JP3719946B2 - Ifトランス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン受像機やビデオテープレコーダのチューナ部等に用いる中間周波トランス(以下IFトランスという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビション受像機用チューナ等の中間周波増幅回路の一例を図9に示す。図9において、1次側と2次側のコイル2と3より成るIFトランス1は、その1次側と2次側にコンデンサ4と5を備え、これらのコイル2,3とコンデンサ4,5でフイルターを構成する。図中Mは、上記両コイル2,3間の結合度を示している。このフイルターの通過特性の波形を図10に示す。波形の中心周波数Fおよび帯域幅Wは、回路中のコンデンサ4,5の容量C1、C2と上記両コイル2,3のインダクタンスL1,L2および上記両コイル間の結合度Mによって決まる。
【0003】
図11は上記IFトランス1の構成を示す図である。IFトランス1は1つのボビン6に設けた1次側と2次側の2つのコイル2、3と、可動自在に設けた1つのコア7と、上記ボビン6を固定する基板8からなり、該基板8の下方には上記各コイル2,3の端部を接続する4個の端子9が設けられる。また、このIFトランス1は図示していないが全体をシールドケースで覆われている。
【0004】
上記IFトランス1の通過特性の調整は、ドライバーのような調整用の治具10でコア7の位置を変化させ、上記コイル2,3のインダクタンスL1,L2を調整して図10に示すような特性が得られるようにする。この調整を行い易くするため、従来、実開昭61−63810号や実開昭62−184709号に示すような技術が知られている。
【0005】
前者は、図12に示すように、コイル11と12を巻装したボビン13の内側に、上記コイル11に対応して高透磁率のコア14を、また、上記コイル12に対応して低透磁率のコア15を設けた構成にしている。従って、シールドケース16の開口17より調整用の治具10で高透磁率のコア14を回転させてインダクタンスの粗調整を行い、その後、低透磁率のコア13を回転させてインダクタンスの微調整を行うことができるので、フイルターの通過特性を細かく調整することができる。
【0006】
後者は、図13に示すように、コイル18、19を設けたボビン20の内側にインダクタンスの粗調整に用いる高透磁率のコア21を上記ボビン20と同軸方向に移動できるように設け、上記ボビン20の外側にはインダクタンスの微調整用の低透磁率のコア22を上記ボビン20と同軸方向に移動できるようにケース23に設ける。従って、コア21を移動させて、両コイルのインダクタンスの粗調整を行い、その後、コア22を移動させれば、両コイルのインダクタンスの微調整を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の中間周波増幅回路では、図14及び図15に示すように、コンデンサ4,5の容量C1,C2のバラツキ等のため、フイルターの通過特性波形の中心周波数Fが帯域幅Wの中心周波数よりずれたり、この帯域幅Wが狭まったりして帯域内の波形の平坦性が悪くなることがある。この帯域幅Wや波形の中心周波数Fを補正するには、コイルのインダクタンスL1、L2および両コイル間の結合度Mを可変させる必要がある。
【0008】
しかしながら、上記従来のIFトランスでは、一次側および2次側の両コイルとも1つのボビンに固定して設けているので、両コイル間の間隔を調整することができない。そのため、両コイル間の結合度Mを独立に可変できず、フイルター通過特性の帯域幅の調整が困難で、ある程度波形の平坦性の悪化を容認せざるを得なかった。
【0009】
また、上記従来技術では、1次側と2次側の両コイルのインダクタンスを2個の可動するコアで調整するようにしているので、インダクタンスの調整が面倒であった。しかも、コア材は、機械的に脆弱で加工しにくいので、コアにネジ溝を設ける等の複雑な形状に加工したり、可動する部材として2個も使用することは強度的にもコスト的にも不利になるという問題があった。
【0010】
また、図13に示す従来例では、コアを円筒状でネジ溝を設けるような複雑な形状に加工したり、2種類の形状の異なるコアを必要とするので金型代等の費用がかかりコスト的に不利であり、しかも機械的に脆弱なコアを2個も可動部材として用いるので強度的にも不利であった。
