JP3721528B2 - 地下タンクの施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、地下タンクの施工方法、特に、地下埋設型の地下タンクの屋根をプレキャスト・コンクリート造のリブ部材、屋根パネル等を使って形成する地下タンクの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、LNGの地下タンクの屋根は、球の一部を切り出した形状に設計されている。そして、地下タンクの施工方法には、例えば、次の(1)〜(4)のようなものがある。
(1)地下タンクの建設個所の地中に地下タンクの筒形の周囲壁と底板とを形成してから、前記外側壁の上側に現場打ちのコンクリート造の屋根を形成する方法。
(2)地下タンクの建設個所の地中に地下タンクの筒形の周囲壁と底板とを形成する工事と平行して、建設個所の近傍において地下タンクの屋根を形成し、該屋根を吊り揚げて、外側壁の上側に設置する方法(例えば、特開平4−254093号公報参照)。
(3)地下タンクの建設個所の地中に地下タンクの筒形の周囲壁と底板とを形成してから、前記底板上で屋根を形成し、該屋根を周囲壁に沿って上昇させて、屋根の外周部を周囲壁の上端に接合する方法(例えば、特開平7−253196号公報参照)。
(4)地下タンクの建設個所の地中に、平面視で地下タンクの外形に一致する形状の地下連続壁を形成し、該地下連続壁で囲まれる部分の地盤を所定の深さまで掘削して床付けして床を形成してから、前記床上で屋根を形成し、該屋根を地下連続壁に沿って順次上昇させながら、地下タンクの底板及び周囲壁の構築、仕上等の工事を降雨、降雪等に影響されることなく行い、前記屋根の周囲の部分を周囲壁の上端に接合する方法(例えば、特開平8−68061号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
LNG等の地下タンクの屋根を球の一部を切り出した形状に設計して地下タンクを構築すると、大きな上載土荷重(偏荷重)に対しては、屋根躯体に大きな曲げモーメント、引張応力等が発生し、その曲げモーメント、引張応力等に耐え得る屋根躯体を鉄筋コンクリート造にて構築しようとすると、屋根躯体を構成する部材の断面を大きくする必要があり、経済的でない。
前記(1)の施工方法は、屋根を現場打ちのコンクリート造とするため、大量の型枠及び支保工が必要であり、かつコンクリートの強度の発現までに永い時間がかり、工期が長びく欠点がある。
前記(2)の施工方法は、地下タンクの建設個所の近傍において、地下タンクの屋根を形成し、この屋根を吊り揚げて周囲壁の上側に設置するため、地下タンクの建設個所の近傍に広い作業場所が存在する場合でないと採用できないものであり、かつ完成した屋根を吊り揚げて周囲壁の上側に移動させるためには、大型の揚重機が幾台も必要になるという欠点もある。
前記(3)の施工方法は、地下タンクの底板上で屋根を形成し、該屋根を周囲壁に沿って上昇させて、屋根の外周部を外側壁の上端に連結するため、前記(2)の施工方法と同様に、完成した重い屋根を周囲壁に沿って上昇させることになり、大型の揚重機が幾台も必要になり、屋根を鉄筋コンクリート造とする場合には採用できないものである。
前記(4)の施工方法は、地下連続壁内の床付け部上で屋根を形成し、該屋根を地下連続壁に沿って順次上昇させ、降雨、降雪等の影響を受けることなく、地下タンクの底板、周囲壁等の構築、仕上等の工事を行うため、その屋根は降雨、降雪等を凌ぎ得る程度に完成したものにする必要があり、その屋根は重いものとなり、それを順次上昇させるには多数のジャツキと多くの人手が必要であり、屋根を鉄筋コンクリート造とする場合には採用できない方法である。
この発明の解決しようとする課題は、上記のような従来技術の欠点を有しない地下タンクの施工方法を提供すること、換言すると、地下埋設型の地下タンクの屋根をコンクリート造にしても、大量の型枠や支保工、大きな揚重機等が不要で、かつ施工性がよい地下タンクの施工方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記課題を解決し得るものであり、この発明の地下タンクの施工方法は、地下タンクの建築個所の地中に平面視で筒状の地下連続壁を形成し、該地下連続壁の内側に鉄筋コンクリート造の地下タンクの底板及び周囲壁を形成し、該周囲壁の上側に地下タンクの鉄筋コンクリート造の屋根を形成し、該屋根の上側に土を載せて埋設型とする地下タンクの施工方法において、前記底板上に載置したベント上で多数のプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成し、該屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を前記周囲壁の上端の部分に接合してから、屋根リブ組立体にプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを固着して屋根膜を形成し、少なくとも屋根リブ組立体と前記屋根膜とで屋根を構成し、該屋根の上側に土を載せることを特徴とするものである。
プレキャスト・コンクリート造の屋根パネルとして、プレキャスト・コンクリート造のハーフ屋根パネルを用いる場合は、屋根リブ組立体に固着したハーフ屋根パネル上にコンクリートを打設して屋根膜を形成する。
【0005】
この発明の好適な実施形態においては、地下タンクの底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を吊り足場の形成に必要な高さだけリフトアップして屋根リブ組立体の下側に吊り足場を仮設し、その後に前記屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を前記周囲壁の上端の部分に接合し、屋根リブ組立体の開口を通して前記ベントを吊り揚げて撤去してから、屋根リブ組立体にプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを固着して屋根膜を形成し、少なくとも屋根リブ組立体と前記屋根膜とで屋根を構成するようにする。
また、この発明の好適な実施形態においては、屋根の前記屋根膜の上側に軽量コンクリートを打設して該軽量コンクリートの上面と屋根リブ組立体の上側とを面一にしてその面の上に止水層を設けて屋根を構成する。前記止水層として、実施例1では止水鉄板を用いるが、これに限定するものではない。
