JP3726166B2 - 浮遊物除去装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、沈澱池などにおける水面上の浮遊物を誘引・除去し結果として水浄化の促進に寄与する浮遊物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最初あるいは最終沈澱池などにおいては、その水面上に浮遊物(スカム)が滞留し、これが浄化処理の妨げになるため、これらの浮遊物を逐次除去するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これまでの浮遊物除去装置は、横長状で誘引口を開口した円筒形のパイプスキーマーを沈澱池内に回転可能に設置し、同スキーマーを軸中心まわりに一方向に回転させることで水とともに浮遊物を呑み込みようにする一方で、逆方向へ回転復帰させることで堰き止め状態を得るように構成していた。
【0004】
その後、本出願人は、独自の浮遊物除去装置を提案した。同装置は、池内に固定式で設置されたトラフと、同トラフの前側に上下運動可能に設けられた堰とを備え、同堰を、池内で運動するフライトに連動して浮沈させるようにしたものである。この装置によれば、フライトに連動させる方式であるので、それ自体は無動力であり、確実な作動が保証されるものとして有効である。
【0005】
しかし、この装置は、トラフの前方位置に沈澱池の幅方向に延びる回転軸を備え、この回転軸から反トラフの方向にアームを延ばして運動してくるフライトに接触して持ち上げられるようにするとともに、回転軸からトラフの方向に別のアームを延ばして堰を押さえるように構成してある。
【0006】
このものは簡易な装置ではあるが、実施してみると、堰つきトラフはもとよりであるが、その他に、前記アームつき回転軸を設計製作・運搬・設置・調整等をする必要があるとともに、反トラフ方向に延びるアームの先端にカム板を取り付けて、同カム板をフライト側のローラとの間で当たり調整などをする必要がある。これらのことは、コストアップの原因になるとともに、施工も複雑化していた。
【0007】
そこで、本出願人は、さらに簡易な浮遊物除去装置を提供すべく鋭意努力を重ねた。
この発明は前記課題を解決するためになされたもので、さらなる簡易化が達成されてコストの低減が図れるとともに施工や調整も非常に簡単になるとともに、設置後の作動の確実・円滑化も達成される浮遊物除去装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して上下に揺動可能なアームと、同アームに設けられ内部に液入れ空間を有するとともに液体の供給により下降力を発生して前記堰を作動させ液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出して下降力を解除する液タンクとを備える浮遊物除去装置であって、前記液タンクは、その内部空間が仕切り板により前後に仕切られ、アームの揺動に応じて仕切り板を越えて前記液体を排出する口のある空間に液体が導入されるようになっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して上下に揺動可能なアームと、同アームに設けられ内部に液入れ空間を有するとともに液体の供給により下降力を発生して前記堰を作動させ液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出して下降力を解除する液タンクとを備える浮遊物除去装置であって、前記アームは、液タンクへの液体の供給路を兼ねていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して支持され前記堰とともに上下に揺動可能なアームを備え、前記堰は、それ自体の内部に液入れ空間を有し同空間に液体を供給することにより前記堰を下降させる一方液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出するように構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して上下に揺動可能なアームと、同アームに設けられ内部に液入れ空間を有するとともに液体の供給により下降力を発生して前記堰を作動させ液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出して下降力を解除する液タンクとを備える浮遊物除去装置であって、液体の供給・停止を切り換える手段として、沈澱池内で循環駆動されるフライト式汚泥掻寄装置のフライトに連動する機構が構成されている。
