JP3721096B2 - ライブラリ管理プログラム、ライブラリ管理方法およびライブラリ管理装置 - Google Patents

ライブラリ管理プログラム、ライブラリ管理方法およびライブラリ管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像記録用のテープや、その他情報を記録する記録媒体、書籍等を保管するライブラリを管理するためのライブラリ管理プログラム、ライブラリ管理方法およびライブラリ管理装置に関するものであり、特に、記録媒体の管理効率、再利用率、検索性の向上を図ることができるライブラリ管理プログラム、ライブラリ管理方法およびライブラリ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放送局では、映像や音声等の放送用コンテンツを記録する手段として、カセット型のテープを利用しており、その数は膨大なものとなっている。これらのテープは、保管棚を備えたライブラリに保管されている。
【0003】
また、放送局では、ライブラリからのテープの出庫やライブラリへのテープの入庫を台帳ベースで管理してしている。従って、入庫時には、担当者が入庫するテープの情報を台帳に記述した後、所定の保管棚に当該テープを置く。出庫時には、担当者が出庫するテープをライブラリから探し出した後、当該テープの情報を台帳に記述している。
【0004】
ここで、従来の放送局におけるテープの流れについて説明する。まず、放送局では、ブランクテープ、オリジナルテープ、オンエアテープ、リサイクルテープという四種類のテープが存在する。ブランクテープとは、新規購入された新品のテープをいう。従って、ブランクテープには、いずれの情報も記録されていない。
【0005】
オリジナルテープとは、放送用コンテンツの著作権を有するライセンサから放送局に対して提供されるテープであって、当該放送用コンテンツが記録されたテープをいう。オンエアテープとは、実際の放送に用いられるテープであって、番組編成に基づいて、放送用コンテンツ、コマーシャル情報が編集されたテープをいう。リサイクルテープとは、オリジナルテープ、オンエアテープの記録内容が消去されたテープをいい、オンエアテープ等として再利用されるテープをいう。
【0006】
従来の放送局において、ライブラリ管理担当者は、ライセンサよりオリジナルテープが届けられる毎に、当該オリジナルテープを台帳登録した後、ライブラリの所定の保管棚に逐次入庫する。
【0007】
一方、編集担当者は、番組編成に基づいて、必要なオリジナルテープをライブラリから台帳管理の下で出庫した後、編成作業を進め、オンエアテープを作成する。この編集作業において、編集内容(放送用コンテンツ、コマーシャル情報等)は、ブランクテープ(またはリサイクルテープ)に記録される。従って、ブランクテープ(またはリサイクルテープ)は、編集後、オンエアテープとなる。このオンエアテープも台帳登録によりライブラリに入庫される。
【0008】
また、放送運行担当者は、放送に必要なオンエアテープ(場合によっては、オリジナルテープ)を台帳登録により出庫し、このオンエアテープを実際の放送に使用する。そして、放送が終了すると、当該オンエアテープは、台帳管理の下でライブラリの所定の保管棚に入庫される。
【0009】
ここで、放送局では、放送済みでかつ所定の期限が経過したオンエアテープや、契約上の利用許諾期限が切れたオリジナルテープについて記録内容を消去し、これらをリサイクルテープとして再利用している。なお、テープは、磁気ヘッドとの接触回数、接触時間や、テープ装置への挿脱回数等の様々な要因により、経年劣化が進む。このことから、放送局では、放送品質を維持すべく、例えば、3年間、再利用されたテープを一律に廃棄している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、従来の放送局では、ライブラリにおけるテープの入出庫管理を台帳ベースで行っているため以下のような問題があった。
【0011】
(1)台帳ベースの管理であるため、入庫、出庫の担当者に対して管理ルールを徹底させることが難しいため、テープが紛失したり、別の保管棚に入庫されてしまうという問題が発生する。
(2)この場合には、ライブラリにおけるテープの検索性が悪化するため、テープを探し出すのに非常に時間と手間がかかるとともに、本来の保管棚にテープを入庫するという作業にも非常に手間がかかり、管理効率が非常に悪くなる。
(3)不要なテープまたは消去可能なテープも長い間、ライブラリやライブラリ以外の場所に放置されるという事態が発生するため、ライブラリの利用効率やコストの面から好ましくない。
【0012】
また、従来の放送局では、オリジナルテープの提供→オンエアテープの作成→ブランクテープ化(オリジナルテープおよびオンエアテープの記録内容の消去)→オンエアテープとしての再利用という一連のリサイクルの仕組みがある旨を述べた。このリサイクルの仕組みは、テープの入出庫管理が徹底されて初めて正常に機能するものである。
【0013】
しかしながら、実際の放送局の現場では、入出庫の管理ルールが徹底されていないため、不要なテープまたは消去可能なテープも長い間、ライブラリやライブラリ以外の場所に放置されてしまう。従って、従来の放送局では、放置されたテープが不良資産になるとともに、テープの再利用率が低いという問題があった。
【0014】
さらに、従来の放送局では、オリジナルテープやオンエアテープがライブラリで管理されている旨を述べた。これに対して、新規購入されたブランクテープは、ライブラリで特に管理されていない。これは、入出庫管理を台帳ベースで行っているため、オリジナルテープやオンエアテープという重要なテープの管理作業に追われ、ブランクテープの管理にまで手が回らないからである。従って、従来の放送局では、ブランクテープの資産管理も大きな課題の一つとなっている。
【0015】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、記録媒体を保管するライブラリにおける管理効率、検索性を高めることができ、コストを低減させることができ、さらに記録媒体の再利用率や資産管理効率を高めることができるライブラリ管理プログラム、ライブラリ管理方法およびライブラリ管理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、コンテンツをそれぞれ記録する複数の記録媒体を保管するライブラリの管理に適用されるライブラリ管理プログラムであって、コンピュータを、前記ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子、および前記複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子を発行する識別子発行手段、少なくとも、前記保管場所識別子の情報、前記記録媒体識別子の情報をデータベースに登録する登録手段、前記記録媒体を前記ライブラリに入庫する際に、前記保管場所識別子および前記記録媒体識別子を読み取る読取手段、前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、入庫管理を行う制御手段として機能させるためのライブラリ管理プログラムである。
【0017】
この発明によれば、ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子の情報と、複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子の情報とをデータベースに登録しておき、記録媒体をライブラリに入庫する際に、保管場所識別子および記録媒体識別子の読取結果とデータベースの情報とに基づいて、入庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、保管場所の間違い、保管し忘れ等のケアレスミスを防止することができ、入庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0018】
また、本発明によれば、前記制御手段は、前記データベースに登録された前記保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、データベースに登録された保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させるようにしたので、ユーザが正確な情報により入庫等を行うことができるため、入庫に伴うケアレスミスの発生をさらに防止することができる。
【0020】
また、本発明によれば、前記読取手段は、前記ライブラリから前記記録媒体を出庫する際に前記記録媒体識別子を読み取り、前記制御手段は、前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、ライブラリから記録媒体を出庫する際に記録媒体識別子を読み取り、この読取結果とデータベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、出庫ミスを防止することができ、出庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0022】
また、本発明によれば、前記登録手段は、前記コンテンツと前記記録媒体との対応関係を表す対応関係情報を前記データベースに登録し、前記制御手段は、対応関係情報をユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、コンテンツと記録媒体との対応関係を表す対応関係情報をデータベースに登録しておき、この対応関係情報をユーザに閲覧させるようにしたので、コンテンツと記録媒体とを一体にかつ正確に管理することができ、コンテンツ管理効率を高めることができる。
【0024】
また、本発明によれば、コンピュータを、前記記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力する貸借情報入力手段、前記貸借情報をユーザに閲覧させる閲覧手段、として機能させることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力し、この貸借情報をユーザに閲覧させるようにしたので、記録媒体がどのような貸借の状態にあるかを一目瞭然でユーザに認識させることができ、むやみに記録媒体を探すという無駄を回避することができる。
【0026】
また、本発明によれば、前記貸借情報には、貸借元の情報が含まれていることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、貸借情報に貸借元の情報も含ませるようにしたので、記録媒体の貸出し先、借入れ先をユーザが一目で知ることができるため、記録媒体の紛失を防止することができる。
【0028】
また、本発明によれば、前記制御手段は、予め設定される条件を満たし、コンテンツの消去が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、予め設定される条件を満たしコンテンツの消去が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、消去してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の再利用率を高めることができ、コスト削減を図ることができる。
【0030】
また、本発明によれば、前記制御手段は、予め設定される条件を満たし、廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、予め設定される条件を満たし廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、廃棄してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができる。
【0032】
また、本発明によれば、前記識別子発行手段は、前記保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、前記読取手段は、前記バーコードを読み取るバーコードリーダであることを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、このバーコードをバーコードリーダにより読み取るようにしたので、ユーザのオペレーション効率を高めることができる。
【0034】
また、本発明によれば、前記識別子発行手段は、前記記録媒体に設けられ前記記録媒体識別子に対応する数値ラベルを発行することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、記録媒体識別子に対応する数値ラベルを記録媒体に設けるようにしたので、この数値ラベルによりユーザが目視で記録媒体識別子を確認することができるため、さらにケアレスミスを防止することができる。
【0036】
また、本発明によれば、前記識別子発行手段は、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行することを特徴とする。
【0037】
また、この発明によれば、コンテンツが記録された記録媒体に加えて、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行するようにしたので、従来、手つかずであった空の記録媒体の資産管理の効率を高めることができる。
【0038】
また、本発明によれば、コンテンツをそれぞれ記録する複数の記録媒体を保管するライブラリの管理に適用されるライブラリ管理方法であって、前記ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子、および前記複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子を発行する識別子発行工程と、少なくとも、前記保管場所識別子の情報、前記記録媒体識別子の情報をデータベースに登録する登録工程と、前記記録媒体を前記ライブラリに入庫する際に、前記保管場所識別子および前記記録媒体識別子を読み取る読取工程と、前記読取工程の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、入庫管理を行う制御工程とを含むことを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子の情報と、複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子の情報とをデータベースに登録しておき、記録媒体をライブラリに入庫する際に、保管場所識別子および記録媒体識別子の読取結果とデータベースの情報とに基づいて、入庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、保管場所の間違い、保管し忘れ等のケアレスミスを防止することができ、入庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0040】
また、本発明によれば、前記制御工程では、前記データベースに登録された前記保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、データベースに登録された保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させるようにしたので、ユーザが正確な情報により入庫等を行うことができるため、入庫に伴うケアレスミスの発生をさらに防止することができる。
【0042】
また、本発明によれば、前記読取工程では、前記ライブラリから前記記録媒体を出庫する際に前記記録媒体識別子を読み取り、前記制御工程では、前記読取工程の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うことを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、ライブラリから記録媒体を出庫する際に記録媒体識別子を読み取り、この読取結果とデータベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、出庫ミスを防止することができ、出庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0044】