【0006】
この発明の好ましい実施形態においては、次の(1)〜(6)ようにする。
(1)屋根は鉄筋コンクリート造でドーム型に造り、その屋根の形状は逆さ吊りメンブレムシェルの原理を用いた数値解析により、屋根のどの部分をとっても圧縮応力だけが作用し曲げモーメントによる引張応力が殆ど発生しないように設計する。
(2)多数本の径リブが平面視で放射状に配設され、各径リブが複数のプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を径方向に向けて配置して隣接するリブ部材同士を互いに接合して形成され、隣接する径リブと径リブとの間の径方向の複数の箇所にプレキャスト・コンクリート造のリブ部材をそれぞれ周方向に向けて配置し、周方向に向けて配置したリブ部材の両端をこれらに対応する径リブに接合し、ドーム型の屋根リブ組立体を形成する。
なお、好適な実施形態では、隣接する径リブと径リブとの間の径方向の複数の箇所にプレキャスト・コンクリート造のリブ部材をそれぞれ同心円の周方向に向けて配置し、同心円の周方向に向けて配置したリブ部材の両端をこれらに対応する径リブに接合して複数のリングリブとして、ドーム型の屋根リブ組立体を形成する。
(3)多数のプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルをそれらの下側面が屋根リブ組立体の下側面と面一になるように屋根リブ組立体に固着して屋根膜を形成する。
(4)地下タンクの底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて外周部に副テンションリングを備えた屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の副テンションリングと周囲壁の上端に形成したテンションリングとを一体化する。
(5)プレキャスト・コンクリート造のリブ部材としては、それらを接合して径リブ又はリングリブとする以前にプレストレスを導入したもの、それらを接合して径リブ又はリングリブとしてからプレストレスの導入を可能にしてあるものを使用する。
(6)プレキャスト・コンクリート造の屋根パネルとして、それを径リブ、リングリブ等に接合する以前にプレストレスを導入したもの、それを径リブ、リングリブ等に接合してからプレストレスの導入を可能にしてあるものを使用する。
なお、プレキャスト・コンクリート造のリブ部材、屋根パネル等の接合には、プレキャスト・コンクリート造の部材の通常の接合手段を使用する。
【0007】
【実施例】
実施例1は、図1〜図25に示され、本願の発明を鉄筋コンクリート造のドーム型の屋根を備えた埋設型のLNG等の地下タンクの施工に適用した例である。
埋設型のコンクリート造の地下タンク10は、図1に示すように、地下タンクの建設個所の地中に、平面視で地下タンクの外形に一致する円筒形の地下連続壁1を形成し、この地下連続壁1で囲まれた部分の地盤を所定の深さまで掘削して床2を形成し、地下連続壁1の内側に適宜のやり方で鉄筋コンクリート造の地下タンクの周囲壁3を形成しながら、床2上に適宜のやり方で鉄筋コンクリート造の地下タンクの底板4を形成し、周囲壁3の上端に地下タンクのコンクリート造のドーム型の屋根5を形成し、屋根5上に土6を載せ、土6の上面を平らにして構築される。
【0008】
コンクリート造の屋根5は、コンクリートのための理想的な屋根形状、すなわち、ドーム型の屋根のシェル構造のどの部分をとっても、圧縮応力だけが作用し、曲げモーメントによる引張応力が全く発生しないように設計する。
コンクリートのための理想的な屋根形状は、「逆さ吊りメンブレムシェルの原理」を用いた数値解析により決定する。
「逆さ吊りメンブレムシェルの原理」は、曲げ、圧縮応力に抵抗できない膜(及び又はケーブル)を吊り下げてできる曲面(又は曲線)を上下逆さにし、同じ支点で支持すれば、圧縮力のみが作用することになるというものである。
屋根5の理想的な屋根形状は、「逆さ吊りメンブレムシェルの原理」を用い、屋根躯体荷重と上載土荷重(偏荷重)とに釣り合う吊り下げ曲面を数値解析により求める。初期形状として球殻の逆転曲面を用い、図2の(a)に示すように、それは膜Mとケーブル要素Cとからなり、その頂点座標P1は固定される。屋根躯体荷重は、図2の(b)に示すように、等分布荷重とし、上載土荷重は、図2の(c)に示すように、中心から外周部にゆくにしたがって順次増大する荷重(すなわち、屋根5上に載せられる土の厚さに応じた荷重)とする。
図3に示された曲線L1は、モデル屋根(例えば、スパン70m、ライズ7m)についての解析結果の最適形状を示す曲線であり、その曲線L2は球殻を示す曲線である。
【0009】
屋根5は、屋根リブ組立体51、屋根膜52、軽量コンクリート層及び止水層53で構成される。
屋根リブ組立体51は、図27に示すように、径方向に延びる多数本(40本)の径リブ51A1〜51A3、同心円状に配される複数本(4本)のリングリブ51B1〜51B4等が強固に結合されて構成される。
屋根リブ組立体51の主要部となる多数の径リブ51A1〜51A3は、図6及び図7に示すように、複数個のプレキャスト・コンクリート造のリブ部材51A1を互いに接合して造られ、それらの下面、上面又は中心面が前記曲線L1に沿って配置されるように設計される。なお、リブ部材51A1の横断面の寸法は、例えば、幅が1,000mmで成が2,000mmである。
屋根リブ組立体51と一体に設けられる屋根膜52は、図18乃至図24及び図27に示すように、屋根リブ組立体51に多数のプレキャスト・コンクリート造の屋根パネル52A1〜52A4を取り付けて形成され、屋根膜52も前記曲線L1に沿うように配置される。
【0010】
径リブ51A1〜51A3は、図4〜図13に示すように、径方向に放射状に配置した複数のプレキャスト・コンクリート造の径リブ用のリブ部材51A1を互いに接合して形成される。
リブ部材51A1は、例えば、図4及び図5に示すように、下側のフランジ51A1aと、上側のフランジ51A1bと、各フランジを連結するウェブ51A1cとからなる横断面I字型に造られ、その両端に複数の貫通孔51A1d1のある接合部51A1dが形成され、下側のフランジ51A1aの下側の両端にパネル受け部51A1eが形成されている。
