JP3726351B2 - 画像記録方法とそれに用いる画像記録媒体、画像記録媒体転写シート及び画像記録粘着シール - Google Patents

画像記録方法とそれに用いる画像記録媒体、画像記録媒体転写シート及び画像記録粘着シール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホログラムや回折格子など微細な凹凸によって既に情報(画像や文字を含む情報)が記録された画像記録媒体に、光エネルギービームを照射することによって、既に情報が記録された媒体にさらに情報を画像として記録する画像記録方法とそれに用いる画像記録媒体、そしてこの画像記録媒体を転写する画像記録媒体シートや、あるいは画像記録媒体を基材から剥がして貼る画像記録粘着シールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ホログラムは、一般にレーザ光などの可干渉性のある光源を用いて参照光とホログラムパターンとなる物体に照射された散乱光である物体光との干渉によって得られた濃淡パターンを感光体などに記録したものである。ホログラムの多くは、3次元画像を記録し、表示することを目的とした記録手法であって、複製を大量に作成するために感光体に記録された干渉縞の濃淡パターンに従ってフォトレジストエッチングなどにより金属型に凹凸パターンとして写し取りスタンパーを作成する。このスタンパーの凹凸パターンを透明な高屈折率の樹脂などに型押しすることで、ホログラムシートが複製される。このようなホログラムをエンボスホログラムと呼ぶ。その他、回折格子の凹凸パターンを熱可塑性の樹脂層表面に形成し、凹凸で反射した光が干渉して虹彩色を呈し、視角によって色の変化を見ることのできるレインボーホログラムがある。
これまで、各種のホログラムパターンを記録した情報記録媒体が市場に送り出されているが、そのほとんどは、ホログラムパターン以外の情報を含むことができなかった。
そこで、上記の問題を解決するために、従来にない視覚効果や記録内容の多様化を目的として他の情報との組み合わせのための記録媒体や記録方法が考案されている。
【0003】
従来の技術としては、例えば、装飾パネル、看板、壁紙、各種カードや、ラベル類のような装飾シートに使用する為の、ホログラムを形成可能な画像記録用シートなどが特開平2−310578号公報、等に開示されている。これは、透明な熱可塑性のプラスチックフィルムの一面に透明な画像定着層、もう一方の面にホログラムを形成するための透明な熱可塑性樹脂層を設けたものである。画像定着層にはオフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等の各種印刷手段、熱転写記録などの記録手段によって画像定着層の表面に画像が形成されるものである。この方法は、ホログラム層と印刷画像を別個に作成するものである。
【0004】
一方、ホログラム記録層への異種情報の記録を行うことによって2種の情報を分離不可能とすることが望まれている。
そこで、ホログラム層に直接働きかけてホログラム以外の情報を記録する方式が、例えば特開平4−250487号公報に開示されている。図4を参照してこの従来の技術の例の情報記録方法を説明する。
【0005】
図4(a)に基体106表面に転写された反射型エンボスホログラム110を示す。転写は、感熱記録ヘッド107によって行われているものである。ホログラム層101と反射層102からなる所望の輪郭のホログラムは、感熱接着層105によって基体106上に接着されており、図1(b)の平面図に示すような画像111が記録されている。このような転写ホログラム領域に再度感熱記録ヘッド107を押し当て、加熱素子108のうち所望の素子を駆動することにより、その部分に対応するホログラム層101と反射層102が急激に加熱される。この加熱によって、薄い反射層102の金属等は溶融され、その表面張力などによって細かく割れて反射性を失い、基体106が透けて見えることになる。従って、基体106に色彩を施すなどにより、加熱素子108を記録情報に基づいて順に選択駆動することにより、文字、画像等の情報112を、ホログラムに本来記録されていた情報111に加えて記録・表示可能とするものである。この方法によれば、ホログラムを消去してホログラム情報とは異種の情報記録を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、情報記録媒体の形態が制約されてしまうという欠点がある。少なくとも、既にホログラムによって記録されている情報を別の情報の追記のために破壊してしまうので、情報の棄却や欠損が発生する。さらに、ホログラムの凹凸に比べて大きな熱変形を受けるため、元のホログラムパターンの審美性を低下させてしまうという欠点があった。
【0007】
ホログラム記録層と分離不可能であり、ホログラムの元の画像を損傷しないように情報を追記することによって、ホログラムの審美性を保持したまま記録の多様性、及びセキュリティー性を向上することが可能なホログラム記録面への情報記録は、達成されていなかった。また、記録媒体によっては、感熱記録ヘッドなどによる接触式記録を行えないものもある。
【0008】