また、本発明によれば、前記登録工程では、前記コンテンツと前記記録媒体との対応関係を表す対応関係情報を前記データベースに登録し、前記制御工程では、対応関係情報をユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、コンテンツと記録媒体との対応関係を表す対応関係情報をデータベースに登録しておき、この対応関係情報をユーザに閲覧させるようにしたので、コンテンツと記録媒体とを一体にかつ正確に管理することができ、コンテンツ管理効率を高めることができる。
【0046】
また、本発明によれば、前記記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力する貸借情報入力工程と、前記貸借情報をユーザに閲覧させる閲覧工程とを含むことを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力し、この貸借情報をユーザに閲覧させるようにしたので、記録媒体がどのような貸借の状態にあるかを一目瞭然でユーザに認識させることができ、むやみに記録媒体を探すという無駄を回避することができる。
【0048】
また、本発明によれば、前記貸借情報には、貸借元の情報が含まれていることを特徴とする。
【0049】
この発明によれば、貸借情報に貸借元の情報も含ませるようにしたので、記録媒体の貸出し先、借入れ先をユーザが一目で知ることができるため、記録媒体の紛失を防止することができる。
【0050】
また、本発明によれば、前記制御工程では、予め設定される条件を満たし、コンテンツの消去が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0051】
この発明によれば、予め設定される条件を満たしコンテンツの消去が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、消去してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の再利用率を高めることができ、コスト削減を図ることができる。
【0052】
また、本発明によれば、前記制御工程では、予め設定される条件を満たし、廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0053】
この発明によれば、予め設定される条件を満たし廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、廃棄してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができる。
【0054】
また、本発明によれば、前記識別子発行工程では、前記保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、前記読取工程では、バーコードリーダにより前記バーコードを読み取ることを特徴とする。
【0055】
この発明によれば、保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、このバーコードをバーコードリーダにより読み取るようにしたので、ユーザのオペレーション効率を高めることができる。
【0056】
また、本発明によれば、前記識別子発行工程では、前記記録媒体に設けられ前記記録媒体識別子に対応する数値ラベルを発行することを特徴とする。
【0057】
この発明によれば、記録媒体識別子に対応する数値ラベルを記録媒体に設けるようにしたので、この数値ラベルによりユーザが目視で記録媒体識別子を確認することができるため、さらにケアレスミスを防止することができる。
【0058】
また、本発明によれば、前記識別子発行工程では、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行することを特徴とする。
【0059】
また、この発明によれば、コンテンツが記録された記録媒体に加えて、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行するようにしたので、従来、手つかずであった空の記録媒体の資産管理の効率を高めることができる。
【0060】
また、本発明によれば、コンテンツをそれぞれ記録する複数の記録媒体を保管するライブラリの管理に適用されるライブラリ管理装置であって、前記ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子、および前記複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子を発行する識別子発行手段と、少なくとも、前記保管場所識別子の情報、前記記録媒体識別子の情報をデータベースに登録する登録手段と、前記記録媒体を前記ライブラリに入庫する際に、前記保管場所識別子および前記記録媒体識別子を読み取る読取手段と、前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、入庫管理を行う制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0061】
この発明によれば、ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子の情報と、複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子の情報とをデータベースに登録しておき、記録媒体をライブラリに入庫する際に、保管場所識別子および記録媒体識別子の読取結果とデータベースの情報とに基づいて、入庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、保管場所の間違い、保管し忘れ等のケアレスミスを防止することができ、入庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0062】
また、本発明によれば、前記制御手段は、前記データベースに登録された前記保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0063】
この発明によれば、データベースに登録された保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させるようにしたので、ユーザが正確な情報により入庫等を行うことができるため、入庫に伴うケアレスミスの発生をさらに防止することができる。
【0064】
また、本発明によれば、前記読取手段は、前記ライブラリから前記記録媒体を出庫する際に前記記録媒体識別子を読み取り、前記制御手段は、前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うことを特徴とする。
【0065】
この発明によれば、ライブラリから記録媒体を出庫する際に記録媒体識別子を読み取り、この読取結果とデータベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、出庫ミスを防止することができ、出庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0066】
また、本発明によれば、前記登録手段は、前記コンテンツと前記記録媒体との対応関係を表す対応関係情報を前記データベースに登録し、前記制御手段は、対応関係情報をユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0067】
この発明によれば、コンテンツと記録媒体との対応関係を表す対応関係情報をデータベースに登録しておき、この対応関係情報をユーザに閲覧させるようにしたので、コンテンツと記録媒体とを一体にかつ正確に管理することができ、コンテンツ管理効率を高めることができる。
【0068】
また、本発明によれば、前記記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力する貸借情報入力手段と、前記貸借情報をユーザに閲覧させる閲覧手段とを備えたことを特徴とする。
【0069】
この発明によれば、記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力し、この貸借情報をユーザに閲覧させるようにしたので、記録媒体がどのような貸借の状態にあるかを一目瞭然でユーザに認識させることができ、むやみに記録媒体を探すという無駄を回避することができる。
【0070】
また、本発明によれば、前記貸借情報には、貸借元の情報が含まれていることを特徴とする。
【0071】
この発明によれば、貸借情報に貸借元の情報も含ませるようにしたので、記録媒体の貸出し先、借入れ先をユーザが一目で知ることができるため、記録媒体の紛失を防止することができる。
【0072】
また、本発明によれば、前記制御手段は、予め設定される条件を満たし、コンテンツの消去が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0073】
この発明によれば、予め設定される条件を満たしコンテンツの消去が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、消去してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の再利用率を高めることができ、コスト削減を図ることができる。
【0074】
また、本発明によれば、前記制御手段は、予め設定される条件を満たし、廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させることを特徴とする。
【0075】
この発明によれば、予め設定される条件を満たし廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、廃棄してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができる。
【0076】
また、本発明によれば、前記識別子発行手段は、前記保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、前記読取手段は、前記バーコードを読み取るバーコードリーダであることを特徴とする。
【0077】
この発明によれば、保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、このバーコードをバーコードリーダにより読み取るようにしたので、ユーザのオペレーション効率を高めることができる。
【0078】
また、本発明によれば、前記識別子発行手段は、前記記録媒体に設けられ前記記録媒体識別子に対応する数値ラベルを発行することを特徴とする。
【0079】
この発明によれば、記録媒体識別子に対応する数値ラベルを記録媒体に設けるようにしたので、この数値ラベルによりユーザが目視で記録媒体識別子を確認することができるため、さらにケアレスミスを防止することができる。
【0080】
また、本発明によれば、前記識別子発行手段は、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行することを特徴とする。
【0081】
また、この発明によれば、コンテンツが記録された記録媒体に加えて、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行するようにしたので、従来、手つかずであった空の記録媒体の資産管理の効率を高めることができる。
【0082】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかるライブラリ管理プログラム、ライブラリ管理方法およびライブラリ管理装置の一実施の形態について詳細に説明する。
【0083】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図には、カセット型の複数のテープを保管するためのライブラリ10と、このライブラリ10におけるテープの入庫および出庫に関する管理を行うためのライブラリ管理システム20と、ネットワーク130を介してライブラリ管理システム20にアクセスするためのn台のクライアント1201 〜120n とが図示されている。
【0084】
ここで、一実施の形態では、CS(Communication Satellite)放送、BS(Broadcast Satellite)放送、地上波放送等を実施する放送局で用いられるコンテンツ(映像コンテンツ、音声コンテンツ、データコンテンツ等)を記録したカセット型のテープ(前述したオンエアテープ、オリジナルテープ)や、コンテンツが記録されていないテープ(前述したブランクテープ、リサイクルテープ)を管理対象の一例として説明する。
【0085】
ライブラリ10において、テープ保管棚群140は、複数本のテープをそれぞれ保管するテープ保管棚1501 〜150m の集合体である。これらのテープ保管棚1501 〜150m においては、一つ当たり、例えば、26本のテープを保管するだけの収容能力を有している。
【0086】
また、これらのテープ保管棚1501 〜150m のそれぞれには、保管場所を特定するための10桁の「0000000001」〜「9999999999」までの保管場所番号のうちいずれか一つの保管場所番号がそれぞれ付与されている。テープ保管棚1501 〜150m のそれぞれには、上記保管場所番号「0000000001」〜「9999999999」がそれぞれ印字された保管場所番号シール(図示略)が貼着されている。これにより、カセットの管理担当者は、上記保管場所番号に基づいて、カセットの入庫および出庫を行う。
【0087】
場所バーコード1601 〜160m は、保管場所番号「0000000001」〜「9999999999」がバーコード表記されてなり、テープ保管棚1501 〜150m に貼着されている。これらの場所バーコード1601 〜160m は、後述するハンディ型バーコードリーダ60により光学的に読み取られる。
【0088】
ライブラリ管理システム20は、ライブラリ10におけるテープの入庫や出庫等を管理するためのシステムであり、ライブラリ管理部30、ハンディ型バーコードリーダ60および印刷部70から構成されている。ライブラリ管理部30は、テープ情報の登録、テープ管理用のバーコードの発行、テープ貸借管理等を行うものである。
【0089】
図2は、図1に示したライブラリ管理システム20の構成を示すブロック図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図に示したライブラリ管理システム20において、通信制御部31は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従って、ネットワーク130を介して、クライアント1201 〜120n との間の通信制御を行う。ネットワーク130は、LAN(Local Area Network)、イントラネット、インターネット等である。
【0090】
クライアント1201 〜120n のそれぞれは、ネットワーク130を介してライブラリ管理システム20にアクセスすることにより、後述する各種画面(図26〜図40)の表示や、各種入力を行うための端末である。これらのクライアント1201 〜120n のそれぞれには、ブラウザと呼ばれる画面閲覧用のソフトウェアプログラムが実装されている。また、これらのクライアント1201 〜120n のそれぞれは、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されている。
【0091】
入力部32は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスであり、ライブラリ管理に必要な各種情報の入力に用いられる。表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)等であり、後述する各種画面(図26〜図40)を表示する。
【0092】
バーコード関連制御部34は、図1および図3に示したテープバーコード80s、番号ラベル90s およびタイトルラベル100s(バーコード関連物)の印刷制御や、テープバーコード80s、場所バーコード1601 〜160m(図1参照)のバーコード認識制御を行う。図3(a)に示したテープバーコード80sは、テープ110s(図1参照)を識別するためのユニークなテープ番号(同図では、99000201)がバーコード化されてなる。
【0093】
