JP2507814Y2 - チョ―クコイル - Google Patents

チョ―クコイル

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JP2507814Y2
JP2507814Y2 JP1991101385U JP10138591U JP2507814Y2 JP 2507814 Y2 JP2507814 Y2 JP 2507814Y2 JP 1991101385 U JP1991101385 U JP 1991101385U JP 10138591 U JP10138591 U JP 10138591U JP 2507814 Y2 JP2507814 Y2 JP 2507814Y2
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JP
Japan
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coil
winding
hole
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outer peripheral
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JP1991101385U
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信 手嶋
哲郎 馬場
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、UI型あるいはEI型
の磁芯で構成されるか、又は前記磁芯と空芯とから構成
される電磁ノイズ防止用のチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器から発生する電磁ノイズは、1
0KHzないし1GHzというような広い範囲の周波数
帯域を持つが、これらの電磁ノイズ(以下ノイズと称
す)は他の電子機器の機能に影響を与えたり、あるいは
自身が他の機器のノイズの影響を受ける場合があり、機
器のデジタル化の進展に伴いノイズ防止は重要な課題と
なってきている。一般にこれらのノイズの防止には、簡
単でかつ有効な対策の一つの方法としてチョークコイル
が使われている。ノイズ防止に必要なインダクタンスを
得るためには、チョークコイルは広い周波数帯域にわた
り高いインダクタンスを必要とし、特に高周波領域でも
ノイズ防止に必要な値のインダクタンスが必要である。
言い換えれば、ノイズ防止用のチョークコイルに使用さ
れる磁芯としては、小型なチョークコイルとするために
低周波領域では非常に大きな比透磁率の値を有する磁芯
を、又高周波領域でも相応な大きさの比透磁率を有する
磁芯であることが必要である。しかし、一般に磁性材料
の比透磁率特性は、高い比透磁率特性の磁芯は低い周波
数帯域特性しかなく、低い比透磁率特性の磁芯では高い
周波数帯域特性を有し、一種類の磁芯では広い周波数帯
域にわたるノイズ防止用のチョークコイルに要求される
特性を満足する磁芯はない。従ってその対策として、例
えば高い比透磁率特性で低周波数帯域特性の磁芯に巻線
をしたチョークコイル、及び低い比透磁率特性で高周波
数帯域の磁芯に巻線をしたチョークコイルの複数のチョ
ークコイルを直列に接続して使用したり、又高い周波数
帯域の対策として、浮遊容量との共振をさけるために磁
芯を用いない空芯コイルを接続して、必要なノイズ防止
特性を得るような手段を取っている。この場合、各々の
チョークコイルは各々別々のコイルボビンに巻線され、
個別に基板に実装されるのが通例であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のノイズ防止用チ
ョークコイルの構成では、複数の磁芯を夫々組み込んだ
チョークコイル、又は磁芯を組み込んだチョークコイル
と空芯のチョークコイルの複合のコイルボビンを各々別
々に巻線を実施し接続を行うために、例えば巻線機械を
用いて巻線を行ったとしても機械へコイルボビン(以下
ボビンと称す)をセッティングするのに時間がかかるこ
と、複数のコイルボビンが必要なため部品費が高くな
り、又複数のチョークコイルを接続するための基板の加
工費用が必要となる等の問題があった。本考案は、これ
らの課題を取り除き、安価な部品費と加工資のチョーク
コイルを提供するものである
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、1.中央に貫
通孔を設けた筒状で、両端に鍔を形成したコイル巻回用
外周面を複数有し、巻回された巻線の端部を接続する接
続用端子をコイルボビン支持部に植設し、前記鍔に囲ま
れた四つの面よりなるコイル巻回用外周面の三面を切り
除き、残る一面で両端に前記鍔を形成した複数のコイル
巻回用外周面を一体とし、前記貫通孔に導通する導通部
を設けたコイル用ボビンの該導通部にI型磁芯、前記貫
通孔又は、一部の前記貫通孔にU型あるいはE型磁芯
で、それぞれ磁気特性の異なる磁芯を挿通した構造のチ
ョークコイルにおいて、前記貫通孔の開口端の鍔面、及
び鍔に仕切られた前記導通部に隣接する鍔面の双方又
は、一方に、貫通孔と導通部に挿通する磁芯の遊動を制
する案内片を、磁芯幅寸法の間隔に上下左右方向に設け
たコイル用ボビンを用いたチョークコイルである。2.