本発明は以上のような問題点に着目してなされたものであり、カード、転写シール、ステッカーなどに代表されるような各種のホログラム付き記録媒体の中間層(層構成中の中間部に位置する層)に、その記録済みのホログラム以外の画像(例/中間調画像や文字など)を、記録エネルギー源として光を用いて非接触で追記することを可能とし、さらにはホログラムによって記録された情報を破壊することなく画像を追加記録出来る画像記録に係る技術を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明が提供する手段とは、まず、請求項1に示すように、
透明基材上に、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、そして光エネルギービーム透過性を有する保護層がこの順で積層されている画像記録媒体に対して、該保護層の側から光エネルギービームを照射することにより、該画像形成層に画像を記録することを特徴とする画像記録方法である。
【0010】
あるいは、請求項2に示すように、
透明基材上に、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、接着層、そして基材がこの順で積層されている画像記録媒体に対して、該透明基材の側から光エネルギービームを照射することにより、該ホログラム形成層に画像を記録することを特徴とする画像記録方法である。
尚、ホログラム形成層の材料選択の幅を広げ、且つ画像の記録は良好に行なえるようにすべく、前記光熱変換層とホログラム形成層との間に、画像形成層を設けておき、該画像形成層に画像を記録することも好ましい。
【0011】
さらに、好ましくは請求項3に示すように、
前記ホログラムパターンを破壊することなく画像を記録することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画像記録方法である。
【0012】
あるいは、請求項4に示すように、
透明基材上に、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、そして光エネルギービーム透過性を有する保護層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体である。
【0013】
さらに、好ましくは請求項5に示すように、
前記光エネルギービーム透過性を有する保護層は可視光領域に吸収が無いことを特徴とする請求項4に記載の画像記録媒体である。
【0014】
また、好ましくは請求項6に示すように、
前記光エネルギービーム透過性を有する保護層は可視光領域に吸収が有り、且つ該光エネルギービームの波長が赤外線又は紫外線のいずれかの領域にあることを特徴とする請求項4に記載の画像記録媒体である。
この場合、人間が肉眼で観たときには、前記保護層は隠蔽層としての役割を果たす。
【0015】
あるいは、請求項7に示すように、
透明基材上に、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、接着層、そして基材がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体である。
尚、ホログラム形成層の材料選択の幅を広げ、且つ画像の記録は良好に行なえるようにすべく、前記光熱変換層とホログラム形成層との間に、画像形成層が設けてある画像記録媒体も好ましい。
【0016】
あるいは、請求項8に示すように、
透明基材上に、剥離可能な保護層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、そして接着層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体転写シートである。
【0017】
あるいは、請求項9に示すように、
透明基材上に、剥離可能な保護層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層兼接着層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体転写シートである。
【0018】
あるいは、請求項10に示すように、
基材上に、剥離可能な保護層、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、そして接着層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体転写シートである。
【0019】
さらに好ましくは、請求項11に示すように、
前記透過性又は反射性薄膜層と接着層との間に、接着アンカー層があることを特徴とする請求項10に記載の画像記録媒体転写シートである。
【0020】
あるいは、請求項12に示すように、
透明基材上に、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、粘着層、そして光エネルギービーム透過性を有する基材がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録粘着シールである。
【0021】
さらに好ましくは、請求項13に示すように、
前記光エネルギービーム透過性を有する基材は可視光領域に吸収が無いことを特徴とする請求項12に記載の画像記録粘着シールである。
【0022】
また好ましくは、請求項14に示すように、
