JP3721604B2 - フッ化物イオン含有水の処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フッ化物イオン含有水からフッ化物イオンを除去するための処理方法、特に利用可能な状態で水を回収するとともに、フッ化物イオンを沈殿物として効率よく除去するためのフッ化物イオン含有水の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所等から排出される排煙脱硫排水などのフッ化物イオン含有水は、フッ化物イオンを含むためそのままでは再利用できず、またフッ化物イオンは腐食性であるため蒸発等による水の回収もできない。
従来、フッ化物イオン含有水の処理方法として、フッ化物イオンの2倍当量程度のカルシウムイオンまたはアルミニウムイオンを添加し、沈殿物を生成させてこれを除去する処理方法が知られているが、この方法は薬剤添加量が多いために汚泥発生量が多く、また得られる処理水のフッ化物イオン濃度も高いので、完全な処理方法とはいえなかった。
【0003】
このような点を改善するため、さらにマグネシウムイオンの存在下に沈殿物を生成して分離することにより高度処理を行うとともに、マグネシウムを循環使用することのできるマグネシウム循環法を組合せたフッ化物イオン含有水の処理方法が提案されている(特公昭58−13230号)。
【0004】
しかし、上記の方法では、マグネシウムの沈殿物を生成させるために用いるアルカリ剤の使用量が多いとともに、処理水はそのままでは再利用できず、放流水として無駄に放流されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、利用可能な状態で水を回収できるとともに、少ない薬剤使用量により効率よく、しかも高度にフッ化物イオンを除去できるフッ化物イオン含有水の処理方法を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はフッ化物イオン含有水をカルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンの存在下にpH5〜8.5に調整して固液分離する第1工程と、
第1工程からの流出液を蒸発させて水を回収するとともに、残留するフッ化物を濃縮する第2工程と、
第2工程で得られた濃縮液を多価金属イオンの存在下にpH調整し、沈殿物を生成させて固液分離する第3工程と、
第3工程で得られた汚泥を第1工程に返送する第4工程と
を含むフッ化物イオン含有水の処理方法である。
【0007】
本発明では第1工程でフッ化物イオンを除去することにより、第2工程の蒸発によって利用可能な状態で水を回収することができ、また蒸発により残留するフッ化物イオンとカルシウムイオンの濃度を上げてフッ化カルシウムの析出を促進し、これにより第3工程におけるpH調整剤の使用量を少なくして、効率よくフッ化物イオンを除去する方法である。
【0008】
本発明において処理対象となるフッ化物イオン含有水としてはフッ化物イオンを含有していれば他の成分を含有していてもよく、具体的には火力発電所等における排煙脱硫工程、アルミニウムの電解製錬工程、リン酸肥料の製造工程、シリコン等の電気部品の洗浄工程およびウラン製錬工程、表面処理洗浄工程等から排出される排水などが例示できる。
【0009】
本発明の第1工程では、フッ化物イオン含有水にカルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンを存在させ、必要に応じてpH調整剤を添加してpH5〜8.5に調整することにより、フッ化物イオンを沈殿物として固液分離し、汚泥を系外に除去する。この沈殿物はカルシウムイオンの場合はCaF2であり、アルミニウムイオンの場合はAl(OH)3がフッ化物を抱き込んだ形であると推定されるが詳細は不明である。
【0010】
第1工程において、カルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンがフッ化物イオン含有水に十分存在する場合はそのままpH調整により沈殿物を生成させることができるが、不足する場合は薬剤として新たに添加することができる。このような薬剤としてはカルシウム塩が望ましく、例えば塩化カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム等がある。
【0011】
カルシウムイオンの必要存在量はフッ化物イオンに対して当量以上であればよいが、1.2〜3倍当量、好ましくは1.5〜2.5倍当量とするのが望ましい。しかし排煙脱硫および/または脱硝排水などのように十分な量のアルミニウムイオンが含まれている場合にはカルシウムイオンの添加量を減少またはゼロにすることもできる。アルミニウムイオンの必要量はフッ化物イオンの量によって変動するが、目安としてはフッ化物イオンに対して重量比で1:0.5〜2、好ましくは1:0.7〜1.5とするのが望ましい。ただしカルシウムイオンが含まれている場合には、それに対応する分だけ減少する。カルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンの添加量は実験的に確認することができる。