中央に貫通孔を設けた筒状で、両端に鍔を形成したコイ
ル巻回用外周面を複数有し、巻回された巻線の端部を接
続する接続用端子をコイルボビン支持部に植設し、前記
鍔に囲まれた四つの面よりなるコイル巻回用外周面の三
面を切り除き、残る一面で両端に前記鍔を形成した複数
のコイル巻回用外周面を一体とし、前記貫通孔に導通す
る導通部を設けたコイル用ボビンの該導通部にI型磁
芯、前記貫通孔又は、一部の前記貫通孔にU型あるいは
E型磁芯で、それぞれ磁気特性の異なる磁芯を挿通した
構造のチョークコイルにおいて、前記コイル巻回用外周
面を仕切る鍔部を取り付けた導通部のコイルボビン支持
部に、先に巻線された巻線の巻線終了の引出しに接続す
る端子と、巻線の巻線終了の引出しに隣接する巻線開始
側の引出し線に接続する端子とを一体にした端子を設け
たコイル用ボビンを用いたチョークコイルである。
【0005】
【作用】本考案のチョークコイルは、鍔で仕切られた複
数のコイル巻回用外周面を有し、両端の鍔面の中央を貫
通する貫通孔と、貫通孔に通じるコイル巻回用外周面の
一部を切り除いた導通部と、両端の鍔及び導通部に面す
る鍔面に、磁芯幅寸法に対応し、上下左右方向に案内片
を設け、かつ導通部のコイル用ボビン支持部に、一体と
なったふたつの端子を設けたコイル用ボビンと磁気特性
の異なるUI型あるいはEI型の磁芯からなるチョーク
コイルである。
【0006】したがって、一つのコイル用ボビンに比透
磁率の値と周波数特性の異なる磁芯、又は磁芯を組み込
まない空芯のコイルとするチョークコイルを一体のコイ
ル用ボビンで直列に構成でき、インダクタンスの値が一
つのチョークコイルで広い周波数帯域にわたり得られる
チョークコイルを得ることができる。
【0007】両端の鍔及び導通部に面する鍔面に、磁芯
幅寸法に対応し、上下左右方向の案内片によって、前記
コイル用ボビンに対してふたつの挿通方法が可能とな
り、基板実装面に対して、平行あるいは垂直に磁芯をコ
イル用ボビンに挿通することができるようになり、基板
実装の状態によって磁芯の挿通を変えることができる。
また、巻線が容易となり個別に基板実装することがない
ので、基板実装面積も小さくできるチョークコイルが得
られる。
【0008】
【実施例】図1は本考案によるチョークコイルを示す斜
視図である。図2は本考案によるチョークコイルのコイ
ル用ボビンの第1の実施例を示す斜視図である。図2に
示すように、本考案によるチョークコイルのコイル用ボ
ビンは、ボビン両端を通し中央を貫通した貫通孔1と貫
通孔の両端部の鍔を含み5枚の鍔2、及び端子5を植設
してあるコイルボビン支持部7、導通部4の部分のコイ
ルボビン支持部7aで形成された筒状のコイル用ボビン
であり、巻線は鍔で仕切られたコイル巻回用外周面3に
行われる。本考案では鍔で仕切られた四つの面よりなる
コイル巻回用外周面の三面が切り除かれ、貫通孔1に導
通した導通部4を形成している。
【0009】図1に示すように、本考案のチョークコイ
ルは、ボビンに比透磁率の周波数特性が異なる2個の磁
芯8,磁芯9を装着した状態の複合チョークコイルであ
り(巻線は省略)、即ち、前記コイル巻回用外周面の三
面を切り除いた導通部4は、磁芯装着のための案内部と
しての機能を果たしている。図1では、UI型磁芯のI
型磁芯を前記導通部に、U型磁芯を貫通孔の部分に装着
したものを例示したが、全く逆の装着でもその効果は同
じである。又1個の磁芯を導通部と片側貫通孔部にのみ
装着し、磁芯を装着しない他のコイル巻回用外周面3に
巻線を行うことにより有磁芯のコイルと空芯のコイルと
の複合チョークコイルが得られる。
【0010】図3は本考案のチョークコイルのコイル用
ボビンの第2の実施例を示す斜視図である。両端の鍔2
a及び導通部のコイルボビン支持部7aには磁芯の遊動
を防止する案内片6が設けてあり、又両端のコイルボビ
ン支持部7、導通部のコイルボビン支持部7aにより、
磁芯を図1に示す如く水平装着時、又垂直方向に装着し
た垂直装着時(図示せず)の双方の場合に磁芯を保持
b、かつコイル用ボビンに磁芯を組み込んだ後の磁芯の
遊動を制する案内溝となる案内片を形成したコイル用ボ
ビンである。
【0011】図4は本考案のチョークコイルのコイル用
ボビンの第3の実施例を示す。即ち、端子5,5a,1
0,10aの中で、端子10,10aはコイルボビン支
持部7aの内部で一体に接続形成されている。例えば、
コイル巻回用外周面3への巻線(図示せず)の巻き始め
は端子5に接続され、巻回後、巻線の端末は端子10a
に接続される。コイル巻回用外周面3aへの巻線(図示
せず)の巻き始めは端子10に接続され、巻回後、巻線
端末は端子5aに接続される。即ち、端子10と端子1