前記光エネルギービーム透過性を有する基材は可視光領域に吸収が有り、且つ該光エネルギービームの波長が赤外線又は紫外線のいずれかの領域にあることを特徴とする請求項12に記載の画像記録粘着シールである。
この場合、人間が肉眼で観たときには、前記保護層は隠蔽層としての役割を果たす。
【0023】
あるいは、請求項15に示すように、
透明基材上に、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、粘着層、そして基材がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録粘着シールである。
【0024】
尚、本発明でいう光エネルギービームとは、代表例としてレーザビームが挙げられるが、特にこれに限定するものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】
<作用>
本発明に係る画像記録媒体(転写シートや粘着シールも含む)には、光エネルギービームが透過可能な層が表面に、またその側の内層部に光熱変換層があり、光熱変換層に隣接して内層部に設けられ且つ熱により軟化又は溶融し易い層がある。
そして、画像を追加記録する際には、光エネルギービームが透過可能な層の側から、記録情報に対応して強度又は照射時間を変調した光エネルギービームを照射すると、光熱変換層では光を熱に変換させる。このとき、内層部に光熱変換層に隣接して設けられた層のうち、光熱変換層の当該発熱部に接する箇所は、この熱のために浅く且つ局所的に軟化又は溶融した後に固化することになる。これにより、いったん軟化又は溶融した後に固化した箇所と、そうでない箇所とでは、光の散乱の具合に違いが生じることになり、この違いを利用して像として記録される。また、これら光エネルギービームが透過可能な層、光熱変換層、光熱変換層に隣接して内層部に設けられ且つ熱により軟化又は溶融し易い層は、画像記録媒体の層構成中では、ホログラムパターンの形成面を境にして片側に揃えて設けてあり、照射する光エネルギービームはホログラム形成層のホログラムパターンの形成面に届くことなく光熱変換層に達して熱に変換される。
【0026】
なお、前記の内層部に光熱変換層に隣接し設けられ且つ熱により軟化又は溶融し易い層とは、本発明では画像形成層と称する樹脂層であったり(例えば、請求項1、4、8、9又は12の場合)、あるいはホログラム形成層そのものが画像形成層の役割を果たしたりする(例えば、請求項2、7、10又は15の場合)。そして、光エネルギービームを照射し光熱変換層で発せられた熱が、この熱により軟化又は溶融し易い層を深くその厚さ全部に渡り軟化又は溶融させてしまうケース(材料の耐熱性、発熱量、材料の厚さ、材料の熱伝導性のかねあいで決定する。)では、ホログラムパターンは破壊されてしまう。光熱変換層で発せられる熱に対して、軟化又は溶融の後に固化する現象が浅く実現されるケースであれば、ホログラムパターンは破壊されない。
このようにして、非接触で画像を記録することが出来る。
【0027】
【実施例】
<実施例1>
図1(a)にホログラム記録されたカード形状の記録媒体1に別の情報を記録する模式図を示す。記録媒体1は、透明基材2の表面に順次、ホログラム情報10が記録されたホログラム形成層3、透過性薄膜層4、画像形成層5、光熱変換層6、基材7が積層されたカード形状の記録媒体である。図1(b)に示すようにホログラム形成部11にホログラム情報12が記録されている状態で、この記録媒体1の基材7の面から集光レンズ8によって集光されたレーザビーム9を照射すると光熱変換層6内の情報記録部10で光エネルギーが熱エネルギーに変換されて発熱することによって、画像形成層5が溶融する。図示しない記録画像情報によってレーザビーム9の強度や照射時間を変調することで画像形成層5に追記情報13が記録される。このとき発生した熱は基材7側と透過性薄膜層4および、ホログラム形成層3にも伝導するがホログラムパターンが溶融や破壊には至らないように照射エネルギー量を制御している。
【0028】
図1において示されたレーザビーム9は、半導体レーザ(出力200mW、発振波長810nm)によっている。情報記録部10におけるスポット径は直径60μmに設定された。図示しないレーザ制御装置によって、中間調画像、文字を含む線画が記録された。使用可能なレーザとしては上記以外に、波長600〜800nmまたは、波長850〜1500nmの半導体レーザ、He−Neレーザ、Arレーザ、CO2 レーザなど各種のレーザ、あるいはその他の光源があり、非接触にエネルギーを供給するものであれば、いずれも本発明に好適である。
【0029】
<応用例1>
図2には画像記録媒体を転写シートの形態にした応用例の概略構成を示す。
基材20表面に剥離性保護層21、ホログラム形成層3、透過性薄膜層4、画像形成層5 そして、光熱変換・接着層22が順次積層されているものである。この記録媒体においてレーザビーム9の照射は光熱変換・接着層22側から行われる。レーザビーム9による情報記録が終了したものが転写シールとして使用され、図示しない被転写シートに光熱変換・接着層22を接して熱スタンプ、熱ロール、感熱ヘッドなどによって熱圧着されると共に基材20は剥離性保護層21において剥離されることで転写を完了する。よって、この応用では、基材20は光透過性を問題とせず広範囲な材料を用いることができる。また、光熱変換・接着層22は、同一層とせず光熱変換層と接着層に分離して形成しても良い。