図3(b)に示した番号ラベル90s は、上記テープ番号(同図では、99000201)が印字されてなる。図3(c)に示したタイトルラベル100s は、テープタイトルが印字されてなる。これらのテープバーコード80s 、番号ラベル90s およびタイトルラベル100s は、バーコード関連制御部34の制御により、印刷部70で印刷された後、新規登録のテープ110s (図1参照)に貼着される。
【0094】
なお、図1に示した他のテープ1101 〜110x(テープ110sを除く)のそれぞれにも、テープバーコード80s 、番号ラベル90s およびタイトルラベル100s と同様のテープバーコード、番号ラベルおよびタイトルラベルが貼着されている。
【0095】
図2に戻り、無線インタフェース部35は、無線を介してハンディ型バーコードリーダ60の通信インタフェースを採るものである。ハンディ型バーコードリーダ60は、ライブラリ管理者により把持された状態で操作され、図1に示したテープ1101 〜110x にそれぞれ貼着されたテープバーコード(例えば、テープバーコード80s )や、場所バーコード1601 〜160m を光学的に読み取る。
【0096】
また、ハンディ型バーコードリーダ60は、読み取り結果を無線を介して無線インタフェース部35へ送信する。なお、一実施の形態では、ワイヤレス方式のハンディ型バーコードリーダ60を用いた例について説明したが、ライブラリ管理部30と有線接続されるバーコードリーダを用いてもよい。
【0097】
印刷インタフェース部36は、印刷部70のインタフェースを採るものである。印刷部70は、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ等であり、上述したテープバーコード、番号ラベル、 タイトルラベル(図1に示した例では、テープバーコード80s 、番号ラベル90s およびタイトルラベル100s )や、場所バーコード1601 〜160m 、各種帳票データ等を印刷する。
【0098】
素材情報入力・照会処理部37は、テープ情報の入力、照会を行うための素材情報入力・照会処理を実行する。テープ処理出力処理部38は、テープに記録された内容を消去、所定年数を経過したテープを廃棄するためのテープ処理出力処理を実行する。なお、消去されたテープは、リサイクルテープ(ブランクテープ)として再利用される。テープ貸借情報入力処理部39は、ライブラリ10内のテープの貸借情報の入力や、貸借管理等のテープ貸借情報入力処理を実行する。画面生成部40は、後述する各種画面(図26〜図40参照)を生成する。
【0099】
データベース制御部41は、バーコード関連制御部34、素材情報入力・照会処理部37、テープ処理出力処理部38およびテープ貸借情報入力処理部39によりアクセスされるブランクテープ情報データベース200、コンテンツ用テープ情報データベース210、貸借テープ情報データベース220、借入れ情報データベース230、社内持出情報データベース240、借入情報データベース250および社外貸出情報データベース260へのアクセス制御を行う。
【0100】
棚卸し処理部43は、ライブラリ10におけるテープの所在確認の精度を高めることを目的とした棚卸しに関する処理を実行する。ここでいう棚卸し作業とは、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)のテープおよび保管場所情報と、現実のライブラリ10におけるテープおよび保管場所との整合性を採るための作業をいう。バス43は、各部を接続するインタフェースである。
【0101】
ブランクテープ情報データベース200は、ブランクテープ(空きのテープ)に関する情報(以下、ブランクテープ情報という)を格納するデータベースである。具体的には、図4に示したように、ブランクテープ情報データベース200は、ブランクテープ情報として「Tape No.」、「テープタイトル」、「テープ規格」、「テープ尺」および「備考」というフィールドを備えている。
【0102】
「Tape No.」は、テープを識別するためのユニークな番号に関する情報であり、自動採番される。「テープタイトル」は、当該テープのタイトルに関する情報である。「テープ規格」は、当該テープの規格に関する情報である。「テープ尺」は、当該テープの長さに関する情報である。「備考」は、当該テープの備考/注釈に関する情報である。
【0103】
図2に戻り、コンテンツ用テープ情報データベース210は、ブランクテープ(またはリサイクルテープ)にコンテンツが記録されたオンエアテープまたはオリジナルテープ(以下では、総称してコンテンツ用テープともいう)に関する情報(以下、コンテンツ用テープ情報という)を格納するデータベースである。具体的には、図5に示したように、コンテンツ用テープ情報データベース210は、コンテンツ用テープ情報として、「Tape No.」、「テープ種別」、「テープ尺」、「保管場所」、「テープ規格」、・・・、「消去可」、「消去不可」、「消去可能日」、「消去」、「廃棄」というフィールドを備えている。
【0104】
「Tape No.」は、テープを識別するためのユニークな番号に関する情報であり、自動採番される。「テープ種別」は、テープの種別(オリジナルテープ、オンエアテープ)に関する情報である。「テープ尺」は、当該テープの長さに関する情報である。「保管場所」は、当該テープの保管場所に関する情報であり、図1に示した保管場所番号「0000000001」〜「9999999999」のうちいずれか一つの番号に対応している。
【0105】
「テープ規格」は、テープの規格に関する情報である。「消去可」は、当該テープに記録された内容を消去することが許可されていることを表す消去可フラグに関する情報である。「消去不可」は、当該テープに記録された内容を消去することが許可されていないことを表す消去不可フラグに関する情報である。
【0106】
「消去可能日」は、当該テープに記録された内容を実際に消去できる日付に関する情報である。「消去」は、当該テープに記録された内容が消去されることを表す消去フラグに関する情報である。「廃棄」は、当該テープが破棄されることを表す廃棄フラグに関する情報である。
【0107】
図2に戻り、貸借テープ情報データベース220は、ライブラリ10内のテープの貸借に関する情報(以下、貸借テープ情報という)を格納するデータベースである。具体的には、図6に示したように、貸借テープ情報データベース220は、貸借テープ情報として、「Tape No.」、「借入」、「貸借ステータス」、「タイプ」、「テープ種別」、「テープタイトル」、「タイトル」、「Mat.Id」、「リール」、「貸借日」、「担当者」、「相手先/用途」、「返却予定」および「返却日」というフィールドを備えている。
【0108】
「Tape No.」は、テープを識別するためのユニークな番号に関する情報であり、自動採番される。「借入」は、当該テープが社外から借り入れたものであるか否かを表すフラグに関する情報である。「貸借ステータス」は、テープが、貸出中、借り入れ中、社内持出中、借入→持出、借入→貸出のいずれかの状態にあるかを表す情報である。
【0109】
「タイプ」は、テープのタイプに関する情報である。「テープ種別」は、テープの種別に関する情報である。「テープタイトル」は、テープのタイトルに関する情報である。「タイトル」は、放送番組のタイトルに関する情報である。「Mat.Id」は、番組送出機で放送内容を一意に特定するためのIDに関する情報である。「リール」は、テープが複数本に亘る場合の当該巻/全巻を表す情報である。
【0110】
「貸借日」は、テープを貸し出した日または借り入れた日を表す情報である。「担当者」は、テープを持ち出した社内(放送局)の担当者に関する情報である。「相手先/用途」は、テープを社外に貸し出した場合の相手先、およびその用途を表す情報である。「返却予定」は、当該テープの返却予定日に関する情報である。「返却日」は、当該テープが実際に返却された日に関する情報である。
【0111】
図2に戻り、借入れ情報データベース230は、テープを他社から借りた場合の借入れ情報を格納するデータベースである。具体的には、図7に示したように、借入れ情報データベース230は、借入れ情報として、「借受日」、「担当者」、「取引先担当者」、「TEL」、「会社名」および「返却予定日」というフィールドを備えている。
【0112】
「借受日」は、他社からテープを借りた日に関する情報である。「担当者」は、当該テープを借りた社内の担当者に関する情報である。「取引先担当者」は、他社の担当者に関する情報である。「TEL」は、他社の電話番号に関する情報である。「会社名」は、他社の名称に関する情報である。「返却予定日」は、当該テープを返却する予定日に関する情報である。
【0113】
図2に戻り、社内持出情報データベース240は、ライブラリ10から社内にテープを持ち出す際の社内持出情報を格納するデータベースである。具体的には、図8に示したように、社内持出情報データベース240は、社内持出情報として、「持出日」、「用途」、「担当者」、「返却予定日」、「返却日」および「ポインタ」というフィールドを備えている。
【0114】
「持出日」は、社内担当者がテープを持ち出した日に関する情報である。「用途」は、当該テープの用途(OA(オンエア)、編集、ダビング、ファイリング、等)に関する情報である。「担当者」は、当該テープを持ち出した社内担当者に関する情報である。
【0115】
「返却予定日」は、当該テープを返却する日に関する情報である。「返却日」は、当該テープを実際に返却した日に関する情報である。「ポインタ」は、図5に示したコンテンツ用テープ情報データベース210において当該テープに対応するコンテンツ用テープ情報との対応を表すポインタに関する情報である。
【0116】
図2に戻り、借入情報データベース250は、社外からテープを借り入れた際の借入情報を格納するデータベースである。具体的には、図9に示したように、借入情報データベース250は、借入情報として、「借入日」、「担当者」、「返却予定日」、「返却日」、「借入先担当者」、「TEL」、「会社名」および「ポインタ」というフィールドを備えている。
【0117】
「借入日」は、社外からテープを借り入れた日を表す情報である。「担当者」は、当該テープを借りた社内担当者に関する情報である。「返却予定日」は、当該テープを社外に返却する予定日に関する情報である。「返却日」は、実際に当該テープを社外に返却した日に関する情報である。「借入先担当者」は、借入先(社外)の担当者に関する情報である。
【0118】
「TEL」は、当該テープを所有する会社の電話番号に関する情報である。「会社名」は、上記会社の名称に関する情報である。「ポインタ」は、図5に示したコンテンツ用テープ情報データベース210において当該テープに対応するコンテンツ用テープ情報との対応を表すポインタに関する情報である。
【0119】
図2に戻り、社外貸出情報データベース260は、ライブラリ10から社外にテープを貸し出した際の社外貸出情報を格納するデータベースである。具体的には、図10に示したように、社外貸出情報データベース260は、社外貸出情報として、「貸出日」、「担当者」、「返却予定日」、「返却日」、「貸出先担当者」、「TEL」、「会社名」および「ポインタ」というフィールドを備えている。
【0120】
「貸出日」は、社外に当該テープを貸し出した日に関する情報である。「担当者」は、当該テープの貸し出しに際しての社内担当者に関する情報である。「返却予定日」は、当該テープが返却される予定日に関する情報である。「返却日」は、当該テープが実際に返却された日に関する情報である。「貸出先担当者」は、当該テープの貸出先(社外)の担当者に関する情報である。
【0121】
「TEL」は、当該テープの貸出先(社外)の電話番号に関する情報である。「会社名」は、当該テープの貸出先(社外)の名称に関する情報である。「ポインタ」は、図5に示したコンテンツ用テープ情報データベース210において当該テープに対応するコンテンツ用テープ情報との対応を表すポインタに関する情報である。
【0122】
つぎに、前述した一実施の形態の動作について、図11〜図25に示したフローチャートおよび図26〜図40に示した各種画面を参照しつつ詳述する。図2に示したライブラリ管理システム20が起動されると、表示部33には、図26に示したライブラリメインメニュー画面300が表示される。
【0123】
このライブラリメインメニュー画面300は、素材情報入力・照会処理、テープ処理出力処理、テープ貸借情報入力・照会処理という三つの処理の中から所望の処理を選択するためのメニュー画面である。また、ライブラリメインメニュー画面300には、素材情報入力・照会ボタン301、テープ処理出力ボタン302およびテープ貸借情報入力・照会ボタン303が表示されている。
【0124】
素材情報入力・照会ボタン301は、素材情報入力・照会処理を選択するためのボタンである。テープ処理出力ボタン302は、テープ処理出力処理を選択するためのボタンである。テープ貸借情報入力・照会ボタン303は、テープ貸借情報入力・照会処理を選択するためのボタンである。また、クライアント1201 〜120n がネットワーク130を介して、ライブラリ管理部30にアクセスした場合には、クライアント1201 〜120n のそれぞれの表示部(図示略)にもライブラリメインメニュー画面300が表示される。
【0125】
図11に示したステップSA1では、素材情報入力・照会処理部37は、素材情報入力・照会ボタン301が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSA4で素材情報入力・照会処理を実行する。
【0126】
この場合、ステップSA1の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSA2では、テープ処理出力処理部38は、テープ処理出力ボタン302が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、テープ処理出力処理部38は、ステップSA5でテープ処理出力処理を実行する。
【0127】
この場合、ステップSA2の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSA3では、テープ貸借情報入力処理部39は、テープ貸借情報入力・照会ボタン303が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSA6でテープ貸借情報入力処理を実行する。この場合、ステップSA3の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSA1〜ステップSA3の各判断が繰り返される。
【0128】
ここで、ライブラリ管理担当者により、入力部32を用いて素材情報入力・照会ボタン301が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSA1の判断結果を「Yes」とする。ステップSA4では、素材情報入力・照会処理部37は、素材情報入力・照会処理を実行する。
【0129】
すなわち、図12に示したステップSB1では、素材情報入力・照会処理部37は、図27に示した素材情報入力・照会メニュー画面400を表示部33に表示させる。この素材情報入力・照会メニュー画面400は、前述したブランクテープ情報の入力・照会を行うためのブランクテープ情報入力・照会処理、コンテンツ用テープ情報の入力・照会を行うためのコンテンツ用テープ情報入力・照会処理のうちいずれかを選択するための画面である。
【0130】
また、素材情報入力・照会メニュー画面400には、ブランクテープ情報入力・照会ボタン401、コンテンツ用テープ情報入力・照会ボタン402およびメニューボタン403が表示されている。ブランクテープ情報入力・照会ボタン401は、ブランクテープ情報入力・照会処理を選択するためのボタンである。コンテンツ用テープ情報入力・照会ボタン402は、コンテンツ用テープ情報入力・照会処理を選択するためのボタンである。メニューボタン403は、ライブラリメインメニュー画面300(図26参照)に画面遷移するためのボタンである。
【0131】
図12に示したステップSB2では、素材情報入力・照会処理部37は、ブランクテープ情報入力・照会ボタン401が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSB5では、素材情報入力・照会処理部37は、ブランクテープ情報入力・照会処理を実行する。
【0132】
