JP3726528B2 - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3726528B2 JP3726528B2 JP02839399A JP2839399A JP3726528B2 JP 3726528 B2 JP3726528 B2 JP 3726528B2 JP 02839399 A JP02839399 A JP 02839399A JP 2839399 A JP2839399 A JP 2839399A JP 3726528 B2 JP3726528 B2 JP 3726528B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- inner door
- product
- vending machine
- storage rack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶商品などの販売用自動販売機に関し、詳しくはその庫内照明装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
頭記した缶商品販売用の自動販売機では、商品収納ラック(例えばサーペンタイン式商品収納ラック)を搭載した本体ケースに対し、その前面側に商品見本,ディスプレイ照明灯を内装したディスプレイ室を画成した外扉の他に、外扉の裏面側に断熱内扉を装備し、冷却/加熱ユニットで冷却,加熱する庫内の熱損失を低く抑えるようにしている。
【0003】
また、前記の断熱内扉を、商品収納ラックの商品投入口を覆った上部内扉と、下部域を覆った商品搬出口付きの下部内扉に分けた上下二分割構造の扉となし、商品収納ラックに商品を補給するローディング作業時には断熱内扉の下部内扉を閉じたまま、上部内扉を開放して庫内の熱損失を低く抑えるようした構成のものも一部で実施されている。
【0004】
ここで、図1を援用して上記した缶販売用自動販売機の構成を説明する。図において、1は自動販売機の本体ケース(キャビネット)、2は本体ケース1の庫内に搭載した商品収納ラック(複数コラムからなるサーペンタイン式商品収納ラック)、3は本体ケース1の前面に配した片開き式の外扉、4は外扉3の裏面側に配した片開き式の断熱内扉であり、該断熱内扉4は商品収納ラック2の商品投入口2aを覆った上部内扉4aとラックの下部域を覆った下部内扉4bとに二分割されており、かつ上下の各分割扉が個別に開閉できるように本体ケース1に対して外扉3,および上部内扉4a,下部内扉4bの同じ側縁(左側)がヒンジ金具を介して支持されている。
【0005】
なお、図中で3aは外扉3の下部に開口した商品取出口、4b-1は下部内扉4bに開口したフラッパ付き商品搬出口、5は本体ケース1の庫内底部側に配備した商品搬出シュータ、6は外扉3の裏面に配備したコイン機構、6aはその集金箱、7は販売商品の価格設定などを行うリモコン(リモートコントローラ)、8は販売数量表示するカウンタ、9は下部内扉4bの前面に貼り付けた商品収納ラック4の各コラムの配列,および各コラムに収納する商品の銘柄を表示したコラムラベルである。また、図には描かれてないが、外扉3の前面側には商品取出口コイン投入口などを装備した操作パネルなどのほか、商品見本,照明灯(商品見本台の内方に設置した蛍光灯),商品選択ボタンを装備したディスプレイ室が画成されており、10はそのディスプレイ室の背面扉板である。
【0006】
かかる構成で、商品収納ラック2に商品を補給する場合には、外扉3,および断熱内扉4の上部内扉4aを開放し、下部内扉4bは閉じたままの状態で商品収納ラック2の各コラムごとにその商品投入口2aに商品をローディングする。なお、商品の販売動作については周知であり、ここではその説明は省略する。
【0007】
また、屋外などのロケーション先に据付けた自動販売機に対し、夕刻,夜間時など手暗がり状況で行う商品補給の作業性を考慮して、従来の自動販売機では、図示鎖線で表すように断熱内扉と4の裏面に作業照明用のランプ11を埋め込み装備し、内扉4を開放した際にランプ11を点灯(扉スイッチなどでランプを点灯制御する)して商品収納ラック2の商品投入口2aを照らすようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のように上部内扉の背面側に照明ランプ11を装備した従来の庫内照明装置では次に記すように課題が残る。すなわち、ランプ11の設置スペースは断熱扉4の厚み寸法内に納まるような制約を受けることから、適用可能なランプ11は数W程度で光度の小さいランプに限られ、商品補給の作業に必要な明るさを十分確保することが実際面で困難である。また、このランプ11を扉開放時にのみ点灯制御するために、その配線回路の途中に扉スイッチを要するなどコストもかかる。
【0009】