【0030】
<応用例2>
図3には画像記録媒体を粘着シールの形態(一種のステッカー)にした応用例の概略構成を示す。
透明基材30表面にホログラム形成層3、透過性薄膜層4、画像形成層5、光熱変換層6そして、粘着層31、基材32を順次積層したものである。この記録媒体においてレーザビーム9の照射は基材32側から行われる。
【0031】
次に、<実施例1>、<応用例1>及び<応用例2>に係る画像記録媒体を構成する各層の材料について説明する。
透明基材2及び30は、厚さ6μmから500μmの塩化ビニルで形成したものである。機械的な剛性や透明性あるいは経済性の観点から、これらの厚さは50〜300μmが好ましい。尚、透明基材2及び30に好適なその他の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ化ポリマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド、あるいはフッ素樹脂等の耐摩耗性および耐熱性のよい材料を一般的に挙げることができる。
【0032】
また、基材7及び32は、厚さ50〜500μmのPETで形成した。尚、機械的な剛性の観点から、基材7は厚さ300μm近傍が好ましく、基材30としては厚さ50μm近傍が好ましい。その他の材料としては、レーザビームに透過性を有するものであって、機械的に支持する働きをなす強さ、耐熱性を有するものであれば、何れも使用可能である。裏面の隠蔽効果を持たせるために樹脂に混色墨を含有させることも有効である。
基材20は、厚さ6〜50μmのPETで形成された。より好ましくは、厚さ20〜30μmである。その他の材料としては、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、フッ化ポリマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド、フッ素樹脂等の耐摩耗性および耐熱性のよい材料が一般的に使用されている。基材としてはその他にも、例えば、ポリイミド、紙、合成紙などを用いることができる。
【0033】
ホログラム形成層3は、エンボス成形性が良好で、プレスムラの発生がなく、明るい再生像が得られ、しかも透過性薄膜層4などとの接着性が良好な樹脂が好ましく、以下の配合比からなる組成物をグラビア印刷法により、乾燥温度110℃、厚さは1〜3μmに形成した。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 ・・25部
ウレタン樹脂 ・・10部
メチルエチルケトン ・・70部
トルエン ・・30部
また、ホログラムパターン形成面は、このような組成のホログラム形成層3に対し、版面温度が165℃のプレス成型により形成されている。
【0034】
ホログラム形成層3に好適なその他の材料としては、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂とか、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、あるいはトリアジン(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂、またはこれらの混合物、それからさらにラジカル重合性不飽和基を有する熱成型性材料などが使用可能である。
尚、これら以外のものであっても、ホログラム画像を形成可能で画像としての安定性を有する材料であれば何れも使用可能である。
【0035】
透過性薄膜層4としてはZnSの層が真空蒸着法によって厚さ100〜1000Åに形成する。この層の厚さは光透過性を確保するという理由から、500Å以下が好ましい。本発明では、追記画像をホログラムを透かして見るために透明型ホログラムとして構成されている。よって、透過性薄膜層4としては、ホログラム効果を発揮する光透過性のものであればいかなる材料も使用可能である。
【0036】
尚、透過性薄膜層4としては、ホログラム形成層3(屈折率n=1.3〜1.5)よりも屈折率の高い材料が審美性上好ましく、前記ZnSも含めて、例えば表1に示す無機材料が使用可能である。
【0037】
【表1】
Figure 0003726351
【0038】
また、このような透過性薄膜層4を形成する方法として真空蒸着法以外の方法としては、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの成膜手段が適用可能である。
【0039】
画像形成層5には、厚さ1乃至3μmのアクリル樹脂が用いられた。その他の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ化ポリマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド等が使用可能である。
【0040】
光熱変換層6は、赤外線吸収発熱剤とバインダからなる。
赤外線吸収発熱剤としては、ポリメチン系のシアニン色素を用いた。尚、赤外線吸収発熱剤としては、その他にもアゾ系色素、ナフトキノン系、あるいはアントラキノン系のキノン系色素などが使用可能である。