この場合、ステップSB2の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSB3では、素材情報入力・照会処理部37は、コンテンツ用テープ情報入力・照会ボタン402が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSB6では、素材情報入力・照会処理部37は、コンテンツ用テープ情報入力・照会処理を実行する。
【0133】
この場合、ステップSB3の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSB4では、素材情報入力・照会処理部37は、メニューボタン403が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、素材情報入力・照会処理部37は、図11に示したルーチンに戻る。この場合、ステップSB4の判断結果が「No」であるものとすると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSB2〜ステップSB4の各判断を繰り返す。
【0134】
ここで、ライブラリ管理担当者が図1に示した新規のテープ110s(ブランクテープ)に関するブランクテープ情報を登録する場合について説明する。この場合、ライブラリ管理担当者は、入力部32を用いて、図27に示したブランクテープ情報入力・照会ボタン401を押下する。これにより、素材情報入力・照会処理部37は、図12に示したステップSB2の判断結果を「Yes」とする。
【0135】
ステップSB5では、素材情報入力・照会処理部37は、ブランクテープ情報入力・照会処理を実行する。すなわち、図13に示したステップSC1では、素材情報入力・照会処理部37は、図28に示したブランクテープリスト画面500を表示部33に表示させる。このブランクテープリスト画面500は、ブランクテープ情報データベース200(図4参照)に格納済みのブランクテープに関するブランクテープ情報のリストを検索・表示するとともに、新規のブランクテープのブランクテープ情報を登録するための画面である。
【0136】
このブランクテープリスト画面500には、検索条件入力欄501、検索ボタン502、ブランクテープ情報表示欄503、新規ボタン504および戻るボタン505が表示されている。検索条件入力欄501は、ブランクテープ情報データベース200(図4参照)から所望のブランクテープ情報を検索するための検索条件(検索キー)を入力するための欄である。
【0137】
検索条件としては、「Tape No.」、「テープタイトル」、「テープ規格」、「テープ尺」が挙げられる。検索ボタン502は、検索条件に基づいて、ブランクテープ情報データベース200内の検索を開始するためのボタンである。ブランクテープ情報表示欄503は、検索結果を表示するための欄である。新規ボタン504は、新規のブランクテープに関するブランクテープ情報を登録するためのボタンである。戻るボタン505は、前画面に画面遷移させるためのボタンである。
【0138】
図13に示したステップSC2では、素材情報入力・照会処理部37は、新規ボタン504が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSC3では、素材情報入力・照会処理部37は、検索ボタン502が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、ステップSC2以降の判断を繰り返す。
【0139】
ここで、ライブラリ管理担当者により、新規ボタン504が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSC2の判断結果を「Yes」とする。ステップSC6では、素材情報入力・照会処理部37は、図29に示したブランクテープ情報入力画面600を表示部33に表示させる。
【0140】
このブランクテープ情報入力画面600は、ブランクテープ情報を入力するための画面である。ブランクテープ情報入力画面600には、ブランクテープ情報入力欄601、保存ボタン602および戻るボタン603が表示されている。
【0141】
ブランクテープ情報入力欄601は、当該ブランクテープに関するブランクテープ情報、すなわち「Tape No.」、「テープタイトル」、「テープ規格」、「テープ尺」および「備考」をそれぞれ入力するための欄である。なお、「Tape No.」は、自動採番される。保存ボタン602は、ブランクテープ情報入力欄601に入力されたブランクテープ情報をブランクテープ情報データベース200(図4参照)に格納するためのボタンである。
【0142】
図13に示したステップSC7では、ブランクテープ情報入力処理が実行される。すなわち、ライブラリ管理担当者は、入力部32を用いて、図29に示したブランクテープ情報入力欄601の各入力欄にブランクテープ情報をそれぞれ入力した後、保存ボタン602を押下する。これにより、素材情報入力・照会処理部37は、入力されたブランクテープ情報をブランクテープ情報データベース200(図4参照)に格納する。ここで、同一種類の複数のブランクテープを登録する場合には、一つのブランクテープの情報を登録した後、ブランクテープの本数を入力すればよい。
【0143】
また、図28に示したブランクテープリスト画面500にブランクテープリストを表示させる場合、ライブラリ管理担当者は、入力部32を用いて検索条件入力欄501の各入力欄に検索条件を入力した後、検索ボタン502を押下する。これにより、素材情報入力・照会処理部37は、図13に示したステップSC3の判断結果を「Yes」とする。
【0144】
ステップSC4では、素材情報入力・照会処理部37は、検索処理を実行する。すなわち、素材情報入力・照会処理部37は、上記検索条件をキーとして、ブランクテープ情報データベース200(図4参照)内を検索した後、検索結果をブランクテープ情報表示欄503に表示させる。
【0145】
ステップSC5では、素材情報入力・照会処理部37は、戻るボタン505が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、ステップSC2以降の判断を繰り返す。この場合、戻るボタン505が押下されたものとすると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSC5の判断結果を「Yes」として、図11に示したルーチンに戻る。
【0146】
つぎに、ライブラリ管理担当者は、コンテンツ用テープ情報を入力・照会すべく、図27に示したコンテンツ用テープ情報入力・照会ボタン402を押下する。これにより、素材情報入力・照会処理部37は、図12に示したステップSB3の判断結果を「Yes」とする。ステップSB6では、素材情報入力・照会処理部37は、コンテンツ用テープ情報入力・照会処理を実行する。
【0147】
すなわち、図14に示したステップSD1では、素材情報入力・照会処理部37は、図30に示したコンテンツ用テープリスト画面700を表示部33に表示させる。このコンテンツ用テープリスト画面700は、コンテンツが記録されたテープ(コンテンツ用テープ)のリストの表示、ブランクテープ(またはリサイクルテープ)からコンテンツ用テープへの変換、新規のコンテンツ用テープの登録を行うための画面である。ここでいう変換とは、ブランクテープ(またはリサイクルテープ)にコンテンツが記録されることにより、当該ブランクテープ(またはリサイクルテープ)がコンテンツ用テープになることをいう。
【0148】
このコンテンツ用テープリスト画面700には、検索条件入力欄701、検索ボタン702、コンテンツ用テープリスト表示欄703、テープ種別変換ボタン704、新規テープ登録ボタン705および戻るボタン706が表示されている。
【0149】
検索条件入力欄701は、図5に示したコンテンツ用テープ情報データベース210からコンテンツ用テープ情報を検索する際の検索条件(検索キー)を入力するための欄である。検索条件としては、「テープNo.」、「テープ規格」、・・・、「テープ種別」、「ジャンル」、「放映期間」が挙げられる。
【0150】
検索ボタン702は、上記検索を開始するためのボタンである。コンテンツ用テープリスト表示欄703は、検索結果を表示するための欄である。テープ種別変換ボタン704は、ブランクテープ(またはリサイクルテープ)をコンテンツ用テープに変換するためのボタンである。新規テープ登録ボタン705は、新規のコンテンツ用テープに関するコンテンツ用テープ情報をコンテンツ用テープ情報データベース210に登録するためのボタンである。戻るボタン706は、前画面に遷移させるためのボタンである。
【0151】
図14に示したステップSD2では、素材情報入力・照会処理部37は、検索ボタン702が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSD3では、素材情報入力・照会処理部37は、テープ種別変換ボタン704が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0152】
ステップSD4では、素材情報入力・照会処理部37は、新規テープ登録ボタン705が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSD5では、素材情報入力・照会処理部37は、戻るボタン706が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、ステップSD2以降の各判断を繰り返す。
【0153】
ここで、ライブラリ管理担当者により、検索条件入力欄701の各検索条件が入力された後、検索ボタン702が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSD2の判断結果を「Yes」とする。ステップSD6では、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSD2で入力された検索条件をキーとして、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)を検索した後、検索結果をコンテンツ用テープリスト表示欄703に表示する。
【0154】
また、先に登録済みのブランクテープ(図1:テープ110s)をコンテンツ用テープとして登録する場合、ライブラリ管理担当者は、テープ種別変換ボタン704を押下する。これにより、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSD3の判断結果を「Yes」とする。ステップSD7では、素材情報入力・照会処理部37は、テープ情報新規登録処理を実行する。
【0155】
すなわち、図15に示したステップSE1では、素材情報入力・照会処理部37は、テープ番号(この場合、テープ110s のテープ番号)の入力欄およびOKボタンが表示されたテープ番号入力画面(図示略)を表示部33に表示させる。ステップSE2では、素材情報入力・照会処理部37は、上記OKボタンが押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0156】
ここで、ライブラリ管理担当者により、入力欄にテープ番号が入力された後、OKボタンが押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSE2の判断結果を「Yes」とする。ステップSE3では、素材情報入力・照会処理部37は、図31に示したコンテンツ用テープ情報入力欄801を表示部33に表示させる。
【0157】
このコンテンツ用テープ情報入力画面800は、コンテンツ用テープ情報を入力するための画面である。このコンテンツ用テープ情報入力画面800には、コンテンツ用テープ情報入力欄801、コンテンツリストボタン802、所有ボタン803、保存ボタン804および戻るボタン805が表示されている。
【0158】
コンテンツ用テープ情報入力欄801は、コンテンツ用テープ情報としての「Tape No.」、「テープ種別」、「テープ尺」、「保管場所(ラックNo.)」(図1に示したテープ保管棚1501 〜150m のいずれかに対応する保管場所番号)、・・・、「消去可能日」を入力するためのボタンである。
【0159】
コンテンツリストボタン802は、コンテンツリスト画面900(図32)を参照するためのボタンである。コンテンツリスト画面900は、コンテンツリストの情報の検索、表示を行うための画面である。このコンテンツリスト画面900には、検索条件入力欄901、検索ボタン902、コンテンツリスト表示欄903、選択ボタン904および戻るボタン905が表示されている。図31に戻り、所有ボタン803は、前述した借入れ情報を登録するためのボタンである。保存ボタン804は、入力されたコンテンツ用テーブル情報をコンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)に格納するためのボタンである。戻るボタン805は、前画面に遷移させるためのボタンである。
【0160】
図15に示したステップSE4では、素材情報入力・照会処理部37は、コンテンツリストボタン802(図31参照)が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSE5では、素材情報入力・照会処理部37は、図32に示したコンテンツリスト画面900を表示部33に表示させる。
【0161】
これにより、ライブラリ管理担当者は、検索条件入力欄901に検索条件を入力した後、検索ボタン902を押下し、コンテンツリスト表示欄903に検索結果を表示させる。ステップSE6では、素材情報入力・照会処理部37は、選択ボタン904によりコンテンツリスト表示欄903の中からいずれかのコンテンツ用テープ情報が選択されたか否かを判断する。
【0162】
ステップSE6の判断結果が「No」である場合、ステップSE7では、素材情報入力・照会処理部37は、戻るボタン905が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、ステップSE5〜ステップSE7を繰り返す。なお、ステップSE7の判断結果が「Yes」である場合、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSE8の判断を行う。
【0163】
そして、ステップSE6の判断結果が「Yes」になると、ステップSE10では、素材情報入力・照会処理部37は、選択されたコンテンツ用テープ情報を当該テープに関する情報として選択する。ステップSE8では、素材情報入力・照会処理部37は、図31に示した保存ボタン804が押下されたか否かを判断する。
【0164】
ここで、保存ボタン804が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSE8の判断結果を「Yes」とする。ステップSE11では、素材情報入力・照会処理部37は、上記コンテンツ用テープ情報をコンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)に登録した後、図14に示したルーチンに戻る。
【0165】
一方、ステップSE8の判断結果が「No」である場合、ステップSE9では、戻るボタン805(図31参照)が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、ステップSE1以降の処理を実行する。
【0166】
図14に示したステップSD9では、素材情報入力・照会処理部37は、図31に示した所有ボタン803が押下されたか否かを判断する。ここで、所有ボタン803が押下されたものとすると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSD9の判断結果を「Yes」とする。ステップSD10では、素材情報入力・照会処理部37は、借入情報登録処理を実行する。
【0167】
すなわち、図17に示したステップSG1では、素材情報入力・照会処理部37は、図34に示した借入れ情報入力画面1100を表示部33に表示させる。この借入れ情報入力画面1100には、借入れ情報入力欄1101およびOKボタン1102が表示されている。ライブラリ管理担当者は、入力部32を用いて、借入れ情報入力欄1101に、借入れ情報としての「借受け日」、「担当者」、「取引先担当者」、「TEL」、「会社名」および「返却予定日」をそれぞれ入力する。
【0168】