本発明は、上記の問題を解決することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明のIFトランスは、内壁にネジ溝を形成した円筒状の支持体と、コイルを巻装し且つ上記支持体のネジ溝に螺合するネジ溝で上記支持体内部において可動自在に設けられた第1および第2のボビンと、上記支持体内部に設けたコアとを備えたことを特徴とする。
【0018】
従って、第1のコイルを設けた第1のボビンと第2のコイルを設けた第2のボビンは、円筒状の支持体に対してネジ溝で螺合しているので、第1および第2のボビンを円筒状の支持体に対して回動させれば、両ボビンに設けられたコイル間の間隔と、上記コアと両コイル間の間隔とを簡単に変化させることができ、簡単な構造で両コイル間の結合度Wと両コイルのインダクタンスを所望の値に調整することができる。その結果、このIFトランスを使ったフイルタ−の通過特性の中心周波数を所望の値にしながら帯域幅の中央に簡単に合わせることができる。
【0019】
また本発明は、上記コアは上記支持体に対して軸方向に半固定で可動自在に取り付けたことを特徴とする。
【0020】
従って、コアと両コイルは支持体に対して独立して軸方向に動かせることができるので、第1および第2のボビンに設けた両コイル間の間隔および両コイルとコアとの間隔を独立して調整することがでる。その結果、このIFトランスを使ったフイルタ−の通過特性の中心周波数を帯域幅の中央値に調整でき、この調整の自由度が増し、調整作業が容易になる。
【0021】
また本発明は、上記コアは第1のコアと第2のコアより成り、該第1および第2のコアの少なくとも一方は上記支持体に設けたネジ溝に螺合するネジ溝で両コイル間の空洞内を軸方向に半固定で可動自在に設けられていることを特徴とする。
【0022】
従って、支持体に対して軸方向に可動自在のコアおよび第1と第2のボビンは、それらの周囲に形成したネジ溝と円筒状の支持体の内壁に螺設した共通のネジ溝に螺合しているので、簡単な構成で、上記両ボビンおよび少なくとも一方のコアを独立して自由に移動させることがでる。その結果、両コイル間の間隔および両コイルとコアの位置を自由に調整でき、このIFトランスを使ったフイルタ−の通過特性の中心周波数および帯域幅を所定の値に調整できると共に調整の自由度が増し、その作業が容易になる。また、コアを2個設けているので両コイルのインダクタンスの微調整が行い易くなる。
【0023】
また本発明は、可動自在に設けた上記ボビンの開口部に、該ボビンと一体の第1の鍵孔を形成した板体を設け、可動自在に形成した上記コアの上記第1の鍵孔に対抗する面に第2の鍵孔を形成し、上記両鍵孔を用いてボビンおよびコアを回転できるように構成して、上記第1と第2のコイル間の間隔および第1と第2のコイルに対するコアの位置を調整可能にしたことを特徴とする。
【0024】
従って、ボビンに設けた板体に形成する第1の鍵孔を利用し調整用の治具でボビンを回転させると、他方のボビンに対する間隔を簡単に調整することができ、各ボビンに設けたコイル間の間隔を容易に調整することができる。また、上記第1の鍵孔を貫通し、コアに設けた第2の鍵孔に係合する調整用の治具でコアを回転させると、このコアの上記両コイルに対する位置を簡単に調整できる。そのため、このIFトランスを使ったフイルタ−の通過特性の中心周波数および帯域幅を所定に値に容易に調整することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を用いて説明すると以下の通りである。
〈実施形態1〉
図1は本発明の第1の実施形態の断面構成図である。図1において、100は、1次側のコイル101を設け、基板102に取り付けたボビンであり、該ボビンの内側壁にはネジ溝103を、また上部外側壁にはネジ溝104を螺設する。105は、2次側のコイル106が設けられ、内側壁には上記ボビン100に設けたネジ溝104と螺合するネジ溝107を螺設したボビンであり、該ボビン105の上板108には調整用の治具109が係合する鍵孔110を設ける。
【0026】
111は、フェライト等の磁性体より成るコアであり、該コア111の側壁には上記ボビン100の内壁に設けたネジ溝104と螺合するネジ溝112を設けるとともに、コア111の上面には上記ボビン105の上板108に設けた鍵孔110に対向する位置で上記鍵孔110より小さい鍵孔113を設ける。114は上記基板102を貫通して下方に突出する端子であり、1次側および2次側の上記コイル101および106の各端子が接続される。
【0027】