【0012】
また第1工程において用いるpH調整剤としては、原水が酸性の場合は水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム等が使用でき、このうち水酸化カルシウムはカルシウムイオン源としても利用でき好ましい。また原水がアルカリ性の場合には硫酸、塩酸等が使用できる。
第1工程におけるpH範囲はフッ化カルシウム、水酸化アルミニウム等の沈殿生成物の溶解度が小さく、かつ後述の第4工程において返送される水酸化マグネシウムの沈殿生成の少ない範囲、すなわちpH5〜8.5であり、特にpH6〜7が好ましい。
なおこの第1工程では第2工程の蒸発に用いる装置のフッ素による腐食等を防止するために、流出水中のフッ化物イオン濃度を数十mg/l以下にすることが好ましい。
【0013】
次に本発明の第2工程では、第1工程で沈殿を除去した流出液を蒸発させて水を回収するとともに、残留するフッ化物イオンとカルシウムイオンを濃縮してフッ化カルシウムを析出させる。この工程では、蒸発した水を利用可能な状態で回収するとともに、濃縮して第3工程に導く水量を削減し、フッ化物濃度の高い濃縮液を得る。濃縮液中では、フッ化物イオンおよびカルシウムイオンの濃度が上昇して、フッ化カルシウムとして析出するため、第3工程でのアルカリ剤の添加量が少なくなる。またフッ化カルシウムの析出の際、種添加法等により、濃縮液中に種晶が存在すると、フッ化カルシウムは種晶の周りに析出し、スケール化は生じない。
【0014】
第2工程における濃縮倍率は特に制限はないが、例えば結晶化するまで濃縮すると、フッ化ナトリウム等の水溶解性の結晶が排出されて処理が困難となり、また共存塩類濃度が高くなるため、第3工程で生成する沈殿物の凝集性が悪くなるため、結晶が析出する直前の濃縮倍率で濃縮するのが好ましい。一般的には、数10倍の濃縮倍率とすることができ、これにより放流水量は原水量の数10分の1となる。
【0015】
本発明の第3工程では、第2工程で得られた濃縮液に多価金属イオンの存在下にpH調整剤を添加してpH調整することにより沈殿物を生成させ、これを固液分離により分離する。多価金属イオンとしてはマグネシウム、アルミニウムイオン、鉄イオンなど、pH調整剤の添加により沈殿物を生成するものが使用できる。調整するpH範囲は多価金属イオンの種類によって異なり、それぞれ沈殿物が生成する最適pH範囲とする。例えばマグネシウムイオンの存在下にpH調整剤を添加してpHを9.5以上に調整することにより、Mg(OH)2の沈殿が生成し、液中のフッ化物もこれに抱き込まれて沈殿する。アルミニウムイオンの場合はpH5〜8.5に調整する。鉄イオンの場合、3価ではpH4以上、2価では6以上に調整する。
【0016】
第3工程においてマグネシウムイオン等の多価金属イオンが濃縮液中に存在する場合は、そのままpH調整剤の添加により沈殿が生成するが、不足する場合には、マグネシウム塩等の多価金属塩を添加する。マグネシウム塩としては塩化マグネシウム、アルミニウム塩としては塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等が使用できる。反応液中に存在させる多価金属イオンの量はフッ化物イオンに対し重量比で20倍以上、好ましくは20〜25倍とすることにより残留フッ化物イオン量を1mg/l以下にすることができる。pH調整剤としては水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム等が使用できる。
【0017】
こうして沈殿物が生成した反応液は固液分離により沈殿物を汚泥として分離し、分離液は処理水として系外に排出する。この処理水は、フッ化物イオンの量も減少しているため、そのまま放流してもよいが、必要に応じて中和等の処理を行って放流してもよく、この場合の中和剤の使用量は少なくてもよい。
【0018】
次に本発明の第4工程では、第3工程で分離した汚泥を第1工程に返送して、汚泥を溶解することによりフッ化物イオンを第1工程に放出する。この場合第1工程の原水が酸性の場合には、沈殿物は直接原水に混合して溶解すればよいが、原水がアルカリ性または中性の場合には酸により溶解したのち返送するのが望ましい。こうして放出されたフッ化物イオンは原水中のフッ化物イオンとともに前述の第1工程の処理を受ける。
【0019】