請求項5記載の発明は、請求項1から4までのいずれかにおいて、液タンクへの途中の配管は、トラフ内の空間を通じて設けられている。
請求項6記載の発明は、請求項1から5までのいずれかに記載のものにおいて、液体を排出する口は、上部のオーバフロー口と下部の微排出口とで構成されるとともに、オーバフロー口は、その開口が下方に至るに従って狭くなる階段状の切欠口になっている。
【0009】
【作用】
少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、水面に浮遊する浮遊物を回収・除去する装置であって、前記駆動手段は、液体が供給されることで下降力を発生して前記堰を少なくとも一方向に作動させるとともに液体の排出も可能とされた液入れ空間を備えていることを特徴とするので、供給される液体の重さを駆動力とすることにより、従来のように、2本のアームつき回転軸が全く不要になり、設計製作・運搬・設置・調整等が簡略化されるとともに、前記のように、反トラフ方向に延びるアームの先端にカム板を取り付けて、同カム板をフライト側のローラとの間で当たり調整などをする必要もなく、これらのことは、コストダウンにつながるとともに、施工も非常に簡単になる。
【0010】
【実施例】
以下、図示した実施例を参照してこの発明を詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施例を示している。この実施例において、1は沈澱池の側壁で、沈澱池の端部付近を示し、同側壁1は、対向する一方のものを示してる。両側壁1,1には、はつり作業により連通路(連通パイプ)2が形成されるとともに、両側壁1,1間には、図示されないアングル等の取付ブラケットを介して長尺状のトラフ3が固定設置されている。
【0011】
このトラフ3は、図示のように、コの字形でその開口を上に向けたものであり、底壁4、前壁5、後壁6を備え、前壁5の上端には前方に水平に突出する前突片7が設けられているとともに、後壁6にも後突片8が設けられている。前突片7は、水面10より低く設定され、後突片8は水面10より高く設定されている。
【0012】
トラフ3の両端部には、開口11を有する端板12がそれぞれ一体に固着され、この端板12の開口11が前記連通路2に合致するようにしてトラフ3が固定される。この固定は、連通路2側の端板とトラフ3側の端板12とをボルト結合することでなされる。前記前突片7の上には、長尺状でゴム製の前面シール13が固着され、この前面シール13の前上方には、同シール13に接触して前方からの水の浸入を阻止するようにして回転軸14が設けられている。この回転軸14は、その両端を前記端板12の図示しない裏面に固定した軸受に回転自在に支持されている。
【0013】
この回転軸14には、中空状の堰(フロート)15が固着され、一体に回転して水面10を境に上下に揺動運動をするようになっている。この堰15の両端には、側板16が固着されており、同側板16の図示する一方のものには、トラフ3の長手方向に向く軸17が取り付けられている。この軸17には、下ジョイント18を介して上下方向に向くロッド19が取り付けられている。
【0014】
対向する1対の端板12のうち図示する一方の端板12の内面側には、軸21が突出し、この軸21を介して取り付けられたボス22には、前アーム23と後アーム24が揺動可能に伸びている。後アーム24には前後に移動調節可能にバランサ25が取り付けられている一方、前アーム23の端部には、水タンクである液タンク26が取り付けられている。
【0015】
液タンク26は円筒休で、その端部には、上部にオーバフロー口27が半月状に開口するとともに、その下部には、オーバフロー口27に連続して縦スリット状の微排出口28が形成されている。オーバフロー口27は、供給された水が過剰である時にその過剰分を先に排水するためのものであり、また、微排出口28は、残る水を一定量ずつ徐々に排出して押し下げモーメントを軽くするためのものである。
【0016】
そして、トラフ3内には、他の沈澱池内に設けられるトラフ内にも通じる給水通管30が通され、同管30から供給ホース31を通じて液タンク26内に水が供給されるようになっている。また、前アーム23の中間には、ブラケット32が突設され、これに取り付けられた軸33を介して前記ロッド19が上下調節可能に取り付けられている。