図2および図3に示す実施形態は、図1に示すものに対して調整用の構成を一部変更したもので、図1に対応する部分には同一符号を付し説明を省略する。図2は、ボビン105の上板108に設けた調整用の鍵孔110−1を図1の鍵孔110より小さな形状とし、コア111の下面に鍵孔113−1を設け、コア111の上面には鍵孔を設けず、基板102に、上記鍵孔113−1に係合させる治具(図示せず)を通すための開口115を形成する。
【0028】
図3は、ボビン105の上板108に設けた鍵孔110、コア111の上面に設けた鍵穴113および治具109は図1と同様の形態にし、コア111の下面に設けた鍵孔113−1と基板102に設けた開口115は図2と同様の形態にしたものである。
【0029】
従って、図1乃至図3に示す実施形態においては、フイルターとしての通過特性を調整する場合、先ず調整用治具109あるいは109−1を上板108に設けた鍵孔110あるいは110−1に係合させて回転し、ボビン105と100に設けた両コイル101、106間の間隔を調整して、両コイル間の結合度Mを所望する値に設定する。
【0030】
次に、細身の調整用の治具109−1を上記上板108の鍵孔110あるいは基板102に設けた開口115を貫通してコア111の鍵孔113あるいは113−1に係合し、コア111を回転して、該コア111を上記両コイル101,106間の所望する位置に調整し、上記両コイル101および106のインダクタンスを所望する値に調整する。
【0031】
このように、本実施形態は、コイルを巻装した一方のボビンとコアを可動自在とし、2個のコイル間および2個のコイルとコア間の各距離を変えられるようにしているので、両コイル間の結合度Mと両コイルのインダクタンスをそれぞれ独立して調整することができる。その結果、このIFトランスを用いたフイルターの通過特性は所望の帯域幅Wで中心周波数Fを上記帯域幅Wの中央に設定することができる。
【0032】
〈実施形態2〉
図4および図5は、本発明の第2の実施形態の断面構成図である。図4において、120は円筒状の支持体であり、該支持体120は中央部に開口115を設けた基板102に取り付けられている。そして、上記支持体120の内壁にはネジ溝121を設け、内部の略中央部にはフェライト等の磁性体よりなるコア111を固定するように支持する。
【0033】
122は1次側のコイル101を設けたボビンであり、該ボビン122の外周壁には上記支持体120に設けたネジ溝121と螺合するネジ溝123を形成し、下面の略中央部には調整用の鍵孔124を設ける。125は2次側のコイル106を設けたボビンであり、該ボビン125の外周壁には上記支持体120に設けたネジ溝121と螺合するネジ溝126を形成し、上面の略中央部には調整用の治具109−1と係合する鍵孔127を設ける。114は上記基板102を貫通して下方に突出する端子であり、1次側および2次側の上記コイル101および106の各端子が接続される。
【0034】
図5に示す実施形態は、図4に示すものに対して調整用の構成を一部変更したもので、図4に対応する部分には同一符号を付し説明を省略する。図5は、上記支持体120の内部の略中央部に固定するように設けたコア111−1を円筒状にするとともに2次側のコイル106を設けたボビン125の上面中央部に形成する鍵孔127−1を調整用の治具109に係合するよう図4の鍵孔127より大きくしたものである。
【0035】
従って、図4および図5に示す実施形態においては、フイルターとしての通過特性を調整する場合、先ず調整用治具109−1あるいは109をボビン125の上面中央部に設けた鍵孔127あるいは127−1に係合させて回転し、ボビン125に設けたコイル106と固定されているコア111あるいは111−1との間の間隔を調整して、上記コイル106のインダクタンスを所望する値に設定する。
【0036】
次に、細身の調整用の治具109−1を下方より基板102の開口115を貫通して、あるいは上方より上記鍵孔127−1とコア111−1の中空部を貫通して(図5)1次側のコイル101を設けたボビン122の鍵孔124に係合させ、ボビン122を回転して、コア111あるいは111−1との位置を調整し、1次側のコイル101のインダクタンスを所望の値に設定する。
【0037】
このように、本実施形態では、固定されたコア111あるいは111−1に対して両コイル101、106を可動自在とし、各コイルとコアとの間の距離および両コイル間の距離を独立して自由に設定できるので、両コイルのインダクタンスおよび両コイル間の結合度Mを独立して調整することができる。その結果、このIFトランスを用いたフイルターの通過特性は所望の帯域幅で中心周波数を上記帯域幅の中央に設定することが容易になる。
