JPH05101116A - 電子図庫システムの端末装置 - Google Patents

電子図庫システムの端末装置

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Publication number
JPH05101116A
JPH05101116A JP3257996A JP25799691A JPH05101116A JP H05101116 A JPH05101116 A JP H05101116A JP 3257996 A JP3257996 A JP 3257996A JP 25799691 A JP25799691 A JP 25799691A JP H05101116 A JPH05101116 A JP H05101116A
Authority
JP
Japan
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library
request
request form
management
terminal device
Prior art date
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Pending
Application number
JP3257996A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kono
勲 河野
Shoji Ogasawara
昭二 小笠原
Takeshi Goto
武 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3257996A priority Critical patent/JPH05101116A/ja
Publication of JPH05101116A publication Critical patent/JPH05101116A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 依頼者自身が資料の入出庫を随時簡単かつ短
時間に誤り無く行なえるようにする。 【構成】 入出庫依頼部33により、外部から電子化さ
れた入出庫依頼書を取込んで、この依頼書を通信回線を
介して図庫管理装置へ転送することにより管理情報の登
録または検索を行なわせるとともに、この登録または検
索後に上記図庫管理装置から返送される管理情報を含ん
だ入出庫依頼書を受信し、この受信された入出庫依頼書
に基づいて、複数の図庫装置を通信回線を介して選択的
にアクセスし、これにより図庫装置に所望の資料の入出
庫処理を行なわせるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば研究所や工場な
どにおいて、研究開発過程や設計製造過程で作製される
種々資料を保管するために使用される電子図庫システム
の端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、企業の研究所や工場では、研究
開発過程や設計製造過程において計画書や仕様書、設計
図面などの種々の資料が作製される。これらの資料は、
通常企業秘密に該当するものが多いため、安易に持ち出
せないようにする必要がある。またその反面、企業内の
関係する技術者などが上記資料を必要に応じて容易に閲
覧できるようにし、これにより改良や新製品の開発など
に有効に利用できるようにすることも大切である。
【0003】そこで最近では、例えば新たな資料が作成
されると、管理担当者が発番を行なって管理台帳に資料
名などの所定の管理情報を記入した上で、上記資料を光
ディスクなどを用いた電子ファイル装置に記憶保管さ
せ、またこの保管されている資料を出庫する場合には、
資料番号や資料名、保管アドレスなどのすべての管理情
報を記載した伝票を依頼者が作成して管理担当者に提出
し、管理担当者がこの伝票に基づいて該当する資料を出
庫するようなシステムが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来より考えられているシステムでは、資料の入庫作業お
よびその後の出庫作業をすべて管理担当者が人為的に行
なっている。このため、膨大な量の資料を効率的に保管
し管理することが難しく、特に資料の出し入れに多くの
手間と時間を必要とし、また資料の出庫先を明確に把握
しきれないのが現状だった。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、依頼者自身が資料の入出
庫を随時簡単かつ短時間に誤り無く行なうことができる
電子図庫システムの端末装置を提供することである。
【0006】また本発明の他の目的は、依頼者が1台の
端末装置により資料の入出庫だけでなく入出庫依頼書の
作成も行ない得る電子図庫システムの端末装置を提供す
ることである。
【0007】さらに本発明の他の目的は、依頼者が1台
の端末装置により資料の入出庫だけでなく資料の作成変
更処理も行ない得る電子図庫システムの端末装置を提供
することである。
【0008】さらに本発明の他の目的は、出庫資料の資
料作成手段への転送および印刷出力をそれぞれ短時間に
行なうことができる電子図庫システムの端末装置を提供
することである。
【0009】さらに本発明の他の目的は、1台の端末装
置により資料の入出庫処理だけでなく入出庫依頼書の承
認処理も行ない得、承認者にとって大変便利な電子図庫
システムの端末装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電子化された資料を保管するための複数の
図庫装置と、これらの図庫装置に保管される資料に係わ
る管理情報を一括して記憶するための電子化管理台帳を
有する図庫管理装置と、これらの図庫装置および図庫管
理装置に対し通信回線を介して接続される複数の端末装
置とを備えた電子図庫システムの端末装置において、入
庫または出庫を依頼するための電子化された依頼書を外
部から取込むための手段と、登録検索制御手段と、入出
庫制御手段とを備えている。そして、上記登録検索手段
により、上記入出庫依頼書を通信回線を介して上記図庫
管理装置へ転送して管理情報の登録または検索を行なわ
せるとともに、この登録または検索後に上記図庫管理装
置から返送される管理情報を含んだ入出庫依頼書を受信
する。また上記入出庫制御手段により、上記図庫管理装
置から返送された入出庫依頼書に基づいて、上記各図庫
装置を通信回線を介して選択的にアクセスし、これによ
り図庫装置に所望の資料の入出庫処理を行なわせるよう
にしたものである。
【0011】また上記他の目的を達成するために他の本
発明は、入庫または出庫を依頼するための電子化された
依頼書を作成するための依頼書作成手段を備え、資料の
入出庫に際し、この依頼書作成手段により作成された入
出庫依頼書を通信回線を介して図庫管理装置へ転送する
ようにしたものである。
【0012】さらに上記他の目的を達成するために他の
本発明は、資料作成手段を備え、この手段により入庫資
料の作成および出庫資料の変更を行ない、入庫する場合
には上記資料作成手段により作成された入庫資料を図庫
装置へ転送し、かつ図庫装置から出庫資料が伝送された
場合には、予め指示された出力形態に応じて、上記出庫
資料をその訂正や変更のために上記資料作成手段に供給
するか、または印刷出力に供するようにしたものであ
る。
【0013】また本発明は、資料作成手段により入庫資
料をベクトル情報およびラスタ情報の2種類作成し、入
庫の際にはこれらのベクトル情報およびラスタ情報を一
組として図庫装置に入庫させ、かつ出庫に際し出庫資料
を資料作成手段へ転送する場合にはベクトル情報を選択
して転送し、出庫資料を印刷出力する場合にはラスタ情
報を選択して印刷処理に供するようにすることも特徴と
する。
【0014】さらに上記他の目的を達成するために他の
本発明は、資料の入出庫を行なうための処理手段に加え
て、承認入力手段を備え、この承認入力手段により入出
庫依頼書に対し承認者が自身の識別情報を書き込むよう
にしたものである。
【0015】
【作用】この結果本発明によれば、入出庫依頼書が入力
されると端末装置では、先ずこの入出庫依頼書が図庫管
理装置へ転送されて管理情報の登録および検索が行なわ
れ、続いて図庫管理装置から返送される管理情報を含む
入出庫依頼書に基づいて、該当する図庫装置がアクセス
されて資料の入出庫処理が行なわれることになる。この
ため、資料を入出庫しようとする場合に依頼者は、別途
作成した電子化入出庫依頼書を端末装置に読み込ませる
だけで、所望の資料の入出庫を行なうことが可能とな
る。したがって、不慣れな依頼者でも、随時簡単かつ短
時間にしかも誤り無く資料の入出庫を行なうことができ
る。
【0016】また他の本発明によれば、端末装置に入出
庫依頼書の作成機能が設けられているので、依頼者は1
台の端末装置により入出庫依頼書の作成と資料の入出庫
とをそれぞれ行なうことができる。
【0017】さらに他の本発明によれば、端末装置に資
料作成機能が設けられているので、依頼者は1台の端末
装置により入庫資料の作成および出庫資料の訂正変更
と、資料の入出庫とをそれぞれ行なうことができる。
【0018】またその際本発明では、資料作成手段によ
り入庫資料をベクトル情報およびラスタ情報の2種類作
成し、入庫の際にはこれらのベクトル情報およびラスタ
情報を一組として図庫装置に入庫させ、かつ出庫に際し
出庫資料をCADなどの資料作成手段へ転送する場合に
はベクトル情報を選択して転送し、出庫資料を印刷出力
する場合にはラスタ情報を選択して印刷処理に供するよ
うにしている。このため、印刷する際には資料をベクト
ル情報からラスタ情報に変換する必要がなくなるので、
その分出庫資料の印刷出力時間を短縮することができ
る。また、印刷速度だけを考慮すれば資料をラスタ情報
の形態のみで保管しておけばよいが、この様にすると出
庫資料をCADなどへ転送して訂正などを行なう場合に
は、出庫資料をラスタ情報からベクトル情報へ変換する
必要が生じる。しかし本発明によれば、資料をベクトル
情報およびラスタ情報の2種類用意してあるので、ラス
タ情報からベクトル情報への変換は不要となり、これに
より資料のCADへの転送を高速に行なうことができ
る。
【0019】すなわち本発明によれば、出庫時の資料の
印刷出力と資料作成手段への転送とを短時間に行なうこ
とができ、結果として出庫に要する時間を大幅に短縮す
ることが可能となる。
【0020】さらに他の本発明によれば、資料の入出庫
を行なうための処理手段に加えて、承認入力手段を備え
たことにより、承認者は例えば自身の端末装置により資
料の入出庫とともに、依頼者から承認を要求された入出
庫依頼書に対し、依頼書の内容を確認して識別情報を書
き込むといった、承認のために必要な処理を行なうこと
が可能となる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0022】図1は、本発明の一実施例における電子図
庫システムの概略構成図である。この電子図庫システム
は、複数の図庫装置(図では4台)1a〜1dと、これ
らの図庫装置1a〜1dとは別に設けられた図庫管理装
置2と、依頼書作成用の複数の第1の端末装置4a〜4
mと、資料作成機能および資料の入出庫機能を備えた複
数の第2の端末装置3a〜3nとを備えている。そし
て、これらの装置はループ伝送ネットワーク6を介して
接続される。なお、5は上記各装置をループ伝送ネット
ワークに接続するための接続装置である。以下上記各装
置の構成を説明する。 (1) 図庫装置
【0023】図庫装置1a〜1dは、各々中核部として
ミニコンピュータを用いたもので、種類の異なる資料を
保管する。例えば、図庫装置1aはコンピュータプログ
ラムなどのソフトウエア系資料を、また図庫装置1bは
電気製品の仕様書や回路図面などの電気系資料をそれぞ
れ保管する。さらに図庫装置1cは機械製品の仕様書や