屋根リブ組立体51の中央部に配するリングリブ51B1は、図11に示すように、プレキャスト・コンクリート造の一体の環体で構成され、または複数のプレキャスト・コンクリート造の円弧状部材を互いに環状に接合して構成され、リングリブ51B1には、これに径リブ51A1を接合するためのPC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線等)を通す径方向の貫通孔(鞘)がその所定位置に多数設けてある。
【0011】
屋根リブ組立体51の外周のリングリブ(副テンションリング)51B4は、図9に示すように、前記組立体51の各径リブの外周部に対応するリブ部材51A1間にリングリブ用のリブ部材51B4aを配し、外周のリングリブのリブ部材51B4aを各径リブのリブ部材51A1に接合して形成される。各リブ部材15B4aには、その所定位置にリブ部材51A1と同様の接合用のPC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線等)を通す貫通孔が多数設けられている。
屋根リブ組立体51の径方向の中間の同心円上に配置される二つのリングリブ51B2、51B3は、図9及び図11に示すように、これに対応する各径リブののリブ部材51A1間にそれぞれリブ部材51B2a、51B3aを配し、各リブ部材51B2a、51B3aを各リブ部材51A1に接合して形成する。各リブ部材51B2a、51B3aには、その所定位置にリブ部材51A1と同様の接合用のPC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線等)を通す貫通孔が多数設けられている。
なお、各リブ部材51A1,51B2a〜51B4aとして、予めプレストレスを導入したものを使用してもよい。また、リブ部材51A1,51B2a〜51B4aを使って屋根リブ組立体51を組み立ててから(又は組立中に)、径リブやリングリブにプレストレスを導入したい場合には、リブ部材51A1,51B2a〜51B4aにプレストレス導入用のPC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線等)を通す貫通孔を1個以上設けたものを使用する。
【0012】
次に、屋根5の構築の仕方を、図6〜図25を参照しながら説明する。
図6及び図7に示すように、地下連続壁1の内側に下方から順次上側に向けて地下タンクの鉄筋コンクリート造の周囲壁3を形成しながら、周囲壁3の内側の床2上に地下タンクの鉄筋コンクリート造の底板4を形成する。例えば、地下タンクの周囲壁3の内径は70.2m、周囲壁3の厚さは2.3m、地下連続壁1の厚さは1.5m、地下連続壁1の上端面と底板4の上面との間の寸法は51mである。
それから、地下連続壁1の上端の外側にクレーンCR1を、底板4の上側にクレーンCR2を配置し、多数のベント7をクレーンCR1,CR2を使って吊り下げ、底板4上の所定の位置に所定高さのベント7を配置する。
クレーンCR1、CR2を使って、6本のリブ部材51A1を複数のベント7上に側面視で前記曲線L 1 に一致し平面視で径方向の直線上に並べて載置し、各リブ部材51A1の各接合部51A1dの貫通孔51A1d1にそれぞれ接合用のPC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線等)Stを通し、このPC鋼材Stに引張力を導入してその引張力を常に保持し得るようにPC鋼材Stの両端を適宜の手段で接合部51A1dに係止し、6本のリブ部材51A1を一体化して、第1の径リブ51A1を形成する。
【0013】
第1の径リブ51A1に隣接して径方向に配置した3本のリブ部材51A1を上記同様のやり方で一体化して、第2の径リブ51A2を形成する。第2の径リブ51A2に隣接して径方向に配置した4個のリブ部材51A1を上記同様のやり方で一体化して、第3の径リブ51A3を形成する。第2の径リブ51A2の内側のリブ部材51A1の端面にリングリブ用のリブ部材51B3aの中央部を当て、適宜の接合手段にてリブ部材51B3aを第2の径リブ51A2のリブ部材51A1に接合する。
前記リブ部材51B3aの一方の端面を第1の径リブ51A1の側面に当て適宜
前記リブ部材51B3aの一方の端面を第1の径リブ51A1の側面に当て適宜の接合手段にてこれに接合し、その他方の端面を第3の径リブ51A3の側面に当て適宜の接合手段にてこれに接合して、リブ部材51B3aをその両側の径リブ51A1,51A3のリブ部材51A1に接合する。同様の接合作業を繰り返すことにより中間のリングリブ51B3が形成される。
第3の径リブ51A3の内側のリブ部材51A1の端面にリングリブ51B2用のリブ部材51B2aの中央部を当て、適宜の接合手段にてこれを第3の径リブ51A3の中心よりのリブ部材51A1に接合する。前記リブ部材51B2aの両側の端面を第1径リブ51A1の側面に当て適宜の接合手段にてこれに接合する。同様の接合作業を繰り返すことにより中間のリングリブ51B2が形成される。
【0014】
各径リブ51A1〜51A3の外周部に対応する各リブ部材51A1の外側の端部間にリングリブ51B4用のリブ部材51B4aを配し、各リブ部材51B4aの端部を各径リブ51A1〜51A3の外周部のリブ部材51A1に適宜の接合手段にて接合する。同様の接合作業を繰り返すことにより外周のリングリブ(副テンションリング)51B4が形成される。
なお、必要に応じて、外周のリングリブ51B4のリブ部材51B4a及び各径リブ51A1〜51A3のリブ部材51A1の貫通孔(鞘)にPC鋼材(PC鋼棒、PC鋼線等)Stを通し、このPC鋼材Stに引張力を導入してその引張力が常に維持されるようにて、外周のリングリブ51B4にプレストレスを導入する。
【0015】
また、底板4の中央のベント7上に、中央のリングリブ51B1を配置し、第1の径リブ51A1の内側のリブ部材51A1の中心側の端面をリングリブ51B1の外周部に当接し、第1の径リブ51A1の中心側の端面を適宜の接合手段にて中央のリングリブ51B1に接合し、図11に示すように、10本の第1の径リブ51A1を一体化する。
図11に示す状態においては、10本のリングリブ用のリブ部材51B2aの両端を10本の第1の径リブ51A1に接合することより中間のリングリブ51B2が形成され、20本のリングリブ用のリブ部材51B3aを10本の第1の径リブ51A1及び10本の第3の径リブ51A3に接合することより中間のリングリブ51B3が形成され、40本のリングリブ用のリブ部材51B4aを10本の第1径リブ51A1、10本の第3の径リブ51A3、及び10本の第2の径リブ51A2に接合することより副テンションリング51B 4 が形成されている。
