JPH04130412U - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH04130412U
JPH04130412U JP4472091U JP4472091U JPH04130412U JP H04130412 U JPH04130412 U JP H04130412U JP 4472091 U JP4472091 U JP 4472091U JP 4472091 U JP4472091 U JP 4472091U JP H04130412 U JPH04130412 U JP H04130412U
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JP
Japan
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core
coil
coil bobbin
winding frame
coil device
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Withdrawn
Application number
JP4472091U
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English (en)
Inventor
孝 長坂
忠勇 矢作
英雄 安保
Original Assignee
テイーデイーケイ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立が簡単で、磁気回路定数や特性の変動を抑
えると共に、磁気効率の低下を回避し得るコイル装置を
提供する。 【構成】コイルボビン1と、コイルボビン1の巻枠部1
1に巻装されたコイル2と、コイルボビン1に組付けら
れる外部コア3とを有する。コイルボビン1は巻枠部1
1の少なくとも軸方向の一端側に外部コア挿入溝7を有
する。外部コア3は内側に環状枠部31によって囲まれ
た空間32を有する環状体であって、枠部31を外部コ
ア挿入溝7内に挿入すると共に、空間32に巻枠部11
を配置して、コイルボビン1に組付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランス、チョークコイル等のコイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トランス、チョークコイル等のコイル装置を構成する場合、従来は、よく知ら れているように、分割された2つのコアを、コイルボビンの軸方向の両側から突 き合せて組立てる構造になっていた。組合わされるコア代表例としてはEE型、 EI型、UU型またはUI型等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来のこの種のコイル装置は、分割された2つのコアを、コ イルボビンの軸方向の両側から突き合せて組立てる構造になっていたため、組立 工数が増え、組立が面倒になること、2つのコアの組合わせ接合面の接合条件が 変動して磁気回路定数が変化し、特性が変動し易いこと、2つのコアの接合面に 生じるギャップによる磁気効率の低下を回避できないこと等の問題点があった。
【0004】 そこで、本考案の課題は、上述する従来の問題点を解決し、組立が簡単で、磁 気回路定数や特性の変動を抑えると共に、磁気効率の低下を回避し得るコイル装 置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題解決のため、本考案に係るコイル装置は、コイルボビンと、前記 コイルボビンの巻枠部に巻装されたコイルと、前記コイルボビンに組付けられる 外部コアとを有するコイル装置であって、 前記コイルボビンは、前記巻枠部の少なくとも軸方向の一端側に外部コア挿入 溝を有しており、 前記外部コアは、内側に環状枠部によって囲まれた空間を有する環状体であっ て、前記枠部を前記外部コア挿入溝内に挿入すると共に、前記空間に前記巻枠部 を配置して、前記コイルボビンに組付けられていること を特徴とする。
【0006】
【作用】
コイルボビンは、巻枠部の少なくとも軸方向の一端側に外部コア挿入溝を有し ており、外部コアは、内側に環状枠部によって囲まれた空間を有する環状体であ って、枠部を外部コア挿入溝内に挿入すると共に、空間に巻枠部を配置して、コ イルボビンに組付けられている。従来と異なって、2つの分割されたコアではな く、無端状もしくは環状の外部コアを使用できる。このため、組立が容易になる 。外部コアとして、接続部のない環状体によって構成した場合は、いわゆる一体 型のトロイダルコアになるから、分割コアの場合よりもコストが安価になる。