第3工程においてマグネシウムイオンを用いる場合、第3工程から返送され、第1工程において溶解したマグネシウムイオンはそのまま第2工程に流出して循環使用される。このため第3工程におけるマグネシウムイオンの添加量は第1工程から排出されるマグネシウム沈殿物に対応する量でよい。このとき第1工程においてpH7以下に調整する場合には、マグネシウムがほとんど沈殿しないため、第3工程におけるマグネシウム塩の添加量は最初以外はわずかでよい。第3工程でアルミニウムイオンを用いる場合は、沈殿物となったアルミニウムイオンは第1工程においてフッ化物イオンの沈殿に利用される。
【0020】
上記の処理では、第2工程の濃縮の濃縮倍率が大きいと、共存塩類濃度の増加により第3工程で生成する水酸化マグネシウムの凝集性が悪くなり、固液分離が困難となる。このような場合は、第4工程において第3工程で生成する水酸化マグネシウム主体の汚泥を返送する際、その一部を第3工程に循環すると、汚泥の沈降性が改善されるので好ましい。
この場合、第3工程に循環する汚泥量は、第3工程における新たなSS生成量の0.1〜10倍量(SSとして)とするのが好ましく、この範囲内で生成汚泥の沈降性が最高になるように循環量を決める。残りの汚泥は全量第1工程に返送する。第3工程へ循環する汚泥は一定量が循環しているだけであるから、第3工程で生成する汚泥は全量が第1工程に返送されることになる。
【0021】
原水中にホウフッ化物イオン(BF4 -)が存在する場合、第1工程において除去されないため、第2工程において濃縮されてさらに除去困難になる。このような場合には第5工程として、第3工程の分離液を弱塩基性アニオン交換樹脂、強塩基性アニオン交換樹脂等のイオン交換樹脂層に通過させてイオン交換し、ホウフッ化物イオンを除去する。イオン交換後酸またはアルカリ液を通液して再生すると、再生排液中では大部分のホウフッ化物イオンはホウ酸イオンとフッ化イオンに分解しているため、カルシウムイオン、アルミニウムイオン等の多価金属イオンを添加することにより、沈殿物として容易に除去可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。図1は好ましい実施態様によるフッ化物イオン含有水の処理装置を示す系統図である。
図1において、1は第1反応槽、2は固液分離槽、3は蒸発装置、4は第2反応槽、5は固液分離槽である。
まず第1工程において、原水管6から第1反応槽1に原水を導入し、薬注管7からカルシウム塩および/またはアルミニウム塩を添加し、また薬注管8からpH調整剤を注入する。そして攪拌器9により攪拌して、カルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンの存在下にpH5〜8.5に調整し、沈殿を生成させる。第1反応槽1の反応液は流路10から固液分離槽2に送液して固液分離を行い、沈殿物は汚泥として排泥管11から系外へ排出し、上澄液は流路12より第2工程の蒸発装置3に流出させる。
【0023】
次に第2工程では、流路12からの流出液を蒸発装置3において蒸発させ、水回収路13から利用可能な水を回収するとともに、流出液中のフッ化物を濃縮する。このときフッ化物イオンとカルシウムイオンが濃縮されて、フッ化カルシウムとして沈殿し、スケール化は生じない。蒸発装置3の濃縮液は流路14から第2反応槽4に送液される。
【0024】
第3工程では、第2反応槽4に入った第2工程からの濃縮液に薬注管15から多価金属塩を添加し、薬注管16からpH調整剤を添加して攪拌器17で攪拌し、多価金属イオンの存在下にpH調整して沈殿を生成させる。このとき、濃縮液は少量となっているため、pH調整剤の量は少量でよい。第2反応槽4の反応液は流路18から固液分離槽5に送液して固液分離を行い、上澄水は分離液管19から排出する。
【0025】
第4工程では第3工程で固液分離された汚泥を返送管20から第1反応槽1に返送する。第1工程の原水が酸性の場合には、汚泥は直接原水に混合して溶解すればよいが、原水がアルカリ性または中性の場合には溶解槽21において酸により溶解したのち返送するのが望ましい。
また蒸発装置3における濃縮倍率が高くて、濃縮液中の共存塩類濃度が高い場合、固液分離槽5における汚泥の凝集性が悪いため、第4工程において汚泥を返送管20から第1反応槽1に返送する際、一部の汚泥を返送管20aから第2反応槽4に循環すると、汚泥の沈殿性が改善される。
【0026】
このようにしてフッ化物イオン含有水を処理すると、蒸発装置3から回収した水は清浄な水として利用できる。また固液分離槽2からの流出液中に残留するカルシウムイオンとフッ化物イオンが濃縮されてフッ化カルシウムとして析出するため、第2反応槽4において添加するアルカリ剤使用量は少なくなる。
【0027】