なお、図11に示す状態では、2本の第2の径リブ51A2が未だ組み付けられていないため、2箇所に大きな仮設開口51Cが形成されている。この仮設開口51Cの部分への第2の径リブ51A2の接合はベント7の撤去後に行う。
【0016】
図10に示すように、周囲壁3の上端に形成したフランジ状の主テンションリング3Aの上側に各径リブ51A1〜51A3の外側端に対応させて構台9aを配置し、各構台9a上にそれぞれジャッキ9を配置する。図12に示すように、各ジャッキ9と屋根リブ骨組体51の副テンションリング51B4又は各リブ51A1〜51A3の外側部とをそれぞれロープ9bで連結する。
なお、屋根リブ骨組体51をリフトアップする以前に、屋根リブ骨組体51の径リブ51A1〜51A3、リングリブ51B2〜51B4等のプレストレスを導入すべき箇所へのプレストレスの導入作業を行ない、リフトアップ中に屋根リブ骨組体51が変形しないようにする。
それから、各ジャッキ9を操作して、径リブ51A1〜51A3とリングリブ51B1〜51B4とからなる屋根リブ骨組体51を、所定高さ(吊り足場8aの上下方向の寸法より少々大きい寸法)だけリフトアップする。そして、多数本の吊りワイヤー8a1の上端を径リブ51A1〜51A3及び(又は)リングリブ51B1〜51B4に固着し、各吊りワイヤー8a1の下端に足場材8a2を取り付けて、吊り足場8aを形成する。
吊り足場8aの形成後に、各ジャッキ9を操作して、屋根リブ骨組体51を所定高さ(すなわち、周囲壁3の上端の主テンションリング3Aに対応する高さ)までリフトアップする。
【0017】
屋根リブ骨組体51を主テンションリング3Aに対応する位置までリフトアップした状態において、図14に示すように、主テンションリング3Aの外側に配置したクレーンを使って、底板4上に配置した多数のベント7を吊り揚げてタンク空間から撤去する。
そして、図15の(a)に示すように、その主な部分が主テンションリング3Aに埋め込まれた鉄骨3A1の露出部3A1aと、その主な部分が屋根リブ組立体51の副テンションリング51B4のリブ部材51B 4a及び(又は)径リブ51A1〜51A3のリブ部材51A1に埋め込まれた鉄骨51D1の露出部51D1aとを溶接等より接合する。それから、構台9aからジャッキ9を外し、構台9aを主テンションリング3Aから外し、主テンションリング3Aの内周面と副テンションリング51B4の外周面(リブ部材51B4aの外側面)との間の隙間にコンクリートCを充填し、主テンションリング3Aと副テンションリング51B4とを一体的に接合する。
または、図15の(b)に示すように、主テンションリング3Aの径方向に埋め込んだ多数本の鞘Sh1の孔、副テンションリング51B4の径方向に埋め込んだ多数本の鞘Sh2の孔及び前記鞘Sh1,Sh2間にそれぞれ配置した鞘Sh3にPC鋼材(すなわち、鋼棒、鋼線等)Stを通し、主テンションリング3Aの内周面と副テンションリング51B4の外周面(リブ部材51B4aの外側面)との間の隙間にコンクリートCを充填し、コンクリートCの固化後に、PC鋼材Stに引張力を導入して緊張させ、PC鋼材Stの両端を主テンションリング3Aの外周側の部分及び副テンションリング51B4の内側の部分等に適宜の固定手段で固定して、PC鋼材の緊張状態を常時維持させ得るようにし、主テンションリング3Aと副テンションリング51B4とを一体的に結合する。それから、各構台9aからジャッキ9を外し、各構台9aを主テンションリング3Aから外す。
【0018】
屋根パネル52A1〜52A4は、屋根リブ組立体51の径リブ51A1〜51A3間及びリングリブ51B1〜51B4間の各面を径リブと交差する複数の線又は同心円で複数に分割した形状のプレキャスト・コンクリート造の板体で構成する。屋根パネル52A1〜52A4としては、種々のものを使用することができる。
なお、屋根パネル52A1,52A3のコンクリートの厚さは、例えば、550mmである。
屋根パネル52A1〜52A4は、図16及び図17に示すように、主テンションリング3Aの外側に配置した移動式クレーンCR3にて吊り揚げて、吊り足場8a上に載った作業者により、屋根リブ組立体51の径リブ51A1〜51A3間等の所定位置に取り付けられる。
屋根パネル52A1〜52A4のリブ組立体51への取付方としては、例えば、次の(A)〜(G)のようなやり方がある。
【0019】
(A)図5及び図18に示すように、屋根パネル52A1にはその径リブ51A1〜51A3に面する側の薄肉部52A1aの端に係止突部52A1bが設けてあり、この屋根パネル52A1をクレーンCR3にて吊り揚げて、その係止突部52A1bが各径リブ51A1〜51A3のリブ部材51A1のパネル受け部51A1e上に位置するように載置し、吊り足場8a上に載った作業者等が、屋根パネル52A1内に埋設した鉄筋52A1cの露出部と各径リブのリブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部とを後施工鉄筋52A1dにて連結し、屋根パネルの薄肉部52A1aの上側にコンクリートCを打設し、そのコンクリートCの打設面を屋根パネル52A1の厚肉部の上面と面一にする。
(B)図19に示す屋根パネル52A1には、その径リブ51A1〜51A3に面する側の薄肉部52A1aの端に係止突部52A1bが設けられていて、その屋根の周方向に向けてPC鋼材Stを通す鞘Sh2が埋設されている。屋根パネル52A1をクレーンCR3にて吊り揚げて、その係止突部52A1bが各径リブのリブ部材51A1のパネル受け部51A1e上に位置するように載置し、吊り足場8a上に載った作業者等が、各径リブのリブ部材51A1内に埋設した鞘Sh1の露出部と屋根パネル52A1内に埋設した鞘Sh2の露出部とを後施工鞘Sh3を介し又は介さずに連結し、前記鞘Sh1〜Sh3内にPC鋼材Stを通し、屋根パネル52A1の薄肉部52A1aの上側にコンクリートCを打設し、そのコンクリートCの打設面を屋根パネル52A1の厚肉部の上面と面一にする。コンクリートCの固化後に前記鞘Sh1〜Sh3内に通したPC鋼材Stに引張力を導入して緊張させ、PC鋼材Stの両側の端をリブ部材51A1等に適宜の固定手段にて固定し、PC鋼材Stの緊張状態を維持させ得るようにする。
