JP3725086B2 - 高解像度nmrスペクトロメータにおけるサンプル管の搬送及び正確な位置決めのための装置 - Google Patents

高解像度nmrスペクトロメータにおけるサンプル管の搬送及び正確な位置決めのための装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定用の物質を装入した長手のサンプル管を核磁気共鳴(NMR)磁石装置の測定チャンバ内に搬送し、前記サンプル管をNMR受信コイル装置の垂直軸に対して位置決めするための装置であって、エアタービンの一部を構成するスピナーであって、前記サンプル管を、挿入し、エアクッション上で前記スピナーとともに前記測定チャンバ内に搬送し、その中で前記NMR受信コイル装置の垂直軸に対して位置決めすることが可能な軸方向の貫通孔を有して成るスピナーを用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
そのような装置は、例えば、ブルーカー・グループの1995年発刊の会社小冊子「高解像度NMR、プローブヘッド」から公知である。
【0003】
現代のNMRスペクトロメータは、ほとんどもっぱら、測定チャンバが磁石クライオスタットの室温パイプ(RTパイプ)内深く配置される超伝導磁石装置とともに動作する。この測定チャンバへのアクセスは、したがって、好ましくは空気圧により、すなわち加圧空気を用いて操作される補助装置を用いてのみ可能である。加圧空気の使用は、加圧空気が、NMRサンプル管を回転させる空気タービンにも必要とされるので、好都合である。
【0004】
支持装置は、通常、NMRプローブヘッドを取り付け可能なRTパイプの内部に配置される。この支持装置の上部は、測定チャンバ及びその少し上に位置するステータへのエアタービンアクセスを容易にするガイドパイプを有する。前記測定サンプルが配置されるエアタービンのロータ(スピナ)は、わずかな遊びを持ってガイドパイプ内に嵌入されるような寸法に形成される。これは、測定サンプルを測定チャンバ内に搬入すること及び測定サンプルを回転することという二つの目的に役立つ。
【0005】
サンプル管を含むスピナーを測定チャンバ内に搬入するために、上方に流れ、ガイドパイプの上部開口から外部に抜ける加圧空気が、測定チャンバから導入される。その後で、サンプル管を含むスピナーが、ガイドパイプの上部開口に配置される。スピナーは、この開口部をほとんど完全に覆うため、ガイドパイプ内に、過剰圧力が発生し、スピナーがエアクッション上で静止する。加圧空気の量が減少すると、スピナーの上部位置を支持する加圧空気により発生する力が、遂には、スピナー及び測定サンプルの重量より小さくなる状態に達し、スピナーがエアクッション上でゆっくりと下方に滑り始める。スピナーが下降する速度は、もちろん、加圧空気の設定圧によって決まる。したがって、スピナー及びサンプル管は、比較的大きな力で、測定チャンバの領域内の様々な構成部品に衝突する可能性がある。
【0006】
5mm以上の直径を有するサンプル管の場合は、上記搬送方法により、大きな問題が生じることはないが、より小さい直径、即ち、例えば直径2mmの測定キャピラリの場合は、とても壊れやすく、もっとも小さい衝撃でさえもガラスを破損するので、問題が生じる。1mmの測定キャピラリの場合は、ガラスを破損する危険が、とても大きいので、その使用が認められることはほとんどない。
【0007】
NMRにおいては、それでもなお、そのような非常に小さい測定キャピラリに対する大きな需要がある。なぜなら、測定物質はほんの少量しか得られないことが多いからである。新規で改善された測定キャピラリの搬送方法の開発は、したがって、NMR分光法にとって非常に重要である。
【0008】
NMRスペクトロメータ内における測定のためのNMR測定サンプルの準備は、通常2工程で行われる。第1の工程(準備局面)においては、測定物質はガラスの測定キャピラリ8内に入れられ(サンプル)、そしてその後で測定キャピラリが蓋で封止又は覆われる。第2の工程(搬送局面)においては、測定キャピラリを含むスピナーが、空気圧装置により、NMR磁石装置の上部からガイドバイプ1bを通ってエアタービンのステータ2aまで下方に搬送され、そこにおいて、スピナーはエアクッション上に支持される。この工程の終わりで、スピナーは、ステータの円錐面上に配置され、高さ(軸方向)及び横(半径方向)の位置の両方に関して、センタリングされる(図1)。この半径方向のセンタリングにより、スピナーの底部を越えて突出し、受信コイル9の支持管10内部まで延在する測定キャピラリの位置合わせがなされ、測定キャピラリと受信コイルの接触が防止される。