機械設計図面などの機械系資料を、また図庫装置1dは
特許文書などのドキュメント系資料をそれぞれ保管す
る。
【0024】図2はこの図庫装置1a〜1dの機能構成
を示すものである。図庫装置1a〜1dは、図庫棚10
と、棚管理テーブル13と、入庫部14と、出庫部15
とから構成される。図庫棚10は、磁気ディスク棚11
と、オートチェンジャ付きの光ディスク棚12と、オー
トチェンジャから溢れた光ディスクを収容する予備の光
ディスク棚(図示せず)とを有している。棚管理テーブ
ル13には、保管中の資料の保管位置情報が棚管理情報
の一部として記憶される。保管位置情報は、例えば資料
が保管されている図庫装置1a〜1dの番号と、図庫装
置中のディスクを表わす資料目次一覧データと、そのデ
ィスク中のアドレス領域を表わす資料目次データとから
なる。なお、これらのうち図庫装置1a〜1dの番号に
ついては、後述する図庫管理装置2の管理台帳に記憶さ
れる。
【0025】入庫部14は、2組の受信部141,14
3およびバッファ142,144と、入籍処理部145
とを備えている。そして、第2の端末装置3a〜3nか
らループ伝送ネットワーク6を介して送られた入庫依頼
書IPSおよび入籍資料IDDを、それぞれ受信部14
1,143で受信したのち依頼書バッファ142および
資料バッファ144に一旦蓄積している。そして、入籍
処理部145により上記資料バッファ144から資料I
DDを読み出して光ディスク棚12および磁気ディスク
棚11に記憶させるとともに、上記依頼書バッファ14
2から入庫依頼書IPSを読出して追記部148により
棚管理テーブル13に記憶させている。また入庫部14
は、入籍結果書込み部146および送信部147を備え
ており、この入籍結果書込み部146により入籍結果を
入庫依頼書に書き込んだのち、この依頼書IPRを送信
部147から依頼元の端末装置へ返送している。なお、
上記入籍処理後の依頼書およびその結果を表わすデータ
は、履歴情報としてそのままバッファに蓄積保持され
る。
【0026】一方出庫部15は、受信部151、依頼書
バッファ152および払出処理部153を備え、第2の
端末装置3a〜3nからループ伝送ネットワーク6を介
して送られた出庫依頼書OPSを、受信部151で受信
したのち依頼書バッファ152に一旦蓄積している。こ
の蓄積後払出処理部153により、参照部154を介し
て棚管理テーブルから読出した棚管理情報を基に、上記
出庫依頼書で指定された資料がどのディスクのどこのア
ドレス領域に保存されているかを判定し、該当するディ
スクから依頼された資料を読出す。この出庫資料ODD
は、資料バッファ155に一旦蓄積されたのち送信部1
56より依頼元の端末装置に向けて送信される。また出
庫部15は、出庫結果書込み部157を有しており、こ
の出庫結果書き込み部157により出庫依頼書に出庫結
果を書き込んだのち、この依頼書OPRを送信部158
から依頼元の端末装置へ送信している。なお、上記出庫
依頼書およびその結果を表わすデータは、履歴情報とし
てそのままバッファに蓄積保持される。 (2) 図庫管理装置
【0027】次に図庫管理装置2は、例えば工場の生産
管理やその他の諸々の管理・制御を行なうホストコンピ
ュータを利用している。図3はその図庫管理装置部分の
機能構成を示すブロック図である。この図庫管理装置2
は、保管資料に関する管理台帳を記憶するための資料管
理台帳記憶部21と、パーソナル情報台帳を記憶したパ
ーソナル台帳記憶部22とを備えている。パーソナル情
報台帳には、依頼者または承認者になり得る従業員全員
の氏名とその識別コードとの対応関係を表わす人事情報
が記憶してある。
【0028】またこの図庫管理装置2は、入出庫前の状
態で第1または第2の端末装置4a〜4m,3a〜3n
から送られた依頼書に応じて台帳検索処理を行なう台帳
検索部23と、入出庫後の状態で第2の端末装置3a〜
3nから送られた依頼書に応じて台帳更新処理を行なう
台帳更新部24とを備えている。
【0029】すなわち、台帳検索部23では、端末装置
からループ伝送ネットワーク6を介して送られた依頼書
PSは、受信部231で受信されたのち依頼書バッファ
232に一旦蓄積される。そして、この依頼書PSの依
頼者欄および承認者欄に記入された各従業員コードが、
セキュリティチェック部233によりパーソナル台帳記
憶部22のパーソナル情報台帳に照会され、これにより
上記依頼者および承認者の資格の有無が判定される。つ
まり依頼書PSが所定の依頼条件を満たしているか否か
が判定される。また台帳検索処理部234では、上記依
頼書PSの内容に応じて資料管理台帳の検索が行なわれ
る。そしてこの検索結果は、追記部235でセキュリテ
ィチェック部233のチェック結果が追記されたのち、
結果バッファ236に一旦蓄積され、しかるのち送信部
237から依頼元の端末装置へ向けて検索報告書PRと
して送信される。
【0030】一方台帳変更部24では、端末装置からル
ープ伝送ネットワーク6を介して依頼書PSが送られる
と、この依頼書PSは受信部241で受信されたのち依
頼書バッファ242に一旦蓄積される。そして、この依
頼書PSの依頼者欄および承認者欄に記入された各従業
員コードが、セキュリティチェック部243によりパー
ソナル台帳記憶部22のパーソナル情報台帳に照会さ
れ、これにより依頼書PSが所定の依頼条件を満たして
いるか否かが判定される。つまり、この場合にも依頼書
のセキュリティチェックが行なわれる。また台帳更新処
理部244では、上記依頼書PSの内容に応じて資料管
理台帳の更新が行なわれる。例えば、資料を入籍した場
合には、この入籍資料に関する管理情報が新たに資料管
理台帳に記憶される。また、出庫の一つの形態である借
用が行なわれた場合には、資料管理台帳上の対応する管
理情報に借用禁止状態である旨が記載される。この借用
禁止状態は後に当該資料について返却依頼があった時点
で解除される。上記資料管理台帳の更新結果は、追記部
245で上記セキュリティチェック部243のチェック
結果が追記されたのち、結果バッファ246に一旦蓄積
され、しかるのち送信部247から依頼元の端末装置へ
向けて更新報告書PRとして送信される。 (3) 第1の端末装置
【0031】依頼書作成用の第1の端末装置4a〜4m
には、例えばラップトップ型あるいはブック型のパーソ
ナルコンピュータ(LT)が用いられる。図4はこの第
1の端末装置4a〜4mの機能ブロック図である。この
端末装置4a〜4mは、資料台帳検索部41と、検索依
頼書記憶部42と、入出庫依頼書作成部43と、入出庫
依頼書承認部44と、ループ伝送ネットワーク6に対し
データの送受信を行なう送受信部45とを備えている。
【0032】資料台帳検索部41は、図示しないキーボ
ード操作により台帳検索のための操作が行なわれた場合
に、前記図庫管理装置2に対し検索依頼書を送信して資
料管理台帳を検索することにより、任意の資料について
の入出庫依頼書を作成するために必要な管理情報を入手
する。検索依頼書記憶部42は、上記資料管理台帳を検
索するために必要な検索依頼書および上記資料台帳検索
部41により入手された管理情報を記憶する。
【0033】入出庫依頼書作成部43は、キーボードに
よる入力操作に応じて、上記資料台帳検索部41により
得られた管理情報を利用して所望の資料についての依頼
書を作成するための処理を行なう。この入出庫依頼書作
成部43により作成された入出庫依頼書は、可搬性を有
する記憶媒体であるフロッピディスク(FD)7に記憶
される。
【0034】入出庫依頼書承認部44は、キーボードに
よる承認のための操作に応じて、上記入出庫依頼書作成
部43により作成された入出庫依頼書、または他の端末
装置で作成されてフロッピディスク7に記憶された依頼
書を取り込み、この依頼書の承認者欄に承認者が識別コ
ードを記入するための処理を行なう。また、キーボード
により清書を行なうための操作が行なわれた場合には、
上記承認者の識別コードが記入された依頼書を送受信部
45により図庫管理装置2へ送信し、この図庫管理装置
2に先に述べたセキュリティチェックを行なわせる。さ
らに、このセキュリティチェックがなされて返送された
依頼書(承認済依頼書)を、上記フロッピディスク7に
記憶させる。
【0035】なお、この第1の端末装置4a〜4mにプ
リントサーバを介してプリンタを接続すれば、上記検索
した管理情報、承認前の依頼書および承認済依頼書をプ
リントアウトすることが可能である。
【0036】また、この第1の端末装置4a〜4mは、
エディタ、アセンブラおよびコンパイラなどのソフトウ
エア作成ツール処理部(図示せず)を備えており、これ
らのツールによりソースプログラムやオブジェクトプロ
グラムなどのソフトウエアの資料作成が可能である。 (4) 第2の端末装置
【0037】第2の端末装置3a〜3nには、例えばE
WS(Engineering Work Station)が用いられる。図5
は、この第2の端末装置3a〜3nの機能構成図であ
る。この第2の端末装置3a〜3nは、入籍資料作成部
31と、入籍資料準備部32と、入出庫依頼部33とを
備えている。
【0038】入籍資料作成部31は、複数種のCAD
(Computer Aided Design )ツールを備え、これらのC
ADツールにより資料の作成を行なう。図6はその構成
の一例を示すもので、4種類のCADツール処理部31
11〜3114を有している。これらのCADツール処
理部3111〜3114では、電気回路図面、基板実装
図、機械図面および文書資料の作成が行なわれる。
【0039】また、上記各CADツール処理部3111
〜3114には、ベクトル・ラスタ(V/R)変換部3
121〜3123、およびコピー部3131〜3134
が付属して設けられている。上記V/R変換部3121
〜3124は、上記CADツール処理部3111〜31
14で作成された資料をプリントアウトする際に、この
資料のデータをベクトル情報からラスタ情報に変換する
もので、この変換された資料データはプリントサーバ8
に供給され、プリンタ81によりプリントアウトされ
る。なお、82は上記CADツール処理部3111〜3
114から出力された資料データを記録するためのカセ
ット式磁気テープレコーダ(CMT;Cassette Magneti
c Tape recorder )である。
【0040】入籍資料準備部32は、上記入籍資料作成
部31の各CADツール処理部3111〜3114で作
成された入籍資料IDD1〜IDD4の各ファイルを集
結するもので、例えば図7に示すように構成される。す
なわち、上記入籍資料作成部31から出力された入籍資
料IDD1〜IDD4の各ファイルは、ファイル変換部
321〜324の取込部3211〜3214に先ず取り
込まれる。ファイル変換部321〜324には、ベクト
ル・ラスタ(V/R)変換部3221〜3223と、資
料集結部3231〜3234とが設けてある。V/R変
換部3221〜3223では、入籍資料データがベクト
ル情報の形態からラスタ情報の形態に変換される。また
資料集結部3231〜3234では、入籍資料データが
ベクトル情報の形態のまま集結される。そして、上記V
/R変換部3221〜3223で変換されたラスタ入籍
資料および上記資料集結部3231〜3234で集結さ
れたベクトル入籍資料は、互いに対をなす状態で資料記
憶部325に記憶される。この資料記憶部325に記憶
された入籍資料IDDは、ラスタ情報とベクトル情報と
が対をなす状態で読み出される。
【0041】またこの入籍資料準備部32には、資料削
除部326、資料出力部327および一覧表出力部32
8が設けられている。資料削除部326は、端末装置の
図示しないキーボードにより削除指示が入力された場合
に、上記資料記憶部325に記憶された入籍資料IDD
を削除する。また資料出力部327は、キーボードによ
り所望の入籍資料についての出力指示が入力された場合
に、上記資料記憶部325に記憶されている該当する入