図17に示したステップSG2では、素材情報入力・照会処理部37は、OKボタン1102(図34参照)が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ここで、ライブラリ管理担当者によりOKボタン1102が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSG2の判断結果を「Yes」とする。ステップSG3では、素材情報入力・照会処理部37は、借入れ情報入力欄1101に入力された借入れ情報を図7に示した借入れ情報データベース230に登録した後、図11に示したルーチンに戻る。
【0169】
また、ライブラリ管理担当者により、図30に示した新規テープ登録ボタン705が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、図14に示したステップSD4の判断結果を「Yes」とする。ステップSD8では、素材情報入力・照会処理部37は、新規テープ登録処理を実行する。
【0170】
すなわち、図16に示したステップSF1では、素材情報入力・照会処理部37は、図33に示したテープ種別登録画面1000を表示部33に表示させる。このテープ種別登録画面1000は、当該新規テープの種別を入力するための画面である。このテープ種別登録画面1000には、テープ種別を選択入力するためのテープ種別セレクトボックス1001、OKボタン1002およびキャンセルボタン1003が表示されている。
【0171】
ステップSF2では、素材情報入力・照会処理部37は、上記OKボタン1002が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。ここで、ライブラリ管理担当者が、テープ種別セレクトボックス1001よりテープ種別を選択した後、OKボタン1002を押下すると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSF2の判断結果を「Yes」とする。
【0172】
ステップSF3では、素材情報入力・照会処理部37は、図31に示したコンテンツ用テープ情報入力画面800を表示部33に表示させる。ステップSF4では、素材情報入力・照会処理部37は、保存ボタン804が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSF5では、素材情報入力・照会処理部37は、戻るボタン805が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、ステップSF4の判断を行う。
【0173】
ここで、ライブラリ管理担当者により、コンテンツ用テープ情報入力欄801にコンテンツ用テープ情報が入力されるか、または、図32に示したコンテンツリスト表示欄903からコンテンツ用テープ情報が選択ボタン904により選択された後、保存ボタン804が押下されると、素材情報入力・照会処理部37は、ステップSF4の判断結果を「Yes」とする。
【0174】
ステップSF6では、素材情報入力・照会処理部37は、上記コンテンツ用テープ情報をコンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)に登録した後、図14に示したルーチンに戻り、前述したステップSD9の判断を行う。
【0175】
この時点で、コンテンツ用テープ情報の登録が完了となり、ライブラリ管理担当者は、図1に示したテープバーコード80s、番号ラベル90s、タイトルラベル100sを発行するための操作を行う。具体的には、ライブラリ管理担当者は、入力部32より所定の操作指示を行う。これにより、バーコード関連制御部34は、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)を参照して、バーコード発行対象のテープに関するコンテンツ用テープ情報を取得する。
【0176】
つぎに、バーコード関連制御部34は、コンテンツ用テープ情報を印刷部70へ出力する。これにより、印刷部70は、テープバーコード80s(図3(a)参照)、番号ラベル90s(図3(b)参照)およびタイトルラベル100s(図3(c)参照)をそれぞれ印刷する。そして、ライブラリ管理担当者は、これらのテープバーコード80s、番号ラベル90sおよびタイトルラベル100sをテープ110s に貼着する。
【0177】
つぎに、ライブラリ管理担当者は、コンテンツ用テープ情報から得られる保管場所の情報に基づいて、例えば、テープ保管棚1503(保管場所番号「0000000003」)まで移動した後、テープ110s をテープ保管棚1503 に保管する。つぎに、ライブラリ管理担当者は、ハンディ型バーコードリーダ60により場所バーコード1603 をスキャンした後、タイトルラベル100s に貼着されているテープバーコード80s をハンディ型バーコードリーダ60によりスキャンし、図示しない入庫ボタンを押下する。
【0178】
これにより、ハンディ型バーコードリーダ60からは、両バーコードの読み取り結果および入庫信号が無線を介して、無線インタフェース部35(図2参照)へ送信される。これにより、バーコード関連制御部34は、当該テープ110s が入庫されたものと認識する。
【0179】
また、ライブラリ10内のテープの内容を消去またはテープを廃棄する場合、ライブラリ管理担当者は、図26に示したテープ処理出力ボタン302を押下する。これにより、テープ処理出力処理部38は、図11に示したステップSA2の判断結果を「Yes」とする。ステップSA5では、テープ処理出力処理部38は、テープ処理出力処理を実行する。
【0180】
すなわち、図18に示したステップSH1では、テープ処理出力処理部38は、図35に示した消去/廃棄テープリスト画面1200を表示部33に表示させる。この消去/廃棄テープリスト画面1200は、ライブラリ10内のテープの内容を消去または廃棄するための画面である。消去/廃棄テープリスト画面1200には、検索条件入力欄1201、検索ボタン1202、消去/廃棄テープリスト表示欄1203、消去/廃棄確認ボタン1204およびメニューボタン1205が表示されている。
【0181】
検索条件入力欄1201は、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)から消去/廃棄対象のコンテンツ用テープ情報を検索する際の検索条件(検索キー)を入力するための欄である。この検索条件としては、「テープNo.」、「番組タイトル」、・・・、「ジャンル」、「タイプ」および「条件セット」が挙げられる。検索ボタン1202は、入力された検索条件(検索キー)に従って、検索を開始するためのボタンである。
【0182】
ここで、上記「条件セット」は、テープの廃棄条件または消去条件を選択するためのものである。ここで、テープの廃棄条件および消去条件の一例を以下に列挙する。
(テープの廃棄条件)
・オリジナルテープ:放映期限切れ、廃棄・リサイクル対象アナログテープ
・オリジナルテープ:放映期限切れ、廃棄・リサイクル対象デジタルテープ
・オリジナルテープ:放映期限切れ、廃棄・リサイクル対象デジタルβテープ
・オンエアテープ:放映期限切れ、リサイクル対象デジタルβテープ
・オンエアテープ:初回放送から3年以上経過したテープ
(テープの消去条件)
・全テープ:基準日>削除可能日
【0183】
消去/廃棄テープリスト表示欄1203は、検索結果を表示するための欄である。消去/廃棄確認ボタン1204は、消去/廃棄テープリスト表示欄1203の中から選択されたテープに関して、消去/廃棄の確認を行うためのボタンである。メニューボタン1205は、ライブラリメインメニュー画面300(図26参照)に画面遷移させるためのボタンである。
【0184】
図18に示したステップSH2では、テープ処理出力処理部38は、検索ボタン1202(図35参照)が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。そして、ライブラリ管理担当者により、検索条件入力欄1201に検索条件が入力された後、検索ボタン1202が押下されると、テープ処理出力処理部38は、ステップSH2の判断結果を「Yes」とする。
【0185】
ステップSH3では、テープ処理出力処理部38は、上記検索条件をキーとして、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)を検索した後、検索結果を消去/廃棄テープリスト表示欄1203に表示させる。ステップSH4では、ライブラリ管理担当者は、消去/廃棄処理を行うか否かを判断する。この判断結果が「No」である場合、ステップSH5では、テープ処理出力処理部38は、メニューボタン1205が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、ステップSH2以降の判断を行う。
【0186】
一方、ステップSH4の判断結果が「Yes」である場合、ステップSH6では、テープ処理出力処理部38は、消去/廃棄処理を実行する。すなわち、図19に示したステップSI1では、テープ処理出力処理部38は、ライブラリ管理担当者により、消去/廃棄テープリスト表示欄1203の中から消去/廃棄対象のテープが選択されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、同判断を繰り返す。
【0187】
そして、ライブラリ管理担当者により、消去/廃棄テープリスト表示欄1203の中から消去または廃棄すべきテープを選択する。具体的には、ライブラリ管理担当者は、消去する場合、「消去」のチェックボックスにチェックを入れ、一方、廃棄する場合、「廃棄」のチェックボックスにチェックを入れる。ステップSI2では、テープ処理出力処理部38は、消去/廃棄確認ボタン1204が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0188】
そして、ライブラリ管理担当者により、消去/廃棄確認ボタン1204が押下されると、テープ処理出力処理部38は、ステップSI2の判断結果を「Yes」とする。ステップSI3では、テープ処理出力処理部38は、図36に示した消去/廃棄テープ確認画面1300を表示部33に表示させる。この消去/廃棄テープ確認画面1300は、ライブラリ管理担当者により選択された消去/廃棄すべきテープを確認させるための画面である。
【0189】
消去/廃棄テープ確認画面1300には、選択されたテープの情報を表示するための消去/廃棄テープ情報表示欄1301と、消去/廃棄を実行するための消去/廃棄ボタン1302とが表示されている。なお、テープ処理出力処理部38は、図5に示したコンテンツ用テープ情報データベース210の「消去可」、「消去不可」、「消去可能日」をチェックして、消去できないテープが選択された場合、その旨をエラー表示させる。また、廃棄についても、テープ処理出力処理部38は、テープの使用年数が、予め設定されたしきい値を超えた場合に、廃棄を許可する。
【0190】
ステップSI4では、テープ処理出力処理部38は、消去/廃棄ボタン1302が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断結果を繰り返す。そして、ライブラリ管理担当者により、消去/廃棄ボタン1302が押下されると、テープ処理出力処理部38は、ステップSI4の判断結果を「Yes」とする。
【0191】
ステップSI5では、テープ処理出力処理部38は、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)および貸借テープ情報データベース220(図6参照)から当該テープに対応するデータを削除する。また、テープ処理出力処理部38は、当該テープに関するテープ情報を印刷部70に印刷させた後、図11に示したルーチンへ戻る。これにより、ライブラリ管理担当者は、上記テープ情報に基づいて、消去/廃棄すべきテープを出庫した後、このテープに対して消去または廃棄の処理を実行する。ここで、消去されたテープ(オンエアテープ、オリジナルテープ)は、リサイクルテープとして再利用される。一方、廃棄されたテープは、再生工場にて新品のブランクテープまたは別の工業製品に再生される。
【0192】
つぎに、テープ貸借時の動作について説明する。ライブラリ管理担当者により、図26に示したテープ貸借情報入力・照会ボタン303が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、図11に示したステップSA3の判断結果を「Yes」とする。ステップSA6では、テープ貸借情報入力処理部39は、テープ貸借情報入力処理を実行する。
【0193】
すなわち、図20に示したステップSJ1では、テープ貸借情報入力処理部39は、図37に示した貸借テープリスト画面1400を表示部33に表示させる。この貸借テープリスト画面1400は、貸借テープ情報データベース220(図6参照)における検索条件の入力、検索結果の表示、その他、テープの貸借を行うための画面である。
【0194】
この貸借テープリスト画面1400には、検索条件入力欄1401、検索ボタン1402、貸借テープリスト表示欄1403、社内持出ボタン1404、社外貸出ボタン1405、借入情報登録ボタン1406、ライブラリ返却ボタン1407、社外返却ボタン1408、メニューボタン1409および戻るボタン1410が表示されている。
【0195】
検索条件入力欄1401は、貸借テープ情報データベース220(図6参照)における検索条件(検索キー)を入力するための欄である。検索条件としては、「Mat Id.」、「タイトル」、・・・、「ジャンル」が挙げられる。また、検索条件入力欄1401には、貸借条件として、前述した貸借ステータス、用途、返却予定日、社内担当者、社外担当者を入力するための貸借条件入力欄が表示されている。
【0196】
検索ボタン1402は、上記検索条件に従って、貸借テープ情報データベース220の検索を開始するためのボタンである。貸借テープリスト表示欄1403は、貸借テープ情報データベース220の検索結果を表示するための欄である。社内持出ボタン1404は、ライブラリ10から社内にテープを持ち出す際に押下されるボタンである。
【0197】
社外貸出ボタン1405は、ライブラリ10から社外にテープを貸し出す際に押下されるボタンである。借入情報登録ボタン1406は、供給会社からテープを借り入れした場合に押下されるボタンである。ライブラリ返却ボタン1407は、テープをライブラリ10に返却する際に押下されるボタンである。
【0198】
社外返却ボタン1408は、供給会社から借り入れしたテープを当該供給会社へ返却する際に押下されるボタンである。メニューボタン1409は、ライブラリメインメニュー画面300(図26参照)に画面遷移させるためのボタンである。戻るボタン1410は、前画面に画面遷移させるためのボタンである。
【0199】
図20に示したステップSJ2では、テープ貸借情報入力処理部39は、検索ボタン1402が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。ここで、ライブラリ管理担当者により、検索条件入力欄1401に検索条件が入力された後、検索ボタン1402が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSJ2の判断結果を「Yes」とする。
【0200】
ステップSJ3では、テープ貸借情報入力処理部39は、検索条件に従って貸借テープ情報データベース220(図6参照)を検索した後、検索結果を貸借テープリスト表示欄1403に表示させる。ステップSJ4では、テープ貸借情報入力処理部39は、社内持出ボタン1404が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0201】
ステップSJ5では、テープ貸借情報入力処理部39は、社外貸出ボタン1405が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSJ6では、テープ貸借情報入力処理部39は、ライブラリ返却ボタン1407が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSJ7では、テープ貸借情報入力処理部39は、借入情報登録ボタン1406が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0202】