【0009】
サンプルの測定後、空気圧により、スピナーと一緒に磁石装置からサンプルを取り出すことができ、そしてサンプルをスピナーから取り出すことができる。それで、スピナーは、別のサンプルの測定に利用可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述の方法は、1.7mmまでの全てのサンプル直径にまで使用される。あいにく、この方法は、より小さい直径の場合は、大変危険であるということが判明した。測定キャピラリは、しばしば破損する。このため、依然として、1mmの領域におけるより小さい直径については、維持可能な方法がない。
【0011】
上記に鑑み、本発明の方法は、NMR測定キャピラリ用の搬送装置を、できるだけ簡単な技術的手段を用いて、従来の装置よりも危険が少なく、ガラスを破損することが少なくなるように、改良することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的は、本発明により、驚くほど簡単で且つ有効な方法により達成された。即ち、装着スリーブを、サンプル管の半径方向周囲に鍔状にサンプル管に対して変位不可能に取り付けると共に、スピナーの軸方向の貫通孔内において、スピナーに対して軸方向上方及び半径方向に移動可能に収容させ、測定チャンバ内におけるサンプル管の動作位置において、装着スリーブの水平な端面が、スピナーの少なくとも2段の軸方向孔の内側の底部領域における水平な止め部面上に平たく支持され、前記孔の第1段は、スピナーの上部領域に配設され、装着スリーブの外径より大きい内径を有し、スピナーの底部領域における第2段は、装着スリーブの外径より小さいがサンプル管の外径よりは大きい内径を有するよう改良することにより達成される。
【0013】
本発明に係る問題の解決方法は、第1に、従来の搬送装置において頻発するガラスの破損の原因を突き止めることを要した。
【0014】
スピナー7a(図1の従来技術の装置に示す)を下方に移動させると、破損しやすい測定キャピラリ8は、支持管10の上側装着部11の円錐形の部分に当たる可能性がある。測定キャピラリは比較的重いスピナー7aに剛固に接続されているため、スピナーも減速し、その慣性質量のため、大きな力が測定キャピラリに伝えられ、そのため測定キャピラリは容易に壊れる可能性がある。これらの知見は、専門家等はそれまで認識していなかったが、測定サンプルの実質的に安全な搬送を可能にする上記本発明の解決法を得るのに重要な必要条件であった。
【0015】
従来技術とは対称的に、本発明の装置は、全ての危険な方向において測定キャピラリをスピナーから分離することを可能にする。測定キャピラリは、スピナーに対して軸方向上方及び横の半径方向に自由に移動させることができる。その動作は、スピナー上に配置され、前記改良された貫通孔の狭くした第2段に作成された止め部により、軸方向下方が、制限される。一方のスピナーの2段の貫通孔の内径と他方の装着スリーブの外径の相対的寸法は、実際上、装着スリーブが貫通孔の延長された第1段に緩く嵌合し、約±0.5mm〜±1mmあるいはそれ以上、横の半径方向に移動可能なように選択される。さらに、装着スリーブは、機械的に安定しているが、にもかかわらずできるだけ軽くてサンプル管に作用する慣性力を最小限するように構成されるべきである。
【0016】
本発明の改良されたスピナーは、貫通孔の第2段によって形成される肩部と装着スリーブの水平な端面間の協働により、同時に、二つの異なった機能を果たす。それは、サンプル管をNMR磁石装置内部に装入するための搬送補助手段として、そしてNMR受信コイル装置に対してサンプル管を軸方向に正確に位置決めすることの両方の役に立つ。
【0017】
本発明のさらに経済上重要な利点は、スピナーは、公知の従来技術に対して、その貫通孔の領域において、即ち、その内部構造においてのみ、改良すればよいという点である。その外側寸法は、変えなくてもよい。サンプル管の周囲に鍔状に配設される新規な装着スリーブは、サンプルがNMRスペクトロメータの測定チャンバ内に配置された作動状態において、スピナーの内側に配置されるので、本発明のサンプル搬送用の装置は、NMR測定サンプルの空気圧による搬送用の既存の装置における使用について完全な互換性を有する。