【0038】
〈実施形態3〉
図6は本発明の第3の実施形態の断面構成図である。この実施形態では、上記第2の実施形態で固定して設けたコア111あるいは111−1に代え円筒状の支持体120内で可動自在のコアを設けており、その他は同一構成であるので説明を省略する。図6において、128は円筒状の支持体120内で支持体120の軸方向に可動自在に設けられたコアであり、該コア128を支持する支持具129の外周部には、上記支持体120の内壁に設けたネジ溝121と螺合するネジ溝130が設けられる。また、上記コア128には調整用の治具109が係合する鍵孔131が軸方向に貫通するように形成される。
【0039】
従って、図6に示す実施形態においては、フイルターとしての通過特性を調整する場合、調整用の治具109をボビン125の鍵孔127−1に係合して回転させ、2次側のコイル106の位置を調整し、また、他の調整用の治具をボビン125の鍵孔127−1を貫通しコア128の鍵孔131に係合させて回転し、コア128の位置を調整する。更に、他の調整用の治具をボビン125およびコア128の鍵孔127−1,131を貫通し、ボビ122の鍵孔124に係合して回転させ、1次側のコイル101の位置を調整する。これにより、上記1次側のコイル101、2次側のコイル106およびコア128の位置はそれぞれ独立して決めることができるので、両コイルのインダクタンスおよび両コイル間の結合度Mを独立して調整することができ、フイルターの通過特性の帯域幅および中心周波数を所望の値に設定することができる。
【0040】
図7および図8は本発明の第4の実施形態の断面構成図である。この実施形態では、第3の実施形態(図6)における1個の可動自在に設けたコア128に代えて2個のコアを設け、フイルターの通過特性の調整をより微細に行い易くしたものであり、その他の構成は図6と実質的に同様であるので説明を省略する。図7に示す実施形態では、円筒状の支持体120の内部中央部に可動自在の2個のコア128−1と128−2を設けている。これらのコアには鍵孔131−1と131−2が図6の構成と同様に設けられており、また、上記コア128−1、128−2は支持具129−1、129−2により支持体120内で図6と同様に可動自在に支持される。
【0041】
また、図8に示す実施形態では、一方のコア128−1は、図6に示す構成と同様に鍵孔131−1を有し、支持具129−1で上記支持体120の中央部に可動自在に取り付けられるが、鍵孔131−2を設けた他方のコア128−2は、支持具129−2により上記支持体120の内部中央部に固定して設けられる。なお、図7、8に示す実施形態では、コア128−1は透磁率μの高い材料を用い、コア128−2は透字率μの低い材料を用いるのが良い。
【0042】
従って、このIFトランスを用いたフイルターの通過特性を調整する場合、先ず、調整用の治具を用いて、両ボビン123と125間の距離を調整し、両コイル101と106間の結合度Mを所望する値にして帯域幅の調整を行う。その後、図7に示す実施形態では、両コイル101,106に対し透磁率μの高いコア128−1の位置調整を行い、両コイル101,106のインダクタンスの粗調整をする。その後、透磁率μの低いコア128−2を調整して上記両コイル101,106のインダクタンスの微調整を行う。
【0043】
図8に示す実施形態では、透磁率μの高いコア128−1は支持体120内に固定されているので、両コイル101,106の位置調整により両コイルのインダクタンスの粗調整を行い、次いで透磁率μの低いコア128−2を調整して両コイルのインダクタンスの微調整を行う。
【0044】
これにより、上記1次側のコイル101、2次側のコイル106およびコア128の位置は、それぞれ独立して決めることができるので、両コイルのインダクタンスおよび両コイル間の結合度Mを独立して調整することができ、フイルターの通過特性の帯域幅および中心周波数を所望の値に設定することができる。
【0045】