【0007】 コアとしては、特性向上を目的として、複数のコア部材を組み合わせた環状体 を使用することもできる。この場合にも、コイルボビンに組み合わせる前に、複 数のコア部材を接合して環状体コアを完成させ、これをコイルボビンに組み合わ せることができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案に係るコイル装置の分解斜視図、図2は同じく組立斜視図、図3 は同じく組立状態での断面図、図4は図3のAーA線上断面図である。1はコイ ルボビン、2はコイルボビン1の巻枠部11に巻装されたコイル、3はコイルボ ビンに組付けられた外部コア、4は内部コア、5、6は端子、21、22はコイ ル2の端末である。
【0009】 コイルボビン1は、巻枠部11の少なくとも軸方向の一端側に、外部コア挿入 溝7を有している。図示の外部コア挿入溝7は、巻枠部11の軸方向の一端側に 設けられた鍔部12と、巻枠部11を支持するベース部13との間で形成されて いる。鍔部12は、一端側がベース部13に連続し、ベース部13の面131に 対して間隔dを隔てて対向するように配置されており、間隔dによって外部コア 挿入溝7が形成される。
【0010】 外部コア3は、内側に環状枠部31によって囲まれた空間32を有する環状体 であり、環状枠部31を鍔部12及びベース部13の間に形成された間隔dの外 部コア挿入溝7の内部に挿入すると共に、空間32に巻枠部11を配置して、コ イルボビン1に組付けられている。
【0011】 上述のように、コイルボビン1は、巻枠部11の少なくとも軸方向の一端側に 外部コア挿入溝7を有しており、外部コア3は、内側に環状枠部31によって囲 まれた空間32を有する環状体であって、枠部31を外部コア挿入溝7の内部に 挿入すると共に、空間32に巻枠部11を配置して、コイルボビン1に組付けら れているから、従来と異なって、コアを2つの分割する必要がなく、無端状もし くは環状の外部コア3を使用できる。このため、組立が容易になる。
【0012】 外部コア3として接続部のない環状体によって構成した場合は、一体型のいわ ゆるトロイダルコアになるから、分割コアの場合よりもコストが安価になる。
【0013】 外部コア3としては、2つのコア部材を組合せて環状体としたものも使用する ことができる。この場合にも、コイルボビンと組合わせる前に、2つのコア部材 を接合して環状の外部コア3を完成させ、これをコイルボビン1に組合わせるこ とができる。
【0014】 コイルボビン1の巻枠部11は、軸O上に内径孔14を有している。内部コア 4は内径孔14の内部に挿入され、内径孔14内における位置調整による可変イ ンダクタンス調整機構を構成している。かかる可変インダクタ調整機構を有する ことにより、インダクタンス値の規格外不良を低減させ歩留を向上させ得ること 、インダクタンス狭公差品を選別に頼ることなく製造できること、可変コイルと して使用できること等の利点が得られる。可変インダクタンス調整機構としては 、内径孔14の内周面に数個の突条141を設けておき、内部コア4の外周部に 設けられたネジにより、突条141にタップを切りながら進退調整するような構 造が適している。この他、スライド式や別途に設けたネジ受及びネジによるネジ 式等の可変機構を採用することもできる。
【0015】 外部コア3は、内部コア4及び内径孔14と対向する部分の少なくとも一端に 、内部コア4の位置調整用治具(図示しない)を挿入するための逃げ部33を有 する。従って、内部コア4は逃げ部33を通して挿入された位置調整用治具によ って、内径孔14内における位置を調整できる。
【0016】 外部コア3は、逃げ部33とは反対側の位置に溝34を有する。一方、コイル ボビン1はベース部13と鍔部12とを連結する連結部132の内側に突起13 3を有する。図3及び図4の組立状態で、突起133が溝34内に入り、外部コ ア3がコイルボビン1の所定位置に確実に位置決めされると共に、横ズレが防止 される。溝34及び突起133の形状は円形状、角形状またはその組合せなど、 任意に選定できる。
【0017】 また、外部コア3は、内部コア4と対向する位置に内部コア4の直径よりも少 し幅の広い凹部35を有する。かかる凹部35があると、凹部35の段差分だけ 内部コア4の可動範囲が大きくなるので、インダクタンス値を緩やかに調整でき るようになる。このため、インダクタンス値の微調整が容易になる。
【0018】 コイルボビン1のベース部13の両側には凹溝134、135が設けられてい る。これらの凹溝134、135は、巻線ー絡げと、絡げ後の端末カットを別ス テーションで行なう場合、隣り合うボビン同志が巻線ワイヤで連結されるので、 そのための逃げ部である。巻線ー絡げー端末カットを同時に行なう場合は必要な い。
【0019】 図5は本考案に係るコイル装置の別の実施例を示している。この実施例では、 ベース部13の上に複数の巻枠部11を、間隔を隔てて同体に設けた例を示して いる。これにより、コイルボビン1を共通にする複数のコイル装置を実現するこ とができる。