なお、上記(B)の場合に、図18に示す屋根パネル52A1と同様に、屋根パネル52A1内に埋設した鉄筋52A1cの露出部と各径リブのリブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部とを後施工鉄筋52A1dで連結する連結法を併用することもできる。
【0020】
(C)屋根パネル52A2として、図20に示すような鉄筋52A2cを埋設した薄い板体の径リブ51A1〜51A3側の端に係止突部52A2bを設けたものを使用し、この屋根パネル52A2をクレーンCR3にて吊り揚げて、その係止突部52A2bが各径リブのリブ部材51A1のパネル受け部51A1e上に位置するように載置し、屋根パネル52A2上に後施工鉄筋52A2dを配し、この後施工鉄筋52A2dの端を各径リブのリブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部に適宜の手段にて連結し、屋根パネル52A2の上側にコンクリートCを打設し、そのコンクリートCの打設面を屋根パネル52A2の下側面と平行な面にする。
(D)屋根パネル52A2として、図21に示すような屋根の周方向に向けてPC鋼材Stを通す鞘Sh2が埋設された薄い板体の各径リブのリブ部材51A1側の端に係止突部52A2bを設けたプレキャスト・コンクリート造のハーフ屋根パネルを使用し、この屋根パネル52A2をクレーンCR3にて吊り揚げて、その係止突部52A2bが各径リブのリブ部材51A1のパネル受け部51A1e上に位置するように載置し、屋根パネル52A2内に埋設した鞘Sh2の端を各径リブ部材51A1内に埋設した鞘Sh1の露出部に適宜の手段にて連結し、かつ屋根パネル52A2上側に配した後施工鞘Sh3の端を各リブ部材51A1内に埋設した鞘Sh1の露出部に適宜の手段にて連結し、前記鞘Sh1〜Sh3内にPC鋼材Stを通し、屋根パネル52A2の上側にコンクリートCを打設し、そのコンクリートCの打設面を屋根パネル52A2の下側面と平行な面にする。コンクリートCの固化後に鞘Sh1〜Sh3内に通したPC鋼材Stに引張力を導入して緊張させ、PC鋼材Stの両側の端をリブ部材51A1等に適宜の固定手段にて固定し、PC鋼材Stの緊張状態を維持させ得るようにする。
なお、上記(D)の場合に、図20に示す屋根パネル52A2と同様に、屋根パネル52A2のコンクリート内に鉄筋52A1cを埋め込み、かつ後打ちのコンクリートC内に後施工鉄筋52A2dを埋め込むようにすることもできる。
【0021】
(E)図22に示すように、屋根パネル52A3には、その各径リブ51A1〜51A3に面する側の薄肉部52A3aの端に上側を傾斜させた係止突部52A3bが設けてある。各径リブのリブ部材51A1の下面の両側に仮設ブラケットBr(片側のみ図示)を取り付け、クレーンCR3を使って屋根パネル52A3を吊り揚げて、その係止突部52A3bを仮設ブラケットBr上に載置し、屋根パネル52A3内に埋設した鉄筋52A3cの露出部と各径リブのリブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部とを後施工鉄筋52A3dにて連結し、屋根パネル52A3の薄肉部52A3aの上側にコンクリートCを打設し、その打設面を屋根パネル52A3の厚肉部と面一にする。コンクリートCの固化後に仮設ブラケットBrを撤去する。
(F)図23に示すように、その各径リブ51A1〜51A3に面する側の薄肉部52A3aに係止突部52A3bを設け、かつ屋根の周方向に向けてPC鋼材Stを通す鞘Sh2を埋設した屋根パネル52A3を使用し、各径リブのリブ部材51A1の下面の両側に仮設ブラケットBr(片側のみ図示)を取り付け、屋根パネル52A3を吊り揚げて、その両端部を仮設ブラケットBr上に載置し、屋根パネル52A3内に埋設した鉄筋52A3cの露出部と各リブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部とを後施工鉄筋52A3dにて連結し、かつ各リブ部材51A1内に埋設した鞘Sh1の露出部と屋根パネル52A3内に埋設した鞘Sh2の露出部との間にそれぞれ後施工鞘Sh3を配置し、前記鞘Sh1〜Sh3内にPC鋼材Stを通し、屋根パネル52A3の薄肉部52A3aの上側にコンクリートを打設し、そのコンクリートの打設面を屋根パネル52A3の厚肉部と面一にする。コンクリートの固化後に前記鞘Sh1〜Sh3内に通したPC鋼材Stに引張力を導入して緊張させ、PC鋼材Stの両側の端をリブ部材51A1等に適宜の固定手段にて固定し、PC鋼材Stの緊張状態を維持させ得るようにする。それから仮設ブラケットBrを撤去する。
この取付方は、屋根リブ組立体51の外周部(副テンションリング51B4付近)のプレストレスを必要とする部分に適用するとよい。
【0022】
(G)屋根パネル52A4として、図24に示すように、鉄筋コンクリート造の薄い板体で構成され、その板体にPC鋼線52A4c’が埋め込まれ、このPC鋼線52A4c’に予めプレテンションが与えられたプレストレスのプレキャスト・コンクリート造のハーフ屋根パネルを使用し、各径リブ51A1〜51A3のリブ部材51A1の下面の両側に仮設ブラケットBr(片側のみ図示)を取り付け、クレーンCR3を使って屋根パネル52A4を吊り揚げて、その両端の係止突部52A4bを仮設ブラケットBr上に載置し、屋根パネル52A4内に埋設した鉄筋52A4cの露出部と各リブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部とを後施工鉄筋52A4dにて連結し、かつ屋根パネル52A4上に上側鉄筋52A4eを配筋し、上側鉄筋52A4eの両端と各リブ部材51A1内に埋設した鉄筋51A1fの露出部とを適宜の手段で連結し、屋根パネル52A4の上側にコンクリートCを打設し、そのコンクリートCの打設面を平らにし、屋根膜52を形成する。コンクリートCの固化後に仮設ブラケットBrを撤去する。
上記の(C)、(D)及び(G)の取付方を採用する場合に、図25に示すように、隣合う屋根パネル52A2,52A4の屋根の径方向の端縁よりの部分52A2f,52A4fを傾斜面(例えば、45°の傾斜面)とすると、圧縮力伝達の有効断面を増大させることができる。
【0023】
屋根リブ組立体51への屋根パネル52A1〜52A4の取付は、作業者又は機材等のタンク内への出入口となる仮設開口を残して、屋根リブ組立体51の全体にわたって行う。それから、吊り足場8aを使って、屋根パネル52A1〜52A4を取り付けた屋根リブ組立体51の内側面に断熱材、ライニング材等を設ける断熱・ライニング工事を行う。