また、バインダとしては、ニトロセルロース、燐酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、硫酸セルロース、ミリスチン酸セルロース、パルミチン酸セルロース、酢酸・プロピオン酸セルロース、あるいは酢酸・酪酸セルロースなどのセルロースエステル類とか、ポリエステル系樹脂、エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、あるいはヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース系樹脂とか、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、あるいはポリアクリルアミドなどのビニル系樹脂とか、またその他にも、ポリメチルアクリレートやポリアクリル酸などのアクリル樹脂類とか、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン類、それからポリアクリレート樹脂類、エポキシ樹脂類、あるいはフェノール樹脂類、等々が使用できる。
尚、この例における光熱変換層6は、
シアニン染料 ・・・・・・・ 2重量%
溶媒 ・・・・・・・70重量%
ポリエステル系樹脂 ・・・・・・・28重量%
からなる溶剤を画像形成層5上に塗布、乾燥して形成された厚さ0.5〜5μmの塗布膜である。光熱変換層6の厚さは、光熱変換の機能の良好さ、塗布の行ない易さ、塗布量の節約を考慮すると、好ましくはおよそ1〜3μmである。
【0041】
転写シール応用で使用される剥離性保護層21は、ホログラム形成層3をより効果的に(図示しない)被転写体に転写するために設けられたものであり、以下の配合比からなる組成物がグラビア印刷法によって、乾燥温度110℃、厚さ1〜3μmで形成された。
【0042】
アクリル樹脂 ・・・・・・・30部
ポリエステル樹脂 ・・・・・・・ 5部
トルエン ・・・・・・・40部
メチルエチルケトン ・・・・・・・40部
メチルイソブチルケトン ・・・・・・・20部
【0043】
剥離性保護層21としては、この他にも熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、あるいは塩素系ポリプロピレン樹脂であるとか、又はこれらのいずれかにオイルシリコン、脂肪酸アミド、あるいはステアリン酸亜鉛のいずれかを添加したものが使用可能である。また、剥離性保護層21としては、これら以外に無機物を使用しても良い。
【0044】
光熱変換層兼接着層22としては、光熱変換層6の構成材料にアクリル系接着剤を含有させたものを用いた。
光熱変換層と接着層を分離して形成する場合には、光熱変換層の上に接着層を以下の配合比からなる組成物でグラビア印刷法により、乾燥温度110℃、厚さは1〜3μmに形成した。接着時の良好な硬化、塗布のやり易さ、塗布量の節約、等を考慮すると、接着層の厚さとしては2μm程度がより好まい。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 ・・・30部
ポリエステル樹脂 ・・・20部
メチルエチルケトン ・・・50部
トルエン ・・・50部
【0045】
なお、接着層に用いられる材料としては、光熱変換層を変質させたり、あるいはこれを冒すものでなければ、通常使用されるもので良く、上記のアクリル系接着剤以外にも、例えばポリエステル系ポリアミド等が使用可能であり、またここに掲げたものに限定されるものでもない。
【0046】
ステッカー応用で使用される粘着層31は、アクリル樹脂を主剤としており、1.0〜2.0g/m2 で塗布された。
【0047】
粘着層31を形成する材料としてはこの他にも、ブチルゴム系、天然ゴム系、シリコン系、あるいはポリイソブチル系などの粘着成分と、アルキルメタクリレート、ビニルエステル、アクリルニトリル、スチレン、あるいはビニルモノマーなどの凝集成分と、不飽和カルボン酸、ヒドロキシル基含有モノマー、あるいはアクリルニトリルなどに代表される改質成分や、それから重合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、あるいは参加防止剤などの添加物を必要に応じて適宜添加したものも適用可能である。
【0048】
<実施例2>
図5(a)にホログラム記録されたカード形状の記録媒体1に別の情報を記録する模式図を示す。記録媒体1は、透明基材2の表面に順次、光熱変換層3、ホログラム情報10が記録されたホログラム形成層4、反射性薄膜層5、接着層16、基材20が積層されたカード形状の記録媒体である。図5(b)に示すようにホログラム形成部11にホログラム情報12が記録されている状態で、この記録媒体1の透明基材2の面から集光レンズ8によって集光されたレーザビーム9を照射すると光熱変換層6内の情報記録部10で光エネルギーが熱エネルギーに変換されて発熱することによって、ホログラム形成層3が溶融する。図示しない記録画像情報によってレーザビーム9の強度や照射時間を変調することでホログラム形成層3に追記情報13が記録される。このとき発生した熱は反射性薄膜層15および、透明基材2にも伝導するが、ホログラムパターンが溶融や破壊には至らないように照射エネルギー量を制御している。記録された画像は半透明の白色を呈しているため、この追記画像を透過してホログラムパターンが確認できる。
【0049】