籍資料IDDをプリントサーバ8に供給し、プリンタ8
1によりプリントアウトさせる。一覧表出力部328
は、資料記憶部325に記憶されている入籍資料の一覧
表を作成し、この一覧表をプリントサーバ8に供給して
プリンタ81でプリントアウトさせる。
【0042】入出庫依頼部33は、資料の入出庫に際
し、前記図庫管理装置2の資料管理台帳に対する検索お
よび更新処理と、各図庫装置1a〜1dに対する資料の
入出庫処理とをそれぞれ実行するもので、例えば図8の
ように構成される。すなわち、入出庫依頼部33は、入
籍資料保持部331と、出庫資料保持部332と、入出
庫依頼書処理部333と、入出庫依頼書保持部334
と、入庫処理部335と、出庫処理部336とを備えて
いる。
【0043】このうち先ず入籍資料保持部331には、
入籍用資料ワーク3311および入籍用資料入力部33
12が設けられている。入籍用資料入力部3312は、
前記入籍資料準備部32から出力された入籍資料IDD
を取り込むとともに、ADF(Automatic Document Fee
der )スキャナなどのイメージリーダ9により読取り走
査された手書原稿91のイメージデータを入籍資料ID
Dとして取り込む。入籍用資料ワーク3311では、上
記入籍用資料入力部3312により取り込まれた入籍資
料IDDが保管に適した形に整理終結される。
【0044】次に出庫資料保持部332には、払出済資
料バッファ3321と、払出済資料出力部3322と、
一覧表出力部3323と、削除部3324とが設けられ
ている。払出済資料バッファ3321には、後述する出
庫処理部336により図庫装置1a〜1dから出庫され
た資料が一旦蓄積される。払出済資料出力部3322
は、上記払出済資料バッファ3321に蓄積された出庫
資料ODDをプリントサーバ8に供給し、プリンタ81
によりプリントアウトさせる。このとき、上記出庫資料
はベクトル情報とラスタ情報の2種類で構成されてお
り、払出済資料出力部3322は上記ラスタ情報を選択
してプリントアウトに供する。また、一覧表出力部33
23は、上記払出済資料バッファ3321に蓄積されて
いる出庫資料の一覧表を作成し、この一覧表をプリント
サーバ8に供給して、プリンタ81によりプリントアウ
トさせる。さらに、削除部3324は、図示しないキー
ボードにより削除操作が行なわれた場合に、上記払出済
資料バッファ3321に蓄積されている出庫資料を削除
する。
【0045】入出庫依頼書処理部333には、入出庫依
頼書入力部3331と、入出庫依頼書変更部3332
と、入出庫依頼書削除部3333と、入出庫依頼書一覧
表出力部3334とが設けられている。入出庫依頼書入
力部3331は、フロッピディスク7から入出庫依頼書
を取り込んで、入出庫依頼書保持部334に蓄積保持さ
せる。入出庫依頼書変更部3332は、上記フロッピデ
ィスク7から取り込んだ入出庫依頼書の内容を変更する
必要がある場合に、キーボードの入力操作に応じてこの
入出庫依頼書の内容を変更したのち入出庫依頼書保持部
334に蓄積させる。入出庫依頼書削除部3333は、
キーボードにより削除操作が行なわれた場合に、入出庫
依頼書保持部334に記憶されている入出庫依頼書を選
択的に削除するための処理を行なう。入出庫依頼書一覧
表出力部3334は、キーボードにより一覧表の出力指
示が入力された場合に、入出庫依頼書保持部334に記
憶されている入出庫依頼書の一覧表を作成してプリント
サーバ8に供給し、プリンタ81によりプリントアウト
させる。
【0046】入庫処理部335は、台帳問合せ処理部3
351と、台帳更新処理部3352と、入籍実行部33
53とを有している。台帳問合せ処理部3351は、入
庫モードの状態で、図示しないキーボードにより依頼書
の清書要求が入力された場合に、入出庫依頼書保持部3
34から入庫依頼書を取り込んでこの入庫依頼書をルー
プ伝送ネットワーク6を介して図庫管理装置2に送信
し、これにより図庫管理装置2にセキュリティチェック
および台帳検索処理を行なわせる。また、これらの処理
後に図庫管理装置2から返送される入庫依頼書を受信す
る。
【0047】入籍実行部3353は、上記図庫管理装置
2から返送された入庫依頼書の内容を元に入籍先の図庫
装置を判定し、この図庫装置宛てに入庫依頼書IPSお
よび入籍資料IDDをそれぞれ送信する。入籍資料ID
Dは入籍用資料ワーク3311から伝送速度に応じて読
出す。また入籍実行部3353は、入籍後に図庫装置か
ら返送される、入籍結果を記入した入庫依頼書IPRを
受信する。
【0048】台帳更新処理部3352は、上記入籍結果
が記入された入庫依頼書IPRの受信を確認した後に、
図庫管理装置2に対し上記入庫依頼書IPRを送信して
資料管理台帳の更新処理を行なわせる。そして、更新処
理後に図庫管理装置2から通知される更新結果を受信す
る。
【0049】出庫処理部336は、台帳問合せ処理部3
361と、台帳更新処理部3362と、払出実行部33
63とを有している。台帳問合せ処理部3361は、出
庫モードの状態で、図示しないキーボードにより出庫依
頼書の清書要求が入力された場合に、入出庫依頼書保持
部334から出庫依頼書を取り込んでこの依頼書をルー
プ伝送ネットワーク6を介して図庫管理装置2に送信
し、これにより図庫管理装置2にセキュリティチェック
および台帳検索処理を行なわせる。また、これらの処理
後に図庫管理装置2から返送される出庫依頼書を受信す
る。
【0050】払出実行部3363は、上記図庫管理装置
2から返送された出庫依頼書の内容を元に、出庫資料が
保管されている図庫装置を判定し、この図庫装置宛てに
出庫依頼書OPSを送信して資料の出庫処理を行なわせ
る。そして、図庫装置から送られる出庫資料ODDを受
信して出庫資料保持部332に供給し、プリントアウト
させる。また、上記出庫資料ODDの受信終了後に図庫
装置から出庫結果OPRを記入した出庫依頼書が返送さ
れると、この出庫依頼書OPRを受信して入出庫依頼書
保持部334に蓄積させる。
【0051】台帳更新処理部3362は、上記出庫結果
が記入された出庫依頼書OPRの受信を確認すると、図
庫管理装置2に対し上記出庫依頼書OPRを送信して資
料管理台帳の更新処理を行なわせる。そして、更新処理
後に図庫管理装置2から通知される更新結果を受信す
る。
【0052】次に、以上のように構成された電子図庫シ
ステムの動作を「入庫(入籍)」と「出庫」とに分けて
説明する。なお、「入籍」とは、CADなどの資料作成
ツールにより新規に作成された電子化資料データや、手
書資料をADF装置等を用いて電子化した資料データ
を、図庫装置に保管させる動作である。また「出庫」と
は、図庫装置に保管されている資料を必要に応じて取り
出す動作であり、その形態には「出図」、「流用(再利
用)」、「借用」および「返却」がある。このうち先ず
「出図」とは、図庫装置内に既に保管されている資料デ
ータを公式に取り出す動作である。「再利用」とは、図
庫装置に既に保管されている資料データを、その作成者
本人が改変をせずに他に流用することを目的として取り
出す動作である。この場合についてのみ上長の承認は不
要である。
【0053】「借用」とは、作成者本人が資料の改変、
つまり訂正や追加等を目的として取り出す動作であり、
借用状態になった資料については返却されるまで、出
図、再利用および借用が禁止される。「返却」とは、図
庫装置内の借用中の資料データの借用状態を解除し、そ
の資料に対する出図、再利用、および借用依頼を可能と
する動作である。 A.「入籍」 (1) 資料の作成
【0054】入籍するための資料は、第2の端末装置3
a〜3nの入籍資料作成部31により作成される。この
入籍資料作成部31は、先に述べたように4つの異なる
CADツール3111〜3114を有しており、作成者
はこれらのCADツール3111〜3114の中から適
当なツールを選択して、図9の9Aに示すようにCAD
操作を行なって電気回路図面や機械図面などの資料を作
成する。例えば電気回路図面の場合には、図面ファイル
とデータファイルとがそれぞれ作成される。図面ファイ
ルとしては、初期回路図、初期コモンファイル、コモン
ファイルおよび回路図がそれぞれ作成され、またデータ
ファイルとしてはネットリンクファイル、ネットファイ
ル、素子名一覧表、部品一覧表およびシンボル一覧表な
どがそれぞれ作成される。そして、これらの作成された
ファイルおよび資料は、各々ファイル名および資料番号
が付されたのち、対応するCADツール内のバッファに
蓄積される。なお、作成された上記資料や各ファイルの
プリントアウトおよびCMT82への保存はCADツー
ルの機能により行なわれる。 (2) 資料の入籍準備(資料集結)
【0055】入籍すべき資料の作成が終了すると、続い
て資料の入籍準備が行なわれる。すなわち、作成者は図
9の9Bに示すごとく、先ずキーボードを操作して入籍
しようとする資料を選択する。この選択は、作成ツール
名、資料番号および集結対象のファイル名を入力するこ
とにより行なわれる。そうして資料が選択されると、次
に資料の集結処理が行なわれる。この集結処理では上記
選択された各ファイルが、CADツールから読み出され
て資料記憶部325内の資料番号を名称とするサブディ
レクトリの下に集結記憶される。また、このとき入籍資
料準備部32では、CADツールで作成されたファイル
の形態が、ベクトルデータからプリントアウトに適した
ラスタデータに変換され、このラスタデータと元のベク
トルデータとが一対の状態で資料記憶部325に記憶さ
れる。そして、この集結された資料は、図9の9Cに示
すように資料記憶部325から資料出力部327によっ
て読み出され、プリンタ81でプリントアウトされると
ともにCMT82に記憶される。 (3) 入庫依頼書の作成
【0056】入庫依頼書は、入出庫依頼書作成部43を
備えた第1の端末装置4a〜4mで作成される。図10
の10Aはその手順を示すフローチャートである。すな
わち、依頼者は先ず自身が使用可能な第1の端末装置
(依頼者用LT)を使用して、そのディスプレイ上に入
庫依頼書のフォーマットを表示させる。このフォーマッ
トは依頼者用LT内のROMに予め記憶されており、メ
ニューを選択することによりROMから読み出されて表
示される。依頼者は続いてキーボードを操作して必要事
項を入力する。必要事項としては、例えば資料名、作成
者(依頼者)課名、依頼者名などがある。作成された入
庫依頼書は、可搬性を有する外部記憶媒体であるフロッ
ピディスク(FD)7に記憶される。 (4) 依頼書の承認および清書
【0057】依頼者は、作成した入庫依頼書が記憶され
たFD7を入籍承認を受けるために上長へ提出する。こ
れに対し上長は、入出庫依頼書承認部44を有する自身
の第1の端末装置(上長用LT)を使用して承認および
清書操作を行なう。図10の10B,10Cはその手順
を示すフローチャートである。同図において、上長の端
末装置に上記FD7がセットされると、このFD7に記
憶されている入庫依頼書が入出庫依頼書承認部44に読
み込まれてディスプレイ上に表示される。この状態で上
長が例えば自身の従業員コードを入力すると、この従業
員コードは依頼書中の承認欄に書き込まれる。そして、
上長が清書の起動操作を行なうと、送受信部45により
上記承認済みの依頼書がループ伝送ネットワーク6を介
して図庫管理装置2へ伝送される。
【0058】図庫管理装置2では、端末装置から依頼書
が到来すると図10の10Dに示すごとく台帳検索処理
が実行される。すなわち、先ずセキュリティチェック部
233において、上記依頼書の依頼者名および承認者の
従業員コードがそれぞれパーソナル情報台帳22に照会
され、該当する従業員および承認者の資格の有無が判定
される。そして、有資格者であれば、その旨が記入され
た入庫依頼書が依頼元の上長用LTへ返送される。な
お、このとき返送依頼書の承認欄には承認者名が新たに
書き込まれる。一方、該当する従業員あるいは承認者の