【0017】
軸33まわりには上ジョイント36が取り付けられ、同ジョイント36に開けられた穴を通じて上下1対の調整座37,38がロッド19に昇降調整可能に螺合している。この調整座37,38は、ロッド19に対して独立して上下調整することができるので、これらの座37,38間の間隔及びそれぞれの高さなどを自在に調整することで、後で説明する堰15の押し下げ始めのタイミングやそのストローク等を設置する沈澱池に見合うように調整できるのである。また、水位の変動にも座37,38間の遊び間隔で対応できる。
【0018】
さらに、前記液タンク26の下側には、吊りロッド34が設けられ、このロッド34を介して水位追従型下限フロート35が吊り下げられている。このフロート35は、液タンク26とともに下がって水面10上にくる時、水面10に浮かんでそれ以上の下降動作を規制するためのものである。同フロート35は、水位の変動に追従して、水位が低ければ液タンク26を低く下がるまで下降を許し水位が高ければ液タンク26を余り下げないようにする。従って、堰15の下降限度もこのフロート35の水位追従作動により規定される。
【0019】
尚、軸21は、他の箇所、例えば、後突片8上に取り付けてもよい。また、堰15は、上下揺動式であるが、垂直に上下する方式でもよい。さらに、トラフ3は丸形等他の幾何学形状にしてもよい。前記実施例では、トラフ3をアングル等により側壁1に取り付けたが、連通路2内に挿通した短管の端にこのトラフ3を取り付けるようにしてもよい。また、前記実施例では、液タンク26やアーム23等の駆動手段をトラフ3の一方に設けたが、これらはトラフ3の両端に設けたり、トラフ3の中央のみに設けてもよい。さらに、前記実施例では、液タンク26への水の供給はそれ専用の配管によったが、例えば、図2に示すように、軸21に回転ジョイント39を接続して供給ホース31からの水が筒状の前アーム23内を通じて液タンク26内に水を供給できる方式にしてもよい。また、前記実施例では、堰15が中空形で浮上運動するようにしてあったが、同堰15は、例えば、板状のもので浮上能力はなく専らバランサ25により復帰するように構成してもよい。
【0020】
この浮遊物除去装置の作用を説明すると、図1においては、液タンク26内の水が完全に排出されてバランサ25の押し下げ力と堰15の浮上力により堰15が水面に浮上した様子を示している。沈澱池内に設けられた越流堰内に回転水車を配してその回転力をポンプ力として給水通管30に水を流すようにするとともにリリーフ弁で不要水を排除するようにしてある。
【0021】
この供給水は、給水通管30及び供給ホース31を通じて水タンク26内に水が供給されるが、この水は、図示しないバルブで供給と停止され、供給の時、水タンク26内に導かれた水は、液タンク26を押し下げて堰15を水面下にやや大きく下げ、大きなスカムSをもトラフ3内に誘引する。液タンク26内の過剰な水はオーバフロー口27を通じて余剰分が排出される。これにより、液タンク26はやや軽くなってバランサ25は少し下げられるとともに堰15が水面下にあって少し浮上し、これで、水面10上の中小のスカムS…が水とともにトラフ3内に誘引される。
【0022】
これらのスカムS…および水は、トラフ3内を通じて流れ、次のトラフ内やそれに続くトラフ内を通り集水ピット内を経由して排出される。この誘引は、前記バルブが閉止されたあと、微排出口28より水が徐々に排出される間続き、次第に液タンク26は浮上してくる。この際、堰15は浮力が作用し、バランサ25もその重さで浮上力として作用することで、堰15は浮上しスカムSの誘引は停止する。尚、前記バルブの開閉は、例えば、後述するフライト連動によりなされる。図1の連通路2には、それより上流側からのスカム及び水が流れてくる。
【0023】
また、図2に示すように、液タンク26内には、前後の仕切板40を立設し、前アーム23からの水が矢印のように後側の液入れ空間に入り込んでのち、一定量溜まってその重さで前アーム23が下がることにより同空間から仕切板40を越えて前側の空間内に流れ込むように構成することがある。
【0024】
こうすると、前側の空間に水が流れ込む時、アーム23基端からのアーム長さが長くなることで、下げモーメントが大きくなって堰15を大きく押し下げ、これにより大きなスカムSを誘引することができるようになる。そのあと液タンク26の微排出口から水が排除されることで、堰15が浮き勝ちになり、通常大きさのスカムSをも誘引するようになる。さらには、堰15は浮上する。このことから、堰15は一旦は水面より少し下がり、そのあと大きく下がり、さらに少し浮き上がって浮上することになる。尚、前記仕切板は、前後に2枚以上配してもよい。残り水はそれぞれ排水口より排出する。