図5において示されたレーザビーム9は、半導体レーザ(出力200mW,発振波長810nm)によっている。情報記録部10におけるスポット径は直径60μmに設定された。図示しないレーザ制御装置によって、中間調画像、文字を含む線画が記録された。使用可能なレーザとしては上記以外に、600nmから800nm または、850nmから1500nmの半導体レーザ、He−Neレーザ、Arレーザ、CO2 レーザなど各種のレーザ および、その他の光源があり、非接触にエネルギーを供給するものであれば、いずれも本発明に含まれる。
【0050】
<応用例3>
図6には画像記録媒体を転写シートの形態にした応用例の概略構成を示す。
基材20表面に剥離性保護層21、光熱変換層6、ホログラム形成層3、反射性薄膜層15、接着アンカー層23そして、接着層16が順次積層されているものである。この記録媒体においてレーザビーム9の照射は基材20側から行われる。レーザビーム9による情報記録が終了したものが転写シールとして使用され、図示しない被転写シートに接着層16を接して熱スタンプ、熱ロール、感熱ヘッドなどによって熱圧着されると共に基材20は剥離性保護層21において剥離されることで転写を完了する。
【0051】
<応用例4>
図7には画像記録媒体を粘着シールの形態(一種のステッカー)にした応用例の概略構成を示す。
透明基材30表面に光熱変換層6、ホログラム形成層3、反射性薄膜層15、粘着層31、基材32を順次積層したものである。この記録媒体においてレーザビーム9の照射は透明基材30側から行われる。
【0052】
次に、<実施例2>、<応用例3>及び<応用例4>に係る画像記録媒体を構成する各層の材料について説明する。
透明基材2及び30は、厚さ6μmから500μmの塩化ビニルで形成された。厚さとしては、好ましくは、25μmから300μmである。その他の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ化ポリマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド、フッ素樹脂等の耐摩耗性および耐熱性のよい材料が一般的に使用されている。
基材20及び32は、厚さ50〜500μmのPETで形成された。尚、機械的な剛性の観点から、例えば、基材20は厚さ300μm近傍が好ましく、また基材32としては厚さ50μm近傍が好ましい。それから、その他の材料としては、機械的に支持する働きをなす強さ、耐熱性を有するものであれば、何れも使用可能である。その他の材料として具体例を幾つか挙げると、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、フッ化ポリマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド、あるいはフッ素樹脂等の耐摩耗性および耐熱性のよい材料が一般的に使用されている。尚、その他にも、例えば、ポリイミド、紙、あるいは合成紙などを用いることもできる。
【0053】
光熱変換層6は、赤外線吸収発熱剤とバインダからなり、赤外線吸収発熱剤としては、ポリメチン系のシアニン色素を用いた。その他、アゾ系色素、ナフトキノン系やアントラキノン系のキノン系色素などが使用可能である。
バインダとしては、ニトロセルロース、燐酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、硫酸セルロース、ミリスチン酸セルロース、パルミチン酸セルロース、酢酸・プロピオン酸セルロース、酢酸・酪酸セルロースなどのセルロースエステル類、ポリエステル系樹脂、エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリアクリルアミドなどのビニル系樹脂 その他、ポリメチルアクリレート、ポリアクリル酸などのアクリル樹脂類、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン類、ポリアクリレート樹脂類、エポキシ樹脂類、フェノール樹脂類等が使用できる。
前記の例では、
シアニン染料 ・・・・・・・ 2重量%
溶媒 ・・・・・・・70重量%
ポリエステル系樹脂 ・・・・・・・28重量%
からなる溶剤をホログラム形成層3上に塗布、乾燥して形成された厚さ0.5μmから5μmの塗布膜である。好ましくは、1μmから3μmである。
【0054】
ホログラム形成層3は、エンボス成形性が良好で、プレスムラの発生がなく、明るい再生像が得られ、反射性薄膜層15などとの接着性が良好な樹脂であって、以下の配合比からなる組成物がグラビア印刷法により、乾燥温度110℃,厚さは、1μmから3μmで形成された。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体・・・25部
ウレタン樹脂 ・・・10部
メチルエチルケトン ・・・70部
トルエン ・・・30部
また、ホログラム形成面は、このような組成のホログラム形成層3に対し、版面温度が165℃のプレス成型により形成されている。
【0055】
ホログラム形成層3としては、他にポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂あるいは、これらの混合物、さらにラジカル重合性不飽和基を有する熱成型性材料などが使用可能であり、上記以外のものでも、ホログラム画像を形成可能な安定性を有する材料であれば何れも使用可能である。