原水中にホウフッ化物が含まれていないときは分離液管19から得られる分離液はそのまま、または必要により中和等の後処理をして系外に排出することができるが、原水中にホウフッ化物が含まれる場合は、分離液をイオン交換槽22に導入して、弱塩基性アニオン交換樹脂等の樹脂層23通過させてイオン交換を行い、処理水を処理水管24から系外へ排出する。再生は酸またはアルカリ液等の再生剤を薬液管25から注入して行い、再生排液を排液管26から排出する。再生排液はカルシウムイオン、アルミニウムイオン等の多価金属イオンを添加することにより、ホウフッ化物の分解生成物であるフッ化物イオンを沈殿物として除去する。
【0028】
【実施例】
次に本発明を試験例により説明する。
実施例1
F430mg/l、Mg300mg/lを含むpH1.8の排煙脱硫排水に、返送汚泥を混合して溶解し、これにCa(OH)2を4000mg/l添加してpH6.8とし、30分間反応させた後固液分離して第1工程の流出液を得た。この流出液はF30.0mg/l、Ca610mg/lおよびMg800mg/lであった。
次に第2工程として、この流出液を濃縮倍率を10倍として蒸発させて水500 liter/hrで回収したところ、F200mg/l、Ca1000mg/lおよびMg8170mg/lを含有する濃縮液が得られた。
第3工程として、得られた濃縮液にマグネシウム塩を添加することなく、水酸化ナトリウムを12000mg/l(1200mg/l−原水)添加して、pH9.9に調整し、固液分離した。
分離汚泥を第4工程として全て第1工程に返送したところ、処理水はF13.2mg/l、第3工程における汚泥はSV85%、汚泥濃度8.3g−SS/lとなった。
【0029】
実施例2
実施例1において、第3工程において新たに生成するSS量の約10倍となるように汚泥を第3工程に循環し、余剰に生成する汚泥をすべて第1工程に返送した。このときの第1工程への汚泥返送量は原水に対して0.01容量倍となった。 その結果処理水はF8.9mg/lで実施例1より高水質になった。
また第3工程の汚泥はSV45%、汚泥濃度160g−SS/lとなり、実施例1の汚泥より固液分離が容易となった。
【0030】
実施例3
実施例1の第3工程で硫酸アルミニウムを20000mg/l添加し、pH6.5〜7.0で固液分離することにより実施例2と同様な処理水質が得られた。硫酸アルミニウムの添加量を増してもフッ化物イオンの除去効果は良くならなかった。これはマグネシウム塩での処理でも同様であり、分析の結果、残留するFはBF4 -となっていることが確認できた。
【0031】
実施例4
実施例2で得られた処理水を弱塩基性陰イオン交換樹脂(Cl形)にSV2(1/hr)で通水したところFは2〜4mg/lまで除去できた。また吸着後の樹脂を5%NaOHで再生(SV3(1/hr)、6BV)したところFを4.0mg/l含む再生排液が得られた。さらに再生排液に硫酸アルミニウムを10000mg/l添加し、pH6.7で固液分離したところFは0.8mg/lに処理できた。
【0032】
比較例1
実施例1において、蒸発を行わない他は同様に処理した。このとき第3工程で使用した水酸化ナトリウムは1500mg/lである。
この結果、得られた処理水水質は、F13.4mg/lとなった。
【0033】
【発明の効果】
本発明では、フッ化物イオン含有水にカルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンを存在させて沈殿を生成させ、これを固液分離した後の流出液を蒸発させて、多価金属イオンの存在下に沈殿を生成させて固液分離し、汚泥を第1工程に返送するようにしたので、利用可能な状態で水を回収できるとともに、少ない薬剤使用量により効率よく、しかも高度に、フッ化物イオンを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましい実施態様によるフッ化物イオン含有水の処理装置の系統図である。
【符号の説明】
1 第1反応槽
2、5 固液分離槽
3 蒸発装置
4 第2反応槽
6 原水管
7、8、15、16 薬注管
9、17 攪拌器
10、12、14、18 流路
11 排泥管
13 水回収路
19 分離液管
20、20a 返送管
21 溶解槽
22 イオン交換槽
23 樹脂層
24 処理水管
25 薬液管
26 排液管

Claims (1)

  1. フッ化物イオン含有水をカルシウムイオンおよび/またはアルミニウムイオンの存在下にpH5〜8.5に調整して固液分離する第1工程と、
    第1工程からの流出液を蒸発させて水を回収するとともに、残留するフッ化物を濃縮する第2工程と、
    第2工程で得られた濃縮液を多価金属イオンの存在下にpH調整し、沈殿物を生成させて固液分離する第3工程と、
    第3工程で得られた汚泥を第1工程に返送する第4工程と
    を含むフッ化物イオン含有水の処理方法。
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