ステップSJ8では、テープ貸借情報入力処理部39は、社外返却ボタン1408が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSJ9では、テープ貸借情報入力処理部39は、戻るボタン1410が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、ステップSJ2以降の判断を繰り返す。
【0203】
ここで、ライブラリ10から社内の担当者がテープを持ち出す場合について、説明する。この場合、社内担当者は、図1に示したテープ保管棚1501 から例えばテープ1101 を取り出し、ハンディ型バーコードリーダ60によりテープバーコード(図示略)をスキャンする。ハンディ型バーコードリーダ60からは、無線を介して、無線インタフェース部35へ読取データが出力される。
【0204】
これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、図37に示した社内持出ボタン1404、社外貸出ボタン1405を有効とする。つぎに、社内担当者は、入力部32を用いて、社内持出ボタン1404を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSJ4の判断結果を「Yes」とする。
【0205】
ステップSJ10では、テープ貸借情報入力処理部39は、社内持出処理を実行する。すなわち、図21に示したステップSK1では、テープ貸借情報入力処理部39は、図38に示した社内持出情報入力画面1500を表示部33に表示させる。この社内持出情報入力画面1500は、テープを社内に持ち出すために必要な社内持出情報を入力するための画面である。この社内持出情報入力画面1500には、社内持出情報入力欄1501、保存ボタン1502、貸借ステータス取消ボタン1503およびキャンセルボタン1504が表示されている。
【0206】
社内持出情報入力欄1501は、社内持出情報を入力するための欄である。この社内持出情報としては、「持出日」、「用途」、「担当者」、「返却予定日」および「返却日」が挙げられる。貸借ステータス取消ボタン1503は、テープの社内持出(貸借ステータス)を取り消す際に押下されるボタンである。キャンセルボタン1504は、社内持出情報入力欄1501の入力をキャンセルする際に押下されるボタンである。ここで、一実施の形態においては、放送日まで一週間以内の場合、ライブラリ10からのテープ貸し出しに関する警告が出る機能を備えている。
【0207】
ステップSK2では、テープ貸借情報入力処理部39は、保存ボタン1502が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSK3では、テープ貸借情報入力処理部39は、貸借ステータス取消ボタン1503が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、ステップSK2以降の判断を繰り返す。
【0208】
そして、社内担当者は、社内持出情報(「返却日」を除く)を社内持出情報入力欄1501に入力した後、保存ボタン1502を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSK2の判断結果を「Yes」とする。ステップSK4では、テープ貸借情報入力処理部39は、社内持出情報入力欄1501に入力された社内持出情報(「返却日」を除く)を社内持出情報データベース240(図8参照)に登録するとともに、「ポインタ」に対応する貸借テープ情報データベース220(図6参照)の「貸借ステータス」を社内持出とする。
【0209】
また、社内担当者により、貸借ステータス取消ボタン1503が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSK3の判断結果を「Yes」とする。ステップSK5では、テープ貸借情報入力処理部39は、取り消しを行うテープに対応する貸借テープ情報データベース220の「貸借ステータス」の社内持出を取り消す。
【0210】
つぎに、ライブラリ10から社外へテープを貸し出す場合について説明する。この場合、社内担当者は、図1に示したテープ保管棚1501 から例えばテープ1101 を取り出し、ハンディ型バーコードリーダ60によりテープバーコード(図示略)をスキャンする。ハンディ型バーコードリーダ60からは、無線を介して、無線インタフェース部35へ読取データが出力される。
【0211】
これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、前述した動作と同様にして、図37に示した社内持出ボタン1404、社外貸出ボタン1405を有効とする。つぎに、社内担当者は、入力部32を用いて、社外貸出ボタン1405を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSJ5の判断結果を「Yes」とする。
【0212】
ステップSJ11では、テープ貸借情報入力処理部39は、社外貸出処理を実行する。すなわち、図22に示したステップSL1では、テープ貸借情報入力処理部39は、図40に示した社外貸出情報入力画面1700を表示部33に表示させる。この社外貸出情報入力画面1700は、テープを社外に貸し出すために必要な社外貸出情報を入力するための画面である。この社外貸出情報入力画面1700には、社外貸出情報入力欄1701、保存ボタン1702、貸借ステータス取消ボタン1703およびキャンセルボタン1704が表示されている。
【0213】
社外貸出情報入力欄1701は、社外貸出情報を入力するための欄である。この社外貸出情報としては、「貸出日」、「担当者」、「返却予定日」、「返却日」、「貸出先担当者」、「TEL」および「会社名」が挙げられる。保存ボタン1702は、社外貸出情報を登録するためのボタンである。貸借ステータス取消ボタン1703は、テープの社外貸出(貸借ステータス)を取り消す際に押下されるボタンである。キャンセルボタン1704は社外貸出情報入力欄1701の入力をキャンセルする際に押下されるボタンである。
【0214】
ステップSL2では、テープ貸借情報入力処理部39は、保存ボタン1702が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSL3では、テープ貸借情報入力処理部39は、貸借ステータス取消ボタン1703が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、ステップSL2以降の判断を繰り返す。
【0215】
そして、社内担当者は、社外貸出情報(「返却日」を除く)を社外貸出情報入力欄1701に入力した後、保存ボタン1702を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSL2の判断結果を「Yes」とする。ステップSL4では、テープ貸借情報入力処理部39は、社外貸出情報入力欄1701に入力された社外貸出情報(「返却日」を除く)を社外貸出情報データベース260(図10参照)に登録するとともに、「ポインタ」に対応する貸借テープ情報データベース220(図6参照)の「貸借ステータス」を社外貸出とする。
【0216】
また、社内担当者により、貸借ステータス取消ボタン1703が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSL3の判断結果を「Yes」とする。ステップSL5では、テープ貸借情報入力処理部39は、取り消しを行うテープに対応する貸借テープ情報データベース220の「貸借ステータス」の社外貸出を取り消す。
【0217】
つぎに、社内持出または社外貸出されたテープをライブラリ10に返却する場合について説明する。この場合、社内担当者は、当該テープに貼着されているテープバーコードをハンディ型バーコードリーダ60によりスキャンする。つぎに、社内担当者は、返却すべきテープをライブラリ10に持ち込み、図37に示したライブラリ返却ボタン1407を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、図20に示したステップSJ6の判断結果を「Yes」とする。
【0218】
ステップSJ12では、テープ貸借情報入力処理部39は、ライブラリ返却処理を実行する。すなわち、図23に示したステップSM1では、テープ貸借情報入力処理部39は、ハンディ型バーコードリーダ60からの読取結果および貸借テープ情報データベース220(図6参照)に基づいて、当該テープが社内持出テープまたは社外貸出テープのいずれであるかを判断する。
【0219】
当該テープが社内持出テープである場合、ステップSM2では、テープ貸借情報入力処理部39は、図38に示した社内持出情報入力画面1500を表示部33に表示させる。ステップSM3では、社内担当者は、社内持出情報入力欄1501の「返却日」に返却日情報を入力する。ステップSM4では、テープ処理出力処理部38は、保存ボタン1502が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、同判断を繰り返す。
【0220】
そして、社内担当者により、保存ボタン1502が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSM4の判断結果を「Yes」とする。ステップSM5では、テープ貸借情報入力処理部39は、社内持出情報データベース240(図8参照)の「返却日」に返却日情報を登録するとともに、「ポインタ」に対応する貸借テープ情報データベース220(図6参照)の「返却日」にも返却日情報を登録する。
【0221】
一方、当該テープが社外貸出テープである場合、ステップSM6では、テープ貸借情報入力処理部39は、図40に示した社外貸出情報入力画面1700を表示部33に表示させる。ステップSM3では、社内担当者は、社外貸出情報入力欄1701の「返却日」に返却日情報を入力する。ステップSM4では、テープ処理出力処理部38は、保存ボタン1702が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、同判断を繰り返す。
【0222】
そして、社内担当者により、保存ボタン1702が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSM4の判断結果を「Yes」とする。ステップSM5では、テープ貸借情報入力処理部39は、社外貸出情報データベース260(図10参照)の「返却日」に返却日情報を登録するとともに、「ポインタ」に対応する貸借テープ情報データベース220(図6参照)の「返却日」にも返却日情報を登録する。
【0223】
また、社外(供給会社)からテープを借り入れした場合、社内担当者は、前述した入庫時のバーコードスキャン動作を経て、図37に示した借入情報登録ボタン1406を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、図20に示したステップSJ7の判断結果を「Yes」とする。ステップSJ13では、テープ貸借情報入力処理部39は、借入情報登録処理を実行する。すなわち、図24に示したステップSN1では、テープ貸借情報入力処理部39は、図39に示した借入情報入力画面1600を表示部33に表示させる。
【0224】
この借入情報入力画面1600は、供給会社からテープを借り入れした際の借入情報を入力するための画面である。この借入情報入力画面1600には、借入情報入力欄1601および保存ボタン1602が表示されている。借入情報入力欄1601は、借入情報としての「借入日」、「担当者」、「返却予定日」、「返却日」、「借入先担当者」、「TEL」および「会社名」を入力するための欄である。保存ボタン1602は、借入情報を借入情報データベース250(図9参照)に登録するためのボタンである。
【0225】
ステップSN2では、社内担当者は、図39に示した借入情報入力欄1601に借入情報(「返却日」を除く)を入力する。ステップSN3では、テープ貸借情報入力処理部39は、保存ボタン1602が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0226】
そして、社内担当者により、保存ボタン1602が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSN3の判断結果を「Yes」とする。ステップSN4では、テープ貸借情報入力処理部39は、入力された借入情報を借入情報データベース250(図9参照)に登録するとともに、「ポインタ」に対応する貸借テープ情報データベース220(図6参照)の「借入」にフラグを立てる。
【0227】
つぎに、上記借入れしたテープを社外に返却する場合について説明する。この場合、社内担当者は、前述した社内持出の際の返却におけるバーコードスキャン動作を経て、図37に示した社外返却ボタン1408を押下する。これにより、テープ貸借情報入力処理部39は、図20に示したステップSJ8の判断結果を「Yes」とする。ステップSJ14では、テープ貸借情報入力処理部39は、社外返却処理を実行する。
【0228】
すなわち、図25に示したステップSO1では、テープ貸借情報入力処理部39は、図39に示した借入情報入力画面1600を表示部33に表示させる。ステップSO2では、社内担当者は、借入情報入力欄1601の「返却日」に返却日情報を入力する。ステップSO3では、テープ処理出力処理部38は、保存ボタン1602が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、同判断を繰り返す。
【0229】
そして、社内担当者により、保存ボタン1602が押下されると、テープ貸借情報入力処理部39は、ステップSO3の判断結果を「Yes」とする。ステップSO4では、テープ貸借情報入力処理部39は、借入情報データベース250(図9参照)の「返却日」に返却日情報を登録するとともに、「ポインタ」に対応する貸借テープ情報データベース220(図6参照)の「返却日」にも返却日情報を登録する。
【0230】
なお、一実施の形態では、ブランクテープについても、前述した手法と同様にして、テープバーコードおよび番号ラベルが発行され、テープ保管棚群140に保管されるとともに、データベース管理される。
【0231】
つぎに、前述したライブラリ10における棚卸し作業時の動作について図41および図42を参照しつつ説明する。図41は、同一実施の形態の棚卸しにおけるハンディ型バーコードリーダ60の動作を説明するフローチャートである。図42は、図2に示した棚卸し処理部42の動作を説明するフローチャートである。
【0232】
この棚卸し作業は、例えば、月末に実行され、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)のテープおよび保管場所情報と、現実のライブラリ10におけるテープおよび保管場所との整合性を採るための作業である。
【0233】
棚卸し作業において、ライブラリ管理担当者は、ハンディ型バーコードリーダ60を把持した状態で、図1に示したテープ保管棚1501 の前に移動する。この状態で、図41に示したステップSP1では、ライブラリ管理担当者は、所定のキー操作により、ハンディ型バーコードリーダ60を棚卸しモードに設定する。
【0234】
これにより、ステップSP2では、ハンディ型バーコードリーダ60は、ディスプレイ(図示略)に文字列「場所バーコード入力」を表示させる。この文字列「場所コード入力」は、場所バーコード(例えば、場所バーコード1601 )の読み取りを促すための表示である。
【0235】
ステップSP3では、ハンディ型バーコードリーダ60は、場所バーコードを読み取ったか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。ここで、ライブラリ管理担当者の操作により、ハンディ型バーコードリーダ60で図1に示した(例えば、場所バーコード1601 )が読み取られると、ハンディ型バーコードリーダ60は、ステップSP3の判断結果を「Yes」とする。
【0236】
ステップSP4では、ハンディ型バーコードリーダ60は、場所バーコード1601 から得られる保管場所番号データをメモリ(図示略)に格納する。ステップSP5では、ハンディ型バーコードリーダ60は、ディスプレイ(図示略)に文字列「テープバーコード入力」を表示させる。この文字列「テープバーコード入力」は、テープ保管棚に保管済みのテープに貼着されているテープバーコードの読み取りを促すための表示である。
【0237】