【0056】
反射性薄膜層15は、光線を透過させずに全反射する層であって、Alが 真空蒸着法によって厚さ500Åから2000Åに形成された。より好ましくは、1000Åから1500Åの範囲である。本発明では、追記画像を透かしてホログラムを見るために反射型ホログラムとして構成されている。よって、反射性薄膜層15としては、ホログラム効果を発揮するものであればいかなる材料も使用可能である。
また、このような薄膜層を形成する方法として真空蒸着法以外の方法としては、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの成膜手段が適用可能である。
【0057】
また、材料として、ZnSなどを用いることによって透過性ホログラムとする事も有効である。透過性薄膜材料としては、ホログラム形成層4(屈折率n=1.3〜1.5)よりも屈折率の高い材料が審美性上好ましく、例えば、前記の表1に示す無機材料が使用可能である。
【0058】
転写シール応用で使用される剥離性保護層21は、ホログラム形成層34をより効果的に(図示しない)被転写体に転写するために設けられたものであり、以下の配合比からなる組成物がグラビア印刷法によって、乾燥温度110℃、厚さ1μmから3μmで形成された。
アクリル樹脂 ・・・・・・30部
ポリエステル樹脂 ・・・・・・ 5部
トルエン ・・・・・・40部
メチルエチルケトン ・・・・・・40部
メチルイソブチルケトン ・・・・・・20部
【0059】
剥離性保護層21としては、他に熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩素系ポリプロピレン樹脂 あるいは、これらにオイルシリコン、脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛を添加したものが使用可能である。それ以外には、無機物を使用しても良い。
【0060】
接着アンカー層23には、厚さ1乃至3μmのアクリル樹脂が用いられた。その他の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ化ポリマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド等が使用可能である。
【0061】
接着層16としては、以下の配合比からなる組成物でグラビア印刷法により、乾燥温度110℃,厚さは1〜3μmに形成した。尚、接着効果や塗工の行ない易さ、あるいは経済性を考慮すると、より好ましくは厚さ1.5〜2.5μmである。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 ・・・30部
ポリエステル樹脂 ・・・20部
メチルエチルケトン ・・・50部
トルエン ・・・50部
なお、接着層16に用いられる材料としては、光熱変換層を変質させたり、冒すものでなければ通常使用されるもので良く、例えば、アクリル系接着剤、ポリエステル系ポリアミド等が使用可能であり、ここに掲げたものに限定されるものではない。
【0062】
ステッカー応用で使用される粘着層31は、アクリル樹脂を主剤としており、1.0〜2.0g/m2 で塗布された。
粘着層31を形成する材料としては、その他、ブチルゴム系、天然ゴム系、シリコン系、ポリイソブチル系などの粘着成分と、アルキルメタクリレート、ビニルエステル、アクリルニトリル、スチレン、ビニルモノマーなどの凝集成分と、不飽和カルボン酸、ヒドロキシル基含有モノマー、アクリルニトリルなどに代表される改質成分や重合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、参加防止剤などの添加物を必要に応じて添加したものが適用可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像記録方法、画像記録媒体、画像記録媒体転写シート及び画像記録粘着シールによれば、カード、転写シール、ステッカーなどに代表されるような各種のホログラム付き記録媒体の中間層(層構成中の中間部に位置する層)に、その記録済みのホログラム以外の画像(例/中間調画像や文字など)を、記録エネルギー源として光を用いて非接触で追記することを可能とし、さらにはホログラムによって記録された情報を破壊することなく画像を追加記録することも出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録方法及び画像記録媒体に係る一実施例について、概要を模式的に示す説明図である。
【図2】本発明の画像記録媒体転写シートに係る一実施例について、概要を模式的に示す説明図である。<応用例1>
【図3】本発明の画像記録粘着シールに係る一実施例について、概要を模式的に示す説明図である。<応用例2>
【図4】従来の技術に係るホログラムへの情報記録の1例について、その概要を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の画像記録方法及び画像記録媒体に係る別の一実施例について、概要を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の画像記録媒体転写シートに係る一実施例について、概要を模式的に示す説明図である。<応用例3>