【0020】 外部コア3には種々の態様が存在する。その例を図6〜図10に示す。図6は 逃げ部33を枠部31の中央部に貫通孔として設けた例を示し、図7は外部コア 3を2つのコア部材3A、3Bを突合せて構成した例を示している。図7の実施 例の場合においても、コイルボビンと組合わせる前に、2つのコア部材3A、3 Bを接合して環状の外部コア3を完成させ、これをコイルボビン1に組合わせる ことができるから、組立が容易である。
【0021】 図8は2つのコア部材3A、3Bを横並びに併設した例、図9は逃げ部33を 一方側にのみ設けた例を示している。図10はコイルボビンに対する挿入面側と は反対側の背面側に面板36を設けた例を示している。図10の実施例の場合は 漏洩磁束を減少させ、インダクタンスを増大できる。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、次のような効果が得られる。 (a)コイルボビンは巻枠部の少なくとも軸方向の一端側に外部コア挿入溝を有 しており、外部コアは内側に環状枠部によって囲まれた空間を有する環状体であ って、枠部を外部コア挿入溝内に挿入すると共に、空間に巻枠部を配置して、コ イルボビンに組付けられているから、無端状もしくは環状のコアを使用でき、組 立の容易なコイル装置を提供できる。 (b)コイル装置は、内側に環状枠部によって囲まれた空間を有する環状体であ る外部コアと、移動調整機構を備えた内部コアとを有するから、製造時に発生し 得る磁気回路定数や特性の変動を吸収し、磁気効率の高いコイル装置を提供でき る。 (c)コイル装置は内部コアに移動調整機構を備えており、インダクタンスの可 変調整が可能であるため、製造時におけるインダクタンス規格不良の低減が可能 であり、またインダクタンス可変型コイルとしても使用可能なコイル装置を提供 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコイル装置の分解斜視図である。
【図2】本考案に係るコイル装置の組立斜視図である。
【図3】本考案に係るコイル装置の組立状態での断面図
である。
【図4】図4のAーA線上における部分断面図である。
【図5】本考案に係るコイル装置の別の実施例を示す斜
視図である。
【図6】本考案に係るコイル装置に用いられるコアの斜
視図である。
【図7】本考案に係るコイル装置に用いられるコアの斜
視図である。
【図8】本考案に係るコイル装置に用いられるコアの斜
視図である。
【図9】本考案に係るコイル装置に用いられるコアの斜
視図である。
【図10】本考案に係るコイル装置に用いられるコアの
斜視図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 11 巻枠部 12 鍔部 13 ベース部 2 コイル 3 外部コア 31 環状枠部 32 空間 4 内部コア 7 外部コア挿入溝

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンと、前記コイルボビンの巻
    枠部に巻装されたコイルと、前記コイルボビンに組付け
    られる外部コアとを有するコイル装置であって、前記コ
    イルボビンは、前記巻枠部の少なくとも軸方向の一端側
    に外部コア挿入溝を有しており、前記外部コアは、内側
    に環状枠部によって囲まれた空間を有する環状体であっ
    て、前記枠部を前記外部コア挿入溝内に挿入すると共
    に、前記空間に前記巻枠部を配置して、前記コイルボビ
    ンに組付けられていることを特徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】 前記外部コア挿入溝は、前記巻枠部の軸
    方向の一端側に設けられた鍔部と、前記巻枠部を支持す
    るベース部との間で形成されており、前記鍔部は、一端
    側が前記ベース部に連続し前記ベース部の面に対して間
    隔を隔てて対向するように配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載のコイル装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルボビンの巻枠部は、巻軸上に
    内径孔を有しており、前記内径孔内に内部コアが挿入さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のコイル装
    置。
  4. 【請求項4】 前記内部コアは、前記内径孔内における
    位置調整による可変インダクタンス調整機構を構成して
    いることを特徴とする請求項3に記載のコイル装置。
  5. 【請求項5】 前記外部コアは、前記内部コア及び前記
    内径孔と対向する部分に、前記内部コアの位置調整用治
    具を挿入する逃げ部を少なくとも一端に有することを特
    徴とする請求項3または4に記載のコイル装置。
JP4472091U 1991-05-18 1991-05-18 コイル装置 Withdrawn JPH04130412U (ja)

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