なお、上記の各実施態様では、コイルまたはコアの位置調整をコイルまたはコア自身に形成したネジ溝を利用して行うものやコアを支持する支持具に形成したネジ溝を利用して行うものを例示したが、これらのいずれの構造でも良く、またスライド等により行う別構造であっても良い。また、上記の実施形態を説明する各図面では、IFトランスをシールドするためのシールドケースは省略しているが、図4乃至図8に示す支持体120を導電性の材料で構成すればこれをシールドケースに兼用することもできる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、1次側と2次側のコイルを設けた各ボビンは、円筒状の支持体内にネジ溝で独立して自由に位置決めできるようにしているので、両コイル間の距離およびコアと両コイル間の距離をそれぞれ独立して自由に設定することができる。従って、このIFトランスをフイルターとして使用した場合の通過特性の中心周波数および帯域幅の補正を容易に行うことができる。
【0050】
また、上記の両コイルおよびコアを円筒状の支持体内にネジ溝で移動できるようにしているので、両コイル間の距離およびコアと両コイル間の距離を独立して容易に設定できるので、フイルターを構成した場合、調整の自由度がさらに増し、その帯域幅および中心周波数の補正が更に容易になる。
【0051】
また、上記両コイル間の空洞内に2個のコアを設け、少なくとも一方のコアは独立して位置決めできるようにしているので、両コイルのインダクタンスの微調整が行い易くなる。
【0052】
また、取り付け位置の調整ができるようにした上記両ボビンとコアの中心軸部に鍵孔を設け、この鍵孔に調整用の治具を係合させて回転し、それぞれの位置調整を行うようにしているので、1次側、2次側のコイルおよび可動自在にしたコアの位置調整を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施態様における一調整方法の説明図であろ。
【図3】本発明の第1の実施態様における他の調整方法の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施態様の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施態様における変形例の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施態様の構成図である。
【図7】本発明の第4の実施態様の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施態様における変形例の構成図である。
【図9】中間周波増幅回路の回路構成図である。
【図10】中間周波増幅回路の出力波形図である。
【図11】従来のIFトランスの内部構造を示す断面図である。
【図12】従来のIFトランスの内部構造を示す断面図である。
【図13】従来のIFトランスの内部構造を示す断面図である。
【図14】中間周波増幅回路の出力波形図である。
【図15】中間周波増幅回路の出力波形図である。
【符号の説明】
100,105,122,125 ボビン
101,106:コイル
103,104,107,112,121,123,126,130:ネジ溝
110,110-1,113,113-1,124,127,127-1,131:鍵孔
111,111-1,128,128-1,128-2:コア
115:開口部
120:支持体
129,129-1,129-2:支持具
Claims (4)
- 内壁にネジ溝を形成した円筒状の支持体と、コイルを巻装し且つ上記支持体のネジ溝に螺合するネジ溝で上記支持体内部において可動自在に設けられた第1および第2のボビンと、上記支持体内部に設けたコアとを備えたことを特徴とするIFトランス。
- 上記コアは上記支持体に対して軸方向に半固定で可動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のIFトランス。
- 上記コアは第1のコアと第2のコアより成り、該第1および第2のコアの少なくとも一方は上記支持体に設けたネジ溝に螺合するネジ溝で両コイル間の空洞内を軸方向に半固定で可動自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載のIFトランス。
- 可動自在に設けた上記ボビンの開口部に、該ボビンと一体の第1の鍵孔を形成した板体を設け、可動自在に形成した上記コアの上記第1の鍵孔に対抗する面に第2の鍵孔を形成し、上記両鍵孔を用いてボビンおよびコアを回転できるように構成して、上記第1と第2のコイル間の間隔および第1と第2のコイルに対するコアの位置を調整可能にしたことを特徴とする請求項2記載のIFトランス。
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