また、図26に示すように、屋根リブ組立体51の上側に間隔をおいて多数のウインチ8b1を配設し、上端がウインチ8b1に連結されているワイヤーロープ8b2を屋根パネル52A1〜52A4の孔からタンク内に垂下させ、その下端に足場材8b3を取り付けて吊り足場8bを形成する。
ウインチ8b1の操作により上下動する吊り足場8bを使って、吊り足場8aの解体、撤去等を行い、かつ周囲壁3の内側面に断熱材、ライニング材等を設ける断熱・ライニング工事を行う。
さらに、図28に示すように、昇降装置を備えたゴンドラ等8cを上端が屋根リブ組立体51に連結されているロープ8c1で吊り下げて設け、このゴンドラ等8cを使って、解体した吊り足場8bの撤去を行ない、かつタンク内の機械工事等を行なう。その後、ゴンドラ8cも上昇させて撤去する。
なお、実施例1によると、径リブ51A1〜51A3とリングリブ51B1〜51B4とからなる屋根リブ組立体51に屋根パネル52A1〜52A4を取り付けた屋根躯体のコンクリートの平均厚さを薄く(例えば、900mm)することができる。これに対して、従来技術の円弧(球殻)の屋根躯体では、そのコンクリートの平均厚さが、例えば、1,500mmとなり、この実施例1によると、屋根躯体のコンクリートの平均の厚さを大幅に小厚化することができる。
【0024】
各屋根パネル52A1〜52A4は、その下側(タンクの内側)面を各径リブ51A1〜51A3及び各リングリブ51B1〜51B4の下側(タンクの内側)面と面一になるように屋根リブ組立体51に取り付ける。屋根パネル52A1,52A3からなる屋根膜52又はハーフ屋根パネル52A2,52A4と後打ちコンクリートとからなる屋根膜52の厚さが径リブ51A1〜51A3及びリングリブ51B1〜51B4の成(厚さ)よりも小さいから、屋根リブ組立体51の全面に屋根パネルを取り付けて屋根膜52を形成した屋根躯体の上面には、図27に示すように、径リブ51A1〜51A3及びリングリブ51B1〜51B4の上側の部分が突出して凹凸面が形成されている。
そのため、前記屋根躯体の凹凸面の凹みに軽量コンクリートを後打して、その上面が各リブ51A1〜51A3,51B1〜51B4の上面と面一になるように後打ちの軽量コンクリート層を形成する。それから、図28及び図29に示すように、後打ちコンクリート層の上面及び各リブ51A1〜51A3,51B1〜51B4の上面に止水鉄板53を取り付ける止水工事を行う。最後に、図1に示すように、止水鉄板53の上側に土6を載せ、その上面を平にする。
実施例1により完成した地下タンク10は、土6及び屋根5の荷重のほとんどが屋根リブ組立体51のリブ51A1〜51A3,51B1〜51B4に流れるから、これらのリブ材の重心(中心面)を前記曲線L1と合わせるようにする。
【0025】
上記実施例1においては、放射状に配した径方向に延びる10本の径リブ51A1の屋根の中心側の端を一体のリングリブ51B1を介した互いに接合し、リブ部材51B2aを介して10本の径リブ51A3を径リブ51A1に接合し、リブ部材51B3aを介してを20本の径リブ51A2を径リブ51A1,51A3に接合し、径リブ51A1〜51A3とリングリブ51B1〜51B4とを一体化して屋根リブ組立体51を形成したが、屋根リブ組立体51は、放射状に配した径方向に延びる多数の径リブを少なくとも同心円状に延びる複数のリブ部材又は径方向と交差する方向に延びる複数のリブ部材を介して互いに接合して一体化されていればよい。
例えば、図30に示す実施例2のように、径方向に延びる5本の径リブ51A1を同じ角度をおいて放射状に配し、各径リブ51A1の屋根の中心側の端を互いに一体に接合し、5本の径リブ51A2を同心円状に延びる4本のリングリブ51B1〜51B4を構成するリブ部材を介して径リブ51A1,51A3,51A4に接合し、10本の径リブ51A3を同心円状に延びる3本のリングリブ51B2〜51B4を構成するリブ部材を介して径リブ51A1,51A2,51A4に接合し、20本の径リブ51A4を同心円状に延びる2本のリングリブ51B3,51B4を構成するリブ部材を介して径リブ51A1〜51A3に接合し、径リブ51A1〜51A4及びリングリブ51B1〜51B4を一体化して屋根リブ組立体51を形成するようにしてもよい。
実施例1における屋根パネル52A1〜52A4の平面視の形状は、矩形状になっているが、屋根パネルの形状は、リブとリブとの間に延在しリブに一体的に接合できるものならどのような形状でもよい。
屋根パネルの平面視の形状は、例えば、図31に示す実施例2のように、矩形状の屋根パネル52A1〜52A4の他に三角形状の屋根パネル52A’1〜52A’4を含ませるようにしてもよい。
【0026】
【発明の作用効果】
特許請求の範囲の請求項に記載された発明は、次の(イ)〜(チ)の作用効果を奏する。
(イ)請求項1記載の地下タンクの施工方法は、地下タンクの底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成し、該屋根リブ組立体をリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を地下タンクの外周壁の上端部に接合してから、屋根リブ組立体にプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを固着して屋根膜を形成し、少なくとも屋根リブ組立体と前記屋根膜とで屋根を構成するから、屋根リブ組立体を大型の揚重手段を使わなくても比較的容易に所定位置まで吊り揚げて接合することができ、かつ型枠、支保工を大量に使う必要もなく、地下タンクの周囲壁の形成と並行して屋根リブ組立体を組み立てることができ、工期の短縮が図れる。
(ロ)請求項2記載の地下タンクの施工方法は、地下タンクの底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を吊り足場分の高さだけリフトアップして屋根リブ組立体の下側に吊り足場を設け、その後に前記屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を地下タンクの外周壁の上端の部分に接合し、屋根リブ組立体の開口を通して前記ベントを吊り揚げて撤去してから、屋根リブ組立体にプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを固着して屋根膜を形成し、少なくとも屋根リブ組立体と前記屋根膜とで屋根を構成するので、屋根リブ組立体の組み立てが容易になり、吊り足場の仮設やベントの撤去が容易になり、前記吊り足場を使って屋根パネルの屋根リブ組立体への固着作業等を行うことができ、施工性が向上し、工期の短縮が可能になる。