いずれか一方でもその資格が認められなかった場合に
は、その旨の情報が依頼元の上長用LTへ通知される。
【0059】端末装置では、図庫管理装置2から依頼書
が返送されると、その内容がディスプレイに表示される
とともにFD7に書き込まれる。上長はこの承認済みの
依頼書が記憶されたFD7を依頼者に返却する。 (5) 入籍処理 入籍処理は、依頼者の端末装置(EWS)を用いて次の
ように行なわれる。図11はその手順を概略的に示した
ものである。 (a) 入庫依頼書の入力
【0060】依頼者が上長から返却されたFD7を端末
装置(EWS)にセットすると、このFD7に記憶され
ている承認済み入庫依頼書ファイルが処理ブロック11
Aで入出庫依頼書入力部3331に読み込まれ、入出庫
依頼書保持部334に保持される。なお、この読み込ま
れた入庫依頼書はディスプレイに表示され、この状態で
依頼者は必要に応じて内容の変更を行なうことができ
る。このとき、表示中の依頼書の承認欄には承認者の従
業員コードは表示されず承認者名が表示される。したが
って、承認者の従業員コードが依頼者に知られる虞れは
ない。 (b) 入籍用資料データの入力
【0061】次に端末装置の入籍資料保持部331で
は、処理ブロック11Bに示すように入籍資料データの
読込み処理が行なわれる。すなわち、入籍資料準備部3
2に保持されている資料データを入籍する場合には、こ
の入籍資料準備部32の資料記憶部325から該当する
資料データが読み出されて入籍用資料ワーク3331に
入力される。また、手書資料などを入籍する場合には、
この手書資料はイメージリーダ(スキャナ)9により読
取り走査されてイメージデータとして入籍用資料ワーク
3331に入力される。 (c) 台帳検索のための清書処理
【0062】そうして入籍資料データの入力が完了する
と、端末装置は次に処理ブロック11Cにて、先に読込
んだ承認済み入庫依頼書の清書処理を行なう。すなわ
ち、端末装置は入庫処理部335の台帳問合せ処理部3
351により、先ず図庫管理装置2をアクセスして、上
記承認済み依頼書を入出庫依頼書保持部334から読出
して図庫管理装置2へ送信する。そうすると図庫管理装
置2では、処理ブロック11Dにおいて先ず上記入庫依
頼書の依頼者および承認者に対するセキュリティチェッ
クが行なわれる。このセキュリティチェックは、入庫依
頼書に記入された依頼者および承認者の従業員コードを
パーソナル情報台帳に照会することにより行なわれる。
このチェックにより依頼者および承認者の資格が確認さ
れると、資料管理台帳記憶部21がアクセスされて、資
料管理台帳にこれから入籍しようとする資料データの番
号等が登録される。そして、台帳検索処理部234で指
示された入籍先の図庫装置番号およびセキュリティチェ
ックの結果が記入された入庫依頼書が編集されて端末装
置に返送される。
【0063】図12は、上記清書処理を行なう際の端末
装置(EWS)と図庫管理装置2との間における通信手
順を示すフローチャートである。端末装置は、先ず依頼
書を伝送用の電子伝票ファイルにフォーマット変換した
のち図庫管理装置2へ送信し、続いて処理依頼電文を送
信する。これに対し図庫管理装置2は、上記電子伝票フ
ァイルを蓄積するとともに、上記処理依頼電文を受け付
けると受付番号を発番して端末装置へ通知する。そし
て、上記電子伝票ファイルの内容に応じて、先に述べた
台帳検索処理、つまりセキュリティチェック、資料台帳
の検索および検索結果の編集処理を実行する。端末装置
は、上記受付番号を受信すると処理状況検索電文を定期
的に繰り返し送信する。図庫管理装置2は、上記処理状
況検索電文を受け取るごとに、処理状況を調べて端末装
置に通知する。この処理状況の通知内容から処理が終了
したことを確認すると端末装置は、処理結果確認電文を
図庫管理装置2へ送信する。これに対し図庫管理装置2
は、上記処理結果確認電文を受け取ると処理結果を端末
装置へ通知し、続いて編集された依頼書の電子伝票ファ
イルを端末装置へ送信する。端末装置は、上記電子伝票
ファイルを受信するとこのファイルを一旦蓄積したの
ち、依頼書のフォーマットに変換して入出庫依頼書保持
部334に記憶し、清書に伴う一連の通信手順を終了す
る。 (d) 入籍
【0064】かくして入庫依頼書の清書処理が終了する
と、端末装置の入庫処理部335では図11の処理ブロ
ック11Eに示す入籍処理が実行され、またこの入籍処
理に応動して図庫装置では処理ブロック11Fに示す棚
管理処理が実行される。すなわち、この棚管理処理は、
資源管理系処理、棚ステータス管理処理、入庫依頼書フ
ァイル転送処理、入籍対象資料データファイル転送処
理、棚処理起動要求処理、入籍用棚管理処理、棚処理完
了監視処理、依頼書ファイル転送処理および依頼書ファ
イル削除処理の順に実行される。図13にその処理シー
ケンスを示す。
【0065】先ず資源管理処理では、端末装置は上記入
庫依頼書の内容に基づいて入籍先の図庫装置をアクセス
し、この図庫装置に対し入籍資料のファイル名およびそ
のサイズを転送する。そうすると図庫装置では、磁気デ
ィスクの残量チェックおよびファイル名の重複チェック
が行なわれるとともに、上記入籍資料ファイルのサイズ
に相当する領域が確保される。
【0066】また、棚ステータス管理処理では、端末装
置からの棚ステータス管理起動に応じて、図庫装置にお
いて図庫コンピュータ内のステータスチェックが行なわ
れる。そのチェック内容としては、入籍系棚管理処理起
動状態、入籍系処理禁止状態、端末要求処理受付禁止状
態、光ディスク棚整備中、磁気ディスク棚整備中および
ハードウエア状態がある。これらのチェック結果は、図
庫装置から端末装置に通知される。
【0067】次に、入庫依頼書ファイル転送処理では、
端末装置により図庫装置のファイル転送準備機能が起動
され、この状態で端末装置で転送コマンドが発行され
て、この転送コマンドとともに端末装置から図庫装置へ
入庫依頼書が転送される。この転送された入庫依頼書は
依頼書バッファ142に蓄積される。そして、転送終了
後にファイル転送終了機能により図庫装置から端末装置
へファイル転送完了が通知される。なお、上記転送コマ
ンド発行の際に、棚側のファイル名称は“依頼書ファイ
ル名称”+“端末ホストID”に設定される。
【0068】また、入籍対象資料データファイル転送処
理では、端末装置により図庫装置のファイル転送準備機
能が起動され、また端末装置で転送コマンドが発行され
る。その際、棚側のディレクテリ名称は“資料番号”+
“端末ホストID”に設定される。入籍資料データファ
イルは、端末装置内の入籍用資料ワーク331から読み
出されて、上記転送コマンドとともに入籍実行部335
3により図庫装置へ転送される。この転送された資料デ
ータファイルは、資料バッファ144に蓄積される。そ
して、転送終了後にファイル転送終了機能により図庫装
置から端末装置へファイル転送完了が通知される。
【0069】続いて棚処理起動要求機能処理では、端末
装置から図庫装置に対し、先に転送した資料データファ
イルの入籍系棚処理を実行させるための処理要求が転送
される。処理要求は、例えば図庫装置の処理動作状態の
一つである入籍処理待ちキューに対し依頼書ファイル名
称を登録することにより行なわれる。上記処理要求によ
る入籍待ちキュー登録が終了すると、図庫装置から端末
装置へ登録終了ステータスが通知される。
【0070】さて、入籍用棚管理処理は次のように実施
される。図14はその手順を示すフローチャートであ
る。すなわち、図庫装置の入籍処理部145は、ステッ
プ14aで入籍処理が可能と判定すると、ステップ14
bで入籍処理待ちキューより依頼書ファイル名称を取り
込み、ステップ14cによりこの依頼書ファイルから依
頼データを一つ取り出す。そして、ステップ14dで入
籍処理が可能と判定すると、ステップ14eで棚ステー
タスファイルを入籍処理中に設定したのち、ステップ1
4fにより光ディスク棚12に資料データを書き込み、
さらにステップ14gにおいて磁気ディスク棚11に同
じ資料データを書き込む。そして、ステップ14hで棚
ステータスファイルを入籍未処理に戻す。すなわち、入
籍資料データは光ディスク棚12だけでなく、同時に磁
気ディスク棚11にも保管される。
【0071】そうして資料データの書き込みが終了する
と図庫装置は、次にステップ14iにより依頼書ファイ
ルの蓄積処理を実行する。この蓄積処理では、資料の入
籍が済んだ入庫依頼書ファイルが例えば磁気ディスク棚
11内の管理領域に蓄積される。その際、依頼書ファイ
ルにはステップ14jにて処理の日付など棚アクセス処
理での処理結果(ステータス)が付加される。また、上
記依頼書ファイルの蓄積は例えば月毎に分けて行なわれ
る。さらに、棚管理テーブル13には上記入籍資料の保
管位置を表わすデータが登録される。この保管位置を表
わすデータは、資料目次データおよび資料目次一覧デー
タとからなる。
【0072】この依頼書ファイルの蓄積処理がすべて終
了すると、図庫装置は最後にステップ14kにより入籍
完了キューへ終了ステータスを登録し、しかるのちステ
ップ14aに戻って次の依頼書ファイルに対する処理に
移行する。
【0073】棚処理完了監視機能処理では、図庫装置に
おいて入籍完了キューの状態が監視され、入籍完了キュ
ーへ処理完了ステータスが登録されると、この処理完了
ステータスが端末装置に通知される。
【0074】依頼書ファイル転送処理は、端末装置が転
送コマンドを発行してこの転送コマンドを図庫装置へ送
ることにより行なわれる。すなわち、上記転送コマンド
が送られると図庫装置は、処理結果(ステータス)が付
加された上記依頼書ファイルを依頼書バッファ142か
ら読出して端末装置へ転送する。端末装置は、図庫装置
から転送された依頼書ファイルを入出庫依頼書保持部3
34に蓄積する。なお、上記転送コマンドを発行する際
の棚側のファイル名称としは“依頼書ファイル名称”+
“端末ホストID”が指定される。
【0075】最後に依頼書ファイル削除処理は、入籍処
理完了後に、図庫装置の送受信作業領域に残留している
不要な資料データ群や依頼書ファイルを、端末装置の指
示に従って消去するための処理であり、上記依頼書ファ
イルが図庫装置から転送されたことを確認した時点で端
末装置において起動される。すなわち、端末装置は図庫
装置からの依頼書ファイルの転送を確認すると、ファイ
ル削除コマンドを発行して図庫装置へ送る。そうすると
図庫装置は、送受信作業領域上に残る該当する不要ファ
イルを消去し、消去が終了すると消去終了ステータスを
端末装置へ通知する。端末装置は、このステータスの通
知を確認したことを以て、一連の入籍処理を終了する。 (e) 台帳更新のための清書処理
【0076】資料データファイルの入籍処理が終了する
と、端末装置は次に処理ブロック11Gにて清書処理を
実行する。すなわち、端末装置は入庫処理部335の台
帳更新処理部3352により、先ず図庫管理装置2をア
クセスして、入籍処理後に図庫装置から転送された依頼
書を入出庫依頼書保持部334から読出して図庫管理装
置2へ送信する。図庫管理装置2では、処理ブロック1
1Hにおいて先ず上記依頼書の依頼者および承認者のセ
キュリティチェックが行なわれる。そして、このチェッ
クに合格すると、資料管理台帳記憶部21がアクセスさ
れて、資料管理台帳中の対応する管理情報の項目が上記
依頼書の内容に基づいて更新される。更新される管理項
目には、例えば登録日や資料のサイズなどがある。この
更新処理が終了すると、その処理結果および上記セキュ
リティチェックの結果が編集され、端末装置に返送され
る。端末装置は、台帳更新処理部3352により上記編
集された結果を受信すると、これを入出庫依頼書保持部
334に蓄積する。 (f) 入庫依頼書の出力
【0077】端末装置は、上記入出庫依頼書保持部33
4から該当する入庫依頼書ファイルを読出して、この入
庫依頼書ファイルを入力元の記憶媒体に記憶させる。例
えば、入力元の記憶媒体がフロッピディスク7である場