【0018】
より好ましい態様においては、本発明の装置において用いられる装着スリーブは、装着スリーブを上方からサンプル管にかぶせて滑らせることが可能で、搬送補助手段、軸方向位置決め手段(上述)、そしてまた、サンプル管の蓋の役目も果たす軸方向底部の孔を有することが可能である。
【0019】
しかし、装着スリーブが、サンプル管を挿入可能な軸方向貫通孔を有する態様が好ましい。
【0020】
これらの態様のさらに発展した形態の1つにおいては、装着スリーブの軸方向孔が、その上端部に、サンプル管の上端部が装着スリーブにより半径方向を囲まれているときに液体サンプル物質をサンプル管内に装入可能とする漏斗状の延長部を有することが特に好ましい。
【0021】
サンプル管内の測定物質へのアクセスを気密に封止するために装着スリーブの上端を閉塞するサンプル蓋を設けることができるのが好ましい。
【0022】
さらに別の好まし形態においては、検査対象となる物質の自動的且つ一意的な同定を好適な読み取り装置により行うことができるように、サンプル管内に配置される測定物質の同定のためのドットコードがサンプル蓋に設けられるのが特に有利である。
【0023】
装着スリーブをサンプル管に、その位置がずれることができないように配設するために増大させた摩擦接触を用いることが可能である。しかし、装着スリーブの水平な端面が対応する止め部面に達したときに装着スリーブが確実に滑動しないようにするために、サンプル管への固定された接続、特に、接着又は溶接も可能である。
【0024】
NMR分光法においては、送信及び受信コイルに対するサンプル管の正確なセンタリングはNMR分光法の最大の感受性を得るための重要な必要条件である。特に、半径方向のセンタリングは、最大の占有率が達成されるように受信コイルとサンプル管との間の離隔をできるだけ小さくしなければならいので、極めて正確でなければならない。サンプル管のサイズが小さくなるほど、受信コイルとサンプル管との間の離隔は同じ占有率を維持するためには比例して小さくしなければならず、半径方向の位置決め精度に対する要求も比例して増大する。サンプル管がいわゆる測定キャピラリから成る限られた場合においては、半径方向のセンタリングの精度に関する要求が特に高い。そのような測定キャピラリは主として、得られる測定物質の量が非常に少ない場合に用いられる。
【0025】
図1に示す装置は公知であり(例えば、ブルーカー・グループ社の上記会社小冊子参照)、これを用いて、サンプル管8は、エアタービン(=スピナー)のロータ7a中に配される。このスピナーは軸方向及び半径方向で、受信コイル9の上方に位置するエアタービンのステータ2aの円錐形のガイド面にセンタリングされている。ステータは、円錐形のガイド面を有するが、受信コイルとは、直接的な機械的接触をせず、下側支持部3を介して、ついでプローブヘッドの下部4を介して、そして最後にプローブヘッドの上部5を介して、受信コイル9の支持管10の上下の装着部11,12に接続している。サンプル管の受信コイルに対する位置は、したがって、全て異なる機械的な許容誤差を有し、最悪の場合、それが加わることによって、センタリングの精度及び再現性を劣化させる多くのそれぞれの部品に依存している。
【0026】
なお、特に、円錐形のガイド面と受信コイル間の離隔は比較的大きい。したがって、円錐形のガイド面の軸のアライメントにおいてわずかな角度誤差があっても受信コイルの場所におけるサンプル管の位置に対しては大きな影響を与えるであろう。この影響は、円錐形のガイド面と受信コイルとの離隔が増大するにつれて大きくなる。
【0027】
したがって、本発明の非常に好ましい態様の目的は、センタリング精度への要求がもっとも高い測定キャピラリサンプル管を用いても、上記の公知の装置と比較してセンタリング精度をさらに増大させるということである。
【0028】
この技術的課題は、受信コイル軸の軸方向において互いに離隔し半径方向においてのみサンプル管に作用する少なくとも2つのセンタリング手段であって、そのうちの1つは、受信コイルの上方に、他方は下方に配置されたセンタリング手段と、軸方向にのみ作用する少なくとも1つの位置決め手段であって、NMR受信コイルの下方あるいは上方のいずれかに配置することが可能な位置決め手段とが設けられ、半径方向に作用するセンタリング手段のみが、受信コイルに装着するための支持装置に剛固に接続されている本発明の装置の好ましい態様により解決される。
【0029】