なお、煙草自動販売機などのように庫内側に断熱内扉を備えてない自動販売機では、外扉の背面に採光穴が開口しておき、該採光穴を通してディスプレイ室側からの漏れ明かりで庫内側を照らすようにして商品補給作業に対する便宜化を図るようにした構成のものも知られているが、前記した缶商品自動販売機のように庫内に商品を保冷,加熱する冷却/加熱ユニットを内蔵した自動販売機では、外扉の裏面側に断熱内扉を装備していることから、単純に外扉の背面に採光穴を開口しても断熱内扉が邪魔をして庫内を照らすことができない。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、外扉のディスプレイ室内に装備した照明灯を利用して商品補給時に庫内の前面を明るく照らすことができるようにその庫内照明装置を改良した自動販売機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、商品収納ラックを搭載した本体ケースに対し、その前面側に商品見本,照明灯を有するディスプレイ室を画成した外扉,断熱内扉、および庫内の商品を保冷、加熱する冷却/加熱ユニットを装備した自動販売機において、前記断熱内扉を商品収納ラックの商品投入口を覆う上部内扉と、下部域を覆う商品搬出口付きの下部内扉とに二分割した上で、前記外扉の背面に備えたディスプレイ室の背面扉に対し、下部内扉と対向する面域一部にディスプレイ照明灯の明かりを庫内側に向けて採光する透光穴を前記照明灯の長手方向に沿って分散開口する(請求項1)。
【0012】
かかる構成で、商品補給時に外扉,および断熱内扉の上部内扉を開放すると、ディスプレイ室内に装備した照明灯(この照明灯は常時点灯している)の光が前記の透光穴を透過して庫内側に採光される。これにより、周囲が暗い状況下でも図1で述べた商品収納ラックの商品投入口,下部内扉(商品補給時には下部内扉が閉じている)の前面にに貼り付けたコラムラベルが明るく照らされるとともに、外扉の裏面側に配備したリモコン,カウンタ,コイン機構の集金箱などに対する作業も手暗がとなることなく行うことができる。
【0013】
また、本発明によれば、庫内照明装置を具体的に次記のような態様で構成することができる。
(1) 断熱内扉の上部内扉を外扉と一体に開閉するよう外扉に係止し、商品補給時になどで外扉を開放した際に、外扉と一緒に上部内扉も開くようにして上部内扉を単独で開く手間を省くようにする(請求項2)。
(2) 透光穴を透明シートで覆い、照明光に寄ってきた虫などがディスプレイ室内に入り込むのを防止する(請求項3)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1,図2に示す実施例に基づいて説明する。なお、図1の構成概要については先に説明済みである。
すなわち、本発明によれば、上下二分割構造の断熱内扉4と組合せて、外扉3の裏面側には下部内扉4aと対向するディスプレイ室の背面扉板10の面域一部にディスプレイ室内に装備した照明灯(蛍光灯)の明かりを庫内側に採光するスリット状の透光穴10aが蛍光灯の長手方向に沿って分散開口している。
【0015】
ここで、図2にディスプレイ室の断面構造を示す。図2において、ディスプレイ室12は外扉3の前面に配した透明な電照板13と背面扉板10との間に画成され、ディスプレイ室12の室内には商品見本(光透過性のある樹脂製のダミー商品)14を展示した陳列台15,および陳列台15の下面側に配した照明灯(左右に長い蛍光灯)16が配備されており、さらに陳列台15の前面に商品と個々に対応する商品選択ボタン17を備えている。そして、前記の透光穴10aは照明灯16の背後に開口しており、さらにこの透光穴10aを内側から透明シート18で覆い、照明灯の明かりに寄って来た虫などがディスプレイ室12に侵入するのを防ぐようにしている。
【0016】
一方、図1に戻って、商品収納ラック2の商品投入口2aの前面を覆う上部内扉4aは、外扉3と一体に開け閉めできるように外扉にヒンジ結合されており、さらに扉の先端側(ヒンジ金具と反対側)が掛止金具19を介して外扉3に係止されている。
【0017】
かかる構成で、商品補給時に外扉3を開放すると、外扉3と一緒に断熱内扉4の上部内扉4aが開き、商品収納ラック2の商品投入口2aから前方に後退する。なお、図1では下部内扉4bが半開状態になっているが、商品補給時には下部内扉4bを閉じたままとして庫内と庫外の間を断熱している。そして、外扉3,上部内扉4aが開いた状態になると、外扉3のディスプレイ室内に設けた照明灯16の光が図2の矢印で表すように採光穴10aを透過して背後に投光し、本体ケース1の前面を照らすようになる。これにより、自動販売機の周囲が暗い状況下でも商品収納ラック2の前面上部に開口した商品投入口2aが上部内扉4aに邪魔されることなく直接照らし出されるとともに、下部内扉4bの前面に貼り付けたコラムラベル9もディスプレイ室照明灯16の光で明るく照らされるようになる。また、外扉3の裏面側に装備したリモコン7の操作,カウンタ8の読み取り,および集金箱6aからのコイン回収などの作業も照明灯16の明かの下で楽に行える。したがって、断熱内扉4に組み込んだ従来の照明ランプ,およびそのランプを扉開閉に合わせて点灯,消灯制御する扉スイッチなども不要となる。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の構成によれば、外扉のディスプレイ室内に装備した照明灯を利用して商品補給などで外扉を開放した際に断熱内扉に邪魔されることなく、庫内側の前面を明るく照らすことができ、断熱内扉の裏面側に小さなランプを装備した従来構成と比べて商品補充などのメンテナンス作業が楽に行えるとともに、ランプを断熱内扉の開閉に合わせて点灯,消灯する扉スイッチも不要となってコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による自動販売機の扉開放状態を正面図
【図2】図1におけるディスプレイ室の構成断面図
【符号の説明】
1 本体ケース
2 商品収納ラック
2a 商品投入口
3 外扉
4 断熱内扉
4a 上部内扉
4b 下部内扉
10 ディスプレイ室の背面扉板
10a 透光穴
12 ディスプレイ室
14 商品見本
16 照明灯
18 透明シート