【0025】
また、図2において、アーム23側の空間内に残る水は図示しない排水口より排除する。さらに、液タンク26に付される下限フロート35は、底面に開口した微排出口41を着水により開くようにしてもよい。
【0026】
また、図3に示すように、ポンプ43で給水通管30に導くようにしてもよいが、ポンプ44から給水される他の液タンク45から水を導くようにしてもよい。この場合、越流堰46内に駆動水車47を設け、同水車47の回転力でポンプ46を駆動することで給水可能にしてもよい。
【0027】
さらに、図4に示すように、液タンク26内に1段の仕切板49を配し、同仕切板49の上を流入水が越えるようにすると同時に通孔50からも前側の空間に水が導かれるようにしてある。後の空間内の水は、側孔51から外部に排除されるとともに、前側の空間に流入した水は、下方に向けて次第に開口度を小さくしたオーバフロー口52を通じて余剰のものが排出されるとともに、調整板53つきの微排出口54を通じて徐々に内部水が排出される構造になっている。
【0028】
次に他の実施例を図5から図13を参照しながら説明する。
この実施例は、1池2水路型の沈澱池においてのもので、同沈澱池の各水路内には、図5および図8に示すように、4軸駆動式のフライト式汚泥及びスカム掻寄装置60が構成されている。この点は、前記実施例(図1から図4)においても同様である。同装置60は、3軸駆動式にしてもよい。
【0029】
前記掻寄装置60は、底壁に各1対の底部ガイドレール61が敷設され、その上をフライト62がチェーン63により駆動されたあと、上まわりで上部ガイドレール64による案内で水面65に沿って運動する。フライト62は、中継ガイドレール66に沿って案内されたあと、再び下部ガイドレール61上に至る。フライト62は、底部において沈澱した汚泥を図示しないピット側に掻き寄せるとともに、水面65上に浮かぶスカムをこの発明にかかる浮遊物除去装置(後述)の方向に掻き寄せる。
【0030】
前記フライト62の一側には、その背面にブラケットを介して横軸が設けられ、同横軸の先端まわりに遊転式の蹴り手段である樹脂製ローラ67がフライト62よりその側方に突出して設けられている。このローラ67は、多数のフライト62のうちの1つあるいは数個置きの所望のもの、または全てのものに取り付けられる。同ローラ67は、上まわりにきて水平に進行するところで、図5に示す駆動レバー70を蹴る。
【0031】
同レバー70は、沈澱池の対向する箇所にそれぞれ設けられた横軸71により揺動可能にかつバネ等により復帰自在に支持されており、このレバー70がローラ67とともに揺動することでワイヤーロープ72あるいはロッドが引かれるようになっている。ワイヤーロープ72の各先端には、他の応動レバー73が揺動可能に結合されている。
【0032】
応動レバー73は、切換バルブ74を連動させ、つまり、ローラ67で駆動レバー70が蹴られる時、同バルブ74は徐々に開いて全開になり、駆動レバー70が復帰する時、同バルブ74は閉止する。バルプ開により、前記実施例でも説明した方式で供給される水は、供給管75およびそれに接続されたフレキシブルな通管76を通じて浮遊物除去装置に導かれる。その後の経路は後述する。
【0033】
一方、浮遊物除去装置は次のように構成されている。
すなわち、図7および図8に示す80は沈澱池の相対向する側壁で、それぞれには端部プラケット81が固定されているとともに、沈澱池の幅間に設けられた支柱82の前面にも中央ブラケット83が前方に延びるようにして固定されている。端部ブラケット81には、前後2本のアジャスタ84を介して端部支持枠85が取り付けられている。
【0034】
端部支持枠85は、図6から図10に示すように、略U字形をした受部85aと、この受部85aの内側端外周に突出状に固着された略U字形をした内側フランジ85bとを備えるとともに、同フランジ85bの外側面にはボルト85cが上下2か所に突設されている。また、同フランジ85bの内側面には、2枚からなるシールセット板85dが前後に離して縦向きに固着されている。
【0035】
前記ボルト85cを介して長孔付の調整板86が取り付けられるとともに、同板86に設けられたボルト86aを介して軸受87が取り付けられている。従って、軸受87は、斜め前後方向に移動調節可能とされている。また、前記シールセット板85dの2枚間には、スポンジあるいはゴムなどによる側面シール88が内方に突出するようにして装着されている。