前記軸方向に離隔し半径方向にのみ作用する2つのセンタリング手段は、サンプル管が、非常に少ないサンプル物質量の検査に用いられる従来の測定キャピラリの場合にそうであるように非常に小さな直径を有していても、サンプル管の最適な半径方向の位置決めが確実になされるようにする。2つの半径方向に作用するセンタリング手段とNMR受信コイルが剛固に接続された支持装置間の本発明の剛固な機械的な接続は、確実に、サンプル管がNMR受信コイル装置に対して必然的に半径方向にセンタリングされるようにする。それに加えてそしてそのいかんに関わらず、軸方向のセンタリングも施される。これにより、非常に高い全体的なセンタリング精度が得られる。さらに、個々のセンタリング機能の分離により、センタリング装置全体の形状設計に対して非常に大きな自由度が得られ、それにより受信コイル装置に対して可能な限り幾何学的に近接したセンタリングが容易になる。
【0030】
この態様の別の発展した形態においては、半径方向にのみサンプル管に作用する2つのセンタリング手段が、動作位置におけるサンプル管の周囲に円周方向に配置される軸方向に延在する支持棒により互いに剛固に接続されているのが有利である。このようにして、前記2つの半径方向に作用するセンタリング手段間の剛固な接続を、極めて簡単な技術的手段と最少量の材料を用いて確実に行うことができ、サンプル管のセンタリング精度をさらに増大させることができる。
【0031】
支持棒は、好ましくは、サンプル管の周囲に対称的に配置される。これも、センタリング精度を高める。
【0032】
特に好ましい態様においては、ちょうど3つの支持棒が設けられる。これは、NMR受信コイル装置を装着する十分なスペースも考慮に入れながら、2つの半径方向センタリング手段間の剛固な接続の機械的な安定を得るためにちょうど十分である。
【0033】
支持棒は、いかなる場合も、NMR測定に対して影響を与えない物質で製造されるべきである。セラミック、ガラス又は石英物質が支持棒に使用するのに好ましい。
【0034】
上述の好ましい態様のさらに発展した形態においては、NMR受信コイル装置も、支持棒に剛固に接続されるのが特に好ましい。これにより、もっとも簡単な技術的手段と最少量の材料を用いて、NMR受信コイル装置及び前記2つの半径方向に作用するセンタリング手段間の本発明の剛固な接続と前記2つの半径方向のセンタリング手段自体の間の好ましい剛固な接続が、単一の装着装置、即ち上記の支持棒により得られる。これにより、最適のセンタリング精度が得られる。
【0035】
できるだけ高度の占有率を達成するために、上述の好ましい態様の1つのさらに発展した形態によれば、支持棒は、NMR受信コイル装置の半径方向外側に、NMR受信コイル装置をこれらの支持棒の内部に装着した状態で配置される。
【0036】
本発明の他の有利な態様は、本発明の説明及び図面から抽出することができる。上述の及びこれから述べる特徴は、本発明にしたがい、個別に又はまとめて、いかなる任意の組み合わせにおいても用いることが可能である。図示し、説明された態様は、網羅的な列挙としてではなく、本発明を説明するための例示としての性格を有すると理解されるべきである。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、図2に示す本発明の装置の実施形態が比較可能な従来技術の装置を示す。本発明の第1の特徴は、測定キャピラリ8に剛固に配設され、また、接着又は溶接してもよい装着スリーブ17を、測定キャピラリ8に設けることに存する。測定キャピラリ8及び装着スリーブは、したがって、一体のユニットを成し、その場合、装着スリーブ17は、搬送手段及び測定キャピラリ8の軸方向位置決めのセンタリング補助手段の両方の機能を果たす。
【0038】
本発明の第2の特徴は、スピナー7bの上部に少なくとも2段の貫通孔20を設けることに存する。スピナー7bの上部の第1段のその内径は従来技術のスピナー7aのそれよりもかなり大きい。なぜならば、装着スリーブ17は孔の第1段に挿入すると想定されているからである。スピナー7bの底部領域の第2段は、搬送手段及びその装着スリーブを用いてサンプル管8を軸方向に位置決めするセンタリング補助手段としての役目を同時に果たすスピナー7bの下部の肩部21を画成するように設計される。第1段のより大きい孔は装着スリーブ17が横方向、即ち、半径方向の自由な動きがスピナー7に対して可能な十分な遊びを有するような寸法に形成されている。横方向の遊びは、少なくとも約±0.5mm〜±1mm又はそれ以上とすべきである。その止め部面18に装着スリーブ17が当接するスピナー7bの下部領域の肩部21によって、軸方向のセンタリングがなされる。