合には、このFD7のマウントを確認するとともに、所
定のコード変換およびファイル形式の変換を行なってF
D7に適した信号形態に変換したのち、FD7に書き込
む。また、入力元の記憶媒体が端末装置に内蔵されてい
るハードディスク7である場合には、上記入庫依頼書フ
ァイルをそのままこのハードディスクに書き込む。 (6) 入籍後の棚管理
【0078】磁気ディスク棚11の記憶容量は、光ディ
スク棚12の記憶容量に比べて少なくしかも固定であ
る。したがって、入籍資料データの蓄積量が磁気ディス
ク棚11の最大記憶容量に達すると、それ以後の磁気デ
ィスク棚11への資料データの蓄積は不可能になる。そ
こで、本実施例の図庫装置では、入籍資料データの蓄積
量が磁気ディスク棚11の最大記憶容量に達すると、そ
れ以後は新たな入籍資料が端末装置から転送されるごと
に、磁気ディスク棚11に蓄積されている資料データの
うち最も旧い資料データを消去し、その代わりに上記新
たな入籍資料データを記憶する。なお、この場合磁気デ
ィスク棚11から旧い資料データを消去しても、この資
料データは依然として光ディスク棚12には記憶されて
いるので、資料データが図庫装置から完全に消去される
心配はない。すなわち、入籍された資料データはすべて
光ディスク棚に保管され、そのうちの入籍タイミングの
新しい所定量の資料データのみが磁気ディスク棚11に
も保存されることになる。
【0079】このように入籍の比較的新しい資料データ
を、光ディスク棚12とともに磁気ディスク棚11にも
記憶させる理由は、次のようなものである。すなわち、
後述する「出図」などの動作において払出しされる資料
データの数は、入籍が旧い資料よりも新しい資料のほう
が通常圧倒的に多い。また、一般に保管中の資料データ
を払い出す際のアクセス所要時間は、光ディスクに対す
る場合よりも磁気ディスクに対する場合のほうが短い。
したがって、上記のように入籍が比較的新しい資料デー
タを磁気ディスク棚11に記憶しておけば、払出し頻度
の高い比較的新しい資料データを磁気ディスク棚11よ
り短時間に払出すことができ、これによりアクセス速度
の速いシステムを実現することができる。 B.「出図」 (1) 出庫依頼書の作成 「出図」は、既に図庫装置1a〜1dに入籍してある資
料を取り出す動作であるため、資料を作成する必要はな
く、出庫依頼書の作成から開始する。
【0080】出庫依頼書は、先に述べた入庫依頼書と同
様に、入出庫依頼書作成部43を備えた第1の端末装置
(LT)4a〜4mを用いて作成される。図15はその
概略的な手順を示すフローチャートである。
【0081】同図において先ず処理ブロック15Aで
は、出図しようとする資料データの管理情報を入手する
ために、図庫管理装置2の資料管理台帳の検索が行なわ
れる。すなわち、検索依頼書の基本フォーマットが検索
依頼書保持部42から読み出されて資料台帳検索部41
に導かれ、ディスプレイに表示される。この状態で依頼
者が自身の従業員コードおよび部課コードを入力したう
えで、出図しようとする資料データの番号を入力する
と、送受信部45により図庫管理装置2がアクセスさ
れ、上記検索依頼書が図庫管理装置2へ送信される。
【0082】そうすると図庫管理装置2では、上記検索
依頼書の内容に応じて、処理ブロック15Bにて資料管
理台帳の検索処理が行なわれる。すなわち、先ずセキュ
リティチェック部233において、上記依頼者の従業員
コードおよび部課コードがパーソナル情報台帳22に照
会され、検索する資格があるか否かがチェックされる。
検索資格があると判定されると、台帳検索処理部234
により資料管理台帳21がアクセスされて、上記検索依
頼書に記載された資料データの番号に対応する管理情報
が取り出される。取り出される管理情報には、資料の種
別やサイズ、ファイル名などの他に、資料データが保管
されている図庫装置の識別情報が含まれる。そして、こ
れらの管理情報はセキュリティチェックの結果などと共
に検索依頼書に書き込まれたのち、依頼元の端末装置へ
返送される。
【0083】図庫管理装置2から検索依頼書が返送され
ると、端末装置では次に処理ブロック15Cにより出庫
依頼書の作成が行なわれる。すなわち、入出庫依頼書作
成部43において、先ず出庫依頼書の基本フォーマット
に上記図庫管理装置2から送られた検索依頼書の管理情
報が転記される。この状態で依頼者は必要に応じて他の
情報をキー入力する。このとき入力される情報には、例
えば緊急出図であるか否かを指定する情報がある。そう
して出庫依頼書の作成が終了すると、この出庫依頼書は
FD7に書き込まれる。 (2) 依頼書の承認および清書
【0084】依頼者は、作成した出庫依頼書が記憶され
たFD7を出図承認を受けるために上長へ提出する。こ
れに対し上長は、入出庫依頼書承認部44を有する自身
の第1の端末装置(上長用LT)を使用して承認および
清書操作を行なう。図15の処理ブロック15D,15
Eは、上長用LTの入出庫依頼書承認部44における処
理内容を示すものである。すなわち、先ず処理ブロック
15Dにおいては、上記FD7に記憶されている出庫依
頼書が入出庫依頼書承認部44に読み込まれ、ディスプ
レイ上に表示される。この状態で上長が例えば自身の従
業員コードを入力すると、この従業員コードは依頼書中
の承認欄に書き込まれる。そして、上長が清書の起動操
作を行なうと、処理ブロック15Eにより上記承認済み
の依頼書が送受信部45からループ伝送ネットワーク6
を介して図庫管理装置2へ伝送される。
【0085】図庫管理装置2では、上長用LTから出庫
依頼書が到来すると、処理ブロック15Fにより台帳検
索処理が行なわれる。すなわち、先ずセキュリティチェ
ック部233において、上記出庫依頼書に記載されてい
る依頼者の従業員コードと部課コード、および承認者の
従業員コードがそれぞれパーソナル情報台帳22に照会
され、該当する従業員および承認者の資格の有無が判定
される。そして、有資格者であれば、その旨が記入され
た依頼書が依頼元の端末装置へ返送される。なお、この
とき返送依頼書の承認欄には承認者名が新たに書き込ま
れる。一方、該当する従業員あるいは承認者のいずれか
一方でもその資格が認められなかった場合には、その旨
の情報が依頼元の上長用LTへ通知される。
【0086】上長用LTでは、図庫管理装置2から出庫
依頼書が返送されると、その内容がディスプレイに表示
されるとともにFD7に書き込まれる。上長はこの承認
済みの出庫依頼書が記憶されたFD7を依頼者に返却す
る。 (3) 出図処理 出図処理は、依頼者の端末装置(EWS)を用いて次の
ように行なわれる。図16はその手順を概略的に示した
ものである。 (a) 出庫依頼書の入力
【0087】依頼者が上長から返却されたFD7を端末
装置(EWS)にセットすると、このFD7に記憶され
ている承認済み出庫依頼書ファイルが処理ブロック16
Aで入出庫依頼書入力部3331に読み込まれ、入出庫
依頼書保持部334に保持される。なお、この読込まれ
た出庫依頼書はディスプレイに表示され、この状態で依
頼者は必要に応じて内容の変更を行なうことができる。
このとき、表示中の依頼書の承認欄には承認者の従業員
コードは表示されず承認者名が表示される。したがっ
て、承認者の従業員コードが依頼者に知られる虞れはな
い。 (b) 台帳検索のための清書処理
【0088】次に処理ブロック11Cにおいて、上記承
認済み出庫依頼書の清書処理が行なわれる。すなわち、
端末装置(EWS)は入庫処理部335の台帳問合せ処
理部3351により、先ず図庫管理装置2をアクセスし
て、上記承認済み出庫依頼書を入出庫依頼書保持部33
4から読出して図庫管理装置2へ送信する。
【0089】そうすると図庫管理装置2では、処理ブロ
ック16Cにおいて先ず上記出庫依頼書の依頼者および
承認者に対するセキュリティチェックが行なわれる。こ
のセキュリティチェックは、出庫依頼書に記入された依
頼者および承認者の従業員コードをパーソナル情報台帳
22に照会することにより行なわれる。このチェックに
より依頼者および承認者の資格が確認されると、台帳検
索処理部234により資料管理台帳21がアクセスされ
て、この台帳に登録されている管理情報に基づいて上記
出庫依頼書の内容の正否判定および内容の補充が行なわ
れる。そうして完成された出庫依頼書が得られると、こ
の出庫依頼書は上記セキュリティチェックの結果が付加
されたのち依頼元の端末装置(EWS)に返送される。
なお、以上の清書処理を行なう際の端末装置(EWS)
と図庫管理装置2との間における通信手順は、前記入籍
処理において図12を用いて説明した手順と略同じであ
る。 (c) 払出し処理
【0090】かくして出庫依頼書の清書処理が終了する
と、端末装置(EWS)の出庫処理部336では図16
の処理ブロック16Dに示す払出し処理が実行され、ま
たこの払出し処理に応動して図庫装置では処理ブロック
16Eに示す棚管理処理が実行される。すなわち、この
棚管理処理は、資源管理系処理、棚ステータス管理処
理、出庫依頼書ファイル転送処理、棚処理起動要求処
理、払出し用棚管理処理、棚処理完了監視処理、資料フ
ァイル転送処理、資料ファイル削除処理、依頼書ファイ
ル転送処理および依頼書ファイル削除処理の順に実行さ
れる。図17にその処理シーケンスを示す。
【0091】先ず資源管理処理では、端末装置は上記出
庫依頼書の内容に基づいて図庫装置をアクセスし、この
図庫装置に対し払出し資料のファイル名およびそのサイ
ズを転送する。そうすると図庫装置では、磁気ディスク
11の作業領域の残量チェックおよびファイル名の重複
チェックが行なわれるとともに、上記入籍資料ファイル
のサイズに相当する領域が確保される。
【0092】また、棚ステータス管理処理では、端末装
置(EWS)からの棚ステータス管理起動に応じて、図
庫装置において図庫コンピュータ内のステータスチェッ
クが行なわれる。そのチェック内容としては、払出し系
棚管理処理起動状態、払出し系処理禁止状態、端末要求
処理受付禁止状態、光ディスク棚整備中、磁気ディスク
棚整備中およびハードウエア状態がある。これらのチェ
ック結果は、図庫装置から端末装置に通知される。
【0093】次に、出庫依頼書ファイル転送処理では、
端末装置により図庫装置のファイル転送準備機能が起動
され、この状態で端末装置で転送コマンドが発行され
て、この転送コマンドとともに端末装置から図庫装置へ
出庫依頼書が転送される。この転送された出庫依頼書は
依頼書バッファ152に蓄積される。そして、転送終了
後にファイル転送終了機能により図庫装置から端末装置
へファイル転送完了が通知される。なお、上記転送コマ
ンド発行の際に、棚側のファイル名称は“依頼書ファイ
ル名称”+“端末ホストID”に設定される。
【0094】続いて棚処理起動要求機能処理では、端末
装置から図庫装置に対し、先に転送した出庫依頼書ファ
イルに従って、払出し系棚処理を実行させるための処理
要求が転送される。処理要求は、例えば図庫装置の処理
動作状態の一つである払出し処理待ちキューに対し依頼
書ファイル名称を登録することにより行なわれる。上記
処理要求による払出し待ちキュー登録が終了すると、図
庫装置から端末装置へ登録終了ステータスが通知され
る。
【0095】さて、払出し用棚管理処理は次のように実
施される。図18はその手順を示すフローチャートであ
る。すなわち、図庫装置の払出処理部153は、ステッ
プ18aで払出し処理が可能と判定すると、ステップ1
8bで払出し処理待ちキューより依頼書ファイル名称を
取り込み、ステップ18cによりこの依頼書ファイルか
ら依頼データを一つ取り出す。そして、ステップ18d
で払出し処理が可能と判定すると、ステップ18eで棚
ステータスファイルを払出し処理中に設定したのち、ス
テップ18fにより棚管理テーブル13の棚管理情報を
基に該当資料データファイルの保管場所が検索される。
この保管場所の検索では、資料目次一覧データから資料
データファイルがどのディスクに保管されているかが判