【0036】
尚、端部枠85のうち図7の左側のものの外側面には、図9および図10に示すように、ボルト89aを備える蓋板89が固着されてボルト89aに基部が取り付けられた流入規制板90が先端が側壁80に接触するようにされる一方、図7の右側のものの外側面には、図7および図8に示すように、外端フランジ91が取り付けられて側壁80のはつり孔に挿通支持された連通管92のフランジにボルトで接合されている。
【0037】
前記中央ブラケット83には、図7、図8、図11、図12に示すように、左右対称形をした中間支持枠95,95がボルト96により背中合わせに接合して底部のアジャスタ84を介して高さ調節自在に取り付けられている。中間支持枠95は、略U字形をした受部95aと、この受部95aの一端部外周全体にわたるように突出状に固着された結合フランジ95bとを備えるとともに、同フランジ95bの外側面にはボルト95cが上下2か所に突設されている。また、同フランジ95bの一側面には、2枚からなるシールセット板95dが前後に離して縦向きに固着されている。
【0038】
前記ボルト95cを介して長孔付の調整板86が取り付けられるとともに、同板86に設けられたボルト96aを介して軸受87が取り付けられている。従って、軸受87は、斜め前後方向に移動調節可能とされている。また、前記シールセット板95dの2枚間には、スポンジあるいはゴムなどによる側面シール88が内方に突出するようにして装着されている。そして、前記結合フランジ95b同志をボルト96で結合してある。
【0039】
図5ないし図12における98はトラフであり、同トラフ98は、この沈澱池において左右1対配されている。トラフ98は、底板部98a、前板部98b、後板部98c、上フランジ部98dからなり、断面が直角辺部でその前部に斜め上がり状の前板部98cが設けられたもので、前板部98cの上端が水面65より数十cm下方にあるように設定されている。これらのトラフ98の各一端は前記受部85a,95aに上方から嵌め込まれてボルト99で止め付けられている。
【0040】
ここにおいて、左右のトラフ98,98は、図8では共に水平状に示されているが、実際には、左から右側に至るにしたがってその底板部98aが右に微小に下がるように全体が調整され、スカムおよび水が右方向に流れて図8のスカムピット100内に流れ込みやすくしてある。その調整は、前記アジャスタ84の高さ調節や調整板86の長孔による遊び調節等によりなされる。
【0041】
図6、図11に示すように、トラフ98の前側には、前板部98bを挟むようにして上板102及び下板103がボルト104で取り付けられており、これらの間には、対向する側面シール88,88間にわたるようにしてゴムあるいはスボンジなどの弾性材料による長尺状の前面シール105が挟み固定されている。このシール105の前側には、基部が丸形で先端が角形をした中空で偏平な堰107が上下揺動可能に取り付けられている。
【0042】
堰107の両端には、側板108が取り付けられて同堰107が完全閉止状とされるとともに、図6および図10に示すように、側板108から堰107の端部内に挿通されるようにして回転軸109が各トラフ毎に1対ずつ固着されている。この回転軸109は、座110を介して溶接部111により内部端が固着される一方、軸他端は側板108から突出状とされて前記軸受87に回転自在に支持されている。
【0043】
各側板108の外側面には、トラフ98の両端にあるように扇形のシール側板113がボルト114で取り付けられ、このシール側板113の外面が前記側面シール88にそれぞれ接触しながら前方からのスカムおよび水の浸入を阻止するようになっている。
【0044】
一方、各端部支持枠85の上側には、図6ないし図10に示すように、U字形の架台120がボルト止めされ、この架台120を介して左右1対の支持板121が上方に突出して取り付けられている。支持板121の上部には、図10に示すように、前アーム122および後アーム123の間に固着された支点たる回転筒124が挿通され、同筒124の一端は蓋125で閉止される一方、他端には前記通管76が接続される通水パイプ126が水封式に挿通されている。尚、この通水パイプ126は保持板127で支持されている。
【0045】