【0039】
外側寸法が従来のスピナー7aのそれと一致するスピナー7bは、既存の空気圧装置に適合しており、その装置により、エアクッション上で、当該スピナー7bは、頂部から、ガイドパイプ1bを通って下方に搬送され、支持され、また底部から上部に戻るように搬送される。装着スリーブ17は、スピナー7b内を上方向に自由に、そして横方向にある程度移動可能であるので、もはや、破損しやすい測定キャピラリが、スピナーが下に移動してスピナーの比較的大きな重量により生じる付加的な力に付されたときに、上側のセンタリング手段13の円錐形部分に突き当たって、破損を生じ得るという危険がなくなる。装着スリーブ17とスピナー7bとの間に固定した接続がないために、測定キャピラリはセンタリング手段13の円錐形部分に突き当たって、安全にそこでセンタリングされ得るが、一方スピナー7bは、その測定キャピラリを有する装着スリーブ17を一緒に運ばずに下方に移動し続け、それにより付加的な力が測定キャピラリに働くことが回避される。
【0040】
これらの手段により、破損からの保護に関して優れた特性を有する搬送装置が得られる。搬送過程は次のように進行する。測定キャピラリ8が上部のセンタリング手段13(その機能は下記に詳述する)の円錐形部分に当接するやいなや、重いスピナー7bは、妨げられることなくそして測定キャピラリ8を連れずにさらに下降可能である。たとえ測定キャピラリが偏心的にセンタリング手段13上に降りたとしても、その半径方向の移動可能性によりスピナー7bから力が測定キャピラリ8に移ることが防止される。この新しい搬送装置を用いた試験によって、もはやガラスの破損がほとんど全くないということが示された。さらに、測定キャピラリが付いたスピナーのその他の操作、例えば、1つの場所から別の場所へ持ち運ぶのもより危険でなくなった。測定キャピラリが付いたスピナーを落とした時でも、測定キャピラリに全く損傷を与えることがなかった。
【0041】
装着スリーブ17は、できるだけ軽い重量にすべきであり、即ち、例えばできるだけ小さい寸法のプラスチック材料などのできるだけ軽い材料で製造すべきである。これにより装着スリーブ17から測定キャピラリ8に大きな慣性力が伝わるのを防ぐことができる。
【0042】
図3の実施形態の装着スリーブ17は、サンプル物質をサンプル管8に注入するために注入器をサンプル管8に挿入するのを容易にする上方に向いた漏斗24を有している。
【0043】
装着スリーブ17には、サンプル管8を密封し、サンプル物質の蒸発を大きく防止するサンプル蓋19を設けることができる。ドットコードも、例えば、刻印、接着又は焼き付けなどによりサンプル蓋19上に設けて、その使用期間中サンプル物質をはっきり同定できるようにすることが可能である。
【0044】
測定キャピラリ8がスピナー7bのより大きい孔に配置されたときは、半径方向への移動可能性により、半径方向のセンタリングができないので、今度は、図2の本発明の実施形態の別の部品により、即ち、上側及び下側の半径方向センタリング手段13及び14によりそれぞれセンタリングが行われる。
【0045】
サンプル管8は、上記2つのセンタリング手段13及び14を介して、受信コイル9の上方及び下方で直接、半径方向にのみセンタリングされる。受信コイル9にできるだけ接近してそしてできるだけ少ない中間部材によりセンタリングが行われるので、高いセンタリング精度が保証される。このセンタリング手段と受信コイル9間の可能な最小の離隔は、使用される材料のNMR解像度に対する感受性に依存する。これは、ケースバイケースで実験により決定されなければならない。
【0046】
さらに、本発明の装置は高い半径方向のセンタリング精度を与えるので、受信コイル9も支持装置内に、即ちサンプル管8の周りに直接、そしてそこから極めてわずかの距離をおいて装着することが可能である。図4の(a)及び(b)により詳細に示すように、それにより達成可能な占有率は非常に高い。そのような配置の前提条件は、サンプル管8を挿入するときの受信コイル9への損傷を防止する高い半径方向のセンタリング精度である。
【0047】