定され、また資料目次データからディスク中のどのアド
レス領域に保存されているかが判定される。
【0096】この判定により、いま該当資料データファ
イルが磁気ディスクに保存されていると判定された場合
には、ステップ18gで磁気ディスク棚11がアクセス
され、その該当アドレス領域から資料データファイルが
読み出される。一方、資料データファイルが光ディスク
棚12に保存されている場合には、ステップ18hで該
当するディスクがオートチェンジャにより選択され、さ
らにその該当アドレス領域から資料データファイルが読
み出される。これら磁気ディスク棚11または光ディス
ク棚12から読み出された資料データファイルは、資料
バッファ155に一時保持される。そして、資料データ
ファイルの読出しが終了すると、ステップ18iにより
棚ステータスファイルが払出し未処理に戻される。
【0097】そうして資料データの読出しが終了すると
図庫装置は、次にステップ18jにより依頼書ファイル
の蓄積処理を実行する。この蓄積処理では、資料の払出
しが済んだ出庫依頼書ファイルが例えば磁気ディスク1
1内の管理領域に蓄積される。その際、依頼書ファイル
にはステップ18kにて処理の日付など棚アクセス処理
での処理結果(ステータス)が付加される。また、上記
依頼書ファイルの蓄積は例えば月毎に分けて行なわれ
る。
【0098】この依頼書ファイルの蓄積データは、例え
ば端末装置のアクセスにより半期毎あるいは1年毎に読
み出されて、端末装置で蓄積されると共にプリントアウ
トされる。したがって、システムの管理担当者はこのプ
リントアウトされた依頼書ファイルの蓄積データを分析
することにより、図庫装置の増設計画などを効率的に立
案することが可能となる。
【0099】上記依頼書ファイルの蓄積処理がすべて終
了すると、図庫装置は最後にステップ18lにより払出
し完了キューへ終了ステータスを登録し、しかるのちス
テップ18aに戻って次の依頼書ファイルに対する処理
に移行する。
【0100】棚処理完了監視機能処理では、図庫装置に
おいて払出し完了キューの状態が監視され、払出し完了
キューへ処理完了ステータスが登録されると、この処理
完了ステータスが依頼元の端末装置に通知される。
【0101】資料ファイル転送処理では、端末装置(E
WS)で払出し転送コマンドの発行が行なわれ、このコ
マンドに応じて図庫装置の資料バッファ155から資料
データファイルが読み出されて端末装置へ転送される。
この転送された資料データファイルは払出し実行部33
63により受信されて、払出し済資料バッファ3321
に蓄積される。なお、上記払出し転送コマンド発行の際
の棚側ディレクトリ名称としては、“資料番号”+“端
末ホストID”が指定される。
【0102】資料ファイル削除処理は、払出し処理完了
後に、図庫装置の送受信作業領域に残留している転送済
の資料データ群を、端末装置の指示に従って消去するた
めの処理であり、上記資料データファイルの転送終了が
確認された時点で端末装置により起動される。すなわ
ち、端末装置は図庫装置からの資料データファイルの転
送を確認すると、ファイル削除コマンドを発行して図庫
装置へ送る。そうすると図庫装置は、送受信作業領域上
に残る該当する不要ファイルを消去し、消去が終了する
と消去終了ステータスを端末装置へ返す。
【0103】依頼書ファイル転送処理は、端末装置が転
送コマンドを発行してこの転送コマンドを図庫装置へ送
ることにより行なわれる。すなわち、上記転送コマンド
が送られると図庫装置は、処理結果(ステータス)が付
加された上記依頼書ファイルを依頼書バッファ152か
ら読出して端末装置へ転送する。端末装置は、図庫装置
から転送された依頼書ファイルを入出庫依頼書保持部3
34に蓄積する。なお、上記転送コマンドを発行する
際、棚側のファイル名称としては“依頼書ファイル名
称”+“端末ホストID”が指定される。
【0104】最後に依頼書ファイル削除処理は、払出し
処理完了後に、図庫装置の送受信作業領域に残留してい
る不要な資料データ群や依頼書ファイルを、端末装置の
指示に従って削除するための処理であり、上記依頼書フ
ァイルが図庫装置から転送されたことを確認した時点で
端末装置において起動される。すなわち、端末装置は図
庫装置からの依頼書ファイルの転送を確認すると、ファ
イル削除コマンドを発行して図庫装置へ送る。そうする
と図庫装置は、送受信作業領域上に残る該当する不要フ
ァイルを消去し、消去が終了すると消去終了ステータス
を端末装置へ通知する。端末装置は、このステータスの
通知を確認したことを以て、一連の払出し処理を終了す
る。 (d) 払出し資料の出力処理
【0105】そうして資料の払出しが終了すると、続い
て端末装置は払出済み資料出力部3322により払出し
済資料の出力処理を実行する。すなわち、上記払出し済
資料データは、先に述べたCADツールでのベクトル情
報からラスタ情報への変換処理によって、ベクトル情報
とラスタ情報との対で構成されている。つまり、資料デ
ータはその作成時に既にラスタ情報に変換されている。
このため、払出済み資料出力部3322は、上記ベクト
ル情報およびラスタ情報のうちプリントアウトに適した
ラスタ情報を選択し、このラスタ情報をそのままプリン
トサーバ8へ出力する。このため、上記払出し済資料は
プリンタ9でイメージデータとしてプリントアウトされ
る。したがって、払出し済資料データのプリントアウト
は、出力時にベクトル情報をラスタ情報に変換してプリ
ントアウトする場合に比べて、短時間に行なうことが可
能となる。なお、上記払出し済資料データは、その資料
番号が付加された状態でCMT5にも出力されて記憶さ
れる。 (e) 出庫依頼書の出力
【0106】端末装置は、上記入出庫依頼書保持部33
4から該当する依頼書ファイルを読出して、この依頼書
ファイルを入力元の記憶媒体に記憶させる。例えば、入
力元の記憶媒体がフロッピディスク7である場合には、
このFD7のマウントを確認するとともに、所定のコー
ド変換およびファイル形式の変換を行なってFD7に適
した信号形態に変換したのち、FD7に書き込む。ま
た、入力元の記憶媒体が端末装置に内蔵されているハー
ドディスク7である場合には、上記依頼書ファイルをそ
のままこのハードディスクに書き込む。 C.「再利用」
【0107】「再利用」は、先に述べたように資料デー
タを作成者本人がその改変を目的とせず他に流用するた
めに図庫装置から取り出す動作であり、前述した「出
図」の場合とはシステム上の処理内容が次の二点を除い
て同じである。
【0108】異なる点の一つは、「出図」では図庫管理
装置2のセキュリティチェックにおいて承認者の有無お
よび資格がチェックされたのに対し、「再利用」では依
頼者のチェックのみが行なわれて、承認者のチェックが
省略される点である。また異なる点の他の一つは、「出
図」では図庫装置から端末装置へ払い出された資料デー
タはそのまま自動的にプリンタ81でプリントアウトま
たはCMT82に書き込まれるのに対し、「再利用」で
は払出し済資料データは払出し済資料バッファ334に
一旦蓄積され、この状態で依頼者が出力指示をキー入力
した場合にのみプリントアウトまたはCMT82へ書き
込まれるようにした点である。
【0109】すなわち、「再利用」による資料の払出し
を受ける場合、依頼者は出庫依頼書に資料番号などの払
出しに必要な管理情報とともに自身の従業員コードおよ
び部下コードを記入し、かつ「再利用」である旨を記入
する。そして、この出庫依頼書を承認者を通さずにその
まま端末装置(EWS)に読み込ませる。
【0110】そうすると、端末装置では台帳検索のため
の清書起動がなされ、またそれに伴い図庫管理装置2で
は清書処理が行なわれる。すなわち、端末装置から出庫
依頼書が転送されると図庫管理装置2では、先ずセキュ
リティチェック部233において上記出庫依頼書が「再
利用」を要求するものか否かが判定される。そして、
「再利用」であれば、上記出庫依頼書に記入された依頼
者の従業員コードおよび部下コードがパーソナル情報台
帳22に照会され、その資格の有無が判定される。な
お、「再利用」以外の動作を要求する依頼書だった場合
には、前記「出図」の場合のように依頼者の従業員コー
ドと部下コード、および承認者の従業員コードを基にセ
キュリティチェックが行なわれる。
【0111】そして、上記セキュリティチェックの結
果、依頼者に再利用のための資料払出しを受ける資格が
あると判定されると、次に台帳検索処理部234におい
て資料管理台帳が検索され、この台帳に登録されている
管理情報に基づいて上記出庫依頼書の内容の正否判定お
よび内容の補充が行なわれる。そうして完成された出庫
依頼書が編集されると、この出庫依頼書は上記セキュリ
ティチェックの結果が付加されたのち依頼元の端末装置
(EWS)に返送される。
【0112】上記出庫依頼書の返送されると端末装置
(EWS)は、この出庫依頼書の内容に基づいて、以後
図庫装置に対し資料払い出しのための処理を開始する。
かくして、「再利用」の場合には、依頼者自身のセキュ
リティチェックのみで承認者の承認を受けずに資料の払
出し処理に移行することができる。したがって、無条件
に上長の承認を必要とする場合に比べて、面倒な承認作
業を不要にして、必要時に即時簡単に資料を引き出すこ
とができる。
【0113】一方、図庫装置から端末装置(EWS)に
転送された払出し済資料データは、図庫装置との間の一
連の払出し処理が終了した後も、払出し済資料バッファ
3321にそのまま保持される。この状態で、依頼者が
キーボードを操作して例えばプリントアウトの指示を入
力すると、払出し済資料出力部3322が起動されて、
上記払出し済資料バッファ3321に保持されている資
料データが読み出される。そして、この資料データはプ
リンタサーバ8を経てプリンタ81に供給され、プリン
トアウトされる。なお、払出し済資料データをCMT8
2に記憶させる場合にも、同様に依頼者の入力指示に従
って行なわれる。 D.「借用」
【0114】「借用」とは、先に述べたように作成者本
人が資料の改変、つまり訂正や追加等を目的として取り
出す動作であり、借用状態になった資料は返却されるま
での期間、出図、再利用および借用が禁止される。した
がって、この「借用」の処理シーケンスにおいては、資
料の払出しを受けたのち、端末装置から図庫管理装置に
対し当該資料の払出しを禁止するための台帳更新処理を
行なう必要がある。
【0115】図19は、この「借用」を行なう場合の概
略的な手順を示すフローチャートである。同図におい
て、依頼書の入力処理を行なう処理ブロック19Aか
ら、払出し済の資料データを出力する処理ブロック19
Fまでの処理内容は、前記図16に示した「出図」の場
合の対応する処理ブロック16A〜16Fの処理内容と
同一であり、払出し済資料データの出力終了後に台帳更
新のための清書処理が行なわれる点が異なる。
【0116】すなわち、処理ブロック19Fによる払出
し済資料データの出力処理が終了すると、端末装置では
出庫処理部336の台帳更新処理部3362により、処
理ブロック19Gに示される清書起動が行なわれる。ま
た図庫管理装置2では、上記端末装置の清書起動に応動
して処理ブロック19Hに示される清書処理が行なわれ
る。すなわち、端末装置では出庫処理部336の台帳更
新処理部3362により、先ず図庫管理装置2がアクセ
スされ、資料の払出し後に図庫装置から転送された出庫
依頼書が入出庫依頼書保持部334から読出されて図庫
管理装置2へ送信される。図庫管理装置2では、先ず上
記出庫依頼書の依頼者および承認者のセキュリティチェ
ックが行なわれる。そして、このチェックにより上記依
頼者および承認者が有資格者であると判定されると、台
帳検索処理部234により資料管理台帳記憶部21がア
クセスされて、資料管理台帳中の対応する管理情報の項
目が上記出庫依頼書の内容に基づいて更新される。更新
される管理項目のうち最も重要な項目に、当該資料の払
出しを禁止するための登録の設定がある。この設定がな