0aはコイルボビン支持部7aの内部で一体に接続され
ているため端子5から5aまで直列の巻線が形成される
ことになる。
【0012】なお、前記実施例の説明では、磁芯が2
個、又は磁芯が1個と空芯の組合せた例で示したが、必
要により更に多くの磁気特性の異なる磁芯を組み込むよ
う構成したコイル用ボビンとすることもできる。又本考
案の実施例は、UI型磁芯を用いた例で説明したが、E
I型磁芯にも本考案のチョークコイルのコイル用ボビン
を用いることができることは当然である。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によるチョークコイルは、磁芯の比透磁率の周波数特性
の異なる複数個の磁芯を用いたコイルまたは、磁芯を組
み込まない空芯のコイルを一つのコイル用ボビンに直列
に組み込んだチョークコイルを構成することが出来、従
来であれば少なくとも2個以上のチョークコイルを必要
としたチョークコイルが、1個のチョークコイルで構成
可能になるとともに、巻線機械へのコイル用ボビンのセ
ッティングも一度で済み、かつ連続の巻線が可能で、よ
り安価となる。また基板実装の状態により、磁芯をコイ
ル用ボビンに実装面に対して平行あるいは垂直に組み込
むことが出来、基板実装面積も小さなチョークコイルを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるチョークコイルを示す外観斜視
図。
【図2】本考案によるチョークコイルのコイル用ボビン
の第1の実施例を示す外観斜視図。
【図3】本考案によるチョークコイルのコイル用ボビン
の第2の実施例を示す外観斜視図。
【図4】本考案によるチョークコイルのコイル用ボビン
の第3の実施例を示す外観斜視図。
【符号の説明】
1 貫通孔 2,2a 鍔 3,3a コイル巻回用外周面 4 導通部 5,5a,10,10a 端子 6 案内片 7,7a コイルボビン支持部 8,9 磁芯

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔を設けた筒状で、両端に鍔
    を形成したコイル巻回用外周面を複数有し、巻回された
    巻線の端部を接続する接続用端子をコイルボビン支持部
    に植設し、前記鍔に囲まれた四つの面よりなるコイル巻
    回用外周面の三面を切り除き、残る一面で両端に前記鍔
    を形成した複数のコイル巻回用外周面を一体とし、前記
    貫通孔に導通する導通部を設けたコイル用ボビンの該導
    通部にI型磁芯、前記貫通孔又は、一部の前記貫通孔に
    U型あるいはE型磁芯で、それぞれ磁気特性の異なる磁
    芯を挿通した構造のチョークコイルにおいて、前記貫通
    孔の開口端の鍔面、及び鍔に仕切られた前記導通部に隣
    接する鍔面の双方又は一方に、貫通孔と導通部に挿通す
    る磁芯の遊動を制する案内片を、磁芯幅寸法の間隔に上
    下左右方向に設けたコイル用ボビンを用いたことを特徴
    とするチョークコイル。
  2. 【請求項2】 中央に貫通孔を設けた筒状で、両端に鍔
    を形成したコイル巻回用外周面を複数有し、巻回された
    巻線の端部を接続する接続用端子をコイルボビン支持部
    に植設し、前記鍔に囲まれた四つの面よりなるコイル巻
    回用外周面の三面を切り除き、残る一面で両端に前記鍔
    を形成した複数のコイル巻回用外周面を一体とし、前記
    貫通孔に導通する導通部を設けたコイル用ボビンの該導
    通部にI型磁芯、前記貫通孔又は、一部の前記貫通孔に
    U型あるいはE型磁芯で、それぞれ磁気特性の異なる磁
    芯を挿通した構造のチョークコイルにおいて、前記コイ
    ル巻回用外周面を仕切る鍔部を取り付けた導通部のコイ
    ルボビン支持部に、先に巻線された巻線の巻線終了の引
    出しに接続する端子と、巻線の巻線終了の引出しに隣接
    する巻線開始側の引出し線に接続する端子とを一体にし
    た端子を設けたコイル用ボビンを用いたことを特徴とす
    るチョークコイル。
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JPH0543523U JPH0543523U (ja) 1993-06-11
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JPH0263514U (ja) * 1988-06-14 1990-05-11

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