19 上部内扉の掛止金具
Claims (3)
- 商品収納ラックを搭載した本体ケースに対し、その前面側に商品見本,照明灯を備えるディスプレイ室を画成した外扉,断熱内扉、および庫内の商品を保冷、加熱する冷却/加熱ユニットを装備した自動販売機において、
前記断熱内扉を商品収納ラックの商品投入口を覆う上部内扉、下部域を覆う商品搬出口付きの下部内扉とに二分割した上で、前記外扉の背面に備えたディスプレイ室の背面扉に対し、下部内扉と対向する面域一部にディスプレイ照明灯の明かりを庫内側に向けて採光する透光穴を前記照明灯の長手方向に沿って分散開口したことを特徴とする自動販売機。 - 請求項1記載の自動販売機において、断熱内扉の上部内扉を、外扉と一体に開閉するよう外扉に係止したことを特徴とする自動販売機。
- 請求項1記載の自動販売機において、透光穴を透明シートで覆ったことを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02839399A JP3726528B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02839399A JP3726528B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000227971A JP2000227971A (ja) | 2000-08-15 |
JP3726528B2 true JP3726528B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=12247427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02839399A Expired - Fee Related JP3726528B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3726528B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4924512B2 (ja) * | 2007-07-18 | 2012-04-25 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機 |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP02839399A patent/JP3726528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000227971A (ja) | 2000-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2245401B1 (en) | Refrigerator | |
KR101728196B1 (ko) | 냉장고 | |
KR101730183B1 (ko) | 냉장고 및 냉장고 디스펜서 | |
JP3982769B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
EP2267386A2 (en) | Refrigerator | |
KR102458160B1 (ko) | 냉장고 및 냉장고 제어 방법 | |
KR20090090520A (ko) | 냉장고 및 냉장고 도어 | |
EP2242969A2 (en) | Refrigerator and refrigerator door | |
KR101892854B1 (ko) | 냉장고 | |
JP3726528B2 (ja) | 自動販売機 | |
CN212006362U (zh) | 冰箱 | |
US4205533A (en) | Refrigerator having a control indicator optic arrangement and indicating method | |
JP4175803B2 (ja) | 自動販売機の商品取出口照明装置 | |
JP5310048B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP2007218582A (ja) | 冷蔵庫 | |
KR20170044628A (ko) | 냉장고 및 냉장고 디스펜서 | |
KR102167542B1 (ko) | 냉장고 | |
JP2730274B2 (ja) | 自動販売機の収納室内照明装置 | |
JP7299855B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6871843B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
KR970003704B1 (ko) | 자동판매기의 상품 수납 전시실 장치 | |
JP5200579B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
KR102096932B1 (ko) | 냉장고 | |
JPH08167070A (ja) | 自動販売機の照明装置 | |
JP3885309B2 (ja) | 自動販売機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050919 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |