JP3725336B2 - 記録媒体駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MD(ミニディスク)プレーヤなどの記録媒体駆動装置に係わり、特に記録媒体を保持するホルダーを駆動部から離脱する方向に移動させるだけで前記ホルダーを挿入口に対向させて拘束し、且つその位置ずれを防止することのできる記録媒体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
MD(ミニディスク)プレーヤなどの記録媒体駆動装置では、筐体を構成する前面パネル面に形成された挿入口からMD(ミニディスク)などの記録媒体が挿入されると、この記録媒体は前記挿入口の背面に対向して設けられたホルダーに一時的に収容される。そして、記録媒体を収容したホルダーが装置内に配設された駆動部に接近するように下降することにより、ホルダー内の記録媒体が駆動部上に装填され、情報の記録および/又は再生が行われる。
【0003】
上記記録媒体駆動装置が車載用である場合には、車の振動に起因して音飛び等の再生エラーや記録エラーが発生しやすい。よって、従来はこれらのエラーの発生を防止するため、筐体内に防振機構を備えるものが一般的である。防振機構は、例えばダンパーやコイルスプリングなどの弾性支持部材により構成される。
【0004】
前記のように挿入口から挿入された記録媒体がホルダーに保持され、ホルダーが駆動部の方向へ下降移動してホルダー内の記録媒体が駆動部に装填されるものでは、駆動部とホルダーとを備えた駆動ユニット全体を前記弾性支持部材により支持し、車体から伝わる振動をホルダー内にある駆動中の記録媒体に直接に伝わらないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、駆動部に対してホルダーが昇降移動して、駆動部に対する記録媒体の装填及び離脱が行われるものでは、ホルダーが駆動部から上昇した位置で、駆動部及びホルダーをロックする必要がある。このロックを行なうことにより、駆動部から離れた状態のホルダーを挿入口に対して正確に対向させることができ、挿入口からホルダー内への記録媒体の挿入と、ホルダー内から挿入口への記録媒体の排出をスムーズに行なうことができるようになる。
しかし、記録媒体の挿入と排出を行なう際に、駆動部とホルダーとをそれぞれロックする複数のロック機構を設けると、構造が複雑になり、部品点数も多くなる。
また、ホルダーが駆動部から離れて挿入口に対向しているとき、ホルダーへの記録媒体の挿入及びホルダーからの記録媒体の排出をスムーズに行なうためには、ホルダーを挿入口に対して上下、左右の各方向へロックすることが必要である。
【0006】
ここで、例えばロック機構として、駆動ユニットの両側部に拘束部材を設け、ホルダーの両側部から延びる軸を拘束部材により上下から保持することにより、ホルダーを挿入口に対して上下方向に位置決めすることは可能である。ただし、上下方向とともに、これと直交する左右方向へもホルダーを拘束することになると、ロック機構の構造がきわめて複雑になる。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、ホルダーを駆動部から離す上昇動作のみでホルダーを挿入口に対向させて拘束できるようにした記録媒体駆動装置を提供することを目的としている。
さらに本発明は、簡単な構成でホルダーを挿入口に対して上下左右の各方向へ位置決めできる記録媒体駆動装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筐体に設けられて記録媒体の挿入と排出が行われる挿入口と、前記記録媒体に記録された情報の再生を行う駆動部と、前記挿入口から挿入された記録媒体を保持して前記記録媒体を前記駆動部に装着させる方向および離脱させる方向へ移動するホルダーと、前記挿入口から挿入された記録媒体を前記ホルダー内に引き込み且つ前記ホルダー内の記録媒体を前記挿入口から排出させる移送部材と、前記駆動部および前記ホルダーを備えた駆動ユニットを筐体内で弾性支持する弾性支持部材とを有し、且つ前記筐体内には、前記記録媒体を前記駆動部から離脱させる方向へ移動した前記ホルダーが当接する位置にあって、当接状態で前記ホルダーを拘束する拘束部が設けられており、
前記拘束部は前記ホルダーの幅方向両側の上縁部に各々当たるように一対設けられており、この一対の拘束部は前記駆動部側に向けて互いの間隔が広がるように傾斜して形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る記録媒体駆動装置は、記録媒体として、たとえばMD(ミニディスク)などのようなカートリッジ(ハードケース)内に光磁気ディスクが収納されたもの、CD(コンパクトディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディスク)などの光ディスク、FD(フロッピーディスク)などの磁気ディスク、メモリーカード、あるいはカセットテープなどが装填され、この記録媒体に対する情報の記録又は再生機能、あるいは記録と再生の両機能を備えたものである。また、上記弾性支持部材は、オイルダンパーなどのダンパー部材又はコイルスプリングなどのばね部材からなるもの、あるいはダンパー部材とばね部材とを組み合せたものであってもよい。
【0011】
本発明では、排出動作の際にホルダーが駆動部から離間する方向に上昇移動されるが、この上昇移動の際にホルダーは拘束部に当接して少なくとも上下方向への移動が拘束される。そして、拘束部をホルダーの幅方向両側の上縁部が当たるように傾斜させて形成しておくことにより、ホルダーの左右方向(幅方向)への移動も拘束される。すなわち、ホルダーを駆動部から離間させ、且つ拘束部に当接させるという簡単な構成で、挿入口に対してホルダーを上下方向と左右(幅)方向の2方向に位置決めできる。
【0012】
このようにホルダーを簡単な構成で位置決めすることができるため、各方向に対する専用のロック機構等が不要となって部品点数の削減が可能となり、筐体全体の小型化を図ることができる。
【0013】
なお、拘束部は駆動ユニット等の天井面から側面方向へ向かって斜め下方へ傾斜するように形成されているものでもよいし、駆動ユニット等の側面から天井面の方向に斜めに延びて形成されるものであってもよい。
また、ホルダーが前記拘束部により拘束されているときに、前記ホルダーが前記拘束部による拘束方向と交叉する方向へ移動するのを阻止するロック機構が設けられているものが好ましい。
このように、記録媒体の挿入−排出方向に、ホルダーあるいはこのホルダーを含む駆動ユニットを拘束するロック機構を設けた場合、ホルダーを全ての方向に位置決めできる。
また、本発明では、前記ホルダーの幅方向側の両側部には、各側部にそれぞれ支持部が1箇所設けられており、前記ホルダーは前記支持部により支持されていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の記録媒体駆動装置の実施の形態として、MDプレーヤ内に配置されるディスク駆動装置を示す平面図、図2はその正面図であり、(A)はホルダーがディスク駆動部から離間し挿入口と対向する位置にある状態、(B)はホルダーがディスク駆動部に接近した状態、図3は同ディスク駆動装置の分解斜視図、図4は同ディスク駆動装置内に設けられる駆動ユニット(ディスク保持・駆動部)の分解斜視図、図5はMD(ミニディスク)を示す斜視図、図6はMDがホルダーの内部に挿入され始めた状態を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、図7はディスク駆動装置のX2側から見た側面図を示し、(A)は駆動ユニットのロック状態、(B)は非ロック状態であり、ぞれぞれ前記図2(A)および(B)に対応する状態を示すものである。
【0016】
図1に示すディスク駆動装置Aは、車載用のMD(ミニディスク)プレーヤ内に設けられ、MDに記録された信号の再生および/またはMDに対して信号を記録するものである。図2(A)および(B)に示すように、ディスク駆動装置Aの図示Y1側の面は、記録媒体であるMDをディスク駆動装置A内に挿入するための挿入面A1とされている。また、この挿入面A1の奥部(Y2)方向には、ディスク保持部B1およびディスク駆動部B2から構成される駆動ユニット(ディスク保持・駆動部)Bが設けられている。前記ディスク保持部B1は、MDプレーヤの外側筐体を構成する前面パネル(図示せず)に形成されたディスク挿入口に対向するように設けられる。
【0017】
図3に示すように、ディスク駆動装置Aでは、金属板をプレス加工して形成された主筐体16の上に図示一点鎖線で示す駆動ユニットBが設けられている。なお、符号16A、16B及び16Cは、主筐体16の底板、側板及び後板をそれぞれ示している。
前記底板16Aには、四角形状の大角孔16aが穿設され、この大角孔16aのY2側の縁部近傍には、回転軸16bが突出形成されている。この回転軸16bは、駆動レバー17の中心部に穿設された回転孔17eに挿通され、これにより駆動レバー17は、図示α1およびβ1方向に回動自在に支持されている。駆動レバー17の図示X1側には、駆動片17aが形成されており、この駆動片17aが後述する摺動板40の係止部44に挿通される。また駆動片17aよりもX2側には、扇形状のギヤ部17dが形成されている。
一方、駆動レバー17の図示X2側には、駆動溝17cおよび駆動片17bが形成されており、駆動片17bは後述する第1のスライド板(スライド部材)60の係止部64に係止されている。
【0018】
主筐体16の大角孔16aの角部近傍には、回転軸18aが底板16Aに支持されることによりこの回転軸18aを中心に回転自在となる第1の押圧部材18が設けられている。この第1の押圧部材18には、符号18bで示す凸部および、符号18cで示す押圧片が形成されている。凸部18bは、前記駆動レバー17の駆動溝17cに挿通されている。そして、駆動レバー17がα1又はβ1方向に回動することにより、前記第1の押圧部材18が図示α2又はβ2方向に回動させられるものとなっている。
一方、前記押圧片18cと対向する位置には第1のスイッチSW1が設けられており、第1の押圧部材18が図示α2又はβ2方向に回動することにより、押圧片18cが第1のスイッチSW1のアクチュエータを押圧し、又はその押圧を解除して第1のスイッチSW1のオン、オフの切換えが可能となっている。
【0019】
主筐体16の後板16Cには、このディスク駆動装置Aの各部材を駆動するモータMが取り付けられている。このモータMの駆動軸には、減速ギヤ群25が連結されており、この減速ギヤ群25の1つのギヤに前記駆動レバー17に形成された扇形状のギヤ部17dが噛み合っている。すなわち、駆動レバー17は、前記減速ギヤ群25を介してモータMの駆動力が伝達され、図示α1又はβ1方向に回動されるものとなっている。
【0020】
主筐体16の側板16Bには、図4に示すディスク駆動部B2の駆動ベース15に設けられた保持突起15aおよび15bが挿通される角穴16c及び16d、並びにディスク保持部B1の昇降部材14に突設された昇降ピン14aが挿通される穴16eが穿設されている。
【0021】
また、主筐体16の側板16BのX1側の側面には、側板16Bに沿ってY1方向(第1の方向)−Y2方向(第2の方向)に移動する摺動板(スライド部材)40が設けられている。この摺動板40は、Y1方向(第1の方向)に移動したときに駆動ユニットBの移動を拘束するロック手段として機能する。摺動板40には、前記側板16Bに穿設されている角穴16c、16dおよび穴16eに対向するカム溝41,42および43が形成されている。カム溝41,42および43には、駆動ベース15の保持突起15a、15bおよび昇降部材14の昇降ピン14aが挿通される遊び部41a、42aおよび43aがそれぞれ穿設されている。これらの各遊び部41a、42aおよび43aには、Y2方向に連続して延びる拘束溝(規制部)41b、42bおよび43bがそれぞれ形成されている。前記拘束溝43bは、図示Z1方向に寄った位置に形成されており、遊び部43aと拘束溝(規制部)43bとの間には、傾斜部(カム部)43cが形成されている。
【0022】
主筐体16の図示X2側には、金属板を断面L字状に折り曲げた固定シャーシ22が設けられている。この固定シャーシ22は、上板部22A,側板部22B、および上板部22AからZ2方向に一段下がった位置に形成された支持部22Cから構成されており、支持部22CのY2側端部に形成された角穴22hが主筐体16の後板16Cの上端縁に設けらた掛止片16fに挿通され、掛止片16fの先端に捻られるなどして主筐体16に対し強固に固定されている。前記側板部22Bには、図4に示すディスク駆動部B2の駆動ベース15に設けられる保持突起15cおよび15dが挿通される角穴22a及び22b、並びに図4に示すディスク保持部B1の昇降部材14に突設される昇降ピン14bが挿通される穴22cがそれぞれ穿設されている。また上板部22AのY1(挿入口)側には、この上板部22Aから斜め下方(X2且つZ2方向)へ突出する凸型形状の拘束片(拘束部)22gが形成されている。
【0023】
また、固定シャーシ22のX2側には、前記側板部22Bに沿ってY1及びY2方向に摺動する第1のスライド板60(スライド部材)及びこの第1のスライド板60に沿って摺動する第2のスライド板(スライド部材)70が設けられている。第1のスライド板60は、Y2方向に摺動したときに上記摺動板40と共に駆動ユニットBの移動を拘束するロック手段として機能する。
【0024】
第1のスライド板60は金属板により形成され、前記側板部22Bの角穴22a、22bおよび穴22cに対向するカム溝61,62および63がそれぞれ穿設されている。これらカム溝61,62および63は、遊び部61a、62aおよび63aおよびこれらの図示Y1側に連続する拘束溝(規制部)61b、62bおよび63bからそれぞれ形成されている。なお、拘束溝63bは、Z1方向に寄った位置に形成されており、遊び部63aと拘束溝63bとの間には、傾斜部(カム部)63cが形成されている。
【0025】
第2のスライド板70も金属板からプレス加工により形成されたものであり、上板部70Aおよび側板部70Bを有している。図3に示すように、上板部70Aには、Y方向に延びる長溝74および係止溝75が形成されている。係止溝75は、全体的に略L字形状に穿設され、図示Y1側の先端部がX2方向に延びる係止部75aとなっており、係止溝75の図示Y2側の先端側は、溝幅が略扇状に徐々に広がる逃げ部75bとなっている。
【0026】