後アーム123には、バランサ129が移動用ボルト131で前後に移動調節可能とされるとともに止めボルト130で固定可能とされている。尚、後アーム123と回転筒124とは仕切状態とされる一方、前アーム122は回転筒124に通水可能に連通している。前アーム122の中間上部には、図9に示すように、ブラケット132が突出し、同ブラケット132により上部ジョイント133が遊転可能に取り付けられている。一方、側板108には、図13に示すように、下部ジョイント134が取り付けられている。
【0046】
135は連動ロッドで、ネジ軸の上端に調整ナット139を備えたもので、同連動ロッド135の下端部には、ボルト136により筒体137が止め付けられるとともに、同筒体137の下端に挿通された縦軸138は、下部ジョイント134に溶接される一方、筒体137には相対回転自在になっている。
【0047】
連動ロッド135の上部外周には、上座140と下座141がナット142で上下調整可能に取り付けられている。上座140と下座141は、ナット142を回すことで上下の間隔だけでなくそれぞれの高さを個別に調節でき、調節後には、ピン143で相対回転不能に固定される。従って、上下の座140,141の位置調節により上部ジョイント133が各座140,141に当たるタイミングを変更することができ、これが、沈澱池の条件に合わせて好適な状態で堰107を作動させることができる。
【0048】
前アーム122の先端部には、図6に示すように、前後に複数の通しパイプ150が配列され、これらのパイプ150の中から択一して挿通軸151が通されることで液タンク152が取り付けられている。液タンク152の上面には、前アーム122に開けられた落水口153を通じての水が通過する孔154が形成されている。この液タンク152を図5の矢印X方向からみると図14に示すようであり、その面には、オーバフロー口155が上部に開口されて角形切欠口156を備える上下動可能な調整板157で流出タイミングを調節可能である。また、同面の下部には、縦スリット状の微排出口158が形成されている。同微排出口158にも排出流量を制御する調整板159が上下調整可能に取り付けられている。
【0049】
液タンク152の排水手段の他の例を図15から図17に示す。図15の例は、オーバフロー口160を階段状で下向きに次第に狭い口となるように形成されている。同オーバフロー口160の最も下部には微排出口161が形成されている。図16の例は、オーバフロー口162がV形でその下方に微排出口163が形成されている。図17の例は、円弧状のオーバフロー口164が形成され、その下方が微排出口165になっている。166は回転する調整板である。
【0050】
尚、液タンク152の下端には、発泡樹脂による下限フロート167が着脱自在に取り付けられている。
【0051】
以上構成の浮遊物除去装置は、次のように作用する。
図5に示す状態はローラ67が駆動レバー70を蹴る前の状態である。この間、液タンク152は空であり、バランサ129の力と堰107の浮上力等により堰107は図6に示すようにその前端面が略水面レベルにあるようにされ、スカム及び水の流入が規制される。
切換バルブ74は閉止しており、ローラ67がレバー70を蹴ることで、ワイヤーロープ72を介して応動レバー73を作動させ、バルブ74を開き方向に作動させる。
【0052】
これで、供給管75及び通管76、さらに通水パイプ126及び回転筒124を通じて前アーム122内に流れ込み、そして、落水口153と孔154を通じて液タンク152内に流れ込む。液タンク152内への水の流入に伴い連動ロッド135を介して堰107が大きく押さえ込まれて大きなスカムまでも水とともにトラフ98内に誘引する。液タンク152の下降は、下限フロート167が着水することで一定に制限される。図14のオーバフロー口155及び切欠口156を通じて過剰水が排除されると、堰107は多少浮いて通常のスカム呑み込みをする。その間、微排出口158から水が排出されており、この排出が進行すると、堰107が浮上して水面に浮かび、スカムの流入が阻止される。
【0053】
スカム及び呑み込み水は、図12の矢印のように一方のトラフ98から隣のトラフ98内に流れ込み、図8の連通管92を通じてスカムピット100内に流れ込み、次の処理設備に導かれる。
【0054】