図4(a)及び(b)は、受信コイル9の3つの支持棒15a,15b,15cへの内部装着、支持棒がどのように前記2つの半径方向に作用するセンタリング手段13及び14により保持されているか、並びに、受信コイル9のすぐ上方及び下方で半径方向のセンタリングを与える前記2つのセンタリング手段13及び14とサンプル管8との間のわずかな接触を示している。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、測定用の物質を装入した長手のサンプル管をNMR磁石装置の測定チャンバ内に搬送し、当該装置の垂直軸に対して位置決めするための装置において、装着スリーブを、サンプル管の半径方向周囲に鍔状にサンプル管に対して変位不可能に取り付けると共に、スピナーの軸方向の貫通孔内において、スピナーに対して軸方向上方及び半径方向に移動可能に収容させ、測定チャンバ内におけるサンプル管の動作位置において、装着スリーブの水平な端面が、スピナーの少なくとも2段の軸方向孔の内側の底部領域における水平な止め部面上に平たく支持され、前記孔の第1段は、スピナーの上部領域に配設され、装着スリーブの外径より大きい内径を有し、スピナーの底部領域における第2段は、装着スリーブの外径より小さいがサンプル管の外径よりは大きい内径を有するよう改良したので、サンプル管のガラスの破損を非常に簡単な技術的手段により防止することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術に係るNMRプローブヘッドの垂直方向断面を示す略図である。
【図2】図2は、本発明により改良されたスピナーと装着スリーブとを備えて成り、サンプル管の搬送及び軸方向位置決め用の本発明のセンタリング手段を有するNMRプローブヘッドの垂直方向断面を示す略図である。
【図3】図3の(a)は、本発明に係る装着スリーブを、鍔状にその上部領域に配したサンプル管の垂直方向断面を示す略図である。図3の(b)は、本発明に係る装着スリーブを、鍔状にその上部領域に配したサンプル管であって、それを閉塞するサンプル蓋を有するサンプル管の垂直方向断面を示す略図である。
【図4】図4の(a)は、図2の装置のNMR受信コイル周囲の領域をより詳細に示す図であり、(b)は、(a)のA−Aの線に沿う水平方向断面を示す図である。
【符号の説明】
1a.上側支持部(外殻)
1b.上側支持部(スピナー用のガイドパイプ)
2a.図1のエアタービンのステータ
2b.図2のエアタービンのステータ
3. 下側支持部
4. プローブヘッドの下側支持部
5. プローブヘッドの上側支持部
6a,6b. プローブヘッドの取り外しを容易にするために手で回して外せる止めねじ
7a.従来技術の図1のエアタービンのロータ(スピナー)
7b.サンプル管8の安全な搬送及び正確な軸方向位置決めを同時に可能にする図2のエアタービンのロータ(スピナー)
8. サンプル管
9. 受信コイル(サドル形状)
10.受信コイル9の支持管
11.支持パイプ10の上側装着部
12.支持パイプ10の下側装着部
13.受信コイル9の3つの支持棒15a,15b,15cの上側の装着も同時に果たすサンプル管8の上側半径方向センタリング手段
14.受信コイル9の3つの支持棒15a,15b,15cの下側の装着も同時に果たすサンプル管8の下側半径方向センタリング手段
15a,15b,15c 受信コイル9の装着用の支持棒
17.スピナーにおけるサンプル管の軸方向の位置決めを可能にするサンプル管の装着スリーブ
18.止め部面(当接面)
19.サンプル管を閉塞し且つ測定サンプルの同定のための「ドットコード」を装着するためのサンプル蓋
20.スピナーの2段孔
21.スピナーの底部領域の肩部
22.測定チャンバ
23.装着スリーブ17の軸方向の貫通孔
24.サンプル管8への測定物質の装入を容易にする装着スリーブ17の上端部における漏斗状の延長部

Claims (13)

  1. 測定用の物質を装入した長手のサンプル管(8)を核磁気共鳴(NMR)磁石装置の測定チャンバ(22)内に搬送し、前記サンプル管(8)をNMR受信コイル装置(9)の垂直軸に対して位置決めするための装置であって、エアタービンの一部を構成するスピナーであって、前記サンプル管(8)を、挿入し、エアクッション上で当該スピナーとともに前記測定チャンバ(22)内に搬送し、その中で前記NMR受信コイル装置(9)の垂直軸に対して位置決めすることが可能な軸方向の貫通孔を有して成るスピナーを用いる装置において、