【図7】本発明の画像記録粘着シールに係る一実施例について、概要を模式的に示す説明図である。<応用例4>
【符号の説明】
1・・・・・・記録媒体
2,30・・・・透明基材
3・・・・・・ホログラム形成層
4・・・・・・透過性薄膜層
5・・・・・・画像形成層
6・・・・・・光熱変換層
7,20,32・・基材
8・・・・・・集光レンズ
9・・・・・・レーザビーム
10・・・・・情報記録部
11・・・・・ホログラム形成部
12・・・・・ホログラム情報
13・・・・・追記情報
15・・・・・反射性薄膜層
16・・・・・接着層
21・・・・・剥離性保護層
22・・・・・光熱変換層兼接着層
23・・・・・接着アンカー層
31・・・・・粘着層
101・・・・ホログラム層
102・・・・反射層
105・・・・感熱接着層
106・・・・基体
107・・・・感熱記録ヘッド
108・・・・加熱素子
110・・・・転写された反射型エンボスホログラム
111・・・・ホログラムに記録されている情報
112・・・・追記された情報

Claims (15)

  1. 透明基材上に、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、そして光エネルギービーム透過性を有する保護層がこの順で積層されている画像記録媒体に対して、該保護層の側から光エネルギービームを照射することにより、該画像形成層に画像を記録することを特徴とする画像記録方法。
  2. 透明基材上に、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、接着層、そして基材がこの順で積層されている画像記録媒体に対して、該透明基材の側から光エネルギービームを照射することにより、該ホログラム形成層に画像を記録することを特徴とする画像記録方法。
  3. 前記ホログラムパターンを破壊することなく画像を記録することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画像記録方法。
  4. 透明基材上に、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、そして光エネルギービーム透過性を有する保護層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体。
  5. 前記光エネルギービーム透過性を有する保護層は可視光領域に吸収が無いことを特徴とする請求項4に記載の画像記録媒体。
  6. 前記光エネルギービーム透過性を有する保護層は可視光領域に吸収が有り、且つ該光エネルギービームの波長が赤外線又は紫外線のいずれかの領域にあることを特徴とする請求項4に記載の画像記録媒体。
  7. 透明基材上に、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、接着層、そして基材がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体。
  8. 透明基材上に、剥離可能な保護層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、そして接着層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体転写シート。
  9. 透明基材上に、剥離可能な保護層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層兼接着層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体転写シート。
  10. 基材上に、剥離可能な保護層、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、そして接着層がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録媒体転写シート。
  11. 前記透過性又は反射性薄膜層と接着層との間に、接着アンカー層があることを特徴とする請求項10に記載の画像記録媒体転写シート。
  12. 透明基材上に、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性薄膜層、画像形成層、光熱変換層、粘着層、そして光エネルギービーム透過性を有する基材がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録粘着シール。
  13. 前記光エネルギービーム透過性を有する基材は可視光領域に吸収が無いことを特徴とする請求項12に記載の画像記録粘着シール。
  14. 前記光エネルギービーム透過性を有する基材は可視光領域に吸収が有り、且つ該光エネルギービームの波長が赤外線又は紫外線のいずれかの領域にあることを特徴とする請求項12に記載の画像記録粘着シール。
  15. 透明基材上に、光熱変換層、高屈折率の透明誘電体の樹脂からなり表面にホログラムパターンが形成されたホログラム形成層、透過性又は反射性薄膜層、粘着層、そして基材がこの順で積層されていることを特徴とする画像記録粘着シール。
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