されると、以後当該資料の出図、再利用および借用の依
頼が発生しても、その動作が禁止される。この更新処理
が終了すると、その処理結果および上記セキュリティチ
ェックの結果が編集され、依頼元の端末装置に通知され
る。端末装置では、台帳更新処理部3362により上記
編集された結果が受信されると、この結果は入出庫依頼
書保持部334に蓄積される。
【0117】以上の清書に係わる一連の処理が終了する
と、上記端末装置では処理ブロック19Iにより入出庫
依頼書保持部334から該当する依頼書ファイルが読出
され、この依頼書ファイルが入力元の記憶媒体に記憶さ
れる。例えば、入力元の記憶媒体がフロッピディスク7
である場合には、このFD7に書き込まれる。
【0118】なお、依頼者のキー操作により、払出し済
資料バッファ3321に蓄積された払出し済資料データ
を入籍資料作成部31の所望のCADツールに転送し、
このCADツールで上記払出し済資料データを基にその
改良設計などを行なうことも可能である。この場合、払
出し済資料データは先に述べたようにベクトル情報とラ
スタ情報とから構成されており、CADツールではこれ
らのうちベクトル情報が選択されて改良設計などに供さ
れる。したがって、例えば資料データをラスタ情報の状
態のみで入籍しておく場合に比べて、ラスタ情報からベ
クトル情報への変換処理が不要となり、その分回路構成
や処理プログラムを簡単化することができる。
【0119】(5) 「返却」とは、先に述べたように図庫
装置内の借用中の資料データの借用状態を解除し、その
資料に対する出図、再利用、および借用依頼を可能とす
る動作である。図20はその手順の概略を示すフローチ
ャートである。
【0120】借用していた資料を返却する場合、依頼者
は返却のための依頼書を作成し、承認者の承認を受けた
のち、この承認済み依頼書を端末装置(EWS)に読み
込ませる。端末装置では、処理ブロック20Aにて上記
承認済み依頼書を読み込むと、出庫処理部336の台帳
更新処理部3362により台帳更新のための清書起動が
行なわれる。また、これに応じて図庫管理装置2では清
書処理が行なわれる。
【0121】すなわち、端末装置では先ず台帳更新処理
部3362により図庫管理装置2がアクセスされ、上記
承認済みの返却依頼書が入出庫依頼書保持部334から
読み出されて図庫管理装置2へ送信される。図庫管理装
置2では、先ず上記返却依頼書の依頼者および承認者の
セキュリティチェックが行なわれる。そして、このチェ
ックにより上記依頼者および承認者が有資格者であると
判定されると、台帳検索処理部234により資料管理台
帳記憶部21がアクセスされて、資料管理台帳中の対応
する管理情報の項目が上記出庫依頼書の内容に基づいて
更新される。つまり、当該資料の払出し禁止登録の設定
が解除される。この解除がなされると、以後当該資料の
出図、再利用および借用が可能となる。そして、この更
新処理が終了すると、その処理結果および上記セキュリ
ティチェックの結果が編集され、依頼元の端末装置に通
知される。端末装置では、台帳更新処理部3362によ
り上記編集された結果が受信されると、この結果は入出
庫依頼書保持部334に蓄積される。
【0122】次に端末装置では、出庫処理部336の払
出し実行部3363により処理ブロック20Dに示され
る返却のための通知処理が実行される。また、この処理
に応動して図庫装置では処理ブロック20Fに示される
棚管理処理が実行される。すなわち、端末装置では上記
返却依頼書の内容を基に払出し実行部3363により該
当する図庫装置がアクセスされ、この図庫操作へ上記返
却依頼書が転送される。これに対し図庫装置では、上記
返却依頼書が送られると、この依頼書が払出し処理部1
53により磁気ディスク11の資源管理領域に蓄積され
る。そして、この蓄積後その結果を示す情報が付加され
た返却依頼書が編集されて、依頼元の端末装置へ返送さ
れる。端末装置は、上記図庫装置から返却依頼書が返送
されると、この返却依頼書を入出庫依頼書保持部334
に蓄積し、返却処理を終了する。
【0123】以上のように本実施例の端末装置であれ
ば、次のような種々効果が得られる。すなわち、入出庫
依頼書が入力されると端末装置(EWS)3a〜3nで
は、先ずこの入出庫依頼書が図庫管理装置2へ転送され
て管理情報の登録および検索が行なわれ、続いて図庫管
理装置2から返送される管理情報を含む入出庫依頼書に
基づいて、該当する図庫装置1a〜1dがアクセスされ
て資料の入出庫処理が行なわれることになる。このた
め、資料を入出庫しようとする場合に依頼者は、別途作
成した電子化入出庫依頼書を端末装置(EWS)3a〜
3nに読み込ませるだけで、所望の資料の入出庫を行な
うことが可能となる。したがって、不慣れな依頼者で
も、随時簡単かつ短時間にしかも誤り無く資料の入出庫
を行なうことができる。
【0124】また本実施例の端末装置(EWS)3a〜
3nには、資料の入出庫処理機能に加えて資料作成機能
が設けられているので、依頼者は1台の端末装置(EW
S)3a〜3nで資料の作成・変更および資料の入出庫
を行なうことができ、大変便利である。さらに、入出庫
依頼書の作成機能およびその承認機能を、資料作成機能
および資料の入出庫処理機能を有する端末装置(EW
S)3a〜3nとは異なる端末装置(LT)4a〜4m
に分担して設けたので、端末装置(EWS)の負担を軽
減することができる。
【0125】さらに本実施例の端末装置(EWS)3a
〜3nでは、資料作成時にベクトル情報およびラスタ情
報の2種類を作成して図庫装置に入庫させ、出庫時に出
庫資料をプリントアウトする場合にはラスタ情報を選択
し、出庫資料をCADツールで追加訂正等の変更を行な
う場合にはベクトル情報を選択するようにしている。こ
のため、例えば資料をベクトル情報のみで構成する場合
に比べて、ベクトル情報をラスタ情報に変換する処理を
省略することができるので、その分出庫資料をプリント
アウトするために要する時間を短縮することができ、結
果的に出庫時間を高速化することができる。また、出庫
資料をCADツールで変更する場合には、ベクトル情報
をそのままCADツールへ転送すればよいので、この場
合にも変換処理が不要となり、その分高速度に転送する
ことができる。
【0126】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例の電子図庫システムで
は、入出庫依頼書の作成機能およびその承認機能を、資
料作成機能および資料の入出庫処理機能を有する端末装
置(EWS)3a〜3nとは異なる端末装置(LT)4
a〜4mに分担して設けたが、すべての機能を端末装置
(EWS)3a〜3nに設けてもよい。また、依頼書の
承認機能のみを別の端末装置(LT)4a〜4mに設
け、他の機能のすべてを端末装置(EWS)3a〜3n
に設けるようにしてもよい。この様にすると、端末装置
(EWS)3a〜3nの負担が多少増えるが、依頼者に
とっては自身が所有する端末装置(EWS)3a〜3n
を使用して、資料の作成・変更処理から入出庫依頼書の
作成、入出庫のためのアクセス処理を一貫して行なえる
ようになるため、一層便利になる。
【0127】さらに、前記実施例では端末装置(LT)
4a〜4mに入出庫依頼書の作成機能およびその承認機
能をそれぞれ持たせたが、これらの機能を異なる端末装
置に分けて持たせるようにしてもよい。すなわち、資料
作成機能および資料の入出庫処理機能を有する端末装置
(EWS)と、入出庫依頼書の作成機能を有する端末装
置(LT)と、承認機能を有する端末装置(LT)とを
設けてもよい。この様にすると、端末装置(EWS)を
各技術者に各々所有させるとともに、入出庫依頼書の作
成機能を有する端末装置(LT)を例えば同じ部課の複
数の技術者に共有させ、さらに承認機能を有する端末装
置(LT)を上長のみに所有させることができる。ま
た、このとき上長用の端末装置をEWSにより構成し、
この端末装置(EWS)に資料の作成変更機能と入出庫
依頼書の承認処理機能とを設けるようにしてもよい。
【0128】また前記実施例の図庫管理装置2では、入
出庫依頼書に記載された依頼者および承認者の各識別コ
ードの照合の結果、依頼者または承認者の存在が確認さ
れなかった場合にも、依頼書を端末装置(EWS)3a
〜3nへ返送するようにしたが、依頼者または承認者の
存在が確認されなかったことを表わす情報のみを端末装
置(EWS)3a〜3nに通知し、依頼書は返送しない
ようにしてもよい。この様にすると、図庫管理装置2か
ら端末装置(EWS)3a〜3nへ返送するデータ量を
減らすことができ、これにより端末装置(EWS)3a
〜3nと図庫管理装置2との間の通信時間を短縮するこ
とができる。
【0129】さらに前記実施例では、承認者の従業員コ
ードを入力してこれを図庫管理装置2のパーソナル情報
台帳でチェックするようにしたが、状業員コードとは別
に暗唱コードを入力して、これらのコードを各々チェッ
クするようにしてもよい。また、この場合、承認者は自
身の従業員コードが記憶されたICカードなどの記憶媒
体を端末装置(LT)に読み込ませ、その上で暗唱コー
ドを入力するようにしてもよい。これは依頼者について
も同様に適用することができる。
【0130】また前記実施例では、電子化入出庫依頼書
をフロッピディスク(FD)7に記憶させて承認者へ提
出するようにしたが、FDの代わりにICカードなどの
別の記憶媒体を使用してもよい。また記憶媒体を用いず
に、依頼者の端末装置から承認者(上長)の端末装置へ
通信回線を介してオンラインで電子化入出庫依頼書を伝
送し、承認済みの依頼書を承認者の端末装置から依頼者
の端末装置へオンラインで返送するように構成してもよ
い。
【0131】さらに前記実施例では、上長用の端末装置
(LT)4a〜4mにおける入出庫依頼書の承認処理時
に、承認済みの依頼書を図庫管理装置2へ転送して清書
を行なうようにしたが、この清書手順は省略するように
してもよい。
【0132】また前記実施例の図庫装置1a〜1dで
は、図庫装置1a〜1dの各々が独立して入出庫処理動
作を行なうようにしたが、各図庫装置1a〜1dの棚部
分11,12および棚管理テーブル13を1つの統合
し、この統合した棚11,12を各図庫装置1a〜1d
の入庫部14および出庫部15からそれぞれアクセスす
るように構成してもよい。この様にすると例えば図庫装
置1a〜1dのうちのいずれかが動作不能状態に陥った
場合でも、他の図庫装置により代わってアクセスするこ
とが可能となる。さらに、前記実施例のように各図庫装
置1a〜1dを独立に構成したうえで、必要に応じて各
図庫装置1a〜1d間で通信回線を介して相互にアクセ
スできるように構成してもよい。
【0133】また、通信ネットワークは、ループ伝送ネ
ットワーク以外に回線交換ネットワークなどの他のネッ
トワークを使用してもよい。その他、システム全体の構
成や入出庫の手順、図庫装置の数やその構成および制御
手順、端末装置の構成および制御手順、図庫管理装置の
構成および制御手順などについても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0134】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の端末装置
は、電子化された入出庫依頼書を外部から取込むための
手段と、登録検索制御手段と、入出庫制御手段とを備
え、上記登録検索手段により、上記入出庫依頼書を通信
回線を介して上記図庫管理装置へ転送して管理情報の登
録または検索を行なわせるとともに、この登録または検
索後に上記図庫管理装置から返送される管理情報を含ん
だ入出庫依頼書を受信するようにし、かつ上記入出庫制
御手段により、上記図庫管理装置から返送された入出庫
依頼書に基づいて、上記各図庫装置を通信回線を介して
選択的にアクセスし、これにより図庫装置に所望の資料
の入出庫処理を行なわせるようにしたものである。