側板部70Bには、前記固定シャーシ22の角穴22aおよび穴22cに対向するカム溝71および73がそれぞれ穿設されている。これらカム溝71および73は、遊び部71a,73aおよびこれらの図示Y1側に連続する拘束溝(規制部)71bおよび73bから形成されている。拘束溝73bは、Z1方向に寄った位置に形成されており、遊び部73aと拘束溝73bとの間には、傾斜部73cが形成されている。
【0027】
なお、前記第1のスライド板60と第2のスライド板70との間には、符号S1で示すコイルスプリングなどからなる付勢部材が張架されており、両者の間では第1のスライド板60はY1側に付勢され、第2のスライド板70はY2方向に付勢される関係となっており、この状態でカム溝61とカム溝71(遊び部61aと71a、拘束溝61bと71b)、同じくカム溝63とカム溝73(遊び部63aと73a、拘束溝63bと73b)とがそれぞれ重なり合っている。よって、駆動ベース15の保持突起15cは、固定シャーシ22の角穴22a、第1のスライド板60のカム溝61、第2のスライド板70のカム溝71に順次挿通され、保持突起15dも角穴22b、カム溝62に順次挿通される。同様に昇降部材14の昇降ピン14bは、固定シャーシ22の穴22c、第1のスライド板60のカム溝63、第2のスライド板70のカム溝73に順次挿通される。そして、通常この状態が維持されて第1のスライド板60と第2のスライド板70が図示Y1−Y2方向へ移動可能となっている。
【0028】
駆動レバー17がβ1方向に回動した場合、すなわち摺動板40がY2方向(第2の方向)に移動した場合には、ディスク駆動装置AのX1側では、保持突起15aはカム溝41の遊び部41a内に、保持突起15bはカム溝42の遊び部42a内に、昇降ピン14aはカム溝43の遊び部43a内にそれぞれ位置する。この際、第1のスライド板60と第2のスライド板70とは、ともに摺動板40の移動方向であるY2方向(第2の方向)とは逆方向となるY1方向(第1の方向)に移動される。よって、ディスク駆動装置AのX2側では、保持突起15cはカム溝61の遊び部61aおよびカム溝71の遊び部71a内に、保持突起15dはカム溝62の遊び部62a内に、昇降ピン14bはカム溝63の遊び部63aおよびカム溝73の遊び部73a内にそれぞれ位置する。
【0029】
これにより、駆動レバー17がβ1方向に回動した位置にある場合には、保持突起15a,15b,15c,15dおよび昇降ピン14a,14bは、いずれも非ロック状態にあり、駆動ユニットB(ホルダー13,昇降部材14および駆動ベース15)は後述する弾性支持部材(ダンパー30,31,32およびコイルスプリング)によって弾性支持状態となっている(図7(B)参照)。
【0030】
一方、駆動レバー17がα1方向に回動した場合、すなわち摺動板40がY1方向(第1の方向)に移動した場合には、ディスク駆動装置AのX1側では、保持突起15aはカム溝41の拘束溝41b内に、保持突起15bはカム溝42の拘束溝42b内に、昇降ピン14aはカム溝43の拘束溝43b内にそれぞれ入り込む。また駆動装置AのX2側では、第1のスライド板60と第2のスライド板70はともにY2方向(第2の方向)に移動し、保持突起15cはカム溝61の拘束溝61bおよびカム溝71の拘束溝71b内に、保持突起15dはカム溝62の拘束溝62b内に、昇降ピン14bはカム溝63の拘束溝63bおよびカム溝73の拘束溝73b内にそれぞれ入り込む。
【0031】
これにより、駆動レバー17がα1方向に回動した位置にある場合には、保持突起15a,15b,15c,15dおよび昇降ピン14a,14bは、いずれも拘束溝41b,42b,61b,71b,62bおよび拘束溝43b、63b、73bにそれぞれ拘束された状態となる。すなわち、保持突起15a,15b,15c,15dおよび昇降ピン14a,14bがそれぞれ設けられたホルダー13,昇降部材14および駆動ベース15(駆動ユニットB)は、スライド部材である摺動板40および第1のスライド板60,第2のスライド板70に非弾性的に支持された状態となる(図7(A)参照)。このときホルダー13,昇降部材14および駆動ベース15は、摺動板(スライド部材)40,60および70により、互いに逆方向から拘束される。
【0032】
また、前記固定シャーシ22の内部(X1)側には、符号28で示すロック部材が設けられている。ロック部材28の中央部には、支持穴28aが穿設されており、固定シャーシ22の側板部22BからX1方向に切り起こされた支持部22fが支持穴28aに挿通されることにより、ロック部材28は固定シャーシ22に対し図示γ3方向(図7(B)の符号イの位置)−δ3方向(図7(A)の符号ロの位置)に回動自在に支持されている。ロック部材28には、係止凹部28bが形成されており、この係止凹部28bに上記第1のスライド板60から図示X1方向に突設された係止凸部65が係止されるようになっている。またロック部材28には、符号28cで示す拘束凹部が形成されており、ロック部材28がδ3方向に回動することにより、駆動ベース15の保持突起15cがこの拘束凹部28cに保持されてY1方向(第一の方向),Y2方向(第二の方向)及びZ2方向への移動が規制される。
【0033】
また、前記固定シャーシ22の上板部22Aには、図示Z1方向に突出する支軸22dが設けられている。支軸22dは、前記第2のスライド板70の長溝74に挿通され、さらにその先端は符号26で示す中間アーム(中間部材)の挿通孔26dに挿通されており、これにより中間アーム26が図示α4およびβ4方向に回動自在に支持されている。上板部22Aの支軸22dよりもY2側には、規制穴22eが穿設されており、この規制穴22e内には、符号27で示す第2の押圧部材27から図示Z2方向に曲げ形成された規制片27aが挿入され、これにより第2の押圧部材27は、図示α3およびβ3方向に所定の範囲内で回動可能となっている。
【0034】
また第2の押圧部材27には、押圧部27bが折曲形成されており、この押圧部27bの対向する位置には第2のスイッチSW2が設けられている(図1参照)。すなわち、第2の押圧部材27が図示α3又はβ3方向に回動することにより、第2のスイッチSW2のオン、オフの切換えが可能となっている。さらに第2の押圧部材27の図示Y1側の端部には、折曲片27cが形成されており、この折曲片27cが上記中間アーム26に形成された案内溝26a内に挿通されている。
【0035】
上記中間アーム26には、図示Z2方向に延びる挿入ピン26bと、この挿入ピン26bに対して挿通孔26dを挟んで反対側に位置する被回動ピン26cとが設けられている。前記挿入ピン26bは、図4に示すディスク保持部B1のホルダー13に形成された逃げ溝13cおよび保持部材(移送部材)12の係合溝12gに挿通され、中間アーム26のα4−β4方向への回動に伴なって保持部材12をY1−Y2方向に移動させるものとなっている(図6参照)。一方、被回動ピン26cは、第2のスライド板70の係止溝75に挿通されている。
【0036】
また主筐体16の図示Y1側には、支持枠29が取り付けられており、この支持枠29のX2側の内側面には、ダンパー部材32が固定されている。この支持枠29の上面の図示X1側の挿入口に近い位置には、斜め下方(X1且つZ2方向)へ突出する凸型形状の拘束片(拘束部)29aが形成されている。
【0037】
前記ディスク保持部B1は、保持部材(移送部材)12、ホルダー13および昇降部材14から構成されている。保持部材12は、例えばポリアセタールなどの合成樹脂から略コの字状に射出成形等された成形品である。図4に示すように保持部材12のX1及びX2側の両端には、保持アーム12aおよび12bが形成されている。保持アーム12aおよび12bは、図示X方向に弾性変形可能となっており、その先端で且つ互いに対向する位置には保持突起12c及び12dがそれぞれ一体に形成されている。
【0038】
また保持突起12cおよび12dの下部(Z2側)にはそれぞれ支持部12eおよび12fが一体に形成されている。さらに保持部材12の上面には、符号12A及び12Bで示す摺動部が突設されており、また前記係合溝12gがX方向に延び且つZ方向に貫通して形成されている。なお、係合溝12gのY方向の幅寸法は、挿入ピン26bの直径とほぼ等しく設定されており、係合溝12gに挿入ピン26bが挿入された状態で保持部材12はY方向にガタつかないようになっている。また保持アーム12aと12bの対向内面間の幅寸法Wは、MDの幅寸法Wcとほぼ同じ寸法に形成されており、前記保持突起12c,12dの対向内面間の距離Waは前記幅寸法Wよりも小さくなっている。
【0039】
ホルダー13、昇降部材(装着部材)14およびディスク駆動部B2を構成する駆動ベース15は、金属板をプレス加工することによりそれぞれ形成されている。前記ホルダー13は、上板13Aの両側端を曲げ形成してなる側板13B,13Cを有している。またこの側板13B,13Cの一部は、互いに接近する方向に曲げ形成されており、MDの下面を案内する保持板13Dおよび13Eとなっている。またホルダー13の図示Y2側の端部には、段差部13Fが形成されている。
【0040】
前記ホルダー13には、上板13A、側板13B,13C、および保持板13D,13Eによって囲まれる内部領域Spが形成され、この内部領域Sp内にMDが収容される。すなわち、ホルダー13はMDのY1−Y2方向の移動を案内するガイド部材となっている。なお、上板13A、側板13B,13Cおよび保持板13D,13Eの図示Y1側の端部は、それぞれ外側方向に折り曲げられ、MDを前記内部領域Sp内に案内しやすくなっている。
【0041】
ホルダー13の上板13Aには、Y方向に直線的に延びるガイド溝13a,13b、および挿入ピン26bの円弧動作を許容する逃げ溝13cが穿設されている。そして、図6(A)に示すように、このガイド溝13aおよび13bには、前記保持部材12の摺動部12Aおよび12Bがそれぞれ入り込んでこの保持部材12がY軸方向に移動可能に支持されている。
【0042】
また、ホルダー13の上板13AのX方向の両端には、凸状に延びた支持部13dおよび13eがそれぞれ突設されている。この支持部13dおよび13eの上面には、Z1方向に突設して延びる突状が形成されており、各支持部13d、13eは、昇降部材14の支持穴14e,14fの内部に挿入される。またホルダー13の側板13Bおよび13Cには、その一部を切り欠いた切欠部13fおよび13gが形成されている。保持部材12が図6(A),(B)に示す待機位置(保持部材12の摺動部12A,12Bがガイド溝13a,13bのY1側端部に位置する状態)にあるとき、前記保持アーム12aのX1側の側面と保持アーム12bのX2側の側面が前記切欠部13f,13gに対向する。側板13Bと13Cの前記切欠部13f,13gよりもY2側の部分は規制片13i,13jであり、保持部材12が前記待機位置からY2方向へ移動するときに、保持アーム12a,12bの外側面は、前記規制片13i,13jの内面を摺動し、または微小隙間を介して規制片13i,13jに対向しながら移動する。
【0043】
またホルダー13の一方の側板13Bの外側には、金属製の板ばねなどから構成される閉鎖部材Kが固着されており、その自由端側の一部は図示X2方向に曲げ形成された係止部K1となっている。この係止部K1は、ホルダー13の内部領域Sp内へ突出しており、図5に示すMDのシャッタGに形成された角穴G1内に進入可能となっている。また側板13Bには、図示破線で示すようにその一部がX2方向に曲げ形成された開口片13hが設けられている。
【0044】
昇降部材14は、金属板を略コの字状に曲げ形成したものであり、その両端の支持アーム14Aおよび14Bには、前記昇降ピン14aおよび14bが突設されている。前記昇降ピン14aは、図3に示す主筐体16の側板16Bの穴16eおよび摺動板40の遊び部43aに挿通される。同様に昇降ピン14bは、固定シャーシ22の穴22c、第1のスライド板60の遊び部63aおよび第2のスライド板70の遊び部73a内に挿通される。
【0045】
支持アーム14Aおよび14Bの図示Y1側の先端には、前記支持穴14eおよび14fが穿設されており、この支持穴14eおよび14fの内部に前記ホルダー13の支持部13dおよび13eが挿通される。そして、ホルダー13は、前記支持部13dおよび13eを支点に図示γ1およびδ1方向に回動自在に支持される。
【0046】
また、昇降部材14のY2側端部には、符号14cおよび14dで示す凸部が形成されている。
駆動ベース15の図示Y2側には、支持部15eおよび15fが折曲形成されており、この支持部15eおよび15fには略台形状の支持穴15e1および15f1がそれぞれ穿設されている。そして、この支持穴15e1および15f1の内部には、前記昇降部材14の凸部14cおよび14dが遊挿される。よって、昇降部材14は凸部14cおよび14dを支点として図示γ2およびδ2方向にわずかに回動自在に支持されている。
【0047】
駆動ベース15には、符号15gおよび15hで示す掛止部が形成されており、この掛止部15gと前記昇降部材14の昇降ピン14aとの間には反転ばねからなる付勢部材S2が掛けられている。同様に掛止部15hと昇降ピン14bとの間にも、反転ばねからなる付勢部材S3が掛けられている。この付勢部材S2およびS3は、昇降ピン14aおよび14bを図示Z1又はZ2方向に付勢するものであり、昇降部材14を介してホルダー13を駆動ベース15側に押し付け、およびホルダー13を駆動ベース15から浮上する方向に持ち上げる機能を有している。
【0048】
さらに駆動ベース15には、図示しないスピンドルモータの回転軸Maに軸支されたターンテーブルTaと、このターンテーブルTaに対し図示X1−X2方向に直線的に移動するピックアップPとが設けられている。また、駆動ベース15のY1側には、MDの下面に形成されている位置決め穴に嵌入するロケータピン15mがZ1方向に突出して設けられている。
【0049】
上記のように構成される駆動ユニットBは、駆動ベース15に設けられた支持ピン15i,15jおよび15kが、主筐体16に設けられたダンパー30,31および支持枠29に設けられたダンパー32などの弾性支持部材によって弾性的に支持されている。これら弾性支持部材としては、例えばシリコンオイルが封入されたオイルダンパーなどが使用されている。
【0050】
さらに、このダンパー30,31および32に近接する位置には、前記主筐体16又は固定シャーシ22にその一端が係止されたコイルスプリングなどの弾性支持部材が設けられている。そして、コイルスプリングの他端は、駆動ベース15に係止されている(図示せず)。すなわち、駆動ユニットBは、前記弾性支持部材であるダンパー30,31,32および上記弾性支持部材であるコイルスプリングからなる防振機構によって、主筐体16に弾性的に支持され、且つ吊設されている。
【0051】
次に、上記ディスク駆動装置Aの動作を説明する。
(待機状態)
MDがディスク駆動装置Aの内部に挿入される前の待機状態では、駆動レバー17はギヤ部17dと減速ギヤ群25との噛み合いによってα1方向へ最も回動させられた位置にある。このとき、駆動片17aが摺動板40の係止部44をY1方向へ押圧し、摺動板40は図示Y1方向へ最も移動した位置にある。
【0052】
図7(A)に示すように、待機状態にあるディスク駆動装置Aでは、第1のスライド板60がY2方向(第2の方向)に移動するときに、係止凸部65が破線で示すロック部材28の底部28dをZ1方向に押し上げるため、ロック部材28は固定シャーシ22の支持部22fを中心にδ3方向に回動し符号(ロ)に示す位置にある。この符号(ロ)の状態では、駆動ベース15の保持突起15cがロック部材28の拘束凹部28cによって係止されている。
【0053】
また待機状態では、駆動ベース15の保持突起15aおよび15bが摺動板40のカム溝41および42の遊び部41a,42aから拘束溝41b,42b内にそれぞれ入り込み、同様にカム溝43の拘束溝43b内に昇降部材14の昇降ピン14aが入り込んでいる。
【0054】
また、駆動レバー17の駆動片17bにより第1のスライド板60の係止部64が図示Y2方向へ押圧されているため、第1のスライド板60および第1のスライド板60に対して付勢部材S1を介して連結されている第2のスライド板70は共に図示Y2方向へ最も移動した位置にある。よって、図7(B)に示すように第1のスライド板60のカム溝61の拘束溝61bおよび第2のスライド板70のカム溝71の拘束溝71b内に駆動ベース15の保持突起15cが入り込んでいる。同様に駆動ベース15の保持突起15dは、第1のスライド板60のカム溝62の拘束溝62b内に入り込んでいる。さらに昇降部材14の昇降ピン14bは、第1のスライド板60のカム溝63の拘束溝63bおよび第2のスライド板70のカム溝73の拘束溝73b内に入り込んでいる。
【0055】
すなわち、駆動ベース15のすべての保持突起15a,15b,15cおよび15dは、カム溝41,42,61,62および71の拘束溝41b,42b,61b,62bおよび71bの内部にそれぞれ入り込むことにより、駆動ベース15は上下(Z)方向、および前後(Y)方向へ移動できないロック状態となっている。同様に昇降部材14も、昇降ピン14a,14bがカム溝43,63および73の拘束溝43b,63bおよび73bの内部にそれぞれ入り込んでロック状態となっている。
【0056】
なお、これら昇降ピン14aおよび14bはカム溝43,63および73の傾斜部43c,63cおよび73cをそれぞれ登坂し、Z1方向へ持ち上げられて拘束溝43b,63bおよび73bに入り込んでいる。よって、昇降部材14はγ2方向(図4参照)に回動させられ、ホルダー13は駆動ベース15からZ1方向へ浮上(離間)した図2(A)に示す位置に保持されている。
このとき、ホルダー13の上方には、上記拘束片(拘束部)22gおよび29aを有する固定シャーシ22の上板部22Aおよび支持枠29が対向しており、図2(A)に示すように前記ホルダー13が浮上した位置においてホルダー13の両側がそれぞれ拘束片(拘束部)22gおよび29aに当接することになる。よって、ホルダー13は、γ1およびδ1方向の回動(図4参照)が抑制され、さらにX1−X2方向へ移動しないように保持されている。
そして、このように駆動ベース15から持ち上げられ、拘束片(拘束部)22g,29aに当接して位置決めされた状態で、ホルダー13がMDプレーヤの図示しない前面パネルに設けられたディスク挿入口と対向する。
【0057】
また、第1のスライド板60および第2のスライド板70がY2方向に移動させられると、中間アーム26の被回動ピン26cが係止溝75の係止部75aに係止されて図示Y2方向に押される。よって、中間アーム26は、支軸22dを中心に図示α4方向に回動し、挿入ピン26bがホルダー13の逃げ溝13c内をY1方向へ移動する。よって、保持部材12は、挿入ピン26bによって図示Y1方向へ移動させられた待機位置に移動する(図1参照)。この待機位置では、保持部材12の保持アーム12a,12bがホルダー13の側板13B,13Cに形成された切欠部13f,13gの内側に対向している。
【0058】
また、MDの挿入前の状態では、駆動レバー17はα1方向に最も回動されているため、第1の押圧部材18の凸部18bが駆動溝17cの第1の回動溝17c1に沿って移動し、第1の押圧部材18は図示α2方向に回動させられている。よって、第1の押圧部材18の押圧片18cが第1のスイッチSW1から離間するため、第1のスイッチSW1はオフ状態となっている。すなわち、前記駆動溝17cは、その中間部17c3が回転孔17eを中心とした円弧軌跡上に位置しており、第1の押圧部材18の凸部18bがこの中間部17c3内に位置しているときには、第1の押圧部材18が駆動されずβ2方向へ回動した状態に保持される。駆動溝17cの両端の第1の回動溝17c1と第2の回動溝17c2は、中間部17c3から図示X2方向へ傾斜して延びており、よって凸部18bが駆動溝17cの第1の回動溝17c1と第2の回動溝17c2内を移動するときのみ、第1の押圧部材18が図示α2方向へ回動させられる。
【0059】
一方、図1に示すように中間アーム26がα4方向に回動している状態では、第2の押圧部材27の折曲片27cが案内溝26aのY2側の第1の円弧溝26a1に入り込むため、第2の押圧部材27はβ3方向に回動させられている。よって、押圧部27bが上記第2のスイッチSW2を押圧すため、第2のスイッチSW2がオン状態となっている。
(記録媒体の導入動作)
図5および図6に示すように、記録媒体であるMDは、外側がカートリッジCによって覆われ、このカートリッジC内に光磁気ディスクDが回転可能に設けられたものである。MDには、シャッタGがY1−Y2方向にスライド自在に設けられており、前記シャッタGを図示Y1方向に移動させることにより、内部に設けられている光磁気ディスクDが露出され、情報の記録又は再生が可能な状態となる。またMDの挿入方向先端(図示Y2側)の両側下面には、凹部C1、C1が設けられている。前述したように、MDの幅寸法Wcは、上記保持部材12の保持アーム12a,12b間の幅寸法Wと同等若しくはこれより若干小さく、且つ保持突起12c,12d間の距離Waよりも大きいものである。
【0060】
図6に示すように、保持部材12が最もY1方向に移動した待機位置では、保持部材12の保持アーム12aおよび12bがホルダー13の側板13B,13Cに形成された切欠部13fおよび13gの内側に対向している。よって、保持アーム12aおよび12bは、ともにX軸方向への弾性変形が許容され、保持アーム12aと保持アーム12bとの間の幅寸法Wを広げることが可能となっている。
【0061】
ホルダー13の内部領域SpにMDが挿入され始めると、先ず保持アーム12aおよび12bの先端にある保持突起12cおよび12dにMDの先端の両端部が当接し、MDの挿入に伴い保持アーム12aおよび12bがX軸方向に弾性変形して前記切欠部13fと13g内に入りこみ、これにより保持突起12c,12d間の距離Waが押し広げられ、MDの先端側が保持突起12c,12d間を通過可能となる。さらにMDを挿入すると前記保持アーム12a,12bの自らの弾性復帰力により、保持突起12cおよび12dがMDの両端の凹部C1およびC1に入り込む。これにより、MDは保持部材12によって両サイドから軽く係止されて保持される。なお、MDの先端側が保持部材12の保持突起12c,12dに当接したときに、この保持部材12にY2方向の押し込み力が作用するが、保持アーム12e,12dは,中間アーム26をα4方向に付勢する付勢部材S1の付勢力よりも小さい力でX軸方向に弾性変形するため、保持部材12は待機位置に保持される。
【0062】
この状態からさらにMDをY2方向に押し込むと、保持部材12がY2方向に押圧される。保持部材12の係合溝12gには、中間アーム26の挿入ピン26bが挿入されている。よって、保持部材12がY2方向へ押圧されて移動することにより、挿入ピン26bが係合溝12gの内壁に押圧されて中間アーム26がβ4方向へ回動させられる。中間アーム26がβ4方向へ回動すると、第2のスライド板70の係止部75aに係止されている被回動ピン26cがこの第2のスライド板70を前記係止部75aを介してY1方向へ押圧する。
この際、第1のスライド板60の係止部64には、駆動レバー17の駆動片17bが係止され、且つ駆動レバー17のギヤ部17dは減速ギヤ群25のギヤに噛み合ってその回動が制限された固定状態にある。よって、第1のスライド板60に対し、摺動自在に設けられている第2のスライド板70のみが被回動ピン26cによってY1方向へ移動させられる。
【0063】
第1のスライド板60と第2のスライド板70との間には付勢部材S1が張架されており、第2のスライド板70の移動により前記付勢部材S1はその付勢力に逆らって伸張される。よって、例えばホルダー13の内部領域Sp内にMDが挿入され、中間アーム26がβ4方向へ回動し始めた後に、その挿入を取り止めてMDを引き出した場合であっても、前記付勢部材S1が元の収縮状態に復帰することにより、第2のスライド板70がY2方向へ戻され、これにより中間アーム26がα4方向に回動され、保持部材12を初期の待機位置(Y1方向へ最も移動した位置)に復帰させることが可能である。
さらにMDが押し込まれ、中間アーム26がβ4方向へ回動すると、第2の押圧部材27の折曲部27cが中間アーム26の前記第1の円弧溝26a1内を移動し、続いて案内溝26aに入り込む。
このとき、図1に示されるように第2の押圧部材27は、第1の円弧溝26a1に沿って図示α3方向にわずかに回動させられる。よって、押圧部27bが第2のスイッチSW2から離れ、第2のスイッチSW2がオフ状態に切り換わる。なお、第2のスイッチSW2のオフ状態は、MDの導入動作が完了するまで維持される。
【0064】
前記第2のスイッチSW2の切り換わりは、プレーヤ内に設けられたマイコン等の図示しない制御部に伝えられる。制御部は、前記第2のスイッチSW2の切り換わりにより、MDの挿入を検知し、図示しないモータドライバーを介してモータMが始動される。
モータMの回転駆動力は減速ギヤ群25を介して駆動レバー17のギヤ部17dに伝達され、駆動レバー17をβ1方向に回動させる。よって、付勢部材S1を介して連結されている第1のスライド板60および第2のスライド板70は、ともに図示Y1方向へ移動させられる。この際、第2のスライド板70の上板部70Aの係止部75aが、中間アーム26の被回動ピン26cを係止しながらY1方向に移動する。よって、中間アーム26は、支軸22dを中心として、さらに図示β4方向に回動させられ、保持部材12は図示Y2方向へ引き込まれる。
【0065】
保持部材12の保持アーム12aおよび12bの間には、MDが保持されており、MDも保持部材12とともに図示Y2方向に引き込まれる。すなわち、MDをホルダー13の内部領域Spに所定量挿入すると、以後MDはモータMの回転駆動力によりディスク駆動装置Aの内部方向へ自動的に引き込まれる。
保持部材12のY2方向への移動の際には、保持アーム12aおよび12bは、ホルダー13の切欠部13fおよび13gと対向する位置からY2方向へ外れる。そして、保持アーム12aおよび12bはホルダー13の側板13Bおよび側板13Cの切欠部13f,13gの奥(Y2側)に形成された規制片13i,13jの内面を摺動しながら、あるいは規制片13i,13jと微少隙間を介して対向した状態で移動する。
よって、保持アーム12aおよび12bは、規制片13i,13jによって外側から拘束されてX軸方向へ開こうとする弾性変形が規制される。すなわち、保持アーム12aと保持アーム12bとの間の幅寸法Wおよび保持突起12cと12dとの間の距離Waをほぼ一定に維持することができる。よって、保持突起12cおよび12dがMDの凹部C1,C1から抜け出ることがなく、保持部材12によりMDがY2方向へ確実に引き込まれる。
【0066】
またMDが変形している場合などにおいては、保持突起12c又は12dがMDの凹部C1の内部に確実に入り込めない状態で移送され始めることがある。この場合保持アーム12a,12bがホルダー13の切欠部13f,13g内に入り込んだままMDの移送動作が行われるが、保持アーム12aおよび12bの外側面が側板13Bと13Cの規制片13j,13iに当接した際に内側方向に押圧される。よって、保持突起12c又は12dが凹部C1の内部に強制的に入り込むようになる。
これにより、MDは、保持部材12によって強固に保持され、ホルダー13内を案内されて、ディスク駆動部B2上へ確実に引き込まれる。
【0067】
MDを保持した保持部材12のY2方向への移動が完了しMDがディスク駆動部B2上に所定位置まで引き込まれた直後、あるいは保持部材のY2方向への移動完了と同時に駆動レバー17のβ1方向への回動により、摺動板40はY2方向に移動するため、昇降部材14の昇降ピン14aはカム溝43の拘束溝43b内から傾斜部43cにより下降して遊び部43a内に至る。同様に第1のスライド板60および第2のスライド板70はY1方向(第1の方向)へそれぞれ移動するため、昇降部材14の昇降ピン14bは,カム溝63およびカム溝73の拘束溝63bおよび73b内から傾斜部63cおよび73cを下降して遊び部63aおよび73a内に至る。
【0068】
昇降ピン14aと14bがカム溝43,63および73の傾斜部43c,63c,73cにより下降させられると、その後は反転ばねからなる付勢部材S2,S3によって昇降部材14がδ2方向へ回動力を受ける。よって、この昇降部材14に支持部13d,13eを介して連結されているホルダー13がZ2方向へ下降する。このとき、付勢部材S2およびS3の付勢方向が駆動ベース15の方向(Z2方向)に反転する。よって、ホルダー13およびこのホルダー13に収容されているMDは、Z2方向に付勢され、MD内の光磁気ディスクDが駆動ベース15に設けられたターンテーブルTa上に載置される。すなわち、これによりホルダー13は、図2(A)に示すターンテーブルTaから離れた位置から同図(B)に示すように接近した位置となる。
【0069】
そして、ホルダー13内に保持されているMD内の光磁気ディスクDのクランピングプレートがターンテーブルTa上に装着(磁気吸着)される。このとき、上記駆動ベース15のロケータピン15mがMDの下面の位置決め穴に嵌入し、これによりMDのカートリッジCは駆動ベース15上で移動不能に位置決めされる。
【0070】
同時に、駆動ベース15の保持突起15aおよび15bは、それぞれ摺動板40のカム溝41の拘束溝41b又はカム溝42の拘束溝42bから遊び部41a又は42a内に至る。また駆動ベース15の保持突起15cおよび15dも、それぞれカム溝61,71又は62の拘束溝61b,71b又は62bから遊び部61a又は71aに至る。
【0071】
また第1のスライド板60および第2のスライド板70がY1方向(第1の方向)へそれぞれ移動すると、第1のスライド板60の係止凸部65がロック部材28の底部28dをY1方向に摺動し、ロック部材28の係止凹部28bに入り込む。よって、係止凸部65によるロック部材28のδ3方向への押し上げが解除され、ロック部材28はγ3方向へ回動した符号(イ)の状態となる。これにより、ロック部材28の拘束凹部28cが駆動ベース15の保持突起15cから離れ拘束凹部28cによる駆動ユニットBの拘束が解かれる。
【0072】
以上により、駆動ユニットBは、被ロック部である保持突起15a,15b,15c,15dおよび昇降ピン14a,14bのすべての拘束が解かれた非ロック状態となる。よって、駆動ユニットBは主筐体16および固定シャーシ22などの固定部の内部(筐体内部)で上記ダンパー30,31,32および図示しないコイルスプリングなどの弾性支持部材によってX,Y,Z方向に弾性的に支持される。
【0073】
上記のように、ホルダー13がZ2方向へ下降させられるときには、ホルダー13に摺動自在に設けられている保持部材12も一体として下降させられる。よって、挿入ピン26bが挿入されている係合溝12gも挿入ピン26bに沿って下降する。挿入ピン26bの長さは、保持部材12が下降したときに係合溝12gから抜け出ないように十分な長さに設定されている。
【0074】
なお、保持部材12に保持されてMDがホルダー13内へ引き込まれる途中で、ホルダー13に形成されている開口片13hが、MDのX1側の側面の案内溝C2に入り込み、MD内に設けられているロック機構(図示せず)のロックを解除する。そして、開口片13hがシャッタGの係止部G2を相対的に図示Y1方向に押圧し、引き込み動作に伴ってシャッタGが開放されてMDの開口窓が開かれ、光磁気ディスクDが露出される。そして、光磁気ディスクDのクランピングプレートがターンテーブルTa上に装着されたときに、MDの開口窓から露出した光磁気ディスクDの記録面がピックアップPと対向し、MDの導入動作が完了する。
【0075】
MDの導入動作が完了した時点で駆動レバー17はβ1方向に最も回動した状態にある。このとき第1の押圧部材18の凸部18bは、駆動レバー17の駆動溝17c内の第2の回動溝17c2に入り込む。よって、第1の押圧部材18はα2方向に回動され、押圧片18cが第1のスイッチSW1から離れることから、第1のスイッチSW1はオフ状態に切り換わる。
【0076】
前記制御部(図示せず)では、この第1のスイッチSW1のオフ状態への切り換わりを検知することにより、MDの導入動作の完了を検知する。そして、制御部では、図示しないスピンドルモータを回転駆動させMD内の光磁気ディスクDを回転させるとともにピックアップPをX軸方向に摺動させ(図5参照)、情報の再生又は記録動作が行われる。
(記録媒体の排出動作)
MDの排出動作は、例えばMDプレーヤの前面パネルに設けられたイジェクト釦が操作されることによって開始され、上記導入動作とは逆の手順によって行われる。
【0077】
すなわち、イジェクト釦が操作されたときのその信号は制御部に伝えられ、制御部では図示しないモータドライバーを介してモータMを上記導入動作と反対の方向に始動させる。モータMの回転駆動力は減速ギヤ群25を介して駆動レバー17のギヤ部17dに伝達され、駆動レバー17をα1方向に回動させる。よって、ディスク駆動装置AのX1側では摺動板40がY1方向(第1の方向)に移動させられる。一方、ディスク駆動装置AのX2側では、付勢部材S1を介して連結されている第1のスライド板60および第2のスライド板70が共に図示Y2方向(第2の方向)へ移動させられる。
【0078】
第1のスライド板60および第2のスライド板70のY2方向(第2の方向)への移動の際には、先ず第1のスライド板60の係止凸部65がロック部材28の係止凹部28bを脱出し、ロック部材28の底部28dをZ1方向に押し上げ、ロック部材28が固定シャーシ22の支持部22fを中心にδ3方向に回動させられる(符号(イ)の状態)。よって、ロック部材28の拘束凹部28cが駆動ベース15の保持突起15cを係止し、駆動ベース15のY方向(第1と第2の方向)の移動を拘束する。この拘束凹部28cによる保持突起15cの係止は、駆動ユニットBを予備的に拘束するものであり、駆動ユニットBのY1方向(第1の方向)−Y2方向(第2の方向)の移動とZ2方向(下方向)の移動を規制する。すなわち、駆動ユニットBはZ1方向(上方向)およびX方向(幅方向又は左右方向)にのみ移動可能な予備ロック状態となる。
【0079】
なお、上記ロック部材28は、X2側のみならずX1側にも設けられており、摺動板40がY1方向に移動することにより、保持突起15a又は15bが拘束されるものとなっている。すなわち、駆動ユニットBはその両側において、ロック部材により予備ロックされる。
【0080】
その後、さらに第1のスライド板60および第2のスライド板70がY2方向(第2の方向)に移動させられ、且つ摺動板40がY1方向(第1の方向)に移動させられると、昇降ピン14aおよび14bはカム溝43および63,73の傾斜部43cおよび傾斜部63c,73cを登坂して拘束溝43bおよび拘束溝63b,73b側に移動するため、昇降部材14がγ2方向へ回動してホルダー13が駆動ベース15から離れる方向へ持ち上げられる。そして、持ち上げられたホルダー13は、図2(A)に示すように上板13AのX1側の上縁部13Gが支持枠(固定部)29の拘束片(拘束部)29aに、同様に上板13AのX2側の上縁部13Hが固定シャーシ22の拘束片(拘束部)22gにそれぞれ当接する。当接の際、ホルダー13は反転ばねS2およびS3によってγ2方向の付勢力を受けるため、ホルダー13の上縁部13Gおよび上縁部13Hが拘束片29aおよび22gをそれぞれ押圧する。
【0081】
図2および図3に示すように、拘束片22g,29aはZ方向とX方向に対して傾倒している。よって、図2(A)に示すように、上縁部13Gおよび上縁部13Hが拘束片29aおよび22gを押圧することによる反力F2およびF1は、拘束片29aおよび22gの傾斜面に垂直となる矢印方向にそれぞれ作用する。これにより、ホルダー13は、反力F1およびF2のZ方向成分により、Z(高さ)方向の移動が規制され、同様に反力F1およびF2のX方向成分により、X(左右又は幅)方向の移動が規制される。
【0082】
すなわち、ホルダー13をZ1方向に移動させて、その上縁部13Gおよび上縁部13Hが拘束片29aおよび22gをそれぞれ押圧するという簡単な構成でホルダー13のZ方向のみならず、X方向の移動をも拘束することができる。これにより、ホルダー13のX方向の移動を規制するための専用の拘束部材を不要とすることができる。
【0083】
また、駆動ベース15の保持突起15a,15b,15cおよび15dは、摺動板40,第1のスライド板60,第2のスライド板70のカム溝41,42,61,71,62のそれぞれの拘束溝41b,42b,61b,71b,62bに入り込み、これにより駆動ユニットBはZ方向およびY方向に完全に拘束される。
すなわち、駆動ユニットBがスライド部材である摺動板40および第1と第2のスライド板60,70によって完全に拘束された状態では、この駆動ユニットBは全ての方向への移動が規制され、筐体内部において固定された状態となる。
【0084】
以上により、ホルダー13のY1側端部をMDプレーヤのディスク挿入口に確実に対向させることができるため、MDの排出または挿入の際にMDの角部がディスク挿入口の縁部又はホルダー13のY1側端部の縁部に引っ掛かるような不具合を防止することができる。よって、MDなどの記録媒体のホルダー13からディスク挿入口への排出、およびディスク挿入口からホルダー13への挿入をスムーズに行なうことが可能となる。
【0085】
上記のように、ホルダー13が持ち上げられるときに、ホルダー13の上縁部13Gおよび上縁部13Hが拘束片29aおよび22gに当接してディスク挿入口に正対する位置に位置決めできるようにしたことにより、ホルダー13を各方向に対してそれぞれ位置決めするための専用の位置決め部材を不要とすることができる。よって、ディスク駆動装置A全体の小型化を図ることができる。
また、前記拘束片22gおよび29aをディスク駆動装置AのY1側のディスク挿入口に近接する位置に設けておくことにより、より高精度にホルダー13のY1側端部をディスク挿入口に正対させることができる。
【0086】
次に、第2のスライド板70がY2方向に移動されることにより、中間アーム26の被回動ピン26cが係止溝75の係止部75aに係止されて図示Y2方向に押される。よって、中間アーム26は、支軸22dを中心に図示α4方向に回動し、挿入ピン26bがホルダー13の逃げ溝13c内をY1方向へ移動する。これによりMDは保持部材12に保持された状態で中間アーム26のα4方向への回動動作により前記ディスク挿入口の方向(Y1方向)に移送される。
そして、保持部材12は前記待機位置、すなわち保持アーム12a,12bがホルダー13の切欠部13f,13gに対向する位置まで移送される。このとき、MDのY1側の先端部が前記ディスク挿入口から突出する。よって、MDを掴んで排出方向(Y1方向)へ引き出すことにより、簡単に取り出すことができる。
【0087】
なお、上記実施の形態では、ホルダー13が拘束部に直接当接することによって位置決めされるものを示したが、その他例えばホルダー13をγ2およびδ2方向に昇降させる昇降部材(装着部材)14がγ2方向に持ち上げられたときに、この昇降部材14を位置決めすることによりホルダー13の位置決めが行われるようにすることもできる。この場合、例えば固定シャーシ22および支持枠29に昇降部材14の板厚とほぼ同等の幅で且つY方向に所定の長さを有する長溝を形成し、昇降部材14がγ2方向に移動したときにこの昇降部材14のY1側端部の上面部が上記長溝に嵌入するようにすることにより、昇降部材14およびホルダー13のX方向およびZ方向の移動が規制される。
【0088】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、ホルダーを駆動部から離間する方向に移動させるだけでホルダーを挿入口に対して位置決めすることができる。
また、簡単な構成でホルダーの複数方向の位置決めを行なうことができるため、各方向専用の位置決め部材を不要とすることができ、よって部品点数の削減による製造コストの軽減および記録媒体駆動装置全体の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、MDプレーヤ内に配置されるディスク駆動装置の平面図、
【図2】図1に示すディスク駆動装置の正面図であり、(A)はホルダーがディスク駆動部から離間した状態、(B)はホルダーがディスク駆動部に接近した状態、
【図3】図1に示したディスク駆動装置の分解斜視図、
【図4】駆動ユニット(ディスク保持・駆動部)の分解斜視図、
【図5】MD(ミニディスク)を示す斜視図、
【図6】MDがホルダーの内部に挿入され始めた状態を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、
【図7】ディスク駆動装置をX2側から見た側面図であり、(A)は駆動ユニットのロック状態、(B)は非ロック状態を示す、
【符号の説明】
12 保持部材(移送部材)
12a,12b 保持アーム
12c,12d 保持突起
12e,12f 支持部
12g 係合溝
12A,12B 摺動部
13 ホルダー
13a,13b ガイド溝
13c 逃げ溝
13d,13e 支持部
13f,13g 切欠部
13h 開口片
13i,13j 規制片
13A 上板
13B,13C 側板
13G,13H 上縁部
14 昇降部材(装着部材)
14a,14b 昇降ピン
15 駆動ベース
15a,15b,15c,15d 保持突起
15i,15j,15k 支持ピン
16 主筐体(固定部)
17 駆動レバー
18 第1の押圧部材
22 固定シャーシ(固定部)
22g 拘束片(拘束部)
25 減速ギヤ群
26 中間アーム(中間部材)
26a 案内溝
26a1 第1の円弧溝
26a2 第2の円弧溝
26b 挿入ピン
26c 被回動ピン
27 第2の押圧部材
28 ロック部材
28b 係止凹部
28c 拘束凹部
28d 底部
29 支持枠(固定部)
29a 拘束片(拘束部)
40 摺動板(スライド部材)
41,42,43 カム溝
41a,42a,43a 遊び部
41b,42b,43b 拘束溝(規制部)
43c 傾斜部(カム部)
30,31,32 ダンパー(弾性支持部材)
60 第1のスライド板(スライド部材)
61,62,63 カム溝
61a,62a,63a 遊び部
61b,62b,63b 拘束溝(規制部)
63c 傾斜部(カム部)
65 係止凸部
70 第2のスライド板(スライド部材)
71,73 カム溝
71a,73a 遊び部
71b,73b 拘束溝(規制部)
73c 傾斜部(カム部)
75 係止溝
75a 係止部
75b 逃げ部
A ディスク駆動装置
B 駆動ユニット(ディスク保持・駆動部)
B1 ディスク保持部
B2 ディスク駆動部
C カートリッジ
D 光磁気ディスク
K 閉鎖部材
M モータ
MD ミニディスク(記録媒体)
S1 付勢部材
S2,S3 反転ばね

Claims (3)

  1. 筐体に設けられて記録媒体の挿入と排出が行われる挿入口と、前記記録媒体に記録された情報の再生を行う駆動部と、前記挿入口から挿入された記録媒体を保持して前記記録媒体を前記駆動部に装着させる方向および離脱させる方向へ移動するホルダーと、前記挿入口から挿入された記録媒体を前記ホルダー内に引き込み且つ前記ホルダー内の記録媒体を前記挿入口から排出させる移送部材と、前記駆動部および前記ホルダーを備えた駆動ユニットを筐体内で弾性支持する弾性支持部材とを有し、且つ前記筐体内には、前記記録媒体を前記駆動部から離脱させる方向へ移動した前記ホルダーが当接する位置にあって、当接状態で前記ホルダーを拘束する拘束部が設けられており、
    前記拘束部は前記ホルダーの幅方向両側の上縁部に各々当たるように一対設けられており、この一対の拘束部は前記駆動部側に向けて互いの間隔が広がるように傾斜して形成されていることを特徴とする記録媒体駆動装置。
  2. 前記ホルダーが前記拘束部により拘束されているときに、前記ホルダーが前記拘束部による拘束方向と交叉する方向へ移動するのを阻止するロック機構が設けられている請求項1記載の記録媒体駆動装置。
  3. 前記ホルダーの幅方向側の両側部には、各側部にそれぞれ支持部が1箇所設けられており、前記ホルダーは前記支持部により支持されている請求項1または2記載の記録媒体駆動装置。
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