他の実施例を説明する。図18は、液タンク152内への水の供給を図5のようなフライト連動方式でなく給水切換方式を採用したものである。すなわち、本給水ルート170上に切換バルブ171を備えてその弁軸にアーム172を取り付け、さらに、同アーム172の後端にバランサ173を、また前端にバルブ切換用タンク174を備えてある。同タンク174は、本給水ルート170から分岐し開閉バルブ175を備える分岐ルート176からの給水を受ける通孔177を上面に開口しているとともに、内部には斜め板状の仕切板178が所望高さに設けられ、かつタンク側壁には調整板179付の排水スリット180が形成されている。
【0055】
同図に実線で示すようにタンク174が完全俳水により空状態になることでバランサ173が働き、アーム172は水平に復帰してその状態を維持する。この状態でバルブ171は閉じバルブ175は開いていることで、本給水ルート170には水が流れず分岐ルート176に水が流れる。これにより、タンク174の仕切板178手前空間には徐々に水が溜まり重くなって仮想線で示すようにタンク174側が下がってゆくとともに、内部の水は仕切板178を越えて前方の空間に流れ込む。
【0056】
この時点で、バルブ174は開き本給水ルート170を通じて液タンク152内に水が供給されて下がり、堰107が水面下に没する。アーム172が一定に下がると、これをリミットスイッチ181で検出しバルブ175が閉じられる。スリット180から水が排出されると、タンク174は軽くなってアーム172が水平状態に戻され、それとともにバルブ171が閉止される。これにより、タンク152内への水の供給は停止するので、タンク152は空状態になり次第復帰する。アーム172が水平になると、バルブ175は開き、分岐ルート176を通じてタンク174内に水が供給され始める。以上の動作を繰り返す。尚、仕切板178の存在は、これを越えることで水の重さによる下げモーメントの増大が図れるようになって安定確実にバルブ171を連動させ得る。同仕切板178はなくともよいことがある。
【0057】
図19は他の実施例を示す。この実施例では、左右1対の側板108をより長く延ばして、その延出する左右間に円筒状(あるいは角筒状または樋状)の液タンク183を構成してその内部に水を供給することでその重さで堰107が沈むようにするとともに、端部に開けた排水口184を通じて水を排出することで堰107が浮上するように構成してある。そして、側板108あるいは堰I07を取付側としてフロート185が取り付けられ、下降限を規定するようにしてある。尚、装置の上側には、同図に示すように、カバー186を備え付けて美観向上を図ることもある。
【0058】
図20ないし図23は、堰107の駆動方式の他の実施例を示す。図20に示す実施例は、アーム190の前端にバランサ191を、後端に液タンク192を備えて、堰107が、液タンク192が空になるとバランサ191で沈む一方、液タンク192に水が供給されるとその重さで堰107が浮上するようにしてある。この場合、堰107は、板状であるが、中空型でもよい。
【0059】
図21に示す実施例は、アーム190の前端に液タンク192を、また後端ニバランサ191を備えるとともに、堰107からトラフ98内に向けて作動アーム193を延ばしてアーム190の支点より後側に連動可能に結合してある。同実施例の場合、液タンク192に水が供給されて下がると、作動アーム193を介して堰107が沈み、液タンク192が空になると、バランサ191等により堰107が浮上する。尚、前記実施例及び後述する実施例でも採用することがあるが、仮想線で示すように、液タンク192の底部をトラフ98の向きに斜めに向くスカム寄せ面194を備えてもよい。
【0060】
図22に示す実施例は、アーム190の前後端に共に液タンク195を備え、これらの液タンク195は、交互に水が供給されるようになっているので、これにより、堰107が浮沈する。尚、液タンク195の形状は、球形あるいは図示のような立体楕円形にすることがある。また、同液タンク195の底部には、スカム寄せ板196を取り付けてもよい。
【0061】
図23に示す実施例は、堰107自体に液タンク197を形成し、同液タンク197の上部から水が供給されて堰107の底部を通じて排出されるようにしてある。尚、堰107は重量物としてある。
【0062】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したものであるので、さらなる簡易化が達成される浮遊物除去装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である浮遊物除去装置の斜視図。
【図2】液タンクの具体的構造例を示す部分切欠側面図。
【図3】水供給手段の各種方式を示す模式図。