ステップSP6では、ハンディ型バーコードリーダ60は、テープバーコードを読み取ったか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。ここで、ライブラリ管理担当者の操作により、ハンディ型バーコードリーダ60で、テープ保管棚1501 に保管済みのテープ1101 に貼着されているテープバーコード(図示略)が読み取られると、ハンディ型バーコードリーダ60は、ステップSP6の判断結果を「Yes」とする。
【0238】
ステップSP7では、ハンディ型バーコードリーダ60は、ステップSP4で格納された保管場所番号データに対応付けて、上記テープバーコードから得られるテープ番号をメモリ(図示略)に格納する。ステップSP8では、ハンディ型バーコードリーダ60は、棚卸し処理部43からのデータファイル自動取り込み要求があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0239】
ステップSP9では、ハンディ型バーコードリーダ60は、別のテープ保管棚の棚卸しを実施するためのファンクションキー(図示略)が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」としてステップSP6の判断を行う。以後、テープ保管棚1501 に保管されているテープの全てに関して、ステップSP6〜ステップSP9までの棚卸し処理が実行される。
【0240】
そして、テープ保管棚1501 の棚卸し作業が終了すると、ライブラリ管理担当者は、つぎのテープ保管棚1502 の棚卸し作業を実行すべく、ファンクションキーを押下する。これにより、ハンディ型バーコードリーダ60は、ステップSP9の判断結果を「Yes」とする。以後、ステップSP2以降では、テープ保管棚1502 〜150m までの棚卸し作業が順次実行される。
【0241】
一方、図42に示したステップSQ1では、棚卸し処理部42は、ライブラリ管理担当者により、データファイル自動取り込み要求が有るか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。そして、最後のテープ保管棚150m の棚卸し作業が終了すると、ライブラリ管理担当者は、入力部32を用いてデータファイル自動取り込みを要求する。
【0242】
これにより、棚卸し処理部42は、ステップSQ1の判断結果を「Yes」とする。ステップSQ2では、棚卸し処理部42は、無線インタフェース部35を介して、ハンディ型バーコードリーダ60との接続を確立する。ステップSQ3では、棚卸し処理部43は、ハンディ型バーコードリーダ60からのファイルの取り込み処理を実行する。
【0243】
これにより、ハンディ型バーコードリーダ60は、図41に示したステップSP8の判断結果を「Yes」とする。ステップSP10では、ハンディ型バーコードリーダ60は、ライブラリ管理担当者により、ファイル転送キー(図示略)が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0244】
ここで、ライブラリ管理担当者により、ファイル転送キーが押下されると、ハンディ型バーコードリーダ60は、ステップSP10の判断結果を「Yes」とする。ステップSP11では、ハンディ型バーコードリーダ60は、メモリに格納されている複数組の保管場所番号データおよびテープ番号データをファイルとして無線インタフェース部35へ転送する。
【0245】
これにより、図42に示したステップSQ4では、棚卸し処理部42は、ハンディ型バーコードリーダ60からのファイル(複数組の保管場所番号データおよびテープ保管場所番号データ)をメモリ(図示略)に格納する。ステップSQ5では、棚卸し処理部42は、メモリから1組の保管場所番号データおよびテープ保管場所番号データを読み込む。
【0246】
ステップSQ6では、棚卸し処理部42は、ステップSQ5で読み込んだテープ番号データおよび保管場所番号データをキーとして、コンテンツ用テープ情報データベース210(図5参照)を照会する。ステップSQ7では、棚卸し処理部42は、ステップSQ5で読み込んだテープ保管場所番号およびテープ番号データと、照会結果におけるテープ保管場所番号およびテープ番号データとが一致するか否かを判断する。
【0247】
ここで、両者が一致する場合には、ライブラリ10において、当該テープが正規のテープ保管棚に保管されていることを意味している。一方、テープ保管場所番号が異なる場合には、当該テープが、本来保管されることがない別のテープ保管棚に保管されていることを意味している。
【0248】
この場合、ステップSQ7の判断結果が「Yes」であるものとすると、ステップSQ8では、ハンディ型バーコードリーダ60は、ステップSQ5で読み込まれた1組のデータが最終データであるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、ステップSQ5以降では、つぎの組のデータに関する照会処理が繰り返し実行される。
【0249】
ここで、ステップSQ7の判断結果が「Yes」である場合、すなわち、当該テープが、本来保管されることがない別のテープ保管棚に保管されている場合、ステップSQ9では、ハンディ型バーコードリーダ60は、コンテンツ用テープ情報データベース210の保管場所番号データを、ステップSQ5で読み込まれたテープ保管場所番号データ(最新データ)に更新する。これにより、データベース上の保管場所と実際の保管場所との整合性が採られる。従って、棚卸し作業では、テープの所在確認精度が向上する。
【0250】
以上説明したように、一実施の形態によれば、ライブラリ管理部30により、テープの資産管理、コンテンツ毎に束ねられたテープの管理、貸借管理、テープの保管場所の管理、テープの消去/廃棄管理、テープの再利用の管理を有機的に実行できる。
【0251】
すなわち、図43に示したように、一実施の形態では、各種テープ(オリジナルテープ、オンエアテープ、ブランクテープ)に関するバーコード(テープバーコード、場所バーコード)の発行→入庫→貸出というプロセスを経て、オンエアテープ(オリジナルテープ)の消去により、これらのテープがリサイクルテープとして再利用される。一方、廃棄条件を満たすオンエアテープ(オリジナルテープ)については、廃棄された後、再生工場により新品テープに再生される。
【0252】
つまり、一実施の形態では、前述した管理が徹底されるため、図43に示したようなリサイクルの仕組みを有効に機能させることができるのである。なお、同図に示したリサイクルテープにおいては、消去前のオリジナルテープ(またはオンエアテープ)に既に貼着されているテープバーコードが剥がされることなく、流用される。従って、一実施の形態では、テープが廃棄されるまでの間、同一のテープバーコードがリサイクルにより繰り返し使用される。
【0253】
具体的には、一実施の形態によれば、コンテンツ用テープ情報データベース210に「保管場所」の情報、「Tape No.」の情報を登録しておき、入庫時に、テープバーコードおよび場所バーコードの読み取り結果とコンテンツ用テープ情報データベース210とに基づいて、入庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、保管場所の間違い、保管し忘れ等のケアレスミスを防止することができ、入庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0254】
また、一実施の形態によれば、コンテンツ用テープ情報データベース210に登録された「保管場所」の情報に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させるようにしたので、ユーザが正確な情報により入庫等を行うことができるため、入庫に伴うケアレスミスの発生をさらに防止することができる。
【0255】
また、一実施の形態によれば、出庫する際にテープバーコードを読み取り、この読取結果とコンテンツ用テープ情報データベース210に登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、出庫ミスを防止することができ、出庫管理の効率、検索性を高めることができる。
【0256】
また、一実施の形態によれば、コンテンツ用テープ情報データベース210に、コンテンツとテープとの対応関係を表す対応関係の情報を登録しておき、この対応関係をユーザに閲覧させるようにしたので、コンテンツと複数のテープ(マルチリール)とを一体(コンテンツ数:1に対してテープ数:n)にかつ正確に管理することができ、コンテンツ管理効率を高めることができる。
【0257】
また、一実施の形態によれば、テープの貸借状態を表す貸借ステータスをユーザに閲覧させるようにしたので、テープがどのような貸借の状態にあるかを一目瞭然でユーザに認識させることができ、むやみにテープを探すという無駄を回避することができる。
【0258】
また、一実施の形態によれば、貸借元の情報をユーザに閲覧させるようにしたので、テープの貸出し先、借入れ先をユーザが一目で知ることができるため、テープの紛失を防止することができる。
【0259】
また、一実施の形態によれば、コンテンツの消去またはテープの廃棄のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、消去または廃棄してもよいテープとそうでないテープとを明確にすることができる。従って、一実施の形態によれば、テープの廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができるとともに、テープの廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができる。
【0260】
また、一実施の形態によれば、テープバーコード80s 、場所バーコード1601 等をハンディ型バーコードリーダ60により読み取るようにしたので、ユーザのオペレーション効率を高めることができる。
【0261】
また、一実施の形態によれば、テープバーコード80s に対応する番号ラベル90s をテープ110s に貼着するようにしたので、この番号ラベル90s によりユーザが目視でテープ識別子を確認することができるため、さらにケアレスミスを防止することができる。
【0262】
また、一実施の形態によれば、コンテンツが記録されたテープに加えて、いずれのコンテンツも記録されていないブランクテープに対しても、テープバーコードを発行するようにしたので、従来、手つかずであったブランクテープの資産管理の効率を高めることができる。
【0263】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0264】
例えば、前述した一実施の形態においては、前述したライブラリ管理機能を実現するためのライブラリ管理プログラムを図44に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体1900に記録して、この記録媒体1900に記録されたライブラリ管理プログラムを同図に示したコンピュータ1800に読み込ませ、実行することにより、ライブラリ管理に関する一連の処理を実行するようにしてもよい。
【0265】
同図に示したコンピュータ1800は、上記ライブラリ管理プログラムを実行するCPU1810と、キーボード、マウス等の入力装置1820と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)1830と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)1840と、記録媒体1900からライブラリ管理プログラムを読み取る読取装置1850と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置1860と、各部を接続するバスBUとから構成されている。
【0266】
CPU1810は、読取装置1850を経由して記録媒体1900に記録されているライブラリ管理プログラムを読み込んだ後、ライブラリ管理プログラムを実行することにより、前述した、ライブラリ管理に関する一連の処理を実行する。なお、記録媒体1900には、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク等の可搬型の記録媒体が含まれることはもとより、ネットワークのようにデータを一時的に記録保持するような伝送媒体も含まれる。
【0267】
また、前述した一実施の形態では、例えば、初回放送から3年以上経過したテープを廃棄するという廃棄条件について説明した。この廃棄条件では、テープの劣化状態に関わらず3年以上経過で一律にテープが廃棄されてしまう。従って、この場合には、まだ再利用可能なテープを廃棄してしまうという事態が発生し、再利用率の低下、コストアップ等の問題が生じる。
【0268】
これらの問題を回避するために、一実施の形態では、テープの劣化状態を定量的に診断するためのテープ劣化診断装置をライブラリ管理部30に実装するようにしてもよい。具体的には、テープ劣化診断装置では、以下の劣化状態が診断される。
【0269】
(劣化状態項目)
(1)テープ走行方向についた長手傷
(2)ビデオヘッドによりテープ斜め方向についたスキャン傷
(3)エッジダメージ(テープエッジ部の変形、欠損)
【0270】
この場合には、テープ劣化診断装置により、廃棄候補のテープに対して劣化診断を実行し、上記劣化状態項目のうち、少なくとも一つに該当する当該テープが廃棄される。一方、劣化状態項目に該当しないテープは、再利用可能と判断され、廃棄候補から外される。このように、テープ劣化診断装置を用いた場合には、テープの再利用率をさらに高めることができ、テープ経費の低コスト化を図ることができる。
【0271】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子の情報と、複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子の情報とをデータベースに登録しておき、記録媒体をライブラリに入庫する際に、保管場所識別子および記録媒体識別子の読取結果とデータベースの情報とに基づいて、入庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、保管場所の間違い、保管し忘れ等のケアレスミスを防止することができ、入庫管理の効率、検索性を高めることができるという効果を奏する。
【0272】
また、本発明によれば、データベースに登録された保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させるようにしたので、ユーザが正確な情報により入庫等を行うことができるため、入庫に伴うケアレスミスの発生をさらに防止することができるという効果を奏する。
【0273】
また、本発明によれば、ライブラリから記録媒体を出庫する際に記録媒体識別子を読み取り、この読取結果とデータベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うようにしたので、従来の台帳ベース管理に比べて、出庫ミスを防止することができ、出庫管理の効率、検索性を高めることができるという効果を奏する。
【0274】
また、本発明によれば、コンテンツと記録媒体との対応関係を表す対応関係情報をデータベースに登録しておき、この対応関係情報をユーザに閲覧させるようにしたので、コンテンツと記録媒体とを一体にかつ正確に管理することができ、コンテンツ管理効率を高めることができるという効果を奏する。
【0275】
また、本発明によれば、記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力し、この貸借情報をユーザに閲覧させるようにしたので、記録媒体がどのような貸借の状態にあるかを一目瞭然でユーザに認識させることができ、むやみに記録媒体を探すという無駄を回避することができるという効果を奏する。
【0276】
また、本発明によれば、貸借情報に貸借元の情報も含ませるようにしたので、記録媒体の貸出し先、借入れ先をユーザが一目で知ることができるため、記録媒体の紛失を防止することができるという効果を奏する。
【0277】
また、本発明によれば、予め設定される条件を満たし廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、廃棄してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができる。
【0278】