【0135】したがって本発明によれば、依頼者自身が
資料の入出庫を随時簡単かつ短時間に誤り無く行なうこ
とができる電子図庫システムの端末装置を提供すること
ができる。
【0136】また他の本発明によれば、入庫または出庫
を依頼するための電子化された依頼書を作成するための
依頼書作成手段を備え、資料の入出庫に際し、この依頼
書作成手段により作成された入出庫依頼書を通信回線を
介して図庫管理装置へ転送するようにしたことによっ
て、依頼者が1台の端末装置により資料の入出庫だけで
なく入出庫依頼書の作成も行ない得る電子図庫システム
の端末装置を提供することができる。
【0137】さらに他の本発明によれば、資料作成手段
を備え、この手段により入庫資料の作成および出庫資料
の変更を行ない、入庫する場合には上記資料作成手段に
より作成された入庫資料を図庫装置へ転送し、かつ図庫
装置から出庫資料が伝送された場合には、予め指示され
た出力形態に応じて、上記出庫資料をその訂正や変更の
ために上記資料作成手段に供給するか、または印刷出力
に供するようにしたことによって、依頼者が1台の端末
装置により資料の入出庫だけでなく資料の作成変更作業
も行ない得る電子図庫システムの端末装置を提供するこ
とができる。
【0138】さらに本発明において、資料作成手段によ
り入庫資料をベクトル情報およびラスタ情報の2種類作
成し、入庫の際にはこれらのベクトル情報およびラスタ
情報を一組として図庫装置に入庫させ、かつ出庫に際し
出庫資料を資料作成手段へ転送する場合にはベクトル情
報を選択して転送し、出庫資料を印刷出力する場合には
ラスタ情報を選択して印刷処理に供するようにすれば、
出庫資料の資料作成手段への転送および印刷出力をそれ
ぞれ短時間に行なうことができる。
【0139】さらに他の本発明によれば、資料の入出庫
を行なうための処理手段に加えて、承認入力手段を備え
たことにより、承認者は例えば自身の端末装置により資
料の入出庫とともに、依頼者から承認を要求された入出
庫依頼書に対し依頼書の内容を確認して識別情報を書き
込むといった、承認のために必要な処理を行なうことが
でき、承認者にとって大変便利な電子図庫システムの端
末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電子図庫システムの
概略構成を示す図。
【図2】図1に示したシステムの図庫装置の機能構成を
示す図。
【図3】図1に示したシステムの図庫管理装置の機能構
成を示す図。
【図4】図1に示したシステムの第1の端末装置の機能
構成を示す図。
【図5】図1に示したシステムの第2の端末装置の機能
構成を示す図。
【図6】図5に示した第2の端末装置の入籍資料作成部
の機能構成を示す図。
【図7】図5に示した第2の端末装置の入籍資料準備部
の機能構成を示す図。
【図8】図5に示した第2の端末装置の入出庫依頼部の
機能構成を示す図。
【図9】入籍資料作成手順の概略を示すフローチャー
ト。
【図10】入庫依頼書の作成手順および承認手順の概略
を示すフローチャート。
【図11】入籍処理手順の概略を示すフローチャート。
【図12】第2の端末装置と図庫管理装置との間の通信
手順を示す図。
【図13】入籍動作時における第2の端末装置および図
庫管理装置の処理シーケンスを示す図。
【図14】図庫装置における入籍用棚管理処理の手順を
示すフローチャート。
【図15】出庫依頼書の作成手順および承認手順の概略
を示すフローチャート。
【図16】出図処理手順の概略を示すフローチャート。
【図17】出図動作時における第2の端末装置および図
庫管理装置の処理シーケンスを示す図。
【図18】図庫装置における払出し用棚管理処理の手順
を示すフローチャート。
【図19】借用処理手順の概略を示すフローチャート。
【図20】返却処理手順の概略を示すフローチャート。
【符号の説明】
1a〜1d…図庫装置、2…図庫管理装置、3a〜3n
…第2の端末装置(EWS)、4a〜4m…第1の端末
装置(LT)、5…接続装置、6…ループ伝送ネットワ
ーク、7…フロッピディスク(FD)、8…プリントサ
ーバ、9…イメージリーダ、11…磁気ディスク棚、1
2…光ディスク棚、13…棚管理テーブル、14…入庫
部、15…出庫部、21…資料管理台帳記憶部、22…
パーソナル情報台帳記憶部、23…台帳検索部、24…
台帳更新部、31…入籍資料作成部、3111〜311
4…CADツール処理部、3121〜3123…ベクト
ル・ラスタ(V/R)変換部、32…入籍資料準備部、
321〜324…ファイル変換部、325…資料記憶
部、326…資料削除部、327…資料出力部、328
…一覧表出力部、33…入出庫依頼部、331…入籍資
料保持部、332…出庫資料保持部、333…入出庫依
頼書処理部、334…入出庫依頼書保持部、335…入
庫処理部、336…出庫処理部、41…資料台帳検索
部、42…検索依頼書記憶部、43…入出庫依頼書作成
部、44…入出庫依頼書承認部、45…送受信部、81
…プリンタ、82,92…カセット式磁気テープレコー
ダ(CMT)、91…手書原稿。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化された資料を保管するための複数
    の図庫装置と、これらの図庫装置に保管される資料に係
    わる管理情報を一括して記憶するための電子化管理台帳
    を有する図庫管理装置とに対し、通信回線を介して接続
    される電子図庫システムの端末装置おいて、 入庫または出庫を依頼するための電子化された依頼書を
    外部から取込むための手段と、 この手段により取込まれた入出庫依頼書を前記通信回線
    を介して前記図庫管理装置へ転送して管理情報の登録ま
    たは検索を行なわせるとともに、この登録または検索後
    に前記図庫管理装置から返送される管理情報を含んだ入
    出庫依頼書を受信する手段と、 前記図庫管理装置から返送された入出庫依頼書に基づい
    て、前記各図庫装置を前記通信回線を介して選択的にア
    クセスし、所望の資料の入出庫処理を行なわせる手段と
    を具備したことを特徴とする電子図庫システムの端末装
    置。
  2. 【請求項2】 電子化された資料を保管するための複数
    の図庫装置と、これらの図庫装置に保管される資料に係
    わる管理情報を一括して記憶するための電子化管理台帳
    を有する図庫管理装置とに対し、通信回線を介して接続
    される電子図庫システムの端末装置おいて、 入庫または出庫を依頼するための電子化された依頼書を
    作成するための依頼書作成手段と、 資料の入出庫に際し、前記依頼書作成手段により作成さ
    れた入出庫依頼書を前記通信回線を介して前記図庫管理
    装置へ転送して管理情報の登録または検索を行なわせる
    とともに、この登録または検索後に前記図庫管理装置か
    ら返送される管理情報を含んだ入出庫依頼書を受信する
    手段と、 前記図庫管理装置から返送された入出庫依頼書に基づい
    て、前記各図庫装置を前記通信回線を介して選択的にア
    クセスして、所望の資料の入出庫処理を行なわせる手段
    とを具備したことを特徴とする電子図庫システムの端末
    装置。
  3. 【請求項3】 電子化された資料を保管するための複数
    の図庫装置と、これらの図庫装置に保管される資料に係
    わる管理情報を一括して記憶するための電子化管理台帳
    を有する図庫管理装置とに対し、通信回線を介して接続
    される電子図庫システムの端末装置おいて、 入庫資料の作成および出庫資料の変更を行なうための機
    能を有した資料作成手段と、 入庫または出庫を依頼するための電子化された依頼書を
    外部から取込むための手段と、 この手段により取込まれた入出庫依頼書を前記通信回線
    を介して前記図庫管理装置へ転送して管理情報の登録ま
    たは検索を行なわせるとともに、この登録または検索後
    に前記図庫管理装置から返送される管理情報を含んだ入
    出庫依頼書を受信する手段と、 この手段により受信された入出庫依頼書に基づいて前記
    各図庫装置を選択的にアクセスし、入庫の場合には前記
    資料作成手段により作成された入庫資料を前記アクセス
    された図庫装置へ転送して入庫させ、かつ出庫の場合に
    は前記アクセスされた図庫装置から払い出された出庫資
    料を受信する入出庫制御手段と、 この入出庫制御手段により前記図庫装置から伝送された
    出庫資料を保持し、予め指示された出力形態に応じてこ
    の出庫資料の前記資料作成手段への転送および印刷出力
    の少なくとも一方を行なう資料出力手段とを具備したこ
    とを特徴とする電子図庫システムの端末装置。
  4. 【請求項4】 資料作成手段は入庫資料をベクトル情報
    およびラスタ情報の2種類作成し、入出庫制御手段は前
    記入庫資料ごとにベクトル情報およびラスタ情報を一組
    として図庫装置に入庫させ、資料出力手段は出庫資料を
    資料作成手段へ転送する場合にはベクトル情報を選択し
    て転送し、出庫資料を印刷出力する場合にはラスタ情報
    を選択して印刷処理に供することを特徴とする請求項3
    に記載の電子図庫システムの端末装置。
  5. 【請求項5】 電子化された資料を保管するための複数
    の図庫装置と、これらの図庫装置に保管される資料に係
    わる管理情報を一括して記憶するための電子化管理台帳
    を有する図庫管理装置とに対し、通信回線を介して接続
    される電子図庫システムの端末装置おいて、 入庫または出庫を依頼するための電子化された依頼書を
    外部から取込むための依頼書入力手段と、 この依頼書入力手段により取り込まれた入出庫依頼書に
    対し承認者が自身の識別情報を書き込むための承認入力
    手段と、 資料の入出庫に際し、前記承認入力手段により承認者の
    識別情報が書き込まれた入出庫依頼書を前記通信回線を
    介して前記図庫管理装置へ転送して管理情報の登録また
    は検索を行なわせるとともに、この登録または検索後に
    前記図庫管理装置から返送される管理情報を含んだ入出
    庫依頼書を受信する手段と、 前記図庫管理装置から返送された入出庫依頼書に基づい
    て、前記各図庫装置を前記通信回線を介して選択的にア
    クセスして、所望の資料の入出庫処理を行なわせる手段
    とを具備したことを特徴とする電子図庫システムの端末
    装置。
JP3257996A 1991-10-04 1991-10-04 電子図庫システムの端末装置 Pending JPH05101116A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6080816A (en) * 1997-11-10 2000-06-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coatings that contain reactive silicon oligomers
US6329489B1 (en) 1999-12-20 2001-12-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for producing reactive silane oligomers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6080816A (en) * 1997-11-10 2000-06-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coatings that contain reactive silicon oligomers
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