【0027】
(ハ)請求項3記載の地下タンクの施工方法は、地下タンクの底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体をリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を地下タンクの外周壁の上端部に接合し、多数のプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを屋根リブ組立体に固着して屋根膜を形成し、該屋根膜の上側に軽量コンクリートを打設して前記軽量コンクリートの上面と屋根リブ組立体の上側とを面一にしてその面の上に止水層を設けるから、屋根リブ組立体と屋根膜とからなる屋根躯体上へ止水層を設ける作業が容易になる。
(ニ)請求項4記載の地下タンクの施工方法は、地下タンクの底板上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて外周部に副テンションリングを備えた屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の副テンションリングを地下タンクの外周壁の上端の主テンションリングに接合するから、接合面積を大きくすることができ、屋根リブ組立体を地下タンクの外周壁に容易かつ強固に接合できる。
【0028】
(ホ)請求項5記載の地下タンクの施工方法は、多数のプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルをそれらの下側面が屋根リブ組立体の下側面と面一になるように屋根リブ組立体に固着して屋根膜を形成するから、屋根リブ組立体と屋根膜とからなる屋根躯体の内側(下側)面への断熱材、ライニング材を設ける断熱・ライニング工事が容易になる。
(ヘ)請求項6記載の地下タンクの施工方法は、多数本の径リブが平面視で放射状に配設され、各径リブが複数のプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を径方向に向けて配置して隣接するリブ部材同士を互いに接合して形成され、隣接する径リブと径リブとの間の径方向の複数の箇所にプレキャスト・コンクリート造のリブ部材をそれぞれ径方向に対して交差する方向又は周方向に向けて配置し、径方向に対して交差する方向又は周方向に向けて配置したリブ部材の両端をこれらに対応する径リブに接合し、ドーム型の屋根リブ組立体を形成するから、プレキャスト・コンクリート造のリブ部材を用いて変形し難いドーム型の屋根リブ組立体を容易に製作できる。
(ト)請求項7記載の地下タンクの施工方法は、同心円の周方向に向けて配置したリブ部材の両端をこれらに対応する径リブに接合して複数のリングリブとしてドーム型の屋根リブ組立体を形成するから、ドーム型の屋根リブ組立体がさらに変形し難いものになる。すなわち、リブが軸対称となり、荷重が均等に流れ、力学的に有利なものになる。
(チ)請求項8記載の地下タンクの施工方法は、屋根が鉄筋コンクリート造でドーム型に造られ、その屋根の形状が逆さ吊りメンブレムシェルの原理を用いた数値解析により、屋根のどの部分をとっても圧縮応力だけが作用し曲げモーメントによる引張応力が殆ど発生しないように設計されているから、屋根に曲げモーメント、引張応力が作用することがなく、径リブ、リングリブ及び屋根膜の部材断面の縮小化が可能で、コンクリート量の大幅削減、ひび割れの回避等が可能になり、力学的に合理的な地下タンクの屋根の施工が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の地下タンクを縦断した正面図
【図2】 実施例1の屋根の形状を決定するための条件等を示す図で、(a)は膜とケーブル要素とからなる逆さ吊りメンブレムシェルを示す図、(b)は屋根荷重を示す図、(c)は屋根に作用する土荷重を示す図
【図3】 実施例1の解析結果を示す屋根形状の曲線を示す図
【図4】 実施例1のリブ部材の接合部等の正面図
【図5】 実施例1のリブ部材と屋根パネルとの接合部等を横断した側面図
【図6】 実施例1のベント上で径リブの組み立てを始めた状態の正面図
【図7】 図6に示す状態の平面図
【図8】 実施例1のベント上で径リブ等を組み立てている状態の正面図
【図9】 図8に示す状態の平面図
【図10】 実施例1の屋根リブ組立体の組み立て後にリフトアップ用のジャッキを配置し始めた状態の正面図
【図11】 図10に示す状態の平面図
【図12】 実施例1の屋根リブ組立体を少しリフトアップして吊り足場を設けた状態の正面図
【図13】 図12に示す状態の平面図
【図14】 実施例1のベントを解体して撤去している状態の正面図
【図15】 実施例1の屋根リブ組立体の副テンションリングと地下タンクの周囲壁の上端の主テンションリングとの接合の仕方を示す図で、(a)は埋め込み鉄骨の接合による接合法を示す側面図、(b)はPC鋼材を使う接合法を示す側面図
【図16】 実施例1の屋根パネルを屋根リブ組立体に取り付けている状態の側面図
【図17】 図16に示す状態の平面図
【図18】 実施例1の屋根パネルを径リブのパネル受け部で受ける場合の屋根パネルと径リブとの接合状態を示す側面図
【図19】 実施例1の屋根パネル等にプレストレスを導入する場合の屋根パネルと径リブとの接合状態を示す側面図
【図20】 実施例1のハーフ屋根パネルを使う場合のハーフ屋根パネルと径リブとの接合状態を示す側面図
【図21】 実施例1のハーフ屋根パネルを使って形成する屋根膜等にプレストレスを導入する場合のハーフ屋根パネル等と径リブとの接合状態を示す側面図
【図22】 実施例1の屋根パネルを径リブに仮設のブラケットで受ける場合の屋根パネルと径リブとの接合状態を示す側面図
【図23】 実施例1の屋根パネル等にプレストレスを導入する場合の屋根パネルと径リブとの接合状態を示す側面図
【図24】 実施例1の屋根パネルと径リブとの接合状態を示す側面図
【図25】 実施例1のハーフ屋根パネルの突き合わせ部の形状等を示す正面図
