されている。
尚、帯電器、その他感光体ドラム2から転写に必要な諸機構は省略している。
【0015】
前記感光体2には、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する現像装置4,5,6,7が配設されるとともに、ポリゴンモータ9を有したデータ書き込み用光学ユニット8が配設されている。尚、帯電器、クリーニング装置等は便宜上図示を省略している。
【0016】
また、前記中間転写体3の下流側には定着器13が配置され、記録紙は転写終了後、定着器13を経て上部のトレイ18に集積されるように構成されている。
【0017】
次に図2を用いて、本実施の形態に用いられる中間転写体3の構成を説明する。円筒状に形成される中間転写体3は回転軸心16の回りを回転可能に配置されるが、直径L1のπ倍である、表面の周長さL2と記録紙の短手方向長さS4との関係をS4≦L2、前記L2と軸方向長さL3との比である(L2/L3)を、(L2/L3)≦0.68に設定している。
【0018】
少なくとも、現存のカット記録紙のサイズによる(短手/長手)の比は、A3:{(297/432)=0.687}、A4:{(216/297)=0.727}、B4:{(260/360)=0.722}、B5:{(180/260)=0.69}である。
【0019】
本実施の形態は、小型用記録紙15の短手方向に記録紙を搬送するように構成されている。
よって、中間転写体3の表面の周長さL2と記録紙の短手方向長さS4との関係をS4≦L2と設定することにより、記録紙の短手長さを越えて中間転写体上の画像が形成されることはなく、また、(L2/L3)≦0.68に設定しているので、記録紙の長手方向の長さが中間転写体の軸方向の長さ(周長)より長くなることがなく、該中間転写体3の支持部材または中間転写体3の駆動部材に干渉することがない。
【0020】
本実施の形態は、上述のように構成されているので、図3に示すように記録紙15の短手S1の搬送方向である矢印の方向に、記録紙15は搬送される。
そして、記録紙の短手S1は中間転写体3の周長L2より大きくないので、記録紙の所定表面内に画像が転写される。
【0021】
また、記録紙の短手方向に搬送しているので、中間転写体の線速を従来と同じ速度にしてあってもマシーンスピードMSを増加することができ、転写処理枚数を上げることができる。
【0022】
また、中間転写体の線速を遅くして従来と同じマシーンスピードもしくはそれ以上のマシーンスピードに設定することができる。その際には、定着装置の速度を中間転写体の線速に合わせて落とすことができ、それにより定着時間を長く設定でき高品質の画像を提供することができる。
【0023】
次に、大型紙用のフィーダー20から中間転写体3の周長L2=πL1よりも長い記録紙を供給する場合を説明する。フィーダー20から搬送された記録紙25は一旦レジストローラ対14にて停止する。
イエロー、マゼンタ、シアン、による画像が感光体ドラム2から中間転写体3に転写された後、感光体ドラム2からブラック画像が積層転写される。4色の積層画像の先端が転写ローラ11と対面する中間転写体3の記録紙への転写位置に到達するタイミングでレジストローラ対14によって記録紙25が搬送され、図4に示す前半画像記録領域25Aに4色画像の転写が開始する。
【0024】
4色の画像の先端が記録紙への転写が完了すると、クリーニング機構12により残留トナーが排除され、前記4色のうち事前に別途設定されていた色、例えばブラックが設定されていればブラックによる感光体ドラム2上の画像を引き続き中間転写体3に転写され、レジストローラ対14によって記録紙25が搬送されている状態でその画像が後半の一色画像記録領域25Bに転写される。
【0025】
【発明の効果】
以上記載した如く本発明によれば、搬送方向の長さが前記中間転写体の周長よりも長い記録媒体を使用する場合でも、カラー印刷部分が中間転写体の周長よりも少なくとも長くない条件であれば、前半がカラー印刷で後半が一色印刷で、転写することができるので、使用頻度の多い搬送方向画面サイズに対応する周長を有する中間転写体を用いて前半を絵柄、後半を説明文として画像形成することが可能であり、コンパクトで安価なカラー画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】 本実施の形態に用いられる中間転写体の概略構成図である。
【図3】 本実施の形態に用いられる小型記録媒体転写用の記録紙の説明図である。
【図4】 大型記録媒体転写用の記録紙の説明図である。
【符号の説明】
2 感光体
3 中間転写体(転写体)
15 記録紙(記録媒体)
Claims (1)
- 感光体ドラムに、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応する現像装置が配設され、記録媒体の長手方向の長さが中間転写体の周長より長い記録媒体と、記録媒体の長手方向の長さが中間転写体の周長より長くない記録媒体とを供給可能で、前記現像器により感光体ドラム上に形成された各色毎の画像を中間転写体に転写し、該中間転写体で多色の画像が形成された後に記録媒体に転写することによりカラー印刷が可能なカラー画像形成装置であって、
搬送方向の長さが前記中間転写体の周長よりも長い記録媒体を使用する際に前記記録媒体を長手方向に沿って前半画像転写領域と後半画像転写領域とに区分し、前記前半画像転写領域に前記中間転写体でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックからなる4色の画像を転写し、前記後半画像転写領域に前記4色のうち事前に別途設定された一色の画像を転写し、1枚の記録媒体に前記4色の多色画像と前記別途設定された一色の画像とを転写することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08806698A JP3728520B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08806698A JP3728520B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | カラー画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11265130A JPH11265130A (ja) | 1999-09-28 |
JP3728520B2 true JP3728520B2 (ja) | 2005-12-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3728520B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP08806698A patent/JP3728520B2/ja not_active Expired - Fee Related
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