【図4】液タンクの他の実施例を示す斜視図。
【図5】他の実施例を示す浮遊物除去装置の縦側断面図。
【図6】同実施例の浮遊物除去装置の要部拡大側断面図。
【図7】同実施例の浮遊物除去装置の平面図。
【図8】同実施例の浮遊物除去装置の縦断正面図。
【図9】図7のIK−IK線断面図。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】図7のXI−XI線断面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】堰の連動ロッド及びその調整機構を示す断面図。
【図14】図6のX方向からの矢視図。
【図15】液タンクの排水手段を示す正面図。
【図16】液タンクの排水手段の他の実施例を示す正面図。
【図17】液タンクの排水手段の他の実施例を示す正面図。
【図18】液タンクへの給水切り換え手段の他の実施例を示す側面図。
【図19】液タンクの他の構成例を示す斜視図。
【図20】堰の浮沈方式の他の実施例を示す側面図。
【図21】堰の浮沈方式の他の実施例を示す側面図。
【図22】堰の浮沈方式の他の実施例を示す側面図。
【図23】堰の浮沈方式の他の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
3…トラフ、10…水面、15…堰、23,24…アーム、26…液タンク、27…オーバフロー口、28…微排水口。
Claims (6)
- 少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して上下に揺動可能なアームと、同アームに設けられ内部に液入れ空間を有するとともに液体の供給により下降力を発生して前記堰を作動させ液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出して下降力を解除する液タンクとを備える浮遊物除去装置であって、前記液タンクは、その内部空間が仕切り板により前後に仕切られ、アームの揺動に応じて仕切り板を越えて前記液体を排出する口のある空間に液体が導入されるようになっていることを特徴とする浮遊物除去装置。
- 少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して上下に揺動可能なアームと、同アームに設けられ内部に液入れ空間を有するとともに液体の供給により下降力を発生して前記堰を作動させ液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出して下降力を解除する液タンクとを備える浮遊物除去装置であって、前記アームは、液タンクへの液体の供給路を兼ねていることを特徴とする浮遊物除去装置。
- 少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して支持され前記堰とともに上下に揺動可能なアームを備え、前記堰は、それ自体の内部に液入れ空間を有し同空間に液体を供給することにより前記堰を下降させる一方液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出するように構成されていることを特徴とする浮遊物除去装置。
- 少なくとも一側を浮遊物の誘引口として水面よりも低く開口し内部を流入浮遊物及び呑み込み水の流入通路とする固定式のトラフと、同トラフの前記誘引口近くに配され水面を境に上下運動をする堰と、この堰を上下少なくとも一方向に作動させる駆動手段とを備え、同駆動手段は、支点を介して上下に揺動可能なアームと、同アームに設けられ内部に液入れ空間を有するとともに液体の供給により下降力を発生して前記堰を作動させ液体を排出する口を通じて前記供給された液体を排出して下降力を解除する液タンクとを備える浮遊物除去装置であって、液体の供給・停止を切り換える手段として、沈澱池内で循環駆動されるフライト式汚泥掻寄装置のフライトに連動する機構が構成されている浮遊物除去装置。
- 請求項1から4までのいずれかにおいて、液タンクへの途中の配管は、トラフ内の空間を通じて設けられている浮遊物除去装置。
- 請求項1から5までのいずれかに記載のものにおいて、液体を排出する口は、上部のオーバフロー口と下部の微排出口とで構成されるとともに、オーバフロー口は、その開口が下方に至るに従って狭くなる階段状の切欠口になっている浮遊物除去装置。
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