【図26】 実施例1の屋根リブ組立体に吊り下げた吊り足場等を示す正面図
【図27】 実施例1の屋根リブ組立体に屋根パネルを取り付けた状態の屋根の平面図
【図28】 実施例1の屋根に吊り下げたゴンドラ等を示す正面図
【図29】 実施例1の止水鉄板を取り付けた屋根の平面図
【図30】 実施例2の屋根リブ組立体の斜視図
【図31】 実施例2の屋根パネルを取り付けた屋根リブ組立体の斜視図
【符号の説明】
10 地下タンク
1 地下連続壁
2 床
3 周囲壁
3A 主テンションリング
4 底板
5 屋根
51 屋根リブ組立体
51A1〜51A4 径リブ
51A1 リブ部材
51A1d1 貫通孔
51A1e パネル受け部
51B1〜51B4 リングリブ
51B4 副テンションリング
51B2a〜51B4a リブ部材
51C 仮設開口
52 屋根膜
52A1〜52A4 屋根パネル
53 止水鉄板
6 土
7 ベント
8a,8b 吊り足場
8c ゴンドラ
9 ジャッキ
CR1,CR2,CR3 クレーン
Sh1〜Sh3 鞘
St PC鋼材
Claims (8)
- 地下タンクの建築個所の地中に平面視で筒状の地下連続壁を形成し、該地下連続壁の内側に鉄筋コンクリート造の地下タンクの底板及び周囲壁を形成し、該周囲壁の上側に地下タンクの鉄筋コンクリート造の屋根を形成し、該屋根の上側に土を載せて埋設型とする地下タンクの施工方法において、前記底板上に載置したベント上で多数のプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成し、該屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を前記周囲壁の上端の部分に接合してから、屋根リブ組立体にプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを固着して屋根膜を形成し、少なくとも屋根リブ組立体と前記屋根膜とで屋根を構成し、該屋根の上側に土を載せることを特徴とする地下タンクの施工方法。
- 地下タンクの建築個所の地中に平面視で筒状の地下連続壁を形成し、該地下連続壁の内側に鉄筋コンクリート造の地下タンクの底板及び周囲壁を形成し、該周囲壁の上側に地下タンクの鉄筋コンクリート造の屋根を形成し、該屋根の上側に土を載せて埋設型とする地下タンクの施工方法において、前記底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を吊り足場の形成に必要な高さだけリフトアップして屋根リブ組立体の下側に吊り足場を仮設し、その後に前記屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を前記周囲壁の上端の部分に接合し、屋根リブ組立体の開口を通して前記ベントを吊り揚げて撤去してから、屋根リブ組立体にプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを固着して屋根膜を形成し、少なくとも屋根リブ組立体と前記屋根膜とで屋根を構成し、該屋根の上側に土を載せることを特徴とする地下タンクの施工方法。
- 地下タンクの建築個所の地中に平面視で筒状の地下連続壁を形成し、該地下連続壁の内側に鉄筋コンクリート造の地下タンクの底板及び周囲壁を形成し、該周囲壁の上側に地下タンクの鉄筋コンクリート造の屋根を形成し、該屋根の上側に土を載せて埋設型とする地下タンクの施工方法において、前記底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の部分を前記周囲壁の上端の部分に接合し、多数のプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルを屋根リブ組立体に固着して屋根膜を形成し、該屋根膜の上側に軽量コンクリートを打設して該軽量コンクリート層の上面と屋根リブ組立体の上側とを面一にしてその面の上に止水層を設けて屋根を構成し、該屋根の上側に土を載置することを特徴とする地下タンクの施工方法。
- 地下タンクの底板上に載置したベント上でプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を組み立てて外周部に副テンションリングを備えた屋根リブ組立体を形成してから、該屋根リブ組立体を所定高さまでリフトアップして、前記屋根リブ組立体の周囲の副テンションリングを周囲壁の上端に形成した主テンションリングに接合することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つの項記載の地下タンクの施工方法。
- 多数のプレキャスト・コンクリート造の屋根パネルをそれらの下側面が屋根リブ組立体の下側面と面一になるように屋根リブ組立体に固着して屋根膜を形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つの項記載の地下タンクの施工方法。
- 多数本の径リブが平面視で放射状に配設され、各径リブが複数のプレキャスト・コンクリート造のリブ部材を径方向に向けて配置して隣接するリブ部材同士を互いに接合して形成され、隣接する径リブと径リブとの間の径方向の複数の箇所にプレキャスト・コンクリート造のリブ部材をそれぞれ周方向に向けて配置し、周方向に向けて配置したリブ部材の両端をこれらに対応する径リブに接合し、ドーム型の屋根リブ組立体を形成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つの項記載の地下タンクの施工方法。
- 隣接する径リブと径リブとの間の径方向の複数の箇所にプレキャスト・コンクリート造のリブ部材をそれぞれ同心円の周方向に向けて配置し、同心円の周方向に向けて配置したリブ部材の両端をこれらに対応する径リブに接合して複数のリングリブとして、ドーム型の屋根リブ組立体を形成することを特徴とする請求項6記載の地下タンクの施工方法。
- 屋根が鉄筋コンクリート造でドーム型に造られ、その屋根の形状が逆さ吊りメンブレムシェルの原理を用いた数値解析により、屋根のどの部分をとっても圧縮応力だけが作用し曲げモーメントによる引張応力が殆ど発生しないように設計されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一つの項記載の地下タンクの施工方法。
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