また、本発明によれば、予め設定される条件を満たし廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させるようにしたので、廃棄してもよい記録媒体とそうでない記録媒体とを明確にすることができ、記録媒体の廃棄によるライブラリの有効活用や廃棄テープのリサイクル化に貢献することができる。
【0279】
また、本発明によれば、保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、このバーコードをバーコードリーダにより読み取るようにしたので、ユーザのオペレーション効率を高めることができるという効果を奏する。
【0280】
また、本発明によれば、記録媒体識別子に対応する数値ラベルを記録媒体に設けるようにしたので、この数値ラベルによりユーザが目視で記録媒体識別子を確認することができるため、さらにケアレスミスを防止することができるという効果を奏する。
【0281】
また、本発明によれば、コンテンツが記録された記録媒体に加えて、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行するようにしたので、従来、手つかずであった空の記録媒体の資産管理の効率を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したライブラリ管理部30の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したテープバーコード80s、番号ラベル90s およびタイトルラベル100s の一例を示す図である。
【図4】図2に示したブランクテープ情報データベース200の一例を示す図である。
【図5】図2に示したコンテンツ用テープ情報データベース210の一例を示す図である。
【図6】図2に示した貸借テープ情報データベース220の一例を示す図である。
【図7】図2に示した借入れ情報データベース230の一例を示す図である。
【図8】図2に示した社内持出情報データベース240の一例を示す図である。
【図9】図2に示した借入情報データベース250の一例を示す図である。
【図10】図2に示した社外貸出情報データベース260の一例を示す図である。
【図11】同一実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図12】図11に示した素材情報入力・照会処理を説明するフローチャートである。
【図13】図12に示したブランクテープ情報入力・照会処理を説明するフローチャートである。
【図14】図12に示したコンテンツ用テープ情報入力・照会処理を説明するフローチャートである。
【図15】図14に示したテープ情報新規登録処理を説明するフローチャートである。
【図16】図14に示した新規テープ登録処理を説明するフローチャートである。
【図17】図14に示した借入情報登録処理を説明するフローチャートである。
【図18】図11に示したテープ処理出力処理を説明するフローチャートである。
【図19】図18に示した消去/廃棄処理を説明するフローチャートである。
【図20】図11に示したテープ貸借情報入力・照会処理を説明するフローチャートである。
【図21】図20に示した社内持出処理を説明するフローチャートである。
【図22】図20に示した社外貸出処理を説明するフローチャートである。
【図23】図20に示したライブラリ返却処理を説明するフローチャートである。
【図24】図20に示した借入情報登録処理を説明するフローチャートである。
【図25】図20に示した社外返却処理を説明するフローチャートである。
【図26】同一実施の形態におけるライブラリメインメニュー画面300の一例を示す図である。
【図27】同一実施の形態における素材情報入力・照会メニュー画面400の一例を示す図である。
【図28】同一実施の形態におけるブランクテープリスト画面500の一例を示す図である。
【図29】同一実施の形態におけるブランクテープ情報入力画面600の一例を示す図である。
【図30】同一実施の形態におけるコンテンツ用テープリスト画面700の一例を示す図である。
【図31】同一実施の形態におけるコンテンツ用テープ情報入力画面800の一例を示す図である。
【図32】同一実施の形態におけるコンテンツリスト画面900の一例を示す図である。
【図33】同一実施の形態におけるテープ種別登録画面1000の一例を示す図である。
【図34】同一実施の形態における借入れ情報入力画面1100の一例を示す図である。
【図35】同一実施の形態における消去/廃棄テープリスト画面1200の一例を示す図である。
【図36】同一実施の形態における消去/廃棄テープ確認画面1300の一例を示す図である。
【図37】同一実施の形態における貸借テープリスト画面1400の一例を示す図である。
【図38】同一実施の形態における社内持出情報入力画面1500の一例を示す図である。
【図39】同一実施の形態における借入情報入力画面1600の一例を示す図である。
【図40】同一実施の形態における社外貸出情報入力画面1700の一例を示す図である。
【図41】同一実施の形態の棚卸しにおけるハンディ型バーコードリーダ60の動作を説明するフローチャートである。
【図42】図2に示した棚卸し処理部42の動作を説明するフローチャートである。
【図43】同一実施の形態の効果を説明する図である。
【図44】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ライブラリ
20 ライブラリ管理システム
30 ライブラリ管理部
60 ハンディ型バーコードリーダ
70 印刷部
80s テープバーコード
90s 番号ラベル
1101 テープ
140 テープ保管棚群
1501 テープ保管棚
1601 場所バーコード
32 入力部
33 表示部
34 バーコード関連制御部
37 素材情報入力・照会処理部
38 テープ処理出力処理部
39 テープ貸借情報入力処理部
42 棚卸し処理部

Claims (27)

  1. コンテンツをそれぞれ記録する複数の記録媒体を保管するライブラリの管理に適用されるライブラリ管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子、および前記複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子を発行する識別子発行手段、
    少なくとも、前記保管場所識別子の情報、前記記録媒体識別子の情報、前記コンテンツの消去が可能か否かを示す消去可/不可の情報、前記コンテンツの消去可能日の情報、および前記記録媒体が廃棄の対象であるか否かを示す廃棄の情報をデータベースに登録する登録手段、
    前記記録媒体を前記ライブラリに入庫する際に、前記保管場所識別子および前記記録媒体識別子を読み取る読取手段、
    前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、入庫管理を行うとともに、前記データベースに登録された情報に基づいて、前記コンテンツの消去または廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させる制御手段、
    として機能させ
    前記記録媒体が廃棄の対象となるか否かは、廃棄候補の記録媒体に対して劣化状態を定量的に診断して劣化していると診断された場合に、廃棄の対象とすることを特徴とするライブラリ管理プログラム。
  2. 前記制御手段は、前記データベースに登録された前記保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させることを特徴とする請求項1に記載のライブラリ管理プログラム。
  3. 前記読取手段は、前記ライブラリから前記記録媒体を出庫する際に前記記録媒体識別子を読み取り、前記制御手段は、前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のライブラリ管理プログラム。
  4. 前記登録手段は、前記コンテンツと前記記録媒体との対応関係を表す対応関係情報を前記データベースに登録し、前記制御手段は、対応関係情報をユーザに閲覧させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のライブラリ管理プログラム。
  5. コンピュータを、前記記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力する貸借情報入力手段、前記貸借情報をユーザに閲覧させる閲覧手段、として機能させることを特徴とする請求項3または4に記載のライブラリ管理プログラム。
  6. 前記貸借情報には、貸借元の情報が含まれていることを特徴とする請求項5に記載のライブラリ管理プログラム。
  7. 前記識別子発行手段は、前記保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、前記読取手段は、前記バーコードを読み取るバーコードリーダであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のライブラリ管理プログラム。
  8. 前記識別子発行手段は、前記記録媒体に設けられ前記記録媒体識別子に対応する数値ラベルを発行することを特徴とする請求項7に記載のライブラリ管理プログラム。
  9. 前記識別子発行手段は、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のライブラリ管理プログラム。
  10. コンテンツをそれぞれ記録する複数の記録媒体を保管するライブラリの管理に適用されるライブラリ管理方法であって、
    前記ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子、および前記複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子を発行する識別子発行工程と、
    少なくとも、前記保管場所識別子の情報、前記記録媒体識別子の情報、前記コンテンツの消去が可能か否かを示す消去可/不可の情報、前記コンテンツの消去可能日の情報、および前記記録媒体が廃棄の対象であるか否かを示す廃棄の情報をデータベースに登録する登録工程と、
    前記記録媒体を前記ライブラリに入庫する際に、前記保管場所識別子および前記記録媒体識別子を読み取る読取工程と、
    前記読取工程の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、入庫管理を行うとともに、前記データベースに登録された情報に基づいて、前記コンテンツの消去または廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させる制御工程と、
    を含み、
    前記記録媒体が廃棄の対象となるか否かは、廃棄候補の記録媒体に対して劣化状態を定量的に診断して劣化していると診断された場合に、廃棄の対象とすることを特徴とするライブラリ管理方法。
  11. 前記制御工程では、前記データベースに登録された前記保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させることを特徴とする請求項10に記載のライブラリ管理方法。
  12. 前記読取工程では、前記ライブラリから前記記録媒体を出庫する際に前記記録媒体識別子を読み取り、前記制御工程では、前記読取工程の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うことを特徴とする請求項10または11に記載のライブラリ管理方法。
  13. 前記登録工程では、前記コンテンツと前記記録媒体との対応関係を表す対応関係情報を前記データベースに登録し、前記制御工程では、対応関係情報をユーザに閲覧させることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一つに記載のライブラリ管理方法。
  14. 前記記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力する貸借情報入力工程と、前記貸借情報をユーザに閲覧させる閲覧工程とを含むことを特徴とする請求項12または13に記載のライブラリ管理方法。
  15. 前記貸借情報には、貸借元の情報が含まれていることを特徴とする請求項14に記載のライブラリ管理方法。
  16. 前記識別子発行工程では、前記保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、前記読取工程では、バーコードリーダにより前記バーコードを読み取ることを特徴とする請求項10〜15のいずれか一つに記載のライブラリ管理方法。
  17. 前記識別子発行工程では、前記記録媒体に設けられ前記記録媒体識別子に対応する数値ラベルを発行することを特徴とする請求項16に記載のライブラリ管理方法。
  18. 前記識別子発行工程では、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行することを特徴とする請求項10〜17のいずれか一つに記載のライブラリ管理方法。
  19. コンテンツをそれぞれ記録する複数の記録媒体を保管するライブラリの管理に適用されるライブラリ管理装置であって、
    前記ライブラリにおける複数の保管場所をそれぞれ識別し当該保管場所に設けられる保管場所識別子、および前記複数の記録媒体をそれぞれ識別し当該記録媒体に設けられる記録媒体識別子を発行する識別子発行手段と、
    少なくとも、前記保管場所識別子の情報、前記記録媒体識別子の情報、前記コンテンツの消去が可能か否かを示す消去可/不可の情報、前記コンテンツの消去可能日の情報、および前記記録媒体が廃棄の対象であるか否かを示す廃棄の情報をデータベースに登録する登録手段と、
    前記記録媒体を前記ライブラリに入庫する際に、前記保管場所識別子および前記記録媒体識別子を読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、入庫管理を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記データベースに登録された情報に基づいて、前記コンテンツの消去または廃棄が可能な記録媒体のリストをユーザに閲覧させ、
    前記記録媒体が廃棄の対象となるか否かは、廃棄候補の記録媒体に対して劣化状態を定量的に診断して劣化していると診断された場合に、廃棄の対象とすることを特徴とするライブラリ管理装置。
  20. 前記制御手段は、前記データベースに登録された前記保管場所識別子に基づいて、保管場所に関する情報をユーザに閲覧させることを特徴とする請求項19に記載のライブラリ管理装置。
  21. 前記読取手段は、前記ライブラリから前記記録媒体を出庫する際に前記記録媒体識別子を読み取り、前記制御手段は、前記読取手段の読取結果と前記データベースに登録された情報とに基づいて、出庫管理を行うことを特徴とする請求項19または20に記載のライブラリ管理装置。
  22. 前記登録手段は、前記コンテンツと前記記録媒体との対応関係を表す対応関係情報を前記データベースに登録し、前記制御手段は、対応関係情報をユーザに閲覧させることを特徴とする請求項19〜21のいずれか一つに記載のライブラリ管理装置。
  23. 前記記録媒体の貸借状態を表す貸借情報を入力する貸借情報入力手段と、前記貸借情報をユーザに閲覧させる閲覧手段とを備えたことを特徴とする請求項21または22に記載のライブラリ管理装置。
  24. 前記貸借情報には、貸借元の情報が含まれていることを特徴とする請求項23に記載のライブラリ管理装置。
  25. 前記識別子発行手段は、前記保管場所識別子、前記記録媒体識別子をバーコードとして発行し、前記読取手段は、前記バーコードを読み取るバーコードリーダであることを特徴とする請求項19〜24のいずれか一つに記載のライブラリ管理装置。
  26. 前記識別子発行手段は、前記記録媒体に設けられ前記記録媒体識別子に対応する数値ラベルを発行することを特徴とする請求項25に記載のライブラリ管理装置。
  27. 前記識別子発行手段は、いずれのコンテンツも記録されていない空の記録媒体に対しても、前記記録媒体識別子を発行することを特徴とする請求項19〜26のいずれか一つに記載のライブラリ管理装置。
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