    前記サンプル管(8)の半径方向周囲に鍔状に前記サンプル管(8)に対して変位不可能に取り付けらていると共に、前記スピナーの前記軸方向の貫通孔内において前記スピナーに対して軸方向上方及び半径方向に移動可能に収容された装着スリーブ(17)であって、測定チャンバ(22)内におけるサンプル管(8)の動作位置において、当該装着スリーブ(17)の水平な端面で、前記スピナーの少なくとも2段の軸方向孔(20)の内側の底部領域における水平な止め部面(18)上に平たく当接する装着スリーブ(17)が設けられ、前記孔(20)の内径は、前記スピナー(7b)の上部領域における第1段において、前記装着スリーブ(17)の外径より大きく、前記スピナー(7b)の底部領域における第2段において、前記装着スリーブ(17)の外径より小さいが前記サンプル管(8)の外径よりは大きい
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記装着スリーブ(17)は、前記サンプル管(8)を挿入可能な軸方向貫通孔(23)を有することを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記装着スリーブ(17)の軸方向孔(23)の上端部は、前記サンプル管(8)の上端部が前記装着スリーブ(17)により半径方向を囲まれているときに液体サンプル物質を当該サンプル管(8)内に装入可能とする漏斗状の延長部(24)を有することを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 前記装着スリーブ(17)の前記上端部を閉塞するサンプル蓋(19)を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の装置。
  5. サンプル管内(8)に配置される測定物質の同定のためのドットコードがサンプル蓋(19)に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記装着スリーブ(17)は、前記サンプル管(8)に、剛固に接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の装置。
  7. 前記受信コイル装置(9)の垂直軸の軸方向において互いに離隔し、前記サンプル管(8)に半径方向においてのみ作用する少なくとも2つのセンタリング手段(13,14)であって、そのうちの1つは、NMR受信コイル装置(9)の上方に配置され、他方は下方に配置されたセンタリング手段と、軸方向にのみ作用する少なくとも1つの位置決め手段(17,18)であって、前記NMR受信コイル装置(9)の下方あるいは上方のいずれかに配置することが可能な位置決め手段とが設けられ、前記半径方向にのみ作用するセンタリング手段(13,14)が、前記NMR受信コイル装置(9)に装着するための支持装置に剛固に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の装置。
  8. 半径方向にのみ前記サンプル管(8)に作用する前記2つのセンタリング手段(13,14)が、動作位置におけるサンプル管(8)の周囲に円周方向に配置された軸方向に延在する支持棒(15a,15b,15c)により互いに剛固に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記支持棒(15a,15b,15c)は、前記サンプル管(8)の周囲に対称的に配置されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 3つの支持棒(15a,15b,15c)が設けられることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記支持棒(15a,15b,15c)は、セラミック、ガラス又は石英物質で製造されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかの項に記載の装置。
  12. 前記NMR受信コイル装置(9)も、前記支持棒(15a,15b,15c)に剛固に接続されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれかの項に記載の装置。
  13. 前記支持棒(15a,15b,15c)は、前記NMR受信コイル装置(9)の半径方向外側に配置されていることを特徴とする請求項8〜12のいずれかの項に記載の装置。
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